JP2010067623A - チップ内蔵基板及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造工程の削減が可能であり、製造コストの上昇を抑えたチップ内蔵基板及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 半導体チップが搭載された基板を含む複数の基板が積層された構造のチップ内蔵基板であって、最外層に積層された基板の少なくとも一方には貫通孔が形成され、異なる層に積層された基板の配線同士を電気的に接続する電気接続部材の一部分が、前記貫通孔から前記半導体チップが搭載された基板の外部に突出していることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体チップを内蔵するチップ内蔵基板及びその製造方法に関する。
現在、半導体チップなどの半導体装置を用いた電子機器の高性能化が進められており、基板へ半導体チップを搭載する場合の高密度化や、半導体チップを搭載した基板の小型化、省スペース化等が求められている。このため、半導体チップが埋め込まれた基板、いわゆるチップ内蔵型の配線基板が提案されており、半導体チップを基板に内蔵するための様々な構造が提案されている。
一例を挙げれば、半導体チップを有する第1の基板にはんだボール等の電気接続部材を介して第2の基板を積層し、第1の基板と第2の基板との間を樹脂封止した構造である。他の例を挙げれば、半導体チップを有する第1の基板(半導体パッケージ)にはんだボール等の電気接続部材を介して半導体チップを有する第2の基板(半導体パッケージ)を積層した構造である(所謂パッケージオンパッケージ構造)。これらの例において、はんだボール等の電気接続部材は、第1の基板と第2の基板とを電気的に接続するため、及び/又は、第1の基板と第2の基板との間に所定の間隔を確保するために設けられている。
国際公開第2007/069606号パンフレット 特開2003−347722号公報 特開2005−116932号公報 特開2000−164795号公報 特開2001−77497号公報 特開2007−27504号公報
しかしながら、従来から提案されているチップ内蔵基板の構造では、はんだボール等の電気接続部材は第1の基板と第2の基板との間に設けられているため、はんだボール等の電気接続部材とは別に第1の基板及び/又は第2の基板に、はんだボール等の外部接続端子を形成する必要があった。
すなわち、はんだボール等の電気接続部材を形成する工程と、はんだボール等の外部接続端子を形成する工程とが必要であるため製造工程が多くなり、チップ内蔵基板の製造コストが上昇するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、製造工程の削減が可能であり、製造コストの上昇を抑えたチップ内蔵基板及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明は、半導体チップが搭載された基板を含む複数の基板が積層された構造のチップ内蔵基板であって、最外層に積層された基板の少なくとも一方には貫通孔が形成され、異なる層に積層された基板の配線同士を電気的に接続する電気接続部材の一部分が、前記貫通孔から前記半導体チップが搭載された基板の外部に突出していることを特徴とする。
第2の発明は、半導体チップが搭載された基板を含む複数の基板が積層された構造のチップ内蔵基板の製造方法であって、第1の配線が形成された第1の基板と、第2の配線が形成された第2の基板とを準備する第1工程と、導電性材料からなるコア部と、前記コア部の周囲を覆う、はんだ材料からなるコーティング層と、を有する電気接続部材を準備する第2工程と、前記第1の基板に貫通孔を形成する第3工程と、前記コーティング層を構成するはんだ材料を溶融させ、前記第2の基板の前記第2の配線と、前記電気接続部材とを電気的に接続する第4工程と、前記電気接続部材の前記第2の配線と接続された側と反対側を前記第1の基板の前記貫通孔に挿入し、前記電気接続部材の一部分を前記貫通孔から突出させる第5工程と、前記コーティング層を構成するはんだ材料を溶融させ、前記第1の基板の前記第1の配線と、前記電気接続部材とを電気的に接続する第6工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、製造工程の削減が可能であり、製造コストの上昇を抑えたチップ内蔵基板及びその製造方法を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
〈第1の実施の形態〉
[本発明の第1の実施の形態に係るチップ内蔵基板の構造]
始めに本発明の第1の実施の形態に係るチップ内蔵基板の構造について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るチップ内蔵基板を例示する断面図である。図1を参照するにチップ内蔵基板10は第1の基板20と、第2の基板30と、電気接続部材41と、絶縁層42とを有する。
チップ内蔵基板10は、半導体チップ27を有する第1の基板20に第2の基板30が積層された構造である。チップ内蔵基板10において、最外層に積層された第1の基板20及び第2の基板30のうち、第1の基板20には貫通孔21xが形成され、第1の基板20と第2の基板30とを電気的に接続する電気接続部材41の一部分が、貫通孔21xからチップ内蔵基板10の外部に突出している。第1の基板20と第2の基板30との間には絶縁層42が充填されている。以下、チップ内蔵基板10について詳しく説明する。
