JP2007334433A - 操作履歴記録装置 - Google Patents

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尚 菱川
敏光 ▲高▼井
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Abstract

【課題】顧客内の操作対象システム13の環境を変更することなく、操作対象システム13に対する操作の履歴を収集し、高い証拠能力で保存することができる操作履歴記録装置20を提供する。
【解決手段】本発明の操作履歴記録装置20は、操作対象システム13に接続されたモニタに表示される映像を示す信号、および、当該操作対象システム13に入力される操作信号を非接触で取得して、操作履歴として順次記録し、当該操作履歴に対する認証情報を、外部の認証局16から取得して、当該操作履歴と共に保存する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンピュータに対して行われた操作の履歴を記録する技術に関する。
特許文献1には、監視対象コンピュータシステムから操作履歴ログ情報を取得する操作履歴ログ情報取得手段と、この操作履歴ログ情報を記憶する操作履歴ログメモリと、不正操作を発見するための情報である不正発見情報を登録する不正発見情報登録手段と、不正発見情報であるキー入力間隔や入力警告値などの入力情報を記憶する入力情報メモリと、不正発見情報である操作パターン情報を記憶する操作パターン情報メモリと、不正発見情報と操作履歴ログ情報とを比較して不正操作を監視する不正操作監視手段とを含む不正操作監視装置が開示されている。
上記特許文献1に開示された技術を用いることにより、不正操作をリアルタイムで発見し、防止することができる。
特開2002−258972号公報
ところで、システムの保守管理を外部の業者に委託するシステム運用形態においては、システムに不具合が発生した場合、当該システムに外部の業者が携わっていることから、当該不具合の原因究明に時間がかかる、あるいは、責任の所在が不明確になる等の問題がある。これを防止するために、保守管理を行う業者は、客先で行った作業の詳細を記録として残し、当該システムに不具合が発生した場合に、作業記録を顧客に提示することによって、不具合の原因究明および責任の所在の明確化を行う場合がある。
しかし、顧客に提示する作業記録は、システムに不具合が発生してから当該不具合の原因となった作業内容を、正しい作業内容に修正することにより、責任回避に用いられることが可能であるため、提示された作業記録の内容が信頼されず、作業記録が不具合の原因究明に用いられなかったり、責任の所在が不明確になったりする場合があった。
また、情報漏洩防止等のセキュリティの観点から、顧客は、外部の作業者が情報収集のために、社内のコンピュータの設定を変更したり、社内の装置の接続を変更したりすることを好まない。そのため、顧客の社内のシステムにインストールしたソフトウェアを用いて操作履歴を収集したり、2股のケーブルをキーボードと操作対象のコンピュータとの間に接続して操作信号を取得したり、2股のケーブルをモニタと操作対象のコンピュータとの間に接続して表示映像を取得したりすることは難しかった。なお、ビデオ等を用いて、操作風景を録画することも考えられるが、外部の人間が社内にビデオカメラを持ち込むことは、許されない場合が多い。
特許文献1に記載の技術は、不正操作をリアルタイムで発見し、防止することを目的としており、当該技術を用いても、後になってシステムに発生した不具合の原因究明や責任の所在の明確化を実現することはできない。さらに、操作履歴を収集するには、客先のシステムに必要なソフトウェアをインストールしたり、接続関係を変更したりする必要がある。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、顧客のシステムの環境を変更することなく対象システムに対する操作の履歴を収集し、高い証拠能力で保存することにある。
上記課題を解決するために、本発明の操作履歴記録装置は、操作対象のコンピュータに接続されたモニタに表示される映像を示す信号、および、当該コンピュータに入力される操作信号を非接触で取得して、順次操作履歴として記録し、当該操作履歴に対する認証情報を外部の認証局から取得する。
