JP2010061735A - 磁気ヘッドとその製造方法および情報記憶装置 - Google Patents

磁気ヘッドとその製造方法および情報記憶装置 Download PDF

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Abstract

【課題】サイドイレーズ磁界の増加を抑制しつつ、記録磁界を増加させることが可能であり、それにより、高記録密度化を達成することが可能な磁気ヘッドを提供する。
【解決手段】本発明に係る磁気ヘッド1は、記録媒体に記録用磁界を印加する主磁極19と、前記主磁極19のコア幅方向の両側にギャップ層17を介して配置されるシールド20と、を備え、媒体対向面位置における前記主磁極19と前記シールド20との間の距離がリーディング側からトレーリング側に向かって広くなる構成を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、磁気ヘッドとその製造方法および情報記憶装置に関し、特に、磁気ディスク装置に用いられる垂直磁気記録方式の磁気ヘッドとその製造方法、および当該磁気ヘッドを備える情報記憶装置に関する。
近年、磁気ディスク装置等の情報記憶装置における記憶容量は顕著に増大する傾向にある。これに伴い、記録媒体の高記録密度化と共に、磁気ヘッドの記録再生特性のさらなる性能向上が要請されている。例えば、再生ヘッドとして、高い再生出力を得ることができるGMR(Giant Magnetoresistance)素子、あるいは、より高い再生感度の得られるTMR(Tunneling Magnetoresistance)素子等の磁気抵抗効果型再生素子を用いたヘッドが開発されている。一方、記録ヘッドとして、電磁誘導を利用した誘導型のヘッドが開発されている。
このような背景の下、垂直磁気記録方式、すなわち垂直磁気記録媒体と垂直磁気記録ヘッドとを組み合わせて使用する記録方式の情報記憶装置において、高記録密度化を目的とする狭トラック化を図るため、隣接トラックへの漏れ磁界を防いで、隣接トラックへのはみ出し記録(サイドイレーズ)を防ぐことが課題となっている。この課題に対して、特許文献1〜3等において、磁気ヘッドの主磁極のコア幅方向の両側にギャップ層を介してシールド(以下、「サイドシールド」という)を設けることにより、サイドイレーズを抑制する構造が提案されている。
特開2005−190518号公報 特開2007−207419号公報 特開2006−252753号公報
しかし、従来のサイドシールドを設けた磁気ヘッドは、サイドシールドを設けない構造のものと比較して、サイドイレーズ磁界を抑制できる効果は認められるものの、記録媒体に記録を行うために必要となる記録磁界の強度も同時に減少させてしまい、記録性能が低下してしまうという課題が生じていた。
本発明は、サイドイレーズ磁界の増加を抑制しつつ、記録磁界を増加させることが可能であり、それにより、高記録密度化を達成することが可能な磁気ヘッドを提供することを目的とする。
本発明は、以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。
この磁気ヘッドは、記録媒体に記録用磁界を印加する主磁極と、前記主磁極のコア幅方向の両側にギャップ層を介して配置されるシールドと、を備え、媒体対向面位置における前記主磁極と前記シールドとの間の距離がリーディング側からトレーリング側に向かって広くなることを要件とする。
本発明によれば、垂直磁気記録方式の磁気ヘッドに関して、サイドイレーズ磁界の増加を抑制しつつ、記録磁界を増加させることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳しく説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る磁気記録ヘッド1の例を示す概略図(コア幅方向に垂直な断面図)である。図2は、図1の磁気記録ヘッド1の媒体対向面5側の端面図(主磁極19近傍の拡大図)である。図3は、本発明の実施の形態に係る磁気記録ヘッド1のシミュレーションに用いたモデルである(実施例1)。図4、図5は、実施例1のシミュレーション結果を示すグラフである。図6は、本発明の実施の形態に係る磁気記録ヘッド1のシミュレーションに用いたモデルである(実施例2)。