JP2010061397A - 操作ログ管理装置及び操作ログ管理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】操作ログ管理装置100は、操作情報OPを保持する操作情報保持部111と、操作情報OPを保持しているか否かを示す保持フラグをメモリ31に維持し、操作情報保持部111が操作情報OPを保持する際に保持フラグを設定し、操作情報OPのストレージ30への保存が完了した場合に保持フラグを消去する保持フラグ設定部112と、操作ログ管理装置100の起動時に保持フラグを参照し、操作情報OPを保持していることを示す場合、操作ログLGの保存失敗を示すログをストレージ30に保存するとともに保持フラグを消去する起動時ログ部118とを備える。
【選択図】図1
Description
図1は、本実施形態に係る操作ログ管理装置を含む情報処理端末の全体概略構成図である。図1に示すように、本実施形態において情報処理端末を構成する端末10には、操作ログ管理装置100が実装される。操作ログ管理装置100は、情報処理端末(端末10)における操作の履歴を含む操作ログLGを管理する。
次に、操作ログ管理装置100を構成する各機能ブロックの詳細について説明する。
ログ保存部113は、端末10に備えられたストレージ30に操作ログLGを保存する。具体的には、ログ保存部113は、端末10からの操作情報OPにタイムスタンプなどを付加した情報を操作ログLGとしてストレージ30に保存する。
操作情報保持部111は、端末10に対する操作の内容を示す操作情報OPに関する処理を実行する。具体的には、操作情報保持部111は、操作ログLGとしてストレージ30に保存される操作の内容を示す1または複数の操作情報OPを保持する。本実施形態では、操作情報保持部111は、操作情報OPをRAM(不図示)に記憶する。
保持フラグ設定部112は、操作情報保持部111が操作情報OPを保持しているか否かを示す保持フラグを不揮発なメモリ31に維持する。また、保持フラグ設定部112は、操作情報保持部111が操作情報OPを保持する際に保持フラグを設定する。保持フラグ設定部112は、操作情報OPのストレージ30への保存が完了した場合に保持フラグを消去、つまり、リセットする。
起動時ログ部118は、操作ログ管理装置100の起動時に保持フラグを参照し、操作情報OPを保持していることを示す場合、操作ログLGの保存失敗を示すログをストレージ30に保存するとともに、当該保持フラグを消去する。
障害対処部114は、操作情報OPの処理における障害の有無を示す障害フラグをメモリ31に維持する。障害対処部114は、端末10における操作情報OPの処理での正常動作の維持を妨げる致命的障害が検出された場合、致命的障害が検出された時刻を示すタイムスタンプまたは致命的障害の種別を含む障害フラグを設定する。
消去可リスト保持部101は、ストレージ30の空き容量が不足した際にストレージ30から消去可能なファイルまたはフォルダを指定する消去可リストL1(図1において不図示、図2参照)を保持する。なお、以下、ストレージ30の空き容量が不足した際にストレージ30から消去可能なファイルまたはフォルダを適宜「消去可能情報」と記載する。
操作ログ消去部103は、ストレージ30の空き容量が不足した際に、操作ログLGのタイムスタンプを参照し、所定期間より前の操作ログLGを消去する。
消去可ファイル消去部105は、前操作ログ消去部103による操作ログLGの消去ではストレージ30の空き容量の不足が解消されない場合、消去可リストL1で指定されたファイルまたはフォルダを削除する。本実施形態において、消去可ファイル消去部105は、情報消去部を構成する。
操作ログ出力部107は、操作ログLGをサーバ20に出力し、出力した操作ログLGを操作ログ消去部103に消去させる。本実施形態において、サーバ20は、端末10の第1外部デバイスを構成する。
