JP2010057560A - 洗浄消毒装置 - Google Patents

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治朗 小宮
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Abstract

【課題】簡単かつ安価な構成で、省スペースにて誤検出なく液体の水位を確実かつ正確に検出することができる水位センサを具備する洗浄消毒装置を提供する。
【解決手段】水位センサ32の第1の部位60と、接地電極63と、第2の部位61と、側面60aに対し離間方向Rに第1の設定間隔B1を有して、第2の部位61から第1の水位H1まで垂れ下がった第1の水位電極64と、側面60aに対し離間方向Rに第1の設定間隔B1を有して、第2の部位61から第2の水位H2まで垂れ下がった第2の水位電極65と、接地電極63と第1の水位電極64とが液体を介して導通した際、液体が第1の水位H1まで貯留されたことを検出するとともに、接地電極63と第2の水位電極64とが液体を介して導通した際、液体が第2の水位H2まで貯留されたことを検出し、洗浄消毒槽への液体の供給を停止させる制御を行う制御部と、を具備していることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、洗浄消毒槽の壁面または底面に設けられた水位センサにより、洗浄消毒槽内に貯留される液体の水位を検出する洗浄消毒装置に関する。
近年、内視鏡は、医療分野及び工業用分野において広く利用されている。医療分野において用いられる内視鏡は、細長い挿入部を体腔内に挿入することによって、体腔内の臓器を観察したり、必要に応じて内視鏡が具備する処置具の挿通チャンネル内に挿入した処置具を用いて各種処置をしたりすることができる。
医療分野の内視鏡は、特に検査及び治療を目的として体腔内に挿入されて使用されるものであるため、使用後、再度使用するためには洗浄消毒が必要となる。この使用済みの内視鏡を洗浄消毒する方法としては、例えば、内視鏡洗浄消毒装置(以下、単に洗浄消毒装置と称す)を用いて行う方法が周知である。
洗浄消毒装置を用いれば、内視鏡は、該内視鏡の管路内のブラッシング等、前洗浄した後、洗浄消毒装置の洗浄消毒槽内にセットすることにより、内視鏡に対して、自動的に、洗浄、消毒、濯ぎ及び水切り等(以下、洗浄消毒工程と称す)を行うことができる。尚、洗浄消毒装置は、内視鏡のみならず、各種付属品も洗浄消毒することができる。
ここで、洗浄消毒装置における内視鏡の洗浄消毒工程は、洗浄消毒槽に、洗浄液、消毒液、濯ぎ水、アルコール等の液体が供給されることにより行われる。尚、洗浄消毒槽に供給される各種液体の水位は、洗浄消毒槽に設けられた水位センサにより検出される。洗浄消毒槽に水位センサが設けられた構成は、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された水位センサは、洗浄消毒槽の壁面に沿った部位(以下、側壁部と称す)に対し、GND電極と、該GND電極よりも高い第1の水位を検知する下水位電極と、該下水位電極よりも高い第2の水位を検知する中水位電極と、該中水位電極よりも高い第3の水位を検知するオーバーフロー電極とが設けられた構成を有している。尚、各電極は、金属から構成されており、液体に接触する必要の無い部位は、樹脂等により覆われている。
よって、洗浄消毒装置に設けられた制御部は、洗浄消毒槽に各種液体が供給された際、液体を介してGND電極と下水位電極とが導通された際は、第1の水位まで洗浄消毒槽に液体が貯留されたと検出し、液体を介してGND電極と中水位電極とが導通された際は、第2の水位まで洗浄消毒槽に液体が貯留されたと検出し、液体を介してGND電極とオーバーフロー電極とが導通された際は、第3の水位まで洗浄消毒槽に液体が貯留されたと検出する機能を有している。尚、制御部による水位の検出は、周知のように、一方の電極と他方の電極とが液体に浸漬すると、その分抵抗となることから、各電極間に電流が流れることによる電圧変化を検出することにより行われる。
また、下水位電極によって検知される第1の水位は、洗浄液の貯留量が規定される水位であり、中水位電極によって検知される第2の水位は、消毒液または濯ぎ水の貯留量が規定される水位であり、オーバーフロー電極によって検知される第3の水位は、通常、各種液体は、洗浄消毒槽内において、第2の水位よりも高水位となることがないよう供給されることから、水位異常が検出される水位となっている。
また、消毒液の貯留量が、洗浄液の貯留量よりも多く設定されているのは、消毒の際は、内視鏡を消毒液に完全に浸漬させなければいかないばかりか、洗浄消毒槽を有する装置本体に対し開閉自在なトップカバーの内面までも消毒液に接触させて消毒する必要があるためである。
