JP2010056340A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】化合物半導体機能層に生成される二次元キャリアガスチャネルにおいてキャリア密度及び電界をキャリア走行方向に変調する半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置(HEMT)1において、二次元キャリアガスチャネル24を有する第1の化合物半導体層21と、第1の化合物半導体層21上にバリア層として配設され、ドーパントを有する第2の化合物半導体層22と、二次元キャリアガスチャネル24の一端に接続された第1の主電極3と、二次元キャリアガスチャネル24の一端に離間する他端に接続された第2の主電極4とを備え、第1の主電極3と第2の主電極4との間において、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度が二次元キャリアガスチャネル24方向に異なる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に化合物半導体機能層を有する半導体装置に関する。
ガリウムナイトライド(GaN)系化合物半導体を用いた電子デバイスとして、高電子移動度トランジスタ(HEMT:high electron mobility transistor)が知られている。HEMTは、高い電子(キャリア)の移動度を有し、高周波特性に優れている。
HEMTは、チャネル層として機能するGaN層と、このGaN層上にヘテロ接合によって積層されたバリア層として機能するアルミニウムガリウムナイトライド(AlGaN)層とを有する窒化物系半導体機能層に構成される。GaN層のヘテロ接合近傍には高移動度の電子が走行する2次元電子ガス(2DEG:two-dimensional electron gas)チャネルが生成される。2次元電子ガスチャネルにはソース電極及びドレイン電極が接続され、ソース電極とドレイン電極との間にはゲート電極が配設される。このような構造を有するHEMTにおいては、自発分極や格子不整合を用いたピエゾ電界により高いキャリア密度を実現することができる。
なお、HEMTに関しては例えば下記特許文献1に記載されている。
WO 061038390号公報
n型チャネルのHEMTにおいては、キャリア密度を調節するため、AlGaN層(バリア層)のソース電極とドレイン電極との間には二次元電子ガスチャネル方向に一定の濃度でドーパント(添加物:dopant)が添加されることが知られている。しかしながら、このドーパント濃度を変えることによって、2次元電子ガスチャネル中の高いキャリア密度や電界を二次元電子ガスチャネル方向すなわちキャリア走行方向に変調する点について配慮がなされていなかった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものである。従って、本発明は、バリア層の主電極間のドーパント濃度を変えることによって、化合物半導体機能層に生成される二次元キャリアガスチャネルにおいてキャリア密度及び電界をキャリア走行方向に変調することができる半導体装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、半導体装置において、二次元キャリアガスチャネルを有する第1の化合物半導体層と、第1の化合物半導体層上にバリア層として配設され、ドーパントを有する第2の化合物半導体層と、二次元キャリアガスチャネルの一端に電気的に接続された第1の主電極と、二次元キャリアガスチャネルの一端に離間する他端に電気的に接続された第2の主電極とを備え、第1の主電極と第2の主電極との間において、第2の化合物半導体層のドーパント濃度が二次元キャリアガスチャネル方向に異なることである。
第1の特徴に係る半導体装置において、第2の化合物半導体層のドーパント濃度は二次元キャリアガスチャネル方向に連続的に異なることが好ましい。
また、第1の特徴に係る半導体装置において、第2の化合物半導体層のドーパント濃度は二次元キャリアガスチャネル方向に段階的に異なることが好ましい。
また、第1の特徴に係る半導体装置において、第1の化合物半導体層はn型ドーパントを有するn型ドープ窒化物系半導体層であり、第2の化合物半導体層は窒化物系半導体層であり、二次元キャリアガスチャネルは二次元電子ガスチャネルであることが好ましい。
また、第1の特徴に係る半導体装置において、第1の化合物半導体層と第2の化合物半導体層との間にアンドープ層又はスペーサ層を備えることが好ましい。
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、半導体装置において、二次元キャリアガスチャネルを有する第1の化合物半導体層と、第1の化合物半導体層上にバリア層として配設され、ドーパントを有する第2の化合物半導体層と、二次元キャリアガスチャネルの一端に電気的に接続されたソース電極と、二次元キャリアガスチャネルの一端に離間する他端に電気的に接続されたドレイン電極と、二次元キャリアガスチャネル上においてソース電極とドレイン電極との間に配設されたゲート電極とを備え、第2の化合物半導体層のドレイン電極とゲート電極との間のドーパント濃度が、第2の化合物半導体層のソース電極とゲート電極との間のドーパント濃度に対して低いことである。
本発明の実施の形態に係る第3の特徴は、半導体装置において、二次元キャリアガスチャネルを有する第1の化合物半導体層と、第1の化合物半導体層上にバリア層として配設され、ドーパントを有する第2の化合物半導体層と、二次元キャリアガスチャネルの一端に電気的に接続されたソース電極と、二次元キャリアガスチャネルの一端に離間する他端に電気的に接続されたドレイン電極と、二次元キャリアガスチャネル上においてソース電極とドレイン電極との間に配設されたゲート電極とを備え、第2の化合物半導体層のドレイン電極とゲート電極との間のドーパント濃度が、第2の化合物半導体層のソース電極とゲート電極との間のドーパント濃度に対して高いことである。
本発明の実施の形態に係る第4の特徴は、半導体装置において、二次元キャリアガスチャネルを有する第1の化合物半導体層と、第1の化合物半導体層上にバリア層として配設され、ドーパントを有する第2の化合物半導体層と、二次元キャリアガスチャネルの一端に電気的に接続されたアノード電極と、二次元キャリアガスチャネルの一端に離間する他端に電気的に接続されたカソード電極とを備え、第2の化合物半導体層のアノード電極とカソード電極との間においてアノード電極側のドーパント濃度が、カソード電極側のドーパント濃度に対して低いことである。
本発明の実施の形態に係る第5の特徴は、半導体装置において、二次元キャリアガスチャネルを有する第1の化合物半導体層と、第1の化合物半導体層上にバリア層として配設され、ドーパントを有する第2の化合物半導体層と、二次元キャリアガスチャネルの一端に電気的に接続されたアノード電極と、二次元キャリアガスチャネルの一端に離間する他端に電気的に接続されたカソード電極とを備え、第2の化合物半導体層のアノード電極とカソード電極との間においてアノード電極側のドーパント濃度が、カソード電極側のドーパント濃度に対して高いことである。