修復部109は、ストレージ30の空き容量が所定値以上になった場合、消去可ファイル消去部105によって消去される前にサーバ20に出力されたファイルの出力先、または当該ファイルのダウンロード元を示すファイル取得情報に基づいて、消去可ファイル消去部105によって消去されたファイルを修復する。
ログ削除部123は、操作ログLGの削除命令を受け付けた際、情報処理端末の正当な管理者であるかを認証し、操作ログLGの削除を実行する。削除命令にはすべての操作ログLGを削除する初期化を含む。管理者とは、例えば、端末10のユーザが社員の場合、その社員が属する企業の情報システム管理者、ユーザが子供の場合、その親となる。管理者とユーザとが同じ場合もあるが、本実施形態では異なるものとする。
ログ送信部125は、時間やイベントに基づく条件に従って未送信の操作ログLGをサーバ20に送信する。例えば、ログ送信部125は、所定の間隔で周期的に未送信の操作ログLGを送信したり、特定の時刻で送信したりすることができる。
操作制限部127は、操作ログ消去部103によってファイルなどの消去可能情報を消去してもストレージ30の空き容量が所定値を下回る場合、端末10に対する操作の制限を実行する。また、操作制限部127は、ストレージ30の空き容量が所定値以上になった場合、当該制限を解除する。
次に、操作ログ管理装置100の動作について説明する。具体的には、(3.1)消去可能情報の消去手順、(3.2)ログ保存手順、(3.3)操作ログ待避手順、(3.4)操作ログ保存先切替手順、(3.5)起動時フラグ検査手順、(3.6)障害対処手順、(3.7)操作ログ削除手順、(3.8)操作ログ送信手順、及び(3.9)修復手順について説明する。
まず、図3及び図4を参照して、ファイルなどの消去可能情報の消去手順について説明する。
図3は、操作ログ管理装置100による消去可能情報の消去手順1に従ったフローチャートを示す。本手順は、タイマ割り込みを契機に実行される。
図4は、操作ログ管理装置100による消去可能情報の消去手順2に従ったフローチャートを示す。本手順は、消去可能情報を消去する順序の優先度に従って消去可能情報が消去される。また、本手順も、手順1と同様にタイマ割り込みを契機に実行される。ステップ41〜43は、ステップ31〜33までと同様であるため、説明を省略する。
図6は、操作ログ管理装置100によるログ保存手順に従ったフローチャートを示す。操作ログLGを保存するタイミングは、上述したように様々なケースが考えられるが、ここでは、前回の保存時刻から所定時間(1分とする)経過した場合に操作ログLGを保存するケース、つまり、周期的に操作ログLGを保存するケースについて説明する。
図7は、操作ログ管理装置100による操作ログ待避手順に従ったフローチャートを示す。本手順は、ログ保存部113から呼び出された場合に実行される。
図8は、操作ログ管理装置100による操作ログ保存先切替手順に従ったフローチャートを示す。ステップ81〜82は、ステップ71〜72までと同様であるため、説明を省略する。
図9は、操作ログ管理装置100による起動時フラグ検査手順に従ったフローチャートを示す。本手順は、端末10が起動して、操作ログ管理装置100が起動される際、或いは操作ログ管理装置100のみが再起動される際に実行される。
図10は、操作ログ管理装置100によ障害対処手順に従ったフローチャートを示す。本手順は、操作情報OPの処理において致命的障害が検出された際に実行される。
図11は、操作ログ管理装置100による操作ログ削除手順に従ったフローチャートを示す。本手順は、ログ削除命令をローカルまたは遠隔から受け付けた際に実行される。ここでは、サーバ20からログ削除命令を受け付けたものとする。
図12は、操作ログ管理装置100による操作ログ送信手順に従ったフローチャートを示す。本手順は、タイマ割り込みに基づいて実行される。ここでは、ログ送信部125は、周期的に操作ログLGを送信するものとする。また、所定時間に渡って操作ログLGの送信が成功しなかった場合、所定のファイル(個人情報、業務情報などを含むファイルであって、予め指定されたファイル)が消去されるものとする。
