JP2010057758A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】始動入賞口を複数設け、当該複数の始動入賞口に対応する保留球の数に応じて特別図柄ゲームを実行する保留球を考慮したパチンコ遊技機や、保留球の取得乱数を先読みして、大当りか否かを報知するパチンコ遊技機が従来知られているが、前者は保留球の数のみであり、後者は単に先読みの報知を行うだけで、複数始動口に対応する保留球の先読み等、保留球の活用による遊技の興趣向上に欠ける問題があった。
【解決手段】特別図柄変動ゲーム開始時に、複数の始動口に対応する保留球が各々存在するとき、次回の特別図柄変動ゲーム実行の起因となる保留球について、大当であるか否かを先読み判定し、当該先読み判定に基づいて、遊技者がその大当り期待度を認識できる所定演出を前記開始された特別図柄変動ゲームに行わせる。
【選択図】図10

Description

本発明は、始動入賞口に入球することにより変動表示装置に表示される識別情報(以下「特別図柄」という)がスクロール変動し、所定時間後に変動停止したときの識別情報の停止表示結果態様に基づいて遊技価値の付与を可能とする、特別図柄ゲームを行う遊技機において、当該特別図柄ゲーム実行の契機となる始動入賞口を複数備えたパチンコ遊技機に関する。
複数の始動入賞口を備え、当該始動入賞口に入球することにより、特別図柄ゲームが実行されるパチンコ遊技機において、複数の始動入賞口の内の1の始動入賞口に対応した保留球数が所定数以上のとき、当該始動入賞口に対応する特別図柄ゲームを実行させるパチンコ遊技機、要するに、保留球を考慮した遊技を行うパチンコ遊技機は従来知られていた(特許文献1参照)。
また、始動入賞口が単数ではあるが、保留球が存在する場合に、当該保留球の乱数判定結果が大当りか否かを先読み表示するパチンコ遊技機(特許文献2参照)も知られていた。
特開2005−185682号公報 特開2004−49893号公報
特許文献1に示されるような従来技術においては、始動入賞口に対応する保留球が所定数にならない限り当該始動入賞口に対応する特別図柄ゲームが実行されないこととなるので、始動入賞口を複数設けたことによる遊技の興趣が発揮されないばかりでなく、始動入賞口毎に乱数抽選によって付加される遊技価値の有利度合いが相違するときは、特別図柄ゲームの実行が一方、特に遊技価値が小の特別図柄ゲームに偏ってしまうと遊技の興趣が低下する問題点が生じていた。
また、特許文献2に示されるような従来技術においては、保留球の乱数判定結果を単に先読み表示するだけで、先読みによる遊技の興趣向上に繋がるものではなく、遊技の興趣に欠ける問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、次回実行される特別図柄ゲームの保留球について、取得乱数が大当り判定となるか否かを先読み判定し、当該先読み判定に基づいて、遊技者がその大当り期待度を認識できる所定演出を今回の特別図柄変動ゲームに行わせる遊技機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、
特別図柄を変動表示する特別図柄表示装置と、
遊技球が流下する遊技領域に配設されて、前記特別図柄表示装置にて行う特別図柄ゲームのゲーム開始の契機となる複数の始動入賞装置と、
可動片及び入賞部を備える役物装置とが
少なくとも配設された遊技盤と、
始動入賞装置への遊技球の入球に応じて行う乱数抽選の判定結果に応じた特別図柄の変動後に行う停止図柄で停止表示させると共に所定演出の実行を可能とする特別図柄変動ゲームと、
当該停止図柄が大当り表示となるときには前記可動片の作動と共に通常遊技より遊技者に有利な特別遊技状態を判定結果に応じて満了条件が満たされるまで設定する特別図柄特別遊技とを行う特別図柄ゲーム実行手段と、
前記特別図柄の変動表示中に各始動入賞装置に入球した遊技球を、乱数抽選の取得乱数に応じる保留球数として入球した各始動入賞装置に対応して順次記憶する各保留球記憶手段と、
前記取得乱数に基づいた判定に際し、始動入賞装置毎に作成されている、前記特別遊技状態の有利度合いを相違させたテーブルを、当該取得乱数に適した前記始動入賞装置のテーブルに変更する特別遊技状態テーブル変更手段と、
少なくとも前記各手段を含む各種パチンコ遊技手段を制御する遊技制御手段と、
を備えるパチンコ遊技機において、
前記遊技制御手段は、
前記始動入賞装置への入球検知信号の受信に基づいて乱数を取得すると、保留球記憶手段に保留球数が記憶されていないときは、
当該乱数を用いて前記特別図柄ゲーム実行手段を制御して当該始動入賞装置に対応する特別図柄に係わる特別図柄表示装置に前記特別図柄変動ゲームを実行させ、
前記保留球記憶手段に保留球数が記憶されているときは、当該取得した乱数を記憶し、前記記憶されている1の保留球数に係わる乱数抽選の判定をした後に、その判定に用いた保留球数に関する記憶を保留球記憶手段から消去して特別図柄変動ゲームを実行すると共に、
当該特別図柄変動ゲーム開始直前の遊技球の保留状態が、1の始動入賞装置に対応する保留球記憶手段と他の始動入賞装置に対応する保留球記憶手段とに保留球数が共に記憶されているとの条件が充足されるときは、保留球数に基づいて次回行う特別図柄変動ゲームを、前記1の始動入賞装置に対応する特別図柄変動ゲームにて実行するか、又は前記他の始動入賞装置に対応する特別図柄変動ゲームにて実行するかを所定手法により先読み判定し、当該先読み判定した内容を含む特別図柄変動ゲームをセットし、
今回実行させる特別図柄変動ゲームに前記セットした次回行う特別図柄変動ゲームの内容が認識可能な所定演出を行わせることを特徴とする。