本発明によれば、バリア層の主電極間のドーパント濃度を変えることによって、化合物半導体機能層に生成される二次元キャリアガスチャネルのキャリア密度及び電界をキャリア走行方向に変調することができる半導体装置を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なる。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
また、以下に示す実施の形態はこの発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態は、半導体装置として3端子素子であるHEMTに本発明を適用し、このHEMTの電流コラプスの発生を減少するとともに、破壊耐圧を向上した例を説明するものである。
[HEMTの構成]
図1に示すように、第1の実施の形態に係るHEMT(半導体装置)1は、二次元キャリアガスチャネル24を有する第1の化合物半導体層21と、第1の化合物半導体層21上にバリア層として配設され、ドーパントを有する第2の化合物半導体層22と、二次元キャリアガスチャネル24の一端に電気的に接続された第1の主電極3と、二次元キャリアガスチャネル24の一端に離間する他端に電気的に接続された第2の主電極4とを備え、第1の主電極3と第2の主電極4との間において、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度が二次元キャリアガスチャネル24方向に異なる。更に、第1の主電極3と第2の主電極4との間にはゲート電極5が配設される。
第1の化合物半導体層21と第2の化合物半導体層22とはヘテロ接合をなしている。第1の化合物半導体層21及び第2の化合物半導体層22は化合物半導体機能層2を構築し、この化合物半導体機能層2にHEMT1が構成される。第1の実施の形態において、化合物半導体機能層2は、図示しないが、シリコン基板、炭化シリコン基板、サファイア基板等の基板上に直接的に又は化合物半導体機能層2の結晶性の整合のためにバッファ層を介して間接的に形成される。化合物半導体機能層2の第2の化合物半導体層22においては、第1の化合物半導体層21よりも格子定数が小さく、バンドキャップが大きい。従って、第1の化合物半導体層21に格子整合された第2の化合物半導体層22は引張応力を受ける。
化合物半導体機能層2はここではIII族窒化物系半導体材料により構成されている。代表的なIII族窒化物系半導体はAlxInyGa1-x-yN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)により表される。
更に、第1の実施の形態において、化合物半導体機能層2の第1の化合物半導体層21のAl(アルミニウム)の組成比x1が0≦x1<1の範囲であり、第2の化合物半導体層22のAlの組成比x2が0<x2≦1の範囲であり、Alの組成比x2がAlの組成比x1に比べて大きい(x1<x2)関係にあるとき、第1の化合物半導体層21はAlx1Ga1-x1Nにより表される窒化物半導体材料により構成され、第2の化合物半導体層22はAlx2Ga1-x2Nにより表される窒化物半導体材料により構成される。すなわち、化合物半導体機能層2は、アンドープAlGaNからなる第1の化合物半導体層21とドープ(nドープ)AlGaNからなる第2の化合物半導体層22との積層構造により構成される。また、化合物半導体機能層2は、アンドープGaNからなる第1の化合物半導体層21とドープ(nドープ)AlGaNからなる第2の化合物半導体層22との積層構造により構成される。
第1の実施の形態において、第1の化合物半導体層21の膜厚は例えば0.5μm−10.0μmに設定され、ここではGaN層の場合その膜厚は例えば0.5μm−3.5μmに設定される。第2の化合物半導体層22の膜厚は例えば10nm−30nmに設定される。
化合物半導体機能層2において、第1の化合物半導体層21と第2の化合物半導体層22とのヘテロ接合界面近傍であって第1の化合物半導体層21の表面部分に、第1の化合物半導体層21と第2の化合物半導体層22との自発分極並びにピエゾ分極に基づく二次元キャリアガスチャネル24(二次元電子ガス層又は二次元正孔ガス層)が生成される。第1の化合物半導体層21が例えばGaN層により構成される場合、第1の実施の形態に係るHEMT1は、GaN層のc面を利用し、ヘテロ接合界面近傍に自発分極並びにピエゾ分極に基づき自然に二次元キャリアガスチャネル24が発生する、有極性デバイスである。ここでは、二次元キャリアガスチャネル24はHEMT1において高移動度を有する電子(キャリア)のチャネル領域として機能する。
第1の実施の形態において、第1の主電極3はソース電極として機能し、第2の主電極4はドレイン電極として機能する。第1の主電極3及び第2の主電極4は二次元キャリアガスチャネル24に対して低抵抗に接続するオーミック電極である。第1の主電極3に印加される電位よりも高い電位が第2の主電極4に印加され、ゲート電極5がオン状態になると、第2の主電極4から第1の主電極3に電流が流れる(キャリアである電子は逆に流れる。)。第1の実施の形態において、第1の主電極3及び第2の主電極4は、例えば10nm−50nmの膜厚を有するTi(チタン)層と、このTi層上に積層され例えば100nm−1000nmの膜厚を有するAl層との積層膜により構成されている。
ゲート電極5は、第2の化合物半導体層22上に配設され、二次元キャリアガスチャネル24に対してショットキー接合により接続される。ゲート電極5は、例えば100nm−500nmの膜厚を有するNi(ニッケル)層と、このNi層上に積層され例えば0.1μm−1.0μmの膜厚を有するAu(金)層との積層膜により構成されている。
なお、図1及びそれ以降において明確に図示していないが、耐圧の関係から、第1の主電極3とゲート電極5との間の寸法は第2の主電極4とゲート電極5との間の寸法よりも短く設定されている。
このように構成されるHEMT1においては、図2に示すように、化合物半導体機能層2の第2の化合物半導体層22の、二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度に影響を及ぼすドーパント濃度が、第1の主電極3と第2の主電極4との間において、第1の主電極3側で高く(濃く)設定され、第1の主電極3側から第2の主電極4側に向かって連続的に減少し、第2の主電極4側で低く(薄く)設定されている。すなわち、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度は二次元キャリアガスチャネル24方向に連続的に異なる。
ドーパント濃度が増加すると、第2の化合物半導体層22のバンドギャップがオフセットされ、キャリアが増加され、電界強度Eが強くなる。逆に、ドーパント濃度が減少すると、第2の化合物半導体層22のバンドギャップのオフセットが小さくなり、キャリアが減少され、電界強度Eが弱くなる。
