JP2010067018A - 携帯電話端末 - Google Patents

携帯電話端末 Download PDF

Info

Publication number
JP2010067018A
JP2010067018A JP2008232876A JP2008232876A JP2010067018A JP 2010067018 A JP2010067018 A JP 2010067018A JP 2008232876 A JP2008232876 A JP 2008232876A JP 2008232876 A JP2008232876 A JP 2008232876A JP 2010067018 A JP2010067018 A JP 2010067018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile phone
communication
umi
unit
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008232876A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5077161B2 (ja
Inventor
Katsuaki Akama
勝明 赤間
Takeshi Matsuda
毅 松田
Shinichi Takeda
晋一 武田
Kyota Sakai
京太 坂井
Atsushi Nagasawa
篤 長澤
Junichi Kamisaka
純一 上坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2008232876A priority Critical patent/JP5077161B2/ja
Publication of JP2010067018A publication Critical patent/JP2010067018A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5077161B2 publication Critical patent/JP5077161B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】メディアデータの複製を防止し、容易且つコストがかかることなく、携帯電話端末間で、試聴用のデータをやりとりする。
【解決手段】携帯電話基地局を通じて無線通信を行う基地局向け通信部と、加入者端末識別子と加入者識別子によって暗号化されたメディアデータとを格納する格納部と、携帯電話基地局を介することなく端末間で直接通信を行い、他の携帯電話端末から、端末間直接通信によって、メディアデータと該他の携帯電話端末の加入者端末識別子とを受信する端末間直接通信部と、端末間直接通信部で受信するときに、基地局向け通信部の動作を停止する停止部と、自身の加入者端末識別子を他の携帯電話端末の加入者端末識別子で上書きし、メディアデータの再生が終了すると、他の携帯電話端末の加入者端末識別子を自身の加入者端末識別子で上書きする更新部と、更新部が上書きした後に基地局向け通信部を起動させる起動部と、を備える携帯電話端末。
【選択図】図1