尚、上記の「所定手法により先読み判定」における所定手法として、例えば、始動入賞装置への遊技球の入球に応じて当たり判定用とは別に抽出した一方の特別図柄変動ゲームに係わる乱数値と、他方の特別図柄変動ゲームに係わる乱数値とを、減算又は加算した、差分値又は合計値が予め定めた閾値を超えたか否かで、一方又は他方の特別図柄変動ゲームのどちらを次回優先して実行させるかを決定したり、又は前述の一方の特別図柄変動ゲームに係わる乱数値と、他方の特別図柄変動ゲームに係わる乱数値とを比較して、一方が他方に対して大きい値か小さい値かで、一方又は他方の特別図柄変動ゲームのどちらを次回優先して実行させるかを決定すること等を、ランダム性を有する判定手法の例として挙げることができる。
又、上記の「次回行う特別図柄変動ゲームの内容が認識可能な所定演出」とは、次回行われる特別図柄変動ゲームが、一方又は他方のどちらの特別図柄変動ゲームとなるかを、今回の特別図柄変動ゲームの実行期間の所定タイミングで遊技者に知らしめる液晶報知、音響報知、光報知、役物による可動報知、又はこれらの組合せ等を例として挙げることができる。
これにより、例えば、一方より他方の特別図柄変動ゲームの方が有利なゲーム展開となる可能性を高くした場合には、他方の特別図柄変動ゲームに対する期待感演出の増強を図れるようにできる。
請求項2に記載の発明は、
前記特別図柄変動ゲームを実行させる際に、既に記憶してある保留球数を用いて乱数抽選の判定を先んじて行い、次回判定する保留球数に係わる抽選結果が認識可能な所定演出を行わせることを特徴とする。
尚、上記の「保留球数に係わる抽選結果が認識可能な所定演出」とは、次回行われる特別図柄変動ゲームに基づく特別図柄の変動後に行う停止図柄が大当り表示となるか否かを、今回の特別図柄変動ゲームの実行期間の所定タイミングで遊技者に知らしめる液晶報知、音響報知、光報知、役物による可動報知、又はこれらの組合せ、或いはこれらと請求項1の所定演出との組合せ等を例として挙げることができる。
請求項3に記載の発明は、
前記所定演出が、ハズレ表示を行った後、1の特別図柄に対応する第1キャラクタと他の特別図柄に対応する第2キャラクタを出現させて、それらのキャラクタが前記先読み判定結果に基づいて行うバトル過程を視認させることにより、当該先読み判定結果の認識を可能とすることを特徴とする。
尚、前記ハズレ表示を行った場合は、その後、次回行う特別図柄変動ゲームに関する所定演出を行うようにすることで、また、今回の特別図柄変動ゲームが当たり表示を行う場合には、前述の所定演出を行わないようにして今回の特別図柄変動ゲームに係わる当たりとなる際の価値感を盛り下げないようにしている。
本発明は、特別図柄ゲームが始動入賞口に対応する保留球に基づいて行われるとき、複数設けられた始動入賞口の内のどの始動口に対応した保留球に基づいて特別図柄ゲームが実行されるのかが抽選などによりに決定されるので、遊技価値の有利度合いが高い始動入賞口に対応する保留球に基づく特別図柄ゲームが唐突として実行される意外性と共に、遊技球大量獲得の期待感が向上し、さらに、大当りか否かの期待度を示す演出報知も行われるものであるから、次回の特別図柄ゲームへの期待感と共に演出画像を楽しめる効果を有する。
また、大当りか否かの期待度を示す演出報知をバトル演出、すなわち、勝者、勝ち方により、どの始動口に対応した保留球に基づく特別図柄ゲームが実行されるのか、および大当りになる期待度等を、遊技者が認識可能な映像ストーリーとすることにより、パチンコ遊技と共にバトル動画をも楽しめる二重の興趣を満喫できる効果を奏する。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例に係わるパチンコ遊技機の正面斜視図、図2は遊技盤9の正面図、図3はパチンコ遊技機の裏面斜視図、図4は制御回路のブロック構成図、図5は各始動入賞口毎に用いる取得乱数判定用テーブルにおける遊技価値の例を示す図、図6は始動入賞口に入球したときに取得する乱数の例を示す図、図7は保留球記憶手段に記憶される記憶事項の例を示す図、図8(A)、(B)は演出報知としてバトル演出の例を示す図、図9は当たり、ハズレ演出期間と特別図柄変動期間との関係例を示す図、図10乃至図12は本発明の実施形態例における処理の流れを示すフローチャートである。
図1に示すように、本実施形態例に係わる弾球遊技機1は、遊技場の島設備に設置される外枠2と、外枠2の内側に設けられた本体(プラ枠)3,本体3に収納保持される遊技盤9、本体3に扉状に開閉自在に取り付けられた前扉と、当該前扉に更に扉状に開閉自在に取り付けられたガラス枠に保持されたガラス板7と、前扉の上部に取り付けられたスピーカ4、電飾5、本体(プラ枠)3下方に取り付けられた、遊技球を貯留する球受皿6、発射駆動装置8、発射駆動装置へ案内された遊技球を打ち出す操作ハンドル8−1等を具備している
遊技盤9は、図2に示されるように、ガイドレール9−1で囲まれた遊技領域を有しており、遊技者の手動操作によって発射ハンドル8−1が任意角度に回転されると、発射装置8から遊技領域に向けて遊技球が打ち出されるようになっている。遊技領域の中央付近には、センター装置17が配設され、その内部に液晶パネル(LCD)等からなる主表示装置18、普通図柄表示装置19が上下に配設されている。
前記主表示装置18は、特別図柄変動表示部18−1、第1保留球累積数表示部18−2,第2保留球累積数表示部18−3から構成され、また、前記普通図柄表示装置19も同様に、普通図柄変動表示部19−1、普図保留球累積数表示部19−2から構成されている。
当該センター装置17の側方には、遊技球が通過したことを契機に、普通図柄についての乱数抽選を行い普通図柄変動表示部19−1の変動を開始させるスルーゲート13が配設され、センター装置17の下方には、遊技球が通過したことを契機に、乱数抽選の実行及び特別図柄変動表示部18−1の変動開始の契機となる第1始動入賞口10と、当該第1始動入賞口10の下方には、乱数抽選の実行及び特別図柄変動表示部18−1の変動開始の契機となる第2始動入賞口11−2と、当該第2始動入賞口11−2を常閉する開閉可能な可動片11−1とから構成される普通電動役物11が配設され、当該普通電動役物11の下方には入賞部となる大入賞口15、および当該大入賞口を開閉する可動片を備える役物装置が配設されている。
