JP2010057762A - パチンコ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気検知用のリードスイッチを遊技盤に適切に配置し得るパチンコ機を提供する。
【解決手段】リードスイッチ25とコネクタ32とを実装したプリント基板27を、ハウジング26の内部に配設して一体化してなる磁気検知ユニット22を設け、該磁気検知ユニット22は、リードスイッチ25が実装されたプリント基板27を、その端部をハウジング26の内部に形成された保持溝29に嵌合させることによって、ハウジング26の内部に保持され、該磁気検知ユニット22は、遊技盤8の背面に前方へ形成された装着穴23に前記ハウジング26を嵌着させることによって遊技盤8に配設される構成とした。
【選択図】図5

Description

本発明は、磁石による不正を検知するセンサを備えたパチンコ機に関し、特にセンサとしてリードスイッチを用いたものに関する。
従来、パチンコ遊技では、磁石を用いて遊技盤面を転動する遊技球を誘導したり、滞留させたりすることで過剰に入賞を発生させる不正が問題となっている。かかる不正を防止すべく、最近のパチンコ機では、遊技盤面に磁石を近づけると遊技盤に配設された磁気センサがこれを検知して、警告ランプを点灯させるなどの対策が取られている。そして、かかる磁気センサとしては低廉なリードスイッチが広く採用されている。リードスイッチは、強磁性体製のリード上に接点を取り付けてガラス管に封入してなる杆状スイッチであり、外部から磁界が加わると作動するように設計されている。従来、かかるリードスイッチを遊技盤に配設する場合には、遊技盤の背面に非貫通状の装着穴を形成し、該装着穴にリードスイッチを挿入し、保持している(特許文献1参照)。
ところで、リードスイッチは、遊技盤面に対する設置角度によって磁石を検知できる検知領域が変化することが知られている。すなわち、従来のパチンコ機のように、リードスイッチの長尺方向が遊技盤面に対して垂直になるよう配置した場合は、図18(a)に示すように、リードスイッチ25の正面(図中左方)に検知領域Cが形成され、該リードスイッチ25によって遊技盤面Aの正面にある磁石B2を検知可能となる。しかしながら、かかる場合には検知領域Cがリードスイッチ25の真正面にしか形成されないため、リードスイッチ25の正面から外れた位置にある磁石B1,B3は検知できない。
これに対して、リードスイッチの長尺方向が遊技盤面に対して平行になるように配置した場合には、図18(b)に示すように、リードスイッチ25の両端に検知領域C,Cが対をなすように形成されることとなり、遊技盤面A前方の広範囲に検知領域Cが形成される。しかしながら、かかる場合では、検知領域Cが前方(図中左方)へ広がる距離が短くなり、磁石B1,B3が遊技盤面Aから比較的遠くに離間すると検知できない。また、リードスイッチ25の真正面に検知領域Cが形成されず、リードスイッチ25の真正面にある磁石B2を検知できない。
実開昭54−119476号公報 (第5図)
上述のように、リードスイッチは、遊技盤面に対する設置角度によって検知領域が変化するため、リードスイッチを遊技盤に配設する際にはその設置角度を適切に規定しなくてはならない。しかしながら、リードスイッチは、太さが数ミリ程度の小さく、脆い精密部品であるため、遊技盤に装着する際にリードスイッチの設置角度がずれ易く、リードスイッチの検知領域が設計通りとならないことが多く、検知すべき磁石を検知できなかったり、ソレノイド等の電気機器の発する磁気に反応して誤作動したりする不具合を生じていた。
本発明はかかる問題の解決を試みたものであり、磁気検知用のリードスイッチを遊技盤に正確に配設し得るパチンコ機の提供を目的とする。
本発明は、リードスイッチを実装したプリント基板を、ハウジングの内部に配設して一体化してなる磁気検知ユニットを備え、該磁気検知ユニットは、リードスイッチが実装されたプリント基板を、その端部をハウジングの内部に形成された保持溝に嵌合させることによって、ハウジングの内部に保持され、該磁気検知ユニットは、遊技盤の背面に形成された装着穴に前記ハウジングを嵌着させることによって遊技盤に配設されていることを特徴とするパチンコ機である。
