JP2010058311A - ナーリング加工方法、可撓性帯状基材 - Google Patents

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Abstract

【課題】可撓性帯状基材の厚さにかかわらずナーリング部の厚さを調整することが出来、ナーリング部の形状の変更が容易で、ナーリング加工に伴う可撓性帯状基材の破断片の発生がないナーリング加工方法及びこのナーリング加工方法により加工した可撓性帯状基材の提供。
【解決手段】可撓性帯状基材の搬送方向に沿う両側縁部にナーリング部を設けるナーリング加工方法において、前記ナーリング部にインクジェット方式により凸部を形成することを特徴とするナーリング加工方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、可撓性帯状基材の両側縁部に搬送方向に沿ってナーリング部を施すナーリング加工方法に関する。更に詳しくは、インクジェットヘッドを用いて移動する可撓性帯状基材上にナーリング部形成用塗布液を液塗布し、可撓性帯状基材の両側縁部に搬送方向に沿ってナーリング部施すナーリング加工方法に関する。
従来、可撓性帯状基材に機能性液体を塗布したり表面改質を施したりなど様々な処理を行う場合には生産性を高めるために搬送させて連続的に実施することが一般的である。この時に各種処理を施した後では可撓性帯状基材の表面性が変化したり、搬送及び巻き取り装置の動作がばらついたりして可撓性帯状基材の巻き取り時に各種問題が生じる場合がある。
巻き取り時はコアと呼ばれる円筒状の巻き取り芯に可撓性帯状基材を巻きつけていくが、巻き取り時に可撓性帯状基材の位置が安定せず端面がズレたり、蛇行したり、可撓性帯状基材の表面にシワや折れが生じる場合がある。
又、巻き取りの最初に可撓性帯状基材の先端をテープや接着剤などでコアに固定するが、コアを回転して巻き取ると可撓性帯状基材の先端と重複する位置に、いわゆる「巻き芯転写」などと呼ばれる変形による段差が2巻き目以降の可撓性帯状基材に発生する。これは可撓性帯状基材の種類や搬送・巻き取り条件にもよるが数十巻きにわたって発生する場合もある。
更に、可撓性帯状基材の表面平滑性が優れた場合には、基材同士の擦れにより表面にキズが入ったりする場合もある。又この様な可撓性帯状基材の場合には基材面間に空気層が存在し難いため高い密着性を発現してブロッキングと言われる部分的に基材が張り付いてしまう現象が起きる場合がある。この現象が起きると巻き形状の悪化が生じたり、基材の変形を引き起こしたりする場合もある。
上記のような巻き取り時の問題に対しては、これを回避するために可撓性帯状基材の側端部にナーリング加工と呼ばれる(ローレット加工とも呼ばれる)微小な凹凸型付けによる厚み出し加工を施すことが知られている。
厚み出し加工の方法としては、多数の突起を持ったエンボスリング、ローレットローラといった多数の小突部が形成された粗面体を押し付けることにより凹凸を形成する方法が一般的である。この際に凹凸を形成しやすくするために加熱しながら行うこともよく知られている。例えば、ローレット付きローラの周速度と帯状基材の搬送速度とを略一致させ、ローレット付きローラを帯状基材に圧接しナーリング加工する方法が記載されている(特許文献1参照。)。ローレット部が伸びたり、厚みが減少したりせず、ダメージを与えることをなくすため、ローレットローラの突起部の単位面積あたりの山歯の数や山頂面積の総和などの規定したローレットローラを使用し、ナーリング加工する方法が記載されている(特許文献2参照。)。
特許文献1、特許文献2に記載のナーリング加工方法は、可撓性帯状基材を粗面体で圧力により変形させた凹凸構造をナーリング部としている。この方法はランニングコストが安くほぼ初期の設備コストのみで済むためコスト面の優位性は高いが、次の様な問題点を有していることが判った。
1.可撓性帯状基材基材そのものを変形させているため、稼げる厚みにはそもそも限界があることが挙げられる。このため必要十分なナーリング部の高さが得ることが出来ないことが判った。又、薄い可撓性帯状基材などは更に不利であり、更に端部のみの変形がそれよりも内側に影響を及ぼすことが判った。
2.機械的変形によりナーリング部の高さを稼ごうとすると、変形量が大きくなりすぎ一部が取れてしまい、取れた部分がゴミとして可撓性帯状基材に付着し、そのまま巻き込まれた場合付着した部分が変形し故障となることが判った。
3.必要に応じてナーリング部のパターンを変更する場合、ローレットローラの交換を行うため、煩雑な作業を要し、作業効率が低下することが判った。
この様な状況から、可撓性帯状基材の厚さにかかわらずナーリング部の厚さを調整することが出来、ナーリング部の形状の変更が容易で、ナーリング加工に伴う可撓性帯状基材の破断片の発生がないナーリング加工方法及びこのナーリング加工方法により製造した可撓性帯状基材の開発が望まれている。
特開2002−1813号公報 特開2003−117997号公報
本発明は上記状況に鑑みなされたものであり、その目的は可撓性帯状基材の厚さにかかわらずナーリング部の厚さを調整することが出来、ナーリング部の形状の変更が容易で、ナーリング加工に伴う可撓性帯状基材の破断片の発生がないナーリング加工方法及びこのナーリング加工方法により加工した可撓性帯状基材を提供することである。
本発明の上記目的は下記の構成により達成された。
1.可撓性帯状基材の搬送方向に沿う両側縁部にナーリング部を設けるナーリング加工方法において、前記ナーリング部にインクジェット方式により凸部を形成することを特徴とするナーリング加工方法。
2.前記ナーリング部は、帯状凸部で形成されていることを特徴とする前記1に記載のナーリング加工方法。
3.前記ナーリング部は、複数本の縞状凸部で形成されていることを特徴とする前記1に記載のナーリング加工方法。
4.前記縞状凸部の1本の幅が0.05mm〜5.00mmで、該縞状凸部の間隔が0.1mm〜2.0mmであることを特徴とする前記3に記載のナーリング加工方法。
5.前記ナーリング部は、点状凸部で形成されていることを特徴とする前記1に記載のナーリング加工方法。
6.前記点状凸部の密度が10個/cm〜200個/cmであることを特徴とする前記5に記載のナーリング加工方法。
7.前記点状凸部の体積が、3×10−4mm〜2×10−2mmであることを特徴とする前記5又は6に記載のナーリング加工方法。
8.前記ナーリング部は、短線状凸部で形成されていることを特徴とする前記1に記載のナーリング加工方法。
9.前記短線状凸部の密度が10本/cm〜500本/cmであることを特徴とする前記8に記載のナーリング加工方法。
