JP2010068370A - 画像表示装置用の遠隔操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像表示装置の遠隔操作装置を利用する場合におけるユーザの利便性の向上
【解決手段】プロジェクタ100は、操作パネル220と、利用者による選択に応じて操作パネル220の表示内容を切り換える切替部230とを備える。切替ボタン231にはプロジェクタ100の操作に不慣れな利用者向けの機能が関連付けられている。切替ボタン232には、プロジェクタ100の中程度の熟練度の利用者向けの機能が関連付けられており、切替ボタン233にはプロジェクタ100の保守を含む全ての機能を扱える高い熟練度の利用者向けの機能が関連付けられている。各切替ボタンボタン231、232、233が押下されると、押下された切替ボタンに関連付けられている機能が割り付けられた操作ボタンが操作パネル220に表示される。こうすれば、利用者はプロジェクタ100の熟練度合いに応じて任意に機能の選択・利用を行える。
【選択図】図2
【解決手段】プロジェクタ100は、操作パネル220と、利用者による選択に応じて操作パネル220の表示内容を切り換える切替部230とを備える。切替ボタン231にはプロジェクタ100の操作に不慣れな利用者向けの機能が関連付けられている。切替ボタン232には、プロジェクタ100の中程度の熟練度の利用者向けの機能が関連付けられており、切替ボタン233にはプロジェクタ100の保守を含む全ての機能を扱える高い熟練度の利用者向けの機能が関連付けられている。各切替ボタンボタン231、232、233が押下されると、押下された切替ボタンに関連付けられている機能が割り付けられた操作ボタンが操作パネル220に表示される。こうすれば、利用者はプロジェクタ100の熟練度合いに応じて任意に機能の選択・利用を行える。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像表示装置を遠隔から操作するための遠隔操作装置に関し、特に、複数のユーザで共有して利用する遠隔操作装置に関する。
画像表示装置として、入力画像信号によって表される画像をスクリーン上に拡大投写するプロジェクタが利用されている。プロジェクタを利用するユーザは、パーソナルコンピュータから供給される画像信号に基づいてプロジェクタに画像を表示させながら、プロジェクタに付属している遠隔操作装置(以降、本明細書ではリモートコントローラと呼ぶ)を用いてプロジェクタを遠隔操作できる。
プロジェクタを利用するユーザごとに、利用するプロジェクタの機能は異なることがある。例えば、プロジェクタの利用に慣れていないユーザは、入力切替やサムネイルの表示、プレゼンテーション実行指示などの基本的な機能しか利用しない場合が多いが、プロジェクタの利用に慣れているユーザは基本的な機能に加えて、画面のアスペクト比の設定やカラーバランスの設定など詳細な設定を行うための付加的な機能も利用する場合が多い。
しかしながら、一般的に、プロジェクタに付属するリモートコントローラは1台であるため、プロジェクタの利用者は全て同じリモートコントローラを利用しなければなければならず、利用者にとっては不便であった。例えば、プロジェクタの操作に慣れていないユーザは、多種多様な操作ボタンから利用すべき機能の実行指示を行うための操作ボタンを選択しなければならず非常に煩雑であった。このため、プロジェクタを利用するユーザごとに、利用可能な機能を変更することが望まれている。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、画像表示装置を遠隔操作するための遠隔操作装置を利用する場合における、ユーザの利便性の向上を目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
画像表示装置を遠隔から操作するための遠隔操作装置であって、前記画像表示装置と通信可能な通信手段と、前記画像表示装置に備えられている複数の機能の実行を指示するための操作部と、を備え、前記操作部は、利用可能な機能が組み替え可能に構成されている。
画像表示装置を遠隔から操作するための遠隔操作装置であって、前記画像表示装置と通信可能な通信手段と、前記画像表示装置に備えられている複数の機能の実行を指示するための操作部と、を備え、前記操作部は、利用可能な機能が組み替え可能に構成されている。
適用例1の遠隔操作装置によれば、利用可能な機能が組み替え可能に構成された操作部を備えている。従って、利用者は所望の機能を利用できるように、もしくは、利用者にとって不要な機能を除外するように、操作部を組み替えることができる。よって、利用者の利便性を向上できる。
[適用例2]
適用例1の遠隔操作装置において、前記操作部は、画像表示装置に備えられている複数の機能の実行を指示する実行指示部を表示するための表示手段と、利用者によって選択可能に構成された複数のユーザキーと、前記複数のユーザキーのそれぞれと、前記複数の機能のうちの少なくとも一つの機能とを関連付ける関連付け手段と、前記複数のユーザキーのうち、利用者に選択されたユーザキーに関連付けられている機能が割り付けられた操作部を前記表示手段に表示する表示制御手段と、を備える。適用例1の遠隔操作装置によれば、利用者に選択されたユーザキーに関連付けられている機能が割り付けられた操作部が表示手段に表示される。従って、各ユーザはユーザキーを選択することにより、容易に、機能の選択・除外を行うことができる。
適用例1の遠隔操作装置において、前記操作部は、画像表示装置に備えられている複数の機能の実行を指示する実行指示部を表示するための表示手段と、利用者によって選択可能に構成された複数のユーザキーと、前記複数のユーザキーのそれぞれと、前記複数の機能のうちの少なくとも一つの機能とを関連付ける関連付け手段と、前記複数のユーザキーのうち、利用者に選択されたユーザキーに関連付けられている機能が割り付けられた操作部を前記表示手段に表示する表示制御手段と、を備える。適用例1の遠隔操作装置によれば、利用者に選択されたユーザキーに関連付けられている機能が割り付けられた操作部が表示手段に表示される。従って、各ユーザはユーザキーを選択することにより、容易に、機能の選択・除外を行うことができる。
[適用例3]