かかる構成にあっては、リードスイッチはプリント基板に実装され、プリント基板はハウジング内部の保持溝に保持され、さらにハウジングは遊技盤の装着穴に嵌着されているため、遊技盤面に対するリードスイッチの角度は正確に規定される。また、リードスイッチはハウジングに収容した状態で遊技盤に取付けできるため、リードスイッチに直接触れずに遊技盤に簡単に装着でき、装着時にリードスイッチを破損するおそれもなくなる。
本発明において、前記プリント基板には複数のリードスイッチが実装されていることが望ましい。かかる構成にあっては、複数のリードスイッチを基板上に適宜配置して、各リードスイッチの検知領域を重ね合わせることによって、広く、隙のない検知領域を形成できる。リードスイッチの最適な配置態様は、磁気検知ユニットの設置場所やリードスイッチの感度等によって変化するため一義的に決定されるものではないが、好適な配置として、二個の杆状のリードスイッチを遊技盤面と垂直な面に対してT字状をなすようにハウジング内に配置する構成が提案される。また、二個の杆状のリードスイッチを遊技盤面と垂直な面に対してV字状又はハ字状をなすようにハウジング内に配置する構成が提案される。また、二個の杆状のリードスイッチを遊技盤面と垂直な面に対してX字状をなすようにハウジング内に配置する構成が提案される。また、二個の杆状のリードスイッチを遊技盤面と平行な直線に沿うようにハウジング内に配置する構成が提案される。また、二個の杆状のリードスイッチを遊技盤面に対してT字状をなすようにハウジング内に配置する構成が提案される。また、三個の杆状のリードスイッチを、ハウジング内で前後、左右、上下方向に配置する構成が提案される。
また、本発明において、前記リードスイッチは、前記プリント基板の配線を介して、該プリント基板に実装されたコネクタと接続されている構成が提案される。かかる構成にあっては、該コネクタを介してリードスイッチをパチンコ機の制御装置等と容易に接続できる。特に、プリント基板上にリードスイッチが複数実装される場合には、各リードスイッチを共通のコネクタを介して制御装置等と接続できるため、接続作業が極めて容易となる。
また、本発明において、前記プリント基板は、前記ハウジングの背面側に形成された開口からハウジングの内部に収容される構成が提案される。かかる構成にあっては、ハウジングを遊技盤の装着穴に嵌着させた状態で、背面側の開口を介してプリント基板を着脱可能となる。このため、リードスイッチに不具合が生じた場合には、ハウジングを取り外すことなくプリント基板のみを交換するだけで修理できる。また、磁気検知ユニットを製造する際に、先にハウジングを遊技盤の装着穴に取り付けてから、リードスイッチを実装したプリント基板を背面側からハウジング内に収容するなど、多様な製造方法が可能となる。
また、本発明において、前記磁気検知ユニットのハウジングの外側には、無端環状の強磁性体からなる磁気シールドが周設されている構成が提案される。かかる構成にあっては、磁気シールドによって磁気ノイズを遮断可能となるため、磁気シールドを適切に配置することによって、磁気検知ユニットの周囲に配設されるソレノイド等の電子機器の発する磁気ノイズによってリードスイッチが誤作動するのを防止できる。そして、これにより、磁気検知ユニットを他の電子機器の一層近くに配設可能となるから、磁気検知ユニットの配置の自由度も向上できる。
また、本発明において、ハウジングが、装着穴の奥面を背面側から支持するように遊技盤に固定されている構成が提案される。ここで、装着穴の「奥面」とは、装着穴の内壁面の中で、前方の突き当たりを形成する壁面である。かかる構成にあっては、装着穴の奥面を、磁気検知ユニットのハウジングによって背面側から支持することにより遊技盤を補強できるから、装着穴形成部分において遊技盤の強度が不足せず、遊技球が当たった衝撃で遊技盤が破損することがない。すなわち、本発明によれば、遊技盤の強度を不足させることなく、装着穴の奥面を遊技盤面近くまで形成することができ、磁気検知ユニットを遊技盤面近くに配置することで、リードスイッチの検知領域をより前方に形成できるという利点がある。特に、上述したように、リードスイッチの長尺方向が遊技盤面に対して平行になるように配置する場合には、垂直に配置する場合に比べて装着穴が大きくなり、また、検知領域が前方に広がり難いため、本発明の構成を適用すれば多大な効果が得られる。
また、本発明において、前記遊技盤は、木製合板の前面に樹脂製のセル板を貼付してなるものであり、前記装着穴は木製合板を貫通しており、前記装着穴の奥面は前記セル板の裏面によって構成されることが提案される。かかる構成にあっては、磁気検知ユニットを遊技盤面に露出させない範囲で、可能な限り前方に配置可能となる。