10.前記短線状凸部の長さが0.01mm〜1.0mm、幅が0.001mm〜1.0mmであることを特徴とする前記8又は9に記載のナーリング加工方法。
11.前記ナーリング部の厚さが、可撓性帯状基材の面から20μm〜500μmであることを特徴とする前記1〜10の何れか1項に記載のナーリング加工方法。
12.前記ナーリング部の、可撓性帯状基材の搬送方向に直交する方向の幅は、該可撓性帯状基材の全幅に対して0.5%〜40.0%であることを特徴とする前記1〜11の何れか1項に記載のナーリング加工方法。
13.可撓性帯状基材の両側縁部に搬送方向に沿ってナーリング部を有する可撓性帯状基材であって、前記ナーリング部が前記1〜12の何れか1項に記載のナーリング加工方法により形成されていることを特徴とする可撓性帯状基材。
可撓性帯状基材の厚さにかかわらずナーリング部の厚さを調整することが出来、ナーリング部の形状の変更が容易で、ナーリング加工に伴う可撓性帯状基材の破断片の発生がないナーリング加工方法及びこのナーリング加工方法により加工した可撓性帯状基材を提供することが出来た。
本発明の実施の形態を図1〜図6を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1はインクジェットヘッドを用いたナーリング加工装置を使用し、可撓性帯状基材にナーリング加工部を付与する方法の一例を示す概略図である。図1(a)はインクジェットヘッドを用いたナーリング加工装置を使用し、可撓性帯状基材にナーリング加工部を付与する方法の一例を示す模式図である。図1(b)は図1(a)のXで示される部分の概略平面図である。
図中、1は製造装置を示す。製造装置1は、塗布部2と、塗布液供給部3(図2参照)と、可撓性帯状基材供給部4と、乾燥部5と、回収部6とを有している。
塗布部2は、バックアップロール201とインクジェットヘッド202とを有している。インクジェットヘッド202は可撓性帯状基材403の側縁部403aの位置に配設したインクジェットヘッド202Pと、可撓性帯状基材403の側縁部403bの位置に配設したインクジェットヘッド202Qとを有している。尚、インクジェットヘッド202P及びインクジェットヘッド202Qは、可撓性帯状基材の側縁部にナーリング部形成用塗布液(以下、塗布液とも云う)を射出する時に射出位置に移動し、射出後は待機位置に移動するように移動手段(付図示)により移動(図中の矢印方向)することが可能となっている。射出の準備は、待機位置で行われる。
202aはインクジェットヘッド202のノズル吐出口202d1(図4を参照)を有するノズル板202d(図4を参照)の表面を示す。203はノズル吐出口202d1(図4を参照)から射出された液滴を示す。
配置したインクジェットヘッド202P及びインクジェットヘッド202Qは単一のものでも、同じ種類のヘッドを複数個被塗布体の幅方向に並べたものでもかまわず、可撓性帯状基材403の側縁部に形成するナーリング部の幅により適宜並べる数を変更することが可能である。又、複数列にして幅方向に並べても構わない。複数のヘッドの配置の具体例に関しては図3で説明する。
インクジェットヘッド202としては特に限定はなく、例えば発熱素子を有し、この発熱素子からの熱エネルギーにより塗布液の膜沸騰による急激な体積変化によりノズルから塗布液を吐出させるサーマルタイプのヘッドでもよいし、インク圧力室に圧電素子を備えた振動板を有しており、この振動板によるインク圧力室の圧力変化で塗布液を吐出させる剪断モード型(ピエゾ型)のヘッドであってもよい。本発明ではインクジェットヘッド202が剪断モード型(ピエゾ型)のヘッドの場合に付き説明する。
可撓性帯状基材供給部4から送られてくる可撓性帯状基材403はバックアップロール201により平面性を保持され、バックアップロール201上の可撓性帯状基材403の側縁部403aにインクジェットヘッド202Pと、側縁部403bにインクジェットヘッド202Qとにより塗布液を射出し塗布が行われる。尚、バックアップロール201には塗布を安定に行うため超音波発生手段、加熱手段等を設けることが好ましい。
インクジェットヘッド202により可撓性帯状基材403の両側縁部403a、403bに塗布液を射出し塗布する時の可撓性帯状基材403の保持方法としては平面性が保持出来れば特に限定はなく、例えばベルト、プレートであってもよい。
204はインクジェットヘッド202Pと、インクジェットヘッド202Qの圧電性基盤を駆動させるための制御部を示す。制御部204はコネクタ(不図示)を介してインクジェットヘッド202Pと、インクジェットヘッド202Qとに接続されている。この制御部204により、塗布液吐出時の圧電性基盤の動作強度や周波数の選択等が行われる。
205は塗布液供給部3(図2参照)からインクジェットヘッド202に塗布液を供給する塗布液を供給管を示す。
206は塗布開始前にインクジェットヘッドのエアー抜き、充填に使用する塗布液及び塗布後の洗浄に使用する洗浄液を廃液タンク309(図2参照)に戻す廃液管を示す。
404aはインクジェットヘッド202Pにより側縁部403aに塗布されたナーリング部形成用塗布液膜(以下、塗布膜とも云う)を示す。404bはインクジェットヘッド202Qにより側縁部403bに塗布された塗布膜を示す。
可撓性帯状基材供給部4は、巻き芯401に巻かれたロール状可撓性帯状基材402と、ロール状可撓性帯状基材401を連続して搬送(図中の矢印方向)する繰り出し手段(不図示)とを有し、可撓性帯状基材403を繰り出す様になっている。
乾燥部5は、塗布部2で可撓性帯状基材403の両側縁部403a、403bに塗布された塗布膜404a、404bとを乾燥する乾燥箱501を有している。乾燥箱501は加熱風の給気口502と、排気口503と搬送用ロール504とを有している。乾燥部5で処理することで塗布膜404a、404bは固化し凸状物となりそれぞれナーリング部404A、404B(図5を参照)を形成する。尚、本図は乾燥することで固化する水性、油性の塗布液を使用した場合を示しているが、塗布液の種類に合わせ、乾燥部5の形態は変えることが可能となっている。例えば、使用する塗布液が活性光線硬化型の場合は、乾燥部5は硬化部となり乾燥箱501は活性光線照射装置となる。又、熱硬化型の場合は乾燥部5は硬化部となり乾燥箱501は加熱装置となる。
回収部6は、乾燥部5で塗布膜から溶媒を除去することで形成されたナーリング部404A、404B(図5を参照)を両側縁部に有する可撓性帯状基材403を巻き芯601に巻き取り、ロール状可撓性帯状基材602とする巻き取り手段(不図示)を有している。