第1の基板20において、コア基板21の一方の面には配線22aが、他方の面には配線22bが形成されている。配線22a及び22bの一部は、コア基板21を貫通するビアプラグ23により電気的に接続されている。コア基板21の材料としては、例えばプリプレグ材(ガラス繊維にエポキシ樹脂などを含浸させた材料)等を用いることができる。コア基板21の厚さT1は、例えば100μmとすることができる。配線22a及び22b、並びにビアプラグ23の材料としては、例えばCu等を用いることができる。
コア基板21の一方の面には、配線22aを覆うようにソルダーレジスト層24aが形成されている。ソルダーレジスト層24aは開口部24x及び24yを有し、開口部24x及び24yからは配線22aの一部が露出している。コア基板21の他方の面には、配線22bを覆うようにソルダーレジスト層24bが形成されている。ソルダーレジスト層24bは開口部24zを有し、開口部24zからは配線22bの一部が露出している。ソルダーレジスト層24a及び24bの材料としては、例えば感光性樹脂等を用いることができる。
コア基板21の一方の面には、バンプ26を有する半導体チップ27がフリップチップ実装されている。バンプ26としては、例えばAuバンプ等を用いることができる。半導体チップ27のバンプ26は、接続層25を介して配線22aと電気的に接続されている。接続層25の材料としては、例えばPbフリーのはんだ(例えばSnを含む合金)等を用いることができる。半導体チップ27とソルダーレジスト層24a等との間には、アンダーフィル樹脂28が形成され半導体チップ27下面が封止されている。
コア基板21には、貫通孔21xが形成されている。貫通孔21xは、例えば円柱状(平面視円形状であり断面視矩形状)とすることができる。貫通孔21xを円柱状とした場合に、コア基板21の一方の面における貫通孔21xの直径は例えば390μm、コア基板21の他方の面における貫通孔21xの直径は例えば390μmとすることができる。ただし、貫通孔21xは円柱状には限定されず、例えばテーパー状(平面視円形状であり断面視台形状)であっても構わない。貫通孔21xをテーパー状とした場合には、コア基板21の一方の面における貫通孔21xの直径は、コア基板21の他方の面における貫通孔21xの直径よりも大きくする。
なお、第1の基板20に実装されるものは半導体チップには限定されず、他の電子部品(例えば、キャパシタ、レジスタ、インダクタ等)でも構わないし、半導体チップに再配線を形成したCSP(chip size package)でも構わない。又、半導体チップと配線とはフリップチップ実装に限らず、例えばワイヤボンディングで接続しても構わない。
第2の基板30において、コア基板31の一方の面には配線32aが、他方の面には配線32bが形成されている。配線32a及び32bの一部は、コア基板31を貫通するビアプラグ33により電気的に接続されている。コア基板31の材料としては、例えばプリプレグ材(ガラス繊維にエポキシ樹脂などを含浸させた材料)等を用いることができる。コア基板31の厚さは、例えば100μmとすることができる。配線32a及び32b、並びにビアプラグ33の材料としては、例えばCu等を用いることができる。
コア基板31の一方の面には、配線32aを覆うようにソルダーレジスト層34aが形成されている。コア基板31の他方の面には、配線32bを覆うようにソルダーレジスト層34bが形成されている。ソルダーレジスト層34bは開口部34yを有し、開口部34yからは配線32bの一部が露出している。ソルダーレジスト層34a及び34bの材料としては、例えば感光性樹脂等を用いることができる。なお、第2の基板30の一方の面及び/又は他方の面に、半導体チップや他の電子部品(例えば、キャパシタ、レジスタ、インダクタ等)等を実装しても構わない。
第1の基板20を構成する配線22a及び22bと、第2の基板30を構成する配線32a及び32bとは、電気接続部材41を介して電気的に接続されている。電気接続部材41は、コア部41a及びコーティング層41bから構成されている。元々は、コーティング層41bはコア部41aの周囲を覆うように形成されていたが、第1の基板20と第2の基板30とを接合する際に電気接続部材41が加熱され、コーティング層41bが溶融して図のような形状となったものである。
コア部41aは、電気接続部材41の電気抵抗値を小さくする機能を有するとともに、第1の基板20と第2の基板30との間隔を所定の値に維持する機能を有する。コア部41aは、例えば球形であり、その直径φ1は、例えば400μmとすることができる。コア部41aの周囲を覆う、コーティング層41bの(溶融前の)厚さは、例えば30μmとすることができる。第1の基板20と第2の基板30との間隔を所定の値に維持するために、コア部41aの直径φ1は、貫通孔21xの直径(貫通孔21xをテーパー状とした場合には、コア基板21の他方の面における貫通孔21xの直径)以上に設定する必要がある。