本発明において、前記ハウジングは、前記装着穴の内周面を支持するように遊技盤に固定されていることが提案される。ここで、装着穴の「内周面」とは、装着穴の内壁面の中で「奥面」を除く部分を形成する壁面である。かかる構成にあっては、装着穴を遊技釘の近傍に適切に形成することが可能となり、磁気検知ユニットの配設位置の自由度を高めることができる。すなわち、従来の装着穴であれば、遊技釘の近傍部位に装着穴を形成すると、釘調整の際に加わる負荷によって装着穴の内周面が破損するおそれがあるが、本発明のように装着穴の内周面をハウジングで支持して補強してやれば、釘調整の際に装着穴が破損するおそれが解消される。
本発明において、磁気検知ユニットのハウジングを遊技盤に固定する手段は特に限定されないが、例えば、前記ハウジングは、装着穴に嵌着した状態で遊技盤の背面に当接することとなるフランジ部を備え、該フランジ部を遊技盤の背面に螺子止め又は釘止めされることによって遊技盤面に固定される構成が提案される。
また、前記ハウジングは、その外側面に弾性材を備え、該弾性材を介して装着穴の内周面に弾接することによって遊技盤に固定される構成が提案される。かかる構成にあっては、磁気検知ユニットを釘や螺子で固定する手間が不要であるため、磁気検知ユニットを遊技盤に極めて簡単に装着できる。
また、前記ハウジングは、装着穴の内周面に接着されることによって遊技盤に固定される構成も提案される。かかる構成にあっては、装着穴とハウジングとを、接着剤を介して密着できるため、ハウジングによって装着穴の奥面及び内周面を均一に支持できる。
以上のように、本発明によれば、遊技盤面に対するリードスイッチの設置角度を正確に合わせることができ、リードスイッチの検知領域が設計通りの領域に確実に形成できる。このため、本発明のパチンコ機にあっては、リードスイッチが検知すべき磁石を検知しなかったり、ソレノイド等の電気機器の発する磁気に反応して誤作動したりする不具合がなくなる。また、本発明によれば、リードスイッチをハウジングに収容した状態で遊技盤に取付けできるため、リードスイッチの遊技盤への装着作業が簡易なものとなり、また、装着作業の際にリードスイッチが破損するおそれがなくなる。
本発明の実施形態を、以下の実施例に従って説明する。
本実施例のパチンコ機1は、図1に示すように、遊技島(図示省略)に固定される正面視長方形状の外枠2と、該外枠2の開口部分に、開閉可能に配設される前枠3とを備える。該外枠2は、長尺板片を組み付けてなるものであり、その左側部に設けられたヒンジ部材4を介して、前記前枠3を片開き可能に枢支している。
一方、前枠3は、中央上部に、略正方形状の遊技開口5が形成された方形状の樹脂製板からなり、該遊技開口5の下方前面には、前面に上皿11が回動可能に配設され、さらに、上皿11の下方には、遊技球を貯留する下皿12と、この下皿12の右側に突出する発射ハンドル6とが備えられている。
前記遊技開口5には、矩形板状の遊技盤8が、遊技開口5全体を後方から塞ぐように配設され、また、該遊技盤8の前方には、遊技盤8前面を透視可能遮蔽する遊技扉10が配設される。この遊技扉10は、略方形状の枠部15に2枚の透明板9を具備してなり、該枠部15の左側部を遊技開口5の左側縁に枢支されることにより、開閉可能となっている。
遊技盤8は、図2に示すように、木製合板13の前面全体に、プラスチックシートに装飾が施したセル板14を貼付してなるものである。遊技盤8の前面には、長尺な金属レール16を、湾曲して取り付けることにより、円形の遊技領域7と円弧状の案内通路17が区画形成されており、遊技盤8の右下方に配設される発射装置(図示省略)から発射された遊技球を、案内通路17を介して遊技領域7左上部へ放出するようになっている。そして、遊技領域7には、遊技釘18等の各種遊技部材が配設されており、遊技領域7へ放出された遊技球は、遊技部材間を転動流下し、遊技盤8に形成されるアウト口20や入賞口19に流入し、遊技盤8の裏側へ排出される。
以下に、本発明の要部に係る構成を詳細に説明する。
本発明に係る磁気検知ユニット22は、入賞口19の近傍など、磁石による不正が行われ易い箇所に遊技盤8の背面側から取り付けられる。
磁気検知ユニット22は、図3,4に示すように、二個の杆状のリードスイッチ25,25が実装されたプリント基板27をハウジング26の内部に装着してなるものである。