適用例2の遠隔操作装置において、前記関連付け手段は、前記複数のユーザキーのそれぞれと、利用者の特性別に予め割り付けられた機能とを関連付けている。適用例3の遠隔操作装置によれば、利用者の特性別に予め割り付けられた機能がユーザキーに関連付けられているので、利用者の特性が反映された操作部が表示される。従って、利用者は、自己の特性に応じてユーザキーを選択することにより、自己の特性に応じた操作部で画像表示装置を操作できる。
適用例2の遠隔操作装置において、前記関連付け手段は、前記複数のユーザキーのそれぞれと、利用者の特性別に予め割り付けられた機能とを関連付けている。適用例3の遠隔操作装置によれば、利用者の特性別に予め割り付けられた機能がユーザキーに関連付けられているので、利用者の特性が反映された操作部が表示される。従って、利用者は、自己の特性に応じてユーザキーを選択することにより、自己の特性に応じた操作部で画像表示装置を操作できる。
[適用例4]
適用例2または適用例3の遠隔操作装置において、前記表示制御手段は、前記利用者によって選択されたユーザキーに関連付けられている機能のみが割り付けられた操作部を表示する。適用例4の遠隔操作装置によれば、表示部には、選択されたユーザキーに関連付けられている機能のみが表示される。従って、利用者は限定された機能の中から所望の機能を選択することができる。よって、多種多様な機能の中から所望の機能を選択するという利用者の手間を省略できる。
適用例2または適用例3の遠隔操作装置において、前記表示制御手段は、前記利用者によって選択されたユーザキーに関連付けられている機能のみが割り付けられた操作部を表示する。適用例4の遠隔操作装置によれば、表示部には、選択されたユーザキーに関連付けられている機能のみが表示される。従って、利用者は限定された機能の中から所望の機能を選択することができる。よって、多種多様な機能の中から所望の機能を選択するという利用者の手間を省略できる。
[適用例5]
適用例2または適用例3の遠隔操作装置において、前記操作部は、前記機能が割り付けられた操作ボタンを含み、前記表示手段に表示される前記操作ボタンは一定であり、前記表示制御手段は、前記選択されたユーザキーに関連付けられている機能が割り付けられている操作ボタンを第1の表示態様で表示し、前記選択されたユーザキーに関連付けられていない機能が割り付けられている操作ボタンを第2の表示態様で表示する。適用例5の遠隔操作装置によれば、選択されたユーザキーに関連付けられている機能と、選択されたユーザキーに関連付けられていない機能とは、異なる表示態様で表示される。従って、ユーザは、選択したユーザキーに関連付けられている機能を容易に視認できる。よって、機能の選択を簡易に行うことができる。
適用例2または適用例3の遠隔操作装置において、前記操作部は、前記機能が割り付けられた操作ボタンを含み、前記表示手段に表示される前記操作ボタンは一定であり、前記表示制御手段は、前記選択されたユーザキーに関連付けられている機能が割り付けられている操作ボタンを第1の表示態様で表示し、前記選択されたユーザキーに関連付けられていない機能が割り付けられている操作ボタンを第2の表示態様で表示する。適用例5の遠隔操作装置によれば、選択されたユーザキーに関連付けられている機能と、選択されたユーザキーに関連付けられていない機能とは、異なる表示態様で表示される。従って、ユーザは、選択したユーザキーに関連付けられている機能を容易に視認できる。よって、機能の選択を簡易に行うことができる。
[適用例6]
適用例1の遠隔操作装置において、前記操作部は、互いに異なる機能が割り付けられた複数の操作装置であって、互いに組み付け可能に構成されている複数の操作装置から構成されている。適用例6の遠隔操作装置によれば、各操作部を組み合わせることにより遠隔操作装置が構成される。従って、ユーザは、簡易に機能の限定や選択を行うことができるので、利用者の利便性を向上できる。
適用例1の遠隔操作装置において、前記操作部は、互いに異なる機能が割り付けられた複数の操作装置であって、互いに組み付け可能に構成されている複数の操作装置から構成されている。適用例6の遠隔操作装置によれば、各操作部を組み合わせることにより遠隔操作装置が構成される。従って、ユーザは、簡易に機能の限定や選択を行うことができるので、利用者の利便性を向上できる。
[適用例7]
適用例6の遠隔操作装置において、前記複数の操作装置は、前記画像表示装置を操作するための基本的な機能が割り付けられた第1の操作装置と、前記画像表示装置を操作するための付加的な機能が割り付けられた少なくとも1つの第2の操作装置と、を備え、前記第2の操作装置は、前記第1の操作装置に組み付け可能に構成されている。適用例7の遠隔操作装置によれば、基本的な機能が割り付けられた第1の操作装置に、付加的な機能が割り付けられた第2の操作装置が組み合わされて操作部が構成される。従って、ユーザは、所望の付加的な機能が割り付けられている第2の操作装置を選択して第1の操作部に組み付けることにより、付加的な機能の限定・選択を行うことができる。
適用例6の遠隔操作装置において、前記複数の操作装置は、前記画像表示装置を操作するための基本的な機能が割り付けられた第1の操作装置と、前記画像表示装置を操作するための付加的な機能が割り付けられた少なくとも1つの第2の操作装置と、を備え、前記第2の操作装置は、前記第1の操作装置に組み付け可能に構成されている。適用例7の遠隔操作装置によれば、基本的な機能が割り付けられた第1の操作装置に、付加的な機能が割り付けられた第2の操作装置が組み合わされて操作部が構成される。従って、ユーザは、所望の付加的な機能が割り付けられている第2の操作装置を選択して第1の操作部に組み付けることにより、付加的な機能の限定・選択を行うことができる。
[適用例8]
画像表示システムであって、画像データに基づいて画像を表示する画像表示装置と、
適用例1ないし適用例7いずれかの遠隔操作装置と、を備える。適用例8の画像表示システムによれば、適用例1〜適用例7いずれかの遠隔操作装置が備えられているので、利用者は、所望の機能を利用できるように、もしくは、不要な機能が除外されるように組み替えられた操作部を利用して画像表示装置を操作できる。よって、利用者の操作性を向上できる。
画像表示システムであって、画像データに基づいて画像を表示する画像表示装置と、
