JP2010060751A - テラヘルツ波の発生装置及び発生方法 - Google Patents

テラヘルツ波の発生装置及び発生方法 Download PDF

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【課題】単一の励起用レーザ光源によって駆動される2つのレーザ光の時間遅れを制御して、持ち運べる大きさのテラヘルツ波発生装置及び発生方法を提供する。
【解決手段】単一の励起用レーザ光源2と、この光源2から入射した光を2分岐する分岐光学系3と、2分岐された励起用レーザ光の一方が入射されてテラヘルツ波発生用の第1周波数のレーザ光7を発生する第1周波数のレーザ光源4と、2分岐された励起用レーザ光の他方が入射されてテラヘルツ波発生用の第2周波数のレーザ光8を発生する第2周波数のレーザ光源5と、該レーザ光7とレーザ光8とを合波する合波光学系6と、合波光学系6から合波された第1周波数のレーザ光及び第2周波数のレーザ光を入射するテラヘルツ波発生用結晶9と、を備え、テラヘルツ波発生用結晶9により第1周波数のレーザ光7と第2周波数のレーザ光8との差周波数混合によってテラヘルツ波25を発生する。
【選択図】図1

Description

本発明は、テラヘルツ波発生装置に関する。さらに、詳しくは、本発明は、単一励起用レーザ光源によって2つのテラヘルツ励起用の近赤外レーザ光源を発振させ、これらのレーザ発振の時間を制御することによりテラヘルツ波を発生させる装置とこれを実現させる方法に関する。
テラヘルツ波とは電波と光の中間に存在する電磁波であり、周波数としては0.1THz〜10THz程度の帯域に相当する。テラヘルツ波を発生させる方法として、2つの異なる周波数のレーザを結晶中で光混合し、非線形光学効果のひとつである、2つの周波数の差の周波数に変換することにより、テラヘルツ波をはじめとする幅広い周波数帯域における電磁波を得る方法がある。
例えば、GaPやニオブ酸リチウムの結晶において、2つの異なる周波数のパルス光を時間的にかつ空間的に一致させて照射すると、テラヘルツ波が発生する。2つのパルス光を発生するレーザに用いる結晶は、GaPのバンドギャップよりも小さなエネルギーを有し、かつ、瞬間に大きな発振出力が得られる材料を用いる。パルス光を発生するレーザは、例えば、パルス幅がナノ秒のヤグレーザを励起光源とし、この励起光源から励起される波長可変のパラメトリック発振器やクロムフォルステライトレーザが用いられている。これらはQスイッチ動作に基づくナノ秒(ns)パルスレーザである。
GaP結晶を用いたテラヘルツ波発生は、2つのパルスレーザをGaP結晶へ入射させる際に、わずかな角度をレーザの間に設けている。テラヘルツ波発生のためには、GaP結晶へ入射する2つのパルスレーザ同士が空間的にだけでなく、時間的にも一致して照射されることが必要である。
従来から行われている2つのパルスレーザにおけるQスイッチによるタイミング制御や、遅延回路を設けることによるタイミング制御は、2台のパルスレーザや光学部品を配置する空間を必要とするため、システムの小型化が困難な状態にある(例えば、非特許文献1参照)。
K. Suto, T. Sasaki, T. Tanabe, K. Saito, J. Nishizawa and M. Ito, “GaP THz wave generator and THz spectrometer using Cr:Forsterite lasers”, REVIEW OF SCIENTIFIC INSTRUMENTS, Vol. 76, 123109, 2005
ヤグレーザ励起のクロムフォルステライトレーザによる差周波混合テラヘルツ波発生方法では、2つのクロムフォルステライトレーザの発振タイミングを調整するために、それぞれに励起光源としてヤグレーザを設置し、2台のヤグレーザにおけるQスイッチをコントロールすることでタイミングを調整していた。そこで用いられているクロムフォルステライトレーザはパルス幅が20ns程度である。テラヘルツ波の発生はサブナノ秒程度の時間的一致があればその時間におけるテラヘルツ波出力が得られるが、ヤグレーザを2台用いるので、装置が大型にならざるを得なかった。
