JP2010061096A - プリズムシート及び面光源装置 - Google Patents

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俊博 遠藤
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Abstract

【課題】導光板に傷がつきにくいプリズムシート及び面光源装置を提供する。
【解決手段】透光性フィルムと、透光性フィルムの少なくとも片面上にに設けられた複数の偏向素子とを備え、複数の偏向素子は、1分子中にイソシアネート基を2個有するジイソシアネート化合物、一つの一般式で表されるヒドロキシル基含有アルキレングリコール系化合物(I)、及び他の一般式で表されるカプロラクトン変性(メタ)アクリレート化合物(II)を、イソシアネート基と、(I)及び(II)中の合計の水酸基との等量比(NCO/OH)が、0.8〜1.2になるように配合し合成してなるウレタンオリゴマーと、ハロゲン原子、ケイ素原子、芳香環、硫黄原子の少なくとも1種を含む(メタ)アクリレート系モノマーを必須とする(メタ)アクリレート系モノマー成分と、光開始剤と、を含む光硬化型樹脂組成物を用いて形成されたものである。
【選択図】なし

Description

本発明は、光の進行方向および出射角度分布を変更するプリズムシートと、このプリズムシートを備えて液晶表示素子や液晶表示装置などを背面から照明する面光源装置に関する。
従来、携帯電話機等の液晶表示装置を照明するため、光源から出射された光を液晶表示装置に導く導光板と、導光板の出射面から出射する光の進行方向および出射角度分布を変更するためのプリズムシートとを備え液晶表示装置を背面から照明する面光源装置が用いられている。
図11は、従来の面光源装置180の構成を示す概略断面図を示す。
導光板110は、例えばポリメチルメタクリレート又はポリカーボネートのような透明な材料からなり、略板状の平坦な形状を有している。そして、上面及び下面をそれぞれ出射面110b及び反射面110cとし、一つの側面を入射面110aとしている。反射面110cには、入射面110aから入射された光を出射面110bに向けて反射するために複数の反射溝110dによる偏向パターンが形成されている。このように、側面にある入射面110aから入射された光を主面にある出射面110bから出射する導光板110をサイドエッジ方式と称し、携帯電話機等において広く使用されている。
光源(発光ダイオード)20から出射された光は、入射面110aから導光板110に入射され、出射面110bに対向する反射面110cに形成された反射溝110dによって偏向して反射されて出射面110bから出射される。出射された光はプリズムシート150によってさらに偏向され、プリズムシート150からほぼ垂直に出射される(特許文献1参照)。
しかしながら、携帯電話などの表示装置を長期間使用した場合などは、プリズムシート150と接触している導光板110の出射面110bに傷がつき、表示品質、即ち見栄えが悪くなる場合があった。
特開2006−58844号公報
本発明は、導光板に傷がつきにくいプリズムシート及びこのプリズムシートを用いた面光源装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、透光性フィルムと、透光性フィルムの少なくとも片面上に設けられた複数の偏向素子とを備え、複数の偏向素子は、1分子中にイソシアネート基を2個有するジイソシアネート化合物、一般式(I)
Figure 2010061096
(式中、Rは、炭素数1〜10の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基であり、nは、1〜20の整数である。)で表されるヒドロキシル基含有アルキレングリコール系化合物、及び一般式(II)
Figure 2010061096
(式中、Rは、水素又はメチル基であり、nは、1〜10の整数であり、Rは直鎖又は分岐鎖を有するアルキレン基である。)で表されるカプロラクトン変性(メタ)アクリレート化合物を、イソシアネート基と、一般式(I)及び一般式(II)中の合計の水酸基との等量比(NCO/OH)が、0.8〜1.2になるように配合し合成してなるウレタンオリゴマーと、ハロゲン原子、ケイ素原子、芳香環、硫黄原子の少なくとも1種を含む(メタ)アクリレート系モノマーを必須とする(メタ)アクリレート系モノマー成分と、光開始剤と、を含む光硬化型樹脂組成物を用いて形成されたものであるプリズムシートを要旨とする。
本発明の第2の態様は、光源と、光源に面した側面を、光源からの光の入射面とし、平面状の上面を出射面とし、出射面に対向する底面に断面山切り状の複数の反射溝とを備え、入射面から入射した光源からの光を出射面より出射する平板状の導光板と、複数の偏向素子を備えて出射面上に配置され、出射面から出射される光を複数の偏向素子により偏向するプリズムシートと、を有し、プリズムシートは、上述のプリズムシートである面光源装置を要旨とする。