適用例1ないし適用例7いずれかの遠隔操作装置と、を備える。適用例8の画像表示システムによれば、適用例1〜適用例7いずれかの遠隔操作装置が備えられているので、利用者は、所望の機能を利用できるように、もしくは、不要な機能が除外されるように組み替えられた操作部を利用して画像表示装置を操作できる。よって、利用者の操作性を向上できる。
本発明において、上述した種々の態様は、適宜、組み合わせたり、一部を省略したりして適用することができる。
A.第1実施例:
A1.システム概要:
図1は、第1実施例におけるプロジェクションシステムについて例示する説明図である。プロジェクションシステム10は、画像表示装置としてのプロジェクタ100と、遠隔操作装置としてのリモートコントローラ200とを備える。プロジェクタ100は、入力された画像データに応じて光学像を形成し、形成した光学像を、投射レンズを介してスクリーンSCに投射する。以降、第1実施例では、画像データに基づいてスクリーンSCに光学像を投射する処理を画像表示処理と呼ぶ。プロジェクタ100は無線通信部120を備え、リモートコントローラ200は無線通信部240を備えており、プロジェクタ100とリモートコントローラ200は無線通信可能に構成されている。リモートコントローラ200は、無線通信を介して、画像表示や動作条件の設定などプロジェクタ100の種々の機能を遠隔操作する。
A1.システム概要:
図1は、第1実施例におけるプロジェクションシステムについて例示する説明図である。プロジェクションシステム10は、画像表示装置としてのプロジェクタ100と、遠隔操作装置としてのリモートコントローラ200とを備える。プロジェクタ100は、入力された画像データに応じて光学像を形成し、形成した光学像を、投射レンズを介してスクリーンSCに投射する。以降、第1実施例では、画像データに基づいてスクリーンSCに光学像を投射する処理を画像表示処理と呼ぶ。プロジェクタ100は無線通信部120を備え、リモートコントローラ200は無線通信部240を備えており、プロジェクタ100とリモートコントローラ200は無線通信可能に構成されている。リモートコントローラ200は、無線通信を介して、画像表示や動作条件の設定などプロジェクタ100の種々の機能を遠隔操作する。
プロジェクタ100は、一般的に、複数の利用者によって共有され利用されており、各利用者によって、プロジェクタ100の操作の熟練度合いは異なる。そのため、利用者によって、プロジェクタ100に備えられている機能のうち、利用する機能、利用しない機能に違いがある。例えば、プロジェクタ100の操作に不慣れな利用者は、画像表示処理以外の機能、例えば、プロジェクタ100の動作条件の設定機能や保守機能を利用することはあまりないと考えられる。よって、第1実施例のリモートコントローラ200は、利用者に応じて、利用可能な機能を組み替え可能に構成されている。第1実施例では、プロジェクタ100の操作の熟練度合いに応じて3段階に利用者を分けて、各段階別に利用可能な機能を関連付けている。
以下、本明細書では、プロジェクタ100に設けられている機能のうち、画像表示処理に関する機能を「基本的な機能」と呼び、画像表示処理以外の種々の処理(動作条件の設定や保守など)に関する機能を「付加的な機能」と呼ぶ。「基本的な機能」には、例えば、プロジェクタ100の電源投入、入力を切り換える入力切替、スクリーンSCに表示されている画像の拡大・縮小の他、コンピュータを介さずに、USBメモリ等の可搬型記憶媒体から画像データを取得して画像を表示する場合(以降、第1実施例では、「コンピュータなし画像表示」と呼ぶ)には、可搬型記憶媒体に記憶されている画像データのサムネイル表示や、表示画像をスクロールしたり、スライドを切り換えたりする画像処理等の機能が含まれる。「付加的な機能」には、プロジェクタ100の動作条件の設定や保守を行うための機能が含まれている。例えば、プロジェクタ100の傾きに起因して表示画像が台形状に歪む台形歪みを補正する台形歪み補正機能、表示画像のアスペクト比を設定するアスペクト比設定機能、表示画像のフォーカス位置設定機能、カラーバランスやグレースケールの設定機能、投射レンズの位置を設定するレンズシフト機能、保守機能等が付加的な機能に含まれている。例えば、プロジェクタ100の動作条件には、台形歪みを補正するための補正値が含まれており、台形歪み補正機能は、この補正値を調整する。
A2.リモートコントローラ概略構成:
図2は、リモートコントローラ200の概略構成を例示する説明図である。図2(a)は、リモートコントローラ200の概略構成を示している。リモートコントローラ200は、プロジェクタ100との間で無線信号を送受信する無線通信部240と、少なくとも一つの操作ボタンを表示するための操作パネル220と、利用者による選択に応じて操作パネル220の表示内容を切り換える切替部230と、を備える。無線通信部240は、プロジェクタ100と双方向通信可能に構成されている。切替部230は、切替ボタン231、232、233を備える。各切替ボタン231、232、233には、プロジェクタ100の機能が関連付けられている。第1実施例では、各熟練段階の利用者が利用可能な機能は、熟練度合いの低い順に、切替ボタン231、232、233に関連付けられている。切替部230は、特許請求の範囲の「ユーザキー」に当たる。
図2は、リモートコントローラ200の概略構成を例示する説明図である。図2(a)は、リモートコントローラ200の概略構成を示している。リモートコントローラ200は、プロジェクタ100との間で無線信号を送受信する無線通信部240と、少なくとも一つの操作ボタンを表示するための操作パネル220と、利用者による選択に応じて操作パネル220の表示内容を切り換える切替部230と、を備える。無線通信部240は、プロジェクタ100と双方向通信可能に構成されている。切替部230は、切替ボタン231、232、233を備える。各切替ボタン231、232、233には、プロジェクタ100の機能が関連付けられている。第1実施例では、各熟練段階の利用者が利用可能な機能は、熟練度合いの低い順に、切替ボタン231、232、233に関連付けられている。切替部230は、特許請求の範囲の「ユーザキー」に当たる。
切替ボタン231にはプロジェクタ100の操作に不慣れな利用者(以降、実施例では、第1の利用者と呼ぶ)向けの基本的な機能が関連付けられている。操作パネル220に表示された操作ボタンは、プロジェクタ100の機能の実行を指示するためのコマンドが対応付けられている。以降、本明細書では、各操作ボタンに対応付けられたプロジェクタ100の機能の実行を指示するための操作部、操作ボタンを、「機能が割り付けられた操作部」、「機能が割り付けられた操作ボタン」と呼ぶ。