図7、図8は、実施例2のシミュレーション結果を示すグラフである。図9(a)〜図9(c)は、本発明の実施の形態に係る磁気ヘッド1の製造方法(ギャップ層17形成工程まで)の例を説明するための説明図である。図10(a)〜図10(c)は、本発明の実施の形態に係る磁気ヘッドの製造方法(ギャップ層17形成工程まで)の他の例を説明するための説明図である。図11(a)〜図11(d)および図12(a)〜図12(c)は、本発明の実施の形態に係る磁気ヘッド1の製造方法(サイドシールド20形成工程まで)の例を説明するための説明図である。図13は、本発明の実施形態に係る磁気記録装置50の例を示す概略図である。
本発明の実施の形態に係る磁気ヘッド1は、ハードディスク等の磁気記録媒体へ磁気信号を書き込む記録ヘッド部3を有する磁気ヘッドである。
記録ヘッド部3が積層され、その積層面に直交する面に浮上面5が設けられて、ヘッドスライダとして構成された後、当該浮上面5によって回転する磁気記録媒体上を浮上して記録を行うものである。
以下、磁気ヘッド1として、垂直磁気記録方式の磁気ヘッドについて説明する。
図1に示すように、磁気ヘッド1は、一つの実施形態として、再生ヘッド部2と記録ヘッド部3とを備える複合型磁気ヘッドとして構成される。なお、本発明の適用を当該複合型磁気ヘッドに限定するものではない。
ここで、図1は媒体対向面のコア幅方向に垂直な方向の断面図として図示している。また、図中のTで示す側をトレーリング側、Lで示す側をリーディング側と呼ぶ。なお、図中の符合5は媒体対向面すなわち浮上面を表すが、本来、浮上面は、積層工程が完了した後に、研磨工程を経て形成されるものであるため、途中工程においては、浮上面形成予定位置と考えるべきものである。
先ず、再生ヘッド部2の構成例を説明する。ベースとなるウエハ基板11上に、再生ヘッド部2の下部シールド層12が形成される。
下部シールド層12の上層には、再生素子13が形成される。ここで、再生素子13には、例えば、TMR素子もしくはGMR素子等の磁気抵抗効果型再生素子が用いられるが、その膜構成としては、種々の構成を採用することができる。なお、符号31は、Al等からなる絶縁層である。
再生素子13および絶縁層31上に、上部シールド層14が形成される。なお、上部シールド層14、下部シールド層12共に、NiFe等の磁性材料(軟磁性材)を用いて構成される。
次に、記録ヘッド部3の構成例を説明する。前記上部シールド層14上に絶縁層32が形成される。 絶縁層32上に、磁性材料からなる第1リターンヨーク15が形成される。
第1リターンヨーク15上にAl等からなる絶縁層33が形成され、絶縁層33上には導電材料を用いて、平面螺旋状に第1コイル16が形成され、さらに、第1コイル16を覆うように、Al等からなる絶縁層34が形成される。
また、同図のように、絶縁層34の上に、磁性材料からなる盛上層18が形成される。なお、盛上層18を設けない構成も考えられる。
なお、本実施の形態においては、ウエハ基板11から、絶縁層34および盛上層18で構成される層に至るまでの積層構造を「基体」という(図中、符号6)。ただし、基体については種々の構成を採用することができ、上記構成はあくまでも一例示に過ぎない。
また、基体6上、すなわち絶縁層34および盛上層18の上に、磁性材料からなる主磁極19が形成される。なお、主磁極19を形成する方法は複数考えられ(詳細は後述する)、例えば、鍍金プロセスを用いて形成する場合は、一旦、先に鍍金ベースを形成し、その上に主磁極19を形成することとなるが、当該鍍金ベースについては、機能的に主磁極19と同視できるものであり、図の簡素化のために図示を省略している(その他の鍍金ベースについても同様に図示省略)。ちなみに、主磁極19は単層構造に限られず、異なる磁性材料を積層させる多層構造を採用することも考えられる。
次に、主磁極19のコア幅方向の両側にギャップ層17を介して配置されるサイドシールド20が形成される。ここで、磁気ヘッド1のサイドシールド20近傍における媒体対向面5位置の端面形状を図2に示す。本実施の形態においては、このサイドシールド20の構成に特徴を有する(詳細は後述)。
