JP2014186426A - サーバ室冷房制御装置及びサーバ室冷房制御プログラム - Google Patents

サーバ室冷房制御装置及びサーバ室冷房制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014186426A
JP2014186426A JP2013059497A JP2013059497A JP2014186426A JP 2014186426 A JP2014186426 A JP 2014186426A JP 2013059497 A JP2013059497 A JP 2013059497A JP 2013059497 A JP2013059497 A JP 2013059497A JP 2014186426 A JP2014186426 A JP 2014186426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
server
server room
unit
distribution information
cooling control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013059497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6067440B2 (ja
Inventor
Kiyotaka Hagiwara
聖貴 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Information Technology Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Information Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Information Technology Corp filed Critical Mitsubishi Electric Information Technology Corp
Priority to JP2013059497A priority Critical patent/JP6067440B2/ja
Publication of JP2014186426A publication Critical patent/JP2014186426A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6067440B2 publication Critical patent/JP6067440B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】サーバ室を効率的に冷房する冷房手段の提供を目的とする。
【解決手段】サーバ室冷房制御装置100は、複数台のサーバ装置11が収納されたサーバラック600が収納されると共に複数台の空気調和機500が設置されたサーバ室800の温度を検出する複数のサーマルカメラ200のそれぞれから検出結果を入力し、入力したそれぞれの検出結果から、サーバ室800の熱だまりの分布状態を示す熱だまり分布情報を生成する。サーバ室冷房制御装置100は、サーバ室800の熱だまりの分布状態と、稼働するべき空気調和機500との対応関係が設定された対応関係情報を格納する。サーバ室冷房制御装置100は、生成した熱だまり分布情報と対応関係情報とから、稼働するべき空気調和機を選択し、選択した空気調和機500を冷房運転させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、複数のサーバ装置が収納されるサーバラックが収納されるサーバルームを冷房制御する、サーバ室冷房制御装置及びサーバ室冷房制御プログラムに関する。
業務用などの大型の空気調和機は、吸気から温度を判断するものが多く、吸気口周辺の温度が低ければ室内温度に関わらず、あまり稼動しない場合がある。サーバ室に収納されるサーバ装置など、局所的に高温になるものがある環境では、これは更に顕著になり、サーバ数台が高温になっていても冷やされず、サーバ装置のパフォーマンスが低下することが考えられる。
また、逆にサーバ装置は十分に冷えているのに高温の排気が空気調和機の吸気口付近にたまった結果、空気調和機が冷房運転を開始し、無駄な冷却で電力を無為に消費することも起こりうる。このケースでは過度な冷却がサーバ室に居室する人の健康に影響を与えることも懸念される。
また特許文献1にはデータセンターの熱だまりを検出する技術が開示されているが、熱だまりを検出するだけでは効率的に冷房できないと考えられる。
従来の大部屋の自動化された空調システムは、空調自身が吸気から外気温を判断してそのふるまいを決めるものだった。これはサーバ室においても同様で、サーバラックに付けられたファンによって内部の熱を拡散し、空調によって冷却する方式で、過剰に冷房がかかることがあった。吸気から外気温を判断すると、吸気口周辺の温度が低ければ室内の温度に関わらずあまり稼動しない場合がある。サーバ室など、局所的に高温になるものがある環境ではこれは更に顕著になり、サーバ装置の数台が高温になっていても冷やされずパフォーマンスが低下することが考えられる。また、逆にサーバ装置は十分に冷えていても、高温の排気が吸気口付近にたまることで冷房が稼動し、無駄な冷却をして電力を無為に消費することも起こりうる。こちらのケースでは、過度な冷却による従業員の健康への影響も懸念される。
