JP2010064147A - パイプ成形機の可変構造の仕上げステーション - Google Patents

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Riccardo Bosoni
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Abstract

【課題】製造されるパイプの直径を変更する場合に、成形ロールを差し替える必要のない仕上げステーションを提供する。
【解決手段】可変構造の仕上げステーションは、2つのプレート36、36’を備える。2つのプレート36、36’は、互いに接合され、2つの直立肩部44に沿ってスライド可能である。直立肩部44は、シュー42に取り付けられた複数の成形ロール29を支持する。シュー42は、プレート36、36’に形成された半径方向のガイド30に沿ってスライド可能である。シュー42は、梃子によって移動し、梃子は、プレート36、36’に取り付けられ、連接棒によって互いに連結される。梃子35は、プレート36、36’に取り付けられ、地面に固定されている。
【選択図】図1b

Description

本発明は、半径方向のガイドに沿って移動可能な複数の空転する成形ロールを備える、パイプ成形機の仕上げステーションに関する。
薄板金の帯鋼を連続的に曲げることによってパイプを成形するパイプ成形機は、その技術分野では周知である。パイプ成形機は、複数の成形ステーションと、少なくとも1つの仕上げステーションと、溶接ステーションとを備え、それらのステーションは互いに連続している。成形ステーションでは、薄板金の帯鋼が、パイプを成形するための一対の成形ロールによって次第に曲げられる。仕上げステーションは、薄板金の帯鋼からなるパイプを「閉じる」ために、曲げられた薄板金の帯鋼の両端部をさらに互いに接合させる成形ロールを備える。溶接ステーションは、少なくとも1つの仕上げステーションによって「閉じられた」パイプの両端部を溶接する。
一般に、曲げられた薄板金の帯鋼の中心角は、複数の成形ステーションの出口において300°から320°であり、少なくとも1つの仕上げステーションの出口において360°である。
従来技術の仕上げステーションは、曲げられた薄板金の帯鋼の両端が接近するように、その帯鋼の外面に作用する成形ロールを支える支持材と、成形されたパイプの回転を防止可能な手段とを備えている。
これらの従来技術の仕上げ機械は、製造されたパイプの直径を変更したい(または変更する必要がある)場合に、成形ロールを差し替える必要があるという欠点を有している。このため、多かれ少なかれ機械を長時間休止させなければならず、工場の生産性の低下を招いていた。
本発明の目的は、従来技術の仕上げステーションに存在する欠点がなく、それゆえ成形ロールを差し替えることなく、パイプの直径があらかじめ調整された範囲内となるように仕上げることができる、可変構造の仕上げステーションを提供することである。
この目的は、独立請求項1に記載の特徴を備える、可変構造の仕上げステーションによって達成される。
本発明の更なる有利な特徴は、従属請求項の構成として示されている。
本発明によって実現される仕上げステーションは、2つのプレートを備え、上記2つのプレートは、完全に互いに接合され、2つの直立肩部に沿ってスライドし、上記直立肩部は、シューに取り付けられた複数の空転する成形ロールを支持し、上記シューは、上記プレートに形成された半径方向のガイドに沿ってスライド可能であり、好ましくは、さらなる空転する成形ロールが地面に固定される。
上記成形ロールを支持する上記シューは、梃子によって移動し、上記梃子は、上記プレートに取り付けられ、連接棒によって互いに連結され、上記連接棒のうち2つは、2つの梃子に取り付けられ、上記2つの梃子はまた、上記プレートに取り付けられ、地面に固定されている。
上記プレートの上部に位置する上記2つの成形ロールの各々の内部には、ディスクブレードが形成され、上記ディスクブレードは、仕上げ処理の間、曲げられた薄板金の帯鋼の端部の位置を制御可能である。
添付の図面に示された、単なる例示の(すなわち限定的ではない)実施形態を参照して本発明を説明する。
本発明によって実現される仕上げステーションの正面図である。 本発明によって実現される仕上げステーションの斜視図である。 図1bの仕上げステーションを前面のプレートを省略して示した図である。 図1の仕上げステーションの側面図である。
添付の図面において、同一の部材には、同一の参照符号を付している。
図1は、本発明によって実現される仕上げステーション1の正面図(図1a)および斜視図(図1b)である。仕上げステーション1は、互いに完全に接合されたプレート36および36’を備えている。プレート36および36’は、2つの直立肩部44に沿ってスライド可能であり、直立肩部44は、シューに取り付けられた複数の空転する成形ロール29を支持している。シューは、プレート36および36’に形成された半径方向のガイド30に沿ってスライド可能となっている。空転する成形ロール40は、プレート36および36’の下部に位置しており、プレートに形成された台座に沿ってスライド可能となっている。台座は、好ましくは腕金39によって地面に固定される。
図示を簡単にするため、図1および図2では、空転する成形ロール29のうちの1つ、および半径方向のガイド30のうちの1つだけが、参照符号を付されている。
プレート36および36’は、少なくとも一対のシュー42(添付図面では2対)を備えていることが好ましい。シュー42は、直立肩部44に形成された少なくとも一対のガイド43(添付図面では二対)に沿ってスライドする。
プレート36および36’の上部に位置する各成形ロール29の内部には、ディスクブレード46が形成されている。ディスクブレード46は、仕上げ処理の間、曲げられた薄板金の帯鋼の端部の位置を制御する。
仕上げステーション1によって処理された曲げられた薄板金の帯鋼の中心角が360°に達している場合は、ディスクブレード46を省略してもよい。
図2は、図1bの仕上げステーション1を前面のプレート36を省略して示した図である。
図2に示すように、成形ロール29を支持するシューは、梃子32によって移動する。梃子32は、プレート36(図2では省略)およびプレート36’に取り付けられており、連接棒34によって互いに連結されている。連接棒34のうち2つは、梃子35に取り付けられている。梃子35は、プレート36および36’に取り付けられ、好ましくは、腕金39(図1)に取り付けられた連接棒37によって、地面に固定される。
成形ロール29および40の側面は円形であり、当該側面の曲率半径は、仕上げステーション1で完成するパイプの最大曲率に等しい。
プレート36および36’の垂直方向の移動によって、梃子35が回転する。梃子35は、(好ましくは)連接棒37によって地面に固定される。なお、プレート36および36’の垂直方向の移動は駆動手段によって達成され、当該駆動手段は、それ自体が公知であるため明示されていない。梃子35の回転運動は、連接棒34によって梃子32に伝わり、成形ロール29を支持するシューを、プレート36および36’に形成された半径方向のガイド30に沿って順にスライドさせる。
連接棒34のシステムによって、シューおよび成形ロール29が、ガイド30に沿って半径方向に等しく移動する。したがって、シューおよび成形ロール29は、成形されるパイプの中心から等距離に位置する。これにより、成形ロール29の位置を、成形されるパイプの直径に簡単かつ効果的に合わせることができる。
プレート36および36’の下部に位置する空転する成形ロール40は、好ましくは腕金39によって地面に固定される。これにより、曲げられた薄板金の帯鋼の下部接面が、地面に対して一定の高さに維持される。すなわち、「一定の滑走面の溝」の構造が実現する。本発明の目的から逸脱しない限り、成形ロール40を、梃子32によって動作するシューによって支持してもよい。
図3は、仕上げステーション1の側面を示す図である。図3では、肩部44に形成されたガイド43が示されている。ガイド43では、プレート36および36’を支持するシューがスライドする。
本発明の目的から逸脱しない限り、当業者は、上述の仕上げステーションに対して、通常の経験、および/または、その技術分野の通常の進歩によって提案されるあらゆる変更および改良を加えてもよい。