図13は、操作ログ管理装置100による修復手順に従ったフローチャートを示す。ここでは、メニューから操作ログ出力が呼び出されたことを契機に本手順が実行される場合を示す。また、ここでは、端末10にプリインストールされているファイルをダウンロードすることによって修復するものとする。
操作ログ管理装置100によれば、保持フラグ設定部112がメモリ31上に保持フラグを維持し、起動時ログ部118が、端末10の再起動後、保持フラグが設定されている場合、操作ログLGの保存の失敗を示すログをストレージ30に保存する。このため、端末10の障害やバッテリ(不図示)の取り外しなどの突然の電源断があっても、少なくとも保存に失敗したログの有無が確認できる。
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
Claims (18)
- 情報処理端末における操作の履歴を含む操作ログを管理するとともに、前記情報処理端末に備えられたストレージに前記操作ログを保存するログ保存部を備え、前記情報処理端末に実装される操作ログ管理装置であって、
前記操作ログとして前記ストレージに保存される前記操作の内容を示す1または複数の操作情報を保持する操作情報保持部と、
前記操作情報保持部が前記操作情報を保持しているか否かを示す保持フラグを不揮発なメモリに維持し、前記操作情報保持部が前記操作情報を保持する際に前記保持フラグを設定し、前記操作情報の前記ストレージへの保存が完了した場合に前記保持フラグを消去する保持フラグ設定部と、
前記操作ログ管理装置の起動時に前記保持フラグを参照し、前記操作情報を保持していることを示す場合、前記操作ログの保存失敗を示すログを前記ストレージに保存するとともに前記保持フラグを消去する起動時ログ部と
を備える操作ログ管理装置。 - 前記保持フラグ設定部が設定する前記保持フラグは、前記操作情報が発生した時刻を示すタイムスタンプまたは前記操作情報の種別の少なくとも何れかを含み、
前記起動時ログ部は、前記操作ログの保存の失敗に加えて、前記保持フラグの内容を含むログを前記ストレージに保存する請求項1に記載の操作ログ管理装置。 - 前記保持フラグ設定部は、前記情報処理端末の不正利用に関わる種別の操作情報を保持している場合にのみ、前記保持フラグを設定する請求項1に記載の操作ログ管理装置。
- 前記操作情報の処理における障害の有無を示す障害フラグを不揮発なメモリに維持し、前記情報処理端末における前記操作情報の処理での正常動作の維持を妨げる致命的障害が検出された場合、前記致命的障害が検出された時刻を示すタイムスタンプまたは前記致命的障害の種別の少なくとも何れかを含む前記障害フラグを設定し、前記障害フラグの設定後に前記情報処理端末の再起動を実行する障害対処部を備え、
前記起動時ログ部は、前記操作ログ管理装置の起動時に前記障害フラグを参照し、前記障害フラグが設定されている場合、前記障害フラグの内容を示すログを保存するとともに前記障害フラグを消去する請求項1に記載の操作ログ管理装置。 - 前記障害対処部は、前記再起動によっても前記情報処理端末における前記操作情報の処理に関する障害から復旧できていない場合、前記情報処理端末のユーザへの警告または前記情報処理端末に対する操作の制限を実行する請求項4に記載の操作ログ管理装置。
- 前記操作ログの削除命令を受け付けた際、前記情報処理端末の正当な管理者であるかを認証し、前記操作ログの削除を実行するログ削除部を備える請求項1に記載の操作ログ管理装置。
- 前記ログ保存部は、前記情報処理端末のリセットまたは電源供給が停止される前に実行される呼出しに応じて、前記操作情報保持部が保持している前記操作情報を前記リセットまたは前記電源供給の停止の前に、前記ストレージに保存する請求項1に記載の操作ログ管理装置。