切替ボタン231が押下されると、図2(b)に示すように、第1の利用者向けの操作メニューが操作パネル220に表示される。第1の利用者向けの操作メニューには、例えば、プロジェクタ100の電源を投入するための電源ボタン250、入力切替を行うための入力切替ボタン251、表示画像の拡大・縮小を行うためのズームボタン252、コンピュータを介さずに、コンピュータなし画像表示の場合には、サムネイルを表示するためのサムネイルボタン253や画像をスクロールしたり、スライドを切り換えたりする画像処理を行うための操作ボタン254、操作を決定するための決定ボタン255等が含まれる。
切替ボタン232には、プロジェクタ100の操作に慣れており、プロジェクタ100の基本的な機能と、付加的な機能の一部の機能を利用できる利用者(以降、実施例では第2の利用者と呼ぶ)向けの機能が関連付けられている。「機能を利用できる」とは、提供される機能を利用者が理解し、その機能を用いてプロジェクタ100の操作を適切に行うことができることを意味する。第1実施例では、「付加的な機能の一部の機能」には、例えば、台形補正機能、アスペクト比設定機能、フォーカス位置設定機能等が含まれている。
切替ボタン232が押下されると、図2(c)に示すように、第2の利用者向けの操作メニューが操作パネル220に表示される。第2の利用者向けの操作メニューには、例えば、第1の利用者向けの操作メニューに加えて、台形歪み補正機能が割り付けられた台形歪み補正ボタン256やアスペクト比設定機能が割り付けられたアスペクト比ボタン257、表示画像のフォーカス位置設定機能が割り付けられたフォーカスボタン258等、付加的な機能の一部の機能が割り付けられたボタンが含まれる。
切替ボタン233には、プロジェクタ100を設置する設置作業者やプロジェクタ100の操作に熟練した利用者など、プロジェクタ100の基本的な機能と付加的な機能の全てを扱うことができる利用者(以降、実施例では第3の利用者と呼ぶ)向けの機能が関連付けられている。切替ボタン233が押下されると、図2(d)に示すように、第3の利用者向けの操作メニューが操作パネル220に表示される。第3の利用者向けの操作メニューには、第2の操作メニューに表される操作ボタンに加えて、例えば、表示画像の色合いを決定するカラーバランスボタン259やグレースケールを設定するためのグレースケールボタン260、スクリーンSCの歪みに起因して表示画像に生じる凹凸歪みを補正する凹凸歪み補正ボタン261、投射レンズの位置を設定するレンズシフトボタン262、光源から射出される光の強さを設定する光量ボタン263、光源の総点灯時間を取得するための点灯時間ボタン264やフィルターの状態を取得するフィルターボタン265等が含まれる。
なお、プロジェクタ100の保守機能については、プロジェクタ100とリモートコントローラ200とが双方向通信を行いつつ実行される。例えば、点灯時間ボタン264選択時には、光源の総点灯時間を取得するための取得要求コマンドがリモートコントローラ200からプロジェクタ100に対して送信され、光源の総点灯時間に関する情報を含む応答コマンドがプロジェクタ100からリモートコントローラ200に対して送信される。リモートコントローラ200は応答コマンドを受信して解析し、操作パネル220に光源の総点灯時間を表す情報を表示する。
なお、第1の利用者向けの操作メニュー、第2の利用者向けの操作メニュー、および、第3の利用者向けの操作メニューのいずれも、上記に示すボタンに限られず、任意の機能が割り付けられたボタンを表示可能である。また、利用者への操作メニューの提示態様は、上記したボタンの態様に限られず、公知の種々の態様を適用可能である。
A3.機能ブロック:
図3は、第1実施例におけるプロジェクションシステム10の機能ブロックを例示する説明図である。まずプロジェクタ100について説明する。プロジェクタ100は、CPU110と、無線通信部120と、通信制御部130と、画像取得部140と、画像処理部150と、画像形成部160と、投射レンズ170と、を備える。図3において、各光学系は簡略に記載されている。CPU110は、プロジェクタ100全体の動作を制御する。なお、プロジェクタ100には、図示が省略されているがメモリが備えられている。
図3は、第1実施例におけるプロジェクションシステム10の機能ブロックを例示する説明図である。まずプロジェクタ100について説明する。プロジェクタ100は、CPU110と、無線通信部120と、通信制御部130と、画像取得部140と、画像処理部150と、画像形成部160と、投射レンズ170と、を備える。図3において、各光学系は簡略に記載されている。CPU110は、プロジェクタ100全体の動作を制御する。なお、プロジェクタ100には、図示が省略されているがメモリが備えられている。
無線通信部120は、図示しない送信部と受信部を備えており、リモートコントローラ200と双方向に無線通信可能に構成されている。無線通信としては、例えば、赤外線通信を適用可能である。無線通信部120は、リモートコントローラ200からの機能実行の指示コマンドを受信したり、指示コマンドに対する応答コマンドをリモートコントローラ200に対して送信したりする。通信制御部130は、リモートコントローラ200との間の無線通信を制御する。
画像取得部140は、外部機器との接続インタフェースを備えており、接続インタフェースに接続された外部機器から画像データを取得し、取得した画像データを画像処理部150に受け渡す。画像処理部150は、画像取得部140から受け渡された画像データに種々の画像処理を施して補正画像データを生成し、補正画像データを画像形成部160へ受け渡す。種々の画像処理とは、例えば、輝度やコントラスト、色合いなど画質の調整の他、台形歪みの補正やアスペクト比の補正などの種々の処理を含む。
画像形成部160は、光源、光源を駆動する光源駆動部、液晶ライトバルブ、液晶ライトバルブを駆動する液晶ライトバルブ駆動部、投射レンズ170を調整する調整部等を含んでおり、画像処理部150から受け渡された補正画像データに基づいて光学像を形成し投射レンズ170に向けて射出する。投射レンズ170は、画像形成部160によって形成された光学像をスクリーンSC上に拡大投写する。