本発明によれば、導光板に傷がつきにくいプリズムシート及びこのプリズムシートを用いた面光源装置が提供される。
実施形態にかかるプリズムシートを示し、(a)は側面図、(b)は使用状態を示す側面図を示す。 実施形態にかかる導光板を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は斜視図を示す。 実施形態にかかる導光板を示し、(a)は略三角形を、(b)は略半楕円形を、(c)はなめらかな波形形状を示す。 導光板の底面に形成された反射溝の稜線を示す。 実施形態にかかる導光板の断面図を示し、(a)は反射溝と反射溝の間に平面部を有さないもの、(b)は反射溝と反射溝の間に平面部を有するものを示す。 実施形態にかかる導光板に入射した光の経路を示す断面図を示す。 実施形態にかかるプリズムシートの使用の状態を示す上面図を示す。 実施形態にかかるプリズムシートを導光板上に配置した状態を示す概略断面図を示す。 実施形態にかかるプリズムシートの製造方法例の工程図を示す。 実施例1の実験方法を示す模式図を示す。 従来例を示す面光源装置の概略断面図を示す。
以下に、実施形態を挙げて本発明の説明を行うが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。尚、図中同一の機能又は類似の機能を有するものについては、同一又は類似の符号を付して説明を省略する。また、本実施の形態の図面は、本発明の内容を説明するために用いられるものであり、各部の寸法の比率を正確に反映するものではない。また、参照の便宜上、図中にxyz直交座標系を設定する。すなわち、導光板の出射面又は反射面の光の進行方向の辺に沿ってx軸及びy軸を設定し、出射面の法線方向にz軸を設定する。また、z軸の正負方向を上下と称する。
<プリズムシート>
図1(a)に示すように、実施形態にかかるプリズムシート50は、透光性フィルム50bと、透光性フィルム50bの片面上に偏向素子50a(50a、50a、…50a12)とを備え、複数の偏向素子50aは、1分子中にイソシアネート基を2個有するジイソシアネート化合物、一般式(I)
Figure 2010061096
(式中、Rは、炭素数1〜10の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基であり、nは、1〜20の整数である。)で表されるヒドロキシル基含有アルキレングリコール系化合物、及び一般式(II)
Figure 2010061096
(式中、Rは、水素又はメチル基であり、nは、1〜10の整数であり、Rは直鎖又は分岐鎖を有するアルキレン基である。)で表されるカプロラクトン変性(メタ)アクリレート化合物を、イソシアネート基と、一般式(I)及び一般式(II)中の合計の水酸基との等量比(NCO/OH)が、0.8〜1.2になるように配合し合成してなるウレタンオリゴマーと、ハロゲン原子、ケイ素原子、芳香環、硫黄原子の少なくとも1種を含む(メタ)アクリレート系モノマーを必須とする(メタ)アクリレート系モノマー成分と、光開始剤と、を含む光硬化型樹脂組成物の硬化物である。上記各成分、特に一般式(II)で表される構造を有するカプロラクトン変性(メタ)アクリレート化合物を用いることによって、プリズムシートが可とう性を有し、導光板の上に配置しても導光板に傷が付きにくくなる。また、プリズムシート作製時に金型への良好な転写性や金型からの良好な剥離性が得られるようになる。
ウレタンオリゴマーとしては、重量平均分子量Mwが2,000〜20,000であることが好ましい。重量平均分子量が2,000より小さいと充分な柔軟性が得られにくくなる傾向があり、20,000より大きくなると、ハロゲン原子、ケイ素原子、芳香環、硫黄原子の少なくとも1種を含む(メタ)アクリレート系モノマーとの相溶性が悪くなる傾向がある。
ウレタンオリゴマーと(メタ)アクリレート系モノマー成分(なお、「(メタ)アクリレート系モノマー成分」とは、前記ハロゲン原子、ケイ素原子、芳香環、硫黄原子の少なくとも1種を含む(メタ)アクリレート系モノマー以外に、その他の(メタ)アクリレート系モノマーを含む場合はそれも合わせた成分の意味である。)との配合比が、質量比で1:9〜9:1の範囲であることが好ましい。ウレタンオリゴマーと、(メタ)アクリレート系モノマー成分の合計中、ウレタンオリゴマー成分を10質量%以上とすることにより、粘度が低くなりすぎて作業性が低下しまうことを防止でき、また、フィルムに亀裂が入る不具合を防止又は低減することができる。また、ウレタンオリゴマー成分を90質量%以下とすることで粘度が高くなりすぎて作業性が低下することを防止できる。