前記遊技盤9の遊技領域には前記の入賞口、装置以外に、図示しない複数の釘、風車12,一般入賞口16、サイドランプその他の電飾14が配設されている。
また、パチンコ遊技機の裏面には、図3に示すように遊技制御手段20、払出制御手段21、払出装置21−1、発射駆動装置8を制御する発射制御手段22、ランプや電飾5を制御するランプ制御手段23、スピーカ4等の音響装置を駆動制御する音響制御手段24等の制御手段が配設されている。
図4に基づいて、制御回路の構成、及びその動作を説明する。
遊技制御手段20は、演算を行うCPU200、遊技制御プログラム、乱数テーブル等を記憶したROM201、保留球記憶手段202、RAM203、特別図柄ゲーム実行手段204、普通図柄ゲーム実行手段205、遊技状態テーブル変更手段206、表示制御手段207、及びI/O端子208等から構成されている。
前記特別図柄ゲーム実行手段204は、各始動入賞口10,11−2に遊技球が入球することにより、図6に例示する、大当りか否かを決定する大当り抽選用乱数、優先保留球ゲーム用乱数、変動パターン用乱数、停止図柄用乱数等の乱数抽選、及び当該乱数を判定すると共に表示制御手段207を介して特別図柄変動表示部18-1において図柄変動開始、前記変動パターンに基づく変動、及び前記停止図柄にて停止させる制御を行う。
さらに、前記停止図柄が大当り図柄のときは、大入賞口15を閉鎖する可動片を開にして大入賞口15を所定期間開口状態にし、又、当該停止図柄が特定の大当り図柄である場合には、前記大入賞口15の所定期間の開口に加えて、確変、時短回数などの通常時より有利な特別遊技状態を満了条件充足までの間設定する制御を行う。
前記遊技状態テーブル変更手段207は、前記特別図柄ゲーム実行手段204において乱数を判定する際に用いる判定用テーブルとして、図5に例示するようにラウンド数、時短回数を相違させた複数の判定用テーブルを、遊技球が入球した始動入賞口10、11−2に応じて変更する制御を行う。
また、普通図柄ゲーム実行手段205は、スルーゲート13に遊技球が入球することにより、当りか否かを決定する乱数、変動パターン用乱数、停止図柄用乱数等の乱数抽選、及び当該乱数を判定すると共に、表示制御手段207を介して普通図柄表示部19−1において、前記変動パターンによる変動、前記停止図柄にて停止させる制御を行い、前記停止図柄が当り図柄のときは、第2始動入賞口11−2を閉塞していた可動片11−1を開放して遊技球の入球が容易になる制御を行う。
前記遊技制御手段20の入力側には、一般入賞口16に入球したことを検出する一般入賞口入球検知センサ25、第1始動入賞口10に遊技球が入球したことを検出する第1始動入賞口入球検知センサ26、スルーゲート13を通過したことを検知するスルーゲート通過検知センサ27、第2始動入賞口11−2に遊技球が入球したことを検出する第2始動入賞口入球検知センサ28、大入賞口15に配設されてラウンドを継続させる図示しないVゾーンを遊技球が通過したことを検出するV入球検知センサ29、大入賞口15の大当りゲームを終了させる条件、例えば、大入賞口15の所定回数の開閉動作終了、開放状態の30秒経過、或いは、遊技球が、例えば10個入球したことを条件とする場合の、条件の1である大入賞口15への遊技球への入球数をカウントする入賞球カウントセンサ30等が接続されている。
また、その出力側には、電飾5を制御するランプ制御手段23、音響装置4を制御する音響制御手段24、払出装置21−1を制御する払出制御手段21、発射駆動装置8を制御する発射制御手段22、主表示装置18、特別図柄変動表示部18−1、第1保留球累積数表示部18−2、第2保留球累積数表示部18−3、普通図柄表示装置19、普通図柄変動表示部19−1、普図保留球累積数表示部19−2、大入賞口15を閉鎖する可動片を開閉する大入賞口ソレノイド31、普通電動役物11を駆動する役物駆動ソレノイド32が接続されている。
まず、第1始動入賞口10への入球に基づく一連の動作、すなわち、第1特別図柄ゲームについて説明する。
第1始動入賞口10に入球すると、前記乱数抽選及びその判定を行うと共に特別図柄変動表示部18−1に表示される特別図柄がスクロール変動を開始し、当該スクロール変動中に遊技球が第1始動入賞口10に入球したときは、取得乱数、入球タイミング等が保留球記憶手段202に、第1始動入賞口10に係わる保留球(以下「第1保留球」という)として記憶(以下「第1保留球記憶」という)されると共に、第1保留球累積数表示部18−2に累積の保留球数(以下「第1保留球累積数」という)がデジタル的に、又は点灯数にて表示される。
当該第1保留球は、第1保留球1個に付き特別図柄変動表示部18−1において、特別図柄のスクロール変動が所定時間経過後に停止し、決定された停止図柄を停止表示する特別図柄変動ゲームが1回実行され、当該特別図柄変動ゲーム(以下「第1特別図柄変動ゲーム」という)が1回実行される毎に第1保留球累積数が1ずつ減少し、第1保留球累積数がゼロになるまで当該第1特別図柄変動ゲームは実行される。
また、当該保留球累積数は上限が設定(例えば、4個)されており、当該設定上限以上に第1始動入賞口10に入球しても第1保留球として累積記憶されない。
ここで、特別図柄表示部18−1において、始動入賞口1に対応する特別図柄が、所定確率(α)の下に大当り図柄(例えば、15ラウンド大当りを示す図柄222)で停止する停止表示結果となると特別遊技が実行される。