ハウジング26は、樹脂製の直方体状箱型部材であり、その内部には背面側に開口する収容部31が形成されている。収容部31の内側面には左右一対の保持溝29,29が前後方向に形成されており、保持溝29にプリント基板27の両端部を後方から内嵌させることによって収容部31の内部にプリント基板27を水平に保持可能となっている。また、一方の保持溝29の入口付近には係止突部30が形成されており、プリント基板27を収容部31の奥まで挿入すると、係止突部30がプリント基板27の角に形成された切欠35と係合してプリント基板27が引き抜き困難に係止される。また、ハウジング26の後端には、左右一対のフランジ部28,28が外側に向けて形成される。各フランジ部28には貫通孔33が形成されており、該フランジ部28を遊技盤8の背面に螺子止め又は釘止めすることによってハウジング26を遊技盤8に固定するようになっている(図5参照)。
リードスイッチ25は、磁気検知に用いられる汎用品を好適に使用できる。これらはガラス管の部分を樹脂でカバーしたものや、ケースに収容したものを用いることもできる。また、二個のリードスイッチ25は同種のものでなくてもよい。
プリント基板27は、一般的なプリント基板であり、上述のように、その両側部をハウジング26の保持溝29と嵌合させることによってハウジング26内部に水平に保持される。プリント基板27の上面には、二個のリードスイッチ25がT字状をなすように実装されており、「T字」の横棒を構成するリードスイッチ25が前方寄りに位置するようにハウジング26に保持される。各リードスイッチ25は、プリント基板27の配線を介してプリント基板27の左後端部に取り付けられたコネクタ32と電気的に接続されており、該コネクタ32を介してパチンコ機1の制御装置(図示省略)に接続される。
磁気検知ユニット22は、図5に示すように、遊技盤8の背面に前方へ向けて形成された装着穴23に嵌着される。装着穴23は木製合板13の背面から前方に非貫通状に穿設されて、その奥面(前側の内壁面)を遊技盤面A近くに位置させるものであり、且つ、上記磁気検知ユニット22を密嵌させ得る形状に形成されたものである。すなわち、磁気検知ユニット22が装着穴23の奥まで内嵌した状態で、ハウジング26の前面が装着穴23の奥面に密接するとともに、ハウジング26の上下左右の外側面が装着穴23の内周面(上下左右の内壁面)と当接している。そして、かかる状態で、フランジ部28,28が遊技盤8の背面に当接し、固定釘37によって固定されている。
かかる構成にあっては、前方から透明板9に近づけた磁石がリードスイッチ25,25の検知領域C(図6参照)に侵入すると、リードスイッチ25が該磁石の磁気に反応してON作動する。そして、ON作動を制御装置(図示省略)が検知して警告ランプを点灯させる。なお、制御装置の構成や磁気検知時の警告態様は既存のパチンコ機の構成を適用可能であるため、詳細な説明は省略する。
このように、本実施例に係る磁気検知ユニット22は、二個のリードスイッチ25を実装したプリント基板17をハウジング26に収容してなるものであるから、予めリードスイッチ25をプリント基板27に実装しておけば、小さく精密なリードスイッチ25を直接触れることなく遊技盤8に装着できる。また、二個のリードスイッチ25はプリント基板27に実装され、ハウジング26の保持溝に保持されるため、リードスイッチ25を所要の角度で正確に設置でき、各リードスイッチ25の検知領域を適切な領域に形成できる。このため、本実施例の構成にあっては、各リードスイッチによって磁石を正確に検知でき、また、該リードスイッチが他の遊技部材の生じる磁気に反応して誤作動するおそれもない。
また、各リードスイッチ25はプリント基板27の配線を介してコネクタ32と接続されているから、該コネクタ32を介して各リードスイッチ25を一括して制御装置に接続できる。
また、プリント基板27は、背面側の開口からハウジング26の収容部23に収容する構成となっているから、リードスイッチ25が故障した時に、ハウジング26を装着穴23に嵌着したままプリント基板27を交換するだけで修理できる。また、磁気検知ユニット22の製造時には、先にハウジング23のみを装着穴23に嵌着してから、リードスイッチ25を実装したプリント基板27を背面側の開口から収容部23に収容することができ、多様な製造方法が可能となる。