ところが、特許文献1に開示された水位センサの構成においては、洗浄消毒槽に供給される各種液体の内、従来から適用となっている各種液体、例えばアルコールや、消毒液や、アルカリ洗剤を用いた洗浄液等は、制御部は正しく水位を検知する。しかし、新たに適用予定の導電率が高く濡れ性が良い液体、例えば、新たなアルコールや、新たな消毒液や、新たなアルカリ洗剤を用いた洗浄液等、これらの液体を用いた場合、制御部は、水位を誤検出してしまう場合があった。
具体的には、例えば消毒液を第2の水位まで供給して、消毒工程を行った後、消毒液を洗浄消毒槽から排出した際、消毒液は、上述したように導電率が高く濡れ性が良いため、消毒液を排出したにも関わらず、水位センサの側壁部に残留した消毒液により、GND電極と中水位電極とが導通してしまい、制御部が第2の水位まで、まだ消毒液が貯留されていると誤検出してしまう場合があった。
また、例えば消毒液を第2の水位まで供給して、消毒工程を行った後、消毒液を洗浄消毒槽から排出し、再度、洗浄消毒槽に濯ぎ水を第2の水位まで供給する場合、濯ぎ水が第2の水位まで貯留されていないにも関わらず、水位センサの側壁部に残留した消毒液により、GND電極と中水位電極とが、側壁部を伝った消毒液及び供給された濯ぎ水を介して導通してしまい、制御部が第2の水位まで濯ぎ水が貯留されたと誤検出してしまう場合があった。
さらに、消毒液を、第2の水位まで供給した後、消毒工程の終了後、制御部によって消毒液が装置内部のタンクに回収されるが、その結果、水位センサの側壁部に残留した消毒液が、下位水位電極と中水位電極を導通させることにより、再度、洗浄消毒槽に濯ぎ水を第2の水位まで供給する場合、濯ぎ水が下位水位電極と導通すると、同時に中水位電極と導通してしまい、制御部が第2の水位まで濯ぎ水が貯留されたと誤検出してしまう場合があった。
以上のような問題に鑑み、特許文献2には、側壁部を設けずに各種電極を配置することができる水位センサが開示されている。
具体的には、特許文献2に開示された水位センサは、洗浄消毒装置に設けられた消毒液タンク中の消毒液の貯留量を検出する水位センサであり、消毒液タンクの上方の開口を塞ぐ蓋部の底面において、複数本の電極が互いに間隔を有して消毒液タンクの高さ方向に、それぞれ長さが異なるよう垂れ下がって位置することにより、高さ方向に長さの異なる電極により、消毒液タンク内の消毒液の水位が検出できるようになっている。
よって、この構成を洗浄消毒槽における水位センサに適用すれば、即ち、上述したトップカバーの内面に、複数本の高さ方向にそれぞれ長さの異なる電極を、設定間隔離間して設ければ、水位センサに側壁部を設ける必要がないため、残留した各種液体が、側壁部を伝って、電極間を導通させてしまうことを防止することができる。
特開2006−230492号公報 特開2006−230493号公報
しかしながら、上述したように、洗浄消毒装置においては、トップカバーの内面も消毒する必要があるため、トップカバーの内面に消毒液が接触する水位まで消毒液を洗浄消毒槽に供給する必要がある。
このことから、特許文献2に開示された水位センサを、トップカバーに設けると、洗浄消毒槽から消毒液を排出した後、トップカバーの内面に残留した消毒液が、トップカバーの内面を伝って各電極間を導通させてしまう場合があるといった問題があった。
また、トップカバーに水位センサを設けると、各電極には、制御部に電気的に接続された配線がそれぞれ接続されていることから、トップカバーにおける配線構造が複雑になってしまう他、トップカバーの開閉の際、配線がトップカバーの開閉を妨げてしまうといった問題もあった。
尚、以上のような問題に鑑み、洗浄消毒槽に、既知のフロートセンサを用いれば、上述したような、電極間の意図しない導通に起因する誤検出を防止することができるが、この場合、多数の水位を測定するには、洗浄消毒槽内において、フロートセンサが大きなスペースを占めてしまうといった問題があった。
本発明の目的は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、簡単かつ安価な構成で、省スペースにて誤検出なく液体の水位を確実かつ正確に検出することができる水位センサを具備する洗浄消毒装置を提供するにある。
上記目的を達成するため本発明による洗浄消毒装置は、洗浄消毒槽の壁面または底面に設けられた水位センサにより、洗浄消毒槽内に貯留される液体の水位を検出する洗浄消毒装置であって、前記壁面に沿って位置する前記水位センサの第1の部位と、前記第1の部位に設けられた接地電極と、前記第1の部位の高さ方向の上部において、前記第1の部位の前記壁面に沿った側面から離間する離間方向に突出して形成された前記水位センサの第2の部位と、前記側面に対し前記離間方向に第1の設定間隔を有して、前記第2の部位から前記高さ方向に、前記接地電極よりも前記高さ方向に高い前記洗浄消毒槽内の第1の水位まで垂れ下がった第1の水位電極と、前記側面に対し前記離間方向に第1の設定間隔を有して、前記第2の部位から前記高さ方向に、前記第1の水位よりも高水位な前記洗浄消毒槽内の第2の水位まで垂れ下がった第2の水位電極と、前記接地電極と前記第1の水位電極とが前記液体を介して導通した際、前記洗浄消毒槽内において、前記液体が前記第1の水位まで貯留されたことを検出するとともに、前記接地電極と前記第2の水位電極とが前記液体を介して導通した際、前記洗浄消毒槽内において、前記液体が前記第2の水位まで貯留されたことを検出し、前記洗浄消毒槽への前記液体の供給を停止させる制御を行う制御部と、を具備していることを特徴とする。