すなわち、可動片によって通常閉状態にある大入賞口15が当該可動片の作動により大入賞口15は、例えば、一定期間(例えば30秒)が経過するまで、または、所定個数(例えば、10個)の遊技球が大入賞口15に入賞するまで開口状態に維持され、この大入賞口15が開口されてから一定期間の経過(例えば30秒)、または、所定個数(例えば、10個)の遊技球が大入賞口15に入球するまでを1ラウンドとし、大入賞口15内の図示しないVゾーンを遊技球が通過することにより大入賞口15を閉鎖する可動片が開状態となって大入賞口15の開口が再度行われ、当該Vゾーンに基づく大入賞口15の前記開口回数は予め設定された設定回数(例えば15ラウンド)まで可能な大当りゲームが行われる。
なお、Vゾーンへの遊技球の通過がなくとも、予め設定された回数のラウンドまで必ず実行させるような大当りゲームの流れとしても良い。
また、この停止した大当り図柄が特定の大当り図柄(例えば、奇数の数値の揃いとなる777)の場合には、前記大当りゲームに加えて、図柄変動時間短縮化遊技(以下「時短」という)などの遊技者に有利な遊技価値が付与された特典遊技への移行が所定タイミングで設定され、当該特典遊技は所定条件の成就、例えば図5に例示すように特別図柄ゲームが10回(例えば、大当り後の時短回数が10回)実行されると終了となる。
要するに、前記停止した図柄が777の時短大当りとすると、大入賞口15は当該可動片の作動によって開口状態とされ、前記Vゾーンを遊技球が通過することなく、開放されてから一定期間の経過(例えば30秒)、または、所定個数(例えば、10個)の遊技球が大入賞口15に入球すると、大入賞口15は当該可動片の作動により閉状態とされるが、開口状態が予め定めた回数行われた以降(大当りゲーム終了後)に行われる、前記特別図柄変動ゲームにおいて、その図柄変動時間が当該特典付き大当りゲーム終了後以外の通常遊技と比較して短縮した特典遊技が設定される。
なお、特典遊技として当たり判定する確率を、当該特典付き大当りゲーム終了後以外の通常遊技時と比較して向上させる高当選確率状態としても良い。
当該設定は、当該図柄変動時間が短縮した遊技状態において行う特別図柄ゲームが所定回数である10回実行されると(大当り後の時短回数10回)、前記設定されていた図柄変動時間が短縮した特典遊技が終了となり、11回目以降の特別図柄ゲームにおける図柄変動時間は通常の変動時間となる。
次にスルーゲート13を遊技球が通過することに基づく一連の動作について説明する。
遊技球がスルーゲート13を通過したことをスルーゲート通過検知センサ27が検出すると、当該検知信号を受けて普通図柄ゲーム実行手段205は、普通図柄変動表示部19−1において普通図柄の変動を行い、所定時間経過すると決定された停止図柄で停止表示する普通図柄変動ゲームを実行する。
次いで当該普通図柄の停止表示結果に応じた普図特別遊技が後述するように実行される。
前記普通図柄変動ゲーム実行中に遊技球がスルーゲート13を通過したときは、普図保留球として保留球記憶手段202に累積記憶されると共に、普図保留球累積数表示部19−2にその累積数がデジタル的に、又は点灯数にて表示される。
当該普図保留球は、現在行われている普通図柄変動ゲームが終了すると、普図保留球1個に付き普通図柄変動表示部19−1において普通図柄変動ゲームが1回実行され、当該普通図柄変動ゲームが1回実行される毎に普図保留球累積数が1ずつ減少し、普図保留球累積数がゼロになるまで当該普通図柄変動ゲームは実行される。
また、当該普図保留球累積数は上限が設定(例えば、4個)されており、当該設定上限以上にスルーゲート13を通過しても保留球として累積記憶されない。
ここで、所定確率(β)の下に、普通図柄表示装置19に停止表示された図柄が当たり図柄となったときは、普通電動役物11の可動片11−1が所定回数、又は所定時間だけ開状態になり、当該可動片11−1が開状態のときに遊技球が当該第2始動入賞口11−2に入球すると、第2始動入賞口11−2に対応する特別図柄が変動・停止する特別図柄変動ゲーム(以下「第2特別図柄変動ゲーム」という)が、特別図柄変動表示部18−1において実行される。
当該第2特別図柄変動ゲーム中に遊技球が第2始動入賞口11−2に入球したときは、取得乱数、入球タイミング等が保留球記憶手段202に、第2始動入賞口11−2に係わる保留球(以下「第2保留球」という)として記憶(以下「第2保留球記憶」という)されると共に、第2保留球累積数表示部18−3に保留球の累積数(以下「第2保留球累積数」という)がデジタル的に、又は点灯数にて表示される。
当該第2保留球は、第2保留球数1個に付き特別図柄変動表示部18−1において、特別図柄のスクロール変動が所定時間経過後に停止し、決定された停止図柄にて停止表示する特別図柄変動ゲームが1回実行され、当該特別図柄変動ゲームが1回実行される毎に第2保留球累積数が1ずつ減少し、第2保留球累積数がゼロになるまで当該第2特別図柄変動ゲームは実行されること、前記第2保留球累積数はその上限が設定(例えば、4個)されており、当該設定上限以上に第2始動入賞口11−2に入球しても第2保留球数として累積記憶されないこと。
さらに、第2特別図柄の停止表示結果が大当り図柄となると特別遊技が実行されること、
通常閉状態にある大入賞口15が当該可動片が開状態になることにより開口状態になり、一定期間(例えば30秒)が経過するまで、または、所定個数(例えば、10個)の遊技球が大入賞口15に入賞するまで大入賞口15は開口状態に維持されること。
この大入賞口15が開口されてから一定期間の経過、または、所定個数(例えば、10個)の遊技球が大入賞口15に入球するまでを1ラウンドとし、大入賞口15内の図示しないVゾーンを遊技球が通過することにより大入賞口15の開口が再度行われ、当該Vゾーンに基づく大入賞口15の開口は予め設定された設定回数(例えば15ラウンド)可能であり、さらに、停止した大当り図柄が特定の大当り図柄(例えば、777)の場合に前記大当りゲームに加えて、大当りゲーム終了後に図5に例示する時短などの遊技者に有利な遊技価値が付与される特別遊技状態となり、所定条件の成就により当該遊技状態が終了する、第2始動入賞口11−2への入球に基づく一連の遊技(以下「第2特別図柄ゲーム」という)は、前記第1特別図柄ゲームと同様である。