例えば、本発明は、コンピュータに対して行われた操作の履歴を記録する操作履歴記録装置であって、コンピュータに接続されたモニタに表示される映像を示す信号を非接触で取得し、取得した映像信号をアナログ信号に変換して出力する映像信号取得手段と、映像信号取得手段から出力されたアナログ信号をディジタルデータに変換する映像信号変換手段と、コンピュータに接続された操作入力装置を介して当該コンピュータへ入力される操作を示す信号を非接触で取得し、取得した操作信号をアナログ信号に変換して出力する操作信号取得手段と、操作信号取得手段から出力されたアナログ信号をディジタルデータに変換する操作信号変換手段と、映像信号変換手段によって変換されたディジタルデータおよび操作信号変換手段によって変換されたディジタルデータをそれぞれ取得し、取得したディジタルデータを、当該ディジタルデータを取得した時刻に対応付けた操作履歴としてデータベースに記録する操作履歴記録手段と、操作履歴に対する認証情報を、外部の認証局から取得する認証情報取得手段とを備えることを特徴とする操作履歴記録装置を提供する。
本発明の操作履歴記録装置によれば、顧客のシステムの環境を変更することなく対象システムに対する操作の履歴を収集し、高い証拠能力で保存することができる。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る操作履歴記録システム10を例示するシステム構成図である。操作対象システム13は、客先に設けられたシステムまたは当該システムに含まれる1台のコンピュータであり、キーボード等の入力装置14およびモニタ等の表示装置12を有する。
作業者11は、客先システムの保守・管理を行う。作業者11は、入力装置14を介して操作対象システム13に操作信号を入力し、表示装置12に表示される操作内容を確認しながら、操作対象システム13へデータを入力したり、操作対象システム13の設定を変更したりする。
操作履歴記録装置20は、時刻補正部200、映像信号変換部201、操作信号変換部202、動作制御部203、操作履歴記録部204、操作記録DB205、認証情報取得部206、記録情報転送部207、映像信号取得部208、および操作信号取得部209を有する。
映像信号取得部208は、表示装置12に表示される映像を非接触で取得し、取得した映像信号をアナログ信号に変換して映像信号変換部201へ送る。本実施形態において、映像信号取得部208は、表示装置12より放射される電磁波から当該表示装置12に表示されている映像を再現するTEMPEST(Transient Electromagnetic Pulse Surveillance Technology)を用いて、表示装置12に表示される映像を非接触で取得する。
また、本実施形態において、映像信号取得部208は、非接触で取得した映像を、アナログRGB信号に変換して映像信号変換部201へ送る。また、操作対象システム13から表示装置12へ送られる映像信号がディジタルRGBである場合には、映像信号取得部208は、非接触で取得した映像を、ディジタルRGB信号に変換して映像信号変換部201へ送ってもよい。
操作信号取得部209は、入力装置14を介して操作対象システム13へ入力される操作信号を非接触で取得し、取得した操作信号をアナログ信号に変換して操作信号変換部202へ送る。本実施形態において、操作信号取得部209は、入力装置14から操作対象システム13へ操作信号が伝送されるケーブルより放射される電磁波から、当該入力装置14から入力された操作信号を再現するTEMPESTを用いて、入力装置14を介して入力される操作信号を非接触で取得する。
また、本実施形態において、操作信号取得部209は、非接触で取得した操作信号を、キーコードを示すパルス列に変換して操作信号変換部202へ送る。また、入力装置14から操作対象システム13へ送られる操作信号がパルスではなくディジタルデータである場合には、操作信号取得部209は、非接触で取得した操作信号を、キーコードを示すディジタルデータに変換して操作信号変換部202へ送ってもよい。
時刻補正部200は、時間を示す情報を含む電波を送信する送信局18から受信した電波に基づいて、操作履歴記録装置20の内部時計を定期的に補正する。他の例として、時刻補正部200は、受信した電波に含まれる時刻情報と内部時計の時刻情報とが、所定時間以上ずれた場合に、内部時計を補正するようにしてもよい。