上記課題に鑑み、本発明の第1の目的は、単一の励起用レーザ光源を用い、この励起用レーザ光源によって駆動される2つのレーザ光の時間遅れを制御して、持ち運べる大きさのテラヘルツ波発生装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、テラヘルツ波を発生する方法を提供することである。
上記第1の目的を達成するため、本発明のテラヘルツ波発生装置は、単一の励起用レーザ光源と、励起用レーザ光源から入射した光を2分岐する分岐光学系と、2分岐された励起用レーザ光の一方が入射されてテラヘルツ波発生用の第1周波数のレーザ光を発生する第1周波数のレーザ光源と、2分岐された励起用レーザ光の他方が入射されてテラヘルツ波発生用の第2周波数のレーザ光を発生する第2周波数のレーザ光源と、第1周波数のレーザ光と第2周波数のレーザ光とが合波される合波光学系と、合波光学系から合波された第1周波数のレーザ光及び第2周波数のレーザ光が入射されるテラヘルツ波発生用結晶と、を備え、第1周波数のレーザ光と第2周波数のレーザ光との差周波数混合によってテラヘルツ波を発生することを特徴とする。
上記構成において、第1周波数のレーザ光の励起用レーザ光に対する時間遅れと、第2周波数のレーザ光の励起用レーザ光に対する時間遅れと、が、好ましくは、励起用レーザ光源の励起エネルギー、第1周波数のレーザ光源の発振効率、第2周波数のレーザ光源の発振効率、第1周波数のレーザ光源の共振器長及び第2周波数のレーザ光源の共振器長の何れか又はそれらの組み合わせによって同期される。
励起用レーザ光源は、好ましくはヤグレーザである。第1周波数のレーザ光源及び/又は第2周波数のレーザ光源は、好ましくはクロムフォルステライトレーザである。テラヘルツ波発生用結晶は、好ましくはGaPからなる。分岐光学系は、好ましくは偏光ビームスプリッタと1/2波長板とを備えている。
上記第2の目的を達成するため、本発明のテラヘルツ波発生方法は、単一の励起用レーザ光源から入射した光を2分岐し、2分岐された励起用レーザ光の一方のレーザ光をテラヘルツ波発生用の第1周波数のレーザ光源に入射して第1周波数のレーザ光を発生し、2分岐された励起用レーザ光の他の方レーザ光をテラヘルツ波発生用の第2周波数のレーザ光源に入射して第2周波数のレーザ光を発生し、第1周波数のレーザ光と第2周波数のレーザ光とを合波してテラヘルツ波発生用結晶に入射し、第1周波数のレーザ光の励起用レーザ光に対する時間遅れと第2周波数のレーザ光の励起用レーザ光に対する時間遅れとを、励起用レーザ光源の励起エネルギー、第1周波数のレーザ光源の発振効率、第2周波数のレーザ光源の発振効率、第1周波数のレーザ光源の共振器長及び第2周波数のレーザ光源の共振器長の何れか又はそれらの組み合わせによって制御して、テラヘルツ波を発生させることを特徴とする。
上記構成において、第1周波数のレーザ光の励起用レーザ光に対する時間遅れと第2周波数のレーザ光の励起用レーザ光に対する時間遅れとを、励起用レーザ光源の励起エネルギー、第1周波数のレーザ光源の発振効率、第2周波数のレーザ光源の発振効率、第1周波数のレーザ光源の共振器長及び第2周波数のレーザ光源の共振器長の何れか又はそれらの組み合わせによって同期させることが好ましい。
励起用レーザ光源を、好ましくはヤグレーザとする。好ましくは、第1周波数のレーザ光源及び/又は第2周波数のレーザ光源をクロムフォルステライトレーザとし、テラヘルツ波発生用結晶をGaPとし、第1周波数と第2周波数の差のテラヘルツ波を発生させる。励起用レーザ光を、偏光ビームスプリッタと1/2波長板とによって調整することが好ましい。
