JP2010060200A - 空調システム、及び空調方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置や運転によるコストの増大を抑えつつ、空調室に設置した装置の上部付近に発生するホットスポットと呼ばれる高温部(熱だまり)を確実に解消することが可能な空調システム、及び、空調方法を提供する。
【解決手段】空調システム100は、空調室11内に給気を行う空調機10と、空調室11の天井部に設けられ、空調室11内から排気を行う排気ダクト22と、複数の装置A,B,Cのそれぞれと対応して設置され、周囲温度を検出して温度検出信号を出力する複数の温度検出手段2a,2b,2cと、空調室11から吸気して排気ダクト22に送気を行う複数の送風手段1a,1b,1cと、複数の温度検出手段が出力する温度検出信号のそれぞれに基づいて決定される各送風動作を、対応する温度検出手段と物理的な位置が最も近い送風手段にそれぞれ実行させる送風制御手段とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は空調システム、及び空調方法に係り、特に、コンピュータ機器や通信機器などの発熱量が大きい装置が設置される室に設置される省エネ型の空調システム、及び空調方法に関する。
各種装置が設置された空調室には、空調機による空調システムが設けられており、該空調機によって空調室内の温度を一定に保つことで、空調室内において各種装置を許容される温度で使用している。具体的には、このような空調システムとしては、送風ファンを有する空調機と、床下に設けられて空調機からの送風を室内に案内する床下チャンバーと、床面の吹き出し口に設けられた床ファンとを備えたアンダーフロア空調システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような空調システムでは、上記のようなアンダーフロア空調システムを採用していることから、室内の快適、省エネを図ることが可能であり、さらに空調機の送風ファンと、床ファンとを同時に制御することできめ細かい温度制御を行うことが可能であるとされている。そして、装置は、温度制御された空調室内において、自身の冷却手段によって外部となる空調室内から内部に吸気し、空調室内に排気することで、内部機器を冷却し、安定的に稼働している。内部を冷却して温度上昇した状態で空調室内に排出される排気は、通常装置の上部に向かって流れ、排気ダクトから排出されることとなる。
特開平9−113015号公報
しかしながら、空調室内の温度条件、内部に設置された装置の配置条件や稼働状況などにより、空調室内に設置されている装置の内部から空調室内に排気される排気が、排気ダクトへと流動せず、当該装置の上部に沿って吸入側に回り込んでしまい、上記排気が再び装置に吸気されてしまう場合がある。このように各装置において、排気と吸気が循環してしまうと、繰り返し装置の内部を通過することにより排気の温度が上昇し装置上部周辺にホットスポットと呼ばれる高温部(熱だまり)が発生してしまう。そして、高温部の空気を繰り返し吸気することで装置の内部温度はさらに上昇し誤動作などの原因となってしまうおそれがあった。このような問題を解消するためには、従来空調機の大容量化や、空調機から空調室に給気を行う給気ダクトの大きさや位置の変更を行い、これにより空調室全体をより冷却することで高温部発生の防止を図っていたが、いずれも、空調機の導入や、工事にともなう費用が増大してしまい、さらに空調機を大容量化した場合にはより高出力で給気を行うために運転経費が増大してしまう問題があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、設置や運転によるコストの増大を抑えつつ、空調室に設置した装置の上部付近に発生するホットスポットと呼ばれる高温部(熱たまり)を確実に解消することが可能な空調システム、及び、空調方法を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明は、複数の装置が設置された空調室内の温度を管理する空調システムにおいて、前記空調室内に給気を行う空調機と、 該空調室の天井部に設けられ、該空調室内から排気を行う排気ダクトと、前記複数の装置のそれぞれと対応して設置され、周囲温度を検出して温度検出信号を出力する複数の温度検出手段と、前記空調室から吸気して前記排気ダクトに送気を行う複数の送風手段と、前記複数の温度検出手段が出力する前記温度検出信号のそれぞれに基づいて決定される各送風動作を、対応する前記温度検出手段と物理的な位置が最も近い前記送風手段にそれぞれ実行させる送風制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明は、複数の装置が設置された空調室内の温度を管理する空調システムにおいて、前記複数の装置のそれぞれの所定の位置でそれぞれ温度検出手段によって周囲温度を検出して温度検出信号を出力する複数の温度検出ステップと、前記温度検出ステップの前記温度検出信号のそれぞれに基づいて複数の送風手段の送風動作を決定し、該送風動作を、対応する周囲温度を検出した位置と物理的に最も近い前記送風手段でそれぞれ実行する複数の送風ステップと、を有することを特徴とするものである。