光開始剤としては、例えば、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ベンゾフェノン、ジアセチル、ベンジル、ベンゾイン、ω−ブロモアセトフェノン、クロロアセトン、アセトフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトン、p−ジメチルアミノアセトフェノン、p−ジメチルアミノプロピオフェノン、2−クロロベンゾフェノン、p,p'−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾイン−n−ブチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、メチルベンゾイルホルメート、2,2−ジエトキシアセトフェノン、4−N,N'−ジメチルアセトフェノン、ジフェニルジスルフィド、ジベンジルジスルフィン、ベンゾキノン、アントラキノン、ヒドラジン、チオキサントン、o−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル等が挙げられる。光開始剤は、ウレタンオリゴマーと(メタ)アクリレート系モノマー成分の合計量100質量部に対して0.01〜5質量部含まれることが好ましい。
ハロゲン原子を含む(メタ)アクリレート系モノマーは、2,2,2−トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル(メタ)アクリレート、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル(メタ)アクリレート、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル(メタ)アクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル(メタ)アクリレート、トリブロモフェニル(メタ)アクリレートからなる群から選択される一種又は二種類以上であることが好ましい。これらを用いると金型との離型性、基材フィルムとの密着性及び作業性が向上する。
ケイ素原子を含む(メタ)アクリレート系モノマーは、シリコーン(メタ)アクリレート、シリコーンジ(メタ)アクリレート、3−(トリス(トリメチルシロキシ)シリル)プロピル(メタ)アクリレートからなる群から選択される一種又は二種類以上であることが好ましい。これらを用いると金型との離型性、基材フィルムとの密着性及び作業性が向上する。
芳香環を含む(メタ)アクリレート系モノマーは、9,9−ビス[4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)フェニル]フルオレン、9,9−ビス(3−フェニル−4−アクリロイルポリオキシエトキシ)フルオレン、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、パラクミルフェノキシエチレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシ化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、o−フェニルフェノールグリシジルエーテル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、エチレングリコール(メタ)アクリレートベンジルエーテルからなる群から選択される一種又は二種類以上であることが好ましい。これらを用いると金型との離型性、基材フィルムとの密着性及び作業性が向上する。
硫黄原子を含む(メタ)アクリレート系モノマーは、フェニルチオールアクリレート、4−(メタ)アクリロキシフェニル−4−メトキシフェニルチオエーテル、ビス(4−メタクリロイルチオフェニル)スルフィドからなる群から選択される一種又は二種類以上であることが好ましい。これらを用いると金型との離型性、基材フィルムとの密着性及び作業性が向上する。
図1(a)中、Xで示される複数の偏向素子の平均周期は6μm以下が好ましい。導光板10が傷つきにくくなるからである。また、偏向素子の断面形状が、三角形状、楕円状、四角形状又はそれらの組み合わせ形状であることが好ましい。これらの形状であると、金型加工が比較的容易で、光学設計が容易であり、また所望の光学特性(出射光の角度分布)を得ることができる。なかでも、偏向素子の断面形状が、三角形状であることがより好ましい。三角形状であると、金型加工及び光学設計がさらに容易である。
また、偏向素子の断面形状の頂部が、曲線か、もしくは、透光性フィルムの表面と平行な直線により形成されたものであると、このプリズムシートの偏向素子形成面を導光板と接触させても、導光板と接触する頂部が曲線状のため導光板を傷つけにくいか、頂部が導光板とも平行になる直線のため導光板との接触面積が増加して導光板に傷がつきにくくなる。
なお、本発明における「偏向素子の断面形状」とは、一つの偏向素子が透光フィルム上に伸長している方向(稜線方向)に対して直交する面で切断した際の断面形状を意味する。
<面光源装置>
