JP2010062179A - 筐体の支持構造及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子機器などの筐体を載置した場合に、がたつきを確実に抑えること。
【解決手段】筐体110の底面に装着され、筐体110が載置される面と接触する突起部152を有する弾性部材からなる脚150と、筐体110の底面に設けられた脚150の装着面112と、装着面112に設けられ、脚150が上方向に変形可能なように設けられた孔114と、を備える。これにより、突起部152が圧縮されることによる弾性変形と、脚150の上方向への撓みによる弾性変形の双方を生じさせることができため、脚150を確実に載置面に接触させることが可能となり、載置面上で筐体110にがたつきが生じてしまうことを確実に抑止できる。
【選択図】図6
【解決手段】筐体110の底面に装着され、筐体110が載置される面と接触する突起部152を有する弾性部材からなる脚150と、筐体110の底面に設けられた脚150の装着面112と、装着面112に設けられ、脚150が上方向に変形可能なように設けられた孔114と、を備える。これにより、突起部152が圧縮されることによる弾性変形と、脚150の上方向への撓みによる弾性変形の双方を生じさせることができため、脚150を確実に載置面に接触させることが可能となり、載置面上で筐体110にがたつきが生じてしまうことを確実に抑止できる。
【選択図】図6
Description
本発明は、筐体の支持構造及び電子機器に関する。
電子機器などにおいては、通常、電子機器が載置される面との接触部位にゴム製の脚が設けられる。従来、例えば下記の特許文献1に記載されているように、底板とゴム足との間に横荷重が加わってもゴム足が横方向にずれることのないようにする技術が知られている。
電子機器等には、通常、底面の4隅にゴム製の脚が設けられる。しかしながら、ゴム脚の変形量が十分でないと、電子機器の自重による荷重に対して、ゴム脚の変形による上下方向のストロークを十分に確保することができない。そして、荷重に対する上下方向の変形量を十分に確保できない状態では、4つの脚の高さにアンバランスが発生し、4つの脚のうち、いずれかの脚が載置面と接触しない事態が発生してしまう。この場合、電子機器は、3つの脚によって載置面と接触するため、電子機器の状態が不安定になり、電子機器にがたつきが発生してしまう。
特に、近時では、光ディスク記録再生装置などの電子機器の軽量化が大幅に進み、脚にかかる荷重がより低下する傾向にある。この場合、脚にかかる荷重がより減少するため、脚の上下方向の変形量がより小さくなる。このため、脚の変形量を十分に確保することができず、いずれかの脚が載置面に接触しない事態が発生し易くなる。そして、このような状況下では、電子機器の筐体自体の変形も最小限に抑えられるため、脚の変形量の不足分が筐体の変形で補われることもない。このため、筐体の寸法精度が脚の装着部の高さ位置精度にそのまま反映されてしまい、いずれかの脚が載置面に接触しない事態が発生し易くなる。これにより、電子機器の載置状態が不安定になり、がたつきが発生してしまう。
また、脚を非常に柔らかい材料から構成すれば、脚がより変形し易くなり、荷重に対する上下方向の十分な変形量を得ることは可能である。しかしながら、脚の材料を柔らかくすると、脚の強度が低下してしまい、脚が破損され易くなるという問題が生じる。この場合、例えば電子機器が載置面上で水平方向に引きずられると、脚が水平方向の力に耐えられなくなり、破損してしまうことが想定される。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、電子機器などの筐体を載置した場合に、がたつきを確実に抑えることが可能な、新規かつ改良された筐体の支持構造及び電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、筐体の底面に装着され、前記筐体が載置される面と接触する突起部を有する弾性部材と、前記筐体の底面に設けられた前記弾性部材の装着部と、前記装着部に設けられ、前記弾性部材が上方向に変形可能なように設けられた退避部と、を備える、筐体の支持構造が提供される。
上記構成によれば、突起部を有する弾性部材が筐体の底面に装着され、突起部は筐体が載置される面と接触する。筐体の底面には弾性部材の装着部が設けられ、装着部には、弾性部材が上方向に変形可能なように退避部が設けられる。従って、突起部が圧縮されることによる弾性変形と、弾性部材の上方向への撓みによる弾性変形の双方を生じさせることができる。これにより、弾性部材を確実に載置面に接触させることが可能となり、載置面上で筐体にがたつきが生じてしまうことを確実に抑止できる。