可撓性帯状基材403としては、機能層を有していても、機能層を有していなくてもよい。尚、本図は出来上がった可撓性帯状基材の側縁部にナーリング部を設ける場合を示しているがナーリング部を設ける時期は特に限定はない。例えば、1)溶液流延法で可撓性帯状基材を製造する場合は乾燥後に連続してナーリング部を設ける、2)溶融押し出し法で可撓性帯状基材を製造する場合は冷却後に連続してナーリング部を設ける、3)製造された可撓性帯状基材の上に塗布層を形成した後、回収する前に連続してナーリング部を設ける、4)表面改質処理(大気圧プラズマ処理、スパッタリング、蒸着処理等)の後に連続してナーリング部を設ける等が挙げられる。
図2は図1に示す製造装置の塗布液供給部の模式図である。
図中、3は塗布液供給部を示す。301は塗布液供給タンクを示す。302は塗布液供給タンク301の液面を一定に保つため塗布液供給タンク301からのオーバーフローした塗布液を貯める貯蔵タンクを示す。貯蔵タンク302から塗布液供給タンク301への塗布液の供給はポンプ303により行われており、インクジェットヘッド202P、202Qの射出条件に合わせて安定的に塗布液供給301の液面が一定となるように運転条件が設定されている。
尚、ポンプ303から塗布液供給タンク301へ塗布液を戻す際にはフィルター304を通してから行われている。この様に、塗布液はインクジェットヘッド202P、202Qへ供給される前に絶対濾過精度又は準絶対濾過精度が0.05〜50μmの濾材を少なくとも1回は通過させることが好ましい。
305は充填用の塗布液タンクを示し、306は洗浄液タンクを示す。塗布開始の準備としてインクジェットヘッドへのエアー抜き及び塗布液の充填は塗布液タンク305から塗布液がポンプ307により強制的に供給することで可能となっている。又、塗布が終了した後のインクジェットヘッド202の洗浄は洗浄液タンク306から洗浄液がポンプ307により強制的に供給可能となっている。
インクジェットヘッド202P、202Qに対してこうしたタンク及びポンプ類は複数に分けてもよいし、配管の分岐を使用してもよい、又それらの組み合わせでもかまわない。本図では配管分岐308を使用している。
309はインクジェットヘッド202P、202Qのエアー抜きに使用した塗布液及び洗浄液の廃液タンクを示す。更に、インクジェットヘッド内の塗布液の温度を一定に保持するために塗布液供給タンク301とインクジェットヘッド202P、202Qの間に熱交換器(不図示)を設けてもよい。
次に本図を使用し、インクジェットヘッドから塗布液を射出するまでのフローを以下に示す。
Step1:インクジェットヘッドの待機位置にてポンプ307により充填用の塗布液タンク305から強制的に充填用の塗布液をインクジェットヘッドへ通液する。充填用の塗布液は排出管206を介して廃液タンク309に排出される。この操作により、インクジェットヘッドに射出液体を充填し、ヘッド内部の空気抜きが終了する。
Step2:作業終了後にポンプ307とインクジェットヘッドの間のバルブを閉じる。
Step3:塗布液供給タンク301のバルブを閉じ、塗布液供給タンク301と貯蔵タンク302に必要とする量の塗布液を入れる。
Step4:あらかじめ決められた流量にて塗布液供給タンク301へ貯蔵タンク302から塗布液を送り込みオーバーフローにより循環を開始する。塗布液供給タンク301のバルブを開けることでインクジェットヘッドから射出させることが可能になる。
Step5:可撓性帯状基材を所定の速度で搬送を開始する。
Step6:射出準備の完了したインクジェットヘッドを可撓性帯状基材の所定の位置に待機位置より移動させ、所定の射出条件で塗布液の射出を開始する。オーバーフローさせて塗布液供給タンク301の液面を一定に保持しているため射出量は安定となる。
Step7:塗布液の射出が終了した後、インクジェットヘッドへの塗布液の供給を止め、インクジェットヘッドを待機位置に戻し、ポンプ307により洗浄液タンク305から強制的に洗浄液をインクジェットヘッドへ通液する。洗浄液は排出管206を介して廃液タンク309に排出される。この操作により、インクジェットヘッドのノズルの洗浄が終了する。
図3は図1に示すインクジェットヘッドの配置の一例を示す模式図である。本図は塗布液供給部への配管は省略してある。又、本図は図1に示すインクジェットヘッド202Qの配置の一例を示している。図1に示すインクジェットヘッド202Pの配置も本図と同じである。
(a)は可撓性帯状基材403の搬送方向と直交させて1個のインクジェットヘッド202Qを配置した場合を示している。
(b)は可撓性帯状基材403の搬送方向と直交させて複数個のインクジェットヘッド202Qを千鳥状に配置した場合を示している。
(c)は可撓性帯状基材403の搬送方向に対して角度を持たせ複数個のインクジェットヘッド202Qを並べて配置した場合を示している。
(a)〜(c)に示すインクジェットヘッドの配置は、可撓性帯状基材403の側縁部403に設けるナーリング部の幅、インクジェットヘッドの大きさ、ナーリング部のパターンにより適宜選択することが可能となっている。
図4は、一部破断面を有するインクジェットヘッドの一例を示す概略斜視図である。本図は剪断モード型(ピエゾ型)インクジェットヘッドの場合を示している。
ヘッド202は、上層圧電性基盤202b1と下層圧電性基盤202b2とを接合して形成された圧電性基盤202bと、天板202cと、ノズル板202dとを有している。
圧電性基盤202bには、研削加工を施すことによりノズル板202d側が開口し、反対側が閉塞している互いに平行な所定の長さを有する複数のノズル202b3と、ノズル202b3の閉塞した側につながる平坦な面202b4と、ノズル(インク圧力室)202b3の両側に側壁202b5とを有している。複数のノズルは交互に塗布液圧力室用のノズルと空気圧力室用のノズルとして使用する場合もある。本図は塗布液圧力室用として使用した場合を示している。202c2は圧電性基盤202bの上面を覆う第1天板を示し、202c1は第1天板の上面を覆う第2天板を示す。
202eは塗布液供給部3(図2を参照)から送られてくる塗布液の塗布液供給管を示す。塗布液供給管202eより供給された塗布液はノズル吐出口202d1より吐出する様になっている。202c3は塗布液供給管202eから供給された塗布液の溜部を示し、各ノズル202b3に連通した各塗布液供給口202c4より各塗布液圧力室用のノズル202b3に供給される様になっている。各ノズル202b3は第1天板202c2とノズル板202dとにより覆われることで複数の密閉されたチャネル(塗布液圧力室)が形成される様になっている。