本発明によれば、簡単かつ安価な構成で、省スペースにて誤検出なく液体の水位を確実かつ正確に検出することができる水位センサを具備する洗浄消毒装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本実施の形態を示す洗浄消毒装置の斜視図、図2は、図1のトップカバーが開放され、洗浄消毒槽に内視鏡が収納自在な状態を示す洗浄消毒装置の斜視図である。
同図に示すように、洗浄消毒装置1は、例えば使用済みの内視鏡100を洗浄、消毒するための装置であり、装置本体2と、その高さ方向Hの上部に、例えば図示しない蝶番を介して開閉自在に接続されたトップカバー3とにより、主要部が構成されている。尚、洗浄消毒装置1は、内視鏡100以外の洗浄消毒に用いられても構わない。例えば付属品の洗浄消毒に用いられても構わない。
図1に示すように、トップカバー3が、装置本体2に閉じられている状態では、装置本体2とトップカバー3とは、装置本体2及びトップカバー3の互いに対向する位置に配設された、例えばラッチ8により固定される構成となっている。
装置本体2の操作者が近接する、後述する並び方向Qの図中前面(以下、前面と称す)であって、後述する離間方向Rにおける、例えば左半部の上部に、洗剤/アルコールトレー11が、装置本体2の前方へ引き出し自在に配設されている。
洗剤/アルコールトレー11には、内視鏡100を洗浄する際に用いられる洗浄剤が貯留された洗剤タンク11aと、洗浄消毒後の内視鏡100を乾燥する際に用いられるアルコールが貯留されたアルコールタンク11bとが収納されており、洗剤/アルコールトレー11が引き出し自在なことにより、各タンク11a、11bに、所定に液体が補充できるようになっている。
尚、洗剤/アルコールトレー11には、2つの窓部11mが設けられており、該窓部11mにより、各タンク11a、11bに注入されている洗浄剤及びアルコールの残量が操作者によって確認できるようになっている。この洗浄剤は、図示しない給水フィルタにより濾過処理がされた水道水により所定の濃度に希釈される濃縮洗剤である。本実施の形態では、以下の説明において、前記洗浄剤と前記水道水との混合液を洗浄液という。
また、装置本体2の前面であって、離間方向Rにおける、例えば右半部の上部に、カセットトレー12が、装置本体2の前方へ引き出し自在に配設されている。カセットトレー12には、内視鏡100を消毒する際に用いる、例えば過酢酸等の消毒液が注入された薬液ボトル12aが収納されており、カセットトレー12が、引き出し自在なことにより、薬液ボトル12aを所定にセットできるようになっている。
さらに、装置本体2の前面であって、カセットトレー12の、高さ方向Hの上部に、洗浄消毒時間の表示や、消毒液を加温するための指示釦等が配設されたサブ操作パネル13が配設されている。
また、装置本体2の図中前面の高さ方向Hの下部に、装置本体2の上部に閉じられているトップカバー3を、操作者の踏み込み操作により、図2に示すように、装置本体2の上方に開くためのペダルスイッチ14が配設されている。
また、図2に示すように、装置本体2の高さ方向Hの上面の、例えば操作者が近接する前面側の離間方向Rの両端寄りに、装置本体2の洗浄、消毒動作スタートスイッチ、及び洗浄、消毒モード選択スイッチ等の設定スイッチ類が配設されたメイン操作パネル25が設けられている。
また、装置本体2の上面であって、操作者が近接する前面に対向する並び方向Qの背面側に、装置本体2に水道水を供給するための、水道蛇口に接続された給水ホース(いずれも図示されず)が接続される給水ホース接続口31が配設されている。尚、給水ホース接続口31に、水道水を濾過するメッシュフィルタが配設されていてもよい。
さらに、装置本体2の上面の略中央部に、内視鏡収納口をトップカバー3によって開閉される、内視鏡100が収納自在な洗浄消毒槽4が設けられている。洗浄消毒槽4は、槽本体50と該槽本体50の内視鏡収納口の外周縁に連続して周設されたテラス部51とにより構成されている。
槽本体50は、使用後の内視鏡100が洗浄消毒される際、該内視鏡100が収納自在であり、後述する水位センサ32が設けられた位置において、離間方向Rに、幅A1を有して形成されているとともに、高さ方向H及び離間方向Rに略直交する各電極64〜66の並び方向Qに、幅A2を有して形成されている。また、槽本体50の底面50tには、槽本体50に供給された洗浄液、水、アルコール、消毒液等の液体を槽本体50から排水するための排水口55が設けられている。
また、槽本体50の周状の壁面50sの任意の位置に、槽本体50に供給された水、洗浄液、消毒液等を、後述する給水循環ノズル24から槽本体50に再度供給するための循環口56が設けられている。尚、循環口56には、洗浄液等を濾過するメッシュフィルタが設けられていても良い。