また、前記退避部は、前記装着部に設けられた貫通孔によって構成されるものであってもよい。
また、前記突起部は半球状であり、前記貫通孔の直径と前記突起部の直径がほぼ同一であってもよい。
また、前記退避部は、前記装着部に設けられた凹部によって構成されるものであってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、筐体の底面に装着され、前記筐体が載置される面と接触する突起部を有する弾性部材と、前記筐体の底面の4隅にそれぞれ設けられた前記弾性部材の装着部と、4つの前記装着部のうち対角に位置しない2つの前記装着部にそれぞれ設けられ、前記弾性部材が上方向に変形可能なように設けられた退避部と、を備える、筐体の支持構造が提供される。
上記構成によれば、突起部を有する弾性部材が筐体の底面に装着され、突起部は筐体が載置される面と接触する。筐体の底面の4隅には弾性部材の装着部がそれぞれ設けられ、4つの装着部のうち対角に位置しない2つの装着部には、弾性部材が上方向に変形可能なように退避部が設けられる。従って、対角に位置しない2つの装着部に装着される弾性部材では、突起部が圧縮されることによる弾性変形と、弾性部材の上方向への撓みによる弾性変形の双方を生じさせることができる。これにより、弾性部材を確実に載置面に接触させることが可能となり、載置面上で筐体にがたつきが生じてしまうことを確実に抑止できる。
また、前記退避部は、前記装着部に設けられた貫通孔によって構成されるものであってもよい。
また、前記突起部は半球状であり、前記貫通孔の直径と前記突起部の直径がほぼ同一であってもよい。
また、前記退避部は、前記装着部に設けられた凹部によって構成されるものであってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、少なくとも電子部品が格納される筐体と、前記筐体の底面に装着され、前記筐体が載置される面と接触する突起部を有する弾性部材と、前記筐体の前記弾性部材の装着部に設けられ、前記弾性部材が上方向に変形可能なように設けられた退避部と、を備える、電子機器が提供される。
上記構成によれば、筐体には少なくとも電子部品が格納される。突起部を有する弾性部材が筐体の底面に装着され、突起部は筐体が載置される面と接触する。筐体の底面には弾性部材の装着部が設けられ、装着部には、弾性部材が上方向に変形可能なように退避部が設けられる。従って、突起部が圧縮されることによる弾性変形と、弾性部材の上方向への撓みによる弾性変形の双方を生じさせることができる。これにより、弾性部材を確実に載置面に接触させることが可能となり、載置面上で電子機器にがたつきが生じてしまうことを確実に抑止できる。
また、前記退避部は、前記装着部に設けられた貫通孔によって構成されるものであってもよい。
また、前記突起部は半球状であり、前記貫通孔の直径と前記突起部の直径がほぼ同一であってもよい。
また、前記退避部は、前記装着部に設けられた凹部によって構成されるものであってもよい。
本発明によれば、電子機器などの筐体を載置した場合に、がたつきを確実に抑えることが可能な筐体の支持構造及び電子機器を提供することが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.本発明の一実施形態にかかる電子機器の概要
2.筐体の構成
3.筐体の支持構造の具体的構成
4.孔を設ける装着面の位置について
1.本発明の一実施形態にかかる電子機器の概要
2.筐体の構成
3.筐体の支持構造の具体的構成
4.孔を設ける装着面の位置について
[1.本発明の一実施形態にかかる電子機器の概要]
図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器100を示す斜視図であって、電子機器100が机200の上に載置された状態を示している。電子機器100は、例えばDVD、CD、ブルーレイディスク等の光ディスク記録再生装置、ノート型パーソナルコンピュータ、家電機器等の機器であるが、特定の機器に限定されるものではない。電子機器100は、駆動回路等を構成する半導体チップまたは回路基板などの電子部品、およびディスクドライブ等を格納する筐体110を備えている。電子機器100の前面には表示部120、操作部130、ディスクを出し入れするためのトレイ140等が設けられている。