特許文献2では、ホールなどの広い部屋において天井から温度を監視することで、発見した高温部に対し空調の冷風を向ける。しかし、特許文献2では天井からの監視であるため、実際に温度変化を見られるのはサーバ装置ではなくサーバラックである。サーバラックの温度は、サーバ装置の温度上昇よりも遅れてより緩やかに上昇し、サーバ装置よりも早く低下していく。このため、サーバラックが高温になったと判断されたときには、サーバ装置はすでに高温状態になって長く、そのパフォーマンスは低下しており、冷却が出遅れる。加えてサーバラックが冷えたと判断されても、サーバ装置の温度が十分に下がった保証はなく、すぐに空調の再稼動が必要になることが考えられる。特にこのようなケースでは、頻繁な空気調和機のON/OFFによって電力消費が上昇し、空調機そのものの寿命も縮めてしまう。
特開2011−39891号公報 特開平5−126394号公報
この発明は、サーバ室及びサーバ装置を効率的に冷房する冷房手段の提供を目的とする。
この発明は、
複数台のサーバ装置が収納されたサーバラックが収納されると共に複数台の空気調和機が設置されたサーバ室の温度を検出する複数のサーマルカメラのそれぞれから検出結果を入力し、入力したそれぞれの前記検出結果から、前記サーバ室の熱だまりの分布状態を示す熱だまり分布情報を生成する熱だまり分布情報生成部と、
前記サーバ室の熱だまりの分布状態と、稼働するべき前記空気調和機との対応関係が設定された対応関係情報を格納する対応関係情報格納部と、
前記分布情報生成部が生成した前記熱だまり分布情報と前記対応関係情報格納部が格納する前記対応関係情報とから、稼働するべき前記空気調和機を選択する選択部と、
前記選択部が選択した前記空気調和機を冷房運転させる冷房運転部と
を備えたことを特徴とする。
この発明により、サーバ室及びサーバ装置を効率的に冷房する冷房手段が提供できる。
実施の形態1のサーバ室冷房制御システム1000の構成図。 実施の形態1のサーバ室800の空気調和機等の配置を示す斜視図。 図2の平面図、側面図に相当する図。 実施の形態1のサーバ室冷房制御装置100のブロック図。 実施の形態1のサーバ室冷房制御装置100の動作概要を示すフローチャート。 実施の形態1の熱だまり分布情報120A−1を示す図。 実施の形態1の対応関係情報120B−1を示す図。 実施の形態1の熱だまり分布情報120A−2を示す図。 実施の形態1の対応関係情報120B−2を示す図。 実施の形態2のサーバ室冷房制御装置100のブロック図。 実施の形態2のサーバ室800の空気調和機等の配置を示す斜視図。 実施の形態2のサーバ室冷房制御システム1000の構成図。 実施の形態3のサーバ室冷房制御システム1000の構成図。 実施の形態3のサーバ室冷房制御システム1000の構成図。 実施の形態4のサーバ室冷房制御装置100のハードウェア構成を示す図。
実施の形態1.
図1〜図9を参照して実施の形態1のサーバ室冷房制御システム1000を説明する。
図1は実施の形態1のサーバ室冷房制御システム1000の構成図である。図1に示すように、サーバ室冷房制御システム1000は、サーバ室冷房制御装置100、複数のサーマルカメラ200、ネットワーク入出力BOX300、サーバ室冷房制御装置100からの出力制御信号に従って複数の空気調和機500のそれぞれを制御する空調操作装置400を備えている。
サーバ室冷房制御装置100とネットワーク入出力BOX300とはインターネット700を介して接続している。
サーバ室800には、複数の空気調和機500、複数のサーマルカメラ200、複数台のサーバ装置20が収納されたサーバラック600等が収納され、配置されている。また、サーバ室800には、ネットワーク入出力BOX300、空調操作装置400が配置されている。
(サーマルカメラ)
ここでサーマルカメラについて述べておく。サーマルカメラは、被写体が発する赤外線によってその温度を判断し、可視化する装置である。赤外線カメラ、サーモカメラ、サーモグラフィカメラなどの呼称もある。ネットワークに接続できるものや電池式のハンディタイプのものなど形態もさまざまである。以下の実施の形態1〜4では、ネットワークカメラおよび同軸ケーブルで映像を出力するアナログカメラ等を想定する。
図2は、サーバ室800の斜視図に相当するが、簡略した図である。図2に示すサーバ室800には、空気調和機500−1〜空気調和機500−3の3台の空気調和機、サーマルカメラ200−1〜200−3の3台のサーマルカメラが配置されている。またサーバ装置を縦、横に収納するサーバラック600−1、600−2の2台が配置されている。
図3は、図2の平面図及び側面図に相当する図である。図3(a)は平面図であり、図3(b)は(a)のX方向矢視に相当する側面図である。図3(a)に示す矢印12は、サーバ装置から排出される排気を示す。排気が排出されない側がサーバ装置の正面である。
図4はサーバ室冷房制御装置100のブロック図である。サーバ室冷房制御装置100は分布情報生成部110、格納部120、選択部130、冷房運転部140、通信部150を備える。
図5はサーバ室冷房制御装置100の動作を示すフローチャートである。図5を参照してサーバ室冷房制御装置100の動作を説明する。
S101において、分布情報生成部110は、サーバ室800の温度を検出する複数のサーマルカメラ200のそれぞれから検出結果を入力し、入力した検出結果から、サーバ室800の熱だまりの分布状態を示す熱だまり分布情報120A−1を生成する。