リモートコントローラ200について説明する。リモートコントローラ200は、CPU210と、操作パネル220と、切替部230と、無線通信部240と、通信制御部245と、表示制御部290と、を備える。CPU210は、リモートコントローラ200全体の動作を制御する。
無線通信部240は、図示しない送信部と受信部とを備えており、プロジェクタ100と双方向に無線通信可能に構成されている。無線通信としては、例えば、赤外線通信を適用可能である。無線通信部240は、プロジェクタ100に対して機能実行の指示コマンドを送信したり、プロジェクタ100からの応答コマンドを受信したりする。通信制御部245は、プロジェクタ100と無線通信部240との間で行われる無線通信を制御する。無線通信部240および通信制御部245が、特許請求の範囲の「通信手段」に当たる。
表示制御部290は、切替部230の切替ボタン231、232、233のそれぞれとプロジェクタ100の複数の機能の少なくとも一つの機能とを関連付けて管理しており、切替ボタン231、232、233のうち、選択された切替ボタンに関連付けられている機能を操作パネル220に表示する。第1実施例では、表示制御部290は、選択された切替ボタンに関連付けられている機能のみを操作パネル220に表示する。なお、切替ボタン231、232、233のそれぞれとプロジェクタ100の複数の機能との関連づけは、例えば、切替ボタン231、232、233のそれぞれを表す情報と、機能に関する情報とを関連付けた関連付けテーブルにより管理されていてもよい。この場合、関連付けテーブルは、図示しないメモリに記憶されていてもよい。表示制御部290は、特許請求の範囲における「関連付け手段」および「表示制御手段」に当たる。
以上説明した第1実施例のプロジェクションシステム10によれば、利用可能な機能が組み替え可能に構成された操作部(リモートコントローラ)を備えている。従って、利用者は所望の機能を利用できるように、もしくは、利用者にとって不要な機能を除外するように、操作部を組み替えることができる。よって、利用者の利便性を向上できる。また、切替ボタン231、232、233のいずれかを押下することにより、機能を実行するための操作ボタン254が異なる組み合わせで組み合わされた操作メニューが操作パネル220に表示される。従って、利用者は、切替ボタン231、232、233のいずれか選択して容易に、機能の選択・除外を行うことができるので、利用者の利便性を向上できる。
また、第1実施例のプロジェクションシステム10によれば、選択された切替ボタンに関連付けられている機能のみが操作パネル220に表示される。従って、利用者は限定された機能の中から所望の機能を選択することができる。よって、多種多様な機能のなかから所望の機能を選択するという利用者の手間を省略できる。
また、第1実施例のプロジェクションシステム10によれば、プロジェクタ100の操作の熟練度合いに応じて3段階に利用者を分けて、各段階別に利用可能な機能が関連付けられている。従って、利用者は、切替部230の各切替ボタンのうち、自己の熟練度合いに応じて切替ボタンを選択することにより、簡易に、利用者の特性が反映された、すなわち、自己の熟練度合い見合った操作メニュー利用することができる。
B.第2実施例:
第2実施例では、互いに利用可能な機能が異なる操作部を備える複数の操作装置を備え、各操作装置が、互いに組み付け可能に構成されているリモートコントローラセットについて説明する。
第2実施例では、互いに利用可能な機能が異なる操作部を備える複数の操作装置を備え、各操作装置が、互いに組み付け可能に構成されているリモートコントローラセットについて説明する。
B1.システム構成:
図4は、第2実施例におけるリモートコントローラセットを説明する説明図である。図5は、第2実施例における複数の操作装置の組み付けについて説明する説明図である。リモートコントローラセット300は、第1の操作装置310、第2の操作装置320、第3の操作装置330および第4の操作装置340を備える。第2の操作装置320、第3の操作装置330および第4の操作装置340は、第1の操作装置310に組み付け可能に構成されている。
図4は、第2実施例におけるリモートコントローラセットを説明する説明図である。図5は、第2実施例における複数の操作装置の組み付けについて説明する説明図である。リモートコントローラセット300は、第1の操作装置310、第2の操作装置320、第3の操作装置330および第4の操作装置340を備える。第2の操作装置320、第3の操作装置330および第4の操作装置340は、第1の操作装置310に組み付け可能に構成されている。
各操作装置310、320、330、340の各操作部は、プロジェクタ100の機能が割り付けられた物理的な複数のボタンを備える。第1の操作装置310は、プロジェクタ100を操作するための基本的な機能が割り付けられた操作部311を備えており、第2の操作装置320、第3の操作装置330、第4の操作装置340は、プロジェクタ100を操作するための付加的な機能が割り付けられた操作部321、331、341を備える。第2の操作装置320、第3の操作装置330および第4の操作装置340のそれぞれの操作部321、331、341は、互いに異なる機能が割り付けられている。
なお、第2実施例において、プロジェクタ100を操作するための基本的な機能には、例えば、プロジェクタ100の電源投入、入力を切り換える入力切替、スクリーンSCに表示されている画像の拡大・縮小の他、コンピュータなし画像表示時には、可搬型記憶媒体に記憶されている画像データのサムネイル表示や、表示画像をスクロールしたり、スライドを切り換えたりする画像処理が含まれる。また、プロジェクタ100を操作するための付加的な機能には、プロジェクタ100の傾きに起因して表示画像が台形状に歪む台形歪みを補正する台形補正機能、表示画像のアスペクト比の設定機能、表示画像のフォーカス位置を設定する機能、表示画像の色合いを決定するカラーバランスやグレースケールを設定する画質設定機能、スクリーンSCの歪みに起因して表示画像に生じる曲面歪みを補正する凹凸歪み補正機能、投射レンズの位置や光源から射出される光の強さを設定する機能などが含まれる。また、プロジェクタ100を操作するための付加的な機能には、プロジェクタ100の保守も含まれる。プロジェクタ100の保守には、光源ランプの交換やフィルターの清掃が含まれており、保守に関する情報として、例えば、光源ランプの総点灯時間やフィルターの状態を表す情報等が含まれる。