主磁極19の後端側には、磁性材料からなるバックギャップ22が形成されると共に、主磁極19上にAl等からなる絶縁層36が形成され、さらに絶縁層36上に、バックギャップ22を取り巻くように導電材料からなる第2コイル24が形成される。ここで、絶縁層36の媒体対向面5位置における先端部はトレーリングギャップ36Aと呼ばれ、当該トレーリングギャップ36Aを介して主磁極19の先端部の上方に磁性材料からなるトレーリングシールド21が形成される。さらに、第2コイル24の層間および上層にレジスト等の絶縁材料からなる絶縁層37が形成されると共に、さらにその上層に、バックギャップ22およびトレーリングシールド21に連結する磁性材料からなる第2リターンヨーク23が形成される。
さらに、第2リターンヨーク23上に保護層(不図示)等の形成が行われて、磁気ヘッド1が所定の積層構造として完成される。
なお、第1リターンヨーク15、盛上層18、主磁極19、サイドシールド20、トレーリングシールド21、バックギャップ22、第2リターンヨーク23を構成する磁性材料としては、BS(飽和磁束密度)が高く且つμ(透磁率)が高い磁性材料(軟磁性材)を用いることが記録特性向上の観点から好適であり、一例として、NiFe、CoNiFe等が挙げられる。
ここで、本実施の形態に特徴的なサイドシールド20の構成について説明する。
図2に示すように、媒体対向面5位置における主磁極19とサイドシールド20との間の距離がリーディング側からトレーリング側に向かって広くなる構成を備える。より具体的には、同図に示すように、主磁極19のトレーリング側端部とサイドシールド20との間隔をSGtとし、主磁極19のリーディング側端部とサイドシールド20との間隔をSGbとする。また、媒体対向面5位置における膜厚方向と主磁極19の傾斜面との成す角度(「主磁極傾斜角度」という)をMPθとし、また、媒体対向面5位置における膜厚方向とサイドシールド20の傾斜面との成す角度(「サイドシールド傾斜角度」という)をSSθとする。
すなわち、本実施の形態に係る磁気ヘッド1は、SGt>SGbもしくはSSθ>MPθとなる構成を備える。
なお、本実施の形態では、ギャップ層17は、非磁性金属材料層(一例として、Ta)からなる単層構造であるが、絶縁材料層からなる単層構造であってもよく、また、後述のように、非磁性金属材料層および絶縁材料層からなる多層構造であってもよい(図10(c)参照)。
上記構成の磁気ヘッド1について、SGt>SGbもしくはSSθ>MPθとなる条件でシミュレーションを行い、算出された記録磁界とサイドイレーズ磁界との関係から本発明の効果を説明する。
シミュレーションでは、トラックピッチ、実効リードコア幅を適当な値に設定したうえで、記録磁界を、ホームトラックの実効リードコア幅内に分布する磁界強度の平均値として算出し、サイドイレーズ磁界を、隣接トラックの実効リードコア幅内に分布する磁界強度の平均値として算出した。なお、サイドイレーズ磁界の算出にあたり、スキュー角を15゜と仮定して、ダウントラック方向が15゜傾いた状態を想定している。
図3に実施例1のシミュレーションにおける磁気ヘッド1の主磁極19先端部の媒体対向面5位置の形状を示す。なお、トラック幅を95nm、実行リードコア幅を65nm、サイドイレーズ磁界算出時のスキュー角を15゜としている。また、本実施例ではMPθ=10゜に固定している。実施例1のシミュレーション結果を、図4、5に示す。
図4は、横軸にSGtを、縦軸にサイドイレーズ磁界と記録磁界の比をプロットしたシミュレーション結果である。ここでは、SGb=SGt、つまり主磁極側壁19aとサイドシールド側壁20aの平行関係を保って主磁極19とサイドシールド20の間隔を広げた場合のシミュレーション結果と、SGbを一定値に固定し、SGtのみを大きくして主磁極19とサイドシールド20の間隔を広げた場合のシミュレーション結果とを示す。なお、サイドイレーズ磁界と記録磁界の比を算出して比較を行っている理由としては、主磁極19とサイドシールド20との間隔を広げると記録磁界とサイドイレーズ磁界が同時に増えてしまうためである。同図から明らかなように、SGb=SGtのままSGtを広げるとサイドイレーズ磁界と記録磁界の比が増加、すなわちサイドイレーズ磁界の増加割合が大きくなってしまうのに対し、SGtのみを広げるとサイドイレーズ磁界と記録磁界の比がほぼ一定、すなわちサイドイレーズ磁界の増加割合が大きくなってしまうことを抑制できていることが分かる。