図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器100を示す斜視図であって、電子機器100が机200の上に載置された状態を示している。電子機器100は、例えばDVD、CD、ブルーレイディスク等の光ディスク記録再生装置、ノート型パーソナルコンピュータ、家電機器等の機器であるが、特定の機器に限定されるものではない。電子機器100は、駆動回路等を構成する半導体チップまたは回路基板などの電子部品、およびディスクドライブ等を格納する筐体110を備えている。電子機器100の前面には表示部120、操作部130、ディスクを出し入れするためのトレイ140等が設けられている。
図1に示すように、電子部品100は、通常、机200上や、ラック上など平面上に載置される。このため、電子機器100の筐体110の下面には、4隅に脚150が設けられている。脚150は、シリコンゴムなどの弾性部材から構成されている。
図2は、電子機器100の底面を下側から見た状態を示す斜視図である。また、図3は、電子機器100の底面を示す図である。図2及び図3に示すように、脚150は、長方形形状の筐体110の底面の4隅に配置され、図2及び図3中のA,B,C,Dの4箇所に配置される。このように、筐体110の底面にシリコンゴム等の弾性部材からなる脚150を装着することで、机200上に電子機器100を載置した際に、机200の表面と脚150とが接触する。そして、4つの脚150の全てが机200の表面に接触することにより、電子機器100を机200上に載置した際に、電子機器100にがたつきが生じることを抑止できる。また、電子機器100が机200上で水平方向に引きずられた場合などにおいても、弾性部材からなる脚150と机200の表面とが接触することにより、机200の表面に傷がついてしまうことを抑止できる。
[2.筐体の構成]
図4は、電子機器100の筐体110の構成を示す模式図である。筐体110は、金属板をプレス成形することによって形成され、箱型に構成されている。電子機器100は、筐体110内に半導体チップまたは回路基板などの電子部品、ディスクドライブ等を格納し、上板、側面カバー等の部材を装着することによって構成される。
図4は、電子機器100の筐体110の構成を示す模式図である。筐体110は、金属板をプレス成形することによって形成され、箱型に構成されている。電子機器100は、筐体110内に半導体チップまたは回路基板などの電子部品、ディスクドライブ等を格納し、上板、側面カバー等の部材を装着することによって構成される。
筐体110の底面には、4つの脚150を装着するための装着面112が設けられている。装着面112は、装着面112の周囲よりも凹んだ平面とされている。
図5は、筐体110の装着面112及びその周辺と、脚150を示す模式図である。図5に示すように、装着面112は、周囲に対して浅く凹んだ平面として形成されている。脚150は、その平面形状が矩形形状とされており、その裏面(上面)が装着面112に接着されることにより、筐体110に対して固定される。図5に示すように、装着面112の凹みの平面形状は、脚150の平面形状に対応した矩形形状とされている。従って、凹状の装着面112に脚150を嵌め込むことで、脚150の水平方向の位置を位置決めすることができる。これにより、電子機器100が机200上で水平方向に引きずられた場合などに、脚150の位置がずれてしまうことが抑止される。
図5は、電子機器100の前面の左側(図2及び図3に示すA)の装着面112を示している。後で詳細に説明するが、電子機器100の前側のA,Bの2つの装着面112には、その中央部に、筐体110を貫通する孔114が設けられている。このため、A,Bの2つの装着面112では、脚150の裏面は、孔114の周囲において装着面112と接着される。
一方、電子機器100の後側のC,Dの2つの装着面112には、筐体110を貫通する孔114は設けられていない。C,Dの2つの装着面112では、脚150の裏面(上面)の全面が装着面112と接着される。
[3.筐体の支持構造の具体的構成]
図6は、図3中の一点鎖線I−I’に沿った断面を示す模式図である。ここで、図6(a)は、電子機器100を机200上から持ち上げた状態を示しており、図6(b)は、電子機器100を机200上に載置した状態を示している。図6(a)及び図6(b)に示すように、筐体110の装着面112は、周囲に対して凹んだ平面とされ、装着面112の中心には筐体110を貫通する孔114が設けられている。脚150は、その裏面が装着面112と接触するように配置され、孔114の周囲において、装着面112に対して接着される。脚150には、下方に向かって半球状の突起部152が設けられている。突起部152は、脚150の中央に設けられ、孔114の位置に対応している。また、突起部152の根元の直径は、孔116の直径と同程度とされている。