Description

本発明は、動画や音楽等の大容量のメディアデータを携帯電話基地局を介さず端末間の直接通信によって送受信する携帯電話端末に関する。
動画や音楽等のコンテンツ(メディアデータ)を携帯電話端末に配信するサービスとして、例えば、音楽サーバ等から曲をダウンロードして購入するサービスがある。このような配信サービスでは、コンテンツの複製を防止する目的で、ダウンロードしたコンテンツを利用者の識別子(例えばUMI情報等)で暗号化して、利用者の携帯電話端末に格納する。利用者がダウンロードしたコンテンツを再生する場合には、利用者の識別子で復号化することによって、視聴可能となる。
メディアデータの暗号化に使用されるものとしてはUMI情報等がある。UMI情報は、第3世代(IMT-2000)の携帯電話端末の識別情報であり、その端末に唯一の情
報として割りてられる。
ダウンロードしたコンテンツを再生するには、ダウンロードした携帯電話端末のUMI情報が必要となる。従って、このような配信サービスを利用して購入されたコンテンツは、コンテンツを格納する携帯電話端末以外の端末に持ち出すことができなかった。
特開2002−203118号公報 特開2006−267763号公報 特開2003−208162号公報 特開2002−304179号公報
例えば、ダウンロードによって購入した曲を、他の友人に薦めたい場合には、自分の携帯電話端末で曲を再生して聞かせるという方法がある。しかし、このような方法の場合、携帯電話端末を他人に渡さなければならず、他人に携帯電話端末を操作され、個人情報が漏えいする可能性がある。
他の手段としては、友人にも同じ曲をダウンロードしてもらう方法がある。しかし、この方法の場合、例え試聴するだけだとしても、試聴用音楽のダウンロードにかかるパケット通信の料金が高額になってしまう。
そこで、メディアデータの複製を防止しつつ、手渡し感覚で、すなわち、容易に且つコストがかからず、他の携帯電話端末にメディアデータを送ることができる方法が求められていた。
開示の携帯電話端末の目的は、メディアデータの複製を防止しつつ、容易且つコストがかかることなく、他の携帯電話端末からメディアデータを受信し、試聴することができる技術を提供することである。
開示の携帯電話端末は、携帯電話基地局を通じて無線通信を行う基地局向け通信部と、
携帯電話の加入者端末を識別するために各加入者端末に固有に割り当てられる加入者端末識別子と複製を防止するために前記加入者識別子によって暗号化されたメディアデータ
とを格納する格納部と、
前記携帯電話基地局を介することなく端末間で直接通信を行い、他の端末間直接通信可能な携帯電話端末から、端末間直接通信によって、メディアデータと該メディアデータの復号化に用い、該他の携帯電話端末の加入者端末識別子とを受信する端末間直接通信部と、
前記メディアデータと前記他の携帯電話端末の加入者識別子とを受信するときに、前記基地局向け通信部の動作を停止する停止部と、
前記格納部に格納される自身の加入者端末識別子を前記他の携帯電話端末の加入者端末識別子で上書きし、前記メディアデータの再生が終了するときに、前記格納部に格納される前記他の携帯電話端末の加入者端末識別子を自身の加入者端末識別子で上書きする更新部と、
前記更新部が前記自身の加入者端末識別子で前記他の携帯電話端末の加入者端末識別子を上書きした後に前記基地局向け通信部を起動させる起動部と、を備える。
開示の携帯電話端末によれば、携帯電話の基地局を介さず端末間でメディアデータを受信するので、実際の動作としては、他の携帯電話端末と端末間通信可能な範囲に携帯端末を近づけるだけでよく、容易且つコストをかけることなく、メディアデータを受信することができる。また、メディアデータを再生する場合には、基地局向け通信部の動作が停止される。すなわち、携帯電話端末としての本来の機能を停止する間のみメディアデータを再生が可能となる。メディアデータの再生終了とともに、他の携帯電話端末の加入者情報は自身の加入者端末情報によって上書きされ失われてしまうので、それ以上、メディアデータを復号化して再生することができなくなる。このことによって、メディアデータが複製されることを防止することができる。
開示の装置及びシステムによれば、メディアデータの複製を防止しつつ、容易且つコストがかかることなく、他の携帯電話端末からメディアデータを受信し、試聴することができる技術を提供することができる。
以下、図面を参照して、開示の装置及びシステムの実施の形態を説明する。尚、実施の形態は例示であり、開示の装置及びシステムは、以下の実施の形態の構成には限定されない。
<第1実施形態>
図1は、IC(Integrated Circuit)通信による音楽配信の概略の例を示す図である。図1では、利用者Aが音楽サーバMSから曲をダウンロードして購入し、購入した曲を利用者Bに(試聴用として)渡す例を示す。
ICチップには、 CPU(Central Processing Unit)、RO
M(Read−Only Memory)、RAM(Random−Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、Co−Processor等が格納されている。ROMは、読出