Claims (6)

  1. 薄板金の帯鋼を曲げることによってパイプを成形する機械のための、可変構造の仕上げステーション(1)において、
    2つのプレート(36、36’)を備え、
    上記2つのプレート(36、36’)は、完全に互いに接合され、2つの直立肩部(44)に沿ってスライド可能であり、
    上記直立肩部(44)は、スライドシューに取り付けられた少なくとも複数の成形ロール(29)を支持し、
    上記スライドシューは、上記プレート(36、36’)に形成された半径方向のガイド(30)に沿ってスライド可能であり、
    上記成形ロール(29)を支持する上記スライドシューは、梃子(32)によって移動し、
    上記梃子(32)は、上記プレート(36、36’)に取り付けられ、連接棒(34)によって互いに連結され、
    上記連接棒(34)のうち2つは、梃子(35)に取り付けられ、
    上記梃子(35)は、上記プレート(36、36’)に取り付けられ、さらに地面に固定されていることを特徴とする仕上げステーション(1)。
  2. 上記プレート(36、36’)の上部に位置する2つの成形ロール(29)の各々の内部には、ディスクブレード(46)が設けられ、
    上記ディスクブレード(46)は、仕上げ処理の間、曲げられた薄板金の帯鋼の端部の位置を制御可能であることを特徴とする請求項1に記載の仕上げステーション(1)。
  3. 上記梃子(35)は、地面に固定された2つの腕金(39)に取り付けられた一対の連接棒(37)によって、地面に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の仕上げステーション(1)。
  4. 上記プレート(36、36’)は、少なくとも一対のスライドシュー(42)を備え、
    上記スライドシュー(42)は、上記直立肩部(44)に形成された少なくとも一対のガイド(43)に沿ってスライド可能であることを特徴とする請求項1に記載の仕上げステーション(1)。
  5. 成形ロール(40)をさらに備え、
    上記成形ロール(40)は、上記プレート(36、36’)の下部に位置しており、上記プレートに形成された台座に沿ってスライド可能であり、
    上記台座は、地面に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の仕上げステーション(1)。
  6. 上記成形ロール(29、40)の側面は円形であり、当該側面の曲率半径は、仕上げステーション(1)で完成するパイプの最大曲率に等しいことを特徴とする請求項1または5に記載の仕上げステーション(1)。
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