JP2010069048A - 液体微細化装置とそれを用いたサウナ装置 - Google Patents

液体微細化装置とそれを用いたサウナ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、液体微細化装置とそれを用いたサウナ装置に関するもので、非微細化液体の排出のための配管施工を解消し、施工工事を簡単にすることを目的とするものである。
【解決手段】吸込口4と排気口5を有する本体ケース6と、この本体ケース6の吸込口4と排気口5との間に設けた加熱手段7と、この加熱手段7と排気口5との間に設けた複数の送風手段8a,8bと、送風手段8bの吸込上流側に設けた液体微細化手段9とを備えている。液体微細化手段9は、回転手段14と、この回転手段14に液体を供給する液体供給手段15とにより構成する。回転手段14において、送風手段8bの回転軸11の軸方向に所定間隔で配置した複数の回転板17a,17bを高速回転させることにより、供給された液体を遠心力で飛散させて微細化し、微細化された液体は送風手段8bの吸込上昇気流によって排気口5へ運ばれる。
【選択図】図2

Description

本発明は、液体微細化装置とそれを用いたサウナ装置に関するものである。
例えば、サウナ装置に用いられる液体微細化装置の構成は、次のような構成となっていた。
すなわち、吸込口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内の通気路に設けた加熱手段および送風手段と、この送風手段と排気口間に設けた微細化手段とを備え、前記微細化手段は、液体供給手段から液体を噴射させる構成となっていた(例えば特許文献1参照)。
特開平6−63103号公報
上記従来例で課題となるのは、ノズルから噴出された液体のうち、微細化できなかった液体を排出するために、サウナ室に配管を施工しなければならず、施工作業が煩雑になるということである。
すなわち、ノズルから液体を噴出して液体を微細化するタイプのものでは、液体を完全に微細化することができず、サウナ装置に残った大量の非微細化液体を処理するためにサウナ室に配管を延長して、この非微細化液体をサウナ室に排出するようになっている。このような配管をサウナ室に美観的に施工するのは非常に煩雑な作業となっている。
そこで本発明は、施工作業を簡単に行えるようにすることを目的とするものである。
そして、この目的を達成するために本発明は、吸込口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内において前記吸込口と前記排気口間の風路に設けた加熱手段と、この加熱手段と前記排気口との間に設けた第1の送風手段と、この第1の送風手段の吸い込み上流側に配置した液体微細化手段とを備え、前記液体微細化手段は、前記第1の送風手段のモータに連結された回転手段と、この回転手段に液体を供給する液体供給手段とにより構成し、これにより、上記目的を達成している。
以上のように、本発明は、液体微細化手段を、送風手段の吸い込み上流側に配置して、この送風手段のモータと連結された回転手段に液体を供給する液体供給手段とにより構成することにより、液体微細化手段において、高速で回転する回転手段に微細化に必要な最低限の液体を供給して液体を微細化するとともに、送風手段による吸込気流が微細化された液体を含む空気を上昇させて排気口へと導くので、結果として、液体の微細化時に大量の排液が発生しないものとなる。
つまり、液体微細化手段による微細化終了時においては、供給した液体をほぼすべて微細化することができる上、送風手段によって加熱された空気を吸込んで上昇気流をつくることによって、わずかな非微細化液体が風路内に付着したとしても、液体が下方へ流れるのを防止し、風路内でとどめて乾燥させることができるので、非微細化液体を特別に排出する必要がなく、非微細化液体の排出のための配管施工を解消することができ、その結果として、施工作業が簡単になるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態における液体微細化装置を用いたサウナ装置の斜視図であり、この図1に示すように、サウナ室1の天井面2には、液体微細化装置3が取り付けられている。
液体微細化装置3は、図2に示すように、吸込口4と排気口5を有する本体ケース6と、この本体ケース6内において吸込口4のと排気口5との間の風路に設けた加熱手段7と、加熱手段7と排気口5との間に設けた複数の送風手段8a,8bと、一方の送風手段8bの吸込上流側に設けた液体微細化手段9とを備えている。