し専用メモリで実行プログラムや暗号アルゴリズムを格納する。EEPROMは、電気的に書換え可能なデータ格納用の不揮発性メモリである。EEPROMは、大容量であり、1枚のICカードを多目的に利用することを実現する。Co−Processorは、R
SA(Rivest Shamir Adleman)暗号等の公開鍵暗号アルゴリズムを高速に処理する為の処理装置である。
ICカードの読み書き方式には、接触型と非接触型とがある。接触型のICカードは、
上述のようなICチップのみを備えている。接触型のICカードの読み書き方式では、ICカードに備えられているICモジュール端子と読書き装置(リーダ/ライタ)の端子とが接触することで電力供給や通信を行っている。非接触型のICカードは、上述のようなICチップとアンテナとなるコイルとを備えている。非接触型の読書き装置は、コイルを備えており、コイルに電流を流すことで磁界を発生させる。ICカードを読書き装置の磁界内に置くと、ICカードのコイルに電流が流れ、ICカードのICチップが作動する。非接触型のICカードの読み書き方式では、読書き装置の磁界内(通信範囲内)にICカードを置くだけで、通信が行われる。読書き装置とICカードの通信できる距離は、規格によるが、0mmから70mm程度である。以下、非接触型のICカードと読み取り装置とで通信を行うことをIC通信と称する。
携帯電話にも、非接触型のICカードが導入されている。携帯電話などのモバイル端末には、モバイル用のICカードが搭載されている。前述の非接触型のICカードとの主な違いは、搭載されるモバイル端末とのインターフェイスを備えている点、電源を搭載される端末から供給する点等がある。
利用者Aの携帯電話Aは、いわゆる第3世代(IMT−2000)と呼ばれる携帯電話である。携帯電話Aは、UMIカード(User Identity Module Card)2Aを保持する。UMIカード2Aは、携帯電話Aに入っている抜き挿し可能な接触型ICカードで、SIMカード(Subscriber Identity Module Card)とも呼ばれる。UMIカード2Aには、契約者(利用者A)を識別するためのIMSI(International Mobile Subscriber
Identity:以下、「UMI情報」と称す)と呼ばれる固有の番号が付与されている。携帯電話Aは、UMI情報と電話番号を結びつけることにより通信を可能としている。通常、携帯電話Aは、UMIカード2AからUMI情報等を読み出し、自身のメモリ3Aに格納する。このことによって、携帯電話Aは、利用者Aが契約した電話番号とUMI情報を有した携帯電話として動作する。例えば、利用者BのUMIカード2Bを利用者Aの携帯電話Aに差し込むと、携帯電話Aは、UMIカード2Bから利用者Bの電話番号とUMI情報(UMI−B)とを読み出し、メモリ3Aに格納する。このようにして、携帯電話Aは、利用者Bの携帯電話として動作する。
携帯電話Aは、無線パケット通信することができる。無線パケット通信によって、携帯電話Aは、携帯メールを送受信したり、携帯電話専用のサイトを閲覧したりすることができる。また、無線パケット通信によって、音楽配信サイトから音楽をダウンロードすることも可能である。
携帯電話Aは、非接触型のICカードを備えており、IC通信を行うことも可能である。IC通信によって、携帯電話Aは、電子マネーのプリペイドカード、クレジットカード、定期券等の機能を果たす。また、携帯電話Aが保持する電話帳などの情報や、携帯電話Aに付属するカメラで撮った画像等を他のIC通信可能な携帯電話と送受信することもできる。このようなIC通信を行う際には、携帯電話のIC通信用ポートを相手のIC通信用ポートの通信可能範囲に近づける(重ね合わせる)ことによって、データの送受信を行う。
携帯電話Aは、更に、無線通信にかかるすべての機能を停止する「電波停止モード」を備える。電波停止モードとは、電話の発信や応答、携帯メールの送受信、携帯電話用サイトの閲覧等の、通話や通信を必要とする操作を不可能にするモードである。例えば、病院や電車の優先席付近の、携帯電話の電波を排除する場所で使用することを目的とした機能である。
以上のような携帯電話Aと同様の機能を利用者Bの携帯電話Bも備えていることとする。
携帯電話Aが音楽サーバMSから、携帯電話用サイトを通じて、曲を1曲ダウンロードして購入したとする。この購入した曲は携帯電話Aのメモリ3Aに格納される。このとき、携帯電話AのUMI情報(UMI−A)でダウンロードした曲を暗号化して格納する。メモリ3Aには、暗号化されたデータとUMIカード2Aに格納される携帯電話AのUMI情報(UMI−A)を保持する。この暗号化されたデータは、携帯電話のUMI情報(UMI-A)によって復号することができる。
利用者Aの携帯電話Aから利用者Bの携帯電話BへIC通信で曲を渡すときには、携帯電話AのIC通信用ポートを携帯電話BのIC通信用ポートの通信範囲に近づける(重ね合わせる)。IC通信によって、携帯電話Aから携帯電話Bに、暗号化されたデータと携帯電話AのUMI情報(UMI−A)とが送信される。