本発明の空調システム及び空調方法によれば、空調室に設置した装置の周辺にホットスポットと呼ばれる局所的な高温部(熱だまり)が発生した場合に、温度検出手段で検出し、このホットスポットに対して物理的に最も近い送風機を作動して、この局所的な高温部(熱だまり)を確実に解消することができ、装置が温度上昇して誤動作してしまうことを確実に防止することができる。また、各装置と対応して温度検出手段を設け、空調室と排気ダクトとの間に複数の送風手段を設けるだけであるので、空調機を大容量に変更し、あるいは、給気ダクトの位置や大きさの変更などをする必要がなく、最小限の設置コスト、運転コストで上記高温部の解消を図ることができる。
本発明は、空調室内に設置された装置上部にホットスポットが生じた場合、この装置上部に設置された温度センサに対して物理的に最も近い位置に存在する送風機を作動させるものである。
以下、本発明の本発明の空調システムの最良の実施形態について、〔第1の実施形態〕、〔第2の実施形態〕の順に図面を参照して詳細に説明する。
なお、それぞれの実施形態の説明では、本発明に係る空調システムについて詳述するが、本発明に係る空調方法については、空調システムを制御するための方法であることから、以下の説明に含まれる。
〔第1の実施形態〕
この実施形態では、温度センサからの温度検出信号に基づいて温度センサの周囲温度が所定の許容温度上限を超えたか否かを判定する処理を送風機側で行っている。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る空調システムの全体構成を示す構成図である。同図は、本実施形態の空調システムが適用される空調室全体を側面から透視的に見た図を示している。
同図において、本実施形態の空調システム100は、空調室11の天井部に設置された送風機1a,1b,1c(送風手段)と、空調室11に設置されている装置A,B,Cの各々の筐体上部に設置された温度センサ2a,2b,2c(温度検出手段)と、空調室11の壁面の1つに設置された空調機10と、空調室11の二重床に挟まれて形成された給気ダクト21と、空調室11の二重天井に挟まれて形成された排気ダクト22と、を備えて構成される。
空調機10は、少なくとも温度の設定維持が可能な機能を備える。
給気ダクト21は、空調機10に接続されているとともに、空調室11の床部に送気口11aとして開口し、空調機10から供給される空気を空調室11内に供給する。
排気ダクト22は、空調室11の天井部に排気口11bとして開口するとともに空調機10に接続され、空調室11内の空気を空調機10まで案内し、空調機10により吸気させる。なお、排気ダクト22としては、外気と接し、空調室11内の空気とともに外気を取り入れる構造であってもよい。あるいは、外気と接し、空調室11内の空気を外部に排気させる構成としても良い。そして、送風機1a,1b,1cは、空調室11内の空気を排気ダクト22に排気できる位置に取り付けられる。より詳しくは、送風機1a,1b,1cは、各開口部11bに設けられて下部から上部方向へ空気を送出し、空調室11の内部の空気を吸気し、排気ダクト22に送風可能であれば良く、天井部の上側、下側のいずれに設置されていても良い。
また、この実施形態では、送風手段としては送風機1a,1b,1cの3台とし、温度検出手段としては温度センサ2a,2b,2cの3個とし、これにより、3系統の温度制御ラインを設けたが、一般に、本発明では、送風機の台数及び温度センサの個数を、それぞれ2以上の任意の複数とし、これにより、温度制御ラインを2系統以上の任意の複数とすることができる。また、温度センサ2a、2b、2cからの信号は、有線でも無線でも良い。
温度センサ2a,2b,2cは、自己の周囲温度に対応した温度検出信号を出力する機能を有する。この機能は、例えば熱電対素子やサーミスタ等を用いて構成できるが、既製品であっても構わない。
温度センサ2a,2b,2cが出力した温度検出信号は、対応する送風機1a,1b,1cに送出される。ここで、対応する送風機とは、各温度センサ2a,2b,2cと物理的な距離が最も近い送風機のことを意味する。
なお、温度センサ2a,2b,2cは、装置A,B,Cの任意の箇所に設置することができるが、筐体上部に発生する熱だまりの温度を正確に検出する点で、上部に設置することが好ましい。