しかしながら、前記第1特別図柄ゲームと相違する点は、前記取得乱数の判定に際して用いる判定用テーブルの構成が、ラウンド回数、時短回数等、遊技者とってより有利な遊技状態を招来する特定の大当り図柄の出現割合が前記第1特別図柄ゲームに用いる判定用テーブルよりも高く構成されている点である。
ここで、前記第1特別変動ゲームと第2特別変動ゲームとが重複する場合に遊技制御手段20が行う調整について説明する。
前記各始動入賞口10、11−2への遊技球の入球は個々独立して入球されるものであるから、特別図柄変動表示部18−1において第1特別図柄変動ゲームの実行と第2特別図柄変動ゲームの実行とが重複しないように、遊技制御手段20は、第1始動入賞口入球検知センサ26、第2始動入賞口入球検知センサ28からの検知信号の受信タイミングを記憶し、当該タイミングの早い順に順次各特別図柄変動ゲームを実行させる。
さらに、ゲーム開始状態にある特別図柄変動ゲーム(以下「今回の特別図柄変動ゲーム」という)実行の起因となった遊技球以外に保留球累積数が存在し、しかも他の始動入賞口に対応する保留球累積数も存在するときは、今回の特別図柄変動ゲーム終了後に実行される特別図柄変動ゲーム(以下「次回の特別図柄変動ゲーム」という)を、どの保留球に基づいて実行させるか、
すなわち、次回実行する特別図柄変動ゲームは、第1保留球に基づく第1特別図柄変動ゲームとするか、第2保留球に基づく第2特別図柄変動ゲームとするかを決定すると共に、当該決定された保留球に係わる取得乱数を先読み判定し、当該先読み判定の結果、大当りか否かの結果が遊技者に認識可能な所定演出を、今回の特別図柄変動ゲームに行わせる。
次に、図10乃至図12のフローチャートに基づいて本発明の処理動作の概要を説明する。
特別図柄変動ゲームは、各始動入賞口10、11−2への入球に基づいて個々別々に特別図柄変動表示部18−1において実行されるので、その処理動作においては各始動入賞口による相違はないので、理解の便の為に、一方の当該処理動作を図2における、第1始動入賞口10に係わる特別図柄変動ゲーム、すなわち、前記第1特別図柄変動ゲームとして説明し、他方の始動入賞口への入球に基づく特別図柄変動ゲームの処理動作との関係が生じるときは、図2における第2始動入賞口11−2への入球に基づく特別図柄変動ゲーム、すなわち第2特別図柄変動ゲームとして説明する。
また、当該フローチャートにおける「M」は、一方の累積された保留球数、すなわち第1始動入賞口10へ入球した遊技球が保留球記憶手段202に記憶されている前記「第1保留球累積数」を示し、「m」は、同様に他方の累積された保留球数、すなわち、第2始動入賞口11−2に入球した遊技球が保留球記憶手段202に記憶されている前記「第2保留球累積数」を示す。
遊技制御手段20は、保留球記憶手段202に第1、第2保留球累積数が記憶されているか否かサイクリックにチエックし、保留球累積数が記憶されていないときは、ステップS2〜ステップS5−5の処理すなわち、始動入賞特別図柄ゲーム処理を、保留球累積数が記憶されているときはステップS6〜ステップS14−1の処理、すなわち、保留球特別図柄ゲーム処理を行う。
まず、ステップS1で第1保留球数が保留球記憶手段202に記憶されていない、始動入賞特別図柄変動ゲーム処理について説明する。
一方の始動入賞口、すなわち第1始動入賞口10に入球があると(ステップS2)、図6に例示する大当り抽選用乱数A、優先保留球ゲーム用乱数B、変動パターン用乱数C、停止図柄用乱数D等の乱数抽選、及び入球タイミング検出等を行い(ステップS2−1)、他方の始動入賞口、すなわち第2始動入賞口11−2に入球があるか否か判定する(ステップS2−2)。
なお、変動パターン用乱数C、停止図柄用乱数D等の乱数抽選による乱数抽選タイミングについては、抽出された大当り抽選用乱数Aの判定結果が大当りか否かによって、大当り用乱数抽出テーブル又はハズレ用抽出テーブルに振り分けてから乱数抽選させるようにしても良い。
前記ステップS2−2の判定が、第2始動入賞口11−2に入球があるとの判定のときは当該第2始動入賞口11−2についての、大当り抽選用乱数a、優先保留球ゲーム用乱数b、変動パターン用乱数c、停止図柄用乱数d等の乱数抽選、及び入球タイミング検出等(ステップS2−3)が行われており、当該一方の始動入賞口である第1始動入賞口10への入球タイミングが、当該他方の始動入賞口である第2始動入賞口11−2への入球タイミングより早いときは(ステップS2−4)、前記他方の乱数(乱数a、b、c、d)、入球タイミング、及び保留球累積数球1を保留球記憶手段202に前記第2保留記憶として記憶し(ステップS2−6)、第1始動入賞口10に係わる特別図柄変動ゲームである第1特別図柄変動ゲームを実行させるべく、当該乱数抽選にて取得された乱数の内、大当り抽選用乱数Aの判定を行うステップS3に進む(ステップS2−7)。
一方、前記ステップS2−2において他方の始動入賞口である第2始動入賞口11−2に入球がなければ、第1始動入賞口10に係わる特別図柄変動ゲームである第1特別図柄変動ゲームを実行させるべく、大当り抽選用乱数Aの判定を行うステップS3に進む(ステップS2−7)。
また、前記ステップS2−4において、当該他方の始動入賞口である前記第2始動入賞口11−2への入球タイミングが前記第1始動入賞口10への入球タイミングより早いときは、前記一方の乱数(乱数A、B、C、D)、入球タイミング、及び保留球累積数1を保留球記憶手段202に第1保留記憶として記憶し(ステップS2−5)、他方の始動入賞口である第2始動入賞口11−2に係わる第2特別図柄変動ゲームを実行させるべく、当該乱数抽選にて取得された取得乱数の内、大当り乱数aの判定を行うステップS3に進む(ステップS2−8)。