利用者Bの携帯電話Bには、IC通信によって取得した暗号化されたデータと携帯電話AのUMI情報(UMI−A)とがメモリ3Bに格納される。携帯電話Bは、携帯電話Aと同様の暗号化及び復号化アルゴリズムを実行する処理部又はプログラムが搭載されている。このとき、メモリ3Bに格納されていた携帯電話BのUMI情報(UMI―B)は、携帯電話AのUMI情報(UMI−A)に書き換えられる。即ち、一時的に携帯電話Bで携帯電話Aを再現することになる。携帯電話Bは、メモリ3Bに格納された携帯電話AのUMI情報(UMI−A)を用いて、暗号化されたデータを復元し再生する。
なお、IC通信を開始するとともに、携帯電話A及び携帯電話Bは、電波停止モードが起動する。携帯電話Bは、更に、受信したデータ(曲)を再生している間は、電波停止モードが継続する。再生が終了すると、電波停止モードが解除され、それとともに、メモリ3Bに格納されているUMI情報(UMI−A)は、携帯電話BのUMIカード2Bに格納されているUMI情報(UMI−B)に書き換えられる。これ以降、携帯電話Bは、暗号化されたデータを復号化できなくなる。即ち、携帯電話Aがダウンロードして購入した曲を、携帯電話Bでは、これ以上再生することができなくなる。
<携帯電話の構成例>
図2は、IC通信による音楽配信を実現する携帯電話の構成例を示す図である。即ち、図1における携帯電話A及び携帯電話Bの構成例を示す図である。
携帯電話Aは、無線制御部11、呼制御部12、入力受付部13、電波停止モード管理部14、UMI管理部15、UMI格納部15A、UMIカード16、格納部17、データ管理部18、ICカード19、ICカード通信20、及び再生部21を備える。
無線制御部11(「基地局向け通信部」に相当)は、基地局への携帯電話Aの位置情報の送信、基地局からの電波の受信、及び通話や通信に係る制御を行う。例えば、携帯電話Aの電源が入れられたときには、無線制御部11は、基地局に対して、自身の位置を知らせるための情報を送信する。また、定期的に基地局から送信される情報を受信することで、移動による使用基地局の変更を検出する。呼制御部12(「基地局向け通信部」に相当)は、通話開始時に、認識している使用基地局との間の呼制御を行う。
入力受付部13は、携帯電話Aのボタン操作や、タッチパネル式の携帯電話の場合には、タッチパネル操作を受け付け、その入力に応じた処理の指示を各部に送信する。
電波停止モード管理部14(「停止部」「起動部」に相当)は、電波停止モードの起動
及び解除を管理する。電波停止モードが起動されると、電波停止モード管理部14は、無線通信部11と呼制御部12とを無効化する。電波停止モードが解除されると、電波停止モード管理部14は、無線通信部11と呼制御部12とを有効化する。
UMI管理部15(「更新部」に相当)は、UMI情報の管理を行う。UMI管理部15は、UMI格納部15A(「格納部」に相当)を備える。UMI管理部15は、携帯電話Aの電源投入時、UMIカード16に格納されているUMI情報(「加入者識別情報」に相当)を読み出し、UMI格納部15Aに格納する。通話、通信、及び、暗号化された音楽データを再生する場合には、UMI管理部15は、UMI格納部15Aに格納されているUMI情報を読み出して各処理部に渡す。UMI管理部15は、電波停止モードが起動しており、且つ、IC通信にてUMI情報を受信した場合には、UMI格納部15Aに受信したUMI情報を格納する。電波停止モードが解除されると、UMI管理部15は、UMIカード16からUMI情報を読み出してUMI格納部15Aに格納する。
格納部17(「格納部」に相当)は、各種データを格納する。格納するデータの例としては、アドレス帳、送受信した携帯メール、付属のカメラで撮った画像データ、ダウンロードして購入した音楽データ等がある。
データ管理部18は、格納部17に格納されるデータの管理を行う。データ管理部18は、(IC通信や無線通信などで)受信したデータを格納部17に書き込んだり、送信及び再生するデータを格納部17から読み出したりする。
ICカード19(「端末間直接通信部」に相当)は、IC通信を行うための非接触型ICチップである。ICカード19には、電子マネーの残高、クレジットカードのカード番号、定期券の区間情報及期限情報等のIC通信を利用するサービスに係る情報が格納されている。ICカード19は、他の機器とIC通信を行う際のインターフェイスとなる。
ICカード通信部20は、ICカード19と携帯電話Aとのインターフェイスである。例えば、電子マネーの残高を携帯電話Aのディスプレイに表示するときには、ICカード19に格納されている電子マネーの残高情報の読み出し等を行う。また、携帯電話Aから他の携帯電話に、例えば、自身の電話番号及びメールアドレス等をIC通信で送信する場合には、ICカード通信部20は、データ管理部18から情報を受け取り、ICカード19に渡す。
再生部21は、音楽データ、動画データ、画像データを再生し、ディスプレイ、スピーカ、イヤホン等の出力部に出力する。データが暗号化されている場合には、UMI管理部15からUMI情報を受信し、復号化を行ってから、データを再生する。