尚、上述した循環口56は、槽本体50の底面50tに設けられていてもよい。循環口56が槽本体50の底面50tに設けられていれば、再度槽本体50への、各種液体の供給タイミングを早めることができる。さらに、ユーザが循環口56に設けられたメッシュフィルタ等を交換するに際し、底面50tに設けられていると、操作者がアプローチしやすくなるといった利点がある。
洗浄消毒槽4の槽本体50には、さらに、超音波振動子とヒータ(いずれも図示されず)とが配設されており、槽本体50の底面50tの略中央部に、洗浄ケース6が配設されている。
超音波振動子は、洗浄消毒槽4に貯留される洗浄水、或いは水道水に振動を与えて、内視鏡100の外表面を超音波洗浄、或いは濯ぐものである。また、ヒータは、洗浄消毒槽4内に貯留される消毒液、水道水等を所定の温度に加温するためのものである。
洗浄ケース6には、内視鏡100の各スコープスイッチ等のボタン類、内視鏡100に併設されている取り外し可能な部品が収容される。その結果、各ボタン類及び取り外した部品は、内視鏡100と一緒に洗浄、消毒される。
槽本体50の壁面50sの任意の位置に、槽本体50に供給された洗浄液、水、消毒液等の水位を検出する水位センサ32が、カバー32kによって覆われて設けられている。尚、水位センサ32の詳しい構成は、後述する。
テラス部51のテラス面51t以外の面、即ち槽本体50の底面50tと平行な面に、槽本体50に対し、水道水により所定の濃度に希釈される洗浄剤を供給するための洗剤ノズル22及び消毒液を供給するための消毒液ノズル23が配設されている。
さらに、テラス部51の槽本体50の底面50tと平行な面に、槽本体50に対し、給水するための、または槽本体50の循環口56から吸引した洗浄液、水、消毒液等を、再度槽本体50に供給するための給水循環ノズル24が配設されている。
尚、洗剤ノズル22、消毒液ノズル23及び給水循環ノズル24は、テラス面51tに配設されていても良い。また、水位センサ32、洗剤ノズル22、消毒液ノズル23、給水循環ノズル24は、装置本体2の上面よりも一部が高さ方向Hにおいて高く位置するよう設けられている。
このことから、トップカバー3の内面3nには、装置本体2に対してトップカバー3が閉成された際、水位センサ32、洗剤ノズル22、消毒液ノズル23、給水循環ノズル24が嵌入することにより、これらが、内面3nに接触するのを防止する凹部3nkが形成されている。尚、凹部3nkを形成せずに、内面3nを高さ方向Hにおいて上向きのドーム状に形成することにより、内面3nに対する水位センサ32、洗剤ノズル22、消毒液ノズル23、給水循環ノズル24の接触を防いでも構わない。
また、テラス部51のテラス面51tの操作者近接位置4kに対向する側の面51fに、内視鏡100の内部に具備された複数の内視鏡管路に、水、洗浄液、アルコール、消毒液、またはエア等を供給するための複数、ここでは2つの送気送水/鉗子口用ポート33と、鉗子起上用ポート34と、漏水検知用ポート35とが配設されている。
さらに、装置本体2には、該装置本体2に設けられた各種部材の動作制御を行う制御部19が設けられている。
次に、水位センサ32の構成について、図2及び、図3、図4を用いて説明する。図3は、図2の水位センサを、カバーが外された状態で拡大して示す斜視図、図4は、図3の水位センサを、図3中のIVの方向からみた側面図である。
図3、図4に示すように、水位センサ32は、固定部62と、第1の部位60と、接地電極63と、第2の部位61と、洗浄液の水位を検知する第1の水位電極64と、消毒液または濯ぎ水の水位を検知する第2の水位電極65と、異常水位を検知する第3の水位電極66とにより主要部が構成されている。
固定部62は、槽本体50の壁面50sに固定される、例えば円筒状に形成された部位であり、また、第1の部位60は、固定部62の図3中の離間方向Rの前面から高さ方向Hの上方に延出するよう、例えば平板状に形成されており、水位センサ32を壁面50sに固定した際、壁面50sに沿って位置する部位である。
接地電極63は、第1の部位60の壁面50sに対向する第2の側面60bとは反対側の壁面50sに沿った第1の側面60aにおいて、固定部62に平面視した状態で重畳する位置、即ち、第1の部位60における第1の側面60aの高さ方向Hの下部位置に設けられている。
第2の部位61は、第1の部位60の高さ方向Hの上部において、第1の部位60の第1の側面60aから離間する離間方向Rに突出して、例えば平板状に形成された部位である。
第1の水位電極64は、例えば金属から構成されており、図4に示すように、第1の側面60aに対して離間方向Rに第1の設定間隔B1を有して離間しているとともに、水位センサ32を壁面50sに固定した際、第2の部位61から高さ方向Hに、接地電極63よりも高さ方向Hに高い洗浄消毒槽4内の第1の水位H1まで垂れ下がって設けられたものである。
尚、第1の水位H1は、洗浄消毒槽4に洗浄液が供給された際、洗浄液の貯留量を規定する水位となっている。