202d1は各側壁の剪断変形に伴い、塗布液圧力室の圧力変化で塗布液を液滴の状態で吐出させるノズル吐出口を示す。ノズル吐出口の間隔は、0.02〜0.3mmが好ましい。202fは充填用の塗布液タンク305(図2を参照)から送られてくる塗布液及び洗浄液タンク306(図2を参照)のから送られてくる洗浄液の排液管を示す。排液管202fより排出された溶液は廃液管206(図2参照)を介して廃液タンク309(図2参照)で回収される様になっている。
第1天板及び第2天板の材料は特に限定されず、例えば有機材料からなってもよいが、アルミナ、窒化アルミニウム、ジルコニア、シリコン、窒化シリコン、シリコンカーバイド、石英、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等が挙げられる。
ノズル板202dを構成する基材としては、金属や樹脂が使用される。例えばステンレス、ポリイミド、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン等が好ましく採用出来る。特に好ましくはポリイミド樹脂で、Dupont社製:カプトンや宇部興産(株)製:ユーピレックス等が寸法安定性、耐インク性、耐熱性等に優れているので好ましい。尚、インクジェットヘッド内に熱交換器のような射出液体温度一定機構を設けても構わない。
図5は両側縁部に形成されたナーリング部を有する可撓性帯状基材の概略図である。図5(a)は両側縁部に形成されたナーリング部を有する可撓性帯状基材の概略平面図である。図5(b)は図5(a)のYで示される部分の拡大概略図である。図5(c)は図5(b)に示すA−A′に沿った概略断面図である。
図中、403Aは図1に示される可撓性帯状基材403の側縁部403aに塗布された塗布膜404aが乾燥処理されることで固化し形成されたナーリング部を示す。403Bは図1に示される可撓性帯状基材403の側縁部403bに塗布された塗布膜404bが乾燥処理されることで固化し形成されたナーリング部を示す。
本図は、ナーリング部403Bが可撓性帯状基材403の搬送方向(図中の矢印方向)の側縁部403bに沿って、インクジェットヘッドにより塗布液が帯状に塗布され形成された帯状凸部405bで構成されている場合を示している。
Eは可撓性帯状基材403の側縁部403bの搬送方向に沿って形成されたナーリング部403Bの幅(可撓性帯状基材403の搬送方向(図中の矢印方向)に直交する方向)を示す。可撓性帯状基材403の側縁部403aに形成されたナーリング部403Aの幅(可撓性帯状基材403の搬送方向(図中の矢印方向)に直交する方向)もナーリング部403Bの幅Eと同じである。
可撓性帯状基材403の側縁部403aと、側縁部403bとに設けられたナーリング部403Aと、ナーリング部Bとの合計の幅は、搬送安定性、巻き取り性、巻き出し性及び基材の有効面積等を考慮し、可撓性帯状基材403の全幅に対して0.5%〜40%であることが好ましい。
尚、本図ではナーリング部403Bの幅Eの全幅に帯状凸部405bが形成されているが、可撓性帯状基材403の端辺403cから可撓性帯状基材403の搬送方向(図中の矢印方向)に直交する方向に50mm以下の未塗布部を設けて帯状凸部405bを形成しても構わない。
Fは可撓性帯状基材403のナーリング部403Bの形成面403dからのナーリング部403Bの厚さ(可撓性帯状基材403に塗布され形成された帯状凸部405bの厚さ)を示す。厚さFは、搬送安定性、巻き取り性、巻き出し性及び基材の有効面積等を考慮し、20μm〜500μmであることが好ましい。厚さFは、厚み測定機(ミツトヨ(株)製 シックネスゲージ)を使用し、測定した値を示す。
尚、対向する側縁部403aに設けられたナーリング部403Aもナーリング部403Bと同じ形状をしている。
図6は図5に示される可撓性帯状基材の側縁部に形成されたナーリング部の他のパターンを示す拡大概略平面図である。
(a)に示されるナーリング部403B′に付き説明する。
ナーリング部403B′は複数本の縞状凸部405b′からストライプ状に形成されている。
E′は可撓性帯状基材403の側縁部403bの搬送方向に沿って形成されたナーリング部403B′の幅(可撓性帯状基材403の搬送方向(図中の矢印方向)に直交する方向)を示す。幅E′は図5に示すナーリング部403Bの幅Eと同じである。
Gは縞状凸部405b′の幅を示す。幅Gは、搬送安定性、巻き取り性、巻き出し性及び基材の有効面積等を考慮し、0.05mm〜5.00mmが好ましい。
幅Gは、粗さ計(ミツトヨ(株)製 評価型表面粗さ計 サーフテスト SV−3100)を使用し、測定した値を示す。
Hは各縞状凸部405b′との間隔を示す。間隔Hは、搬送安定性、巻き取り性、巻き出し性及び基材の有効面積等を考慮し、0.1mm〜2.0mmが好ましい。
間隔Hは、粗さ計(ミツトヨ(株)製 評価型表面粗さ計 サーフテスト SV−3100)を使用し、測定した値を示す。
ナーリング部403B′の厚さ(縞状凸部405b′の厚さ)は、図5に示すナーリング部403Bの厚さと同じである。
ナーリング部403B′をストライプ状に形成している縞状凸部405b′の本数はナーリング部403B′の幅E′の中で必要に応じて幅G、間隔Hを組み合わせ適宜変更することが可能である。
尚、本図は縞状凸部405b′の1本が連続して形成している場合を示しているが、点線状に縞状凸部405b′を形成しても構わない。
尚、対向する側縁部に設けられるナーリング部もナーリング部403B′と同じ形状の縞状凸部を有している。
(b)に示されるナーリング部403B″に付き説明する。
ナーリング部403B″は複数の点状凸部405b″から構成されている。
E″は可撓性帯状基材403の搬送方向(図中の矢印方向)に直交する方向のナーリング部403B″の幅を示す。幅E″は図5に示すナーリング部403Bの幅Eと同じである。点状凸部405b″のナーリング部403B″内の密度は、搬送安定性、巻き取り性、巻き出し性及び基材の有効面積等を考慮し、10個/cm〜200個/cmであることが好ましい。点状凸部405b″の密度は、1cmをルーペで観察し測定した値を示す。点状凸部405b″の体積は搬送安定性、巻き取り性、巻き出し性及び基材の有効面積等を考慮し、3×10−4mm〜2×10−2mmであることが好ましい。点状凸部405b″の体積は次の方法で求めた。
1)点状凸部が形成されているナーリング部の一定面積を取り出し、質量を測定しAとする。又、点状凸部の個数を測定する。
2)1)と同じ面積の基材のみの質量を測定しBとする。
3)A−Bで切除した点状凸部の質量を求めCとする。
4)点状凸部の1個当たりの質量を、(C/点状凸部の個数)から計算で求める。
5)点状凸部の体積を、次の計算式から求める。
