JP2007280635A - 面光源装置及びこれを用いた液晶表示装置 - Google Patents
面光源装置及びこれを用いた液晶表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007280635A JP2007280635A JP2006101903A JP2006101903A JP2007280635A JP 2007280635 A JP2007280635 A JP 2007280635A JP 2006101903 A JP2006101903 A JP 2006101903A JP 2006101903 A JP2006101903 A JP 2006101903A JP 2007280635 A JP2007280635 A JP 2007280635A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- guide plate
- control element
- light guide
- liquid crystal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/0001—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems
- G02B6/0011—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being planar or of plate-like form
- G02B6/0033—Means for improving the coupling-out of light from the light guide
- G02B6/0035—Means for improving the coupling-out of light from the light guide provided on the surface of the light guide or in the bulk of it
- G02B6/0038—Linear indentations or grooves, e.g. arc-shaped grooves or meandering grooves, extending over the full length or width of the light guide
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/0001—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems
- G02B6/0011—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being planar or of plate-like form
- G02B6/0066—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being planar or of plate-like form characterised by the light source being coupled to the light guide
- G02B6/0068—Arrangements of plural sources, e.g. multi-colour light sources
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Planar Illumination Modules (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
Abstract
【課題】導光板に設ける光線制御素子のパターンを該導光板上のLEDからの距離によって変化させることで面内ムラを低減した導光板を用いた高輝度のバックライト、及びこのバックライトを用いた高品質の液晶表示装置を提供する。
【解決手段】導光板内の輝度分布が、LED正面部で高く、コーナ部で低い、不均一な分布を解決するものである。導光板GLBの下面に配置した光線制御素子CPNの形状を変え、LED正面部とコーナ部の出射角を出来る限り同様にするという発想に基づいている。具体的な光線制御素子CPNの形状は、LED出射光線が光線制御素子CPNに当る時の入射角をどの部分でも一定にするように、LED出射光線から見た光線制御素子CPNの形状をどの部分でも一定にする。
【選択図】図8
【解決手段】導光板内の輝度分布が、LED正面部で高く、コーナ部で低い、不均一な分布を解決するものである。導光板GLBの下面に配置した光線制御素子CPNの形状を変え、LED正面部とコーナ部の出射角を出来る限り同様にするという発想に基づいている。具体的な光線制御素子CPNの形状は、LED出射光線が光線制御素子CPNに当る時の入射角をどの部分でも一定にするように、LED出射光線から見た光線制御素子CPNの形状をどの部分でも一定にする。
【選択図】図8
Description
本発明は、面内輝度レベルの均一化を向上させた面光源装置とこの面光源装置を用いた液晶表示装置に関する。
