JP2010062805A - 無線通信装置および半導体集積回路装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無線通信によってデータの送受信を行う無線通信装置1であって、データの受信のために信号を入力して復調するOFDM復調部14と、OFDM復調部14の前段に配置され、受信信号に対してOFDM復調部14にて等化可能な伝搬路遅延分散時間以下の所定の遅延時間だけ遅延させた遅延信号を取得し、前記受信信号から前記遅延信号を減算して出力する遅延減算部13とを有し、OFDM復調部14は、遅延減算部13から出力された信号を入力して復調する。
【選択図】図1
Description
「802.11高速無線LAN教科書」、改訂三版、インプレスR&D、2008年3月 "A Time-Domain Microwave Oven Noise Model for the 2.4GHz Band", IEEE Transactions on Electromagnetic Compatibility, Volume 45, Issue 3, August, 2003, p.561-566 「2.5GHz帯無線LANにおける電子レンジ干渉の周期性を利用した除去手法」、電子情報通信学会 スマートインフォメディアシステム研究会(SIS)技術報告、2008年6月8日
一般の室内無線伝送システムでは、室内伝播で生じる伝送路の遅延分散特性に対応できるよう設計される。対象無線システムにも依存するが、無線LANシステムでは、通常、対応可能(等化可能)な伝搬路遅延分散時間は数百nsから1usのオーダーまでである。
図12は、本発明の実施の形態1である無線通信装置全体の構成例を示すブロック図である。本実施の形態の無線通信装置1は、IEEE802.11g規格のOFDM伝送方式(OFDMモード)に対応するものである。
図1は、無線通信装置1におけるベースバンド受信処理部3の内部構成の例を示すブロック図であり、アンテナ15、RF部10を合わせて記載している。なお、図1では、電子レンジからの妨害信号を除去して信号復調する技術を説明するために必要な部位を中心に記載しており、MAC部4、ならびに、送信に係るベースバンド送信処理部2等については記載を省略している。以下、図1を用いて、本実施の形態の無線通信装置1における、電子レンジ信号を抑圧し、所要のOFDM信号を復調するベースバンド受信処理部3の構成について説明する。
図2は、ベースバンド受信処理部3における遅延減算部13の内部構成の例を示すブロック図である。遅延減算部13は、遅延部131、係数設定部132、減算部134、乗算部133、スイッチ135から構成される。
図9は、遅延減算部13における係数設定部132の内部構成の例を示すブロック図である。係数設定部132は、共役複素部91、2乗部92、乗算部93a〜c、加算部94a、b、Nk用レジスタメモリ95、Dk用レジスタメモリ96、除算部97、忘却係数α発生部98から構成される。
図10は、遅延減算部13における遅延部131の内部構成の例を示すブロック図である。ここで、無線通信装置1の動作クロック周波数を40MHz(周期25ns)とすると、T=400nsの遅延は16クロック分に相当する(25ns×16=400ns)。従って、遅延部131は、1ワード(ここではI、Q信号それぞれ10ビットとして、20ビット幅)単位のワードメモリ素子1001を1001a〜gで示されるように16段有する。入力されたrkは、1クロック毎にワードメモリ素子1001を1つずつ前進(図10の右側へ移動)し、16クロック後に出力端子にdkとして現れる。つまり、dk=rk−16である。
図4は、ベースバンド受信処理部3におけるOFDM復調部14の内部構成の例を示すブロック図である。これはOFDM信号の復調を行う復調部としては一般的な構成である。主要部分のみを記載しているが、OFDM復調部14は、FIRフィルタ141、同期部142、FFT(高速フーリエ変換部)143、等化部144、デインタリーバ145、ビタビデコーダ146、デスクランブラ147から構成される。
図3は、ベースバンド受信処理部3における電子レンジ信号検出部12の内部構成の例を示すブロック図である。電子レンジ信号検出部12は、2乗部121〜122、加算部123、時間カウンタ124、受信状態判定部125から構成される。
上述した無線通信装置1およびベースバンド受信処理部3の構成に基づき、以下に電子レンジ信号が対象無線LAN信号に重畳されて受信される場合の、ベースバンド受信処理部3の動作と効果について説明する。