本発明のテラヘルツ波発生装置によれば、単一励起光源で励起される第1周波数のレーザ光と第2の周波数のレーザ光とのパルスタイミングの制御が可能となり、これらのパルスタイミングを一致させる必要がある差周波混合によるテラヘルツ波発生装置を小型化して搬送可能なサイズに構成することができる。
本発明のテラヘルツ波発生方法によれば、単一励起光源で励起される第1周波数のレーザ光と第2の周波数のレーザ光とにパルスタイミングを、励起用レーザ光源の励起エネルギー、第1周波数のレーザ光源の発振効率、第2周波数のレーザ光源の発振効率、第1周波数のレーザ光源の共振器長及び第2周波数のレーザ光源の共振器長の何れかによって容易に制御することができる。
以下、幾つかの好ましい実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明のテラヘルツ波発生装置1の構成を模式的に示す図である。
テラヘルツ波発生装置1は、単一の励起用レーザ光源2と、励起用レーザ光源2から入射した光を2分岐する分岐光学系3と、2分岐された励起用レーザ光の一方が入射され、テラヘルツ波発生用の第1周波数のレーザ光7を発生する第1周波数のレーザ光源4と、2分岐された励起用レーザ光の他方が入射され、テラヘルツ波発生用の第2周波数のレーザ光8を発生する第2周波数のレーザ光源5と、第1周波数のレーザ光7と第2周波数のレーザ光8とが合波される合波光学系6と、合波光学系6から合波された第1周波数のレーザ光7及び第2周波数のレーザ光8が入射されるテラヘルツ波発生用結晶25と、を備えている。
ここで、テラヘルツ波発生装置1は、例えば、光学定盤等の上に上記構成部品を順次配置して構成することができる。
単一の励起用レーザ光源2は、例えばヤグレーザやYLFレーザ(Nd:YLF、ネオジウムイルフレーザとも呼ばれている)を用いることができる。
分岐光学系3は、励起用レーザ光源2からの光が入射する1/2波長板11と1/2波長板11からの光が入射される偏光ビームスプリッタ12と、偏光ビームスプリッタ12からの透過光が入射する1/2波長板13と、偏光ビームスプリッタ12からの反射光が入射する鏡14と、から構成されている。励起用レーザ光源2からのレーザ光は、1/2波長板によって偏光面が直交する2つのレーザ光に分離される。
従って、励起用レーザ光源2の偏光面が直交する2つのレーザ光は、偏光ビームスプリッタ12によって偏光方向が分離され、透過光が1/2波長板13を介して第1周波数のレーザ光源4へ入射する。一方、偏光ビームスプリッタ12の反射光が、鏡14を介して第2周波数のレーザ光源5へ入射する。ここで、偏光ビームスプリッタ12は、所謂キュービックポーラライザを用いることができる。
分岐光学系3において、1/2波長板11を回転させることによって、第1周波数のレーザ光源4及び第2周波数のレーザ光源5へ入射される光を任意の強度割合に調整することができる。さらに、第1周波数のレーザ光源4へ入射される光は、1/2波長板13を回転させることによって偏光面を回転することができる。
第1周波数のレーザ光源4は励起用レーザ光源2から励起され、種々の構成を採用することができる。例えば、図1に示すように、第1周波数のレーザ光源4は、第1周波数反射用鏡16と、固体レーザ媒体17と、励起用レーザ光カットフィルタ18と、回折格子19と、鏡21と、の順に配置されている。つまり、固体レーザ媒体17は、第1周波数反射用鏡16と回折格子19とからなる共振器中に配置されている。この固体レーザ媒体17としては、例えば、クロムフォルステライト結晶を用いることができる。共振器は回折格子19を備えているので、第1周波数のレーザ光源4は回折格子19の角度を変えることによりその発振波長が可変となる。