無線制御部11、呼制御部12、入力受付部13、電波停止モード管理部14、UMI管理部15、データ管理部18、ICカード通信部20、及び再生部21は、それぞれ、携帯電話Aに搭載されたメモリに格納される、所定の動作を行うプログラムとして実現されてもよい。例えば、無線制御部11は無線制御プログラム、再生部21は再生プログラムなどである。これらのプログラムを携帯電話AのCPU、または、それぞれ専用の電子回路等で実現されてもよい。
UMI管理部15、及び格納部17は、RAMなどの記録媒体で実現される。
<携帯電話の動作例>
図3A及び図3Bは、IC通信による音楽配信に係る携帯電話Aの動作例を示すフロー図である。携帯電話Aは、IC通信が開始(利用者の入力による指示、IC通信の受信等
による)すると、電波停止モード管理部14が、無線通信部11と呼制御部12とを無効化し、電波停止モードを起動する(OP1)。
携帯電話Aは、IC通信が送信であるか、受信であるかを判定する(OP2)。送信の場合は、入力受付部13がボタン操作又はタッチパネル操作などによりIC通信による送信の指示を受け付けていることでIC通信の送信を判定可能である。受信の場合は、ICカード19が起動することによりIC通信の受信が判定可能である。
IC通信が送信の場合には(OP2:Yes)、送信するデータが暗号化データか否かを判定する(OP3)。暗号化データとは、AのUMI情報で復号可能な情報であり、専らAでの利用のために作成されたデータである。この判定は、例えば、入力受付部13が、受け付けた入力を解析し、送信すべきデータファイルの拡張子などによって、送信すべきデータが暗号化されているか否かを判別可能である。
送信するデータが暗号化データである場合には(OP3:Yes)、入力受付部13は、データ管理部18に送信予定の暗号化データの読み出しと、UMI管理部15にUMI情報の読み出しとを指示する。データ管理部18は、送信予定の暗号化データを格納部17から読み出して、ICカード通信部20に渡す。UMI管理部15は、UMI格納部15Aに格納されているUMI情報を読み出して、ICカード通信部20に渡す。ICカード通信部20は、暗号化データとUMI情報とをICカード19を通じて送信する(OP4)。送信が完了すると、電波停止モード管理部14は無線制御部11と呼制御部12とを有効化し、電波停止モードを解除する(OP5)。
送信するデータが暗号化データでない場合には(OP3:No)、入力受付部13は、データ管理部18に送信予定のデータの読み出しを指示する。データ管理部18は格納部17から送信予定のデータを読み出し、ICカード通信部20を渡す。ICカード通信部20は、ICカード19を通じてデータを送信する(OP6)。データの送信が完了すると、電波停止モード管理部14は無線制御部11と呼制御部12とを有効化し、電波停止モードを解除する(OP5)。
IC通信が受信の場合には(OP2:No)、ICカード通信部20は、ICカード19を通じて送信されるデータを受信する(OP7)。ICカード通信部20は、受信したデータをデータ管理部18に渡す。データ管理部18は受信したデータ内にUMI情報が含まれているか否か判定する(OP8)。
受信したデータにUMI情報が含まれている場合には(OP8:Yes)、データ管理部18は受信したUMI情報をUMI管理部15に渡す。UMI管理部15は、受信したUMI情報をUMI格納部15Aに格納し、自身のUMI情報を受信したUMI情報で上書きする(OP9)。データ管理部18は、UMI情報以外の情報は格納部17に格納する。受信したデータにUMI情報が含まれていない場合には(OP8:No)、処理がOP10に進む。
入力受付部13は、受信したデータの再生を指示する入力があるか否かを判定する(OP10)。受信したデータの再生指示がある場合には(OP10:Yes)、入力受付部13は、データ管理部18に再生予定の受信データの読み出しを要求するとともに、受信データが暗号化されているか否かを判定する(OP11)。受信データが暗号化されたデータであるか否かの判定は、受信したデータの拡張子等によりデータ管理部18が判定してもよい。また、OP8でUMI情報が含まれていると判定したことを以て、受信データは暗号化であると判定してもよい。
受信データが暗号化されている場合には(OP11:Yes)、入力受付部13は、UMI管理部15にUMI情報を読み出すよう指示する。UMI管理部15はUMI格納部15AからUMI情報を読み出し、再生部21に渡す(OP12)。このときのUMI格納部15Aに格納されているUMI情報は、IC通信で受信したUMI情報である。受信データが暗号化されていない場合には(OP11:No)、処理がOP13に進む。
データ管理部18から再生すべきデータを受信すると、再生部21は、データを再生する(OP13)。このとき、データが暗号化データであって(OP11:Yes)、UMI情報を受信する場合には(OP17)、データをUMI情報で復号してから再生する。