第1の実施の形態において、ドーパントにはIV族元素、例えばn型不純物であるシリコン(Si)を実用的に使用することができる。そして、第1の主電極3側の高い領域においてドーパント濃度は例えば1019atoms/cm3−1021atoms/cm3の範囲内に設定される。第2の主電極4側の低い領域においてドーパント濃度は例えばノンドープに相当する0atoms/cm3−1017atoms/cm3の範囲内に設定される。従って、ドーパント濃度は例えば0atoms/cm3−1021atoms/cm3の範囲内において連続的に変化させることが好ましい。
[HEMTの動作原理]
図2に示すように、前述の第1の実施の形態に係るHEMT1においては、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度(ここでは、Siのドープ濃度)が第1の主電極3側で高く、第1の主電極3側から第2の主電極4側に向かう二次元キャリアガスチャネル24方向に連続的に減少し、第2の主電極4側で低く設定されている。つまり、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度は第1の主電極3側と第2の主電極4側とでは異なり、かつ非対称である。従って、HEMT1においては二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度が異なり、第2の主電極4側において二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度は、第1の主電極4側の二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度よりも低くなる。
また、図2に示すように、電界強度Eは第2の主電極4側において第1の主電極4側よりも低くなる。すなわち、第2の主電極4の電位が第1の主電極3の電位よりも高くなるように電圧を印加してHEMT1がオフ状態にあるとき、従来においては第2の主電極4側の電界強度が高くなるが、第1の実施の形態に係るHEMT1においては、第2の主電極4側の電界強度Eが減少する方向に制御されるので、電界強度分布を均一化することができ、ゲート電極5の第2の主電極4側における電界集中を緩和することができる。従って、HEMT1においては、第2の主電極(ドレイン電極)4の近傍のホットエレクトロンの発生を減少することができるので、電流コラプスの発生を抑制することができる。
また、HEMT1においては、ゲート電極5の第2の主電極4側端に発生する電界強度Eを第1の主電極3側端に発生する電界強度Eに比べて減少することができるので、破壊耐圧を向上することができる。
[HEMTの製造方法]
特に図面を用いてその製造方法を説明しないが、前述のHEMT1の第2の化合物半導体層22は、例えば以下の製造方法により形成される。
まず、第1の化合物半導体層21上にGaN層又はAlGaN層が成膜される。次に、第1の主電極3側側の膜厚が薄く第2の主電極4側の膜厚が厚いマスクを利用し、GaN層又はAlGaN層に二次元キャリアガスチャネル24方向にドーパント濃度が異なるようにSiを導入する。ここでは、第1の主電極3側のSiのドープ量が多く、第1の主電極3側から第2の主電極4側に向かって連続的にSiのドープ量が減少し、第2の主電極4側のSiの導入量が少ない。Siのドープには例えばイオン注入法を実用的に使用することができる。これらの工程を経て、ドーパント濃度が二次元キャリアガスチャネル24方向に異なる前述の第2の化合物半導体層22を形成することができる。
また、第1の実施の形態に係るHEMT1の製造方法には、グレースケールマスク法やマスク後退法を利用し、ドーパント濃度が異なるようにSiを導入することができる。
[第1の実施の形態の特徴]
以上説明したように、第1の実施の形態に係るHEMT1においては、化合物半導体機能層2に生成される二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度及び電界強度Eをキャリア走行方向に変調することができる。この結果、HEMT1においては、第2の主電極4の近傍におけるホットエレクトロンの発生を減少することができ、電流コラプスの発生を抑制することができる。また、HEMT1においては、ゲート電極5端部の電界強度Eを低くすることができるので、破壊耐圧を向上することができる。
[第1の変形例]
第1の実施の形態の第1の変形例に係るHEMT1は、化合物半導体機能層2の窒化物系半導体材料を代えた例を説明するものである。
第1の変形例に係るHEMT1の化合物半導体機能層2は、アンドープInGaNからなる第1の化合物半導体層21とドープAlGaNからなる第2の化合物半導体層22との積層構造により構成される。
第1の化合物半導体層21のInの組成比y1は0<y1<1の範囲であり、第1の化合物半導体層21はInYGa1-y1Nにより表される窒化物半導体材料である。第2の化合物半導体層22のAlの組成比x2は0<x2<1の範囲であり、第2の化合物半導体層22はAlx2Ga1-y2Nにより表される窒化物半導体材料である。
第1の変形例に係るHEMT1においては、前述の第1の実施の形態に係るHEMT1と同様に、化合物半導体機能層2の第2の化合物半導体層22のドーパント濃度が、第1の主電極3と第2の主電極4との間において、第1の主電極3側で高く設定され、第1の主電極3側から第2の主電極4側に向かって連続的に減少し、第2の主電極4側で低く設定されている。すなわち、Alの組成比x2は二次元キャリアガスチャネル24方向に連続的に異なる。
このように構成される第1の変形例に係るHEMT1においては、第1の実施の形態に係るHEMT1により得られる作用効果と同様の作用効果を奏することができる。
[第2の変形例]
第1の実施の形態の第3の変形例に係るHEMT1は、無極性デバイスに本発明を適用した例を説明するものである。
図3に示すように、第2の変形例に係るHEMT1においては、第1の化合物半導体層21とドーパントを有する第2の化合物半導体層22との間にドーパントを持たないアンドープ第3の化合物半導体層(アンドープ層)23が配設される。第3の化合物半導体層23には第2の化合物半導体層22と同一材料例えばAlGaN層を使用することができ、このAlGaN層の膜厚は例えば5nm−15nmに設定される。
第3の化合物半導体層23はバリア層として機能し、第2の化合物半導体層22はキャリア供給層として機能する。なお、積層構造は、この例に限定されるものではなく、第2の化合物半導体層22上に第3の化合物半導体層23が積層される積層構造、又は第2の化合物半導体層22中に第3の化合物半導体層23が介在した積層構造であってもよい。
また、第1の化合物半導体層21においては、有極性面であるc面ではなく、無極性面であるm面又はa面を利用することができる。
このように構成される第2の変形例に係るHEMT1においても、前述の第1の実施の形態に係るHEMT1と同様に、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度が二次元キャリアガスチャネル24方向に異なる。従って、第2の変形例に係るHEMT1においては、第1の実施の形態に係るHEMT1により得られる作用効果と同様の作用効果を奏することができる。