第2周波数のレーザ光源5は励起用レーザ光源2から励起され、種々の構成を採用することができる。例えば、図2に示すように、第2周波数のレーザ光源5は、第2周波数反射用鏡22と、固体レーザ媒体17と、励起用レーザ光カットフィルタ18と、回折格子19と、鏡21と、の順に配置されている。つまり、固体レーザ媒体17は、第2周波数反射用鏡16と回折格子19とからなる共振器中に配置されている。この固体レーザ媒体17としては、例えば、クロムフォルステライト結晶を用いることができる。クロムフォルステライト結晶を用いたレーザをクロムフォルステライトレーザと呼ぶ。共振器は回折格子19を備えているので、第2周波数のレーザ光源5は回折格子19の角度を変えることによりその発振波長が可変となる。
合波光学系6は、第1周波数のレーザ光源4と第2周波数のレーザ光源5を重ね合わせる機能を有している。合波光学系6は、第1周波数のレーザ光源4と第2周波数のレーザ光源5とが入射される偏光ビームスプリッタ12と、鏡14と、1/2波長板23と、から構成されている。第2周波数のレーザ光源5からのレーザ光8は、第2周波数のレーザ光源5と偏光ビームスプリッタ12との間の光軸上に配置される1/2波長板23を介して、偏光ビームスプリッタ12へ入射される。第1周波数のレーザ光源4からのレーザ光7は、鏡14を介して偏光ビームスプリッタ12へ入射される。
合波光学系6で合波された第1周波数のレーザ光7と第2の周波数のレーザ光8とが、テラヘルツ波発生用結晶9に入射する。テラヘルツ波発生用結晶9は、例えばGaP等の半導体結晶を用いることができる。
テラヘルツ波発生用結晶9で発生したテラヘルツ波25は、テラヘルツ波発生装置1の外部又は内部に配置した検知器27で検出することができる。
図2は、励起用レーザ光、テラヘルツ波発生用の励起光源となる第1周波数のレーザ光7及び第2周波数のレーザ光8の波形を模式的に示す図である。図の横軸は時間であり、縦軸はレーザ光強度(任意目盛)を示している。
図2では、励起用レーザ光源2が第1周波数のレーザ光源4及び第2周波数のレーザ光源5に照射されて所定の遅れ時間の後、第1周波数のレーザ光7と第2周波数のレーザ光8が発振して合波光学系6で合波されているが、完全には同期していない状態にある。図示の場合、励起用レーザ光源2がQスイッチヤグレーザであり、第1周波数のレーザ光源4及び第2周波数のレーザ光源5がクロムフォルステライトレーザの場合を示している。クロムフォルステライトレーザ4,5の出力はヤグレーザの1/10程度である。第1のクロムフォルステライトレーザ光7のパルス幅は、出力がピークの半分となるパルス幅7Aとして示している。テラヘルツ波25を効率よく発生させるためには、第1周波数のレーザ光7と第2周波数のレーザ光8とを、テラヘルツ波発生用結晶9へ互いの時間遅れが同じ状態、つまり時間的に一致した状態でテラヘルツ波発生用結晶9へ入射させる必要がある。つまり、第1周波数のレーザ光7と第2周波数のレーザ光8とを同期させることが必要である。
テラヘルツ波発生装置1において、第1周波数のレーザ光7と第2周波数のレーザ光8とを同期させる、即ち、発振タイミングを同じとするためには、励起用レーザ光源2の励起エネルギーや、第1周波数のレーザ光源4及び第2周波数のレーザ光源5の発振効率及び共振器長の何れかの調整により制御することができる。つまり、第1周波数のレーザ光7の励起用レーザ光に対する時間遅れと第2周波数のレーザ光8の励起用レーザ光に対する時間遅れとを、励起用レーザ光源2の励起エネルギー、第1周波数のレーザ光源4の発振効率、第2周波数のレーザ光源5の発振効率、第1周波数のレーザ光源4の共振器長及び第2周波数のレーザ光源5の共振器長の何れか、又は、これらの組合わせによって制御することで、テラヘルツ波25を発生することができる。