ここで分布情報生成部110による温度変化の検出方法を述べておく。サーマルカメラは温度変化を色相によって表現するが、分布情報生成部110は、サーマルカメラによって撮影された映像(検出温度に相当)の各フレームを解析し、高温を示す色が現れているかどうかを調べることで温度変化を検出できる。後述のように、高温かどうかは、予め分布情報生成部110に設定されている。また、監視対象である複数のサーバ装置が映っている領域のみを解析することにより、誤検知を減らせる。分布情報生成部110の検出方法は、以下に説明する実施の形態2,3でも同様である。
図6は、分布情報生成部110が生成する熱だまり分布情報120A−1を示す図である。図6では(a),(b)との2通りを示している。図6の熱だまり分布情報120A−1は、図2を想定したものであり図3(a)の平面図に対応する。なお、「熱だまり」とは、予め定められた温度以上の空気の停滞領域である。図6(a)の熱だまり分布情報120A−1では、熱だまり10−1、10−2の分布が検出されている。また図6(b)の熱だまり分布情報120A−1では、熱だまり10−3、10−4の分布が検出されている。
図7は、格納部120が格納する、サーバ室800の熱だまりの分布状態と、稼働するべき空気調和機500との対応関係が設定された対応関係情報120B−1を示す図である。図7(a),(b)の左側は、それぞれ図6(a)、(b)の熱だまり分布情報120A−1である場合の熱だまり分布状態を示した。図7(a)の対応関係情報120B−1について説明する。対応関係情報120B−1は、過去に分布情報生成部110によって生成された熱だまり分布状態(熱だまり分布情報)と、稼働するべき空気調和機500との対応関係が設定されている。図7(a)では、左側の熱だまり分布状態に対して、空気調和機500−1、500−2を稼働させるべきことが設定されている。図7(b)も同様である。
S102において、選択部130は、分布情報生成部110が生成した熱だまり分布情報120A−1と、対応関係情報120B−1とから、稼働するべき空気調和機500を選択する。ここにいう「分布情報生成部110が生成した熱だまり分布情報120A−1」とは、現在のサーバ室800をサーマルカメラ200が検出した検出結果から生成される、サーバ室800の現在の熱だまり分布情報を意味する。選択部130は、現在の熱だまり分布情報と、格納されている対応関係情報120B−1とから、稼働するべき空気調和機500を選択する。例えば、現在の熱だまり分布情報が図7(a)の熱だまり分布状態に近似する場合には、選択部130は、空気調和機500−1〜500−3の中から空気調和機500−1、500−2を選択する。ここで、前記の「近似する」については、予め選択部130に設定されている。すなわち、分布情報生成部110によって生成されて現在の熱だまり分布情報120A−1が、格納されている対応関係情報120B−1の熱だまり状態に「似ている」、「似ていない」は、予め選択部130に設定されている。
S103において、冷房運転部140は、選択部130が選択した空気調和機500を冷房運転させる。すなわち冷房運転部140は、通信部150、インターネット700、ネットワーク入出力BOX300及び空調操作装置400を介して、選択部130によって選択された空気調和機500を冷房運転させる。
S104において分布情報生成部110は、各サーマルカメラ200から入力した情報から熱だまり分布情報の生成を続けると共に、選択部130は分布情報生成部110が生成した熱だまり分布情報を監視している。そして選択部130は、生成された分布情報が、これまで合致していた格納部120の対応関係情報の熱だまり分布状態に合致しなくなると、稼働停止信号を通信部150を介してネットワーク入出力box300に送信する。これによってサーバ室冷房制御装置100が運転開始させた空気調和機500の運転が停止する。
以上により、サーバ室冷房制御装置100は熱だまりの分布状態に基づき、サーバ室の空気調和機を冷房運転するので、サーバ室を効率的に冷房できる。
(熱だまりの温度変化率を反映する場合)
なお、図6の熱だまり分布情報120A−1及び図7の対応関係情報120B−1では、さらに、単位時間における温度変化率(温度上昇率)を加味してもよい。
図8は、分布情報生成部110によって生成された、現在のサーバ室800の熱だまり分布情報120A−2を示す。図8では、ある一定温度以上の熱だまり10−3、10−4に対して、さらにそれぞれの「1分間あたりの温度上昇率」(温度変化情報)が加えられている。
図9は、さらに「1分間における温度上昇率」が対応付けられた対応関係情報120B−2を示す図である。図9では、熱だまり10−3、10−4と、さらにこれらの「1分間における温度上昇率」が0.05℃/min以上を条件として空気調和機500−2、500−3を稼働することが規定されている。選択部130は、図8、図9の場合は、熱だまりの温度上昇率も加味して、稼働させるべき空気調和機500を選択する。
このように、熱だまりの分布に加えて熱だまりの温度上昇率も加味して空気調和機500の稼働制御を行うので、効率よくサーバ室800を冷房できる。なお、冷房運転部140は、空気調和機500を「稼働させる」「稼働させない」の制御に限らず、稼働中の空気調和機の冷房能力を制御してもよいことはもちろんである。
実施の形態2.