第2の水位電極65は、例えば金属から構成されており、第1の側面60aに対して離間方向Rに第1の設定間隔B1を有して離間しているとともに、水位センサ32を壁面50sに固定した際、第2の部位61から高さ方向Hに、第1の水位H1よりも高水位な洗浄消毒槽4内の第2の水位H2まで垂れ下がって設けられたものである。
尚、第2の水位H2は、洗浄消毒槽4内に消毒液または濯ぎ水が供給された際、消毒液または濯ぎ水の貯留量を規定する水位であるとともに、洗浄消毒槽4に貯留された消毒液または濯ぎ水が、トップカバー3の内面3nに接触する高さに設定されている。
また、洗浄消毒槽4内に各種液体が供給された際、液体の水位は、第2の水位H2以上となることがない。よって、水位センサ32において、第2の水位電極65よりも高さ方向Hの上部側の第2の部位61を含む図3及び図4中点線で囲んだ位置は、液体に対して非接触となる液体非接触部位70を構成している。
第3の水位電極66は、例えば金属から構成されており、液体非接触部位70において、第1の側面60aに対して離間方向Rに第1の設定間隔B1を有して離間しているとともに、水位センサ32を壁面50sに固定した際、第2の部位61から高さ方向Hに、第2の水位H2よりも高水位な洗浄消毒槽4内の第3の水位H3まで垂れ下がって設けられたものである。
尚、第3の水位H3は、第2の水位H2よりも高水位の位置に設定されていることにより、第3の水位電極66は、洗浄消毒槽4内に各種液体が供給された際、第2の水位H2以上に液体が貯留されてしまった異常水位を検知するようになっている。
ここで、上述したように、第1の水位電極64、第2の水位電極65、第3の水位電極66は、第1の側面60aに対して離間方向Rにおいて、同じ距離、第1の設定間隔B1だけ離間して位置していると示したが、第1の設定間隔B1は、3mm以上、槽本体50の水位センサ32が設けられた位置における離間方向Rの幅A1(図2参照)以下(3mm≦B1≦A1)に設定されている。
尚、第1の設定間隔B1は、図4に示すように、第1の水位電極64と第2の水位電極65との少なくとも一方に付着した水滴Tが、第1の側面60aに接触してしまい、接地電極63と、第1の水位電極64と第2の水位電極65との少なくとも一方が、第1の側面60aを伝った水滴Tにより導通してしまうのを防ぐ間隔である。即ち、水滴T以上の間隔に設定されている。
また、第1の水位電極64と第2の水位電極65とは、図3に示すように、離間方向R及び高さ方向Hに略直交する並び方向Qにおいて、第2の設定間隔B2だけ互いに離間して位置している。尚、第2の設定間隔B2は、3mm以上、槽本体50の水位センサ32が設けられた位置における並び方向Qの幅A2(図2参照)以下(3mm≦B2≦A2)に設定されている。
尚、第2の設定間隔B2は、図3に示すように、第1の水位電極64と第2の水位電極65との間において、少なくとも1つの電極に付着した水滴Tが、並び方向Qに並んで位置する隣の電極に接触してしまい、並び方向Qにおいて各電極間が導通してしまうのを防ぐ間隔である。
これは、例えば、第1の水位H1まで洗浄液を貯留させた際、通常、制御部19は、第1の水位電極64と接地電極63との導通により、第1の水位H1を検出するが、第1の水位電極64と第2の水位電極65とが水滴Tにより導通していることにより、制御部19によって、第2の水位H2まで洗浄液が貯留されてしまったと誤検出されてしまうのを防ぐためである。
また、本実施の形態において、第3の水位電極66は並び方向Qにおいて第1の水位電極64と第2の水位電極65と3mm離間していない。これは、通常運転時に水滴Tが付着しない位置に第3の水位電極66があるため、水滴Tによる誤検出がないと判断したためである。
また、水位センサ32は、第1の水位電極64、第2の水位電極65、第3の水位電極66の各種液体に接触する部位以外の部位は、例えば樹脂等により覆われて形成されている。
さらに、図4に示すように、固定部62には、例えば金属から構成された4本の電気接点73〜76が、固定部62から露出して形成されている。尚、電気接点73〜76は、水位センサ32が槽本体50の壁面50sに固定された際、装置本体2の内部に位置するため、即ち、洗浄消毒槽4に露出することがないため、洗浄消毒槽4への各種液体の貯留に伴って、各種液体が接触することがない。
電気接点73は、固定部62の樹脂で覆われた内部を通じて接地電極63に繋がっており、電気接点74は、固定部62、第1の部位60、第2の部位61の樹脂で覆われた内部を通じて第1の水位電極64に繋がっており、電気接点75は、固定部62、第1の部位60、第2の部位61の樹脂で覆われた内部を通じて第2の水位電極65に繋がっており、電気接点76は、固定部62、第1の部位60、第2の部位61の樹脂で覆われた内部を通じて第3の水位電極66に繋がっている。
さらに、各電気接点73〜76は、装置本体2に設けられた制御部19に、配線コード83〜86を介して、それぞれ電気的に接続されている。