本実施の形態では、送風手段8a,8bはファン(例えば、シロッコファンやターボファン)であり、ケーシング10a,10bをそれぞれ備えている。送風手段8bには回転軸11を設けて、この回転軸11の片端をケーシング10bの上部に設けた駆動用のモータ12と連結する構成としている。回転軸11は、送風手段8bから本体ケース6の下面に向かって垂直方向に延び、下端には保持部(図示せず)を備えている。
液体微細化手段9は、筒状の経路13と、この筒状の経路13の内部に設けた回転手段14と、この回転手段14に液体を供給する液体供給手段15とにより構成する。
筒状の経路13は、開口する上端が送風手段8bのケーシング10bと連結され、下端には加熱手段7側に、図3のごとく、吸込開口16を有している。
再び図2に戻って説明を続けると、回転手段14は、送風手段8bから下方に延びた回転軸11に、この回転軸11を中心として回動する複数の回転板17a,17bを所定間隔で固定して設けている。本実施の形態では、回転軸11の上方に設けた回転板17aと、下方に設けた回転板17bとの2つを設ける構成としている。
また、排気口5には可動式のルーバ18が取り付けられている。
図3は本体ケース6の内部を上方から見た斜視図であり、これに示すように、加熱手段7は本体ケース6の下面に配置され、ケーシング10aはケースの一角に加熱手段7の上で開口するように配置し、ケーシング10bおよび液体微細化手段9はケーシング10aの対角に配置する。ケーシング10aを介する風路Aと、吸込開口16と液体微細化手段9とケーシング10bとを介する風路Bとは、合流部19において合流する構成としている。合流部19は、図4に示すように、排気口5に連通している。
次に、図5から図7を用いて液体微細化手段9の詳細を説明する。
図5に示すように、回転板17a,17bは、空気や液体を通過する孔Cを有している。回転板17aおよび回転板17bはそれぞれ、液体をその上面に供給するための中心部20と、この中心部20の外周側において同心円状に設けた複数の環状リブ21と、中心部20から放射線状に延びて複数の環状リブ21と連結する連結リブ22とを一体に構成した形状としており、これら中心部20、環状リブ21、連結リブ22との間がすべて孔Cとなっている。本実施の形態では、図7に示すように、上方の回転板17aは中心部20a、環状リブ21a、連結リブ22aを、下方の回転板17bは、中心部20b、環状リブ21b、連結リブ22bをそれぞれ有している。
図6に示すように、筒状の経路13の内壁には、内壁に付着した液体を下方の回転板17bへと案内する液体案内手段23として、貯水手段24および水路25を設ける構成としている。本実施の形態では、図7に示すように、上方の回転板17aと下方の回転板17bとの間に、筒状の経路13の内壁に沿って貯水手段24を設け、この貯水手段24から下方の回転板17bの中心部20bへと液体を案内する水路25を設ける構成としている。水路25は、図6に示すように、貯水手段24の三方から筒状の経路13の中心に向かって伸びる形状とし、図7に示すように下方の回転板17bの中心部20b上に開口している。
液体供給手段15は、図7に示すように、上方の回転板17aの中心部20a上に液体を供給する構成としている。
以上の構成において、次に動作を説明する。
サウナ室1内において、サウナを使用する場合、まず、図示していないガス湯沸かし器や電気温水器等の熱源から、図1に示すパイプ26を介し、図2に示す加熱手段7に温水が供給される。また、この温水の一部は、液体供給手段15へと供給される。液体供給手段15に供給される温水は、極めて少量であって、この時点では、液体供給手段15から排出されていない。
この状態で、加熱手段7が運転され、送風手段8aが駆動されると、送風手段8aが吸込口4を介してサウナ室1内の空気を吸い込み、吸い込まれた空気は加熱手段7によっておよそ摂氏80度になるまで加熱される。加熱された空気は、送風手段8aによって、ケーシング10aを介して、合流部19へと送られる。この空気の流れは図3に示す風路Aを経由する。
一方、モータ12を駆動して、送風手段8bを運転すると、送風手段8aにより吸込まれ、加熱手段7によって加熱された空気の一部は、吸込開口16を介して筒状の経路13の内部へと吸込まれる。筒状の経路13の内部では、送風手段8bによって、上昇気流が発生している。この空気の流れは、図3に示す風路Bを経由するものである。