図10〜図12を参照して実施の形態2のサーバ室冷房制御装置100を説明する。図10は、実施の形態2のサーバ室冷房制御装置100のブロック図である。実施の形態2のサーバ室冷房制御装置100は、実施の形態1のサーバ室冷房制御装置100が、さらに、決定部160を備えた構成である。実施の形態2のサーバ室冷房制御装置100では格納部120が、サーバ室800におけるサーバラック600の配置と各空気調和機500の配置とを含むサーバ室レイアウト情報を格納している。つまり、サーバ室レイアウト情報とは、図2に示す空気調和機やサーバラックの配置を示す情報である。逆にいうと、サーバ室レイアウト情報から図2の状態が再現できる情報である。
ここで決定部160は、分布情報生成部110が生成した熱だまり分布情報と、格納部120が格納するサーバ室レイアウト情報とに基づいて、送風機を配置するべき配置位置を決定する。図11は、決定部160によって送風機900−1、900−2の配置位置が決定された状態を示す図である。また、格納部120が格納する対応関係情報には、さらに、稼働するべき送風機との対応関係が設定されている。
例えば、この対応関係情報は、図7の対応関係情報120B−1、図9の対応関係情報120B−2において、空気調和機に加え、さらに稼働すべき送風機が対応付けられている。選択部130は、分布情報生成部110が生成した熱だまり分布情報と、稼働すべき送風機も対応付けられた対応関係情報とから、稼働させる空気調和機と、稼働させる送風機とを選択する。そして、冷房運転部140は、選択された空気調和機500と、送風機900とを稼働させる。
図12は、冷房運転部140が空気調和機500と送風機900とを稼働する状態を示している。この場合も、稼働には空気調和機500の冷房制御と、送風機900の風量制御とを含むことはもちろんである。
以上の実施の形態2のサーバ室冷房制御装置100は、生成された熱だまり分布情報に基づいて送風機の配置を決定すると共に、熱だまり分布情報に基づいて空気調和機と送風機とを制御するので、きめの細かい、かつ効率のよいサーバ室の冷房を実施できる。
実施の形態3.