空調室11内に設置された装置上部に前述のホットスポットが生じた場合、本発明では、前述のとおり、対応する温度センサに対して物理的に最も近い位置に存在する送風機を作動させるものとしているが、この実施形態では、具体的には、温度センサ2aに対して物理的に最も近い位置に存在する送風機を送風機1aとし、以下、温度センサ2bに対して物理的に最も近い位置に存在する送風機を送風機1bとし、温度センサ2cに対して物理的に最も近い位置に存在する送風機を送風機1cとしている。よって、温度センサ2aと送風機1aとは温度検出信号を伝達する信号線(図示は省略)で、温度センサ2bと送風機1bとは温度検出信号を伝達する他の信号線(図示は省略)で、温度センサ2cと送風機1cとは温度検出信号を伝達する他の信号線(図示は省略)で、それぞれ接続されている。
以下、本実施形態の空調システム100の機能を各構成要素毎に説明する。
送風機1a,1b,1cは、それぞれ、物理的に最も近い位置に存在するいずれかの温度センサ2a,2b,2cから、それぞれ送出される温度検出信号に基づいて、内蔵する送風モータ(後述)の動作を制御し、排気ダクト22を介して空調室11の排気を行うと共に、室内に溜まった熱気を空調室11外に押し出す。
温度センサ2a,2b,2cは、装置A,B,Cの各々の上部付近の温度に対応した値を示す温度検出信号を出力し、それぞれ送風機1a,1b,1cに送出する。
空調機10は、取り入れた空気を内蔵するフィルターで浄化すると共に冷却して給気出力する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る空調システム100における空気の流れを示すと共にホットスポットの形成を例示する説明図である。
同図に示すように、空調機10は、排気ダクト22から空気を取り入れ、内蔵するフィルターで前記取り入れた空気を浄化すると共に冷却して外部に出力する。この冷却された空気(冷気)は、給気ダクト21を介して空調室11内部に給気される。給気ダクト21を介して空調室11内部に給気された前記の冷たい空気は、装置A,B,Cを冷却しながら天井部に向かうが、装置A,B,Cの上部には、前述のホットスポットが形成されることがある。この例では、ホットスポットが装置Bの上部(温度センサ2bを含む領域)に形成されており、この領域を符号30で示している。
装置Bに対応して上部に設置されている温度センサ2bは、常時、自己の周囲温度に対応した値の温度検出信号を送風機1bに送出しているので、ホットスポット30に発生した高温に対応した値の温度検出信号についても送風機1bに送出し、送風機1bでは、この温度検出信号の示す値が許容値を超えたことを判断して、内蔵する送風ポンプ(後述)を作動させ、ホットスポット30の付近の高温を空調室11外に強制的に排出する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る空調システム100における送風機の回路構成の1例を示す回路図である。
同図に示すように、送風機1a,1b,1cは、それぞれ温度判定部11a,11b,11cと、電源SW(スイッチ)12a,12b,12cと、送風モータ13a,13b,13cと、を備える。温度判定部11a,11b,11cは、それぞれ温度判定用のコンパレータ111a,111b,111cを有する。但し、温度判定部11a,11b,11cを他の回路素子で構成することが可能であり、例えば、リレー回路を使用して構成することができる。電源SW12a,12b,12cは、外部からの制御信号によってオン/オフ動作させることが可能な電源スイッチであり、リレー回路や半導体回路を使用して構成することができる。
温度センサ2a,2b,2cの各々が検出した温度検出信号は、それぞれ温度判定部11a,11b,11cに入力され、差動増幅器型のコンパレータ111a,111b,111cによって、基準電位と比較され、該基準電位を超えた場合に、前記コンパレータは、それぞれ電源SW12a,12b,12cにオン信号を出力し、さもなければオフ信号を出力する。
電源SW12a,12b,12cの各々は、温度センサ2a,2b,2cの各々が出力する前記のオン/オフ信号に応じて、それぞれ送風モータ13a,13b,13cの作動を開始させたり、作動を停止させたりする。
なお、前記の基準電位は、所定の許容温度上限に対応する温度センサ2a,2b,2cの出力電位(即ち温度検出信号の値)であり、理論的または実証的、若しくはメーカ規格に基づいて予め取得されたものである。この基準電位を確保する具体的な手段としては、電池を使用することができる。また、送風機電源を適当に変圧・整流して用いてもよい。