一方、図5は、横軸に記録磁界を、縦軸にサイドイレーズ磁界と記録磁界の比をプロットしたシミュレーション結果である。同図から明らかなように、SGtが広がることで記録磁界は増加するが、SGb=SGtのままSGtを広げるよりも、SGtのみを広げる方が、同じ記録磁界でもサイドイレーズ磁界と記録磁界の比が低く推移していることが分かる。
このように、図4および図5から、主磁極側壁19aとサイドシールド側壁20aとの間隔をリーディング側からトレーリング側に向かって広くすることによって、従来のように当該間隔が平行である場合よりも、サイドイレーズ磁界の増加を抑制しつつ、記録磁界を増加させることが可能となり、記録磁界とサイドイレーズ磁界の両立の観点で好ましい構成であると言える。
続いて、図6に実施例2のシミュレーションにおける磁気ヘッド1の主磁極19先端部の媒体対向面5位置の形状を示す。なお、トラック幅を120nm、実行リードコア幅を75nm、サイドイレーズ磁界算出時のスキュー角を15゜としている。なお、本実施例ではMPθが5゜、10゜、15゜、20゜の場合についてシミュレーションを行うこととし、具体的なMPθ、SGt、SGb、SSθの設定値を表1に示し、シミュレーション結果を、図7、8に示す。
図7は、横軸にSSθを、縦軸にサイドイレーズ磁界と記録磁界の比をプロットしたシミュレーション結果である。また、図8は、横軸に記録磁界を、縦軸にサイドイレーズ磁界と記録磁界の比をプロットしたプロットしたシミュレーション結果である。なお、SSθ=MPθであるとき、SGt=SGbであり、SSθ>MPθであるとき、SGt>SGbであることに対応する。
図7では、どのプロットにおいてもSSθ=MPθのときよりも、SSθ>MPθのときの方がサイドイレーズ磁界と記録磁界の比は小さくなっている。一方、図8でもSSθ>MPθとすることでサイドイレーズ磁界と記録磁界の比を増加させることなく記録磁界を増加させる結果となっている。
このように、図7および図8から、従来のように当該間隔が平行である場合と比べて、主磁極側壁19aとサイドシールド側壁20aとの間隔をリーディング側からトレーリング側に向かって広くすることで、MPθの値によらず、総じて、サイドイレーズ磁界の増加を抑制しつつ、記録磁界を増加させることが可能であるという結果が得られた。ここでは、特に、MPθ=10゜〜15゜、SSθ=20゜〜25゜の設定が、記録磁界とサイドイレーズ磁界の両立の観点から好適であると言える。
続いて、本実施の形態に係る磁気ヘッド1の製造方法について説明する(図9〜図12参照)。
当該製造方法の概要として、再生ヘッド部2を形成した後、記録ヘッド部3を形成することとなるが、本実施の形態に特徴的な工程から説明を行う。
先ず、ウエハ基板11上に薄膜を順次積層し、前記絶縁層34および盛上層18で構成される層に至るまでの積層構造、すなわち基体6を形成した後、一例として、それらの上面が連続する同一平面となるようにラッピングによって平坦化し、当該基体6上に鍍金ベース(不図示)を介して主磁極19を形成する。
ここで、主磁極19の形成は、レジスト塗布−露光−現像−電解鍍金のいわゆるレジストリフロープロセスによって行う。より具体的には、基体上6に、逆台形状の溝を有するレジスト層を形成し、鍍金プロセスによって、当該溝内に主磁極となる磁性層を形成し、リフトオフプロセスによって、当該レジスト層を除去する。なお、その際の鍍金ベースの例としては、Ta層、Ru層、NiFe層からなる三層膜等が用いられる。
このようにして、媒体対向面5位置における形状がリーディング側からトレーリング側に向かって逆台形状を有し、サイドイレーズ防止に効果的な主磁極が形成される。ここまでの形成が完了した状態を図9(a)に示す。この図は、媒体対向面5側から視た端面図(断面図)であって、基体6よりも下層は図示を省略している(図9(b)〜図12(c)において同じ)。
次いで、図9(b)に示すように、主磁極19が被覆されるように、ギャップ層17をスパッタリングによって形成する。このとき、後工程においてドライエッチングされることを勘案しつつ、主磁極19の側方位置における厚みを、一例として、片側100[nm]程度となるように形成する。当該ギャップ層17は、主磁極19の側方において、サイドシールドギャップの機能を果たすこととなる。なお、本実施形態では、主磁極19の上方のギャップ層17が、後工程(図12(a)で示される工程)において、CMPプロセスのストッパとしての機能も果たす。これらを踏まえて、ギャップ層17を構成する材料の例としては、非磁性の金属材料であるタンタル(Ta)、ルテニウム(Ru)等を用いることが考えられる。