映像信号変換部201は、映像信号取得部208から映像を示すアナログ信号を取得し、取得したアナログ信号をディジタルデータに変換する。本実施形態において、映像信号変換部201は、動作制御部203からの動作開始指示を受けてから動作終了指示を受けるまでに受信したアナログRGB信号をMPEG形式のディジタルデータに変換する。なお、他の例として、映像信号変換部201は、アナログRGB信号を、AVI(Audio Video Interleaving)、QuickTime(登録商標)、またはRealVideo(登録商標)等のMPEG形式以外のディジタルデータに変換してもよい。
操作信号変換部202は、操作信号取得部209から操作を示すアナログ信号を取得し、取得したアナログ信号をディジタルデータに変換する。本実施形態において、操作信号変換部202は、キーコードを示すパルス列を、テキストを示すディジタルデータに変換する。
操作履歴記録部204は、映像信号変換部201によって変換されたディジタルデータおよび操作信号変換部202によって変換されたディジタルデータをそれぞれ取得し、操作履歴記録装置20の内部時計を参照して、取得したディジタルデータを、取得した時刻に対応付けた操作履歴として操作記録DB205に記録する。また、操作履歴記録部204は、動作制御部203から操作履歴の名称を受信した場合に、受信した操作履歴の名称を操作記録DB205に記録する。
操作記録DB205は、例えば図2に示すように、信号の種別2052およびデータまたはファイル名2053を、当該データまたはファイル名を格納した時刻2051に対応付けて格納する。また、操作記録DB205は、操作記録DB205内に格納されている操作履歴の名称2050を格納する。
認証情報取得部206は、操作記録DB205内の名称2050、時刻2051、種別2052、およびデータ/ファイル名2053に対応する全てのデータ、すなわち操作履歴の名称および全ての操作履歴を1つのデータとしてハッシュ値を算出する。そして、認証情報取得部206は、算出したハッシュ値を、インターネット等のネットワーク15を介して認証局16へ送信することにより、当該ハッシュ値に対するタイムスタンプを認証局16から取得し、取得したタイムスタンプを記録情報転送部207へ送る。
記録情報転送部207は、操作記録DB205内の操作履歴の名称および全ての操作履歴を、認証情報取得部206から取得したタイムスタンプと共に、ネットワーク15を介して、操作履歴を一括管理するセンタ17へ転送する。ネットワーク15は、受信した操作履歴およびその名称を、受信したタイムスタンプに対応付けて保管する。
動作制御部203は、キーボード等の入力装置21を介して、ユーザから、操作履歴の名称を含む操作履歴の記録開始指示を受け付けた場合に、操作履歴記録部204に指示して、操作履歴の名称を操作記録DB205に記録させる。そして、動作制御部203は、映像信号取得部208、操作信号取得部209、時刻補正部200、映像信号変換部201、操作信号変換部202、および操作履歴記録部204に指示して、映像信号取得処理、操作信号取得処理、時刻補正処理、ディジタル変換処理、および記録処理をそれぞれ開始させる。
また、動作制御部203は、入力装置21を介して、ユーザから操作履歴の記録終了指示を受け付けた場合に、映像信号取得部208、操作信号取得部209、時刻補正部200、映像信号変換部201、操作信号変換部202、および操作履歴記録部204に指示して、映像信号取得処理、操作信号取得処理、時刻補正処理、ディジタル変換処理、および記録処理をそれぞれ終了させ、認証情報取得部206に指示して、タイムスタンプを取得させ、記録情報転送部207に指示して、タイムスタンプおよび操作記録DB205内の全ての操作履歴処理およびその名称を、センタ17へ転送させる。
図3は、操作履歴記録装置20の機能を実現する情報処理装置30を例示するハードウェア構成図である。情報処理装置30は、CPU(Central Processing Unit)300、RAM(Random Access Memory)301、ROM(Read Only Memory)302、HDD(Hard Disk Drive)303、受信機304、映像信号用のアナログ・ディジタル変換器(ADC)305a、操作信号用のアナログ・ディジタル変換器(ADC)305b、映像信号用のTEMPEST装置306a、操作信号用のTEMPEST装置306b、通信インターフェイス307、入出力インターフェイス308、およびメディアインターフェイス309を備える。
CPU300は、ROM302またはHDD303に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM302は、情報処理装置30の起動時にCPU300が実行するブートプログラムや、情報処理装置30のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