コア部41aの材料としては、例えばCu、Ni等の導電性材料を用いることができる。コーティング層41bの材料としては、例えばPbを含む合金、SnとCuの合金、SnとAgの合金、SnとAgとCuの合金等のはんだ材料を用いることができる。なお、第1の基板20と第2の基板30とを接合する際に電気接続部材41が加熱され、コーティング層41bが溶融するが、その際にコア部41aは溶融しないようにする必要がある。すなわち、コア部41aを構成する導電性材料の融点は、コーティング層41bを構成するはんだ材料の融点よりも高くなければならない。
電気接続部材41は、第1の基板20の貫通孔21xに挿入されており、電気接続部材41の一部分(コア部41aを含む)は、第1の基板20の他方の面に形成されているソルダーレジスト層24bの表面から突出している。例えば、コア基板21の厚さT1を60μm、コア基板21の他方の面における貫通孔21xの直径を60μmとした場合に、突出量T2は約100μmとなる。電気接続部材41のソルダーレジスト層24bの表面から突出している部分は、例えばマザーボード等と電気的に接続するための外部接続端子として機能する。
第1の基板20と第2の基板30との間には、絶縁層42が充填されている。絶縁層42の材料としては、例えばフィルム状の熱硬化性絶縁樹脂や、液状の熱硬化性絶縁樹脂等の絶縁性を有する材料を用いることができる。
このように、半導体チップを有する第1の基板と、第2の基板とを積層した構造のチップ内蔵基板において、第1の基板に貫通孔を設ける。そして、貫通孔の最小径よりも直径の大きい電気接続部材を貫通孔に挿入し、第1の基板と第2の基板とを接続するとともに、電気接続部材の一部分を第1の基板から突出させる。これにより、第1の基板と第2の基板とを接続する電気接続部材を外部接続端子としても機能させることができる。又、電気接続部材にコア部を設けたことにより、第1の基板と第2の基板との間隔を所定の値に維持することが可能となり、第1の基板と第2の基板との干渉を避けることができる。
[本発明の第1の実施の形態に係るチップ内蔵基板の製造方法]
続いて本発明の第1の実施の形態に係るチップ内蔵基板の製造方法について説明する。図2〜図5は、本発明の第1の実施の形態に係るチップ内蔵基板の製造工程を例示する図である。図2〜図5において、図1に示すチップ内蔵基板10と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。
始めに、図2(a)に示す工程では、コア基板21となる板状の材料を準備する。コア基板21の材料としては、例えばプリプレグ材(ガラス繊維にエポキシ樹脂などを含浸させた材料)等を用いることができる。コア基板21の厚さT1は、例えば60μmとすることができる。そして、コア基板21に貫通孔21x及び21yを形成する。貫通孔21xは、例えば円柱状とすることができる。貫通孔21xを円柱状とした場合に、コア基板21の一方の面における貫通孔21xの直径は例えば390μm、コア基板21の他方の面における貫通孔21xの直径は例えば390μmとすることができる。ただし、貫通孔21xは、円柱状には限定されず、例えばテーパー状であっても構わない。貫通孔21x及び21yは、例えばレ−ザ加工やパンチング加工等により形成することができる。
次いで、図2(b)に示す工程では、コア基板21の貫通孔21y内にビアプラグ23を、コア基板21の一方の面に配線22aを、コア基板21の他方の面に配線22bを形成する。ビアプラグ23は、貫通孔21yを充填するように形成される。配線22a及び22bの一部は、ビアプラグ23により電気的に接続される。配線22a及び22b、並びにビアプラグ23の材料としては、例えばCu等を用いることができる。配線22a及び22bは、例えばサブトラクティブ法やセミアディティブ法等により形成することができる。ビアプラグ23は、例えばめっき法等により形成することができる。
次いで、図2(c)に示す工程では、コア基板21の一方の面に、配線22aを覆うように、開口部24x及び24yを有するソルダーレジスト層24aを形成する。ソルダーレジスト層24aは、例えば液状の感光性樹脂等をコア基板21の一方の面に塗布し、マスクを介して感光性樹脂等を露光し、次いで、露光処理された感光性樹脂等を現像することで形成することができる。開口部24x及び24yからは配線22aの一部が露出している。同様にして、コア基板21の他方の面に、配線22bを覆うように、開口部24zを有するソルダーレジスト層24bを形成する。開口部24zからは配線22bの一部が露出している。
次いで、図3(a)に示す工程では、ソルダーレジスト層24aの開口部24x内に露出する配線22a上に接続層25を形成する。接続層25の材料としては、例えばPbフリーのはんだ合金等を用いることができる。接続層25は、配線22a上に、はんだペーストを塗布しリフロー処理することにより得られる。又、配線22a上に、はんだボールを実装しても構わない。
次いで、図3(b)に示す工程では、コア基板21の一方の面に、バンプ26を有する半導体チップ27をフリップチップ実装する。接続層25とバンプ26との電気的な接続は、例えば230℃に加熱し、接続層25を構成するはんだを融解させることにより行う。次いで、図3(c)に示す工程では、半導体チップ27とソルダーレジスト層24aとの間にアンダーフィル樹脂28を充填する。これにより、図1に示す第1の基板20が完成する。