データの再生が終了したら、電波停止モード管理部14は無線通信部11と呼制御部12とを有効化し、電波停止モードを解除する(OP14)。UMI管理部15は、UMIカード16からUMI情報を読み出し、UMI格納部15Aに格納する(OP15)。
<IC通信による音楽配信のシーケンス>
図4は、IC通信による音楽配信のシーケンスを示す図である。図4は、携帯電話Aがダウンロードして購入した曲を携帯電話Bに試聴用としてIC通信で渡す場合の例である。
携帯電話Aの利用者Aは、携帯電話BにIC通信で送信する曲を選択する(OP21)。利用者Aが選択した曲をIC通信で送信する旨の操作を行うと、例えば、携帯電話Aのディスプレイ表示に従って、選択ボタンを押下する(OP22)。IC通信で選択した曲を送信するという入力を受け付けると、携帯電話Aは、電波停止モードを起動する(OP23)。携帯電話Aは、IC通信を開始する(OP23)。このとき、データを送信するための準備となる制御情報をやり取りする。
携帯電話Aの利用者Aは、OP22の操作を行った後、携帯電話AのIC通信用ポートを携帯電話BのIC通信用ポートの通信範囲に近づける(重ね合わせる)。
携帯電話Bは、携帯電話AからのIC通信を検知する(OP25)。携帯電話Bは、IC通信を行うので、電波停止モードを起動させる(OP26)。このとき、携帯電話Bは、携帯電話Aに通信可能を示す応答を送信する。
携帯電話Bの利用者Bは、OP25からOP26の間は、携帯電話Bを携帯電話Aの通信範囲に近づける(重ね合わせる)だけである。
携帯電話Bから応答を受信すると、携帯電話Aは選択した曲(暗号化されたデータ)の送信を開始する(OP27)。携帯電話Aは、自身のUMI情報も送信する(OP29)。送信が完了すると、携帯電話Aは、電波停止モードを解除する(OP31)。
携帯電話Bは、携帯電話Aから送信されるデータとUMI情報を受信する(OP28、OP30)。UMI情報を受信すると、自身のUMI情報を受信した携帯電話AのUMI情報で上書きする(OP30)。携帯電話Bは携帯電話AのUMI情報で受信したデータを復号し再生する(OP32)。再生が終わると、電波停止モードを解除し(OP32)、UMI情報をUMIカードから読み出し上書きする(OP33)。携帯電話AのUMI情報は、携帯電話BのUMI情報によって上書きされる。
尚、携帯電話AのIC通信用ポートと携帯電話BのIC通信用ポートとを通信範囲内に近づける(重ね合わせる)のは、OP24からOP30までの間で良い。
<第1実施形態の作用効果>
第1実施形態のように、暗号化データと暗号化データを復号するために必要なUMI情報(携帯電話AのUMI情報)とをIC通信で受信し、携帯電話B自身のUMI情報を携帯電話AのUMI情報で書き換えることによって、携帯電話Bで携帯電話Aの環境を再現する。そのことによって、携帯電話Aから受信する暗号化された音楽データを復号化して再生することができる。
IC通信で受信した暗号化された音楽データの再生中は、携帯電話Bでありながら携帯電話AのUMI情報を有している状態である。即ち、携帯電話Bでありながら、携帯電話Aとして発信、着信、携帯メールの送受信を行える状態である。このとき、電波停止モードを起動させておくことによって、携帯電話Bが携帯電話Aとして発信、着信、及び携帯メールの送受信することを防ぐ。
受信した暗号化された音楽データの再生が終了したら、UMI情報をUMIカードから読み出し、携帯電話AのUMI情報から携帯電話BのUMI情報に書き換える。このことによって、それ以上は、暗号化された音楽データの複号が不可能となる。すなわち、音楽データの複製を防止し、試聴用の音楽を配信する目的を達成することができる。
IC通信によって、容易に、且つ、データのやり取りにコストをかけることなく、手渡し感覚で、データを相手に渡すことができる。特に、受信側は、何の操作もなく、ただ、送信側の携帯電話のIC通信用ポートに近づける(重ね合わせる)だけで良いので、非常に容易である。
<変形例>
第1実施形態では、ダウンロードによって購入した音楽の配信について説明した。IC通信による配信は、音楽データに限らず、その他、動画データ、画像データ等の試聴用のデータにも適用できる。
第1実施形態では、データの再生が終了すると、UMI情報の上書きを行うのみであった。このとき、格納部17に格納されたIC通信によって受信した暗号化データを削除してもよい。UMI情報の上書きとともに、暗号化データを削除することによって、完全に複製を防止することができる。
IC通信による音楽配信の概略の例を示す図である。 IC通信による音楽配信を実現する携帯電話の構成例を示す図である。 IC通信による音楽配信を実現する携帯電話の動作例を示すフロー図である。 IC通信による音楽配信を実現する携帯電話の動作例を示すフロー図である。 IC通信による音楽配信の例のシーケンスを示す図である。
符号の説明
11 無線制御部
12 呼制御部
13 入力受付部
14 電波停止モード停止部
15 UMI管理部
15A UMI格納部
16 UMIカード
17 格納部
18 データ管理部
19 ICカード
20 ICカード通信部
21 再生部
A,B 携帯電話
MS 音楽サーバ