透過型や半透過反射型の液晶表示装置では、その背面に面光源装置を設けるのが一般的である。この種の面光源装置はバックライトとも称する。以下の説明では、面光源装置をバックライトとも表記して説明する。特に、ゲーム機、携帯端末、あるいは携帯電話機などに搭載する液晶表示装置には導光板に1又は複数の発光ダイオード(以下、LEDとも略記)を光源として組み合わせたサイドエッジ型バックライトが多く用いられている。導光板の表面(出光面)に光線制御素子を設けて上方に設置される液晶表示パネルの照光面(裏面)にムラの少ない輝度分布で照明するようにしている。
導光板にLEDを組み合わせたバックライトの従来例には、次のようなものがある。特許文献1は、断面が三角形の凹形状または凸形状(山/溝形状)を直線状に有する光線制御素子を開示する。特許文献2は、断面が円弧状の凹形状または凸形状を直線状に有する光線制御素子を開示する。特許文献3は、断面が多角形状の凹形状または凸形状を直線状に有する光線制御素子を開示する。特許文献4は、断面が半球、球の一部、三角錐等のシボ形状を直線状に有する光線制御素子を開示する。特許文献5は、ドット印刷で形成した斑点状の光線制御素子を開示する。
また、断面が三角形、円弧形、多角形等の凹形状または凸形状で、同心円状または円弧状の光線制御素子を導光板の全面に形成したものも提案されている。
特開2004−200072号公報
特開2004−6187号公報
特開2004−227956号公報
特願2001−343614号公報
特開2004−199958号公報
導光板に設ける光線制御素子を直線状または斑点状に形成するタイプにおける共通の問題点は、高輝度化と高均一性の両立が困難であるということである。特に、最近の狭額縁化の流れの中で、LEDから有効表示領域までの間隔が狭くなり、且つLEDの高輝度化及び部品点数削減のために、LED同士の間隔は拡がる傾向にあり、何れもLED近傍部のムラが発生するポテンシャルを増大させている。また、光線制御素子を同心円状または円弧状に形成するタイプの問題点は、LEDを1個所に設置する為、製品輝度の最大値を高くすることが出来ない点、同心円状または円弧状の専用プリズムシートを使用しないと効果が出しにくい点等が挙げられる。
本発明の第1の目的は、導光板に設ける光線制御素子のパターンを該導光板上のLEDからの距離によって変化させることで面内ムラを低減した導光板を用いた高輝度のバックライトを提供することにある。また、本発明の第2の目的は、このバックライトを用いた高品質の液晶表示装置を提供することにある。
上記第1の目的は、LED近傍部における導光板の光線制御素子のパターンを、前記LEDを中心とした曲線状とし、LEDから遠い領域では導光板の一側縁に平行な方向に伸びる三角山/溝の断面を有する直線状の光線制御素子パターンとすることにより達成される。また、上記第1の目的は、液晶表示パネルと上記導光板の間に、当該導光板の出光面側にプリズム面を配置したプリズムシートを介在させることによって達成される。
LED近傍部の導光板の上面(または下面)の光線制御素子配置パターンをLED光源を中心とした曲線状とし、LEDから遠い領域の上面(または下面)の光線制御素子配置パターンを導光板の一側縁に平行な方向に伸びる三角山/溝の断面を有する直線状の光線制御素子パターンとすることにより、LEDからの出射光が光線制御素子により特定方向に反射させることが出来る。この効果により、導光板の上部へ配置したプリズムシートへの入射角をLED近傍部の導光板のどの部分においても比較的均一な角度とすることが出来る。
この導光板を用いることにより、プリズムシートへの入射角がLED近傍部の導光板のどの部分においても比較的均一な角度となり、プリズムシート上における輝度を均一にすることが出来る。また、導光板のLED近傍部の領域のみを曲線状配置パターンとする為、従来の全体が直線状のプリズムシート仕様で性能を出すことが出来る。さらに、LED光源が複数ある場合でも、LEDを中心とした曲線状パターンをLEDと同じ数だけ設けることにより、製品輝度最大値の制限をなくすことが出来る。
導光板に下向きプリズムを組み合わせたバックライト構成は、従来の拡散シートとお互いに直交する上向きプリズム2枚を使用したバックライトに比較して、30〜50%以上正面方向の高輝度化を図ることが出来、また光学シートを削減または廃止することにより部材費の低減及び組立工数低減による製品コスト低減が可能となるが、入光部近傍の輝度ムラ発生による表示品質の低下が生じるが、本発明によりこのような品質低下が抑制される。
本発明は、携帯電話機用液晶ディスプレイ、ゲーム機用液晶ディスプレイ、デジタルスチルカメラ用液晶ディスプレイなどの小型の液晶表示装置に好適であるが、大形液晶モニタ、大形液晶TV、中大形アミューズメント液晶ディスプレイ、車載用液晶ディスプレイなどにも適用できる。
以下、本発明の最良の形態を実施例の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、液晶表示装置のバックライトの構成を説明する断面図である。図1のバックライトは、側縁(エッジ)に発光ダイオードLEDを設置した導光板の光線制御素子の形状による正面輝度の評価結果を説明するもので、導光板GLBの下面に光線制御素子CPNを配し、液晶表示パネルに対面する上面は平面で、導光板の下部には反射シートRFSが設置される。導光板GLBの上部に下向きのプリズム面を有するプリズムシートPRZを設置した簡素化した面光源装置である。プリズムシートPRZのプリズム面は、そのプリズムの山/溝の方向が導光板GLBのLED設置側縁に平行な方向にある。このバックライトの出射光Lで液晶表示パネルを照明する。