なお、第2の変形例に係るHEMT1においては、前述の第1の変形例に係るHEMT1と同様に、化合物半導体機能層2の窒化物系半導体材料を代えることができる。
[第3の変形例]
第1の実施の形態の第3の変形例に係るHEMT1は、化合物半導体機能層の構造を変えた例を説明するものである。
図4に示すように、第3の変形例に係るHEMT1においては、第1の化合物半導体層21とドーパントを有する第2の化合物半導体層22との間にスペーサ層25が配設される。スペーサ層25には窒化物系半導体材料である例えばAlN層を使用することができ、このAlN層の膜厚は例えば0.5nm−1.5nmに設定される。
スペーサ層25は、第2の化合物半導体層22から第1の化合物半導体層21へのキャリアの供給を助長し、二次元キャリアガスチャネル24の発生を容易にする。従って、第2の変形例に係るHEMT1と同様に、第1の化合物半導体層21においては、有極性面であるc面ではなく、無極性面であるm面又はa面を利用することができる。つまり、第3の変形例に係るHEMT1は無極性デバイスに適用可能である。
このように構成される第3の変形例に係るHEMT1においても、前述の第1の実施の形態に係るHEMT1と同様に、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度が二次元キャリアガスチャネル24方向に異なる。従って、第3の変形例に係るHEMT1においては、第1の実施の形態に係るHEMT1により得られる作用効果と同様の作用効果を奏することができる。
なお、第3の変形例に係るHEMT1においては、前述の第1の変形例に係るHEMT1と同様に、化合物半導体機能層2の窒化物系半導体材料を代えることができる。
[第4の変形例]
第1の実施の形態の第4の変形例に係るHEMT1は、化合物半導体機能層の構造を変えた例を説明するものである。
図5に示すように、第4の変形例に係るHEMT1においては、化合物半導体機能層2の第2の化合物半導体層22と第1の主電極3との間、及び第2の化合物半導体層22と第2の主電極4との間にそれぞれキャップ層26が配設される。キャップ層26は、第2の化合物半導体層22の表面準位を低減し、電流コラプスの発生を抑制する機能を有する。キャップ層26にはSiドープGaN層を使用することができる。
このようなキャップ層26を有するHEMT1においても、前述の第1の実施の形態に係るHEMT1と同様に、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度が二次元キャリアガスチャネル24方向に異なる。従って、第4の変形例に係るHEMT1においては、第1の実施の形態に係るHEMT1により得られる作用効果と同様の作用効果を奏することができる。更に、第4の変形例に係るHEMT1においては、キャップ層26を備えたので、より一層電流コラプスの発生を低減することができる。
なお、第4の変形例に係るHEMT1においては、前述の第1の変形例乃至第3の変形例に係るいずれかのHEMT1と同様に、化合物半導体機能層2の窒化物系半導体材料や構造を代えることができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態は、半導体装置としてHEMTに本発明を適用し、このHEMTのキャリア速度の高速化を実現した例を説明するものである。
[HEMTの構成]
図6に示すように、第2の実施の形態に係るHEMT(半導体装置)1は、基本的な構造は第1の実施の形態に係るHEMT1と同様であるが、第2の化合物半導体層22の第1の主電極3側でドーパント濃度を低く設定し、第1の主電極3から第2の主電極4に向かって連続的にドーパント濃度を増加させ、第2の主電極4側でドーパント濃度を高く設定している。すなわち、第2の実施の形態に係るHEMT1は、第1の実施の形態に係るHEMT1の第2の化合物半導体層22のドーパント濃度が異なる二次元キャリアガスチャネル24方向に対して、逆の方向に第2の化合物半導体層22のドーパント濃度が異なる。
[HEMTの動作原理]
図6に示すように、前述の第2の実施の形態に係るHEMT1においては、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度が第1の主電極3側で低く、第1の主電極3側から第2の主電極4側に向かう二次元キャリアガスチャネル24方向に連続的に増加し、第2の主電極4側で高く設定されている。つまり、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度は第1の主電極3側と第2の主電極4側とでは異なり、かつ非対称である。従って、HEMT1においては二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度が異なり、第2の主電極4側において二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度は、第1の主電極4側の二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度よりも高くなる。
また、図6に示すように、電界強度Eは、第2の主電極4側において第1の主電極3側よりも高くなる。すなわち、第2の主電極4から第1の主電極3に向かう電界方向とは逆方向(キャリアの走行方向)に、電界強度Eを高くする(変調する)ことができる。従って、HEMT1においては、第2の主電極(ドレイン電極)4の近傍の二次元キャリアガスチャネル24のキャリアを加速することができるので、スイッチングスピードの高速化を実現することができる。
なお、第2の実施の形態に係るHEMT1の製造方法は前述の第1の実施の形態に係るHEMT1の製造方法と同様であるので、ここでの説明は重複するので省略する。また、第2の実施の形態に係るHEMT1は、前述の第1の実施の形態の第1の変形例乃至第4の変形例に係るHEMT1と同様に化合物半導体機能層2の積層構造や材料を変えることができる。
[第2の実施の形態の特徴]
以上説明したように、第2の実施の形態に係るHEMT1においては、化合物半導体機能層2に生成される二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度及び電界強度Eをキャリア走行方向に変調することができる。この結果、HEMT1においては、第2の主電極4の近傍における電界強度Eを高めることができ、二次元キャリアガスチャネル24のキャリアを加速することができるので、スイッチングスピードの高速化を実現することができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態は、半導体装置としてHEMTに本発明を適用し、このHEMTのキャリア速度の高速化を実現するとともに、破壊耐圧を向上した例を説明するものである。
[HEMTの構成]