また、かかる構成にあっては、図5に示すように、磁気検知ユニット22の二個のリードスイッチ25が遊技盤面Aに対して垂直な面(水平面)に沿ってT字状に配置される。このため、図6に示すように、遊技盤面Aに平行に配置されたリードスイッチ25の検知領域C1と、遊技盤面Aに垂直に配置されたリードスイッチ25の検知領域C2が合成されることによって、磁気検知ユニット22の前方には、広く、隙のない検知領域Cが形成される。特に、本実施例にあっては、図5に示すように、二個のリードスイッチ25のうち、遊技盤面Aと平行なものを前寄りに配置しており、さらに、装着穴23を遊技盤面A近くまで形成することで該リードスイッチ25を遊技盤面A近くに配置しているから、図6に示すように、当該リードスイッチ25の検知領域C1が透明板9のかなり前方にまで形成され、該検知領域C1によって磁石による不正を適切に検知可能となっている。
また、本実施例にあっては、磁気検知ユニット22が、ハウジング26の前面を装着穴23の奥面に当接した状態で遊技盤8に固定され、装着穴23の奥面を背面側から支持している。このため、図5に示すように、装着穴23が遊技盤面A近くまで形成されて、装着穴23の形成部分で遊技盤8自体の強度が不足しても、遊技盤8は凹んだり破損したりすることがない。また、本実施例にあっては、磁気検知ユニット22のハウジング26が、装着穴23の内周面全体に当接した状態で遊技盤8に固定され、装着穴23の内周面も支持している。このため、図5に示すように、磁気検知ユニット22の近傍に遊技釘18が打ち込まれていても、当該遊技釘18の調整時に加わる負荷によって装着穴23の内周面が破損するおそれがない。
次に、上記実施例の構成を一部変更した変形例について説明する。なお、下記の説明では、上記実施例と構成の共通する部分に関しては符号を共通させて説明を省略する。
図7は、上記実施例の構成を変更した変形例を示すものである。かかる変形例では、装着穴23aが遊技盤8を構成する木製合板13を貫通しており、装着穴23aの奥面(前側の内壁面)がセル板14の裏面によって形成され、磁気検知ユニット22は、ハウジング26の前面をセル板14の裏面に当接した状態で遊技盤8に固定される。かかる構成にあっては、図7に示すように、磁気検知ユニット22を遊技盤面Aに露出させることなく、可能な限り前方に配置できるため、リードスイッチ25の検知領域を遊技盤面Aのより前方に形成することができ、遊技盤面Aから離れた位置にある磁石を検知し易くなる。また、本実施例にあって、セル板14の、装着穴23の奥面を形成する部位は、ハウジング26によって背面側から支持されるので、遊技球が当たってもセル板14が破損するおそれはない。
図8,9は、磁気検知ユニットの固定態様を変更した変形例を示すものである。かかる変形例においては、磁気検知ユニット22aのハウジング26の左右外側部にゴム製の弾性材40,40が一体的に接合される。かかる弾性材40の外側面には、後方寄りに突出する突部41が複数形成されており、該弾性材40を装着穴23の内周面に圧接させながら磁気検知ユニット22aを装着穴23に挿入すると、突部41が装着穴23の内周面に弾接して磁気検知ユニット22aが固定される。かかる構成にあっては、磁気検知ユニット22aを釘や螺子で固定する手間が不要であるため、磁気検知ユニット22aを遊技盤8に簡単に装着できる。また、ハウジング26が弾性材40を介して装着穴23の内周面と弾接しているため、装着穴23の内周面をより強固に支持できるという利点がある。
図10は、磁気検知ユニットの固定態様を変更した変形例を示すものである。かかる変形例では、磁気検知ユニット22bのハウジング26は、その外表面に配された接着剤39によって、装着穴23の奥面及び内周面と一体的に接着される。かかる構成にあっては、装着穴23とハウジング26とが接着剤39を介して密着されるため、ハウジング26によって装着穴23の奥面及び内周面がムラなく均一に支持される。