図2は、導光板GLBにおける面内輝度分布を説明する要部平面図である。一般的なLEDの出射(配光)特性は、ランバーシアンであり、その配光特性を基にLEDからの光が入射する導光板の側面(入光面)の形状設計を行い、導光板内の光を出来る限り均一に拡げる配慮を行っているが、LEDは点光源に近い特性である為、図2に示したようなLED近傍部で均一性が悪い領域が発生してしまう。
これを解決する為に、LEDから出射した光の挙動を検討してみる。光の反射や透過、屈折後の方向を導出したSnellの法則を3次元で考える。まず、反射光について図3で考える。図3は、LEDから出射した光の挙動を説明する図である。図3において、反射光の単位ベクトルは、以下の式(1)(2)で表すことが出来る。
−A×n=n×B・・・・・(1)
−A*n=n*B・・・・・(2)
但し、
A:入射光の単位ベクトル
B:反射光の単位ベクトル
n:面の法線方向単位ベクトル
であり、×は外積、*は内積を表す。
−A*n=n*B・・・・・(2)
但し、
A:入射光の単位ベクトル
B:反射光の単位ベクトル
n:面の法線方向単位ベクトル
であり、×は外積、*は内積を表す。
式(1)(2)より、反射光のx、y、z軸各方向の値を求めると、以下の式(3)(4)(5)となる。
Bx=−2nx・(Ay・ny+Az・nz)−Ax・(2nx2−1)・・・(3)
By=−2ny・(Az・nz+Ax・nx)−Ay・(2ny2−1)・・・(4)
Bz=−2nz・(Ax・nx+Ay・ny)−Az・(2nz2−1)・・・(5)
次に、透過、屈折光について図4を参照して考える。
By=−2ny・(Az・nz+Ax・nx)−Ay・(2ny2−1)・・・(4)
Bz=−2nz・(Ax・nx+Ay・ny)−Az・(2nz2−1)・・・(5)
次に、透過、屈折光について図4を参照して考える。
図4は、透過光と屈折光関係を説明する図である。図4において、反射光の単位ベクトルは、以下の式(6)(7)(8)(9)で表すことが出来る。
N1{A×(−n)}=N2{B×(−n)}・・・・・(6)
−A*n=cos γ ・・・・・(7)
−B*n=cos γ' ・・・・・(8)
N1 sin γ=N2 sin γ' ・・・・・(9)
但し、
A:入射光の単位ベクトル
B:透過、屈折光の単位ベクトル
n:面の法線方向単位ベクトル
N1:透過、屈折前の媒体の屈折率
N2:透過、屈折後の媒体の屈折率
γ:Aとnとの成す角
γ':Bと−nとの成す角
である。
N1{A×(−n)}=N2{B×(−n)}・・・・・(6)
−A*n=cos γ ・・・・・(7)
−B*n=cos γ' ・・・・・(8)
N1 sin γ=N2 sin γ' ・・・・・(9)
但し、
A:入射光の単位ベクトル
B:透過、屈折光の単位ベクトル
n:面の法線方向単位ベクトル
N1:透過、屈折前の媒体の屈折率
N2:透過、屈折後の媒体の屈折率
γ:Aとnとの成す角
γ':Bと−nとの成す角
である。
式(7)(9)より、γ、γ'と求めると、以下の式(10)(11)となる。
γ=cos-1(−Ax・nx−Ay・ny−Az・nz)・・・・・(10)
γ'=sin-1[(N1/N2)sin γ] ・・・・・(11)
式(6)(8)より、透過、屈折光のx、y、z軸各方向の値を求めると、以下の式(12)(13)(14)となる。
Bx=(N1/N2){(1−nx2)Ax−nx(Ay・ny+Az・nz)}−nx・cos γ' ・・・・・(12)
By=(N1/N2){(1−ny2)Ay−ny(Az・nz+Ax・nx)}−ny・cos γ' ・・・・・(13)
Bz=(N1/N2){(1−nz2)Az−nz(Ax・nx+Ay・ny)]−nz・cos γ' ・・・・・(14)
これらの式を使って、導光板中を進行した光が、下向きプリズムシートから出射する時の角度を求める。
γ=cos-1(−Ax・nx−Ay・ny−Az・nz)・・・・・(10)
γ'=sin-1[(N1/N2)sin γ] ・・・・・(11)
式(6)(8)より、透過、屈折光のx、y、z軸各方向の値を求めると、以下の式(12)(13)(14)となる。
Bx=(N1/N2){(1−nx2)Ax−nx(Ay・ny+Az・nz)}−nx・cos γ' ・・・・・(12)
By=(N1/N2){(1−ny2)Ay−ny(Az・nz+Ax・nx)}−ny・cos γ' ・・・・・(13)
Bz=(N1/N2){(1−nz2)Az−nz(Ax・nx+Ay・ny)]−nz・cos γ' ・・・・・(14)
これらの式を使って、導光板中を進行した光が、下向きプリズムシートから出射する時の角度を求める。
図5は、出射角度の算出を説明するための簡易モデルの説明図であり、図5(a)は導光板の要部平面図、図5(b)は図5(a)のx軸に沿った断面図である。また、図6は、図5(b)の導光板の要部をプリズムシートと共に示す断面図である。なお、屈折率は、空気が1.00、導光板及び下向きプリズムシートが1.49とする。
光線制御素子CPNを配置した下面(反射面)に入射する光線の単位ベクトル(Ax,Ay,Az)は(0.87,0,−0.50)、光線制御素子の法線方向単位ベクトル(nx,ny,nz)は(−0.17,0,0.98)であり、これらの値と式(3)(4)(5)より反射光の単位ベクトル(Bx,By,Bz)を求めると、(0.64,0,0.77)となる。