図7に示すように、第3の実施の形態に係るHEMT(半導体装置)1は、基本的な構造は第1の実施の形態に係るHEMT1と同様であるが、第2の化合物半導体層22の第1の主電極3側でドーパント濃度を高く設定し、第1の主電極3からゲート電極5に向かって連続的にドーパント濃度を減少させ、ゲート電極5部分特に第2の主電極4側端部においてドーパント濃度を低く設定し、ゲート電極5から第2の主電極4に向かって連続的にドーパント濃度を増加させ、第2の主電極4側でドーパント濃度を再度高く設定している。すなわち、HEMT1においては、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度が、ゲート電極5に対応する領域において低く設定され、第2の主電極4側において高く設定される。
[HEMTの動作原理]
図7に示すように、前述の第3の実施の形態に係るHEMT1においては、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度が第1の主電極3側で高く、第1の主電極3側からゲート電極5側に向かう二次元キャリアガスチャネル24方向に連続的に減少し、ゲート電極5に対応する領域において低く設定されている。そして、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度は、ゲート電極5側から第2の主電極4側に向かう二次元キャリアガスチャネル24方向に連続的に増加し、第2の主電極4側で高く設定されている。つまり、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度は、第1の主電極3側及び第2の主電極4側とゲート電極5に対応する領域とでは異なり、ゲート電極5を中心として第1の主電極3側と第2の主電極4側とでほぼ対称となる。従って、HEMT1においては二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度が異なり、第2の主電極4側において二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度は、ゲート電極5に対応する領域の二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度よりも高くなる。
また、図7に示すように、電界強度Eは、第2の主電極4側においてゲート電極5に対応する領域よりも高くなる。すなわち、第2の主電極4から第1の主電極3に向かう電界方向とは逆方向(キャリアの走行方向)に、電界強度Eを高くする(変調する)ことができる。従って、HEMT1においては、第2の主電極(ドレイン電極)4の近傍の二次元キャリアガスチャネル24のキャリアを加速することができるので、スイッチングスピードの高速化を実現することができる。
また、HEMT1においては、ゲート電極5の第2の主電極4側端に発生する電界強度Eを第2の主電極4側端に発生する電界強度Eに比べて減少することができるので、破壊耐圧を向上することができる。
なお、第3の実施の形態に係るHEMT1の製造方法は前述の第1の実施の形態に係るHEMT1の製造方法と同様であるので、ここでの説明は重複するので省略する。また、第3の実施の形態に係るHEMT1は、前述の第1の実施の形態の第1の変形例乃至第4の変形例のいずれかに係るHEMT1と同様に化合物半導体機能層2の積層構造や材料を変えることができる。
[第3の実施の形態の特徴]
以上説明したように、第3の実施の形態に係るHEMT1においては、化合物半導体機能層2に生成される二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度及び電界強度Eをキャリア走行方向に変調することができる。この結果、HEMT1においては、第2の主電極4の近傍における電界強度Eを高めることができ、二次元キャリアガスチャネル24のキャリアを加速することができるので、スイッチングスピードの高速化を実現することができる。また、HEMT1においては、ゲート電極5端部の電界強度Eを低くすることができるので、破壊耐圧を向上することができる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態は、半導体装置としてHEMTに本発明を適用し、このHEMTの電流コラプスの発生を減少した例を説明するものである。
[HEMTの構成]
図8に示すように、第4の実施の形態に係るHEMT(半導体装置)1は、基本的な構造は第1の実施の形態に係るHEMT1と同様であるが、第2の化合物半導体層22の第1の主電極3側でドーパント濃度を低く設定し、第1の主電極3からゲート電極5に向かって連続的にドーパント濃度を増加させ、ゲート電極5部分においてドーパント濃度を高く設定し、ゲート電極5から第2の主電極4に向かって連続的にドーパント濃度を減少させ、第2の主電極4側でドーパント濃度を再度低く設定している。すなわち、HEMT1においては、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度が、ゲート電極5に対応する領域において高く設定され、第2の主電極4側において低く設定される。
[HEMTの動作原理]
図8に示すように、前述の第4の実施の形態に係るHEMT1においては、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度が第1の主電極3側で低く、第1の主電極3側からゲート電極5側に向かう二次元キャリアガスチャネル24方向に連続的に増加し、ゲート電極5に対応する領域において高く設定されている。そして、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度は、ゲート電極5側から第2の主電極4側に向かう二次元キャリアガスチャネル24方向に連続的に減少し、第2の主電極4側で低く設定されている。つまり、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度は、第1の主電極3側及び第2の主電極4側とゲート電極5に対応する領域とでは異なり、ゲート電極5を中心として第1の主電極3側と第2の主電極4側とでほぼ対称となる。従って、HEMT1においては二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度が異なり、第2の主電極4側において二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度は、ゲート電極5に対応する領域の二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度よりも低くなる。
また、図8に示すように、電界強度Eは、第2の主電極4側においてゲート電極5に対応する領域よりも低くなる。すなわち、第2の主電極4の電位が第1の主電極3の電位よりも高くなるように電圧を印加してHEMT1がオフ状態にあるとき、従来においては第2の主電極4側の電界強度が高くなるが、第4の実施の形態に係るHEMT1においては、電界強度Eを減少する方向に制御し、電界強度分布を均一化することができる。従って、HEMT1においては、第2の主電極(ドレイン電極)4の近傍のホットエレクトロンの発生を減少することができるので、電流コラプスの発生を抑制することができる。また、ゲート電極5直下のドーパント濃度を低減させ、キャリア密度を低減させる構造とすれば、ゲートリーク電流を抑制することができる。