例えば、クロムフォルステライトレーザ4の発振タイミングは、発振出力が大きくなるほどそのタイミングが早くなる。つまり、励起用レーザ光源2であるヤグレーザが照射されてからクロムフォルステライトレーザ4が発振するまでの時間(以下、遅れ時間という。)は、短くなる傾向がある。この性質を利用することにより、クロムフォルステライトレーザ4とクロムフォルステライトレーザ5のパルスタイミングがずれているときはパルスタイミングが早いクロムフォルステライトレーザ4へのヤグレーザ2から入射される励起エネルギーを小さくする。一方、パルスタイミングが遅いクロムフォルステライトレーザ5の出力を大きくなるように1/2波長板11,13を回転させることにより、テラヘルツ波発生用結晶9内で、パルスタイミングを一致させることができる。
テラヘルツ波発生装置1によれば、単一の励起用レーザ光源2によって、第1周波数のレーザ光源4及び第2周波数のレーザ光源5が励起され、これらの第1周波数のレーザ光源4及び第2周波数のレーザ光源5からの光7,8がテラヘルツ波発生用結晶9へ入射して、第1周波数と第2周波数の差の周波数に相当するテラヘルツ波25を発生することができる。このテラヘルツ波25の発生は、波長可変の近赤外レーザである第1周波数のレーザ光源4及び第2周波数のレーザ光源5を用いて、テラヘルツ波発生用結晶9中における差周波混合のフォノン−ポラリトン励起に基づくものである。
テラヘルツ波発生装置1によれば、単一の励起用レーザ光源2で第1周波数のレーザ光源4と第2周波数のレーザ光源5とからなる2つの光源を発振させると共に、第1周波数のレーザ光7と第2周波数のレーザ光8とのパルスの時間遅れの調整が可能となる。このため、テラヘルツ波発生用結晶9への励起パルスの時間タイミングを一致させることができる。これにより、第1周波数のレーザ光源4及び第2周波数のレーザ光源5からの光パルスの時間を同期させる必要がある差周波混合によるテラヘルツ波発生装置1の小型化を図ることができる。
(テラヘルツ波発生例1)
発振波長が1064nmのヤグレーザを励起用レーザ光源2として用いた。第1周波数のレーザ光源4及び第2周波数のレーザ光源5の固体レーザ媒体17としては、クロムフォルステライト結晶(5mm×5mm×10mm)を使用し、共振器内に配置した。このとき励起光の偏光方向は、クロムフォルステライト結晶の[010]軸方向に平行(E//b)とし、進行方向はクロムフォルステライト結晶の[001]軸方向とした。用いた回折格子19の溝本数は830本/mmとした。テラヘルツ波発生用結晶9はGaPからなる結晶を用いた。
図3は、第1周波数のレーザ光源4の発振エネルギーと遅れ時間との関係を示す図である。図の横軸は発振エネルギー(mJ)であり、縦軸は遅れ時間(ns)を示している。図3から明らかなように、クロムフォルステライトレーザ4の出力が1mJ大きくなると、遅れ時間が8ns短くなる。2mJの変化で16ns変化させることができる。遅れ時間は10ns程度のパルス幅に比べて大きい。つまり、クロムフォルステライトレーザ4の発振タイミングは発振出力が大きくなるほどそのタイミングが早くなる。よって、ヤグレーザ2の励起に対してクロムフォルステライトレーザ4が発振するまでの遅れ時間は、短くなる傾向がある。
図4は、第1周波数のレーザ光7及び第2周波数のレーザ光8の遅れ時間に対する1/2波長板11の回転角度との関係を示す図である。図の横軸は1/2波長板11の回転角度であり、縦軸はヤグレーザに対する遅れ時間を示している。
第1周波数のレーザ光源4側へのヤグレーザ2の入射エネルギーを33mJにし、波長1259.4nmにおいて2mJのレーザ発振をさせた。また、第2周波数のレーザ光源5側へのヤグレーザ2の入射エネルギーを30mJにし、波長1247.4nmにおいて1.4mJでレーザ発振をさせた。
図4から明らかなように、1/2波長板11の回転角度を変化させると、第1周波数のレーザ光7及び第2周波数のレーザ光8の遅れ時間が変化し、約1°で遅れ時間を同じにすることができた。つまり、第1周波数のレーザ光7と第2周波数のレーザ光8のそれぞれのパルスに対して、ヤグレーザ2からの遅れ時間を合わせること、すなわち、同期させてパルスタイミングを一致させることができた。