第1の操作装置310は、操作部311と、無線通信部318と、接続部319aおよび319bを備える。操作部311には、プロジェクタ100の電源を投入するための電源ボタン312、入力切替を行うための入力切替ボタン313、表示画像の拡大・縮小を行うためのズームボタン314や、コンピュータなし画像表示の場合には、サムネイルを表示するためのサムネイルボタン315や画像をスクロールしたり、スライドを切り換えたりする画像処理を行うための操作ボタン316、操作を決定するための決定ボタン317等が含まれる。無線通信部318は、プロジェクタ100との双方向の無線通信、例えば赤外線通信を行うための送受信機能を備える。接続部319aおよび319bは、第2の操作装置320、第3の操作装置330および第4の操作装置340のそれぞれと接続するためのインタフェースである。
第2の操作装置320は、操作部321と、接続部325aおよび325bを備える。操作部321には、台形歪み補正機能を指示するための台形歪み補正ボタン322やアスペクト比の設定を行うためのアスペクト比ボタン323、表示画像のフォーカス位置を設定するためのフォーカスボタン324が含まれる。接続部325aおよび接続部325bは、第1の操作装置310、第3の操作装置330、第4の操作装置340と接続するためのインタフェースである。なお、第2の操作装置320には、プロジェクタ100と無線通信を行うための機能は設けられていない。
第3の操作装置330は、操作部331と、接続部337aおよび337bを備える。操作部331には、カラーバランスを設定するためのカラーバランスボタン332、グレースケールを設定するためのグレースケールボタン333、凹凸歪み補正機能を実行するための凹凸歪み補正ボタン334、投射レンズ170の位置を設定するレンズシフトボタン335、光の強さを設定する光量ボタン336が含まれる。接続部337aおよび接続部337bは、第1の操作装置310、第2の操作装置320、第4の操作装置340と接続するためのインタフェースである。なお、第3の操作装置330には、プロジェクタ100と無線通信を行うための機能は設けられていない。
第4の操作装置340は、操作部341と、接続部345aおよび345bを備える。操作部341には、光源の総点灯時間を取得するための点灯時間ボタン342、フィルターの状態を取得するためのフィルターボタン343および種々の情報(例えば、保守に関する情報や動作条件など)を表示するための表示パネル345が含まれる。接続部345aおよび接続部345bは、第1の操作装置310、第2の操作装置320、第3の操作装置330と接続するためのインタフェースである。なお、第4の操作装置340には、プロジェクタ100と無線通信を行うための機能は設けられていない。
接続部319a、325a、337aおよび345aは、他の操作装置の接続部319b、325b、337bおよび345bと接続可能である。例えば、第1の操作装置310の接続部319aには、第2の操作装置320の接続部325b、第3の操作装置330の接続部337b、第4の操作装置340の接続部345bが接続可能である。また、例えば、第1の操作装置310の接続部319bに第2の操作装置320の接続部325aが接続された状態(すなわち、第1の操作装置310と第2の操作装置320が組み付けられた状態)において、第2の操作装置320の接続部325bに第3の操作装置330の接続部337aを接続したり、接続部319aに第4の操作装置340の接続部345bを接続したりすることもできる。
利用者は、プロジェクタ100の基本的な機能の他に、付加的な機能を利用したい場合、第2の操作装置320、第3の操作装置330および第4の操作装置340のうち所望の機能が割り付けられた操作装置を第1の操作装置310に接続すれば、所望の機能が割り付けられたリモートコントローラを得ることができる。例えば、利用者は、プロジェクタ100の基本的な機能の他に、台形補正機能と、保守機能を利用したい場合には、図5に示すように、第1の操作装置310の接続部319aに、台形補正機能が割り付けられた第2の操作装置320の接続部325bを接続するとともに、第1の操作装置310の接続部319bに、保守機能が割り付けられた第4の操作装置340の接続部345bを接続すればよい。
第1の操作装置310と他の操作装置320、330、340が接続されると、接続された操作装置間は電気的にも接続される。これにより、第2の操作装置320の操作部321、第3の操作装置330の操作部331および第4の操作装置340の操作部341においてボタンが押下されると、各ボタンに応じた指示コマンドは接続部を介して第1の操作装置310に伝達され、第1の操作装置310の無線通信部318を介してプロジェクタ100に送信される。同様に、プロジェクタ100から送信された応答コマンドは、第1の操作装置310の無線通信部318によって受信され、各接続部を介して第4の操作装置340に伝達される。
以上説明した第2実施例のリモートコントローラセットは、各操作装置310、320、330、340を組み合わせることにより構成される。従って、ユーザは、所望の機能が割り付けられた操作部を選択して組み合わせて一つのリモートコントローラを得ることができる。よって、不要な機能を含む多種多様な機能から所望の機能を選択するという煩雑な行為を省略でき、簡易に機能の限定や選択を行うことができるので、利用者の利便性を向上できるので、利用者の利便性を向上できる。
また、第2実施例のリモートコントローラセットによれば、基本的な機能が割り付けられた第1の操作装置310に、付加的な機能が割り付けられた第2の操作装置320、第3の操作装置330および第4の操作装置340を組み合わせてリモートコントローラが構成される。従って、ユーザは、付加的な機能の限定・選択を容易に行うことができる。
また、第2実施例のリモートコントローラセットによれば、画像の表示操作以外の機能の中で、プロジェクタ100の操作に慣れているユーザの多くに利用されている台形補正機能、拡大縮小機能、合焦機能の少なくとも一つが付加的な機能としてまとめて第2の操作装置320に割り付けられている。よって、第2の操作装置320を第1の操作装置310に組み付けることにより、簡易に、多数のユーザが高い頻度で利用する機能のみが割り付けられたリモートコントローラを提供できる。