このとき同時に送風手段8bの回転軸11が高速で回転するため、それにともない回転板17aおよび回転板17bが高速回転される。ここで、液体供給手段15は、高速回転する上方の回転板17aの中心部20aの上面に温水を供給する。上方の回転板17aの中心部20aに供給された温水は、高速回転による遠心力によって中心部20aの外周方向に向かって薄膜状に広がり、この薄膜状になった温水は、中心部20aの外周縁から接線方向へと高速で吹き飛ばされる。中心部20aから高速で吹き飛ばされた水滴は、さらに、高速回転する回転板17aに設けた環状リブ21aや、連結リブ22aに衝突して破砕される。環状リブ21aや、連結リブ22aは、回転板17aとともに高速で回転しているため、これらに衝突した水滴にはさらに遠心力が加わり、この遠心力によって外周方向への水滴の飛散速度はさらに増すこととなる。このように、遠心力で飛散した水滴は高速で回転する環状リブ21aや連結リブ22aに次々に衝突し、液体の微細化が加速する。また、上方の回転板17aから飛散し微細化された温水の一部は、筒状の経路13の内壁に衝突して破砕され、温水の微細化がますます加速される。また、筒状の経路13の内壁に衝突して破砕された水滴は、この衝突により再び筒状の経路13内で飛び散り、高速回転する回転板17aの環状リブ21aや連結リブ22aに再び衝突して破砕され、液体の微細化がさらに促進される。
このように、液体供給手段15から上方の回転板17aの上面に供給された温水は、回転手段14の高速回転によりこの時点で大部分が微細化されるとともに、風路Bを経由する空気、すなわち、送風手段8aによって、吸込開口16を介して筒状の経路13へと吸込まれた暖かい乾燥空気と混ざって蒸気の状態となり、ケーシング10bを介して、合流部19へと送られる。
また、上方の回転板17aから遠心力により飛散した水滴のうち、微細化されずに筒状の経路13の内壁に付着したわずかな水滴や、微細化された後に内壁で結露したわずかな水滴の大部分は、筒状の経路13の内部で発生する暖かい上昇気流により、内壁から流れ落ちずに保持されてそのまま乾燥される。
内壁で暖かい上昇気流によって乾燥されない残りの水滴は、筒状の経路13の内壁をつたって、貯水手段24に流れ落ちて貯水される。貯水手段24に貯まったわずかな温水は、水路25を介して、貯水手段24の三方向から、下方の回転板17bの中心部20bへと運ばれる。
このように下方の回転板17bに運ばれたわずかな温水も、上方の回転板17aと同様に下方の回転板17bが高速回転することにより、微細化が行われる。すなわち、筒状の経路13の内壁から、貯水手段24および水路25を介して、下方の回転板17bの中心部20bに供給されたわずかな水滴は、高速回転による遠心力で中心部20bの外周方向に向かって薄膜状に広がって、外周縁から接線方向へと高速で吹き飛ばされる。吹き飛ばされた水滴は、筒状の経路13の内壁や、環状リブ21bおよび連結リブ22bに衝突して破砕され、さらに、送風手段8bによって吸い込まれた暖かい上昇気流に乗って、上方へ移動し、上方の回転板17aの環状リブ21aや連結リブ22aに衝突することにより、ますます温水の微細化が促進される。
このように、上方の回転板17aに供給された温水は、上方の回転板17aが高速回転することによって大部分が微細化されるのに加え、わずかに残った微細化されなかった一部の水滴も、筒状の経路13に設けた液体案内手段23を介して、高速回転する下方の回転板17bへと運ばれてほぼ完全に微細化される。微細化された水滴は、風路Bを経由する空気、すなわち送風手段8bによって吸込開口16を介して、筒状の経路13に吸込まれて上昇する暖かい空気と混ざり、ケーシング10bを介して、合流部19へと送られる。
合流部19では、送風手段8aから風路Aを経由して運ばれた加熱された乾燥空気と、送風手段8bから風路Bを経由して運ばれた微細化液体を含む湿った空気とが合流し、排気口5からサウナ室1の内部へ蒸気として供給される。
また、このサウナ運転を中断あるいは停止した場合には、送風手段8bと回転手段14の回転および液体供給手段15からの給水が停止する。そのときには、液体供給手段15からそれまでに供給された温水は、上方の回転板17aおよび下方の回転板17bの高速回転によりほぼすべて微細化されてしまう。また、仮に微細化されない液体が筒状の経路13の内側に付着したり、貯水手段24に温水が残ったりしても、これらは加熱手段7によって加熱された空気の残熱によって乾燥されるため、液体微細化装置3から外部へ排出する必要がない。