第1周波数のレーザ光7及び第2周波数のレーザ光8のパルス幅は、それぞれ10nsであった。第2周波数のレーザ光8をGaP結晶9に垂直に入射させた。これに対して、第1周波数のレーザ光7を0.6度の角度位相整合条件でGaP結晶9へ入射させ、2.1THzのテラヘルツ波25を発生させた。この周波数は、第1周波数のレーザ光7及び第2周波数のレーザ光8の周波数差に相当する。
(第2の実施の形態)
図5は、テラヘルツ波発生装置20の第2の実施形態の構成を模式的に示す図である。テラヘルツ波発生装置20は、図1に示すテラヘルツ波発生装置1に対して、分岐光学系3をハーフミラー32と鏡14とで構成した点で異なっている。他の構成は、テラヘルツ波発生装置1と同じであるので説明は省略する。テラヘルツ波発生装置20では、例えば、励起用レーザ光源2にヤグレーザを使用し、クロムフォルステライト結晶17を共振器内に配置する。共振器に回折格子19を配置することにより波長選択が可能である。
図6は、第1周波数のレーザ光源4の共振器における回折格子の配置を説明する模式図である。図6に示すように、回折格子19の入射角をαとし、1次光が入射角と同じ方向に戻るような光学配置とすることによって0次光方向へ近赤外、例えば、1250nmのレーザ発振が起こる。回折格子19への入射角度を調整することにより波長を変えることができる。発振エネルギーを大きくすると発振タイミングが早くなる傾向があるので、共振器の鏡21の配置を調整するによって発振効率を変化させることができる。このように、第1周波数のレーザ光源4又は第2周波数のレーザ光源5の発振効率を変化させることで、第1周波数のレーザ光源4又は第2周波数のレーザ光源5から発生する2波長の光7,8の時間遅れを制御することが可能となる。
(テラヘルツ波発生例2)
上記第2の実施形態によるテラヘルツ波発生装置20において、第1周波数のレーザ光源4へのヤグレーザ2の入射エネルギーを40mJにし、波長1259.4nmにおいて出力が3mJのレーザ発振をさせた。
第2周波数のレーザ光源5において、溝本数が830本/mmの回折格子19を使い、入射角をα=31.2度にして、1次光が入射角と同じ方向に戻るような光学配置とした。0次光方向へのヤグレーザの入射エネルギーを40mJとし、1247.4nmにおいて発振するような光学配置とすることによってパルスタイミングを一致させることができた。このときの第2周波数のレーザ光源5の出力は、2.8mJであった。それぞれのパルスにおけるジッターは4ns程度であり、パルス幅10nsに対して小さいものであった。
テラヘルツ波発生例2においても、テラヘルツ波発生例1と同様の角度位相整合条件で第1周波数のレーザ光源4と第2周波数のレーザ光源5からのレーザ光7,8をGaP結晶9に入射させることによって、2.1THzのテラヘルツ波25を発生させることができた。
(第3の実施の形態)
図7は、第3の実施形態によるラヘルツ波発生装置30の構成を模式的に示すものである。テラヘルツ波発生装置30が図1に示すテラヘルツ波発生装置1と異なるのは、第1周波数のレーザ光源4において、共振器の長さを可変にするための共振器長可変機構34を設けた点にある。具体的には、第1周波数となる1.2μm帯の反射ミラー16と回折格子19との距離を可変とするためのレール34を設けている。図示の場合、第1周波数のレーザ光源4の共振器長を可変にしたが、第2周波数のレーザ光源5の共振器長を可変としても構わない。他の構成は、テラヘルツ波発生装置20と同じであるので説明は省略する。
(テラヘルツ波発生例3)
励起用レーザ光源2にヤグレーザを使用し、クロムフォルステライト結晶17を共振器内に配置する。共振軸に対する回折格子19の角度を調整することにより発振波長が変わる。クロムフォルステライトレーザ4の発振タイミングは、共振器長が短くなると発振タイミングが早くなる傾向がある。つまり、ヤグレーザ2に対するクロムフォルステライトレーザ4の発振遅れ時間は短くなる。