ROM302は、CPU300が実行するプログラムおよびCPU300が使用するデータ等を格納する。受信機304は、時刻情報を含む電波を受信し、受信した電波から時刻情報を示すデータを抽出してCPU300へ供給する。
TEMPEST装置306aおよび306bは、それぞれ、TEMPESTを用いて映像信号および操作信号を非接触で取得し、アナログ信号に変換してADC305aおよび306bへ送る。ADC305aおよび305bは、それぞれ、TEMPEST装置306から受け取ったアナログ信号をディジタル信号に変換してCPU300へ送る。通信インターフェイス307は、ネットワーク15を介して他の機器からデータを受信してCPU300へ送ると共に、CPU300が生成したデータを、これらのネットワークを介して他の機器へ送信する。
CPU300は、入出力インターフェイス308を介して、キーボードやマウス、LCD(Liquid Crystal Display)等の入出力装置を制御する。CPU300は、入出力インターフェイス308を介して、キーボードやマウス等からデータを取得する。また、CPU300は、生成したデータを、入出力インターフェイス308を介してLCD等へ出力する。
メディアインターフェイス309は、記録媒体310に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM301に提供する。RAM301を介してCPU300に提供されるプログラムは、記録媒体310に格納されている。当該プログラムは、記録媒体310から読み出されて、RAM301を介して情報処理装置30にインストールされ、CPU300によって実行される。
情報処理装置30が操作履歴記録装置20として機能する場合、HDD303には、操作記録DB205内のデータが格納され、情報処理装置30にインストールされて実行されるプログラムは、情報処理装置30を、時刻補正部200、映像信号変換部201、操作信号変換部202、動作制御部203、操作履歴記録部204、認証情報取得部206、記録情報転送部207、映像信号取得部208、および操作信号取得部209としてそれぞれ機能させる。
記録媒体310は、例えばDVD、PD等の光学記録媒体、MO等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。情報処理装置30は、これらのプログラムを、記録媒体310から読み取って実行するが、他の例として、ネットワーク15を介して、これらのプログラムを取得してもよい。
図4は、操作履歴記録装置20の動作を例示するフローチャートである。動作制御部203が、操作履歴の名称を含む記録開始指示を、入力装置21を介してユーザから受け付けることにより、操作履歴記録装置20は、本フローチャートに示す操作履歴記録処理を開始する。
まず、動作制御部203は、操作履歴記録部204に指示して、記録開始指示に含まれる操作履歴の名称を操作記録DB205に記録させる(S100)。そして、動作制御部203は、映像信号取得部208、操作信号取得部209、時刻補正部200、映像信号変換部201、操作信号変換部202、および操作履歴記録部204に指示して、映像信号取得処理、操作信号取得処理、時刻補正処理、ディジタル変換処理、および記録処理をそれぞれ開始させる(S101)。
次に、操作履歴記録部204は、ディジタル化された操作信号を受信したか否かを判定する(S102)。ディジタル化された操作信号を受信していない場合(S102:No)、時刻補正部200は、ステップ104に示す処理を実行する。ディジタル化された操作信号を受信した場合(S102:Yes)、操作履歴記録部204は、受信した操作信号を、受信した時刻に対応付けて操作記録DB205に格納する(S103)。
次に、時刻補正部200は、時刻補正が必要か否かを判定する(S104)。本実施形態において、時刻補正部200は、定期的に内部時計を補正しており、ステップ104において、時刻補正部200は、内部時計を前回補正してから所定時間以上経過したか否かを判定することにより、時刻補正が必要か否かを判定する。時刻補正が必要でない場合(S104:No)、動作制御部203は、ステップ106に示す処理を実行する。時刻補正が必要である場合(S104:Yes)、時刻補正部200は、送信局18から受信した電波に基づいて操作履歴記録装置20の内部時計を補正する(S105)。