制御部19は、洗浄消毒槽4内に、洗剤ノズル22から洗浄剤が供給されるとともに、給水循環ノズル24から洗浄剤が希釈される水道水が供給され、即ち、洗浄液が供給され、接地電極63と第1の水位電極64とが洗浄液を介して導通したのを、電気接点73、配線コード83及び電気接点74、配線コード84を介して検出した際、洗浄消毒槽4内において、洗浄液が第1の水位H1まで貯留されたことを検出するとともに、洗浄消毒槽4内への洗浄液の供給を停止させる制御を行う。
また、制御部19は、洗浄消毒槽4内に、消毒液ノズル23から消毒液が供給される、または給水循環ノズル24から濯ぎ水が供給され、接地電極63と第2の水位電極65とが消毒液または濯ぎ水を介して導通したのを、電気接点73、配線コード83及び電気接点75、配線コード85を介して検出した際、洗浄消毒槽4内において、消毒液または濯ぎ水が第2の水位H2まで貯留されたことを検出するとともに、洗浄消毒槽4内への消毒液または濯ぎ水の供給を停止させる制御を行う。
さらに、制御部19は、洗浄消毒槽4内において、各種液体が供給され、接地電極63と第3の水位電極66とが液体を介して導通したのを、電気接点73、配線コード83及び電気接点76、配線コード86を介して検出した際、洗浄消毒槽4内において、液体が第2の水位H2を超えて第3の水位H3まで貯留された異常水位を検出するとともに、洗浄消毒槽4から、排水口55または循環口56を介して液体を排出する制御を行う。具体的には、制御部19は、装置本体2から排出する、または液体が消毒液の場合、装置本体2内に設けられた図示しないタンクに回収する制御を行う。
このように、本実施の形態においては、水位センサ32の高さ方向Hの上部において、離間方向Rに離間するよう突出して形成された第2の部位61から、第1の水位電極64が、洗浄消毒槽4の第1の水位H1まで垂れ下がって設けられており、また、第2の水位電極65が、洗浄消毒槽4の第2の水位H2まで垂れ下がって設けられており、さらに、第3の水位電極66が、洗浄消毒槽4の第3の水位H3まで垂れ下がって設けられていると示した。
また、第1の水位電極64〜第3の水位電極66は、離間方向Rにおいて、第1の側面60aから第1の設定間隔B1だけ離間して設けられているとし、第1の設定間隔B1は、第1の水位電極64〜第3の水位電極66に付着した水滴Tが、第1の側面60aに付着しない間隔、具体的には、3mm以上、洗浄消毒槽4の水位センサ32が設けられた位置の離間方向Rの幅A1以下に設定されていると示した。
さらには、第1の水位電極64と第2の水位電極65とは、それぞれ並び方向Qにおいて、第2の設定間隔B2だけ互いに離間して設けられているとし、第2の設定間隔B2は、第1の水位電極64〜第3の水位電極66に付着した水滴Tが、並び方向Qにおいて並んでいる隣の電極に付着しない間隔、具体的には、3mm以上、洗浄消毒槽4の水位センサ32が設けられた位置の並び方向Qの幅A2以下に設定されていると示した。
また、本実施の形態の水位センサ32は、高さ方向Hの上部において、洗浄消毒槽4に液体が貯留された際、液体に対して非接触となる第2の部位61を含む液体非接触部位70を具備していると示した。
このことによれば、第1の水位電極64に付着した水滴Tは、第1の側面60a、第2の水位電極65、第3の水位電極66、第2の部位61に接触してしまうことがない他、第2の水位電極65に付着した水滴Tは、第1の側面60a、第1の水位電極64、第3の水位電極66、第2の部位61に接触してしまうことがないばかりか、第3の水位電極66に付着した水滴Tは、第1の水位電極64、第2の水位電極65、第1の側面60aに接触してしまうことがないことから、各水位電極64〜66に付着した水滴Tが、第1の側面60a、第2の部位61を伝うことにより、各水位電極64〜66と接地電極63とが意図せず導通してしまうことを防ぐことができる。
さらには、第1の水位電極64と第2の水位電極65または第3の水位電極66との間、第2の水位電極65と第3の水位電極66との間が水滴Tにより導通してしまうことを防ぐことができる。
即ち、制御部19は、洗浄消毒槽4内において、洗浄液が、第1の水位H1まで貯留されたことを、第1の水位電極64と接地電極63との導通により正確に検出することができ、消毒液または濯ぎ水が、第2の水位H2まで貯留されたことを、第2の水位電極65と接地電極63との導通により正確に検出することができるとともに、液体が第3の水位まで貯留されてしまったことを、第3の水位電極66と接地電極63との導通により正確に検出することができる。
また、各水位電極64〜66は、水位センサ32に設けられていることから、簡単な構成にて水位センサを安価に形成することができる。さらに、水位センサ32を、従来の大きさと変わらない大きさに形成することができる。
以上から、簡単かつ安価な構成で、省スペースにて誤検出なく液体の水位を確実かつ正確に検出することができる水位センサ32を具備する洗浄消毒装置1を提供することができる。
尚、以下、変形例を示す。本実施の形態においては、図2〜図4に示すように、水位センサ32は、洗浄消毒槽4の槽本体50の壁面50sに設けられていると示したが、これに限らず、槽本体50の底面50tに設けられていても良いということは勿論である。この場合、水位センサ32の固定部62は、第1の部位60の高さ方向Hの底部に設けられる。