次いで、図9(c)に示すように、基体6上に主磁極19およびギャップ層17が形成された積層体に対して、斜め上方の方向から、且つ当該積層体を回転させながらドライエッチングを行う。本実施の形態では、ドライエッチングとして、イオンミルプロセスが用いられる。このとき、ギャップ層17を、媒体対向面5位置における幅がリーディング側からトレーリング側に向かって広くなるように形成する。なお、その際の形状制御は、エッチング方向(斜め方向)の角度設定によって行うことが可能である。
その後、主磁極19のコア幅方向の両側に、ギャップ層17を介して、磁性材料からなるサイドシールド20を形成することによって、前述の構成を備える磁気ヘッド1が製造される。当該サイドシールド形成工程については後述する。
なお、前記図9(b)、(c)は、ギャップ17層が単層構造の場合の例であるが、これに対して、ギャップ層17を非磁性金属材料層および絶縁材料層からなる多層構造とする場合の工程例を以下に示す。
当該工程は、前記図9(a)で示される工程までは共通であって、これに続く工程として、図10(a)に示すように、主磁極19が被覆されるように、第1のギャップ層17Aをスパッタリングによって形成する。当該第1のギャップ層17Aは、非磁性金属材料(例えばTa等)を用いて形成する。さらに、図10(b)に示すように、第1のギャップ層17Aが被覆される程度に、第2のギャップ層17Bをスパッタリングによって形成する。当該第2のギャップ層17Bは、絶縁材料(例えばAl等)を用いて形成する。このとき、第1のギャップ層17Aと第2のギャップ層17Bとから構成されるギャップ層17全体の厚みを、前記同様に、主磁極19の側方位置において片側100[nm]程度となるように形成する。
次いで、図10(c)に示すように、基体6上に主磁極19およびギャップ層17が形成された積層体に対して、斜め上方の方向から、且つ当該積層体を回転させながらドライエッチングを行う。本実施の形態では、ドライエッチングとして、イオンミルプロセスが用いられる。このとき、第1のギャップ層17Aと第2のギャップ層17Bとから構成されるギャップ層17を、媒体対向面5位置における幅がリーディング側からトレーリング側に向かって広くなるように形成する。前記同様に、その際の形状制御は、エッチング方向(斜め方向)の角度設定によって行うことが可能である。
続いて、サイドシールド形成工程について説明する。サイドシールド形成工程は、様々な方法を採用し得るが、その一例を以下に示す。
当該サイドシールド形成工程は、前記図9(c)に続く工程として、図11(a)に示すように、ギャップ層17上に鍍金ベース(不図示)を形成した後、主磁極19の側方位置にレジスト材料を用いてサイドシールドパターン40を形成する。例えば、一般的なレジスト材料を用いて、公知のフォトリソグラフィプロセスによって形成する。このとき、主磁極19の側方位置における空間部41の寸法、すなわちコア幅方向(図11(a)中の左右方向)の寸法が、それぞれ所定のサイドシールド幅となるように、当該サイドシールドパターン40を形成する。
次いで、図11(b)に示すように、ギャップ層17が被覆される程度に、後の工程で所定形状のサイドシールド20に加工されることとなるサイドシールド層20’を形成する。一例として、サイドシールド層20’は、磁性材料であるCoNiFeを用いて、鍍金プロセスにより形成する。その後、サイドシールドパターン40の除去を行う。
次いで、図11(c)に示すように、サイドシールド層20’で被覆されていない箇所のギャップ層17をその下層の鍍金ベースと共にドライエッチングによって除去する。なお、本実施の形態では、ドライエッチングとして、イオンミルプロセスが用いられる。
次いで、図11(d)に示すように、サイドシールド層20’が被覆される程度に、絶縁層42をスパッタリングによって形成する。当該絶縁層42は、絶縁材料(例えばAl等)を用いて形成する。