図1(b)は実施形態にかかるプリズムシート50の使用状態を示す図として面光源装置80の側面図を示す。実施形態にかかる面光源装置80は、光源20と、光源20に面した側面を、光源20からの光の入射面10aとし、平面状の上面を出射面10bとし、出射面10bに対向する底面10cに断面山切り状の複数の反射溝10dとを備え、入射面10aから入射した光源20からの光が、出射面10bと反射溝主面10d、10d、10d、10dとの間で反射を繰り返して内部を進み、光が出射面10bの法線となす角度が臨界角より小さくなったときに出射面10bから光を出射する平板状の導光板10と、透光性フィルム50bの主面上に複数の偏向素子50aを備え、出射面10b上に配置され、出射面10bから出射される光を複数の偏向素子50aにより偏光するプリズムシート50と、を有する。
実施形態にかかるプリズムシート50によれば、平均周期6μm以下で設けられた複数の偏向素子50aを備えることが可能である。このような偏向素子を備えると、導光板10とプリズムシート50の接触面積が増えることで、プリズムシート50側からの外力が導光板10に加わる際、小さい面積に集中して外力が加わることを防ぐため、結果的に導光板10に傷がつきにくくなる。
従来のプリズムシート用材料を用いても、平均周期6μm以下の複数の偏向素子50aを備えるプリズムシート50を作製することは困難であった。それは、平均周期6μm以下の偏向素子50aを金型に機械加工することが困難であったことと共に、従来知られた光学部材用光硬化型樹脂組成物では金型の微細形状転写性が不十分だったからである。しかし、金型加工技術の向上と、本発明における光学部材用光硬化型樹脂組成物によって優れた微細形状転写性の実現が可能になり、平均周期6μm以下の複数の偏向素子50aを備えるプリズムシート50を作製することができるようになった。
偏向素子50aの平均周期は、短いほうが導光板10に傷をつけにくくなることから、17μm以下が好ましく、10μm以下がさらに好ましく、6μm以下が最も好ましい。
なお、ここでいう平均周期とは、複数の偏向素子が形成されたプリズムシートの、一つの偏向素子が透光フィルム上に伸長している方向(稜線方向)に対して直交する面で切断した際の断面において、1つの偏向素子断面上の1点(例えば頂点)と、隣接する偏向素子断面上の同じ位置の1点(例えば頂点)間の距離を、複数(例えばサンプル数10)で測定した値の平均値をいう。一般に偏向素子は1つの形状を繰り返して作成したり、複数の形状を繰り返して作成したりすることが多く、これらの場合には平均周期は、上記方法によらずとも簡単に求めることができる。例えば、1つの形状を繰り返し作製している図1の場合はXで示される距離が平均周期となる。
プリズムシート50は、複数の偏向素子50aが導光板10の出射面10bに対向するように導光板10上に配置されることが好ましい。これは、高輝度が得られるためである。尚、本発明のプリズムシート50は、透光性フィルムの少なくとも片面に複数の偏向素子50aが設けられている。両面に複数の偏向素子を設けてもかまわないが、一般的には片面のみに偏向素子が設けられる。この場合、偏向素子の設けられていない面、即ち透光性フィルム50b側が、導光板10の出射面10b上に配置することも可能である。この場合は導光板10とプリズムシート50の接触面積が増加するので、導光板10に傷がよりつきにくくなる。
図2(a)は導光板10の上面図、図2(b)は導光板10の正面図、図2(c)は導光板10の斜視図を示す。図2中には、光源20として4個の発光ダイオードも同時に示す。なお光源20としては、図2に示すような複数の発光ダイオードのほか、冷陰極管などの蛍光管も利用出来るが、発光面のz方向が短い発光ダイオードが望ましい。
導光板10は、光源20からの光を入射させる入射面10aと、光を導光板10から出射する出射面10bと、入射面10aからの入射光又は出射面10bからの反射光を反射する反射溝10dが形成された底面10cとを有する。
より詳細には、導光板10は略矩形状の上面及び下面を有する略板状の形状を有する。導光板10の材料としては、例えばポリメチルメタクリレート、ポリオレフィン、ポリカーボネート、アクリルのような一定の屈折率を有する透明な材料であれば特に限定されるものではない。
入射面10aは、底面10c及び出射面10bと略直交している。入射面10aに対向して略等間隔で直線状に配置された複数の発光ダイオードから出射した光は、入射面10aから導光板10に入射される。
入射面10aには、光制御部として導光板厚み方向に伸びるプリズムが形成されてもよい。プリズム形状としては、例えば図3(a)に示すような略三角形、図3(b)に示すような略半楕円形、もしくは図3(c)に示すようななめらかな波形形状が挙げられる。またプリズム形状の表面に微細な凹凸形状(図示省略)を形成してもよい。
底面10cは、概略、導光板10の下面にxy平面と平行に形成される。