なお、第4の実施の形態に係るHEMT1の製造方法は前述の第1の実施の形態に係るHEMT1の製造方法と同様であるので、ここでの説明は重複するので省略する。また、第4の実施の形態に係るHEMT1は、前述の第1の実施の形態の第1の変形例乃至第4の変形例に係るいずれかのHEMT1と同様に化合物半導体機能層2の積層構造や材料を変えることができる。
[第4の実施の形態の特徴]
以上説明したように、第4の実施の形態に係るHEMT1においては、化合物半導体機能層2に生成される二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度及び電界強度Eをキャリア走行方向に変調することができる。この結果、HEMT1においては、第2の主電極4の近傍におけるホットエレクトロンの発生を減少することができ、電流コラプスの発生を抑制することができる。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態は、半導体装置としてHEMTに本発明を適用し、このHEMTの電流コラプスの発生を減少した例を説明するものである。
[HEMTの構成]
図9に示すように、第5の実施の形態に係るHEMT(半導体装置)1は、基本的な構造は第1の実施の形態に係るHEMT1と同様であるが、第2の化合物半導体層22の第1の主電極3側でドーパント濃度を高く設定し、第1の主電極3から第2の主電極4に向かって段階的にドーパント濃度を減少させ、第2の主電極4側でドーパント濃度を低く設定している。すなわち、HEMT1においては、第2の化合物半導体層22は、ドーパント濃度が高く設定された第1の領域22Aを第1の主電極3側に配設し、ドーパント濃度が低く設定された第3の領域22Cを第2の主電極4側に配設し、双方の中間のドーパント濃度に設定された第2の領域22Bを第1の領域22Aと第3の領域22Cとの間に配設する。ここで、段階的にとは、一定のドーパント濃度の領域が二次元キャリアガスチャネル24方向に所定距離で連続して続き、次にそれと異なる他の一定のドーパント濃度の領域が二次元キャリアガスチャネル24方向に所定距離で連続して続くことを意味する。
[HEMTの動作原理]
図9に示すように、前述の第5の実施の形態に係るHEMT1においては、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度が第1の主電極3側で高く、第1の主電極3側から第2の主電極4側に向かう二次元キャリアガスチャネル24方向に段階的に減少し、第2の主電極4側で低く設定されている。つまり、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度は、第1の主電極3側と第2の主電極4側とでは異なり、かつ非対称となる。従って、HEMT1においては二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度が異なり、第2の主電極4側において二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度は、ゲート電極5に対応する領域の二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度よりも低くなる。
また、図9に示すように、電界強度Eは、第2の主電極4側において第1の主電極3側に対応する領域よりも低くなる。すなわち、第2の主電極4の電位が第1の主電極3の電位よりも高くなるように電圧を印加してHEMT1がオフ状態にあるとき、従来においては第2の主電極4側の電界強度が高くなるが、第5の実施の形態に係るHEMT1においては、電界強度Eを減少する方向に制御し、電界強度分布を均一化することができる。従って、HEMT1においては、第2の主電極(ドレイン電極)4の近傍のホットエレクトロンの発生を減少することができるので、電流コラプスの発生を抑制することができる。
[HEMTの製造方法]
前述の第5の実施の形態に係るHEMT1の製造方法は以下の通りである。
まず、図10に示すように、第1の化合物半導体層21上に第2の化合物半導体層22が形成される。第2の化合物半導体層22は例えば例えばMOCVD法により成膜される。
図11に示すように、第2の化合物半導体層22の少なくとも第3の領域22Cの形成領域、ここでは第1の領域22A、第2の領域22B及び第3の領域22Cのそれぞれの形成領域に低濃度においてドーパントが導入され、第2の化合物半導体層22の全域に第3の領域22Cが形成される。ドーパントには前述の第1の実施の形態に係るHEMT1の製造方法において説明したように例えばSiが使用され、Siはイオン注入法を用いて導入される。ドーパント濃度は例えば1016atoms/cm3−1017atoms/cm3の範囲内に設定される。
次に、第2の化合物半導体層22の第2の領域22Bの形成領域が開口され、少なくとも第3の領域22Cの形成領域を覆うマスク220が形成される。図12に示すように、マスク220を使用し、少なくとも第2の領域22Bの形成領域に中濃度になるようにドーパントが導入される。ドーパントには前述と同様に例えばSiが使用され、Siはイオン注入法を用いて導入される。ドーパント濃度は例えば1018atoms/cm3−1019atoms/cm3の範囲内に設定される。この後、マスク220は除去される。
次に、第2の化合物半導体層22の第1の領域22Aの形成領域が開口され、第2の領域22B及び第3の領域22Cの形成領域を覆うマスク221が形成される。図13に示すように、マスク221を使用し、第1の領域22Aの形成領域に高濃度になるようにドーパントが導入される。ドーパントには前述と同様に例えばSiが使用され、Siはイオン注入法を用いて導入される。ドーパント濃度は例えば1020atoms/cm3−1021atoms/cm3の範囲内に設定される。第1の領域22Aが形成されると、二次元キャリアガスチャネル24方向にドーパント濃度が異なる第2の化合物半導体層22が完成する。この後、マスク221は除去される。
なお、第2の化合物半導体層22の第1の領域22A、第2の領域22B、第3の領域22Cのそれぞれに個別にドーパントを導入する場合には、各領域の導入順序は特に限定されるものではない。
なお、前述の第1の実施の形態に係るHEMT1の製造方法と同様に、第1の主電極3側の膜厚が薄く、第2の主電極4側に向かって段階的に膜厚が厚くなるマスクを形成し、このマスクを用いてイオン注入によりSiをドープし、ドーパント濃度を変えることができる。この場合には、1回のイオン注入工程によりドーパント濃度を変えることができ、製造工程数を削減することができる。
[第5の実施の形態の特徴]
以上説明したように、第5の実施の形態に係るHEMT1においては、化合物半導体機能層2に生成される二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度及び電界強度Eをキャリア走行方向に変調することができる。この結果、HEMT1においては、第2の主電極4の近傍におけるホットエレクトロンの発生を減少することができ、電流コラプスの発生を抑制することができる。