図13、図14を参照して形態3を説明する。
図13は実施の形態3のサーバ室冷房制御システム1000の構成図である。実施の形態3のサーバ室冷房制御システム1000の特徴は、複数のサーマルカメラ200のそれぞれが、サーバラック600に収納された各サーバ装置(図13の例では3台)の温度を検出する点にある。各サーマルカメラ200についても同様であり、それぞれサーバラック600に収納された各サーバ装置を撮影して温度を直接検出する。
図14は、実施の形態3のサーバ室冷房制御システム1000の動作を説明する図である。図14は実施の形態1で述べた図3に対応する平面図(図14(a))及び平面図(図14(a))である。図14の場合、図3に対して、サーマルカメラの位置が異なる。図14は、6台のサーマルカメラ200−11〜200−16を、サーバラック600−1、600−2のサーバ装置の排気の排出側を撮影する位置に配置した例である。なお、図14の各サーマルカメラの配置は一例である。図14ではサーバ装置の排気排出側を撮影しているが、サーバ装置の正面側を撮影しても構わない。
図14を参照して実施の形態3のサーバ室冷房制御システム1000の動作を説明する。サーバ室冷房制御装置100等の各装置構成は、実施の形態1と同じである。
(1)サーマルカメラ200−11等が各サーバ装置を排気の排出側から撮影する。
(2)サーマルカメラ200−1等は、撮影した撮像(検出温度)を、ネットワーク入力出BOX300、インターネット700を介してサーバ室冷房制御装置100に送信する。
(3)サーバ室冷房制御装置100の通信部150が各サーマルカメラからの撮像を受信する。この実施の形態3では、分布情報生成部110が、高温となっているサーバ装置(以下、高温サーバという)を検出する。分布情報生成部110は高温サーバ検出部である。なお、高温サーバとして検出するべき温度は予め、高温サーバ検出部である分布情報生成部110に高温サーバ検出温度として設定されている。
(4)高温サーバ検出部である分布情報生成部110が高温サーバを検出すると、選択部130は、稼働するべき空気調和機を選択する。サーバ装置(高温サーバ)と、稼働するべき空気調和機との対応関係(対応設定情報)は、予め格納部120に設定されている。図14では、サーバ装置11hが高温サーバであるとする。この場合、対応関係(対応設定情報)には、サーバ装置11hと空気調和機500−2との関係が定義されているとし、選択部130は、空気調和機500−2を選択するものとする。選択部130は空気調和機500−2を選択すると、空気調和機500−2を稼働させる稼働開始信号を通信部150を介して出力する。
(5)選択部130が出力した稼働開始信号は、ネットワーク入出力BOX300を介して空調操作装置400に届く。
(6)空調操作装置400は、受信した稼働開始信号に従って、空気調和機500−2の運転を開始させる。
(7)また同様に、高温サーバ検出部である分布情報生成部110は、各サーマルカメラの検出結果を入力し、高温サーバが存在するかどうかを検出している。選択部130は、分布情報生成部110の検出結果から、例えばサーバ装置11hの温度が高温サーバ検出温度を下まわったと判断すると、今度は稼働停止信号を通信部150を介して出力する。空調操作装置400は稼働停止信号を受信すると空気調和機500−2の運転を中止する。
以上の実施の形態3のサーバ室冷房制御システム1000によれば、ネットワーク工事でシステムを設置できるため、導入コストが抑えられる。またサーマルカメラは自由な位置に設置できるので、温度変化を見張りたいサーバ装置を狙って監視できる。従ってサーバ装置の熱変化に迅速な対応が可能である。これによって、冷やすべきものだけを冷やし、過冷却を行わない効率的な冷房運用を可能にし、電力の浪費および従業員の健康への悪影響も低減できる。
以上、実施の形態1〜3について説明したが、これらの実施の形態のうち、2つ以上を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
実施の形態4.
図15は、サーバ室冷房制御装置100のハードウェア資源の一例を示す図である。ハードウェア資源を示す図15において、サーバ室冷房制御装置100は、プログラムを実行するCPU810(Central Processing Unit)を備えている。CPU810は、バス825を介してROM(Read Only Memory)811、RAM(Random Access Memory)812、表示装置813、キーボード814、マウス815、通信ボード816、CDD818、磁気ディスク装置820と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。
磁気ディスク装置820には、オペレーティングシステム821(OS)、プログラム群823、ファイル群824が記憶されている。プログラム群823のプログラムは、CPU810、オペレーティングシステム821により実行される。
上記プログラム群823には、以上の実施の形態の説明において「〜部」として説明した機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU810により読み出され実行される。
ファイル群824には、データや信号値や変数値やパラメータなどが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。
また、以上の実施の形態の説明において「〜部」として説明したものは「〜手段」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち「〜部」として説明したものは、ソフトウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせで実施されても構わない。
以上の実施の形態では、サーバ室冷房制御装置100を説明したがサーバ室冷房制御装置100の動作はコンピュータをサーバ室冷房制御装置100として機能させるためのプログラムとしても把握できることは以上の説明から当然である。また、サーバ室冷房制御装置100の各「〜部」の動作は冷房制御方法としても把握できることは以上の説明により明らかである。
10 熱だまり、11 サーバ装置、1000 サーバ室冷房制御システム、100 サーバ室冷房制御装置、110 分布情報生成部、120 格納部、130 選択部、140 冷房運転部、150 通信部、1160 決定部、200 サーマルカメラ、300 ネットワーク入出力BOX、400 空調操作装置、500 空気調和機、600 サーバラック、700 インターネット、800 サーバ室、900 送風機。

Claims (6)

  1. 複数台のサーバ装置が収納されたサーバラックが収納されると共に複数台の空気調和機が設置されたサーバ室の温度を検出する複数のサーマルカメラのそれぞれから検出結果を入力し、入力したそれぞれの前記検出結果から、前記サーバ室の熱だまりの分布状態を示す熱だまり分布情報を生成する熱だまり分布情報生成部と、
    前記サーバ室の熱だまりの分布状態と、稼働するべき前記空気調和機との対応関係が設定された対応関係情報を格納する対応関係情報格納部と、