同様に、導光板上面(出光面)へ入射する光線の単位ベクトル(Ax,Ay,Az)は(0.64,0,0.77)、導光板上面の法線方向単位ベクトル(nx,ny,nz)は(0,0,−1)であり、これらの値と式(12)(13)(14)より屈折し導光板上面より出射する光線の単位ベクトル(Bx,By,Bz)を求めると、(0.96,0,0.28)となる。
下向きプリズムシート第1面(入光面)P1へ入射する光線の単位ベクトル(Ax,Ay,Az)は(0.96,0,0.28)、下向きプリズムシート第1面P1の法線方向単位ベクトル(nx,ny,nz)は(−0.829,0,−0.559)であり、これらの値と式(12)(13)(14)より屈折し下向きプリズムシート第1面より第2面(反射面)P2へ出射する光線の単位ベクトル(Bx,By,Bz)を求めると、(0.926,0,0.379)となる。
下向きプリズムシート第2面P2へ入射する光線の単位ベクトル(Ax,Ay,Az)は(0.926,0,0.379)、下向きプリズムシート第2面P2の法線方向単位ベクトル(nx,ny,nz)は(−0.829,0,0.559)であり、これらの値と式(3)(4)(5)より下向きプリズムシート第2面P2からの反射光の単位ベクトル(Bx,By,Bz)を求めると、(0.004,0,1)となる。
下向きプリズムシート第3面(液晶表示パネルと対面する面:出光面)P3へ入射する光線の単位ベクトル(Ax,Ay,Az)は(0.004,0,1)、下向きプリズムシート第3面P3の法線方向単位ベクトル(nx,ny,nz)は(0,0,−1)であり、これらの値と式(12)(13)(14)より屈折し下向きプリズムシート第3面P3より出射する光線の単位ベクトル(Bx,By,Bz)を求めると、(0.006,0,1)となる。
この結果より、下向きプリズムシート第3面P3より出射する光線のz軸方向の単位ベクトルBzが1となることから、この光線は、ほぼ真上に出射することになる。
図7は、図5、図6で説明した算出方法によって図5に示した簡易モデル上の算出位置の説明図である。図7の点a、点bの夫々についての光線単位ベクトルの光線制御素子を配置した下面に入射する光線とX−Y面との成す角θをパラメータとして試算した。点aについての計算結果を表1に、点bについての計算結果を表2に示した。
これらの結果より、点bからの出射光量は、点aに比べ少なく、出射角も正面輝度として寄与する割合が小さいことが分る。したがって、導光板内の輝度分布が、LED正面部で高く、コーナ部で低い、不均一な分布となってしまう。
図8は、本発明の実施例1を説明する簡易モデルの説明図であり、図8(a)は導光板の要部平面図、図8(b)は図8(a)のx軸に沿った断面図である。実施例1は、導光板内の輝度分布が、LED正面部で高く、コーナ部で低い、不均一な分布を解決するものである。実施例1の解決手段は、導光板GLBの下面に配置した光線制御素子CPNの形状を変え、LED正面部とコーナ部の出射角を出来る限り同様にするという発想に基づいている。具体的な光線制御素子CPNの形状は、LED出射光線が光線制御素子CPNに当る時の入射角をどの部分でも一定にするように、LED出射光線から見た光線制御素子CPNの形状をどの部分でも一定にする。図8では、LEDを中心とした同心円状に光線制御素子CPNを配置した。この配置パターンで、点a、点b状の下向きプリズムレンズからの光線出射角度を算出した結果を表3、表4に示した。
図9は、本発明の実施例2を導光板上で説明する図である。図9(a)は光線制御素子CPNの配置パターンが全面で曲線状の場合(θ1≠θ2)、図9(b)は光線制御素子CPNの配置パターンがLED近傍部で曲線状の場合(θ1≒θ2)を示す。
図8に示した構成以外にも、楕円パターン、放物線パターン等、曲線パターンでも、輝度均一性向上効果はあるのは、言うまでもない。これらの結果より、図9に示したように導光板から出射する各点での光の角度の差が、光線制御素子を曲線状に配置した方が、直線状に配置するより、小さく出来る。したがって、照光面上の輝度分布が、均一な分布と出来ることが分る。
本発明の目的は、LED近傍部の均一性向上であり、LED近傍部のみに前述した曲線パターンの光線制御素子を配置すれば良い。また、LED多灯化にも対応出来る構成としている。実施例3では、LED近傍部とLEDから遠い部分でパターンを異ならせた。その具体例を図10、図11に示した。図10は、LED近傍部が同心円、LEDから遠い部分で直線とした構成を示す。また、図11は、LED近傍部が楕円、LEDから遠い部分で直線とした構成を示す。
図12は、実際に試作で輝度平均と輝度ムラの評価を行うための評価方法を説明する図である。図12において、16.5mmピッチで3個のLEDを搭載したバックライトのLED側導光板端面から、5.5mm、7.5mm、9.5mm離れた各ライン(Line A、Line B、Line C)での輝度均一性とバックライト全面の輝度平均を指標とした。輝度均一性は、以下の式(15)で定義した。
輝度均一性=(最大輝度―最小輝度)/平均輝度 ・・・・・(15)
輝度均一性=(最大輝度―最小輝度)/平均輝度 ・・・・・(15)
図13は、現行の光線制御素子を設けた導光板と、試作した導光板の複数仕様の説明図である。図13(a)は現行品の仕様、仕様No.1乃至仕様No.4が試作した導光板で、仕様No.1が一部楕円パターン、仕様No.2が一部円弧パターン、仕様No.3と仕様No.4が一部横向き溝パターンとしたものである。この輝度平均と輝度均一性を現行品との比較で表5に示した。表5に示された結果から、輝度平均は100%より大きい方が、現行品より良く、輝度均一性は100%より小さい方が現行品より良いということになる。