Claims (2)

  1. 携帯電話基地局を通じて無線通信を行う基地局向け通信部と、
    携帯電話の加入者端末を識別するために各加入者端末に固有に割り当てられる加入者端末識別子と複製を防止するために前記加入者識別子によって暗号化されたメディアデータとを格納する格納部と、
    前記携帯電話基地局を介することなく端末間で直接通信を行い、他の端末間直接通信可能な携帯電話端末から、端末間直接通信によって、メディアデータと該メディアデータの復号化に用い、該他の携帯電話端末の加入者端末識別子とを受信する端末間直接通信部と、
    前記メディアデータと前記他の携帯電話端末の加入者識別子とを受信するときに、前記基地局向け通信部の動作を停止する停止部と、
    前記格納部に格納される自身の加入者端末識別子を前記他の携帯電話端末の加入者端末識別子で上書きし、前記メディアデータの再生が終了するときに、前記格納部に格納される前記他の携帯電話端末の加入者端末識別子を自身の加入者端末識別子で上書きする更新部と、
    前記更新部が前記自身の加入者端末識別子で前記他の携帯電話端末の加入者端末識別子を上書きした後に前記基地局向け通信部を起動させる起動部と、
    を備える携帯電話端末。
  2. 前記停止部は、前記他の携帯電話端末の加入者端末識別子で復号化した該メディアデータを再生する場合には、前記基地局向け通信部の動作を停止する
    請求項1に記載の携帯電話端末。
JP2008232876A 2008-09-11 2008-09-11 携帯電話端末 Expired - Fee Related JP5077161B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008232876A JP5077161B2 (ja) 2008-09-11 2008-09-11 携帯電話端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008232876A JP5077161B2 (ja) 2008-09-11 2008-09-11 携帯電話端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010067018A true JP2010067018A (ja) 2010-03-25
JP5077161B2 JP5077161B2 (ja) 2012-11-21