図4は、底面10cに形成された、光の進行方向を変えるための光制御部である反射溝10d〜10dの稜線10d0c、10d1c、10d2c、10d3c、10d4cを示す。稜線10d0c〜10d4cは底面10cの幅方向の中心線LM上の入射面10aより図面左側に距離d離れた一点で定義される点Oを中心として、同心円状に等間隔で配置されている。尚、反射溝10dの稜線10d0c〜10d4cはここでは曲線状としているが直線状であってもよい。隣り合う溝同士の間隔は一定でもよいし、変化しても良い。各々の反射溝10dの、入射面10aからの距離は関数で表記してもよい。隣り合う溝同士の間隔を調整することによって、導光板10の反射効率等の特性を微調整することができる。
反射溝10d〜10dに形成される図2(c)に示す反射溝主面10d1s〜10d4sの大部分が光の反射に使用されるため、本実施形態のような反射溝10dを形成した底面10cは、入射された光を出射面10b方向に反射する効率が高く、導光板10の光利用効率を高める。
図5は、反射溝10dを含む導光板10の詳細断面図を示す。図5(a)に示すように、反射溝10dは、反射溝10dの斜面と底面10cとの交点10d1c、10d2cを結ぶ線を底辺とし、点10d2eを頂点とする三角形状の断面形状を有する。交点10d1c、10d2c間の距離はPである。交点10d1c及び点10d2eを結ぶ線と、底面10cでなす傾斜角はα1であり、交点10d2c及び点10d2eを結ぶ線と、底面10cでなす傾斜角はα2である。反射溝10d、10d、10d、10dについても、傾斜角を反射溝10dと同一としてもよいし、異なるものとしても構わない。なお、図5(b)に示すように反射溝10Adと反射溝10Adの間、反射溝10Adと反射溝10Adの間に、それぞれ平面部10Acを設けてもよい。この場合、反射溝(導光板に対して凹形状)ではなく、反射隆起部(導光板に対して凸形状)でもよい。
図7のプリズムシート50の上面図において、点線で示すように、偏向素子50aの頂部と谷部が、頂部50a1t、谷部50a1b、頂部50a2t、谷部50a2b、…といった具合に、交互に等間隔で連続して形成されている。
図6は、導光板10に入射した光の経路を示す断面図を示す。光源側20の幅方向側面の入射面10aから入射した光源20からの光はまず出射面10bに入射する。出射面10bに入射した光は出射面10bの法線に対して角度ψ1で反射して反射溝主面10d1sに入射する。反射溝主面10d1sに入射した光は反射溝主面10d1sから反射して、出射面10bの法線に対して角度ψ2で出射面10bに再入射する。出射面10bに再入射した光は出射面10bの法線に対して角度ψ2で反射して、反射溝主面10d2sに入射する。反射溝主面10d2sに入射した光は反射して、出射面10bからX1として出射する。このように導光板10に入射した光は出射面10bと反射溝主面10d1s、10d2sとの間で反射を繰り返して導光板10の内部を進行し、反射溝主面10d1s、10d2sで立ち上げられた光が、出射面10bに入射した際に、出射面10bの法線となす角度が臨界角より小さくなったときに出射面10bからX1として出射される。
出射面10bは、導光板10のxy平面と平行な上面に形成される。なお、出射面10bには、異方性を有する異方性拡散パターンが形成されていてもよい。
図8は、面光源装置80に入射した光の経路を示す断面図を示す。光源側20の幅方向側面の入射面10a(図示せず)から入射した光源20からの光L1aはまず出射面10bに入射する。出射面10bに入射した光は出射面10bに対して角度γで光L1bとして出射面10bから出射し、プリズムシート50の偏光素子50a4に入射する。そして偏光素子50a4に入射した光は偏光されてプリズムシート50の透光性フィルム50b側の主面から光L1cとして出射される。また導光板10に入射した光L2aはまず反射溝主面10d2sに入射する。反射溝主面10d2sに入射した光は、反射溝主面10d2sから反射して出射面10bに入射する。その後、出射面10bに対して角度γ2で光L2bとして出射面10bから出射し、プリズムシート50の偏光素子50a5に入射する。そして偏光素子50a5に入射した光は偏光されてプリズムシート50の透光性フィルム50b側の主面から光L2cとして出射される。このように、プリズムシート50は、出射面10bに対して角度γ1、γ2の鋭角で出射された光L1b、L2bを、透光性フィルム50b側の主面に対して略垂直な角度で光L1c、L2cとして出射させることができる。つまり、プリズムシート50は、液晶表示装置に出射される光の正面強度を向上させることができる。
なお本発明において、プリズムシート50による光の偏向については、次のような注意が必要である。プリズムシート50の隣り合う偏向素子50a同士の距離が充分大きい場合には、光の屈折・全反射現象をもとにして偏向素子50aの形状や距離を設計すればよい。プリズムシート50の隣り合う偏向素子50a同士の距離が数マイクロメートル以下になると、光の回折・干渉現象を考慮して偏向素子50aの形状や距離を設計する必要がある。ここで述べる計算については、例えば、特許文献1に記載されている。