図6は、図3中の一点鎖線I−I’に沿った断面を示す模式図である。ここで、図6(a)は、電子機器100を机200上から持ち上げた状態を示しており、図6(b)は、電子機器100を机200上に載置した状態を示している。図6(a)及び図6(b)に示すように、筐体110の装着面112は、周囲に対して凹んだ平面とされ、装着面112の中心には筐体110を貫通する孔114が設けられている。脚150は、その裏面が装着面112と接触するように配置され、孔114の周囲において、装着面112に対して接着される。脚150には、下方に向かって半球状の突起部152が設けられている。突起部152は、脚150の中央に設けられ、孔114の位置に対応している。また、突起部152の根元の直径は、孔116の直径と同程度とされている。
図6(a)に示すように、電子機器100を机200上から持ち上げた状態では、弾性部材からなる脚150には荷重がかからないため、脚150は変形しない。図6(b)に示すように、電子機器100を机200上に載置すると、電子機器100の自重による荷重が脚150にかかり、脚150が弾性変形する。これにより、突起部152が上下方向に圧縮され、突起部152が潰れた状態となる。また、脚150の平面形状の中央部位では、突起部152を含む部位が上方向に撓み、孔114の内部に入り込んだ状態となる。このように、突起部152に対応した位置に孔114を設けることにより、脚150に荷重がかかった際に、上方向に押された脚150の中央部位が孔114内に入り込むことができ、脚150が上方向に撓むことができる。換言すれば、装着面112に孔114を設けることにより、脚150が撓んで変形する方向に対して装着面112が退避した状態となり、脚150は、装着面112を超えて上側に撓むことが可能となる。この場合、孔114は、脚150を上方向に変形可能とする退避部として機能する。
従って、本実施形態の構成によれば、電子機器100が机200等の平面に載置されると、突起部152自体が上下方向に圧縮されて弾性変形するとともに、脚150の中央部分が上方向に撓んで孔114内に入り込むことにより弾性変形する。従って、孔114を設けたことにより、突起部152が圧縮されて潰れることによる弾性変形に加えて、上方向の撓みによる弾性変形を生じさせることができる。これにより、脚150の突起部152が潰されることによる弾性変形と、脚150の上方向への撓みによる弾性変形の相乗効果により、突起部150が机200に接触した際に、突起部150の先端の上下方向の変形量(高さ調整量)を十分に確保することができる。従って、電子機器100を机200上に載置した際に、それぞれの脚150の突起部150の先端が上下方向に十分に変形することとなり、脚150による高さ調整の自由度が大幅に向上し、4つの脚150の全てを机200上に確実に接触させることができる。これにより、いずれかの脚150が机200に接触しないことによる電子機器100のがたつきを確実に抑えることが可能となる。
図7は、比較例として、装着面112に筐体110を貫通する孔114を設けていない場合を示している。孔114を設けていない場合、電子機器100を机200上に載置すると、電子機器100の自重により突起部152は圧縮されて弾性変形するが、図6(b)のように脚150自体が上方向に撓むことはできない。このため、突起部152が圧縮されることによる変形のみでは、電子機器100の自重による荷重に対して、上下方向のストロークを十分に確保することができない。そして、荷重に対する上下方向の変形量を十分に確保できない状態では、4つの脚150の高さにアンバランスが発生し、4つの脚150のうち、いずれかの脚150が机200の表面と接触しない事態が発生してしまう。この場合、電子機器100は、3つの脚150によって机200と接触するため、机200上に載置された電子機器100の状態が不安定になり、がたつきが発生してしまう。
図7の場合において、脚150を非常に柔らかい材料から構成すれば、突起部152がより変形し易くなり、荷重に対する上下方向の十分な変形量を得ることは可能である。しかしながら、脚150の材料を柔らかくすると、脚150の強度が低下してしまい、脚150が破損され易くなる問題が生じる。この場合、例えば電子機器100が机200上で水平方向に引きずられると、脚150の突起部152が水平方向の力に耐えられなくなり、破損してしまうことが想定できる。
本実施形態によれば、筐体110の装着面112に孔114を設けたことにより、突起部152が圧縮されることによる弾性変形と、脚150の上方向への撓みによる弾性変形の双方を生じさせることができる。従って、脚150の材料を過度に柔らかくしなくても、荷重に対する上下方向の変形量を十分に確保することができる。従って、それぞれの脚150は、電子機器100の自重による荷重に応じて上下方向に柔軟に変形することができ、4つの脚150の全てを机200上に接触させることが可能となる。これにより、机200上での電子機器100のがたつきを確実に抑えることが可能である。