- 前記ストレージの空き容量が不足した際に前記ストレージから消去可能なファイルまたはフォルダである消去可能情報を指定する消去可リストを保持する消去可リスト保持部と、
前記ストレージの空き容量が不足した際に、前記操作ログのタイムスタンプを参照し、所定期間より前の前記操作ログを消去する操作ログ消去部と、
前記操作ログ消去部による前記操作ログの消去では前記ストレージの空き容量の不足が解消されない場合、前記消去可リストによって指定された前記消去可能情報のうち、前記情報処理端末において利用中でない前記消去可能情報を消去する情報消去部と
を備える請求項1に記載の操作ログ管理装置。 - 前記操作ログを前記情報処理端末の第1外部デバイスに出力し、出力した前記操作ログを前記操作ログ消去部に消去させる操作ログ出力部を備える請求項8に記載の操作ログ管理装置。
- 前記消去可リスト保持部は、前記情報処理端末の出荷時からプリインストールされている前記ファイルを前記消去可能情報として指定する前記消去可リストを保持する請求項8に記載の操作ログ管理装置。
- 前記消去可リスト保持部は、前記情報処理端末において利用中である前記ファイルの前記消去可リストから削除、または前記情報処理端末の第2外部デバイスに出力された前記ファイルの前記消去可リストへの追加の少なくとも何れかを含むリスト編集処理を実行する請求項8に記載の操作ログ管理装置。
- 前記操作ログ消去部によって前記消去可能情報を消去しても前記ストレージの空き容量が所定値を下回る場合、前記情報処理端末に対する操作の制限を実行するとともに、ストレージの空き容量が前記所定値以上になった場合、前記制限を解除する操作制限部を備える請求項8に記載の操作ログ管理装置。
- 前記操作制限部は、前記操作ログ出力部による前記操作ログの前記第1外部デバイスへの出力が失敗した場合、前記制限の実行、バイオメトリクスを用いた前記情報処理端末のユーザの認証、または前記ユーザへの前記出力の失敗通知の少なくとも何れかを実行する請求項12に記載の操作ログ管理装置。
- 前記消去可リストは、前記消去可能情報を消去する順序の優先度を含み、
前記優先度は、前記ファイルを優先的に消去するように規定され、
前記情報消去部は、前記優先度に従って前記ファイルを消去する請求項8に記載の操作ログ管理装置。 - 前記情報消去部は、前記消去可能情報を消去した場合、前記消去可能情報が一時的に消去されたことを示すダミーファイルを生成する請求項8に記載の操作ログ管理装置。
- 前記ストレージの空き容量が所定値以上になった場合、前記情報消去部によって消去される前に前記情報処理端末の外部に出力された前記ファイルの出力先、または前記ファイルのダウンロード元を示すファイル取得情報に基づいて、前記情報消去部によって消去された前記ファイルを修復する修復部を備える請求項8に記載の操作ログ管理装置。
- 前記ログ保存部は、前記操作ログ消去部による前記操作ログの消去、及び前記情報消去部による前記消去可能情報の消去では前記ストレージの空き容量の不足が解消されない場合、前記操作ログの保存先を、前記情報処理端末の外部に設けられた外部ストレージに切り替える請求項8に記載の操作ログ管理装置。
- 情報処理端末における操作の履歴を含む操作ログを管理する操作ログ管理方法であって、
前記操作ログとして保存される前記操作の内容を示す1または複数の操作情報を、前記情報処理端末に備えられたストレージに保持するステップと、
前記操作情報を保持しているか否かを示す保持フラグを維持し、前記操作情報が前記ストレージに保持される際に前記保持フラグを設定し、前記操作情報の前記ストレージへの保存が完了した場合に前記保持フラグを消去するステップと、
前記操作ログ管理装置の起動時に前記保持フラグを参照し、前記操作情報を保持していることを示す場合、前記操作ログの保存失敗を示すログを前記ストレージに保存するとともに前記保持フラグを消去するステップと
を備える操作ログ管理方法。
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