次いで、図4(a)に示す工程では、第1の基板20と同様にして第2の基板30を作製する。次いで、図4(b)に示す工程では、第2の基板30を構成するソルダーレジスト層34bの開口部34y内に露出する配線32b上に電気接続部材41を配置する。電気接続部材41は、コア部41a及びコーティング層41bから構成されており、コーティング層41bはコア部41aの周囲を覆っている。コア部41aは、例えば球形であり、その直径は、例えば400μmとすることができる。コア部41aの周囲を覆うコーティング層41bの(溶融前の)厚さは、例えば30μmとすることができる。コア部41aの材料としては、例えばCu、Ni等の導電性材料を用いることができる。コーティング層41bの材料としては、例えばPbを含む合金、SnとCuの合金、SnとAgの合金、SnとAgとCuの合金等のはんだ材料を用いることができる。
開口部34y内に露出する配線32b上に電気接続部材41を配置した後、電気接続部材41を例えば230℃に加熱し、コーティング層41bを融解させる。コア部41aを構成する導電性材料の融点は、コーティング層41bを構成するはんだ材料の融点よりも高いため、コーティング層41bが溶融してもコア部41aは溶融することはなく初期の形状を維持する。これにより、第2の基板30を構成するソルダーレジスト層34bの開口部34y内に露出する配線32b上に電気接続部材41が電気的及び機械的に接続される。
次いで、図5に示す工程では、第1の基板20と第2の基板30とを積層する。始めに、第2の基板30に形成されている電気接続部材41の先端部(電気接続部材41の、配線32bと接続された側と反対側)を、第1の基板20の貫通孔21xに挿入し仮固定する。電気接続部材41の一部分は、第1の基板20の他方の面に形成されているソルダーレジスト層24bの表面から突出する。そして、例えば230℃に加熱しながら第2の基板30を押圧する。これにより、電気接続部材41を構成するコーティング層41bは溶融し、第1の基板20を構成するソルダーレジスト層24a及び24bの開口部24y及び24z内に露出する配線22a及び22bと電気的及び機械的に接続される。
この際、コア部41aを構成する導電性材料の融点は、コーティング層41bを構成するはんだ材料の融点よりも高いため、コーティング層41bが溶融してもコア部41aは溶融することはなく初期の形状を維持するため、第1の基板20と第2の基板30との間隔はコア部41aの直径及び貫通孔21xの直径で決まる所定の値に維持される。電気接続部材41のソルダーレジスト層24bの表面から突出している部分は、例えばマザーボード等と電気的に接続するための外部接続端子として機能する。
次いで、第1の基板20と第2の基板30との間に絶縁層42を形成することにより、図1に示すチップ内蔵基板10が完成する。絶縁層42の材料としては、例えばフィルム状の熱硬化性絶縁樹脂や、液状の熱硬化性絶縁樹脂等の絶縁性を有する材料を用いることができる。絶縁層42は、第1の基板20と第2の基板30との間に液状の樹脂を充填し、加熱して硬化させることにより形成することができる。絶縁層42は、封止金型を用いたトランスファーモールド法により形成しても構わない。
本発明の第1の実施の形態によれば、半導体チップを有する第1の基板と、第2の基板とを積層した構造のチップ内蔵基板において、第1の基板に貫通孔を設ける。そして、貫通孔の最小径よりも直径の大きい電気接続部材を貫通孔に挿入し、第1の基板と第2の基板とを接続するとともに、電気接続部材の一部分を第1の基板から突出させる。これにより、第1の基板と第2の基板とを接続する電気接続部材を外部接続端子としても機能させることができる。従って、別途外部接続端子を形成する工程が不要となるため、製造工程の削減が可能となり、チップ内蔵基板の製造コストの上昇を抑えることができる。
又、電気接続部材にコア部を設けたことにより、第1の基板と第2の基板との間隔を所定の値に維持することが可能となり、第1の基板と第2の基板との干渉を避けることができる。
〈第2の実施の形態〉
[本発明の第2の実施の形態に係るチップ内蔵基板の構造]
始めに本発明の第2の実施の形態に係るチップ内蔵基板の構造について説明する。図6は、本発明の第2の実施の形態に係るチップ内蔵基板を例示する断面図である。図6を参照するにチップ内蔵基板11は第1の基板20と、第3の基板50と、電気接続部材41と、絶縁層42とを有する。
チップ内蔵基板11は、半導体チップ27を有する第1の基板20に電気接続部材41を介して第3の基板50を積層した構造である。チップ内蔵基板11において、最外層に積層された第1の基板20及び第3の基板50のうち、第1の基板20には貫通孔21xが形成され、第1の基板20と第3の基板50とを電気的に接続する電気接続部材41の一部分が、貫通孔21xからチップ内蔵基板11の外部に突出している。第1の基板20と第3の基板50との間には絶縁層42が充填されている。以下、チップ内蔵基板11について詳しく説明する。ただし、第1の基板20、電気接続部材41、及び絶縁層42は、第1の実施の形態で説明したものと同一であるため、その説明は省略する。
第3の基板50は、例えばNAND型フラッシュメモリー等であり、半導体チップ51と、接続端子52とを有する。半導体チップ51は、シリコン等からなる薄板化された半導体基板(図示せず)上に半導体集積回路(図示せず)や電極パッド(図示せず)が形成されたものであり、電極パッド(図示せず)上には接続端子52が形成されている。接続端子52としては、例えば、はんだバンプ、はんだボール等を用いることができる。なお、接続端子52として、はんだボールを用いた場合には、第1の基板20と第3の基板50とを接合する際に、接続端子52及び電気接続部材41を構成するコーティング層41bが溶融して合金となり、一つのバンプが形成される。なお、第3の基板50を半導体パッケージと称する場合もある。