特に、近時では、光ディスク記録再生装置などの電子機器100の軽量化が大幅に進み、脚150にかかる荷重がより低下する傾向にある。ここで、脚150にかかる荷重が比較的大きい場合は、荷重に対する脚150の変形量が大きくなるとともに、4つの脚150の全てを机200の表面に密着させることは比較的容易である。換言すれば、電子機器100の重量が十分に重い場合は、図7のように突起部152の弾性変形のみが生じる場合であっても、脚150の変形量が大きくなるため、全ての脚150を机200の表面に接触させることができる。また、電子機器100の重量が十分に重い場合は、筐体100自体が荷重によって変形するため、脚150の変形量が十分に確保できない場合であっても、全ての脚150を机200の表面に接触させることができる。しかしながら、近時のように電子機器100の軽量化がより進んだ状況下では、脚150にかかる荷重がより減少するため、脚150の上下方向の変形量がより小さくなる。このため、図7に示すような突起部152の圧縮による変形のみでは、変形量を十分に確保することができず、いずれかの脚150の突起部152が机200の表面に接触しない事態が発生し易くなる。そして、このような状況下では、筐体110自体の変形も最小限に抑えられるため、脚150の変形量の不足分が筐体110の変形で補われることもない。このため、筐体110の寸法精度が装着面112の高さ位置精度にそのまま反映されてしまい、いずれかの脚150が机200の表面に接触しない事態が発生し易くなる。従って、机200上に載置された電子機器100の状態が不安定になり、がたつきが発生してしまう。
一方、本実施形態によれば、脚150の突起部152が圧縮されることによる弾性変形と、脚150の上方向への撓みによる弾性変形の双方が生じるため、電子機器100が大幅に軽量化された場合であっても、脚150を上下方向に十分に変形させることができる。従って、軽量化された電子機器100であっても、荷重に対する脚150の高さ調整量を十分に確保することができる。これにより、それぞれの脚150は、少ない荷重で十分に上下方向に変形することができ、4つの脚150の全てを机200の表面に確実に密着させることができる。従って、机200上における電子機器100の載置状態が安定し、電子機器100のがたつきを確実に抑えることが可能である。
このように、本実施形態によれば、脚150の材料を過度に柔らかくすることなく、脚150の変形量を十分に確保することが可能となり、4つの脚150を確実に机200の表面に接触させることができる。これにより、仮に机200の表面が完全な平面ではなく、凹凸やうねりが生じている場合であっても、全ての脚150が机200に接触することとなり、いずれかの脚150が机200に接触しないことによるがたつきの発生を確実に抑えることが可能となる。
脚150の変形量は、孔114の直径を調整することで所望の値に調整することができる。図8は、孔114の直径を変えて脚の変形量を調整した例を示す模式図である。図8(a)に示すように、孔114の直径φDを突起部152の根元の直径よりも小さくすると、荷重に対する脚150の撓み量を少なくすることができる。一方、図8(b)に示すように、孔114の直径φDを突起部152の根元の直径よりも大きくすると、荷重に対する脚150の撓み量を大きくすることができる。孔114の直径φDをどの程度にするかは、電子機器100の重量に応じて適宜設定することができる。電子機器100の重量が比較的重い場合は、荷重に対する変形量を小さくするためφDを小さくする。一方、電子機器100の重量が比較的軽い場合は、荷重に対する変形量を大きくするためφDを大きくする。
図9は、本実施形態の他の構成を示す模式図であって、図6と同様に、脚150及び筐体110の装着面112の近傍の断面を示している。ここで、ここで、図9(a)は、電子機器100を机200上から持ち上げた状態を示しており、図9(b)は、電子機器100を机200上に載置した状態を示している。
図9に示す構成では、装着面112には孔114は設けられておらず、孔114に相当する位置に凹部116が設けられている。そして、凹部116を設けたことにより、脚150の裏面に対して装着面112が退避した状態となる。これにより、図9(b)に示すように、脚150に荷重がかかると、脚150が撓んで変形する方向に対して装着面112が退避しているため、脚150は、装着面112を超えて上側に撓むことが可能となる。従って、図9に示す構成においても、脚150に対して、突起部152が圧縮されることによる弾性変形と、脚150の上方向への撓みによる弾性変形の双方を生じさせることができる。図9の場合、凹部116は、脚150を上方向に変形可能とする退避部として機能する。