これらの結果より、一部楕円パターン、一部円弧パターンについては、輝度平均は変化無いまま輝度均一性を向上させることが出来ることが分る。一部横向き溝パターンについても、同様の効果が確認出来た。
なお、導光板の出光面(上面)に上記と同様の光線制御素子のパターンを設けることでも、同様の効果を得ることができる。
図14は、本発明にかかる液晶表示装置の全体構成例を説明する展開斜視図である。液晶表示パネルに駆動回路DRを実装した液晶表示パネル組立LCDAの背面に前記した実施例1あるいは実施例2で説明した導光板と、拡散シートやプリズムシート等の光学補償部材を組み込んだバックライト組立BLAを設置する。導光板にはぜんきした実施例の何れかの光線制御素子のパターンが設けられており、上面には下向きのプリズム面を有するプリズムシートが載置される。液晶表示パネル組立LCDAにはフレキシブルプリント基板FPCを好適とする信号接続部材が外部信号現との間に接続される。液晶表示パネル組立LCDAの表面にフレームSHDを被せ、バックライト組立BLAと係合させて一体の液晶表示装置に組立てられる。バックライトの発光ダイオードへの給電は配線PLから行われる。
LED・・・発光ダイオード、GLB・・・導光板、CPN・・・光線制御素子、RFS・・・反射シート、PRZ・・・プリズムシート。
Claims (10)
- 液晶表示パネルの背面に設置する面光源装置であって、
前記面光源装置は、導光板と、該導光板の一側縁に所定の間隔で設置された1又は複数の点光源を有し、
前記導光板の前記液晶表示パネルに対向する面とは反対側の面に、前記点光源を中心とした同心の曲線状に配置された光線制御素子パターンを設けたことを特徴とする面光源装置。 - 請求項1において、
前記同心の曲線状に配置された光線制御素子パターンが同心円状であることを特徴とする面光源装置。 - 請求項1において、
前記同心の曲線状に配置された光線制御素子パターンが同心楕円状であることを特徴とする面光源装置。 - 請求項1乃至3の何れかにおいて、
前記光線制御素子パターンが三角山/溝の断面を有することを特徴とする面光源装置。 - 請求項4において、
前記三角山/溝の断面を有する光線制御素子パターンが前記導光板の前記点光源の近傍に配置され、前記導光板の前記点光源から遠い部分には前記導光板の一側縁に平行な方向に伸びる三角山/溝の断面を有する直線状の光線制御素子パターンであることを特徴とする面光源装置。 - 液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの背面に設置された照明装置とを有する液晶表示装置であって、
前記照明装置は、導光板と、該導光板の一側縁に所定の間隔で設置された1又は複数の点光源を有し、
前記導光板の前記液晶表示パネルに対向する面とは反対側の面に、前記点光源を中心とした同心の曲線状に配置された光線制御素子パターンを設けたことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項6において、
前記同心の曲線状に配置された光線制御素子パターンが同心円状であることを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項6において、
前記同心の曲線状に配置された光線制御素子パターンが同心楕円状であることを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項6乃至8の何れかにおいて、
前記光線制御素子パターンが三角山/溝の断面を有することを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項9において、
前記三角山/溝の断面を有する光線制御素子パターンが前記導光板の前記点光源の近傍に配置され、前記導光板の前記点光源から遠い部分には前記導光板の一側縁に平行な方向に伸びる三角山/溝の断面を有する直線状の光線制御素子パターンであることを特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006101903A JP2007280635A (ja) | 2006-04-03 | 2006-04-03 | 面光源装置及びこれを用いた液晶表示装置 |
US11/692,997 US7690830B2 (en) | 2006-04-03 | 2007-03-29 | Flat lighting device and liquid crystal display device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006101903A JP2007280635A (ja) | 2006-04-03 | 2006-04-03 | 面光源装置及びこれを用いた液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007280635A true JP2007280635A (ja) | 2007-10-25 |
Family
ID=38558653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006101903A Pending JP2007280635A (ja) | 2006-04-03 | 2006-04-03 | 面光源装置及びこれを用いた液晶表示装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7690830B2 (ja) |