    前記分布情報生成部が生成した前記熱だまり分布情報と前記対応関係情報格納部が格納する前記対応関係情報とから、稼働するべき前記空気調和機を選択する選択部と、
    前記選択部が選択した前記空気調和機を冷房運転させる冷房運転部と
    を備えたことを特徴とするサーバ室冷房制御装置。
  2. 前記分布情報生成部は、
    熱だまりの単位時間当たりの温度変化を示す温度変化情報を含む前記熱だまり分布情報を生成し、
    前記対応関係情報格納部が格納する前記対応関係情報は、
    さらに、熱だまりの単位時間当たりの温度変化が対応付けられていることを特徴とする請求項1記載のサーバ室冷房制御装置。
  3. 前記サーバ室冷房制御装置は、さらに、
    前記サーバ室における前記サーバラックの配置と前記複数台の空気調和機の配置とを含むサーバ室レイアウト情報を格納するサーバ室レイアウト情報格納部と、
    前記熱だまり分布情報生成部が生成した前記熱だまり分布情報と、前記サーバ室レイアウト情報格納部が格納する前記サーバ室レイアウト情報とに基づいて、送風機を配置するべき配置位置を決定する決定部を備えたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のサーバ室冷房制御装置。
  4. 前記サーバ室には制御可能な複数台の送風機が配置され、
    前記対応関係情報格納部が格納する前記対応関係情報は、
    さらに、稼働するべき前記送風機との対応関係が設定され、
    前記選択部は、
    前記分布情報生成部が生成した前記熱だまり分布情報と前記対応関係情報格納部が格納する前記対応関係情報とから、稼働させる前記空気調和機と、稼働させる前記送風機とを選択することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のサーバ室冷房制御装置。
  5. 前記分布情報生成部は、
    複数台のサーバ装置が収納されたサーバラックが収納されると共に複数台の空気調和機が設置されたサーバ室の前記サーバ装置を撮影する複数のサーマルカメラのそれぞれから撮像を入力し、入力したそれぞれの前記撮像から、予め設定された高温サーバ検出温度以上の前記高温サーバを検出し、
    前記格納部は、
    前記サーバ装置と、稼働するべき空気調和機との対応関係が設定された対応設定情報を格納し、
    前記選択部は、
    前記分布情報生成部が検出した前記高温サーバと、前記格納部が格納する前記対応設定情報とに基づいて、稼働するべき前記空気調和機を選択し、
    前記冷房運転部は、
    前記選択部が選択した前記空気調和機を冷房運転させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のサーバ室冷房制御装置。
  6. コンピュータを、
    複数台のサーバ装置が収納されたサーバラックが収納されると共に複数台の空気調和機が設置されたサーバ室の温度を検出する複数のサーマルカメラのそれぞれから検出結果を入力し、入力したそれぞれの前記検出結果から、前記サーバ室の熱だまりの分布状態を示す熱だまり分布情報を生成する熱だまり分布情報生成部、
    前記サーバ室の熱だまりの分布状態と、稼働するべき前記空気調和機との対応関係が設定された対応関係情報を格納する対応関係情報格納部、
    前記分布情報生成部が生成した前記熱だまり分布情報と前記対応関係情報格納部が格納する前記対応関係情報とから、稼働するべき前記空気調和機を選択する選択部、
    前記選択部が選択した前記空気調和機を冷房運転させる冷房運転部、
    として機能させるためのサーバ室冷房制御プログラム。
JP2013059497A 2013-03-22 2013-03-22 サーバ室冷房制御装置及びコンピュータプログラム Active JP6067440B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013059497A JP6067440B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 サーバ室冷房制御装置及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013059497A JP6067440B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 サーバ室冷房制御装置及びコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014186426A true JP2014186426A (ja) 2014-10-02
JP6067440B2 JP6067440B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=51833971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013059497A Active JP6067440B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 サーバ室冷房制御装置及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6067440B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016012178A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 富士通株式会社 サーバラック内温度管理装置及びサーバラック内温度管理方法
JP2020035114A (ja) * 2018-08-28 2020-03-05 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 データセンタ用の空調設定選択システム
KR102653905B1 (ko) * 2023-08-24 2024-04-02 주식회사 티앤씨플랫폼 인공지능 모델 기반 it 인프라 장비의 상태 모니터링 및 유지 보수 정보 알람 서비스 제공 방법, 장치 및 시스템

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005347581A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Sony Computer Entertainment Inc 電子デバイス冷却装置、電子デバイスシステムおよび電子デバイス冷却方法
JP2010060200A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Nec Corp 空調システム、及び空調方法
JP2011039891A (ja) * 2009-08-14 2011-02-24 Kddi Corp データセンタにおける空調管理方法及び空調管理装置
JP2011158433A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Tokyo Electric Power Co Inc:The 空間温度分布計測装置および計測方法