点状凸部の体積=(4)で求めた点状凸部の1個当たりの質量/点状凸部を形成している物質の密度)
ナーリング部403B″の厚さ(点状凸部405b″の厚さ)は、図5に示すナーリング部403Bの厚さと同じである。尚、対向する側縁部に設けられるナーリング部もナーリング部403B″と同じ形状の点状凸部を有している。
(c)に示されるナーリング部403B″′に付き説明する。
ナーリング部403B″′は複数の短線状凸部405b″′から構成されている。E″′は可撓性帯状基材403の側縁部403bの搬送方向に沿って形成されたナーリング部403B″′の幅(可撓性帯状基材403の搬送方向(図中の矢印方向)に直交する方向)を示す。幅E″′は図5に示すナーリング部403Bの幅Eと同じである。
Iは短線状凸部405b″′の長さを示す。長さIは、搬送安定性、巻き取り性、巻き出し性及び基材の有効面積等を考慮し、0.01mm〜0.50mmであることが好ましい。長さIは、ルーペで観察し測定した値を示す。
Jは短線状凸部405b″′の幅を示す。幅Jは搬送安定性、巻き取り性、巻き出し性及び基材の有効面積等を考慮し、0.001mm〜1.0mmであることが好ましい。幅Jは、ルーペで観察し測定した値を示す。
短線状凸部405b″′のナーリング部403B″′内の密度は、搬送安定性、巻き取り性、巻き出し性及び基材の有効面積等を考慮し、10本/cm〜500本/cmであることが好ましい。ナーリング部403B″′内の密度は、1cmをルーペで観察し測定した値を示す。
尚、対向する側縁部に設けられるナーリング部もナーリング部403B″′と同じ形状の短線状凸部を有している。
図5、図6に示すナーリング部の凸部のパターンは単独でもよいし、組み合わせて形成してもよい。
図1〜図4に示すナーリング加工方法により、帯状可撓性基材の両側縁部に図5、図6に示す様な凸部から構成されるナーリング部を形成することで次の効果が挙げられる。
1.帯状可撓性基材の厚さに影響されることなく、必要とする厚さの凸部からなるナーリング部を形成することが可能となり、帯状可撓性基材の厚さ変更に柔軟に対応することが可能となった。この結果、薄い帯状可撓性基材の適用範囲を広げることが可能となった。
2.ナーリング部の形成が従来のローレットを使用した塑性変形方式でないので、ナーリング部を形成する時に、帯状可撓性基材の破断片の発生がなく、破断片の付着に伴う2次故障がなくなり品質の向上、作業効率の向上が可能となった。
3.ナーリング部のパターンの変更が容易となり作業効率の向上が可能となるのに合わせ、帯状可撓性基材の種類に合わせナーリング部のパターンの変更が容易となり適用範囲を広げることが可能となった。
次に本発明に使用する可撓性帯状基材に付き説明する。可撓性帯状基材は種類に制限はなく、プラスチックフィルム、金属シートなどを用いることが出来る。プラスチックフィルムとしては、例えばポリオレフィンフィルム(例えばポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムなど)、ポリエステルフィルム(例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレン2,6−ナフタレートフィルムなど)、ポリアミドフィルム(例えば、ポリエーテルケトンフィルムなど)、セルロースアセテートフィルム(例えば、セルローストリアセテートフィルムなど)などが挙げられる。又、金属シートとしては、例えばアルミニウム板が代表的である。又、用いる可撓性帯状基材の厚さ・幅についても、特に制限はない。
本発明に使用する塗布液としては、樹脂や高分子成分を0.5〜50質量%含んでいることが好ましい。高分子成分としては、ゼラチン、天然ゴム等が挙げられる。樹脂としては熱可塑性樹脂、熱硬化型樹脂、活性光線硬化型樹脂が挙げられる。
熱可塑性樹脂としてはメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸、ポリビニルエーテル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリスチレン、ポリブタジエン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリメチルメタクレート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド等が挙げられる。
熱硬化型樹脂としては、熱することにより硬化が進み硬化後の分子は一般に3次元の網状となるもので、例えばフェノール樹脂、尿素樹脂、ジアリルフタレート樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アミノアルキッド樹脂、メラミン−尿素共縮合樹脂、シリコン樹脂、ポリシロキサン樹脂等が挙げられる。又、これらの樹脂に必要に応じて、架橋剤、重合開始剤等の硬化剤、重合促進剤、溶剤、粘度調整剤等を加えて使用することが出来る。
活性エネルギー線硬化型樹脂としては、分子中に重合性不飽和結合又はエポキシ基を有するプレポリマー、オリゴマー及び/又はモノマーが、エネルギー線の照射により硬化してなる樹脂である。活性エネルギー線は、電磁波又は荷電粒子線の内、分子を重合又は架橋し得るエネルギー量子を有するものを指し、通常は紫外線又は電子線を用いる。
紫外線及び電子線硬化型樹脂としては特に制限はなく、従来から使用されているものの中から、適宜選択して用いることが出来る。この紫外線硬化型樹脂は、光重合性プレポリマー、又は光重合性モノマー、光重合開始剤や光増感剤を含有するものである。又、電子線硬化型樹脂は、光重合性プレポリマー又は光重合性モノマーを含有するものである。
前記光重合性プレポリマーとしては、例えばポリエステルアクリレート系、エポキシアクリレート系、ウレタンアクリレート系、ポリオールアクリレート系等が挙げられる。これらの光重合性プレポリマーは1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。又,光重合性モノマーとしては、例えばポリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
光重合開始剤としては、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、α−アミロキシムエステル、テトラメチルチュウラムモノサルファイド、チオキサントン類等が挙げられる。また、光増感剤としてn−ブチルアミン、トリエチルアミン、ポリ−n−ブチルホスフィン等を混合して用いることが出来る。
これらの樹脂・高分子成分を含んだ塗布液としては特に制限はなく、例えば樹脂材料・高分子材料を有機溶媒、水などに溶解した液、顔料分散液、コロイド状分散液などを挙げることが出来る。又、塗布液の粘度は20mPa・sec以下が好ましい。