JP (1) | JP2007280635A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010061096A (ja) * | 2008-08-05 | 2010-03-18 | Hitachi Chem Co Ltd | プリズムシート及び面光源装置 |
JP2010135326A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Qinghua Univ | 導光板及びバックライトモジュール |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8620422B2 (en) * | 2006-09-28 | 2013-12-31 | Cvrx, Inc. | Electrode array structures and methods of use for cardiovascular reflex control |
KR101604243B1 (ko) * | 2007-12-31 | 2016-03-18 | 삼성디스플레이 주식회사 | 도광판, 이를 포함한 백라이트 어셈블리 및 액정 표시 장치 |
US8545085B2 (en) * | 2010-01-15 | 2013-10-01 | Chi Lin Optoelectronics Co., Ltd. | Backlight module and light guide plate thereof |
KR20120017585A (ko) * | 2010-08-19 | 2012-02-29 | 삼성모바일디스플레이주식회사 | 터치스크린패널 |
CN102410495B (zh) * | 2011-12-07 | 2014-10-15 | 丹阳博昱科技有限公司 | 具有不同取向微结构区域的光学片及其制作方法 |
TWI444569B (zh) * | 2011-12-27 | 2014-07-11 | Unity Opto Technology Co Ltd | Side entry type light emitting module |
TWI490607B (zh) * | 2012-10-15 | 2015-07-01 | 群康科技(深圳)有限公司 | 顯示裝置及其發光模組與導光板 |
TWI485483B (zh) * | 2012-10-16 | 2015-05-21 | Innocom Tech Shenzhen Co Ltd | 導光板、發光模組及顯示裝置 |
JP2017527077A (ja) * | 2014-08-12 | 2017-09-14 | グロ アーベーGlo Ab | ナノワイヤled構造及びその製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001215338A (ja) * | 2000-02-04 | 2001-08-10 | Enplas Corp | 導光板、サイドライト型面光源装置及び表示装置 |
JP2006019243A (ja) * | 2004-07-01 | 2006-01-19 | Hon Hai Precision Industry Co Ltd | 導光板及びその製造方法 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6752505B2 (en) * | 1999-02-23 | 2004-06-22 | Solid State Opto Limited | Light redirecting films and film systems |
JP2001035222A (ja) * | 1999-07-23 | 2001-02-09 | Minebea Co Ltd | 面状照明装置 |
JP4266551B2 (ja) * | 2000-12-14 | 2009-05-20 | 三菱レイヨン株式会社 | 面光源システムおよびそれに用いる光偏向素子 |
JP4049624B2 (ja) | 2001-07-27 | 2008-02-20 | 株式会社エンプラス | 面光源装置、画像表示装置及び導光板 |
JP2003149639A (ja) | 2001-11-08 | 2003-05-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 導光板、面照明装置、表示装置、携帯電話機、及び携帯端末装置 |
JP2004199958A (ja) | 2002-12-17 | 2004-07-15 | Hitachi Maxell Ltd | 面状光源及びこれを用いた液晶表示装置 |
JP3843393B2 (ja) | 2002-12-19 | 2006-11-08 | ミネベア株式会社 | 面状照明装置 |
KR100624408B1 (ko) * | 2003-01-07 | 2006-09-18 | 삼성전자주식회사 | 백라이트 유닛 |
JP2004227956A (ja) | 2003-01-23 | 2004-08-12 | Fujitsu Kasei Kk | 面照明装置と液晶表示装置 |