プリズムシート50の透光性フィルム50b側の面には、凹凸を形成することもでき、さらに光を偏向もしくは拡散させることもできる。
<プリズムシートの製造方法>
図9はプリズムシート50の製造方法の工程図を示す。
(イ)まず製造装置として、光硬化型樹脂63を滴下可能なディスペンサ62と、平均周期6μm以下で表面に凹凸が形成された金型60と、紫外線照射装置64を用意する。またプリズムシート50のベースフィルムとして、紫外線を透過する透明フィルム、例えばポリエチレンテレフタレート(以下「PET」ともいう。)フィルムや、東洋紡株式会社製、商品名「A4100」、の膜厚50μmのフィルムなどを透光性フィルム61として用意する。また紫外線照射で硬化可能な光硬化型樹脂組成物63を用意する。
(ロ)図面の左側から右側に向かって透光性フィルム61をローラー等(図示省略)で巻き取りながら、透光性フィルム61上にディスペンサ62により光硬化型樹脂組成物63を滴下する。
(ハ)光硬化型樹脂組成物63に転写用金型60の表面の凹凸形状を転写すると同時に紫外線照射装置64により紫外線を照射して光硬化型樹脂組成物63を硬化させる。
以上により、透光性フィルム61上に偏向素子50aが平均周期6μm以下で形成されたプリズムシート50が製造される。
尚、他にも透光性フィルム61上に設けた光硬化型樹脂組成物63を所定のパターンを介してエッチングすることによって、偏向素子50aを備えるプリズムシート50を製造することができる。また転写用金型60に形成する偏向素子50aの形状の稜線方向は、転写用金型60の円周方向でもよく長手方向でもよく、またそれらの方向から所定角度傾けた方向でもよい。
本発明により、導光板10に傷がつきにくく、表示品質、即ち見栄えが低下しにくいプリズムシート50及び面光源装置80を提供することが出来る。また、本発明の面光源装置は、携帯電話機、ゲーム機器、電子手帳、ノートPC等の液晶表示装置等に於いて、バックライトとして使用することが出来る。
(その他の実施形態)
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。例えば、導光板10とプリズムシート50の接触面積を増やす方法としては他に、偏向素子50aの先端(導光板に接触する部分)の形状を鋭角にせず丸みを帯びさせるか導光板10と平行になるような平坦面にする方法がある。即ち、偏向素子の断面形状から述べると、その頂部が、曲線か、もしくは、透光性フィルムの表面と平行な直線により形成されたものとする方法である。さらにプリズムシート50の偏向素子50aを形成していない上面を導光板10と接触させて配置する方法がある。また導光板10は、出射面10b側と底面10c側を上下反転して配置しても良い。このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。
<ウレタンオリゴマーの合成>
(イ)攪拌機、温度計、冷却管及び空気ガス導入管を2Lの三口フラスコに取り付け、空気ガスを導入した。
(ロ)その後、ポリテトラメチレングリコール(保土ヶ谷化学株式会社製、商品名:PTG850SN 一般式(I)においてn=11、R=(CH、重量平均分子量:850)520.80gと、ジエチレングリコール1.06gと、不飽和脂肪酸ヒドロキシアルキレンエステル修飾ε−カプロラクトン(ダイセル化学工業株式会社製、商品名:FA2D 一般式(II)においてn=3、R=H、R=CHCH)275.20gと、重合禁止剤としてp−メトキシキノン0.5gと、触媒としてジブチル錫ジラウレート(東京ファインケミカル株式会社製、商品名:L101)0.3gを入れ、70℃に昇温後、70〜75℃で攪拌しつつイソホロンジイソシアネート(住化バイエルウレタン株式会社製、商品名:デスモジュールI)222gを2時間かけて均一滴下し、反応を行った。
(ハ)滴下終了後、約5時間反応させたところで、IR測定の結果、イソシアネートが消失したことを確認してから反応を終了した。
以上の工程により、重量平均分子量が7,000のウレタンオリゴマーが得られた。
<光硬化型樹脂の調製>
得られたウレタンオリゴマーなどを用い、表1に示すとおりの成分を混合して、実施例1、実施例2及び実施例3、比較例1に使用する光硬化型樹脂組成物63を調製した。
<プリズムシートの作製>
実施形態にかかるプリズムシートの製造方法に準じて、図9に示すようにPETフィルム上に、表1に示す組成の光硬化型樹脂組成物を滴下した後、表1に示す間隔で偏向素子を設けた。なお比較例1は、従来の成分を混合した光硬化型樹脂組成物63を用いた場合であり、偏向素子間隔5.5μmは形状転写できなかった。具体的には偏向素子の頂角が丸みを帯び、金型の形状を転写しなかった。要求する光学特性を得られなかったため、下記の耐傷性試験は実施しなかった。
<耐傷性試験>