次いで、図12(a)に示すように、CMP(Chemical Mechanical Polishing:化学的機械的研磨)プロセス(第1のCMPプロセス)によって、ギャップ層17の上面が表出するまで、絶縁層42およびサイドシールド層20’を研磨する。このとき、ギャップ層17を構成するTa層が、当該CMPプロセスではほとんど膜減りしないため、ストッパとして機能する。
次いで、図12(b)に示すように、反応性ガスを用いるドライエッチング(例えばRIE:Reactive Ion Etching)によって、主磁極19の上面が表出するまでギャップ層17を除去する。ここで、反応性ガスとしては、フッ素系反応性ガス(例えばCF4)等の使用が考えられる。なお、他の例として、ICP(Inductively Coupled Plasma)によりドライエッチングを行ってもよい。
次いで、図12(c)に示すように、CMPプロセス(第2のCMPプロセス)により、主磁極19の上面が平坦化されるまで研磨する工程を実施する。このとき、ギャップ層17、サイドシールド層20’、絶縁層42についても、当該主磁極19の上面と連続する平面となるように研磨される。一例として、主磁極19の膜厚方向高さを160[nm]程度に形成する。
ここで、当該主磁極19上面の平坦化工程を、CMPプロセスに代えて、ドライエッチング(例えば「イオンミリング」)によって行う方法も考えられるが、平坦化精度を向上させる観点においては、CMPプロセスが好適である。
このようにして、サイドシールド20が形成される。
その後、トレーリングギャップ36A、トレーリングシールド21等、前述の所定層を上層に積層する工程(不図示)を実施して、最終的に図1に示す磁気ヘッド1として形成される。
なお、上記のサイドシールド形成工程は、前記図9(c)に続く工程を例として説明したが、ギャップ層17が多層構造の場合すなわち図10(c)に続く工程として実施する場合においても同様である。
続いて、本発明の実施形態に係る情報記憶装置について説明する。
上記の構成を備える磁気ヘッド1を用いて、磁気ディスク装置等を構成することにより、サイドイレーズの防止が可能で、且つより高密度の記録が可能な情報記憶装置が実現される。
当該情報記憶装置の一例として、図13に磁気ディスク装置50の構成を示す。前記の磁気ヘッド1は、磁気記録媒体(磁気記録ディスク)51との間で情報を記録し、情報を再生するヘッドスライダ52に組み込まれる。さらに、ヘッドスライダ52は、ヘッドサスペンション53のディスク面に対向する面に取り付けられ、該サスペンション53の端部を固定し、回動自在なアクチュエータアーム54と、該サスペンション53および該アクチュエータアーム54上の絶縁された導電線を通じて、前記磁気抵抗効果素子13に電気的に接続され、磁気記録ディスク51との間で情報の読取および情報の記録を行うための電気信号を検出・送信する回路とを有する情報記憶装置として構成される。その作用として、磁気記録ディスク51が回転駆動されることにより、ヘッドスライダ52がディスク面から浮上し、磁気記録ディスク51との間で情報を記録し、情報を再生する操作がなされる。
本実施形態に係る情報記憶装置によれば、サイドイレーズ磁界の増加を抑制しつつ、記録磁界を増加させることが可能な磁気ヘッドを備えて、サイドイレーズの防止が可能となり、且つより高密度の記録が可能となる。
以上説明した通り、本実施の形態に係る磁気ヘッドの製造方法によれば、主磁極をリーディング側からトレーリング側に向かって逆台形状に形成でき、且つ、サイドシールドギャップを、媒体対向面位置における幅がリーディング側からトレーリング側に向かって広くなるように形成することが可能となる。
また、このようにして、形成される本実施の形態に係る磁気ヘッドは、主磁極が、媒体対向面位置において逆台形状を備えることによって、サイドイレーズ防止効果を達成でき、加えて、サイドシールドギャップが、媒体対向面位置における幅がリーディング側からトレーリング側に向かって広くなる形状を備えることによって、従来のリーディング側とトレーリング側とで幅が同一のサイドシールドを備える磁気ヘッドと比較して、サイドイレーズ磁界の増加を抑制しつつ、記録磁界を増加させることが可能となる。これにより、記録特性に非常に優れる磁気ヘッドが提供され、垂直磁気記録方式の情報記憶装置における高記録密度化の達成が可能となる。
(付記1) 記録媒体に記録用磁界を印加する主磁極と、