この実施形態では、温度センサ2a,2b,2cは、設置場所の周囲温度に対応する信号出力を、それぞれ送風機1a,1b,1cに送出し、送風機1a,1b,1c側において、それぞれ許容温度を超えたことを判断する構成としたが、この許容温度を超えたことを判断する処理を、温度センサ2a,2b,2c側に担わせる構成とすることも可能である。
また、送風機1a,1b,1cに外部回路を設け、温度判定部11a,11b,11cや、電源SW12a,12b,12cの設置場所については、それぞれ、この外部回路とする構成にすることも可能である。
また、送風モータ13a,13b,13cの送風出力を小出力/大出力の2段階出力とし、電源SW12a,12b,12cを介して送風モータ13a,13b,13cにそれぞれ供給する電力量を、それぞれ前記2段階出力に対応した2モード(強送風モード/弱送風モード)とし、温度判定部11a,11b,11cにおいて許容温度を超えていないと判断された場合には、それぞれ送風モータ13a,13b,13cを前記弱送風モードで作動させ、許容温度以上になったと判断された場合には前記送風モータを前記強送風モードで作動させる構成とすることも可能である。
以上のように、本実施形態の空調システム100によれば、各装置A,B,Cに設けられた温度センサ2a,2b,2cによって検出された検出結果に従い、許容値を超えた場合には、当該温度センサと最も物理的な距離が近い送風機1a,1b,1cのいずれかを稼働させることで、装置上部に発生したホットスポットを効率良く、確実に解消することができる。また、温度センサ2a,2b,2cが、装置A,B,Cのそれぞれ筐体上部に設けられていることで、装置上部に発生するホットスポットの有無を正確に検知することができる。そして、本実施形態の空調システム100では、上記のとおり、温度センサ2a,2b,2c及び送風機1a,1b,1cを設けただけであり、空調機10の容量を増大させたりすることもないので、設置コスト及び運転コストを最小限に抑えることができる。
〔第2の実施形態〕
この実施形態では、温度センサからの温度検出信号に基づいて温度センサの周囲温度が所定の許容温度上限を超えたか否かを判定する処理を、送風機の外部装置として設けた送風制御装置が一括して行う。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る空調システム200の全体構成を示す構成図である。同図において、図1(本発明の第1の実施形態)と重複する部分には同一の符号を附して説明を省略する。
本実施形態に係る空調システム200の全体構成は、同図に示すように、本発明の第1の実施形態に係る空調システム200の全体構成に送風制御装置41(送風制御手段)が追加され、これに伴い第1の実施形態に係る送風機1a,1b,1cの内部構成が変わったので、本実施形態では、この送風機を、改めて送風機4a,4b,4cとしている。以下、この変更点を中心にして説明する。
送風制御装置41(詳細は後述)は、任意の位置に設置することができる。
また、温度センサ2a,2b,2cと、送風機4a,4b,4cとの物理的な位置関係は、第1の実施形態と同じであるものとする。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る空調システム200における送風制御装置及び送風機の回路構成の1例を示す回路図である。
送風制御装置41は、AD(アナログ・デジタル)変換器、MPU(マイクロプロセッサ・ユニット)、DA(デジタル・アナログ)変換器、等を用いて構成することができる。
以下、図4,5を参照して、本実施形態に係る空調システム200の動作を説明する。
温度センサ2a,2b,2cからは、送風制御装置41に対して、それぞれ自己の周囲温度に対応した温度検出信号を送出する。
送風制御装置41は、この温度検出信号を受けて許容温度上限に対応する基準電位と比較し、該温度検出信号が許容温度上限を超えている場合には、それぞれ送風機4a,4b,4cに対して、送風モータ13a,13b,13cを作動させるオン信号(動作指令)を送出し、前記温度検出信号が許容温度上限以下である場合には、送風機1a,1b,1cの電源スイッチ12a,12b,12cに対して、それぞれ前記送風モータを停止させるオフ信号(動作指令)を送出する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る空調システム200における送風制御装置の温度判定処理の動作を示すフローチャート図である。
以下、図4,5を参照しながら、図6に示すフローチャートを用いて、本実施形態に係る空調システム200における送風制御装置の温度判定処理の動作を説明する。
(ステップS1)
ステップS1では、送風制御装置41は、センサ2aの検出信号を数値として入力する。