このように、半導体チップを有する第1の基板(半導体パッケージ)と、第3の基板(半導体パッケージ)とを積層した構造(所謂パッケージオンパッケージ構造)のチップ内蔵基板において、第1の基板(半導体パッケージ)に貫通孔を設ける。そして、貫通孔の最小径よりも直径の大きい電気接続部材を貫通孔に挿入し、第1の基板(半導体パッケージ)と第3の基板(半導体パッケージ)とを接続するとともに、電気接続部材の一部分を第1の基板(半導体パッケージ)から突出させる。これにより、第1の基板(半導体パッケージ)と第3の基板(半導体パッケージ)とを接続する電気接続部材を外部接続端子としても機能させることができる。又、電気接続部材にコア部を設けたことにより、第1の基板(半導体パッケージ)と第3の基板(半導体パッケージ)との間隔を所定の値以上に維持することが可能となり、第1の基板(半導体パッケージ)と第3の基板(半導体パッケージ)との干渉を避けることができる。
[本発明の第2の実施の形態に係るチップ内蔵基板の製造方法]
続いて本発明の第2の実施の形態に係るチップ内蔵基板の製造方法について説明する。図7〜図8は、本発明の第2の実施の形態に係るチップ内蔵基板の製造工程を例示する図である。図7〜図8において、図6に示すチップ内蔵基板11と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。又、第1の実施の形態と同様の工程については、その説明を省略する場合がある。
始めに、図7に示す工程では、第3の基板50を構成する接続端子52に、電気接続部材41を接合する。具体的には、接続端子52と電気接続部材41とが接触するように配置した後、接続端子52と電気接続部材41とを例えば230℃に加熱し、コーティング層41bを融解させる。コア部41aを構成する導電性材料の融点は、コーティング層41bを構成するはんだ材料の融点よりも高いため、コーティング層41bが溶融してもコア部41aは溶融することはなく初期の形状を維持する。これにより、第3の基板50を構成する接続端子52上に電気接続部材41が電気的及び機械的に接続される。なお、接続端子52として、はんだボールを用いた場合には、接続端子52と電気接続部材41を構成するコーティング層41bとを接合する際に、接続端子52及びコーティング層41bが溶融して合金となり、一つのバンプが形成される。
次いで、図8に示す工程では、第1の実施の形態の図2及び図3と同様の工程により、第1の基板20を作製する。そして、第1の基板20と接続端子52上に電気接続部材41が形成された第3の基板50とを積層する。始めに、第3の基板50の接続端子52上に形成されている電気接続部材41の先端部(電気接続部材41の、接続端子52と接続された側と反対側)を、第1の基板20の貫通孔21xに挿入し仮固定する。電気接続部材41の一部分は、第1の基板20の他方の面に形成されているソルダーレジスト層24bの表面から突出する。そして、例えば230℃に加熱しながら第3の基板50を押圧する。これにより、電気接続部材41を構成するコーティング層41bは溶融し、第1の基板20を構成するソルダーレジスト層24a及び24bの開口部24y及び24z内に露出する配線22a及び22bと電気的及び機械的に接続される。
この際、コア部41aを構成する導電性材料の融点は、コーティング層41bを構成するはんだ材料の融点よりも高いため、コーティング層41bが溶融してもコア部41aは溶融することはなく初期の形状を維持するため、第1の基板20と第3の基板50との間隔はコア部41aの直径及び貫通孔21xの直径で決まる所定の値以上に維持される。電気接続部材41のソルダーレジスト層24bの表面から突出している部分は、例えばマザーボード等と電気的に接続するための外部接続端子として機能する。
次いで、第1の基板20と第3の基板50との間に絶縁層42を形成することにより、図6に示すチップ内蔵基板11が完成する。絶縁層42の材料としては、例えばフィルム状の熱硬化性絶縁樹脂や、液状の熱硬化性絶縁樹脂等の絶縁性を有する材料を用いることができる。絶縁層42は、第1の基板20と第3の基板50との間に液状の樹脂を充填し、加熱して硬化させることにより形成することができる。絶縁層42は、封止金型を用いたトランスファーモールド法により形成しても構わない。
本発明の第2の実施の形態によれば、半導体チップを有する第1の基板(半導体パッケージ)と、第3の基板(半導体パッケージ)とを積層した構造(所謂パッケージオンパッケージ構造)のチップ内蔵基板において、第1の基板(半導体パッケージ)に貫通孔を設ける。そして、貫通孔の最小径よりも直径の大きい電気接続部材を貫通孔に挿入し、第1の基板(半導体パッケージ)と第3の基板(半導体パッケージ)とを接続するとともに、電気接続部材の一部分を第1の基板(半導体パッケージ)から突出させる。これにより、第1の基板(半導体パッケージ)と第3の基板(半導体パッケージ)とを接続する電気接続部材を外部接続端子としても機能させることができる。従って、別途外部接続端子を形成する工程が不要となるため、製造工程の削減が可能となり、チップ内蔵基板の製造コストの上昇を抑えることができる。