前記ステップS3での判定がハズレのときは、今回の特別図柄ゲームに係わる記憶を記消去し(ステップS4)、前記乱数C又はcの変動パターンによる特別図柄のハズレ変動を行い、その後、前記乱数D又はdの停止図柄で停止(ステップS4−1)してスタートに戻る。
一方、前記ステップS3の判定が大当のときは、今回の特別図柄ゲームに係わる記憶を記消去し(ステップS5)、前記乱数C、又はcの変動パターンによる特別図柄の大当り変動と前記乱数D又はdの停止図柄による停止を行って(ステップS5−1)大入賞口15を所定期間開口する(ステップSS5−2)。
そして、前記ステップS5−2における大入賞口15の開口期間中にVゾーンを通過すると(ステップS5−3)、最大15ラウンドを限度としてVゾーンを通過した遊技球の数だけ大入賞口15の所定期間開口を繰返し(ステップS5−4)、当該15ラウンド満了、または、Vゾーンを通過しないときはスタートに戻る。
次に、ステップS1において、保留球数が保留球記憶手段206に記憶されている、保留球特別図柄変動ゲーム処理について説明する。
ステップS1において、保留球記憶手段202に第1始動入賞口10に対応する保留球数である、第1保留球累積数Mが記憶されているとき、他方の始動入賞口11−2に対応する保留球数である、第2保留球累積数mが記憶されているか否か判定し(ステップS6)、当該ステップS6で第2保留球累積数mは記憶されていないとの判定のときは、特別図柄変動ゲームが実行可能な保留球は前記第1保留球累積数のみとなるから、ステップS2−7に進んで第1特別図柄変動ゲームが実行される。
前記ステップS6において第2保留球累積数mが記憶されているとの判定のときは、第1、第2各保留球累積数M、mの内、入球が1番早い各保留球に係わる優先保留球ゲーム用乱数Bと優先保留球ゲーム用乱数bとを比較し(ステップS7)、当該乱数Bが当該乱数bより大のときは、当該乱数比較した第1保留球に基づく第1特別図柄ゲームを実行することとなるので、当該乱数比較した保留球以外に第1保留球累積数の記憶があるか否か判定し(ステップS8)、当該判定において、さらに保留球が第1保留球累積数として記憶されているとの判定のときは、前記乱数比較した保留球に基づいて今回の第1特別図柄変動ゲームを実行すべくステップS2−7へ進む(ステップS10)と共に、次回実行する特別図柄変動ゲームについての処理、すなわち、ステップS10の優先保留球ゲーム処理にを行う。
一方、前記ステップS8において、今回の特別図柄変動ゲーム実行の起因となる保留球以外に保留球が第1保留球累積数として記憶されていないとの判定のときは、ステップS2−7に進んで第1特別図柄変動ゲームが実行される。
ここで、図12に示す優先保留球ゲーム処理について説明する。
保留球記憶手段202に記憶されている第1保留球累積数の内、今回の特別図柄変動ゲーム実行の起因となる保留球に次いで第1始動入賞口10に入球した保留球に係わる、大当り抽選用乱数Aについて大当りか否かを先読み判定し(ステップS10)、当該判定が大当りのときは、当該保留球に基づく第1特別図柄ゲームを次回の特別図柄ゲームとしてセットし(ステップS10−2)、後記ステップS11にて実行される第1特別図柄変動ゲームにおける大当りおよびハズレ変動・停止(ステップS5−1、ステップS4−1)としての演出を、前記ステップS10における先読み判定結果である、次回実行される特別図柄変動ゲームが第1特別図柄変動ゲームであること、及び、当該変動ゲーム結果が大当りとなる期待値が遊技者に認識可能となる演出を用意して(ステップS10−21)ステップS11に進む。
一方、前記ステップS10の判定がハズレ判定のときは、当該保留球に基づく第1特別図柄ゲームを次回の特別図柄ゲームとしてセットして(ステップS10−1)、ハズレバトル演出を実行するか否か抽選判定する(ステップS10−11)。
前記ステップS10−11においてハズレバトル演出を行うとの判定のときは、後記ステップS11にて実行される第1特別図柄変動ゲームにおける大当りおよびハズレ変動・停止(ステップS5−1、ステップS4−1)としての演出を前記ステップS10における先読み判定結果である、次回実行される特別図柄変動ゲームが第1特別図柄変動ゲームであること、及び、当該変動ゲーム結果がハズレとなる確率が遊技者に認識可能となる演出を用意して(ステップS10−111)ステップS11に進む。
また、前記ステップS10−11の判定がハズレバトル演出を行わないとの判定のときは、ステップS11進む。
前記ステップS11においては、今回の特別図柄変動ゲームを実行すべくステップS2−7に進み、今回の特別図柄変動ゲームが大当りか否か判定し(ステップS3)、記憶消去(ステップS4、ステップS5)した後実行する、大当り変動・停止またはハズレ変動・停止(ステップS4−1、ステップS5−1)として、前記ステップSS−111、又はステップS10−21において、ハズレ変動・バトル演出、又は大当り変動・バトル演出が用意されているときは、当該用意されている演出を行い、それ以降のステップのフローは前記のとおりである。
また、第2始動入賞口11−2の保留球累積数に係わる特別図柄変動ゲームについては、図10〜図12に示すフローチャートにおいて、「一方」とすることにより前記一連の処理ステップと同様のステップを実行することとなる。
なお、前記ステップS7において、第1保留球累積数、第2保留球累積数のどちらも、一方の保留球累積数、他方の保留球累積球数となり得るものであるから、M=mの場合、どちらの保留球に基づく特別図柄変動ゲームを実行するか不定となるので予め設定しておくこととなる。
また、当該ステップS7の決定手法を2者択一とすれば、前記不定を考慮する必要はなくなる。
次に本発明の実施形態例に基づいて動作処理を説明する。