(ステップS2)
ステップS2では、送風制御装置41は、センサ2aの検出信号が示す数値が所定の許容温度上限に対応する許容値を超えたか否かを検証し、センサ2aの検出信号が示す数値が所定の許容温度上限に対応する許容値を超えた場合はステップS10に進み、さもなくて、センサ2aの検出信号が示す数値が所定の許容温度上限に対応する許容値以下の場合はステップS3に進む。
(ステップS3)
ステップS3では、送風制御装置41は、送風機4aに対して、送風モータ1aの作動を停止させるオフ信号を送出する。
(ステップS4)
ステップS4では、送風制御装置41は、センサ2bの検出信号を数値として入力する。
(ステップS5)
ステップS5では、送風制御装置41は、センサ2bの検出信号が示す数値が所定の許容温度上限に対応する許容値を超えたか否かを検証し、センサ2bの検出信号が示す数値が所定の許容温度上限に対応する許容値を超えた場合はステップS11に進み、さもなくて、センサ2bの検出信号が示す数値が所定の許容温度上限に対応する許容値以下の場合はステップS6に進む。
(ステップS6)
ステップS6では、送風制御装置41は、送風機4bに対して、送風モータ1bの作動を停止させるオフ信号を送出する。
(ステップS7)
ステップS7では、送風制御装置41は、センサ2cの検出信号を数値として入力する。
(ステップS8)
ステップS8では、送風制御装置41は、センサ2cの検出信号が示す数値が所定の許容温度上限に対応する許容値を超えたか否かを検証し、センサ2cの検出信号が示す数値が所定の許容温度上限に対応する許容値を超えた場合はステップS12に進み、さもなくて、センサ2cの検出信号が示す数値が所定の許容温度上限に対応する許容値以下の場合はステップS9に進む。
(ステップS9)
ステップS9では、送風制御装置41は、送風機4cに対して、送風モータ1cの作動を停止させるオン信号を送出し、制御の流れをステップS1に戻す。
(ステップS10)
ステップS10では、送風制御装置41は、送風機4aに対して、送風モータ1aを作動させるオン信号を送出し、ステップS4に移る。
(ステップS11)
ステップS11では、送風制御装置41は、送風機4bに対して、送風モータ1bを作動させるオン信号を送出し、ステップS7に移る。
(ステップS10)
ステップS12では、送風制御装置41は、送風機4cに対して、送風モータ1cを作動させるオン信号を送出し、制御の流れをステップS1に戻す。
ここで、(ステップS1〜S3)→(ステップS4〜S6)→(ステップS7〜S9)の処理は、矢印で示す順序を任意に入替えてもよい。また、(ステップS1〜S3)、(ステップS4〜S6)、及び(ステップS7〜S9)の各一連の処理を、互いに別タスクとするマルチタスク処理を採用することもできる。
この実施形態において、電源SW12a,12b,12cの設置場所を送風制御装置41側としてもよいし、送風機1a,1b,1cに他の外部回路を設け、電源SW12a,12b,12cの設置場所を、それぞれ、この外部回路とする構成にすることも可能である。
また、空調室11の構成は、本実施形態では二重床を採用した給気ダクトを設け、さらに天井上部には排気ダクトを設ける構成としたが、空調室11全体の構造や、基本的な冷房方式または冷房態様は、この実施形態に限定されるものではない。
さらに、電源SW12a,12b,12cの各々を介した供給電力を、それぞれ送風モータ13a,13b,13cの出力に対応した強送風モードと弱送風モードとの2段階とし、送風制御装置41において許容温度を超えていないと判断された場合には、それぞれ送風モータ13a,13b,13cを弱送風モード(即ち小電力を消費する動作モード)で作動させ、許容温度以上になったと判断された場合には前記送風モータを強送風モード(即ち大電力を消費する動作モード)で作動させる構成とすることも可能である。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、上記各実施形態においては、温度センサと送風機とは、一対一に対応しているものとしたが、これに限るものではない。例えば、3つの装置A,B,Cのそれぞれに設置された温度センサに対して、送風機を2基のみ設置するものとしても良い。この場合には、2つの温度センサと、これらと物理的な距離が近い1つの送風機が対応するものとし、他の1つの温度センサと他の1つの送風機とが対応して、それぞれ送風動作が行われれば良い。また、例えば、3つの装置A,B,Cのそれぞれに設置された温度センサに対して、送風機を4基設置するものとしても良い。この場合には、いずれか少なくとも1つの温度センサに対して、最も物理的な距離が近い送風機を含む2基の送風機が対応するものとし、当該温度センサの検出結果に対しては2基の送風機が送風動作を実施する。