次に、動作制御部203は、入力装置21を介して記録終了指示を受信したか否かを判定する(S106)。記録終了指示を受信していない場合(S106:No)、操作履歴記録部204は、再びステップ102に示した処理を実行する。
記録終了指示を受信した場合(S106:Yes)、動作制御部203は、映像信号取得部208、操作信号取得部209、時刻補正部200、映像信号変換部201、操作信号変換部202、および操作履歴記録部204に指示して、映像信号取得処理、操作信号取得処理、時刻補正処理、ディジタル変換処理、および記録処理をそれぞれ終了させる(S107)。
次に、映像信号変換部201から受信したMPEG等の動画ファイルを時刻に対応付けて操作記録DB205に格納する(S108)。そして、動作制御部203は、認証情報取得部206に、認証情報の取得処理を、記録情報転送部207に、操作履歴の転送処理を、それぞれ指示する。
次に、認証情報取得部206は、操作記録DB205内の操作履歴の名称および全ての操作履歴を1つのデータとして、当該データに対するハッシュ値を算出し(S109)、算出したハッシュ値を、ネットワーク15を介して認証局16へ送信することにより、認証局16にタイムスタンプを要求する。
そして、認証情報取得部206は、認証局16からタイムスタンプを取得し(S110)、取得したタイムスタンプを記録情報転送部207へ送る。記録情報転送部207は、操作記録DB205内の操作履歴の名称および全ての操作履歴と共に、認証情報取得部206から取得したタイムスタンプを、ネットワーク15を介してセンタ17へ転送し(S111)、操作履歴記録装置20は、本フローチャートに示した操作履歴記録処理を終了する。
以上、本発明の実施形態について説明した。
上記説明から明らかなように、本実施形態の操作履歴記録装置20によれば、顧客の操作対象システム13の環境を変更することなく操作対象システム13に対する操作の履歴を収集し、高い証拠能力で保存することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記した実施形態において、操作履歴記録装置20は、時刻補正部200を有するが、他の例として、操作履歴記録装置20は、精度の高い時刻情報を含むタイムスタンプを認証局16から取得することができるので、時刻補正部200を有さなくてもよい。
また、上記した実施形態において、操作履歴記録装置20は、操作履歴に対するタイムスタンプを取得した場合に、取得したタイムスタンプと共に、操作記録DB205内の全てのデータをネットワーク15を介してセンタ17へ即座に転送したが、他の例として、当該転送は、当該操作履歴を記録してある操作履歴記録装置20がセンタ17が設けられている施設に運ばれ、センタ17とシリアルケーブル等を介して直接接続されてから行われるようにしてもよい。これにより、操作履歴のデータ量が多くなった場合であっても、客先での作業を迅速に終了させることができると共に、記録した操作履歴をより確実にセンタ17に転送することができる。なお、操作履歴の転送は、センタ17が接続されているLANを介して行われてもよい。
また、上記した実施形態において、映像信号変換部201は、映像に変化がない場合であっても、MPEG形式において差分0のフレームデータを出力するが、他の例として、映像信号変換部201は、差分が生じた場合、即ち映像に変化が生じた場合にのみ、フレームデータを出力するようにしてもよい。これにより、操作記録DB205内に記録される操作履歴のデータ量を少なくすることができる。
本発明の一実施形態に係る操作履歴記録システム10を例示するシステム構成図である。 操作記録DB205に格納されるデータ構造を例示する説明図である。 操作履歴記録装置20の機能を実現する情報処理装置30を例示するハードウェア構成図である。 操作履歴記録装置20の動作を例示するフローチャートである。
符号の説明
10・・・操作履歴記録システム、11・・・作業者、12・・・表示装置、13・・・操作対象システム、14・・・入力装置、15・・・ネットワーク、16・・・認証局、17・・・センタ、18・・・送信局、20・・・操作履歴記録装置、200・・・時刻補正部、201・・・映像信号変換部、202・・・操作信号変換部、203・・・動作制御部、204・・・操作履歴記録部、205・・・操作記録DB、2050・・・名称、2051・・・時刻、2052・・・種別、2053・・・データ/ファイル名、206・・・認証情報取得部、207・・・記録情報転送部、208・・・映像信号取得部、209・・・操作信号取得部、21・・・入力装置、22・・・出力装置、30・・・情報処理装置、300・・・CPU、301・・・RAM、302・・・ROM、303・・・HDD、304・・・受信機、305・・・ADC、306・・・TEMPEST装置、307・・・通信インターフェイス、308・・・入出力インターフェイス、309・・・メディアインターフェイス、310・・・記録媒体