次に、本発明の実施の形態2である無線通信装置について説明する。本実施の形態の無線通信装置は、IEEE802.11b規格対応の無線通信装置であり、全体の構成例を示すブロック図は図12と同様である。ただし、無線伝送方式がスペクトル拡散方式であるDSSS/CCK方式であるため、ベースバンド受信処理部3およびベースバンド送信処理部2は、当該方式に合わせた形として具備される。
図6は、本実施の形態の無線通信装置1におけるベースバンド受信処理部3の内部構成の例を示すブロック図であり、アンテナ15、RF部10を合わせて記載している。なお、図6についても、図1と同様に、電子レンジからの妨害信号を除去して信号復調する技術を説明するために必要な部位を中心に記載しており、MAC部4、ならびに、送信に係るベースバンド送信処理部2等については記載を省略している。また、アンテナ15、RF部10、A/D変換部11、電子レンジ信号検出部12は、実施の形態1の図1に示すものと同様である。
図7は、ベースバンド受信処理部3におけるDSSS/CCK復調部18の内部構成の例を示すブロック図である。これはDSSS/CCK信号の復調を行う復調部としては一般的な構成である。主要部分のみを記載しているが、DSSS/CCK復調部18は、FIRフィルタ181、同期部182、等化部183、逆拡散/符号相関検出部184、DQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)復調部185、並列−直列変換部186、デスクランブラ187から構成される。
上述した本実施の形態の無線通信装置1およびベースバンド受信処理部3の構成に基づき、以下に電子レンジ信号が対象無線LAN信号に重畳されて受信される場合の、ベースバンド受信処理部3の動作と効果について説明する。
次に、本発明の実施の形態3である無線通信装置について説明する。本実施の形態の無線通信装置は、IEEE802.11g規格のOFDM対応の無線通信装置であり、全体の構成例を示すブロック図は図12と同様である。
図8は、本実施の形態の無線通信装置1におけるベースバンド受信処理部3の内部構成の例を示すブロック図であり、アンテナ15、RF部10を合わせて記載している。なお、図8についても、図1と同様に、電子レンジからの妨害信号を除去して信号復調する技術を説明するために必要な部位を中心に記載しており、MAC部4、ならびに、送信に係るベースバンド送信処理部2等については記載を省略している。また、アンテナ15、RF部10、A/D変換部11は、実施の形態1の図1に示すものと同様である。
上述した無線通信装置1およびベースバンド受信処理部3の構成に基づき、以下に電子レンジ信号が対象無線LAN信号に重畳されて受信される場合の、ベースバンド受信処理部3の動作と効果について説明する。
次に、本発明の実施の形態4である半導体集積回路装置について説明する。本実施の形態の半導体集積回路装置は、IEEE802.11b/g規格対応の無線通信装置に用いる半導体集積回路装置である。
2、2a…ベースバンド送信処理部、3、3a…ベースバンド受信処理部、4…MAC部、5…外部I/Oブリッジ、6…メインメモリ、7…CPU、8…内部バス、10…RF部、11…A/D変換部、12…電子レンジ信号検出部、13…遅延減算部、13a…遅延減算部、14…OFDM復調部、14a…OFDM/DSSS/CCK復調部、15…アンテナ、16…制御信号、17…同期確立信号、18…DSSS/CCK復調部、19…I/Q信号、
21…D/A変換部、22…OFDM/DSSS/CCK変調部、30…半導体集積回路装置、
121、122…2乗部、123…加算部、124…時間カウンタ、125…受信状態判定部、
131…遅延部、132…係数設定部、133…乗算部、134…減算部、135…スイッチ、
141…FIRフィルタ、142…同期部、143…FFT、144…等化部、145…デインタリーバ、146…ビタビデコーダ、147…デスクランブラ、
181…FIRフィルタ、182…同期部、183…等化部、184…逆拡散/符号相関検出部、185…DQPSK復調部、186…並列−直列変換部、187…デスクランブラ、
91…共役複素部、92…2乗部、93a〜c…乗算部、94a、b…加算部、95…Nk用レジスタメモリ、96…Dk用レジスタメモリ、97…除算部、98…忘却係数α発生部、
1001a〜g…ワードメモリ素子。
Claims (9)
- 無線通信によってデータの送受信を行う無線通信装置であって、
前記データの受信のために信号を入力して復調する復調部と、