本発明の第1の実施形態に係る空調システムの全体構成を示す構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る空調システムにおける空気の流れを示すと共にホットスポットの形成を例示する説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る空調システムにおける送風機の回路構成の1例を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る空調システムの全体構成を示す構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る空調システムにおける送風制御装置及び送風機の回路構成の1例を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る空調システムにおける送風制御装置の温度判定処理の動作を示すフローチャート図である。
符号の説明
1a,1b,1c 送風機(第1の実施形態)
2a,2b,2c 温度センサ
10 空調機
11a,11b,11c 温度判定部
12a,12b,12c 電源SW(スイッチ)
13a,13b,13c 送風モータ
21 給気ダクト
22 排気ダクト
30 ホットスポット
41 送風制御装置
4a,4b,4c 送風機(第2の実施形態)

Claims (10)

  1. 複数の装置が設置された空調室内の温度を管理する空調システムにおいて、
    前記空調室内に給気を行う空調機と、
    該空調室の天井部に設けられ、該空調室内から排気を行う排気ダクトと、
    前記複数の装置のそれぞれと対応して設置され、周囲温度を検出して温度検出信号を出力する複数の温度検出手段と、
    前記空調室から吸気して前記排気ダクトに送気を行う複数の送風手段と、
    前記複数の温度検出手段が出力する前記温度検出信号のそれぞれに基づいて決定される各送風動作を、対応する前記温度検出手段と物理的な位置が最も近い前記送風手段にそれぞれ実行させる送風制御手段と、
    を備えたことを特徴とする空調システム。
  2. 前記送風制御手段は、前記温度検出信号が所定の温度許容値を超えた時には前記送風手段の送風動作を実行させ、前記温度検出信号が前記温度許容値以下の時には前記送風手段の送風動作を停止させることを特徴とする請求項1記載の空調システム。
  3. 前記送風制御手段は、前記送風手段に実行させる動作モードとして、送風出力が大となる強送風モードと、送風出力が小となる弱送風モードとの、2段階の送風モードを備え、
    前記温度検出信号が所定の温度許容値を超えた時には前記送風手段に前記強送風モードでの送風動作を実行させ、前記温度検出信号が前記温度許容値以下の時には前記弱送風モードでの送風動作を実行させることを特徴とする請求項1記載の空調システム。
  4. 前記温度検出手段を、前記複数の装置のそれぞれの筐体上部に設置したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の空調システム。
  5. 前記送風制御手段を、前記送風手段に内蔵したことを特徴とする請求項1乃至4記載のいずれか1項に記載の空調システム。
  6. 前記送風制御手段を、前記送風手段の外部に備えたことを特徴とする請求項1乃至4記載のいずれか1項に記載の空調システム。
  7. 前記送風制御手段は、前記複数の温度検出手段の各々に一対一対応する構成で設置されるものであることを特徴とする請求項1乃至6記載のいずれか1項に記載の空調システム。
  8. 前記送風制御手段は、前記複数の温度検出手段の各々を統括する構成で設置されるものであることを特徴とする請求項1乃至6記載のいずれか1項に記載の空調システム。
  9. 複数の装置が設置された空調室内の温度を管理する空調方法において、
    前記複数の装置のそれぞれの所定の位置でそれぞれ温度検出手段によって周囲温度を検出して温度検出信号を出力する複数の温度検出ステップと、
    前記温度検出ステップの前記温度検出信号のそれぞれに基づいて複数の送風手段の送風動作を決定し、該送風動作を、対応する周囲温度を検出した位置と物理的に最も近い前記送風手段でそれぞれ実行する複数の送風ステップと、
    を有することを特徴とする空調方法。
  10. 前記送風ステップでは、前記温度検出信号が所定の温度許容値を超えた時には前記送風手段によって送風動作を実行し、前記温度検出信号が前記温度許容値以下の時には前記送風手段よる送風動作を停止することを特徴とする空調方法。
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