Family

ID=42192554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008232876A Expired - Fee Related JP5077161B2 (ja) 2008-09-11 2008-09-11 携帯電話端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5077161B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10469255B2 (en) 2015-06-04 2019-11-05 Huawei Technologies Co., Ltd. Software security protection method and apparatus
JP2020167651A (ja) * 2019-03-30 2020-10-08 サイレックス・テクノロジー株式会社 通信端末

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002351744A (ja) * 2001-05-29 2002-12-06 Sony Corp コンテンツ記録システム、コンテンツ転送装置、方法、プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体
JP2005020158A (ja) * 2003-06-24 2005-01-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 移動体通信装置
JP2006013641A (ja) * 2004-06-23 2006-01-12 Nec Corp コンテンツデータ利用システム及びその方法並びに移動通信端末及びプログラム
JP2006121128A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Daii Sai 単方向赤外線データ配信方式を用いるコンテンツ配信方法とその携帯情報受信端末とそのコンテンツ配信通信システム
JP2006228113A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Nec Corp 移動体通信システム、方法、プログラム、移動体通信端末及びサーバ
JP2006310952A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Nec Corp 通信ネットワークシステム及び通信ネットワークシステムにおける通信方法
JP2007151006A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Fujitsu Ltd 通信システムおよび通信端末装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002351744A (ja) * 2001-05-29 2002-12-06 Sony Corp コンテンツ記録システム、コンテンツ転送装置、方法、プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体
JP2005020158A (ja) * 2003-06-24 2005-01-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 移動体通信装置
JP2006013641A (ja) * 2004-06-23 2006-01-12 Nec Corp コンテンツデータ利用システム及びその方法並びに移動通信端末及びプログラム
JP2006121128A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Daii Sai 単方向赤外線データ配信方式を用いるコンテンツ配信方法とその携帯情報受信端末とそのコンテンツ配信通信システム
JP2006228113A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Nec Corp 移動体通信システム、方法、プログラム、移動体通信端末及びサーバ
JP2006310952A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Nec Corp 通信ネットワークシステム及び通信ネットワークシステムにおける通信方法
JP2007151006A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Fujitsu Ltd 通信システムおよび通信端末装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10469255B2 (en) 2015-06-04 2019-11-05 Huawei Technologies Co., Ltd. Software security protection method and apparatus
JP2020167651A (ja) * 2019-03-30 2020-10-08 サイレックス・テクノロジー株式会社 通信端末
JP7045040B2 (ja) 2019-03-30 2022-03-31 サイレックス・テクノロジー株式会社 通信端末

Also Published As

Publication number Publication date
JP5077161B2 (ja) 2012-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3763349B2 (ja) 加入者カードを用いる携帯電話機
US7418344B2 (en) Removable computer with mass storage
JP2006509298A (ja) Icカード決済機能を有する移動通信端末機
US20150339599A1 (en) System, mobile device and method for electronic ticket peer to peer secure transferring by near field communication (nfc) technology
CN101622633A (zh) 存储介质、通信系统和控制装置
JP2004518374A (ja) スマートカードにおけるpki機能を動作させる方法
US20090276862A1 (en) Content providing system
US10027789B2 (en) Modular wireless communicator
US8346215B2 (en) Retrospective implementation of SIM capabilities in a security module
JP2006319438A (ja) 携帯端末及び機能制限方法
KR101546410B1 (ko) 전자 쿠폰 관리 장치 및 방법
JP5077161B2 (ja) 携帯電話端末
JP2005011148A (ja) ダウンロード方法、情報受信システム、プログラムおよび携帯電話
KR101867450B1 (ko) 식별 코드를 이용하여 결제를 수행할 수 있는 이동단말기, 결제 서버, 그것들의 결제시스템 및 그 제어방법
JP2005215796A (ja) 携帯端末のファームウェア更新システムと方法、更新モジュール配布媒体、携帯端末、及びプログラム
JP2009038598A (ja) 電子装置、携帯端末機器、携帯通信システム及びデータ移行プログラム
JP2002345037A (ja) 携帯通信装置及び通信システム並びにその通信方法
JP2002269485A (ja) クレジットカード決済機能付携帯電話の決済システム
JP2004193722A (ja) 記録担体を搭載した携帯可能な通信端末及びこれを使ったサービス提供システム
JP4234391B2 (ja) 情報通信端末におけるデータ処理方法及び情報通信端末
JP2008158937A (ja) 電源タップおよび携帯電話サービスシステム
CN110072226A (zh) 一种写卡方法及装置
JP2007060231A (ja) 携帯端末、そのデータ共有方法およびプログラム
CN110062373A (zh) 一种写卡方法及装置
JP3983717B2 (ja) 携帯端末およびデータ設定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120731

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120813

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5077161

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees