JP2010056655A - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 チャネルの混雑時または閑散時にコンテンション・ウインドウの初期値を適宜設定することにより、スループットを向上させる。
【解決手段】 CSMA−CAによる再送処理を行う第1の手段と、ARFによる伝送レート制御を行う第2の手段と、送信失敗数が第3の規定値(Nfth2)に到達したときにコンテンション・ウインドウの初期値を拡大し、送信成功数が第4の規定値(Nsth2)に到達したときにコンテンション・ウインドウの初期値を縮小する第3の手段とを備えた無線通信装置において、タイマーが所定時間の計測を終了したときに第4の規定値(Nsth2)を減少させる第4の手段と、第3の手段でコンテンション・ウインドウの初期値を縮小した後の初送信で送信失敗したときに、第4の規定値(Nsth2)を増加させる第5の手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線LAN(Local Area Network)やPAN(Personal Area Network )のように複数の無線局間で相互に通信を行う無線ネットワークにおいて、特にCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)によるキャリア検出に基づいてランダムアクセス制御を行う無線通信装置および無線通信方法に関する。
無線ネットワークの標準規格として、IEEE802.11(非特許文献1)やIEEE802.15などがある。
ここで、CSMA(Carrier Sense Multiple Access )とは、送信を開始する際にキャリアセンスを行うことにより多重アクセスに対応する接続方式である。有線通信では、多重アクセス方式としてCSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)があり、送信を開始する前にチャネルのキャリアセンスを行い、チャネルがアイドルのときに送信を開始し、それでも信号の衝突を検出した場合にはバックオフアルゴリズムで算出されるランダム時間後にデータ再送を行う。しかし、無線通信では、送信電力と受信電力の差が大きく、衝突を検出することが困難であることから、CSMA/CAによって衝突を回避する方式が採用されている。
図4は、CSMA/CAが適用される無線通信システムの構成例を示す。図において、無線通信システムは、通信エリア内の複数の無線局51,52,53が相互に無線通信を行う構成である。各無線局は、アンテナ54、送受信部55および制御部56により構成され、各無線局の制御部56は通信を開始する際にCSMA/CAによるアクセス制御を行う。
(従来技術1)
CSMA/CAは、送信を開始する前にチャネルのキャリアセンスを行い、チャネルがアイドルのときに、コンテンション・ウインドウ(CW)の範囲からランダムなバックオフ・タイムを発生させ、そのバックオフ・タイムの期間だけ待機した後にパケットを送信する。複数の無線局のバックオフ・タイムがランダムになることから衝突が回避される確率が高いが、所定時間内にACK信号を受信しない場合には送信失敗と判断してコンテンション・ウインドウを拡大し、バックオフ・タイムをランダムに発生させる範囲を広げて再送処理を行う。
すなわち、図5に示すように再送回数が増えるごとにチャネルが混雑していると判断し、コンテンション・ウインドウを拡大して衝突回避のためのバックオフ・タイムの発生範囲を広げる(2進指数バックオフ)。図4に示すCWmin はコンテンション・ウインドウの初期値を示し、CWmax はコンテンション・ウインドウの上限値を示す。ここでは、再送3回目のときにコンテンション・ウインドウが上限値CWmax に達し、再送3回目で送信成功するか送信失敗によってパケットが廃棄されると、後続パケットを送信する際にコンテンション・ウインドウが初期値CWmin にリセットされる様子を示す。
このように再送が繰り返されるチャネル混雑時の状況でも、送信成功やパケット廃棄後に後続パケットを送信する際には、コンテンション・ウインドウが初期値CWmin にリセットされるので、後続パケットの衝突が生じやすくなり、再送処理が繰り返されてスループットが低下(遅延時間が増加)する。
(従来技術2)
従来技術1におけるチャネル混雑時のスループットを改善する方法として非特許文献2の技術がある。
すなわち、後述するARF(Automatic Rate Fallback) を利用して送信成功数および送信失敗数をカウントし、図6に示すように、送信失敗数が規定値Nfth に到達するとコンテンション・ウインドウの初期値CWinitを拡大し(CWinit=min[CWinit*N,CWmax]、Nは整数)、送信成功数が規定値Nsth に到達するとコンテンション・ウインドウの初期値CWinitを縮小する(CWinit=max[CWinit/N,CWmin])。
このように、送信失敗の一因がチャネル混雑によるパケット衝突のため、送信失敗数を評価することでチャネル混雑を検出し、コンテンション・ウインドウの初期値を拡大することでチャネル混雑中の衝突確率を低減し、結果してスループットを向上させている。また、送信成功数が規定値Nsth に到達するまで、拡大したコンテンション・ウインドウの初期値CWinitを維持するようになっている。
(従来技術3)
また、IEEE802.11標準規格では、複数の送信レートが規定されており、無線品質の状況に応じて送信レートを変更する(非特許文献3)。送信レートを制御するアルゴリズムとしてARFがある。ARFでは、送信成功数と送信失敗数をカウントする。送信失敗数が規定値(例えば2回)に到達すると伝送レートを1段階下げ、所定時間を計測するタイマーを開始する。このタイマーが所定時間の計測を終了するか、または送信成功数が規定値(例えば10回)に到達するか、いずれか早い方のタイミングで伝送レートを1段階上げ、タイマーをリセットする。また、伝送レートを1段階上げた後の1フレーム目が送信失敗になった場合には、すぐに伝送レートを1段階下げる。
IEEE802.11,"Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical (PHY) Layer Specifications", June 2007 小川、永田、岸田、梅内、井上、「送信成否履歴に基づく分散型送信制御」、電子情報通信学会2008年総合大会、2008年3月 A.Kamerman and L.Monteban, "WaveLAN-II:A High-Performance Wireless LAN for the Unlocrnsed Band",BellLabs Technical Journal, vol.2, no.3, pp.118-133, Aug.1997
従来技術1では、コンテンション・ウインドウの初期値をCWmin として固定していた。そのため、送信失敗が連続してコンテンション・ウインドウが上限値CWmax まで拡大しても、さらに送信失敗によって初期値CWmin にリセットされるので、後続パケットの衝突が生じやすくなりスループットが低下する。
これに対して、従来技術2では、コンテンション・ウインドウの初期値をCWinitとし、その値をCWmin ≦CWinit≦CWmax の範囲で動的に変化させている。すなわち、送信失敗数が規定値に到達するごとにコンテンション・ウインドウの初期値CWinitを拡大し、送信成功数が規定値に到達するごとにコンテンション・ウインドウの初期値CWinitを縮小し、チャネルの混雑状況に応じたコンテンション・ウインドウの初期値の動的制御によりスループットの改善が可能になっている。
ここで、従来技術2と従来技術3を組み合わせて利用する場合は、従来技術2の送信成功数の規定値Nsth が固定のため、タイマーが計測する所定時間であるタイマー値によってスループットおよび遅延時間が変動することになる。以下、タイマー値と遅延時間の関係について説明する。
遅延が増加する原因として、(a) コンテンション・ウインドウの初期値の拡大による送信開始前の待機時間の増加、(b) 送信失敗による再送時間の増加がある。(a) については、送信成功数の規定値Nsth が大きいとコンテンション・ウインドウの初期値が継続して大きな値をとる機会が増加し、遅延が増加する。(b) については、コンテンション・ウインドウの初期値が小さければ衝突が発生しやすくなり、遅延が増加する。逆に、コンテンション・ウインドウの初期値が大きければ衝突が発生しにくく、遅延が減少する。
従来技術3では、送信失敗数が規定値に到達して伝送レートを下げて開始したタイマーが終了すると伝送レートを上げる。すなわち、衝突によって低下した伝送レートを、タイマー終了によって伝送レートを上げることになる。ここで、タイマー値が小さい場合、伝送レートが頻繁に上がるので、チャネルの占有時間が短く、衝突によってチャネルが浪費される時間が短くなる。逆に、タイマー値が大きい場合、衝突によって伝送レートが低下すると、回復するまで時間がかかる。このとき送信成功数の規定値Nsth が固定であれば、タイマー値の大きさに応じて遅延時間が変動することになる。
本発明は、チャネルの混雑時または閑散時にコンテンション・ウインドウの初期値を適宜設定することにより、スループットを向上させることができる無線通信装置および無線通信方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、通信に使用するチャネルでキャリアセンスを行い、当該チャネルがアイドルのときに、コンテンション・ウインドウの範囲からランダムなバックオフ・タイムを発生させ、そのバックオフ・タイムの期間だけ待機した後にパケット送信を行い、パケット送信後に受信応答であるACK信号を受信したときに送信成功数をカウントするとともにコンテンション・ウインドウを初期値にリセットし、ACK信号を所定時間内に受信しないときに送信失敗数をカウントするとともにコンテンション・ウインドウを拡大しながら再送処理を行う第1の手段と、送信失敗数が第1の規定値(Nfth1)に到達したときに伝送レートを下げるとともに所定時間を計測するタイマーを開始し、送信成功数が第2の規定値(Nsth1)に到達したときまたはタイマーが所定時間の計測を終了したときに伝送レートを上げてタンマーをリセットする第2の手段と、送信失敗数が第3の規定値(Nfth2)に到達したときにコンテンション・ウインドウの初期値を拡大し、送信成功数が第4の規定値(Nsth2)に到達したときにコンテンション・ウインドウの初期値を縮小する第3の手段とを備えた無線通信装置において、タイマーが所定時間の計測を終了したときに第4の規定値(Nsth2)を減少させる第4の手段と、第3の手段でコンテンション・ウインドウの初期値を縮小した後の初送信で送信失敗したときに、第4の規定値(Nsth2)を増加させる第5の手段とを備える。
第1の発明の無線通信装置において、第3の手段は、コンテンション・ウインドウの初期値CWinitをCWmax を上限としてCWinit*Nに拡大し(Nは整数)、コンテンション・ウインドウの初期値CWinitをCWmin を下限としてCWinit/Nに縮小する構成である。
第2の発明は、通信制御手段を用いて、通信に使用するチャネルでキャリアセンスを行い、当該チャネルがアイドルのときに、コンテンション・ウインドウの範囲からランダムなバックオフ・タイムを発生させ、そのバックオフ・タイムの期間だけ待機した後にパケット送信を行い、パケット送信後に受信応答であるACK信号を受信したときに送信成功数をカウントするとともにコンテンション・ウインドウを初期値にリセットし、ACK信号を所定時間内に受信しないときに送信失敗数をカウントするとともにコンテンション・ウインドウを拡大しながら再送処理を行う第1のステップと、送信失敗数が第1の規定値(Nfth1)に到達したときに伝送レートを下げるとともに所定時間を計測するタイマーを開始し、送信成功数が第2の規定値(Nsth1)に到達したときまたはタイマーが所定時間の計測を終了したときに伝送レートを上げてタンマーをリセットする第2のステップと、送信失敗数が第3の規定値(Nfth2)に到達したときにコンテンション・ウインドウの初期値を拡大し、送信成功数が第4の規定値(Nsth2)に到達したときにコンテンション・ウインドウの初期値を縮小する第3のステップとを有する無線通信方法において、タイマーが所定時間の計測を終了したときに第4の規定値(Nsth2)を減少させる第4のステップと、第3のステップでコンテンション・ウインドウの初期値を縮小した後の初送信で送信失敗したときに、第4の規定値(Nsth2)を増加させる第5のステップとを有する。
第2の発明の無線通信方法において、第3のステップは、コンテンション・ウインドウの初期値CWinitをCWmax を上限としてCWinit*Nに拡大し(Nは整数)、コンテンション・ウインドウの初期値CWinitをCWmin を下限としてCWinit/Nに縮小することを特徴とする。
本発明は、ARFの送信成功数の第2の規定値(Nsth1)に到達する前にタイマーが所定時間の計測を終了すると、コンテンション・ウインドウの初期値を縮小させるか否かの判断に用いる送信成功数の第4の規定値(Nsth2)を減少させる。また、送信成功数が第4の規定値(Nsth2)に到達し、コンテンション・ウインドウの初期値を縮小させた後の初送信で送信失敗したときに、送信成功数が第4の規定値(Nsth2)を増加させる。
これにより、送信成功数の第4の規定値(Nsth2)をタイマーが計測する所定時間(タイマー値)に応じて動的に変動させることができる。すなわち、タイマー値が小さい場合には、送信成功数の第4の規定値(Nsth2)を小さくすることにより、送信開始前の待機時間を短くし、遅延時間を抑えることができる。
図1は、本発明の無線通信装置の実施形態を示す。ここでは、本発明の無線通信装置および無線通信方法が図4に示す各無線局の制御部56で実現される例を示す。
図1において、制御部56は、キャリアセンスを行い、受信パケットおよび送信パケットを送受信し、ACK信号を送受信して再送処理を制御し、さらにマルチレート制御機能を含む送受信制御部11と、ACK信号を生成する受信応答生成部12と、再送処理に対応する送信パケットをバッファリングする送信バッファ13と、再送回数に応じてコンテンション・ウインドウを制御するコンテンション・ウインドウ制御部14と、連続する送信成功数Ns および送信失敗数Nf をカウントする送信成功・失敗カウント部15と、送信成功数の規定値(Nsth2)を制御するNsth2制御部16を備える。
図2は、本発明の無線通信装置および無線通信方法の処理手順1を示す。図3は、本発明の無線通信装置および無線通信方法の処理手順2を示す。この処理手順は、図1に示す送受信制御部11、コンテンション・ウインドウ制御部14、送信成功・失敗カウント部15およびNsth2制御部16で実行される。
図2において、送受信制御部11がパケット送信を行うと(S1)、所定時間内に受信応答であるACK信号を受信するか否かを判断する(S2)。ここで、ACK信号を受信すると、コンテンション・ウインドウ制御部14に通知し、次の送信処理におけるコンテンション・ウインドウを初期値CWinitにリセットする(S3)。また、送信成功・失敗カウント部15に通知して送信失敗数Nf1,Nf2を0にリセットし、送信成功数Ns1,Ns2をインクリメントする(S4)。なお、送信失敗数Nf1,Nf2は、ARFを利用して同じタイミングでカウントされるが、それぞれのリセットタイミングが異なるために分けて表記している。送信成功数Ns1,Ns2についても同様である。
次に、送信成功数Ns1が送信成功数の規定値Nsth1(規定値2)に到達したか否かを判定し(S5)、到達していればARFのタイマーをリセットし(S6)、伝送レートをアップして送信成功数Ns1を0にリセットする(S7)。また、送信成功数Ns1が規定値Nsth1に到達していなければ、ステップS6,S7を飛ばしてステップS8に進む。
次に、送信成功数Ns2が送信成功数の規定値Nsth2(規定値4)に到達したか否かを判定し(S8)、到達していればコンテンション・ウインドウの初期値CWinitをCWinit/Nに縮小するとともに送信成功数Ns2を0にリセットし(S9)、後続パケットの送信処理に戻る。また、送信成功数Ns2が規定値Nsth2に到達していなければ、コンテンション・ウインドウの初期値CWinitを維持したまま後続パケットの送信処理に戻る。
一方、所定時間内にACK信号を受信しない場合には、送受信制御部11からコンテンション・ウインドウ制御部14に通知し、CSMA/CAの2進指数バックオフアルゴリズムに基づいてコンテンション・ウインドウを上限値CWmax になるまで順次拡大する(S10)。また、送信成功・失敗カウント部15に通知して送信成功数Ns1,Ns2を0にリセットし、送信失敗数Nf1,Nf2をインクリメントする(S11)。次に、パケット送信失敗がステップS9のコンテンション・ウインドウの初期値CWinitを縮小した後の初送信であるか否かを判定し(S12)、初送信であれば送信成功数の規定値Nsth2(規定値4)を増大する(S13)。ここでは、送信成功数の規定値Nsth2(規定値4)を1増加する例を示すが、2以上であってもよい。また、初送信でなければ、ステップS13を飛ばしてステップS14に進む。
次に、パケット送信失敗がステップS7の伝送レートアップ後の初送信であるか否かを判定し(S14)、初送信であればARFのタイマーを開始し(S16)、伝送レートをダウンして送信失敗数Nf1を0にリセットする(S17)。この処理は、通常のARFの機能である。一方、初送信でなければ、送信失敗数Nf1が送信失敗数の規定値Nft1(規定値1)に到達したか否かを判定し(S15)、到達していればARFのタイマーを開始し(S16)、伝送レートをダウンして送信失敗数Nf1を0にリセットする(S17)。また、送信失敗数Nf1が規定値Nfth1に到達していなければ、ステップS16,S17を飛ばしてステップS18に進む。
次に、送信失敗数Nf2が送信失敗数の規定値Nft2(規定値3)に到達したか否かを判定し(S18)、到達していればコンテンション・ウインドウの初期値CWinitをCWinit*Nに拡大するとともに送信失敗数Nf2を0にリセットし(S19)、後続パケットの送信処理に戻る。また、送信失敗数Nf2が規定値Nfth2に到達していなければ、後続パケットの送信処理に戻る。
次に、ステップS16のタイマー開始後の処理手順2について、図3を参照して説明する。図2のステップS6でタイマーがリセットされることなくタイマー終了となった場合(S21)、伝送レートをアップして送信成功数Ns1を0にリセットする(S22)。次に、送信成功数の規定値Nsth2(規定値4)を減少し(S23)、後続パケットの送信処理に戻る。ここでは、送信成功数の規定値Nsth2(規定値4)を1減少する例を示すが、2以上であってもよい。
ここで、本発明の特徴とする処理は、図2のステップS12,S13,図3のステップS23であり、ここで増減した送信成功数の規定値Nsth2(規定値4)は、図2のステップS9でコンテンション・ウインドウの初期値CWinitを減少させるか否かの判定(S8)に用いられる。
タイマー値が小さい場合は、送信成功数の規定値Nsth2(規定値4)を小さくすることにより、送信開始前の待機時間を短くすることができる。すなわち、上述した(b) のパケット再送による遅延を犠牲にして、(a) の送信開始前の待機時間を短くして遅延を小さくしている。一方、タイマー値が大きい場合には、送信成功数の規定値Nsth2(規定値4)を大きくすることにより衝突を回避し、パケット再送による遅延の増加を緩和する。すなわち、上述した(a) の送信開始前の待機時間による遅延を犠牲にして、(b) のパケット再送による遅延を小さくしている。
本発明の無線通信装置の実施形態を示す図。 本発明の無線通信装置および無線通信方法の処理手順1を示すフローチャート。 本発明の無線通信装置および無線通信方法の処理手順2を示すフローチャート。 CSMA/CAが適用される無線通信システムの構成例を示す図。 従来技術1のコンテンション・ウインドウの拡大・リセット例を示す図。 従来技術2のコンテンション・ウインドウの初期値の動的変更例を示す図。
符号の説明
11 送受信制御部
12 受信応答生成部
13 送信バッファ
14 コンテンション・ウインドウ制御部
15 送信成功・失敗カウント部
16 Nsth2制御部
51,52,53 無線局
54 アンテナ
55 送受信部
56 制御部

Claims (4)

  1. 通信に使用するチャネルでキャリアセンスを行い、当該チャネルがアイドルのときに、コンテンション・ウインドウの範囲からランダムなバックオフ・タイムを発生させ、そのバックオフ・タイムの期間だけ待機した後にパケット送信を行い、パケット送信後に受信応答であるACK信号を受信したときに送信成功数をカウントするとともにコンテンション・ウインドウを初期値にリセットし、ACK信号を所定時間内に受信しないときに送信失敗数をカウントするとともにコンテンション・ウインドウを拡大しながら再送処理を行う第1の手段と、
    前記送信失敗数が第1の規定値(Nfth1)に到達したときに伝送レートを下げるとともに所定時間を計測するタイマーを開始し、前記送信成功数が第2の規定値(Nsth1)に到達したときまたはタイマーが所定時間の計測を終了したときに伝送レートを上げてタンマーをリセットする第2の手段と、
    前記送信失敗数が第3の規定値(Nfth2)に到達したときに前記コンテンション・ウインドウの初期値を拡大し、前記送信成功数が第4の規定値(Nsth2)に到達したときに前記コンテンション・ウインドウの初期値を縮小する第3の手段と
    を備えた無線通信装置において、
    前記タイマーが所定時間の計測を終了したときに前記第4の規定値(Nsth2)を減少させる第4の手段と、
    前記第3の手段で前記コンテンション・ウインドウの初期値を縮小した後の初送信で送信失敗したときに、前記第4の規定値(Nsth2)を増加させる第5の手段と
    を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 請求項1に記載の無線通信装置において、
    前記第3の手段は、前記コンテンション・ウインドウの初期値CWinitをCWmax を上限としてCWinit*Nに拡大し(Nは整数)、前記コンテンション・ウインドウの初期値CWinitをCWmin を下限としてCWinit/Nに縮小する構成である
    ことを特徴とする無線通信装置。
  3. 通信制御手段を用いて、通信に使用するチャネルでキャリアセンスを行い、当該チャネルがアイドルのときに、コンテンション・ウインドウの範囲からランダムなバックオフ・タイムを発生させ、そのバックオフ・タイムの期間だけ待機した後にパケット送信を行い、パケット送信後に受信応答であるACK信号を受信したときに送信成功数をカウントするとともにコンテンション・ウインドウを初期値にリセットし、ACK信号を所定時間内に受信しないときに送信失敗数をカウントするとともにコンテンション・ウインドウを拡大しながら再送処理を行う第1のステップと、
    前記送信失敗数が第1の規定値(Nfth1)に到達したときに伝送レートを下げるとともに所定時間を計測するタイマーを開始し、前記送信成功数が第2の規定値(Nsth1)に到達したときまたはタイマーが所定時間の計測を終了したときに伝送レートを上げてタンマーをリセットする第2のステップと、
    前記送信失敗数が第3の規定値(Nfth2)に到達したときに前記コンテンション・ウインドウの初期値を拡大し、前記送信成功数が第4の規定値(Nsth2)に到達したときに前記コンテンション・ウインドウの初期値を縮小する第3のステップと
    を有する無線通信方法において、
    前記タイマーが所定時間の計測を終了したときに前記第4の規定値(Nsth2)を減少させる第4のステップと、
    前記第3のステップで前記コンテンション・ウインドウの初期値を縮小した後の初送信で送信失敗したときに、前記第4の規定値(Nsth2)を増加させる第5のステップと
    を有することを特徴とする無線通信方法。
  4. 請求項3に記載の無線通信方法において、
    前記第3のステップは、前記コンテンション・ウインドウの初期値CWinitをCWmax を上限としてCWinit*Nに拡大し(Nは整数)、前記コンテンション・ウインドウの初期値CWinitをCWmin を下限としてCWinit/Nに縮小する
    ことを特徴とする無線通信方法。
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