前記復調部の前段に配置され、受信信号に対して前記復調部にて等化可能な伝搬路遅延分散時間以下の所定の遅延時間だけ遅延させた遅延信号を取得し、前記受信信号から前記遅延信号を減算して出力する遅延減算部とを有し、
前記復調部は、前記遅延減算部から出力された信号を入力して復調することを特徴とする無線通信装置。 - データの送受信を行う無線伝送方式にOFDM(直交周波数分割多重)方式を用いて無線通信によりデータの送受信を行う無線通信装置であって、
前記データの受信のために信号を入力して復調する復調部と、
前記復調部の前段に配置され、受信信号に対して前記OFDM方式で規定されるガードインターバル長以下の所定の遅延時間だけ遅延させた遅延信号を取得し、前記受信信号から前記遅延信号を減算して出力する遅延減算部とを有し、
前記復調部は、前記遅延減算部から出力された信号を入力して復調することを特徴とする無線通信装置。 - 請求項1に記載の無線通信装置において、
データの送受信を行う無線伝送方式にスペクトル拡散方式を用いることを特徴とする無線通信装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線通信装置において、
前記受信信号を入力として、前記無線通信に対する妨害波であり、前記復調部にて等化可能な伝搬路遅延分散時間程度離れていても信号波形に相関を有する前記妨害波の存在を検出する妨害波検出部を有し、
前記妨害波検出部における前記妨害波の検出結果に基づいて、前記遅延減算部における前記遅延信号の減算実行の可否を制御することを特徴とする無線通信装置。 - 請求項4に記載の無線通信装置において、
前記妨害波検出部にて検出する前記妨害波が、電子レンジからの漏洩電波であることを特徴とする無線通信装置。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の無線通信装置において、
前記遅延減算部は、前記受信信号に基づいて重み係数を算出する係数設定部を有し、
前記受信信号から前記遅延信号を減算する際に、前記遅延信号に前記係数設定部にて決定された前記重み係数を乗算した後に減算することを特徴とする無線通信装置。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の無線通信装置に用いる半導体集積回路装置であって、
少なくとも前記復調部、および、前記遅延減算部を同一の半導体回路装置に集積することを特徴とする半導体集積回路装置。 - 請求項8に記載の半導体集積回路装置において、
前記遅延時間を設定可能であるレジスタを有することを特徴とする半導体集積回路装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013115708A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Mitsubishi Electric Corp | 受信装置及び受信方法 |
US10205540B2 (en) | 2016-06-16 | 2019-02-12 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Signal detection device, wireless communication device, and wireless communication terminal |
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JPH06268605A (ja) * | 1993-03-16 | 1994-09-22 | Clarion Co Ltd | Pwm信号の受信回路 |
JP2000312167A (ja) * | 1999-02-24 | 2000-11-07 | Kokusai Electric Co Ltd | 受信機 |
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2008
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JPN6012061923; 高畑 裕美,岡田 実: '2.5GHz帯無線LANにおける電子レンジ干渉のお周期性を利用した除去手法' 電子情報通信学会技術研究報告 Vol.108,No.85, 20080605, pp.53-57, 社団法人電子情報通信学会 * |
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