尚、以下、別の変形例を、図5を用いて示す。図5は、図3の水位センサの変形例の構成を示す側面図である。
本実施の形態においては、第1の水位電極64〜第3の水位電極66は、第1の部位60の第1の側面60aから、離間方向Rにおいて、同じ距離、第1の設定間隔B1だけ離間して設けられており、第2の水位電極65は、並び方向Qにおいて、第1の水位電極64から第2の設定間隔B2だけ離間して設けられていると示した。
これに限らず、図5に示すように、第1の水位電極64〜第3の水位電極66が、第2の部位61に対し、並び方向Qにおいて同じ位置に設けられているとともに、離間方向Rにおいて、第2の水位電極65が、第1の部位60の第1の側面60aから、第1の水位電極64よりも離間して設けられているとともに、第3の水位電極66が、第1の部位60の第1の側面60aから、第2の水位電極65よりも離間して設けられていても構わない。
即ち、第1の水位電極64は、第1の部位60の第1の側面60aから、離間方向Rにおいて、例えば第1の設定間隔B1だけ離間して設けられており、第2の水位電極65は、第1の水位電極64から、離間方向Rにおいて、例えば第1の設定間隔B1だけ離間して設けられており、第3の水位電極66は、第2の水位電極65から、離間方向Rにおいて、例えば第1の設定間隔B1だけ離間して設けられていても構わない。このような構成によっても、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。尚、本構成においても、水位センサ32は、槽本体50の底面50tに設けられていても構わない。
また、以下、別の変形例を、図6を用いて示す。図6は、図5とは異なる図3の水位センサの変形例の構成を示す側面図である。
本実施の形態においては、水位センサ32の第2の部位61は、第1の部位60の高さ方向Hの上部において、離間方向Rに突出して形成されている、より詳しくは、離間方向Rにおいて第1の側面60a側に折れ曲がって形成されており、第1の部位60に、第1の水位電極64〜第3の水位電極66が設けられていると示した。
これに限らず、図6に示すように、第2の部位61を、第1の部位60の高さ方向Hの上部において、第1の側面60aから離間方向Rにおいて第1の方向R1に離間する第1の離間部位61aと、第1の部位60における第1の側面60aとは反対側の第2の側面60bから離間方向Rにおいて第2の方向R2に離間する第2の離間部位61bとから構成し、第2の水位電極65を、第1の離間部位61aから垂れ下げて設けるとともに、第1の水位電極64及び第3の水位電極66を、第2の離間部位61bから垂れ下げて設けても構わない。
尚、この場合、第2の水位電極65は、側面60aから離間方向Rにおける第1の方向R1に、第1の設定間隔B1だけ離間するよう設けられており、第3の水位電極66は、側面60bから離間方向Rにおける第2の方向R2に、第1の設定間隔B1だけ離間するよう設けられており、第1の水位電極64は、第3の水位電極66から離間方向Rにおける第2の方向R2に、第1の設定間隔B1だけ離間するよう設けられている。
このような構成によっても、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。尚、第1の水位電極64、第3の水位電極66が、第1の離間部位61aに設けられ、第2の水位電極65が、第2の離間部位61bに設けられていても構わない。また、本構成においても、水位センサ32は、槽本体50の底面50tに設けられていても構わない。
本実施の形態を示す洗浄消毒装置の斜視図。 図1のトップカバーが開放され、洗浄消毒槽に内視鏡が収納自在な状態を示す洗浄消毒装置の斜視図。 図2の水位センサを、カバーが外された状態で拡大して示す斜視図。 図3の水位センサを、図3中のIVの方向からみた側面図。 図3の水位センサの変形例の構成を示す側面図。 図5とは異なる図3の水位センサの変形例の構成を示す側面図。
符号の説明
1…洗浄消毒装置
2…装置本体
4…洗浄消毒槽
19…制御部
32…水位センサ
50s…壁面
60…第1の部位
60a…第1の側面(側面)
60b…第2の側面(側面)
61…第2の部位
61a…第1の離間部位
61b…第2の離間部位
63…接地電極
64…第1の水位電極
65…第2の水位電極
66…第3の水位電極
70…液体非接触部位
A1…洗浄消毒槽の離間方向の幅
A2…洗浄消毒槽の並び方向の幅
B1…第1の設定間隔
B2…第2の設定間隔
H…高さ方向
H1…第1の水位
H2…第2の水位
H3…第3の水位
Q…並び方向
R…離間方向
R1…第1の方向
R2…第2の方向

Claims (10)

  1. 洗浄消毒槽の壁面または底面に設けられた水位センサにより、洗浄消毒槽内に貯留される液体の水位を検出する洗浄消毒装置であって、
    前記壁面に沿って位置する前記水位センサの第1の部位と、