第1始動入賞口10又は第2始動入賞口11−2のどちらの始動入賞口に入賞しても動作に変わりはないので、ここでも一方の始動入賞口を第1始動入賞口10とし、第1始動入賞口10への入球を中心に話を進める。
第1始動入賞口入球検知センサ26による第1始動入賞口入球検知信号を遊技制御手段20が受信すると、CPU200は、当該受信時刻を記憶すると共に特別図柄ゲーム実行手段204に第1特別図柄ゲームを開始させて、当該入球に係わる乱数等の記憶を消去する。
すなわち、特別図柄ゲーム実行手段204は、第1始動入賞口入球検知センサ27からの入球検知信号に基づいてROM201に記憶されている乱数テーブルから第1始動入賞口用の乱数テーブルを、遊技状態テーブル変更手段206により採用し、当該採用された乱数テーブルに基づいて、乱数抽選により取得した乱数、すなわち、大当りか否かを決定する、大当り抽選用乱数A、優先保留球ゲーム用乱数B、変動パターン用乱数C、停止図柄用乱数Dについて判定を行ない、当該判定結果に応じた変動パターン、停止図柄等を第1始動入賞口表示信号として表示制御手段208に出力し、当該表示制御手段208を介して、特別図柄変動表示部18−1のスクロール変動、所定変動時間経過後停止図柄で変動停止する特別図柄変動ゲームを実行する。
さらに、第1特別図柄ゲーム実行手段204は、前記停止図柄で変動停止の結果、すなわち、大当り判定のときには大入賞口ソレノイド31を制御して大入賞口15の可動片を開にする大当りゲームを実行し、前記大当たりゲーム終了条件の成就により大入賞口15を可動片にて閉状態に制御すると共に、当該大当り判定が特定図柄による大当りであるときは、大入賞口15の可動片を閉にした後、特典遊技への移行を設定する。
また、CPU200は、当該第1特別図柄変動ゲーム中に第1始動入賞口10に遊技球が入球すると、保留球記憶手段202において第1保留球累積数として、同様に第2始動入賞口11−2に遊技球が入球したときも保留球記憶手段202における第2保留球累積数として記憶すると共に、当該第1、第2保留球累積数についてチェックし、当該チェック結果が保留球条件を充足したときに、次回の特別図柄変動ゲームのセット、今回の特別図柄変動ゲームにおける演出に係わる制御を行う。
前記保留球条件は、今回の第1特別図柄変動ゲーム開始時において、第1累積保留数、および第2累積保留数が共に1以上が条件となる。
すなわち、当該条件の下、第1保留球記憶において第7図に対応する入球順序1の優先保留球ゲーム用乱数Bと、第2保留球記憶において第7図に対応する入球順序1の優先保留球ゲーム用乱数Bとを比較し、当該乱数値の大きい方を次回の特別図柄変動ゲームとしてセットする。
ここで、第1特別図柄変動ゲームがセットされたとすると、前記第1保留球記憶における入球順序1の大当り抽選用乱数Aの先読み判定をおこない、当該先読み判定が大当りのときは、今回の特別図柄図変動ゲームにおける、図9に例示される演出期間に、次回の特別図柄変動ゲームの大当り期待値が認識できる図8(A)、(B)に示される演出がおこなわれる。
当該図8(A)、(B)の演出について説明する。
前記バトル演出は、図9に例示するように図柄変動終期の所定期間に行い、当該所定期間の開始直前には大当り、ハズレの報知が行われ、今回の特別図柄変動ゲームがハズレの場合の演出例を説明する。
第1特別図柄変動ゲーム、第2特別図柄変動ゲームに対応するキャラクタとして、各々小五郎、小四郎を予め設定しておき、図8(A),(B)に示すように、今回の特別図柄変動ゲームはハズレであることを特別図柄変動表示部18−1の一部に特別図柄7、5、7として表示すると共に、小五郎と小四郎のバトルの勝利者、例えば小五郎が勝利したときは、現在実行の第1特別図柄変動ゲーム終了後に実行される特別図柄変動ゲームとして、ケンシロウが対応設定されている第1特別図柄変動ゲームであることを示し、その勝ち方は、次回の特別図柄変動ゲームとしてセットされている第1保留球記憶において第7図に対応する入球順序1の大当り抽選用乱数Aの先読み結果に基づいて決定される。
要するに、図8(A)に示すようにパンチで勝利したときは、次回実行される第1特別図柄変動ゲームにおける大当り期待度が小であることを示し、同様にキックで勝利したときは期待度中、百連拳で勝利したときは期待度大を示す。
一方、小四郎が勝利すると今回の特別図柄変動ゲーム終了後に第2特別図柄変動ゲームが実行され、さらにその勝ち方が示す期待度は、パンチで勝利したときは、期待度が小であることを示し、同様にキックで勝利したときは期待度中、百回突で勝利したときは期待度大を示す。
前記実施形態例においては、保留球条件が充足されない場合の第1特別図柄変動ゲームと第2特別図柄変動ゲームとの調整は、第1、第2各始動入賞口10、11−2への入球タイミングにより行っていた。
しかしながら、本発明の主要部は、前記保留球条件が充足されたときに現在実行の特別図柄変動ゲーム終了後に実行される特別図柄変動ゲームの結果を先読み判定してその結果を遊技者に演出報知することにあるから、当該保留球条件が充足されないときは、第1特別図柄変動ゲームと第2特別図柄変動ゲームとが重複したときの調整手段としては如何なる手段によっても可能である。
例えば、当該調整を、第1特別図柄変動ゲームと第2特別図柄変動ゲームとを交互に行う手段によっても、第1特別図柄変動ゲームと第2特別図柄変動ゲームのどちらかを優先して行う手段によっても、その都度の抽選によって行う手段によっても、如何なる手段でも良い。
また、前記保留球条件が充足されたときは、前記特許文献1に示される遊技機のように
複数の始動入賞手段に対応した特別図柄変動表示手段を複数設けた遊技機においても適用可能である。
前記のように特別図柄変動表示手段を複数設けた場合において、前記保留条件が充足されたときは、前記複数の特別図柄表示手段を統合して1の特別図柄表示手段とすることにより本発明の適用が可能となる。
また、前記実施形態例における優先保留球ゲーム処理おいて、次回の特別図柄変動ゲームがハズレのときに演出を行うか否かの抽選を行ったが、当該抽選を行わなくてもよいし、大当りのときに抽選を行っても良い。