図8は、第2周波数のレーザ光源5の共振器長と遅れ時間との関係を示す図である。図の横軸は共振器長(cm)であり、縦軸は遅れ時間(ns)を示している。図8から明らかなように、例えば5cm共振器長を短くすることにより遅れ時間を12ns短くすることができた。
第3の実施形態に係るテラヘルツ波発生装置30において、第1周波数のレーザ光源4の共振器長が15cmで入射エネルギーを33mJとすると、1259.4nmにおいて出力2mJのレーザ光7が発振する。一方、第2周波数のレーザ光源5へのヤグレーザ2の入射エネルギーを30mJとし、1247.4nmで発振をさせたとき、第2周波数のレーザ光源5側の共振器長を13cmとすることによりパルスタイミングを一致させることができた。この時の第2周波数のレーザ光源5の出力は1.4mJであった。
上記各実施形態に係るテラヘルツ波発生装置1,20,30によれば、単一の励起用レーザ光源2で第1周波数のレーザ光源4と第2周波数のレーザ光源5とからなる2つの光源を発振させることができ、これにより第1周波数のレーザ光7と第2周波数のレーザ光8との時間遅れの調整が可能となる。このため、テラヘルツ波発生用結晶9への第1周波数のレーザ光7と第2周波数のレーザ光8のパルスの時間タイミングを一致させることができる。このようにして、第1周波数のレーザ光7と第2周波数のレーザ光8のパルスを同期させる必要がある差周波混合によるテラヘルツ波発生装置1,20,30の小型化を図ることができる。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることはいうまでもない。
本発明の第1実施形態に係るテラヘルツ波発生装置の構成を模式的に示す図である。 励起用レーザ光、テラヘルツ波発生用の励起光源となる第1周波数のレーザ光及び第2周波数のレーザ光の波形を模式的に示す図である。 第1周波数のレーザ光源の発振エネルギーと遅れ時間との関係を示す図である。 第1周波数のレーザ光及び第2周波数のレーザ光の遅れ時間に対する1/2波長板の回転角度との関係を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るテラヘルツ波発生装置の構成を模式的に示す図である。 第1周波数のレーザ光源の共振器における回折格子の配置を説明する模式図である。 本発明の第3実施形態に係るテラヘルツ波発生装置の構成を模式的に示す図である。 第2周波数のレーザ光源の共振器長と遅れ時間との関係を示す図である。
符号の説明
1,20,30:テラヘルツ波発生装置
2:単一の励起用レーザ光源
3:分岐光学系
4:第1周波数のレーザ光源
5:第2周波数のレーザ光源
6:合波光学系
7:第1周波数のレーザ光
8:第2周波数のレーザ光
9:テラヘルツ波発生用結晶
11,13:1/2波長板
12:偏光ビームスプリッタ
14,21:鏡
16:第1周波数反射用鏡
17:固体レーザ媒体
18:励起用レーザ光カットフィルタ
19:回折格子
22:第2周波数反射用鏡
23:1/2波長板
25:テラヘルツ波
27:検知器
32:ハーフミラー
34:共振器長可変機構

Claims (11)

  1. 単一の励起用レーザ光源と、
    上記励起用レーザ光源から入射した光を2分岐する分岐光学系と、
    上記2分岐された励起用レーザ光の一方が入射されテラヘルツ波発生用の第1周波数のレーザ光を発生する第1周波数のレーザ光源と、
    上記2分岐された励起用レーザ光の他方が入射されテラヘルツ波発生用の第2周波数のレーザ光を発生する第2周波数のレーザ光源と、
    上記第1周波数のレーザ光と第2周波数のレーザ光とが合波される合波光学系と、
    上記合波光学系から合波された第1周波数のレーザ光及び第2周波数のレーザ光が入射されるテラヘルツ波発生用結晶と、