    前記第1の部位に設けられた接地電極と、
    前記第1の部位の高さ方向の上部において、前記第1の部位の前記壁面に沿った側面から離間する離間方向に突出して形成された前記水位センサの第2の部位と、
    前記側面に対し前記離間方向に第1の設定間隔を有して、前記第2の部位から前記高さ方向に、前記接地電極よりも前記高さ方向に高い前記洗浄消毒槽内の第1の水位まで垂れ下がった第1の水位電極と、
    前記側面に対し前記離間方向に第1の設定間隔を有して、前記第2の部位から前記高さ方向に、前記第1の水位よりも高水位な前記洗浄消毒槽内の第2の水位まで垂れ下がった第2の水位電極と、
    前記接地電極と前記第1の水位電極とが前記液体を介して導通した際、前記洗浄消毒槽内において、前記液体が前記第1の水位まで貯留されたことを検出するとともに、前記接地電極と前記第2の水位電極とが前記液体を介して導通した際、前記洗浄消毒槽内において、前記液体が前記第2の水位まで貯留されたことを検出し、前記洗浄消毒槽への前記液体の供給を停止させる制御を行う制御部と、
    を具備していることを特徴とする洗浄消毒装置。
  2. 前記水位センサは、前記高さ方向の上部において、前記第2の水位まで前記液体が貯留された際、前記液体に非接触となる前記第2の部位を具備する液体非接触部位を有しており、
    前記液体非接触部位において、前記側面に対し前記離間方向に第1の設定間隔を有して、前記第2の部位から前記高さ方向に、前記第2の水位よりも高水位な前記洗浄消毒槽内の第3の水位まで垂れ下がった第3の水位電極が位置していることを特徴とする請求項1に記載の洗浄消毒装置。
  3. 前記制御部は、前記接地電極と前記第3の水位電極とが前記液体を介して導通した際、前記洗浄消毒槽内において、前記液体が前記第2の水位を超えて前記第3の水位まで貯留された異常水位を検出するとともに、前記洗浄消毒槽から前記液体を排出する制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の洗浄消毒装置。
  4. 前記制御部は、前記接地電極と前記第3の水位電極とが前記液体を介して導通した際、前記洗浄消毒槽内において、前記液体が前記第2の水位を超えて前記第3の水位まで貯留された異常水位を検出するとともに、前記洗浄消毒槽から排出した前記液体を、装置本体から排出する、または前記液体が消毒液の場合、前記装置本体内に設けられたタンクに回収する制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の洗浄消毒装置。
  5. 前記第1の設定間隔は、3mm以上、前記洗浄消毒槽の前記水位センサが設けられた位置における前記離間方向の幅以下に設定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗浄消毒装置。
  6. 前記第1の水位電極と前記第2の水位電極と前記第3の水位電極とは、前記第1の部位の前記側面から同じ距離、前記第1の設定間隔離間していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗浄消毒装置。
  7. 前記第1の水位電極は、前記第3の水位電極と、前記離間方向及び前記高さ方向に略直交する前記各電極の並び方向において第2の設定間隔離間して位置しており、前記第2の水位電極は、前記第1の水位電極及び前記第3の水位電極と、前記並び方向において第2の設定間隔離間して位置していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の洗浄消毒装置。
  8. 前記第2の設定間隔は、3mm以上、前記洗浄消毒槽の前記水位センサが設けられた位置における前記並び方向の幅以下に設定されていることを特徴とする請求項7に記載の洗浄消毒装置。
  9. 前記第2の水位電極は、前記第1の水位電極よりも、前記第1の部位の前記側面から前記離間方向において離間して位置しており、前記第3の水位電極は、前記第2の水位電極よりも、前記第1の部位の前記側面から前記離間方向において離間して位置していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗浄消毒装置。
  10. 前記第2の部位は、前記第1の部位の高さ方向の上部において、前記第1の部位の前記壁面に沿った第1の側面から、前記離間方向において第1の方向に離間する第1の離間部位と、前記第1の部位の前記壁面に沿った前記第1の側面と反対側の第2の側面から、前記離間方向において第1の方向とは反対の第2の方向に離間する第2の離間部位とを有しており、
    前記第1の水位電極及び前記第2の水位電極は、前記第1の離間部位と前記第2の離間部位とのいずれかから垂れ下がっていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗浄消毒装置。
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