TWI285772B (en) * | 2004-06-18 | 2007-08-21 | Innolux Display Corp | A light guide plate and a backlight module using the same |
TWI299412B (en) * | 2004-08-27 | 2008-08-01 | Hon Hai Prec Ind Co Ltd | Light guide plate and backlight module using the same |
-
2006
- 2006-04-03 JP JP2006101903A patent/JP2007280635A/ja active Pending
-
2007
- 2007-03-29 US US11/692,997 patent/US7690830B2/en active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001215338A (ja) * | 2000-02-04 | 2001-08-10 | Enplas Corp | 導光板、サイドライト型面光源装置及び表示装置 |
JP2006019243A (ja) * | 2004-07-01 | 2006-01-19 | Hon Hai Precision Industry Co Ltd | 導光板及びその製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010061096A (ja) * | 2008-08-05 | 2010-03-18 | Hitachi Chem Co Ltd | プリズムシート及び面光源装置 |
JP2010135326A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Qinghua Univ | 導光板及びバックライトモジュール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US7690830B2 (en) | 2010-04-06 |
US20070230214A1 (en) | 2007-10-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007280635A (ja) | 面光源装置及びこれを用いた液晶表示装置 | |
US8967833B2 (en) | LED lens and light source device using the same | |
US8353614B2 (en) | Backlight unit | |
JP5130434B2 (ja) | 導光板及びそれを採用したディスプレイ装置 | |
JP4507062B2 (ja) | 面光源装置及び当該装置を用いた機器 | |
JP5927536B2 (ja) | 導光板および面光源装置 | |
KR101524914B1 (ko) | 광확산 소자, 및 이를 갖는 발광소자 어레이 유닛 | |
JP2001243822A (ja) | 面光源装置及びその製造方法 | |
CN104279510B (zh) | 光学透镜、发光装置、以及显示器 | |
US9690034B2 (en) | Illumination device and display device | |
JP5725349B2 (ja) | 面状照明装置 | |
JP2007280952A (ja) | 導光板及びこれを有する液晶ディスプレー装置 | |
US20150226908A1 (en) | Spread illuminating apparatus | |
US8482699B2 (en) | Liquid crystal display and backlight module thereof | |
JP2015219313A (ja) | 面光源装置 | |
US11131883B2 (en) | Planar lighting device | |
US20080019148A1 (en) | Light source installation in a backlight module | |
US9703130B2 (en) | Luminous flux control member light-emitting unit, and display device | |
TWI399590B (zh) | 液晶顯示器、其背光模組及其導光結構 | |
JP2008084537A (ja) | バックライトの反射シート | |
JP2007206366A (ja) | 液晶表示装置とその照明装置 | |
JP2009158468A (ja) | バックライト | |
JP6853405B2 (ja) | 面状照明装置 | |
US11073653B2 (en) | Edge coupled light collimation for backlight | |
JP2013247019A (ja) | 面状照明装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080926 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100408 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100511 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101005 |