なお、第5の実施の形態に係るHEMT1は、前述の第1の実施の形態の第1の変形例乃至第4の変形例に係るいずれかのHEMT1と同様に化合物半導体機能層2の積層構造や材料を変えることができる。
[変形例]
第5の実施の形態の変形例に係るHEMT1は、前述の図9に示す第5の実施の形態に係るHEMT1において、化合物半導体機能層2の第2の化合物半導体層22の第1の主電極3側に配設された第1の領域22Aのドーパント濃度を低く、第3の領域22Cのドーパント濃度を高く、第2の領域22Bのドーパント濃度を双方の中間に設定している。つまり、第5の実施の形態の変形例に係るHEMT1は、第2の化合物半導体層22の第1の主電極3側でドーパント濃度を低く設定し、第1の主電極3から第2の主電極4に向かって段階的にドーパント濃度を増加させ、第2の主電極4側でドーパント濃度を高く設定している。
このように構成される第5の実施の形態の変形例に係るHEMT1においては、化合物半導体機能層2に生成される二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度及び電界強度Eをキャリア走行方向に変調することができる。この結果、HEMT1においては、第2の主電極4の近傍における電界強度Eを高めることができ、二次元キャリアガスチャネル24のキャリアを加速することができるので、スイッチングスピードの高速化を実現することができる。
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態は、半導体装置として2端子素子であるショットキーバリアダイオード(SBD)に本発明を適用し、このSBDの耐圧を向上した例を説明するものである。
[SBDの構成]
図14に示すように、第4の実施の形態に係るSBD(半導体装置)11は、二次元キャリアガスチャネル24を有する第1の化合物半導体層21と、第1の化合物半導体層21上にヘテロ接合により配設された第2の化合物半導体層22と、二次元キャリアガスチャネル24の一端に電気的に接続された第1の主電極3と、二次元キャリアガスチャネル24の一端に離間する他端に電気的に接続された第2の主電極4とを備え、第1の主電極3と第2の主電極4との間において、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度が二次元キャリアガスチャネル24方向に異なる。第6の実施の形態において、第1の主電極3は二次元キャリアガスチャネル24にオーミック接続するカソード電極として使用され、第2の主電極4は二次元キャリアガスチャネル24にショットキー接続するアノード電極として使用される。
化合物半導体機能層2は、ここでは前述の第1の実施の形態に係るHEMT1の化合物半導体機能層2と同様に窒化物系半導体機能層である。そして、第2の化合物半導体層22の第1の主電極3と第2の主電極4との間において第1の主電極3(アノード電極)側のドーパント濃度が、第2の主電極(カソード電極)4側のドーパント濃度に対して高く設定されている。
SBD11においては、ショットキー接続となる第2の主電極(カソード電極)4側に電界が集中し易い。従って、前述の第1の実施の形態に係るHEMT1と同様に、第2の化合物半導体層22の第2の主電極4側のドーパント濃度を低く設定することにより、SBD11においては、二次元キャリアガスチャネル24の第2の主電極4の近傍のキャリア密度を低下させ、電界強度Eを減少することができる。
なお、第6の実施の形態に係るSBD11の化合物半導体機能層2の積層構造や材料は、前述の第1の実施の形態の第1の変形例乃至第4の変形例に係るいずれかのHEMT1の化合物半導体機能層2の積層構造や材料に変えてもよい。
[第6の実施の形態の特徴]
以上説明したように、第6の実施の形態に係るSBD11においては、化合物半導体機能層2に生成される二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度及び電界強度Eをキャリア走行方向に変調することができる。この結果、SBD11においては、第2の主電極4の近傍における電界強度Eを弱めることができるので、破壊耐圧を向上することができる。
[変形例]
図15に示す第6の実施の形態の変形例に係るSBD11は、図14に示すSBD11と基本的な構造は同様であるが、第2の化合物半導体層22の第1の主電極3側のドーパント濃度を低く設定し、第2の化合物半導体層22の第2の主電極4側のドーパント濃度を高く設定している。
このように構成される変形例に係るSBD11においては、前述の第2の実施の形態に係るHEMT1において説明したように、化合物半導体機能層2に生成される二次元キャリアガスチャネル24のキャリア密度及び電界強度Eをキャリア走行方向に変調することができる。この結果、SBD11においては、第2の主電極4の近傍における電界強度Eを高めることができ、二次元キャリアガスチャネル24のキャリアを加速することができるので、スイッチングスピードの高速化を実現することができる。
なお、第6の実施の形態並びにその変形例に係るSBD11においては、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度を二次元キャリアガスチャネル24方向に連続的に変化させているが、前述の第5の実施の形態に係るHEMT1と同様に、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度を二次元キャリアガスチャネル24方向に段階的に変化させてもよい。また、第6の実施の形態並びにその変形例に係るSBD11において、第2の化合物半導体層22の積層構造や材料は、前述の第1の実施の形態の第1の変形例乃至第4の変形例に係るいずれかのHEMT1と同様に変えてもよい。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は複数の実施の形態によって記載されているが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものでない。本発明は様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術に適用することができる。
例えば、本発明は、第1の主電極3、第2の主電極4及びゲート電極5の少なくとも一方の底面を第1の化合物半導体層21に達するまで彫り込んでもよい。また、本発明は、ゲート電極5も周知のリセスゲート構造のように彫り込んでもよい。
更に、本発明は、第2の主電極4の第1の主電極3とは反対側の端部から第2の化合物半導体層22の端部に向かって第2の化合物半導体層22の厚みを増加するように構成してもよい。
更に、本発明は、単層構造又は複数層構造に限らず、第2の化合物半導体層22の厚さ方向にドーパント濃度を変えてもよい。