実施例1,実施例2、実施例3にかかるプリズムシートについて、以下に説明する基準で、導光板10に対するプリズムシートの傷つけやすさに関する実験を行った。
評価装置は、鉛筆引っかき試験機(JIS K5401)を転用した。
(イ)図10の断面模式図に示すとおり、鉛筆引っかき試験機の台70にポリカーボネート製の導光板10を置き、その上にプリズムシート50を偏向素子50a側が導光板10に対向するように置いた。
(ロ)プリズムシート50は移動しないように鉛筆引っかき試験機のアーム73に両面テープ74で固定した。鉛筆72は6Hのものを使用し、鉛筆72の向きはプリズムシート50に対して垂直の向きにした。
(ハ)また、携帯電話の液晶パネルの平均的な重さ20gを考慮して、おもり71はその付近の重さ数種類で評価した。導光板10の大きさは40mm×50mm×1mmである。この状態で導光板10と引っかき試験機の台70を図中矢印で示す右方向へ移動させることで引っかき試験を行い、導光板表面の傷の有無を目視で評価した。プリズムシート50を移動させる方向は、偏向素子50aの稜線と同じ方向及び直交する方向の2種類行った。
結果を表1に示す。実施例3では、偏向素子間隔が18μmと大きいために、30gのおもりで導光板10に傷がついたが、実施例1および実施例2ではおもり170gでも導光板10に傷がつかなかった。この結果から、偏向素子50aの間隔が18μmの場合に比べ、偏向素子50aの間隔が5.5μmの場合には導光板10に傷がつきにくいことがわかった。
この理由は前述の通り、偏向素子50aの平均周期が短いほど導光板10とプリズムシート50の接触面積が増えるため、導光板10に加わる外力が分散することによって導光板10に傷がつきにくくなったと考えられる。
Figure 2010061096
表中の数値(配合)の単位は全て質量部
化合物の略号
UA:上記で作製したウレタンオリゴマー
AA:アクリルアクリレートオリゴマー(日立化成工業株式会社製、商品名:ヒタロイド7885SS2*溶剤型材料であったため、エバポレーターにて脱溶剤してから用いた)
A−BPFE:9,9−ビス[4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)フェニル]フルオレン(新中村化学工業株式会社製)
BzA:ベンジルアクリレート(日立化成工業株式会社製)
V−3F:2,2,2−トリフルオロエチルアクリレート(大阪有機化学工業株式会社製)
1,9−ND−A:1,9−ノナンジオールジアクリレート(共栄社化学株式会社製)
光開始剤:1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チバスペシャリティーケミカル社製、商品名:イルガキュア184)
10…導光板、10a…入射面、10b…底面、10c…出射面、10d…反射溝、20…光源(発光ダイオード)、50…プリズムシート、50a…偏向素子、50b…透光性フィルム

Claims (14)

  1. 透光性フィルムと、
    前記透光性フィルムの少なくとも片面上に設けられた複数の偏向素子とを備え、
    前記複数の偏向素子は、1分子中にイソシアネート基を2個有するジイソシアネート化合物、一般式(I)
    Figure 2010061096
    (式中、Rは、炭素数1〜10の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基であり、nは、1〜20の整数である。)で表されるヒドロキシル基含有アルキレングリコール系化合物、及び一般式(II)
    Figure 2010061096
    (式中、Rは、水素又はメチル基であり、nは、1〜10の整数であり、Rは直鎖又は分岐鎖を有するアルキレン基である。)で表されるカプロラクトン変性(メタ)アクリレート化合物を、前記イソシアネート基と、前記一般式(I)及び前記一般式(II)中の合計の水酸基との等量比(NCO/OH)が、0.8〜1.2になるように配合し合成してなるウレタンオリゴマーと、
    ハロゲン原子、ケイ素原子、芳香環、硫黄原子の少なくとも1種を含む(メタ)アクリレート系モノマーを必須とする(メタ)アクリレート系モノマー成分と、
    光開始剤と、
    を含む光硬化型樹脂組成物を用いて形成されたものであることを特徴とするプリズムシート。
  2. 前記ウレタンオリゴマーは、重量平均分子量Mwが2,000〜20,000であることを特徴とする請求項1記載のプリズムシート。
  3. 前記ウレタンオリゴマーと前記(メタ)アクリレート系モノマー成分との配合比が、質量比で1:9〜9:1の範囲であることを特徴とする請求項1又は2記載のプリズムシート。
  4. 前記光開始剤が、前記光硬化型樹脂組成物中に、前記ウレタンオリゴマーと前記(メタ)アクリレート系モノマー成分の合計量100質量部に対して0.01〜5質量部含まれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプリズムシート。