図10は、本実施形態の脚150の他の構成を示す模式図である。図10に示す構成では、脚150の裏面に凹部154を設けている。このように、脚150の裏面に凹部154を形成することで、荷重による脚150の撓み量を調整することが可能となる。従って、凹部154の直径、深さを最適に調整することで、荷重がかけられた際の脚150の変形量を最適に調整することが可能となる。
4.孔を設ける装着面の位置について
次に、図2及び図3に示す4つのA,B,C,Dの位置の装着面112のうち、どの装着面112に孔114を設けるかについて説明する。上述した本実施形態の構成によれば、荷重に対する脚152の変形量(高さ調整量)を大きくすることができるが、全ての脚150の高さ調整量を大きくすると、電子機器100が全体的に沈み込み、高さ調整によるがたつき防止の効果が十分に得られない場合がある。このため、以下に詳細に説明するように、特定の2つの装着面112に孔114を設けることで、4つの脚150の全てを机200の表面に確実に密着させることが可能である。
次に、図2及び図3に示す4つのA,B,C,Dの位置の装着面112のうち、どの装着面112に孔114を設けるかについて説明する。上述した本実施形態の構成によれば、荷重に対する脚152の変形量(高さ調整量)を大きくすることができるが、全ての脚150の高さ調整量を大きくすると、電子機器100が全体的に沈み込み、高さ調整によるがたつき防止の効果が十分に得られない場合がある。このため、以下に詳細に説明するように、特定の2つの装着面112に孔114を設けることで、4つの脚150の全てを机200の表面に確実に密着させることが可能である。
図11及び図12は、図2に示すA,B,C,Dの4つの脚150の高さにアンバランスが発生し、いずれかの脚150が机200に接触しないことにより電子機器100にがたつきが生じた場合に、アンバランスを解消する手法を示す模式図である。4つの脚150の高さのアンバランスによるがたつきは、1つの脚150の装着面112からの高さが、他の3つの脚150の装着面112からの高さよりも高い場合に発生する。また、アンバランスによるがたつきは、1つの脚150の装着面112からの高さが、他の3つの脚150の装着面112からの高さよりも低い場合に発生する。
先ず、図11に基づいて、アンバランス発生時に、1つの脚150の装着面112からの高さが、他の3つの脚150の装着面112からの高さよりも高い場合について説明する。図11において、Aの脚150が高い場合とは、B、C、Dの脚150の突起部152の先端で構成される平面BCDに対して、Aの脚150の突起部152の先端が机200上で下側に位置している場合をいう。換言すれば、Aの脚150が高い場合とは、平面BCDに対してAの脚150の突起部152の先端が下側に突出して、Aの脚150の装着面112からの高さが他のB、C、Dの脚150の装着面112からの高さよりも高くなっている場合をいう。ここでは、図13に示すように、Aの脚150の突起部152の先端が、A’に位置しており、平面BCDよりも下側に位置しているものとする。この場合、アンバランスを解消するためには、図13に示すように、A’に位置しているAの脚150の高さを下げて、BCD平面上のAの位置に戻すか、または、Aと対角の位置にあるDの脚150の高さをA’BC平面上の位置まで下げれば良い。これにより、A、B、C、Dの全ての脚150の先端が同一平面上になり、アンバランスが解消されてがたつきを無くすことができる。
同様に、Bの脚150が高い場合は、Bの脚150の装着面112からの高さを下げるか、またはBと対角の位置にあるCの脚150の装着面112からの高さを下げれば、A、B、C、Dの全ての脚150の先端が同一平面上に位置する。Cの脚150が高い場合は、Cの脚150の装着面112からの高さを下げるか、またはCと対角の位置にあるBの脚150の装着面112からの高さを下げれば、A、B、C、Dの全ての脚150の先端が同一平面上に位置する。Dの脚150が高い場合は、Dの脚150の装着面112からの高さを下げるか、またはDと対角の位置にあるAの脚150の装着面112からの高さを下げれば、A、B、C、Dの全ての脚150の先端が同一平面上に位置する。