パチンコ遊技機の正面斜視図である。 遊技盤正面図である。 パチンコ遊技機裏面斜視図である。 制御回路ブロック構成図である。 乱数判定用テーブルの遊技価値の例を示す図である。 取得乱数の例を示す図である。 保留球記憶手段の記憶事項の例を示す図である。 次回の特別図柄変動ゲームの期待値の報知例を示す図である。 次回の特別図柄変動ゲームを報知する演出画像例を示す図である。 当たり、ハズレ演出期間と特別図柄変動期間との関係例を示す図である。 本発明の実施形態例におけるフローチャートである。 本発明の実施形態例におけるフローチャートである。 本発明の実施形態例におけるフローチャートである。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
2 外枠
3 本体(プラ枠)
4 スピーカ
5 電飾
6 球受皿
7 ガラス板
8 発射駆動装置
81 操作ハンドル
9 遊技盤
9−1 ガイドレール
10 第1始動入賞口
11 普通電動役物
11−1 可動片
11−2 第2始動入賞口
12 ランプ風車
13 スルーゲート
14 サイドランプ
15 大入賞口(アタッカー)
16 一般入賞口
17 センター装置
18 主表示装置
18−1 第1特別図柄変動表示部
18−2 第1保留球累積数表示部
18−3 第2保留球累積数表示部
19 普通図柄変動表示装置
19−1 普通図柄変動表示部
19−2 普図保留球累積数表示部
20 遊技制御手段
200 CPU
201 ROM
202 保留球記憶手段
203 RAM
204 特別図柄ゲーム実行手段
205 普通図柄ゲーム実行手段

206 遊技状態テーブル変更手段
207 表示制御手段
208 I/O
21 払出制御手段
21−1 払出装置
22 発射制御手段
23 ランプ制御手段
24 音響制御手段
25 一般入賞口入球検知センサ
26 第1始動入賞口入球検知センサ
27 スルーゲート通過検知センサ
28 第2始動入賞口入球検知センサ
29 V入球検知センサ
30 入賞球カウントセンサ
31 大入賞口ソレノイド
32 役物駆動ソレノイド

Claims (3)

  1. 特別図柄を変動表示する特別図柄表示装置と、
    遊技球が流下する遊技領域に配設されて、前記特別図柄表示装置にて行う特別図柄ゲームのゲーム開始の契機となる複数の始動入賞装置と、
    可動片及び入賞部を備える役物装置とが
    少なくとも配設された遊技盤と、
    始動入賞装置への遊技球の入球に応じて行う乱数抽選の判定結果に応じた特別図柄の変動後に行う停止図柄で停止表示させると共に所定演出の実行を可能とする特別図柄変動ゲームと、
    当該停止図柄が大当り表示となるときには前記可動片の作動と共に通常遊技より遊技者に有利な特別遊技状態を判定結果に応じて満了条件が満たされるまで設定する特別図柄特別遊技とを行う特別図柄ゲーム実行手段と、
    前記特別図柄の変動表示中に各始動入賞装置に入球した遊技球を、乱数抽選の取得乱数に応じる保留球数として入球した各始動入賞装置に対応して順次記憶する各保留球記憶手段と、
    前記取得乱数に基づいた判定に際し、始動入賞装置毎に作成されている、前記特別遊技状態の有利度合いを相違させたテーブルを、当該取得乱数に適した前記始動入賞装置のテーブルに変更する特別遊技状態テーブル変更手段と、
    少なくとも前記各手段を含む各種パチンコ遊技手段を制御する遊技制御手段と、
    を備えるパチンコ遊技機において、
    前記遊技制御手段は、
    前記始動入賞装置への入球検知信号の受信に基づいて乱数を取得すると、保留球記憶手段に保留球数が記憶されていないときは、
    当該乱数を用いて前記特別図柄ゲーム実行手段を制御して当該始動入賞装置に対応する特別図柄に係わる特別図柄表示装置にて前記特別図柄変動ゲームを実行させ、
    前記保留球記憶手段に保留球数が記憶されているときは、当該取得した乱数を記憶し、前記記憶されている1の保留球数に係わる乱数抽選の判定をした後に、その判定に用いた保留球数に関する記憶を保留球記憶手段から消去して特別図柄変動ゲームを実行すると共に、
    当該特別図柄変動ゲーム開始直前の遊技球の保留状態が、1の始動入賞装置に対応する保留球記憶手段と他の始動入賞装置に対応する保留球記憶手段とに保留球数が共に記憶されているとの条件が充足されるときは、保留球数に基づいて次回行う特別図柄変動ゲームを、前記1の始動入賞装置に対応する特別図柄変動ゲームにて実行するか、又は前記他の始動入賞装置に対応する特別図柄変動ゲームにて実行するかを所定手法により先読み判定し、当該先読み判定した内容を含む特別図柄変動ゲームをセットし、
    今回実行させる特別図柄変動ゲームに前記セットした次回行う特別図柄変動ゲームの内容が認識可能な所定演出を行わせることを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記特別図柄変動ゲームを実行させる際に、既に記憶してある保留球数を用いて乱数抽選の判定を先んじて行い、次回判定する保留球数に係わる抽選結果が認識可能な所定演出を行わせることを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記所定演出が、ハズレ表示を行った後、1の特別図柄に対応する第1キャラクタと他の特別図柄に対応する第2キャラクタを出現させて、それらのキャラクタが前記先読み判定結果に基づいて行うバトル過程を視認させることにより、当該乱先読み判定結果の認識を可能とすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパチンコ遊技機。
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