前記主磁極のコア幅方向の両側にギャップ層を介して配置されるシールドと、を備え、
媒体対向面位置における前記主磁極と前記シールドとの間の距離がリーディング側からトレーリング側に向かって広くなることを特徴とする磁気ヘッド。
(付記2) 前記主磁極は、媒体対向面位置における形状が、リーディング側からトレーリング側に向かう方向において逆台形状に形成されることを特徴とする付記1記載の磁気ヘッド。
(付記3) 媒体対向面位置における膜厚方向と前記シールドの傾斜面との成す角度が、該位置における膜厚方向と前記主磁極の傾斜面との成す角度よりも大きいことを特徴とする付記1または付記2記載の磁気ヘッド。
(付記4) 媒体対向面位置における膜厚方向と前記シールドの傾斜面との成す角度が10°〜15°であり、該位置における膜厚方向と前記主磁極の傾斜面との成す角度が20°〜25°であることを特徴とする付記1〜3のいずれか一項記載の磁気ヘッド。
(付記5) 基板上に薄膜を順次積層して形成した基体上に、逆台形状に主磁極を形成する工程と、
前記主磁極が被覆されるように、ギャップ層を形成する工程と、
斜め方向から、且つ回転させながらドライエッチングを行って、前記ギャップ層を、媒体対向面位置における幅がリーディング側からトレーリング側に向かって広くなるように形成する工程と、
前記主磁極のコア幅方向の両側に、前記ギャップ層を介して、磁性材料からなるシールドを形成する工程と、備えることを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
(付記6) 前記ギャップ層は、非磁性金属材料層もしくは絶縁材料層からなる単層構造、または非磁性金属材料層および絶縁材料層からなる多層構造であることを特徴とする付記5記載の磁気ヘッドの製造方法。
(付記7) 前記ドライエッチングとして、イオンミルプロセスが用いられることを特徴とする付記5または付記6記載の磁気ヘッドの製造方法。
(付記8) 前記主磁極を形成する工程は、
前記基体上に、逆台形状の溝を有するレジスト層を形成する工程と、
鍍金プロセスによって、前記溝内に前記主磁極となる磁性層を形成する工程と、
リフトオフプロセスによって、前記レジスト層を除去する工程と、を備えることを特徴とする付記5〜7のいずれか一項記載の磁気ヘッドの製造方法。
(付記9) 磁気ヘッドを備えたヘッドスライダと、
前記ヘッドスライダを支持するサスペンションと、
前記サスペンションの端部を固定し、回動自在なアクチュエータアームと、
前記サスペンションおよび前記アクチュエータアーム上の絶縁された導電線を通じて、磁気記録媒体に情報を記録するための電気信号を前記磁気ヘッドに送信する回路と、を備え、
前記磁気ヘッドは、記録媒体に記録用磁界を印加する主磁極と、前記主磁極のコア幅方向の両側にギャップ層を介して配置されるシールドと、を備え、媒体対向面位置における前記主磁極と前記シールドとの間の距離がリーディング側からトレーリング側に向かって広くなることを特徴とする情報記憶装置。
(付記10) 前記主磁極は、媒体対向面位置における形状が、リーディング側からトレーリング側に向かう方向において逆台形状に形成されることを特徴とする付記9記載の情報記憶装置。
(付記11) 媒体対向面位置における膜厚方向と前記シールドの傾斜面との成す角度が、該位置における膜厚方向と前記主磁極の傾斜面との成す角度よりも大きいことを特徴とする付記9または付記10記載の情報記憶装置。
(付記12) 媒体対向面位置における膜厚方向と前記シールドの傾斜面との成す角度が10°〜15°であり、該位置における膜厚方向と前記主磁極の傾斜面との成す角度が20°〜25°であることを特徴とする付記9〜11のいずれか一項記載の情報記憶装置。