Claims (7)

  1. コンピュータに対して行われた操作の履歴を記録する操作履歴記録装置であって、
    前記コンピュータに接続されたモニタに表示される映像を示す信号を非接触で取得し、取得した映像信号をアナログ信号に変換して出力する映像信号取得手段と、
    前記映像信号取得手段から出力されたアナログ信号をディジタルデータに変換する映像信号変換手段と、
    前記コンピュータに接続された操作入力装置を介して当該コンピュータへ入力される操作を示す信号を非接触で取得し、取得した操作信号をアナログ信号に変換して出力する操作信号取得手段と、
    前記操作信号取得手段から出力されたアナログ信号をディジタルデータに変換する操作信号変換手段と、
    前記映像信号変換手段によって変換されたディジタルデータおよび前記操作信号変換手段によって変換されたディジタルデータをそれぞれ取得し、取得したディジタルデータを、当該ディジタルデータを取得した時刻に対応付けた操作履歴としてデータベースに記録する操作履歴記録手段と、
    前記操作履歴に対する認証情報を、外部の認証局から取得する認証情報取得手段と
    を備えることを特徴とする操作履歴記録装置。
  2. 請求項1に記載の操作履歴記録装置であって、
    前記映像信号取得手段および前記操作信号取得手段は、それぞれ、TEMPEST(Transient Electromagnetic Pulse Surveillance Technology)を用いて、前記映像信号および前記操作信号を取得することを特徴とする操作履歴記録装置。
  3. 請求項1または2に記載の操作履歴記録装置であって、
    前記認証情報は、時刻認証技術を用いたタイムスタンプであることを特徴とする操作履歴記録装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の操作履歴記録装置であって、
    ユーザからの入力を受け付ける制御入力手段と、
    前記制御入力手段を介してユーザから記録開始を示す入力を受け付けた場合に、前記映像信号取得手段による映像信号取得処理、前記映像信号変換手段によるディジタル変換処理、前記操作信号取得手段による操作信号取得処理、前記操作信号変換手段によるディジタル変換処理、および前記操作履歴記録手段による記録処理を開始させ、
    前記制御入力手段を介してユーザから記録終了を示す入力を受け付けた場合に、前記映像信号取得手段による映像信号取得処理、前記映像信号変換手段によるディジタル変換処理、前記操作信号取得手段による操作信号取得処理、前記操作信号変換手段によるディジタル変換処理、および前記操作履歴記録手段による記録処理を終了させると共に、前記認証情報取得手段による認証情報取得処理を実行させる動作制御手段と
    をさらに備えることを特徴とする操作履歴記録装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の操作履歴記録装置であって、
    現在時刻を示す電波を受信し、受信した電波に含まれる現在時刻に基づいて当該操作履歴記録装置内で用いられる時計を補正する時刻補正手段をさらに備えることを特徴とする操作履歴記録装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の操作履歴記録装置であって、
    前記映像信号変換手段は、
    アナログ信号として取得した前記映像信号を、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式のディジタルデータに変換することを特徴とする操作履歴記録装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の操作履歴記録装置であって、
    前記操作信号変換手段は、
    アナログ信号として取得した前記操作信号を、テキストを示すディジタルデータに変換することを特徴とする操作履歴記録装置。
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