又、電気接続部材にコア部を設けたことにより、第1の基板(半導体パッケージ)と第3の基板(半導体パッケージ)との間隔を所定の値以上に維持することが可能となり、第1の基板(半導体パッケージ)と第3の基板(半導体パッケージ)との干渉を避けることができる。
〈第3の実施の形態〉
[本発明の第3の実施の形態に係るチップ内蔵基板の構造]
始めに本発明の第3の実施の形態に係るチップ内蔵基板の構造について説明する。図9は、本発明の第3の実施の形態に係るチップ内蔵基板を例示する断面図である。図9を参照するにチップ内蔵基板12は第1の基板20と、第4の基板60と、第5の基板70と、電気接続部材41及び43と、絶縁層42及び44とを有する。
チップ内蔵基板12は、半導体チップ27を有する第1の基板20に第4の基板60、第5の基板70が順次積層された構造である。チップ内蔵基板12において、最外層に積層された第1の基板20及び第5の基板70のうち、第1の基板20には貫通孔21xが形成され、第1の基板20と第4の基板60とを電気的に接続する電気接続部材41の一部分が、貫通孔21xからチップ内蔵基板12の外部に突出している。
第1の基板20と第4の基板60と第5の基板70とは、電気接続部材43により電気的に接続されている。第1の基板20と第4の基板60、及び、第4の基板60と第5の基板70との間には絶縁層42及び44が充填されている。以下、チップ内蔵基板12について詳しく説明する。ただし、第1の基板20、電気接続部材41、及び絶縁層42は、第1の実施の形態で説明したものと同一であるため、その説明は省略する。
第4の基板60において、コア基板61の一方の面には配線62aが、他方の面には配線62bが形成されている。配線62a及び62bの一部は、コア基板61を貫通するビアプラグ63により電気的に接続されている。コア基板61の材料としては、例えばプリプレグ材(ガラス繊維にエポキシ樹脂などを含浸させた材料)等を用いることができる。コア基板61の厚さT3は、例えば60μmとすることができる。配線62a及び62b、並びにビアプラグ63の材料としては、例えばCu等を用いることができる。
コア基板61の一方の面には、配線62aを覆うようにソルダーレジスト層64aが形成されている。コア基板61の他方の面には、配線62bを覆うようにソルダーレジスト層64bが形成されている。ソルダーレジスト層64aは開口部64xを有し、開口部64xからは配線62aの一部が露出している。ソルダーレジスト層64bは開口部64yを有し、開口部64yからは配線62bの一部が露出している。ソルダーレジスト層64a及び64bの材料としては、例えば感光性樹脂等を用いることができる。なお、第4の基板60の一方の面及び/又は他方の面に、半導体チップや他の電子部品(例えば、キャパシタ、レジスタ、インダクタ等)等を実装しても構わない。
コア基板61には、貫通孔61xが形成されている。貫通孔61xは、例えば円柱状(平面視円形状であり断面視矩形状)とすることができる。貫通孔61xを円柱状とした場合に、コア基板61の一方の面における貫通孔61xの直径は例えば390μm、コア基板61の他方の面における貫通孔61xの直径は例えば390μmとすることができる。ただし、貫通孔61xは円柱状には限定されず、例えばテーパー状(平面視円形状であり断面視台形状)であっても構わない。貫通孔61xをテーパー状とした場合には、コア基板61の一方の面における貫通孔61xの直径は、コア基板61の他方の面における貫通孔61xの直径よりも大きくする。
第5の基板70において、コア基板71の一方の面には配線72aが、他方の面には配線72bが形成されている。配線72a及び72bの一部は、コア基板71を貫通するビアプラグ73により電気的に接続されている。コア基板71の材料としては、例えばプリプレグ材(ガラス繊維にエポキシ樹脂などを含浸させた材料)等を用いることができる。コア基板71の厚さは、例えば100μmとすることができる。配線72a及び72b、並びにビアプラグ73の材料としては、例えばCu等を用いることができる。
コア基板71の一方の面には、配線72aを覆うようにソルダーレジスト層74aが形成されている。コア基板71の他方の面には、配線72bを覆うようにソルダーレジスト層74bが形成されている。ソルダーレジスト層74bは開口部74yを有し、開口部74yからは配線72bの一部が露出している。ソルダーレジスト層74a及び74bの材料としては、例えば感光性樹脂等を用いることができる。なお、第5の基板70の一方の面及び/又は他方の面に、半導体チップや他の電子部品(例えば、キャパシタ、レジスタ、インダクタ等)等を実装しても構わない。
第1の基板20を構成する配線22a及び22bと、第4の基板60を構成する配線62a及び62bと、第5の基板70を構成する配線72a及び72bとは、電気接続部材43を介して電気的に接続されている。電気接続部材43は、コア部43a及びコーティング層43bから構成されている。元々は、コーティング層43bはコア部43aの周囲を覆うように形成されていたが、第1の基板20と第4の基板60と第5の基板70とを接合する際に電気接続部材43が加熱され、コーティング層43bが溶融して図のような形状となったものである。