図11は、磁気検知ユニットの変形例を示すものである。かかる変形例の磁気検知ユニット22cは、二個のリードスイッチ25を遊技盤面Aに対してT字状をなすようにハウジング26a内に配置するものである。具体的には、ハウジング26aは略立方体形状をなしており、その後端には、遊技盤8の背面に釘止めされる一対のフランジ部28a,28aが外側に向けて形成されている。ハウジング26aの収容部31aは、上部及び後部に開口している。そして、収容部31aの左右の内側面には、前縁寄りに左右一対の保持溝29a,29aが上下方向に形成されており、保持溝29aにプリント基板27aの両端部を内嵌させることによって、該プリント基板27aが遊技盤面Aと平行な姿勢で収容部31a内に保持される。収容部31aに保持されるプリント基板27aは上記実施例のプリント基板27と略同じものであり、その板面には二個のリードスイッチ25がT字状に配置され、左下部にはコネクタ32aが取り付けられている。このように、上記実施例ではハウジング内にプリント基板が水平に保持されていたが、本発明においては、プリント基板を保持する角度は特に限定されず、本変形例のように遊技盤面と平行にプリント基板を保持してもかまわない。
図12,13は、上記実施例から、プリント基板27に実装するリードスイッチ25の配置を変更した変形例を示すものである。図12(a),(b)は、プリント基板27に二個のリードスイッチ25をV字状又はハ字状に配置した変形例である。かかる変形例では、二個のリードスイッチ25が遊技盤面Aに対して夫々異なる角度で傾くことにより、遊技盤面A前方に広い検知領域が形成されることとなる。また、図13(a)は、プリント基板27の両面にリードスイッチ25を取り付けることによって二個のリードスイッチ25をX字状に配置した変形例である。かかる変形例にあっても、二個のリードスイッチ25が遊技盤面Aに対して夫々異なる角度で傾くことで、遊技盤面A前方に広い検知領域が形成される。また、図13(b)は、二個のリードスイッチ25を遊技盤面Aと平行な直線に沿うようにプリント基板27に配置した変形例である。かかる変形例にあっては、一方のリードスイッチ25の検知領域C3と他方のリードスイッチ25の検知領域C4とが、互いのリードスイッチ25の真正面の非検知領域を解消するように形成されるため、全体として広く、隙のない検知領域が形成される。このように、上記実施例では、プリント基板27に対して二個のリードスイッチ25がT字状に配置されていたが、プリント基板27に配置するリードスイッチ25の数や配置は、磁気検知ユニットの設置場所や、リードスイッチの感度等に合わせて適宜変更可能である。
また、図14は、磁気検知ユニットの変形例を示すものである。かかる変形例の磁気検知ユニット22dは、三個の杆状リードスイッチ25を、ハウジング26b内に、前後、左右、上下に配置している。詳述すると、ハウジング26bは略直方体形状をなしており、その後端には、遊技盤8の背面に釘止めされる一対のフランジ部28b,28bが外側に向けて形成されている。ハウジング26bの収容部31bは、上部及び後部に開口している。収容部31bの左右の内側面には、中央部を前後に横断するように一対の保持溝29b,29bが形成されており、該保持溝29bに後方からプリント基板27bの両端部を内嵌させることによって、該プリント基板27bが収容部31b内に水平な姿勢で保持される。また、収容部31bの左右の内側面には、前縁寄り位置に一対の保持溝29c,29cが上下方向に形成されており、該保持溝29cに上方からプリント基板27cの両端部を内嵌させることによって、該プリント基板27cが遊技盤面Aと平行な姿勢で収容部31bの前寄りに保持される。収容部31bに水平に保持されるプリント基板27bは、上記実施例のプリント基板27と同構成のものであり、その上面には二個のリードスイッチ25がT字状に配置されている。一方、遊技盤面Aと平行に保持されるプリント基板27cには、一個のリードスイッチ25が鉛直方向に実装されており、その右上部には該リードスイッチ25と電気的に接続するコネクタ32bが配設される。
かかる構成にあっては、図15に示すように、水平なプリント基板27bにT字状に実装された二個のリードスイッチ25a,25bと、遊技盤面Aと平行なプリント基板27cに実装された上下方向のリードスイッチ25cとが、前後、左右、上下の三軸方向に夫々配置される。かかる構成では、上下、左右に配置された二個のリードスイッチ25b,25cが、遊技盤面Aに対して十字状に交差するよう配置されて、遊技盤面Aの前方に広い検知領域を形成する。そして、上下、左右のリードスイッチ25b,25cの真後ろに前後に配置された一個のリードスイッチ25aが、上下、左右リードスイッチ25b,25cの真正面に検知領域を形成することによって、全体として隙間のない検知領域が形成される。