更に、本発明は、第2の化合物半導体層22のドーパント濃度を二次元キャリアガスチャネル24方向に2段階又は4段階以上に段階的に変化させてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の要部断面図である。 図1に示す半導体装置の電界分布状態並びにドーパント濃度プロファイルを説明する模式的断面図である。 第1の実施の形態の第3の変形例に係る半導体装置の要部断面図である。 第1の実施の形態の第4の変形例に係る半導体装置の要部断面図である。 第1の実施の形態の第5の変形例に係る半導体装置の要部断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の電界分布状態並びにドーパント濃度プロファイルを説明する模式的断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の電界分布状態並びにドーパント濃度プロファイルを説明する模式的断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置の電界分布状態並びにドーパント濃度プロファイルを説明する模式的断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る半導体装置の電界分布状態並びにドーパント濃度プロファイルを説明する模式的断面図である。 第5の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する第1の工程断面図である。 第2の工程断面図である。 第3の工程断面図である。 第4の工程断面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る半導体装置の電界分布状態並びにドーパント濃度プロファイルを説明する模式的断面図である。 第6の実施の形態の変形例に係る半導体装置の電界分布状態並びにドーパント濃度プロファイルを説明する模式的断面図である。
符号の説明
1…半導体装置(HEMT)
2…化合物半導体機能層
21…第1の化合物半導体層(キャリア通過領域)
22…第2の化合物半導体層(キャリア発生領域)
22A…第1の領域
22B…第2の領域
22C…第3の領域
221、222…マスク
23…第3の化合物半導体層(アンドープ層)
24…二次元キャリアガスチャネル
25…スペーサ層
26…キャップ層
3…第1の主電極(ソース電極又はアノード電極)
4…第2の主電極(ドレイン電極又はカソード電極)
5…ゲート電極
11…半導体装置(SBD)

Claims (9)

  1. 二次元キャリアガスチャネルを有する第1の化合物半導体層と、
    前記第1の化合物半導体層上にバリア層として配設され、ドーパントを有する第2の化合物半導体層と、
    前記二次元キャリアガスチャネルの一端に接続された第1の主電極と、
    前記二次元キャリアガスチャネルの一端に離間する他端に接続された第2の主電極と、を備え、
    前記第1の主電極と前記第2の主電極との間において、前記第2の化合物半導体層の前記ドーパント濃度が前記二次元キャリアガスチャネル方向に異なることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第2の化合物半導体層の前記ドーパント濃度は前記二次元キャリアガスチャネル方向に連続的に異なることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第2の化合物半導体層の前記ドーパント濃度は前記二次元キャリアガスチャネル方向に段階的に異なることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記第1の化合物半導体層はn型ドーパントを有するn型ドープ窒化物系半導体層であり、前記第2の化合物半導体層は窒化物系半導体層であり、前記二次元キャリアガスチャネルは二次元電子ガスチャネルであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 前記第1の化合物半導体層と前記第2の化合物半導体層との間に、アンドープ層、スペーサ層のいずれか一方又は双方を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の半導体装置。
  6. 二次元キャリアガスチャネルを有する第1の化合物半導体層と、
    前記第1の化合物半導体層上にバリア層として配設され、ドーパントを有する第2の化合物半導体層と、
    前記二次元キャリアガスチャネルの一端に接続されたソース電極と、
    前記二次元キャリアガスチャネルの一端に離間する他端に接続されたドレイン電極と、
    前記二次元キャリアガスチャネル上において前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に配設されたゲート電極と、を備え、
    前記第2の化合物半導体層の前記ドレイン電極と前記ゲート電極との間の前記ドーパント濃度が、前記第2の化合物半導体層の前記ソース電極と前記ゲート電極との間の前記ドーパント濃度に対して低いことを特徴とする半導体装置。
  7. 二次元キャリアガスチャネルを有する第1の化合物半導体層と、
    前記第1の化合物半導体層上にバリア層として配設され、ドーパントを有する第2の化合物半導体層と、
    前記二次元キャリアガスチャネルの一端に接続されたソース電極と、
    前記二次元キャリアガスチャネルの一端に離間する他端に接続されたドレイン電極と、
    前記二次元キャリアガスチャネル上において前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に配設されたゲート電極と、を備え、
    前記第2の化合物半導体層の前記ドレイン電極と前記ゲート電極との間の前記ドーパント濃度が、前記第2の化合物半導体層の前記ソース電極と前記ゲート電極との間の前記ドーパント濃度に対して高いことを特徴とする半導体装置。
  8. 二次元キャリアガスチャネルを有する第1の化合物半導体層と、
    前記第1の化合物半導体層上にバリア層として配設され、ドーパントを有する第2の化合物半導体層と、
    前記二次元キャリアガスチャネルの一端に接続されたアノード電極と、
    前記二次元キャリアガスチャネルの一端に離間する他端に接続されたカソード電極と、を備え、
    前記第2の化合物半導体層の前記アノード電極と前記カソード電極との間において前記アノード電極側の前記ドーパント濃度が、前記カソード電極側の前記ドーパント濃度に対して低いことを特徴とする半導体装置。
  9. 二次元キャリアガスチャネルを有する第1の化合物半導体層と、
    前記第1の化合物半導体層上にバリア層として配設され、ドーパントを有する第2の化合物半導体層と、
    前記二次元キャリアガスチャネルの一端に接続されたアノード電極と、
    前記二次元キャリアガスチャネルの一端に離間する他端に接続されたカソード電極と、を備え、
    前記第2の化合物半導体層の前記アノード電極と前記カソード電極との間において前記アノード電極側の前記ドーパント濃度が、前記カソード電極側の前記ドーパント濃度に対して高いことを特徴とする半導体装置。
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