C.変形例:
(1)上述の第1実施例では、切替部230に設けられている切替ボタン231、232、233のうち選択されたボタンに関連付けられている機能の操作ボタンのみを操作パネル220に表示しているが、例えば、例えば、操作パネルの表示内容は固定とし、選択された切替ボタンに関連付けられた機能が割り付けられた操作ボタンとそれ以外の機能が割り付けられた操作ボタンとを、異なる表示態様で表示してもよい。
(1)上述の第1実施例では、切替部230に設けられている切替ボタン231、232、233のうち選択されたボタンに関連付けられている機能の操作ボタンのみを操作パネル220に表示しているが、例えば、例えば、操作パネルの表示内容は固定とし、選択された切替ボタンに関連付けられた機能が割り付けられた操作ボタンとそれ以外の機能が割り付けられた操作ボタンとを、異なる表示態様で表示してもよい。
図6は、変形例におけるリモートコントローラ200aを例示する説明図である。リモートコントローラ200aにおいて、操作パネル220に表示される操作ボタンは予め規定された一定の表示のまま固定であり、選択された切替ボタンに応じて操作ボタンの表示態様が変更される。図6では、切替ボタン233が選択された状態を表している。選択された切替ボタン233に関連付けられている機能が割り付けられた操作ボタンを第1の表示態様(図6にハッチングで示す)とし、選択した切替ボタンに関連付けられていない機能が割り付けられた操作ボタンを第2の表示態様(図6に白抜きで示す)にとするように表示制御部290が制御する。このようにすることにより、ユーザは、いずれの機能が選択したユーザキーに関連付けられている機能であるかを容易に視認できる。よって、機能の選択を簡易に行うことができる
なお、変形例(1)において、選択された切替ボタンに応じて表示態様を変更するだけでなく、第1の表示態様で表示されている操作ボタンは利用可能に制御し、第2の表示態様で表示されている操作ボタンは利用不可能となるように制御してもよい。こうすれば、操作ボタンの誤選択を回避できる。
(2)上述の第1実施例では、切替部230に設けられている切替ボタン231、232、233に応じて操作パネル220の表示内容を切り換えているが、例えば、操作パネルの表示内容は固定とし、利用可能なボタンに対応する部位に孔部が形成されているカバーを装着してもよい。
図7は、変形例におけるリモートコントローラセット400を例示する説明図である。図8は、変形例におけるリモートコントローラのカバーの装着について説明する説明図である。リモートコントローラセット400は、リモートコントローラ本体410と、カバー420、430、440を備える。リモートコントローラ本体410は、操作部411と、図示しない無線通信部を備える。操作部411は、第1実施例と同様にタッチパネル式の液晶パネルにより構成されており、プロジェクタ100の種々の機能が割り付けられたボタンが表示されている。なお、操作部411の各種ボタン等の操作キーは、例えば、物理的なボタンにより構成されていてもよい。
カバー420、430、440は、操作部411を被覆可能に形成されており、操作部411に表示されているボタンのうち一部のボタンに対応する部位に形成された貫通孔Hと、リモートコントローラ本体410を収容する収容部422、432、442が形成されている。カバー420、430、440は、リモートコントローラ本体410の無線通信部から送信される無線信号を遮断しないように形成されている。
図8(a)は、変形例におけるリモートコントローラ本体410へのカバー430の装着時の状態を示しており、図8(b)は、リモートコントローラ本体410にカバー430が装着された状態を示している。利用者は、カバー420、430、440のうち、所望の機能が割り付けられた操作ボタンに対応する部位に貫通孔Hが設けられたカバーにリモートコントローラ本体410を差し込む。例えば、図8(a)に示すように、カバー430の収容部432にリモートコントローラ本体410を差し込んで装着する。こうすることにより、図8(b)に示すように、カバー430に形成された貫通孔Hに対応する位置に表示されているボタンのみが視認・選択可能なリモートコントローラが構成される。従って、プロジェクタ100の多種多様な機能が割り付けられた多数のボタンの中から必要なボタンのみが視認可能となるので、利用者にとって不要な機能を誤って選択したり、多数のボタンから所望のボタンを選択したりする手間を省略できる。よって、利用者の操作性を向上できる。
変形例において、例えば、カバー420は、第1実施例における第1の利用者向けに貫通孔Hが形成されており、第1実施例におけるカバー430は、第2の利用者向けに貫通孔Hが形成されており、第1実施例におけるカバー440は、第3の利用者向けに貫通孔Hが形成されているように、各カバーを形成してもよい。こうすれば、利用者の熟練度合いに応じて利用可能な機能が異なるリモートコントローラを提供できる。
(3)上述の第1実施例では、利用者のプロジェクタ100の操作の熟練度合いに応じて表示内容を切り換えているが、例えば、コンピュータを接続し、コンピュータから送信される画像に基づいて画像を表示する態様と、プロジェクタに直接接続された可搬型記憶媒体から画像データを取得し、取得した画像データに基づいて画像を表示する態様とで表示内容を切り換えても良い。プロジェクタに直接接続された可搬型記憶媒体から画像データを取得し、取得した画像データに基づいて画像を表示する場合、コンピュータから送信される画像に基づいて画像を表示する場合には必要のない機能、例えば、可搬型記憶媒体に記憶されている画像データの選択画面を表示する機能が必要となる。よって、切替部230の切替ボタンを押下することにより、プロジェクタに直接接続された可搬型記憶媒体から画像データを取得し、取得した画像データに基づいて画像を表示する場合に必要な機能(例えば、サムネイルが表示された画像データ選択画面)が割り付けられた操作ボタンが表示されるように構成してもよい。こうすれば、画像データ取得先の外部機器の違いに応じて柔軟に操作画面を切り換えることができる。