図12は、アンバランス発生時に、1つの脚150の装着面112からの高さが、他の3つの脚150の装着面112からの高さよりも低い場合を示している。図12において、Aの脚150が低い場合とは、B、C、Dの脚150の突起部152の先端で構成される平面BCDに対して、Aの脚150の突起部152の先端が机200上で上側に位置している場合をいう。換言すれば、Aの脚150が低い場合とは、平面BCDに対してAの脚150の突起部152の先端が上側に位置しており、Aの脚150の装着面112からの高さが他のB、C、Dの脚150の装着面112からの高さよりも低くなっている場合をいう。ここでは、図14に示すように、Aの脚150の突起部150の先端が、A”に位置しており、平面BCDよりも上側に位置しているものとする。この場合、Aの脚150を伸ばして高くすることはできないため、アンバランスを解消するためには、他の脚150の高さを低くすることになる。この際、Dの脚150の装着面112からの高さを低くしても、A”BCDは同一平面上に位置することはない。一方、BまたはCの脚150の高さを低くした場合は、A、B、C、Dの全ての脚150の先端を同一平面上に位置させることができる。従って、アンバランスを解消するためには、Bの脚150の高さを下げて、A”BCDを同一平面上に位置させるか、または、Bと対角の位置にあるCの脚150の高さを下げて、A”BCDを同一平面上に位置させれば良い。
同様に、Bの脚150が低い場合は、Aの脚150の装着面112からの高さを下げるか、またはAと対角の位置にあるDの脚150の装着面112からの高さを下げれば、A、B、C、Dの全ての脚150の先端が同一平面上に位置する。Cの脚150が低い場合は、Aの脚150の装着面112からの高さを下げるか、またはAと対角の位置にあるDの脚150の装着面112からの高さを下げれば、A、B、C、Dの全ての脚150の先端が同一平面上に位置する。Dの脚150が低い場合は、Bの脚150の装着面112からの高さを下げるか、またはBと対角の位置にあるCの脚150の装着面112からの高さを下げれば、A、B、C、Dの全てが同一平面上に位置する。
図11の結果から判るように、1つの脚150の装着面112からの高さが、他の3つの脚150の装着面112からの高さよりも高い場合、アンバランスを解消するために、A,B,C,Dの全ての脚150の変形量を大きくする必要はない。図11の場合、A及びBを高さ調整可能とするか、またはC及びDを高さ調整可能としておけば、アンバランスを解消することができる。同様に、図12の場合も、アンバランスを解消するためには、A及びBを高さ調整可能とするか、またはC及びDを高さ調整可能としておけば良いことが判る。以上の結果によれば、アンバランスを調整するためには、対角に位置しない2つの脚150(A及びB、またはC及びD)を高さ調整可能としておけば、アンバランスを解消することが可能である。
このため、本実施形態では、A,Bの2つの脚150の装着面112には孔114を設けることで荷重に対する変形量を大きくし、C,Dの2つの脚150の装着面112には孔114を設けずに高さ調整量を少なくしている。これにより、A,Bの2つの脚150のみで変形による高さ調整量を大きくすることができ、アンバランスを確実に解消してがたつきを抑えることが可能となる。
以上説明したように本実施形態によれば、電子機器100の底面の脚150の装着面112に孔114を設けたことにより、脚150の変形による高さ調整量を大きく確保することが可能となる。これにより、脚150を机200などの平面上に確実に接触させることができ、電子機器100を机200上に安定して載置させることができ、がたつきの発生を抑止できる。
特に、近時では、光ディスク記録再生装置などの電子機器100の軽量化が大幅に進み、脚150にかかる荷重がより低下する傾向にあり、脚150にかかる荷重がより減少するため、脚150の上下方向の変形量がより小さくなる。このため、突起部152の圧縮による変形のみでは、変形量を十分に確保することができず、いずれかの脚150の突起部152が机200の表面に接触しない事態が発生し易くなる。本実施形態によれば、脚150の突起部152が圧縮されることによる弾性変形と、脚150の上方向への撓みによる弾性変形の双方が生じるため、電子機器100が大幅に軽量化された場合であっても、脚150を上下方向に十分に変形させることができる。従って、軽量化された電子機器100であっても、荷重に対する脚150の高さ調整量を十分に確保することができ、4つの脚150の全てを机200の表面に確実に密着させることができる。
また、電子機器100の4つの脚150のうち、対角に位置しない2つの脚150の装着面112のみに孔114を設けることで、対角に位置しない2つの脚150のみで変形による高さ調整量を大きくすることができる。これにより、全ての脚150が変形して電子機器100が沈み込んでしまうことを抑えることができ、アンバランスを確実に解消することが可能となる。従って、全ての脚150を確実に机200上に接触させることができ、電子機器100のがたつきを抑えることが可能となる。