以上のような構成と動作によれば、上述のとおり、送風手段8bの吸込上流側に設けた高速回転する回転手段14と、この回転手段14に液体を供給する液体供給手段15とを備え、高速回転による微細化に必要な最低限の温水を供給する構成としているので、本実施の形態の液体微細化装置3による微細化終了時においては、装置に供給した温水のすべてを微細化することができ、吸込上昇気流によってケーシング10bと合流部19を介して排気口5へと運びサウナ室1へと供給することが可能となるという効果を奏する。したがって、微細化できなかった温水を排水として処理するための配管施工の工事が不要となり、結果として、サウナ装置の施工作業が簡単になるという効果を奏する。
また、液体微細化手段9によって微細化された微細化液体を含む湿った空気は、温水が気化することにより、加熱手段7により加熱された時点よりも温度が低下してしまうが、合流部19において、送風手段8aによって風路Aを経由して運ばれる加熱された乾燥空気と合流させることによって、サウナ室1へ供給する蒸気の温度を効率良く上昇させることが可能となり、本装置をサウナ装置として使用する場合に運転性能が向上するという効果を奏する。
さらに、上述のとおり、複数の回転板17aおよび回転板17bはそれぞれ、空気や液体を通過する孔Cを有する構成としたことにより、送風手段8bによる吸込のエネルギー損失を抑えることが可能となるという効果を奏する。
また、上述のとおり、複数の回転板17aおよび回転板17bのそれぞれを、中心部20a,20b、複数の環状リブ21a,21bと、連結リブ22a,22bとを有する構成としてこれらを高速回転させることにより、遠心力により飛散した液体がこれらに次々に衝突して温水の微細化を加速することが可能となるとともに、空気や液体を通過する孔Cを大きくすることにより、送風手段8bが吸引する空気の流れを妨げず、エネルギー損失を抑えることが可能となる。さらに、複数の回転板17a,17b自体を軽量化することにより、高速回転の効率を向上するとともに、高速回転による騒音を抑えることも可能となる。
さらに、上述のとおり、筒状の経路13の内壁に付着した微細化されなかった液体を、下方の回転板17bの中心部20aへと案内する液体案内手段23を設ける構成としたことにより、わずかなに残った非微細化液体を回転手段14に戻し、下方の回転板17bによってほぼ完全に微細化することが可能となるため、供給したすべての温水を効率よく微細化することが可能となるという効果を奏する。
また、上述のとおり、液体案内手段23は、貯水手段24と水路25を備えた構成としたことにより、上方の回転板17aから吹き飛ばされ、筒状の経路13の内側に付着した非微細化液体を貯水手段24に貯めて、そこに貯めた温水を、三方から水路25を介して、高速回転する下方の回転板17bに戻すことによって、液体供給手段15から供給した温水を確実に集めて、ほぼ完全に微細化することが可能となるという効果を奏する。
また、排気口5に可動式のルーバ18を設けた構成としていることにより、このサウナ運転を中断あるいは停止した場合に、可動式のルーバ18を可動して排気口5を閉じれば、仮に微細化されない液体が合流部19に残った場合であっても、サウナ室1に非微細化液体が排出されることはなく、液体微細化装置3の内部において、加熱手段7によって加熱された空気の残熱によって乾燥されるという効果を奏する。
なお、吸込開口16を開閉自在な構成とした場合、送風手段8bの運転を停止して吸込開口16を閉じることにより、送風手段8aによって、加熱手段7で加熱された空気を風路Aを経由して排気口5へ送ることが可能となる。風路Aにおいては、風路Bのような空気の流れを妨げる回転手段14等の障害物がないため、加熱された空気を送風するエネルギーの損失を抑えることが可能となり、加熱した空気を効率良くサウナ室1の内部へと送ることが可能となる。このため、本発明の装置はサウナ装置としてだけでなく、サウナ室1に高温の乾燥空気を送ることで、サウナ室1の乾燥や暖房としても使用することが可能となるという効果を奏する。
さらに、他の形態としては、図8に示すように、筒状の経路13の加熱手段7側の側面において、下方の回転板17bと液体案内手段23との間の高さ位置に複数の通気孔27を設ける構成としてもよい。このような構成では、加熱手段7によって加熱された乾燥した空気は、吸込開口16に加え、この通気孔27からも筒状の経路13の内部へと吸込まれることとなる。送風手段8bによって吸込開口16を介して吸引された高温の空気は、液体微細化手段9に供給された液体が気化することにより温度が下がってしまうが、このようにすると、液体案内手段23と下方の回転板17bの間にの通気孔27から高温の乾燥空気が吸込まれることにより、筒状の経路13の内部の温度の低下を防ぐことが可能となり、特に、下方の回転板17bの高速回転によって飛散した微細化された液体の温度が低下して結露するのを防止することが可能となる。その結果、液体微細化手段9に供給された温水は、筒状の経路13内で上方の回転板17aと下方の回転板17bの高速回転によって、効率的に微細化され、非微細化液体が液体微細化手段9の内部に残るのを防止するとともに、微細化した液体を含む空気の温度を高めることにより、サウナ装置としての運転性能を向上するという効果を奏する。