JP2012097914A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Hitachi Ltd データセンタ又は計算機システム
JP2012154528A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Hitachi Plant Technologies Ltd 空調制御システム及び空調制御方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005347581A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Sony Computer Entertainment Inc 電子デバイス冷却装置、電子デバイスシステムおよび電子デバイス冷却方法
JP2010060200A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Nec Corp 空調システム、及び空調方法
JP2011039891A (ja) * 2009-08-14 2011-02-24 Kddi Corp データセンタにおける空調管理方法及び空調管理装置
JP2011158433A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Tokyo Electric Power Co Inc:The 空間温度分布計測装置および計測方法
JP2012097914A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Hitachi Ltd データセンタ又は計算機システム
JP2012154528A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Hitachi Plant Technologies Ltd 空調制御システム及び空調制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016012178A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 富士通株式会社 サーバラック内温度管理装置及びサーバラック内温度管理方法
JP2020035114A (ja) * 2018-08-28 2020-03-05 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 データセンタ用の空調設定選択システム
JP7033516B2 (ja) 2018-08-28 2022-03-10 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 データセンタ用の空調設定選択システム
KR102653905B1 (ko) * 2023-08-24 2024-04-02 주식회사 티앤씨플랫폼 인공지능 모델 기반 it 인프라 장비의 상태 모니터링 및 유지 보수 정보 알람 서비스 제공 방법, 장치 및 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP6067440B2 (ja) 2017-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6529609B2 (ja) 透明スクリーン技術を使用した取付可能なタッチ式サーモスタット
US8321057B2 (en) Infrastructure for adaptive environmental control for equipment in a bounded area
CN113748386B (zh) 散热控制与模型训练方法、设备、系统及存储介质
US8965748B2 (en) Data center efficiency analyses and optimization
JP5787858B2 (ja) 空調制御システム、空調制御方法及びプログラム
WO2019097613A1 (ja) 空調管理システム、空調機器、空調管理装置、空調管理方法及びプログラム
US9110642B2 (en) Optimization of system acoustic signature and cooling capacity with intelligent user controls
JP2016024562A (ja) 空調制御システム及び空調制御方法
US10291468B2 (en) Managing computing devices in a computing system
JP2010108324A (ja) 物理計算機及び冷却装置の制御方法及びサーバシステム
JP2009299933A (ja) 空調制御装置
US9176160B2 (en) Identification system and electronic system for identifying a fan type of a fan
JP6067440B2 (ja) サーバ室冷房制御装置及びコンピュータプログラム
JPWO2013145273A1 (ja) 情報処理装置、制御方法、及びプログラム
WO2021103494A1 (zh) 一种机柜制冷的控制方法、装置、设备及介质
US20160037688A1 (en) Controlling air circulation in a data center
US11906180B1 (en) Data center management systems and methods for compute density efficiency measurements
CA2906069A1 (en) Methods and systems for remotely monitoring and controlling hvac units
TW201640351A (zh) 資源監控系統與其方法
US8630739B2 (en) Exergy based evaluation of an infrastructure
US11609013B2 (en) Air-conditioning control apparatus, air-conditioning control method, and computer readable medium
US11830200B2 (en) Ambient temperature reporting through infrared facial recognition
JP6938230B2 (ja) 空調システム及び空調システムの制御方法
JP6783599B2 (ja) 空調制御用演算装置、空調制御用演算方法及び空調制御用演算プログラム
US20180314826A1 (en) Detection of computing operations using thermal sensing

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6067440

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250