以下、実施例を挙げて本発明の具体的な効果を示すが、本発明の態様はこれに限定されるものではない。
実施例1
(帯状可撓性基材の準備)
表1に示すように厚さを変えた、幅1000mm、長さ2000mのセルロースエステルフィルムにハードコート層を設けた基材を準備しNo.1−1〜1−3とした。
《セルロースエステルフィルムの作製》
下記のように各種添加液、各種ドープを調製して、表1に示すように厚さを変えたセルロースエステルフィルムを作製した。
(セルロースエステルフィルムの作製)
〈酸化けい素分散液Aの調製〉
アエロジルR972V(日本アエロジル(株)製) 1kg
エタノール 9kg
以上をディゾルバで30分間撹拌混合した後、マントンゴーリン型高圧分散装置を用いて分散を行い、酸化けい素分散液Aを調製した。
〈添加液Bの調製〉
セルローストリアセテート(アセチル基の置換度2.88) 6kg
メチレンクロライド 140kg
以上を密閉容器に投入し、加熱、撹拌しながら完全に溶解し、濾過した。これに10kgの上記酸化けい素分散液Aを撹拌しながら加えて、さらに30分間撹拌した後、濾過し、添加液Bを調製した。
〈ドープCの調製〉
メチレンクロライド 440kg
エタノール 35kg
セルローストリアセテート(アセチル基の置換度2.88) 100kg
トリフェニルホスフェート 10kg
エチルフタリルエチルグリコレート 2kg
チヌビン326(チバ・ジャパン(株)社製) 0.3kg
チヌビン109(チバ・ジャパン(株)社製) 0.5kg
チヌビン171(チバ・ジャパン(株)社製) 0.5kg
上記の溶剤を密閉容器に投入し、攪拌しながら残りの素材を投入し、加熱、撹拌しながら完全に溶解し、混合した。ドープを流延する温度まで下げて一晩静置し、脱泡操作を施した後、溶液を安積濾紙(株)製の安積濾紙No.244を使用して濾過した。更に上記溶液に添加液Bを3kg添加し、インラインミキサー(東レ(株)製静止型管内混合機Hi−Mixer、SWJ)で10分間混合し、濾過し、ドープCを調製した。
ドープCを濾過した後、ベルト流延装置を用い、35℃のドープを35℃のステンレスバンド支持体上に均一に流延した。その後、支持体上で乾燥させた後、ステンレスバンド支持体上からフィルムを剥離した。このときのフィルムの残留溶媒量は80%であった。ステンレスバンド支持体から剥離した後、80℃に維持された乾燥ゾーンで1分間乾燥させた後、2軸延伸テンターを用いて、残留溶媒量3〜10質量%であるときに100℃の雰囲気下で長手方向に1.03倍、幅方向に1.1倍に延伸し、幅把持を解放して、多数のロールで搬送させながら125℃の乾燥ゾーンで乾燥を終了させ、表1に示す厚さのセルロースエステルフィルムを作製した。
〔ハードコート層の塗布〕
準備した各暑さの異なるセルロースエステルフィルムの一方の面に、下記のハードコート層塗布組成物をスリットダイで塗布し、熱風の温度、風速を徐々に強め最終的に85℃で乾燥し、続いて活性光線照射部より115mJ/cmの照射強度で紫外線照射し、乾燥膜厚で5μmの中心線平均表面粗さ(Ra)12nmのハードコート層を設けた。
(ハードコート層塗布組成物)
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート単量体 60質量部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート2単量体 20質量部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート3単量体以上の成分 20質量部
ジメトキシベンゾフェノン光反応開始剤 4質量部
プロピレングリコールモノメチルエーテル 75質量部
メチルエチルケトン 75質量部
Figure 2010058311
(ナーリング加工)
図4に示す剪断モード型(ピエゾ型)インクジェットヘッドを用いた図1に示す製造装置を使用し、準備した各基材No.1−1〜1−3の両側縁部に下記に示す条件で塗布し、温度100℃で乾燥し、表2に示す様に厚さを変えた、図5に示すような、幅20mmの帯状凸部から構成される凸部の厚さを変えて形成し、2000mを巻き芯に巻き取り試料No.101〜112とした。又、準備した各基材No.1−1〜1−3の両側縁部に従来のローレットによる帯状凸部から構成される凸部の厚さを変えてナーリングを形成し、2000mを巻き芯に巻き取り比較試料No.113〜124とした。帯状凸部の厚さは、厚み測定機(ミツトヨ(株)製 シックネスゲージ)を使用し、測定した値を示す。
(インクジェットヘッドの準備)
図4に示すノズル吐出口の間隔が0.1mm、ノズル吐出口の数500個、幅500mmの剪断モード型(ピエゾ型)インクジェットヘッドを準備した。
(剪断モード型(ピエゾ型)インクジェットヘッドの配置)
剪断モード型(ピエゾ型)インクジェットヘッドのノズル表面と各基材との間隔を1000μmとなる様に、図3の(a)に示す様な方式で配置した。
(塗布液の準備)
ジペンタエリストールヘキサアクリレート
(2量体及び3量体以上の成分を含む) 100質量部
光反応開始剤(ジメトキシベンゾフェノン) 4質量部
プロピレングリコールモノメチルエーテル 30質量部
メチルエチルケトン 100質量部
(塗布条件)
剪断モード型(ピエゾ型)インクジェットヘッドからの塗布液の射出量50ml、基材の搬送速度10m/minとした。
評価
準備した各試料No.101〜124に付き、1週間放置し巻きズレ、異物付着、ナーリング部の破断の有無を以下に示す方法で確認し、以下に示す評価ランクに従って評価した結果を表2に示す。
巻きズレの評価方法
ノギスにより端面の巻き芯からのズレ量を測定した。
巻きズレの評価ランク
◎:巻きズレが1mm未満
○:巻きズレが1mm以上、5mm未満
△:巻きズレが5mm以上、10mm未満
×:巻きズレが10mm以上
異物付着の評価方法
巻き終わりから100mに付き、目視により異物の付着の個数を測定し、m当たりに換算した。
異物付着の評価ランク
◎:異物の付着の個数が0.1個/m未満
○:異物の付着の個数が0.1個/m以上、1個/m未満
△:異物の付着の個数が1個/m以上、5個/m未満
×:異物の付着の個数が5個/m以上
ナーリング部の破断の評価方法
2000mに付き、ナーリング部の破断の有り、無しを目視で観察した。
Figure 2010058311