コア部43aは、電気接続部材43の電気抵抗値を小さくする機能を有するとともに、第1の基板20と第4の基板60と第5の基板70との間隔を所定の値に維持する機能を有する。コア部43aは、例えば球形であり、その直径φ2は、例えば400μmとすることができる。コア部43aの周囲を覆う、コーティング層43bの(溶融前の)厚さは、例えば30μmとすることができる。コア部43aの直径φ2は、貫通孔61xの直径(貫通孔61xをテーパー状とした場合には、コア基板61の他方の面における貫通孔61xの直径)以上に設定する必要がある。なお、コア部43aの直径φ2は、コア部41aの直径φ1よりも大きく設定されている。
コア部43aの材料としては、例えばCu、Ni等の導電性材料を用いることができる。コーティング層43bの材料としては、例えばPbを含む合金、SnとCuの合金、SnとAgの合金、SnとAgとCuの合金等のはんだ材料を用いることができる。なお、第4の基板60と第5の基板70とを接合する際に電気接続部材43が加熱され、コーティング層43bが溶融するが、その際にコア部43aは溶融しないようにする必要がある。すなわち、コア部43aを構成する導電性材料の融点は、コーティング層43bを構成するはんだ材料の融点よりも高くなければならない。
電気接続部材43は、第4の基板60の貫通孔61xに挿入されており、電気接続部材43の一部分は、第4の基板60の他方の面に形成されているソルダーレジスト層64bの表面から突出している。例えば、コア基板61の厚さT3を60μm、コア基板61の他方の面における貫通孔61xの直径を390μmとした場合に、突出量T4は約100μmとなる。
第4の基板60と第5の基板70との間には、絶縁層44が充填されている。絶縁層44の材料としては、例えばフィルム状の熱硬化性絶縁樹脂や、液状の熱硬化性絶縁樹脂等の絶縁性を有する材料を用いることができる。
このように、半導体チップを有する第1の基板に第4の基板、第5の基板が順次積層された構造のチップ内蔵基板において、第1の基板に貫通孔を設ける。そして、貫通孔の最小径よりも直径の大きい電気接続部材を貫通孔に挿入し、第1の基板と第4の基板とを接続するとともに、電気接続部材の一部分を第1の基板から突出させる。これにより、第1の基板と第4の基板とを接続する電気接続部材を外部接続端子としても機能させることができる。又、電気接続部材にコア部を設けたことにより、第1の基板と第4の基板との間隔を所定の値に維持することが可能となり、第1の基板と第4の基板との干渉を避けることができる。
又、第4の基板に貫通孔を設け、貫通孔の最小径よりも直径の大きい電気接続部材を貫通孔に挿入し、第4の基板と第5の基板とを接続するとともに、電気接続部材の一部分を第4の基板から突出させる。これにより、第4の基板と第5の基板とを接続する電気接続部材により、第1の基板との接続も可能となる。又、電気接続部材にコア部を設けたことにより、第4の基板と第5の基板との間隔を所定の値に維持することが可能となり、第4の基板と第5の基板との干渉を避けることができる。
なお、チップ内蔵基板12は、3枚の基板が積層された構造であるが、同様の方法により、更に基板を積層することが可能である。
[本発明の第3の実施の形態に係るチップ内蔵基板の製造方法]
チップ内蔵基板12は、第1の実施の形態で説明した工程を繰り返すことにより製造することができるため、製造方法の説明は省略する。
本発明の第3の実施の形態によれば、半導体チップを有する第1の基板に第4の基板、第5の基板が順次積層された構造のチップ内蔵基板において、第1の基板に貫通孔を設ける。そして、貫通孔の最小径よりも直径の大きい電気接続部材を貫通孔に挿入し、第1の基板と第4の基板とを接続するとともに、電気接続部材の一部分を第1の基板から突出させる。これにより、第1の基板と第4の基板とを接続する電気接続部材を外部接続端子としても機能させることができる。従って、別途外部接続端子を形成する工程が不要となるため、製造工程の削減が可能となり、チップ内蔵基板の製造コストの上昇を抑えることができる。
又、電気接続部材にコア部を設けたことにより、第1の基板と第4の基板との間隔を所定の値に維持することが可能となり、第1の基板と第4の基板との干渉を避けることができる。
又、第4の基板に貫通孔を設け、貫通孔の最小径よりも直径の大きい電気接続部材を貫通孔に挿入し、第4の基板と第5の基板とを接続するとともに、電気接続部材の一部分を第4の基板から突出させる。これにより、第4の基板と第5の基板とを接続する電気接続部材により、第1の基板との接続も可能となる。又、電気接続部材にコア部を設けたことにより、第4の基板と第5の基板との間隔を所定の値に維持することが可能となり、第4の基板と第5の基板との干渉を避けることができる。又、同様の方法により、更に基板を積層することが可能である。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳説したが、本発明は、上述した実施の形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、各実施の形態では、何れも両面に配線が形成された基板が例示されているが、基板の形態はこれに限定されるものではない。例えば第2の基板として、多層のビルドアップ配線層を有する配線基板を用いても構わない。
又、各実施の形態では、電気接続部材を基板の貫通孔に挿入し、基板の両側の配線と接続する例を示したが、電気接続部材を基板の何れか一方の面に形成された配線のみに接続するようにしても構わない。
又、積層された基板間には、必ずしも絶縁層を形成しなくても構わない。