(4)上述の第2実施例では、複数の操作装置を組み合わせて一つのリモートコントローラを構成しているが、例えば、リモートコントローラ本体に、変形する機能を備えても良い。例えば、2つの操作装置を開閉可能に組み付けても良い。なお、開閉可能とは、折りたたみ式やスライド式に開閉する態様を含む。また、操作装置の表面と裏面とに異なるボタンを設けて、回転やひねりにより所望のボタンを前面に配置可能な態様としても良い。
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成をとることができる。
10…プロジェクションシステム、100…プロジェクタ、110…CPU、120…無線通信部、130…通信制御部、140…画像取得部、150…画像処理部、160…画像形成部、170…投射レンズ、200…リモートコントローラ、210…CPU、220…操作パネル、230…切替部、231、232、233…切替ボタン、240…無線通信部、245…通信制御部、250…電源ボタン、251…入力切替ボタン、252…ズームボタン、253…サムネイルボタン、254…操作ボタン、255…決定ボタン、256…台形歪み補正ボタン、257…アスペクト比ボタン、258…フォーカスボタン、259…カラーバランスボタン、260…グレースケールボタン、261…凹凸歪み補正ボタン、262…レンズシフトボタン、263…光量ボタン、264…点灯時間ボタン、265…フィルターボタン、290…表示制御部、300…リモートコントローラセット、310…第1の操作装置、311…操作部、312…電源ボタン、313…入力切替ボタン、314…ズームボタン、315…サムネイルボタン、316…操作ボタン、317…決定ボタン、318…無線通信部、319a、319b…接続部、320…第2の操作装置、321…操作部、322…補正ボタン、323…アスペクト比ボタン、324…フォーカスボタン、325a、325b…接続部、330…第3の操作装置、331…操作部、332…カラーバランスボタン、333…グレースケールボタン、334…補正ボタン、335…レンズシフトボタン、336…光量ボタン、337a、337b…接続部、340…第4の操作装置、341…操作部、342…点灯時間ボタン、343…フィルターボタン、345…表示パネル、345a、345b…接続部、400…リモートコントローラセット、410…リモートコントローラ本体、411…操作部、420、430、440…カバー、422、432、442…収容部
Claims (8)
- 画像表示装置を遠隔から操作するための遠隔操作装置であって、
前記画像表示装置と通信可能な通信手段と、
前記画像表示装置に備えられている複数の機能の実行を指示するための操作部と、を備え、
前記操作部は、利用可能な機能が組み替え可能に構成されている、
遠隔操作装置。 - 請求項1記載の遠隔操作装置であって、
前記操作部は、
画像表示装置に備えられている複数の機能の実行を指示する実行指示部を表示するための表示手段と、
利用者によって選択可能に構成された複数のユーザキーと、
前記複数のユーザキーのそれぞれと、前記複数の機能のうちの少なくとも一つの機能とを関連付ける関連付け手段と、
前記複数のユーザキーのうち、利用者に選択されたユーザキーに関連付けられている機能が割り付けられた操作部を前記表示手段に表示する表示制御手段と、
を備える遠隔操作装置。 - 請求項2記載の遠隔操作装置であって、
前記関連付け手段は、前記複数のユーザキーのそれぞれと、利用者の特性の種類別に予め割り付けられた機能とを関連付けている、
遠隔操作装置。 - 請求項2または請求項3記載の遠隔操作装置であって、
前記表示制御手段は、前記利用者に選択されたユーザキーに関連付けられている機能のみが割り付けられた操作部を表示する、
遠隔操作装置。 - 請求項2または請求項3記載の遠隔操作装置であって、
前記操作部は、前記機能が割り付けられた操作ボタンを含み、
前記表示手段に表示される前記操作ボタンは一定であり、
前記表示制御手段は、前記選択されたユーザキーに関連付けられている機能が割り付けられている操作ボタンを第1の表示態様で表示し、前記選択されたユーザキーに関連付けられていない機能が割り付けられている操作ボタンを第2の表示態様で表示する、
遠隔操作装置。 - 請求項1記載の遠隔操作装置であって、
前記操作部は、
互いに異なる機能が割り付けられた複数の操作装置であって、互いに組み付け可能に構成されている複数の操作装置から構成されている、
遠隔操作装置。 - 請求項6記載の遠隔操作装置であって、
前記複数の操作装置は、
前記画像表示装置を操作するための基本的な機能が割り付けられた第1の操作装置と、
前記画像表示装置を操作するための付加的な機能が割り付けられた少なくとも1つの第2の操作装置と、
を備え、
前記第2の操作装置は、前記第1の操作装置に組み付け可能に構成されている、
遠隔操作装置。 - 画像表示システムであって、
画像データに基づいて画像を表示する画像表示装置と、
請求項1ないし請求項7いずれか記載の遠隔操作装置と、
を備える画像表示システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008234283A JP2010068370A (ja) | 2008-09-12 | 2008-09-12 | 画像表示装置用の遠隔操作装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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ID=42193533
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Country | Link |
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JP (1) | JP2010068370A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022503701A (ja) * | 2018-09-13 | 2022-01-12 | ベステル エレクトロニク サナイー ベ ティカレト エー.エス. | 画像を表面上に投影する方法および頭上支持構造 |
-
2008
- 2008-09-12 JP JP2008234283A patent/JP2010068370A/ja active Pending
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