    を備え、
    上記テラヘルツ波発生用結晶により、上記第1周波数のレーザ光と上記第2周波数のレーザ光との差周波数混合によってテラヘルツ波を発生することを特徴とする、テラヘルツ波発生装置。
  2. 前記第1周波数のレーザ光の前記励起用レーザ光に対する時間遅れと、
    前記第2周波数のレーザ光の前記励起用レーザ光に対する時間遅れと、
    を、前記励起用レーザ光源の励起エネルギー、前記第1周波数のレーザ光源の発振効率、前記第2周波数のレーザ光源の発振効率、前記第1周波数のレーザ光源の共振器長及び前記第2周波数のレーザ光源の共振器長の何れか、又はそれらの組み合わせによって同期させることを特徴とする、請求項1に記載のテラヘルツ波発生装置。
  3. 前記励起用レーザ光源がヤグレーザであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の装置及び方法。
  4. 前記第1周波数のレーザ光源及び/又は第2周波数のレーザ光源がクロムフォルステライトレーザであることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載のテラヘルツ波発生装置。
  5. 前記テラヘルツ波発生用結晶がGaPからなることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載のテラヘルツ波発生装置。
  6. 前記分岐光学系は、偏光ビームスプリッタと1/2波長板とを備えていることを特徴とする、請求項1に記載のテラヘルツ波発生装置。
  7. 単一の励起用レーザ光源から入射した光を2分岐し、
    上記2分岐された励起用レーザ光の一方のレーザ光を、テラヘルツ波発生用の第1周波数のレーザ光源に入射して該第1周波数のレーザ光を発生し、
    上記2分岐された励起用レーザ光の他の方レーザ光を、テラヘルツ波発生用の第2周波数のレーザ光源に入射して該第2周波数のレーザ光を発生し、
    上記第1周波数のレーザ光と第2周波数のレーザ光とを合波してテラヘルツ波発生用結晶に入射し、
    上記第1周波数のレーザ光の上記励起用レーザ光に対する時間遅れと上記第2周波数のレーザ光の上記励起用レーザ光に対する時間遅れとを、上記励起用レーザ光源の励起エネルギー、上記第1周波数のレーザ光源の発振効率、上記第2周波数のレーザ光源の発振効率、上記第1周波数のレーザ光源の共振器長及び上記第2周波数のレーザ光源の共振器長の何れか、又はそれらの組み合わせによって制御して、テラヘルツ波を発生することを特徴とする、テラヘルツ波発生方法。
  8. 前記第1周波数のレーザ光の前記励起用レーザ光に対する時間遅れと、前記第2周波数のレーザ光の前記励起用レーザ光に対する時間遅れと、を、前記励起用レーザ光源の励起エネルギー、前記第1周波数のレーザ光源の発振効率、前記第2周波数のレーザ光源の発振効率、前記第1周波数のレーザ光源の共振器長及び前記第2周波数のレーザ光源の共振器長の何れか、又はそれらの組み合わせによって同期させることを特徴とする、請求項7に記載のテラヘルツ波発生方法。
  9. 前記励起用レーザ光源をヤグレーザとすることを特徴とする、請求項7又は8に記載のテラヘルツ波発生方法。
  10. 前記第1周波数のレーザ光源及び/又は前記第2周波数のレーザ光源を、クロムフォルステライトレーザとし、
    テラヘルツ波発生用結晶をGaPとし、
    前記第1周波数と前記第2周波数の差のテラヘルツ波を発生させることを特徴とする、
    請求項7〜9の何れかに記載のテラヘルツ波発生方法。
  11. 前記励起用レーザ光を、偏光ビームスプリッタと1/2波長板とによって調整することを特徴とする、請求項7〜10の何れかに記載のテラヘルツ波発生方法。
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