  5. 前記ハロゲン原子、ケイ素原子、芳香環、硫黄原子の少なくとも1種を含む(メタ)アクリレート系モノマーが、ハロゲン原子を含み、2,2,2−トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル(メタ)アクリレート、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル(メタ)アクリレート、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル(メタ)アクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル(メタ)アクリレート、トリブロモフェニル(メタ)アクリレートからなる群から選択される一種又は二種類以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のプリズムシート。
  6. 前記ハロゲン原子、ケイ素原子、芳香環、硫黄原子の少なくとも1種を含む(メタ)アクリレート系モノマーが、ケイ素原子を含み、シリコーン(メタ)アクリレート、シリコーンジ(メタ)アクリレート、3−(トリス(トリメチルシロキシ)シリル)プロピル(メタ)アクリレートからなる群から選択される一種又は二種類以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のプリズムシート。
  7. 前記ハロゲン原子、ケイ素原子、芳香環、硫黄原子の少なくとも1種を含む(メタ)アクリレート系モノマーが、芳香環を含み、9,9−ビス[4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)フェニル]フルオレン、9,9−ビス(3−フェニル−4−アクリロイルポリオキシエトキシ)フルオレン、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、パラクミルフェノキシエチレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシ化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、o−フェニルフェノールグリシジルエーテル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、エチレングリコール(メタ)アクリレートベンジルエーテルからなる群から選択される一種又は二種類以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のプリズムシート。
  8. 前記ハロゲン原子、ケイ素原子、芳香環、硫黄原子の少なくとも1種を含む(メタ)アクリレート系モノマーが、硫黄原子を含み、フェニルチオールアクリレート、4−(メタ)アクリロキシフェニル−4−メトキシフェニルチオエーテル、ビス(4−メタクリロイルチオフェニル)スルフィドからなる群から選択される一種又は二種類以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のプリズムシート。
  9. 前記複数の偏向素子が、平均周期6μm以下で設けられたものである請求項1〜8のいずれか1項に記載のプリズムシート。
  10. 前記偏向素子の断面形状が、三角形状、楕円状、四角形状又はそれらの組み合わせ形状であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のプリズムシート。
  11. 前記偏向素子の断面形状が、三角形状であることを特徴とする請求項10に記載のプリズムシート。
  12. 前記偏向素子の断面形状の頂部が、曲線か、もしくは、透光性フィルムの表面と平行な直線により形成されたものであることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のプリズムシート。
  13. 光源と、
    前記光源に面した側面を、前記光源からの光の入射面とし、平面状の上面を出射面とし、前記出射面に対向する底面に断面山切り状の複数の反射溝とを備え、前記入射面から入射した前記光源からの光を前記出射面より出射する平板状の導光板と、
    複数の偏向素子を備えて前記出射面上に配置され、前記出射面から出射される前記光を前記複数の偏向素子により偏向するプリズムシートと、を有し
    前記プリズムシートは、前記請求項1〜11のいずれかに記載のプリズムシートであることを特徴とする面光源装置。
  14. 前記プリズムシートは、前記複数の偏向素子が前記導光板の前記出射面に対向するように前記導光板上に配置されることを特徴とする請求項13記載の面光源装置。
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