図16,17は、磁気検知ユニットの別の変形例を示すものである。かかる変形例の磁気検知ユニット22eにあっては、ハウジング26の後部に磁気シールド42が周設される。磁気シールド42は、強磁性体(鉄)を無端環状の板片に成形してなるものであり、ハウジング26の後部を周囲から被覆するようにハウジング26に外嵌している。かかる構成では、磁気シールド42の作用によって、磁気検知ユニット22eの周囲に配設される形成されるソレノイドやその他の電子機器の発する磁気によって磁気検知ユニットが誤作動し難くなる。このため、かかる構成にあっては、磁気検知ユニットを他の電子機器の一層近くに配設可能となり、磁気検知ユニットの配置の自由度が向上される。
なお、本発明におけるパチンコ機は、上記実施例の形態に限らず本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。
例えば、本発明に係る磁気検知ユニットは、パチンコ機に少なくとも一つ配設されていればよく、また、その他の構成の磁気センサを備えていてもかまわない。
また、ハウジングの構成材料としては、樹脂に限らず非磁性金属を用いてもかまわない。また、磁気検知ユニットの性能を大きく損なわない範囲であればハウジングの構成材料に磁性体を用いてもかまわない。
実施例のパチンコ機1の斜視図である。 遊技盤8の斜視図である。 磁気検知ユニット22の斜視図である。 磁気検知ユニット22の分解斜視図である。 磁気検知ユニット22の装着部分を含む遊技盤8の部分横断面図である。 磁気検知ユニット22の検知領域Cを示す説明図である。 変形例に係る遊技盤8の部分横断面図である。 変形例に係る磁気検知ユニット22aの斜視図である。 変形例に係る遊技盤8の部分横断面図である。 変形例に係る遊技盤8の部分横断面図である。 変形例に係る磁気検知ユニット22cの分解斜視図である。 リードスイッチ25の別の配置態様を示す説明図である。 リードスイッチ25の別の配置態様を示す説明図である。 変形例に係る磁気検知ユニット22dの分解斜視図である。 変形例に係るリードスイッチ25の配置態様を示す説明図である。 変形例に係る磁気検知ユニット22eの斜視図である。 変形例に係る遊技盤8の部分横断面図である。 リードスイッチ25の検知領域Cを示す説明図である。
符号の説明
1 パチンコ機
8 遊技盤
9 透明板
13 木製合板
14 セル板
18 遊技釘
22,22a,22b,22c,22d,22e 磁気検知ユニット
23,23a 装着穴
25,25a,25b,25c リードスイッチ
26,26a,26b ハウジング
27,27a,27b,27c プリント基板
28,28a,28b フランジ部
29,29a,29b,29c 保持溝
31,31a,31b 収容部
32,32a,32b コネクタ
39 接着剤
40 弾性材
42 磁気シールド
A 遊技盤面
B 磁石
C,C1,C2,C3,C4 検知領域

Claims (5)

  1. リードスイッチを実装したプリント基板を、ハウジングの内部に配設して一体化してなる磁気検知ユニットを備え、
    該磁気検知ユニットは、リードスイッチが実装されたプリント基板を、その端部をハウジングの内部に形成された保持溝に嵌合させることによって、ハウジングの内部に保持され、
    該磁気検知ユニットは、遊技盤の背面に形成された装着穴に前記ハウジングを嵌着させることによって遊技盤に配設されていることを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記プリント基板は、ハウジングの背面側に形成された開口から前記ハウジングの内部に収容されていることを特徴とする請求項1記載のパチンコ機。
  3. 前記プリント基板には複数のリードスイッチが実装されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパチンコ機。
  4. 前記リードスイッチは、前記プリント基板の配線を介して、該プリント基板に実装されたコネクタと接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のパチンコ機。
  5. 前記磁気検知ユニットのハウジングの外側には、無端環状の強磁性体からなる磁気シールドが周設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のパチンコ機。
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