本発明の第1の実施の形態に係るチップ内蔵基板を例示する断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るチップ内蔵基板の製造工程を例示する図(その1)である。 本発明の第1の実施の形態に係るチップ内蔵基板の製造工程を例示する図(その2)である。 本発明の第1の実施の形態に係るチップ内蔵基板の製造工程を例示する図(その3)である。 本発明の第1の実施の形態に係るチップ内蔵基板の製造工程を例示する図(その4)である。 本発明の第2の実施の形態に係るチップ内蔵基板を例示する断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るチップ内蔵基板の製造工程を例示する図(その1)である。 本発明の第2の実施の形態に係るチップ内蔵基板の製造工程を例示する図(その2)である。 本発明の第3の実施の形態に係るチップ内蔵基板を例示する断面図である。
符号の説明
10,11,12 チップ内蔵基板
20 第1の基板
21,31,61,71 コア基板
21x,21y,61x 貫通孔
22a,22b,32a,32b,62a,62b,72a,72b 配線
23,33,63,73 ビアプラグ
24a,24b,34a,34b,64a,64b,74a,74b ソルダーレジスト層
24x,24y,24z,34y,64x,64y,74y 開口部
25 接続層
26 バンプ
27,51 半導体チップ
28 アンダーフィル樹脂
30 第2の基板
41,43 電気接続部材
41a,43a コア部
41b,43b はんだ部
42,44 絶縁層
50 第3の基板
52 接続端子
60 第4の基板
70 第5の基板
T1,T3 厚さ
T2,T4 突出量
φ1,φ2 直径

Claims (10)

  1. 半導体チップが搭載された基板を含む複数の基板が積層された構造のチップ内蔵基板であって、
    最外層に積層された基板の少なくとも一方には貫通孔が形成され、
    異なる層に積層された基板の配線同士を電気的に接続する電気接続部材の一部分が、前記貫通孔から前記半導体チップが搭載された基板の外部に突出していることを特徴とするチップ内蔵基板。
  2. 前記電気接続部材は、導電性材料からなるコア部と、
    前記コア部の周囲を覆う、はんだ材料からなるコーティング層と、を有することを特徴とする請求項1記載のチップ内蔵基板。
  3. 前記コア部を構成する導電性材料の融点は、前記コーティング層を構成するはんだ材料の融点以上であることを特徴とする請求項2記載のチップ内蔵基板。
  4. 前記貫通孔は、平面視円形状であり、断面視矩形状若しくは断面視台形状であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載のチップ内蔵基板。
  5. 前記コア部は球状であり、前記コア部の直径は、前記貫通孔の最小部の直径以上であることを特徴とする請求項4記載のチップ内蔵基板。
  6. 隣接する層に積層された基板間には、絶縁性を有する封止材が充填されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項記載のチップ内蔵基板。
  7. 積層される基板には、半導体基板上に半導体集積回路が形成された構造の基板が含まれていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項記載のチップ内蔵基板。
  8. 半導体チップが搭載された基板を含む複数の基板が積層された構造のチップ内蔵基板の製造方法であって、
    第1の配線が形成された第1の基板と、第2の配線が形成された第2の基板とを準備する第1工程と、
    導電性材料からなるコア部と、前記コア部の周囲を覆う、はんだ材料からなるコーティング層と、を有する電気接続部材を準備する第2工程と、
    前記第1の基板に貫通孔を形成する第3工程と、
    前記コーティング層を構成するはんだ材料を溶融させ、前記第2の基板の前記第2の配線と、前記電気接続部材とを、直接又は他の接続部材を介して電気的に接続する第4工程と、
    前記電気接続部材の前記第2の配線と接続された側と反対側を前記第1の基板の前記貫通孔に挿入し、前記電気接続部材の一部分を前記貫通孔から突出させる第5工程と、
    前記コーティング層を構成するはんだ材料を溶融させ、前記第1の基板の前記第1の配線と、前記電気接続部材とを電気的に接続する第6工程と、を有することを特徴とするチップ内蔵基板の製造方法。
  9. 更に、前記第2の基板に貫通孔を形成する第7工程と、
    他の基板を準備し、前記他の基板に対して、前記第4工程から前記第6工程と同様の工程を繰り返すことにより、前記第2の基板上に前記他の基板を積層する第8工程と、を有することを特徴とする請求項8記載のチップ内蔵基板の製造方法。
  10. 前記コア部を構成する導電性材料の融点は、前記コーティング層を構成するはんだ材料の融点以上であり、前記コーティング層を構成するはんだ材料を溶融させる際には、前記電気接続部材を、前記コーティング層を構成するはんだ材料の融点以上であり、前記コア部を構成する導電性材料の融点以下である温度に加熱することを特徴とする請求項8又は9記載のチップ内蔵基板の製造方法。
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