以上のように、本発明の液体微細化装置は、液体を効率よく、ほぼ完全に微細化することが可能となるため、微細化されなかった液体を特別に排出しなくても自然に乾燥させることもできるので、排液手段を別途設ける必要のないものとなる。
したがって、例えば、サウナ装置、加湿装置、冷却装置、噴霧装置、洗浄装置、植物育成設備等への活用が期待される。また、温水だけでなく、油や洗剤等のその他の液体の微細化設備にも利用することが可能である。
本発明の実施の形態における液体微細化装置を用いたサウナ装置の斜視図 同液体微細化装置の断面構成図 同液体微細化装置の要部の斜視図 同液体微細化装置の要部の斜視図 同液体微細化装置の回転板の拡大斜視図 同液体微細化装置の液体案内手段の拡大斜視図 同液体微細化装置の液体微細化手段の断面構成図 本発明の他の形態における液体微細化装置の断面構成図
符号の説明
4 吸込口
5 排気口
6 本体ケース
7 加熱手段
8 送風手段
9 液体微細化手段
11 回転軸
12 モータ
13 筒状の経路
14 回転手段
15 液体供給手段
16 吸込開口
17a 回転板
17b 回転板
18 ルーバ
19 合流部
20 中心部
21 環状リブ
22 連結リブ
23 液体案内手段
24 貯水手段
25 水路
27 通気孔

Claims (12)

  1. 吸込口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内において前記吸込口と前記排気口間の風路に設けた加熱手段と、この加熱手段と前記排気口との間に設けた第1の送風手段と、この第1の送風手段の吸い込み上流側に配置した液体微細化手段とを備え、前記液体微細化手段は、前記第1の送風手段のモータに連結された回転手段と、この回転手段に液体を供給する液体供給手段とを備えた構成とする液体微細化装置。
  2. 加熱手段と排気口との間に第1の送風手段および第2の送風手段を設け、これら第1の送風手段および第2の送風手段はそれぞれケーシングを有し、これらのケーシングと排気口とを結ぶ風路が合流する合流部を備えた請求項1に記載の液体微細化装置。
  3. 第1の送風手段のモータに連結された回転手段は、前記モータに連結された回転軸と、この回転軸の軸方向に所定間隔で固定した複数の回転板とを備える請求項2に記載の液体微細化装置。
  4. 複数の回転板には、それぞれ空気や液体が通過する孔を有する構成とした請求項3に記載の液体微細化装置。
  5. 液体供給手段から液体が供給される回転板は、液体がその上面に供給されるための中心部と、この中心部の外周側に同心円状に設けた環状リブと、前記中心部から放射線状に延びて前記環状リブと連結する連結リブとを一体に構成した請求項4に記載の液体微細化装置。
  6. 液体供給手段から液体が供給される回転板の外周に筒状の経路を設け、この筒状の経路の開口の一端は送風手段のケーシングと連通し、他端は吸込開口を有する構成とした請求項5に記載の液体微細化装置。
  7. 筒状の経路において、この経路内の液体を、下方の回転板の中心部へと案内する液体案内手段を設けた請求項6に記載の液体微細化装置。
  8. 液体案内手段は、筒状の経路の内壁に設けた貯水手段と、この貯水手段から下方の回転板の中心部へ液体を案内する水路とを備えた請求項7に記載の液体微細化装置。
  9. 筒状の経路の吸込開口は、開閉自在な構成とした請求項6から8のいずれか一つに記載の液体微細化装置。
  10. 筒状の経路の側面において、液体案内手段と下方の回転板との間に複数の通気孔を有する構成とした請求項6から9のいずれか一つに記載の液体微細化装置。
  11. 排気口に可動式のルーバを設けた請求項1から10のいずれか一つに記載の液体微細化装置。
  12. 請求項1から11のいずれか一つに記載の液体微細化装置をサウナ室に設置したサウナ装置。
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