本発明のナーリング部加工方法でナーリング部を作製した試料No.101〜112は何れも巻きズレ、異物付着、ナーリング部の破断もなく、優れた性能を有することが確認された。特に薄い基材を使用して作製した試料No.101〜104でも巻きズレ、異物付着、ナーリング部の破断もなく薄い基体の適用範囲を広げられることが確認された。又、ナーリング部の厚さの変更もインクジェットヘッドからの塗布液の射出量を変更するのみで出来、作業効率の向上が確認された。
従来のローレットを使用してナーリング部を作製した試料No.113〜124は、設けるナーリング部の厚さが厚くなると、ナーリング部の破断が見られ、破断に伴い発生した破断片の付着も確認され、又、巻きズレも発生しナーリング部の厚さの範囲が狭いことが確認された。又、ナーリング部の厚さの変更もローレットの交換に伴い作業が一旦中断されるため、作業効率は本発明のナーリング部加工方法に比べ劣ることが確認された。帯状凸部の厚さを600μmとした各試料No.104、108、112は、帯状凸部の厚さを500μmとした各試料No.103、107、111と同じ結果となり、厚くした効果が認められず、コストが掛かることが確認された。本発明の有効性が確認された。本発明の有効性が確認された。
実施例2
(帯状可撓性基材の準備)
実施例1で準備した基材No.1−1と同じ基材を準備した。
(ナーリング加工)
図4に示す剪断モード型(ピエゾ型)インクジェットヘッドを用いた図1に示す製造装置を使用し、準備した基材の両側縁部に下記に示す条件で塗布し、温度100℃で乾燥し、表3に示す様に縞状凸部の厚さ、縞状凸部の幅、縞状凸部の間隔を変えた、図6(a)に示すような、縞(ストライプ)状凸部から構成されるナーリング部を形成し、2000mを巻き芯に巻き取り、試料No.201〜248とした。縞状凸部厚さは、実施例1と同じ方法で測定した値を示す。 縞状凸部の幅は、粗さ計(ミツトヨ(株)製 評価型表面粗さ計 サーフテスト SV−3100)を使用し、10点を測定した平均値を示す。縞状凸部の間隔、粗さ計(ミツトヨ(株)製 評価型表面粗さ計 サーフテスト SV−3100)を使用し、10点を測定した平均値を示す。
(インクジェットヘッドの準備)
実施例1と同じ剪断モード型(ピエゾ型)インクジェットヘッドを準備した。
(剪断モード型(ピエゾ型)インクジェットヘッドの配置)
実施例1と同じ方式で配置した。
(塗布液の準備)
実施例1と同じ塗布液を準備した。
(塗布条件)
実施例1と同じ塗布条件とした。
評価
準備した各試料No.201〜248に付き、1週間放置し巻きズレ、異物付着、ナーリング部の破断の有無を実施例1と同じ方法で確認し、実施例1と同じ評価ランクに従って評価した結果を表3、表4に示す。
Figure 2010058311
Figure 2010058311
本発明のナーリング部加工方法でストライプ状のナーリング部を作製した試料No.201〜248は何れも巻きズレ、異物付着、ナーリング部の破断もなく、優れた性能を有することが確認された。又、ナーリング部の厚さ、縞の幅、縞の間隔の変更は何れもインクジェットヘッドからの塗布液の射出量、射出するノズルを制御するのみで出来、作業効率の向上が確認された。縞状凸部の厚さを600μmとした試料No.248は、縞状凸部の厚さを500μmとした試料No.247と同じ結果となり、厚くした効果が認められず、コストが掛かることが確認された。本発明の有効性が確認された。
実施例3
(帯状可撓性基材の準備)
実施例1で準備した基材No.1−1と同じ基材を準備した。
(ナーリング加工)
図4に示す剪断モード型(ピエゾ型)インクジェットヘッドを用いた図1に示す製造装置を使用し、準備した基材の両側縁部に下記に示す条件で塗布し、温度100℃で乾燥し、表4に示す様に点状凸部の体積、点状凸部の密度を変えた、図6(b)に示す様な、点状凸部から構成されるナーリング部を形成し、2000mを巻き芯に巻き取り試料No.301〜310とした。
点状凸部の厚さは、実施例1と同じ方法で測定した値を示す。点状凸部の密度は、1cmをルーペで観察し測定した平均値を示す。点状凸部の体積は、凸部10個を光学顕微鏡で観察した凸部半径と高さから計算で求めた平均値を示す。
(インクジェットヘッドの準備)
実施例1と同じ剪断モード型(ピエゾ型)インクジェットヘッドを準備した。
(剪断モード型(ピエゾ型)インクジェットヘッドの配置)
実施例1と同じ方式で配置した。
(塗布液の準備)
実施例1と同じ塗布液を準備した。
(塗布条件)
実施例1と同じ塗布条件とした。
評価
準備した各試料No.301〜310に付き、1週間放置し巻きズレ、異物付着、ナーリング部の破断の有無を実施例1と同じ方法で確認し、実施例1と同じ評価ランクに従って評価した結果を表5に示す。
Figure 2010058311
本発明のナーリング部加工方法で点状のナーリング部を作製した試料No.301〜310は何れも巻きズレ、異物付着、ナーリング部の破断もなく、優れた性能を有することが確認された。又、ナーリング部の厚さの変更もインクジェットヘッドからの塗布液の射出量を変更するのみで出来、作業効率の向上が確認された。本発明の有効性が確認された。
実施例4
(帯状可撓性基材の準備)
実施例1で準備した基材No.1−1と同じ基材を準備した。
(ナーリング加工)
図4に示す剪断モード型(ピエゾ型)インクジェットヘッドを用いた図1に示す製造装置を使用し、準備した基材の両側縁部に下記に示す条件で塗布し、温度100℃で乾燥し、表6に示す様に短線状凸部の厚さ、短線状凸部の密度を変えた、図6(c)に示す様な、短線状凸部から構成されるナーリング部を形成し、2000mを巻き芯に巻き取り試料No.401〜442とした。短線状凸部の長さは0.3mm、短線状凸部の幅は、0.5mmとした。短線状凸部の厚さは、実施例1と同じ方法で測定した平均値を示す。短線状凸部の密度は、10箇所の1cmをルーペで測定した平均値を示す。短線状凸部の長さは、ルーペで10本を測定した平均値を示す。短線状凸部の幅は、ルーペで10本を測定した平均値を示す。
(インクジェットヘッドの準備)
実施例1と同じ剪断モード型(ピエゾ型)インクジェットヘッドを準備した。
(剪断モード型(ピエゾ型)インクジェットヘッドの配置)
実施例1と同じ方式で配置した。
(塗布液の準備)
実施例1と同じ塗布液を準備した。
(塗布条件)
実施例1と同じ塗布条件とした。
評価
準備した各試料No.401〜442に付き、1週間放置し巻きズレ、異物付着、ナーリング部の破断の有無を実施例1と同じ方法で確認し、実施例1と同じ評価ランクに従って評価した結果を表6に示す。
Figure 2010058311