本発明の実施の形態に係る磁気ヘッドの例を示す概略図(断面図)である。 図1の磁気ヘッドの媒体対向面側の端面図(主磁極近傍の拡大図)である。 本発明の実施の形態に係る磁気記録ヘッドのシミュレーションに用いたモデルである(実施例1)。 図3のモデル(実施例1)を用いたシミュレーション結果を示すグラフである。 図3のモデル(実施例1)を用いたシミュレーション結果を示すグラフである。 本発明の実施の形態に係る磁気記録ヘッドのシミュレーションに用いたモデルである(実施例2)。 図6のモデル(実施例2)を用いたシミュレーション結果を示すグラフである。 図6のモデル(実施例2)を用いたシミュレーション結果を示すグラフである。 本発明の実施の形態に係る磁気ヘッドの製造方法(ギャップ層形成工程まで)の例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る磁気ヘッドの製造方法(ギャップ層形成工程まで)の他の例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る磁気ヘッドの製造方法(サイドシールド形成工程まで)の例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る磁気ヘッドの製造方法(サイドシールド形成工程まで)の例を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る磁気記録装置の例を示す概略図である。
符号の説明
1 磁気ヘッド
2 再生ヘッド部
3 記録ヘッド部
5 媒体対向面
6 基体
11 ウエハ基板
12 下部シールド層
13 再生素子
14 上部シールド層
15 第1リターンヨーク
16 第1コイル
17 ギャップ層
18 盛上層
19 主磁極
20 サイドシールド
21 トレーリングシールド
22 バックギャップ
23 第2リターンヨーク
24 第2コイル
31〜34 絶縁層
36 絶縁層
36A トレーリングギャップ
40 サイドシールドパターン
42 絶縁層
50 情報記憶装置(磁気ディスク装置)

Claims (6)

  1. 記録媒体に記録用磁界を印加する主磁極と、
    前記主磁極のコア幅方向の両側にギャップ層を介して配置されるシールドと、を備え、
    媒体対向面位置における前記主磁極と前記シールドとの間の距離がリーディング側からトレーリング側に向かって広くなること
    を特徴とする磁気ヘッド。
  2. 前記主磁極は、媒体対向面位置における形状が、リーディング側からトレーリング側に向かう方向において逆台形状に形成されること
    を特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。
  3. 媒体対向面位置における膜厚方向と前記シールドの傾斜面との成す角度が、該位置における膜厚方向と前記主磁極の傾斜面との成す角度よりも大きいこと
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の磁気ヘッド。
  4. 媒体対向面位置における膜厚方向と前記シールドの傾斜面との成す角度が10°〜15°であり、該位置における膜厚方向と前記主磁極の傾斜面との成す角度が20°〜25°であること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の磁気ヘッド。
  5. 基板上に薄膜を順次積層して形成した基体上に、逆台形状に主磁極を形成する工程と、
    前記主磁極が被覆されるように、ギャップ層を形成する工程と、
    斜め方向から、且つ回転させながらドライエッチングを行って、前記ギャップ層を、媒体対向面位置における幅がリーディング側からトレーリング側に向かって広くなるように形成する工程と、
    前記主磁極のコア幅方向の両側に、前記ギャップ層を介して、磁性材料からなるシールドを形成する工程と、備えること
    を特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
  6. 磁気ヘッドを備えたヘッドスライダと、
    前記ヘッドスライダを支持するサスペンションと、
    前記サスペンションの端部を固定し、回動自在なアクチュエータアームと、
    前記サスペンションおよび前記アクチュエータアーム上の絶縁された導電線を通じて、磁気記録媒体に情報を記録するための電気信号を前記磁気ヘッドに送信する回路と、を備え、
    前記磁気ヘッドは、記録媒体に記録用磁界を印加する主磁極と、前記主磁極のコア幅方向の両側にギャップ層を介して配置されるシールドと、を備え、媒体対向面位置における前記主磁極と前記シールドとの間の距離がリーディング側からトレーリング側に向かって広くなること
    を特徴とする情報記憶装置。
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