なお、本実施形態では、脚150を備える電子機器100について説明したが、本実施形態は、電子機器100以外の各種機器、部材に提供することが可能である。本実施形態は、底面に弾性変形する脚が装着され、がたつきを生じさせることなく面上に載置される各種機器、装置、部材等に適用することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100 電子機器
110 筐体
112 装着面
114 孔
116 凹部
150 脚
152 突起部
110 筐体
112 装着面
114 孔
116 凹部
150 脚
152 突起部
Claims (12)
- 筐体の底面に装着され、前記筐体が載置される面と接触する突起部を有する弾性部材と、
前記筐体の底面に設けられた前記弾性部材の装着部と、
前記装着部に設けられ、前記弾性部材が上方向に変形可能なように設けられた退避部と、
を備える、筐体の支持構造。 - 前記退避部は、前記装着部に設けられた貫通孔によって構成される、請求項1に記載の筐体の支持構造。
- 前記突起部は半球状であり、前記貫通孔の直径と前記突起部の直径がほぼ同一である、請求項2に記載の筐体の支持構造。
- 前記退避部は、前記装着部に設けられた凹部によって構成される、請求項1に記載の筐体の支持構造。
- 筐体の底面に装着され、前記筐体が載置される面と接触する突起部を有する弾性部材と、
前記筐体の底面の4隅にそれぞれ設けられた前記弾性部材の装着部と、
4つの前記装着部のうち対角に位置しない2つの前記装着部にそれぞれ設けられ、前記弾性部材が上方向に変形可能なように設けられた退避部と、
を備える、筐体の支持構造。 - 前記退避部は、前記装着部に設けられた貫通孔によって構成される、請求項5に記載の筐体の支持構造。
- 前記突起部は半球状であり、前記貫通孔の直径と前記突起部の直径がほぼ同一である、請求項6に記載の筐体の支持構造。
- 前記退避部は、前記装着部に設けられた凹部によって構成される、請求項5に記載の筐体の支持構造。
- 少なくとも電子部品が格納される筐体と、
前記筐体の底面に装着され、前記筐体が載置される面と接触する突起部を有する弾性部材と、
前記筐体の前記弾性部材の装着部位に設けられ、前記弾性部材が上方向に変形可能なように設けられた退避部と、
を備える、電子機器。 - 前記退避部は、前記装着部に設けられた貫通孔によって構成される、請求項9に記載の電子機器。
- 前記突起部は半球状であり、前記貫通孔の直径と前記突起部の直径がほぼ同一である、請求項10に記載の電子機器。
- 前記退避部は、前記装着部に設けられた凹部によって構成される、請求項9に記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008223249A JP2010062179A (ja) | 2008-09-01 | 2008-09-01 | 筐体の支持構造及び電子機器 |
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JP2008223249A JP2010062179A (ja) | 2008-09-01 | 2008-09-01 | 筐体の支持構造及び電子機器 |
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JP2010062179A true JP2010062179A (ja) | 2010-03-18 |
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JP2008223249A Withdrawn JP2010062179A (ja) | 2008-09-01 | 2008-09-01 | 筐体の支持構造及び電子機器 |
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JP (1) | JP2010062179A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110769624A (zh) * | 2019-09-23 | 2020-02-07 | 南京铃感互娱网络科技有限公司 | 一种电子信息设备用保护装置 |
-
2008
- 2008-09-01 JP JP2008223249A patent/JP2010062179A/ja not_active Withdrawn
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