本発明のナーリング部加工方法で短線状凸部のナーリング部を作製した試料No.401〜405、407〜411、413〜417、419〜423、425〜429、431〜435は何れも巻きズレ、異物付着、ナーリング部の破断もなく、優れた性能を有することが確認された。又、ナーリング部の厚さの変更もインクジェットヘッドからの塗布液の射出量を変更するのみで出来、作業効率の向上が確認された。短線状凸部の厚さを600μmとした各試料No.406、412、418、424、430、436、442は、短線状凸部の厚さを500μmとした試料No.405、411、417、423、429、435、441と同じ結果となり、厚くした効果が認められず、コストが掛かることが確認された。又、同様に短線状凸部の密度を600本/cmにした各試料No.437〜441は短線状凸部の密度を500本/cmにした各試料No.431〜435と同じ結果となり、密度を高くした効果が認められず、コストが掛かることが確認された。
本発明の有効性が確認された。
実施例5
(帯状可撓性基材の準備)
実施例1で準備した基材No.1−1と同じ基材を準備した。
(ナーリング加工)
図4に示す剪断モード型(ピエゾ型)インクジェットヘッドを用いた図1に示す製造装置を使用し、準備した基材の両側縁部に下記に示す条件で塗布し、温度100℃で乾燥し、表5に示す様に短線状凸部の厚さ、短線状凸部の長さ、短線状凸部の幅を変えた、図6(c)に示す様な、短線状凸部から構成されるナーリング部を形成し、2000mを巻き芯に巻き取り試料No.501〜562とした。短線状凸部の密度は40本とした。短線状凸部の厚さは、実施例1と同じ方法で測定した平均値を示す。短線状凸部の密度は、実施例4と同じ方法で測定した平均値を示す。
(インクジェットヘッドの準備)
実施例1と同じ剪断モード型(ピエゾ型)インクジェットヘッドを準備した。
(剪断モード型(ピエゾ型)インクジェットヘッドの配置)
実施例1と同じ方式で配置した。
(塗布液の準備)
実施例1と同じ塗布液を準備した。
(塗布条件)
実施例1と同じ塗布条件とした。
評価
準備した各試料No.501〜562に付き、1週間放置し巻きズレ、異物付着、ナーリング部の破断の有無を実施例1と同じ方法で確認し、実施例1と同じ評価ランクに従って評価した結果を表7、表8に示す。
Figure 2010058311
Figure 2010058311
本発明のナーリング部加工方法で短線状凸部のナーリング部を作製した試料No.501〜562は何れも巻きズレ、異物付着、ナーリング部の破断もなく、優れた性能を有することが確認された。又、ナーリング部の厚さの変更もインクジェットヘッドからの塗布液の射出量を変更するのみで出来、作業効率の向上が確認された。短線状凸部の厚さを600μmとした試料No.562は、短線状凸部の厚さを500μmとした試料No.561と同じ結果となり、厚くした効果が認められずコストが掛かることが確認された。本発明の有効性が確認された。
インクジェットヘッドを用いたナーリング加工装置を使用し、可撓性帯状基材にナーリング加工部を付与する方法の一例を示す概略図である。 図1に示す製造装置の塗布液供給部の模式図である。 図1に示すインクジェットヘッドの配置の一例を示す模式図である。 一部破断面を有するインクジェットヘッドの一例を示す概略斜視図である。 両側縁部に形成されたナーリング部を有する可撓性帯状基材の概略図である。 図5に示される可撓性帯状基材の側縁部に形成されたナーリング部の他のパターンを示す拡大概略平面図である。
符号の説明
1 製造装置
2 塗布部
202、202P、202Q インクジェットヘッド
202d1 ノズル吐出口
3 塗布液供給部
4 可撓性帯状基材供給部
403 可撓性帯状基材
403a、403b 側縁部
403A、403B、403B′、403B″、403B″′ ナーリング部
403c 端辺
404a、404b 塗布膜
405b 帯状凸部
405b′ 縞状凸部
405b″ 点状凸部
405b″′ 短線状凸部
5 乾燥部
6 回収部
E、E′、E″、E″′、G、J 幅
F 厚さ
H 間隔
I 長さ

Claims (13)

  1. 可撓性帯状基材の搬送方向に沿う両側縁部にナーリング部を設けるナーリング加工方法において、前記ナーリング部にインクジェット方式により凸部を形成することを特徴とするナーリング加工方法。
  2. 前記ナーリング部は、帯状凸部で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のナーリング加工方法。
  3. 前記ナーリング部は、複数本の縞状凸部で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のナーリング加工方法。
  4. 前記縞状凸部の1本の幅が0.05mm〜5.00mmで、該縞状凸部の間隔が0.1mm〜2.0mmであることを特徴とする請求項3に記載のナーリング加工方法。
  5. 前記ナーリング部は、点状凸部で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のナーリング加工方法。
  6. 前記点状凸部の密度が10個/cm〜200個/cmであることを特徴とする請求項5に記載のナーリング加工方法。
  7. 前記点状凸部の体積が、3×10−4mm〜2×10−2mmであることを特徴とする請求項5又は6に記載のナーリング加工方法。
  8. 前記ナーリング部は、短線状凸部で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のナーリング加工方法。
  9. 前記短線状凸部の密度が10本/cm〜500本/cmであることを特徴とする請求項8に記載のナーリング加工方法。
  10. 前記短線状凸部の長さが0.01mm〜1.0mm、幅が0.001mm〜1.0mmであることを特徴とする請求項8又は9に記載のナーリング加工方法。
  11. 前記ナーリング部の厚さが、可撓性帯状基材の面から20μm〜500μmであることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載のナーリング加工方法。
  12. 前記ナーリング部の、可撓性帯状基材の搬送方向に直交する方向の幅は、該可撓性帯状基材の全幅に対して0.5%〜40.0%であることを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載のナーリング加工方法。
  13. 可撓性帯状基材の両側縁部に搬送方向に沿ってナーリング部を有する可撓性帯状基材であって、前記ナーリング部が請求項1〜12の何れか1項に記載のナーリング加工方法により形成されていることを特徴とする可撓性帯状基材。
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