JP2010055076A - テンポ情報出力装置、音声処理システム、および電子楽器 - Google Patents

テンポ情報出力装置、音声処理システム、および電子楽器 Download PDF

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Abstract

【課題】演奏テンポを反映したテンポ情報を出力するテンポ情報出力装置、音声処理システム、および電子楽器を提供する。
【解決手段】テンポクロック生成部16は、演奏テンポ(設定されたテンポ)に応じたテンポ情報を取得し、テンポクロックを生成する。例えば、鍵盤を押下したタイミングから小節タイミング、拍タイミング等が抽出され、テンポ情報として取得される。データ重畳部14は、楽音発生部13から入力されるオーディオ信号にテンポクロックを重畳する。重畳方式は、重畳された信号が聴取し難いような手法を用いる。例えば、PN符号(M系列)のような疑似ノイズを聴感上違和感のない微弱なレベルで重畳する。
【選択図】図1

Description

この発明は、演奏テンポを示すテンポ情報を出力するテンポ情報出力装置、当該テンポ情報出力装置を用いた音声処理システム、および電子楽器に関する。
従来、音楽製作の分野では、MIDIが広く用いられている。MIDIデータには、テンポ情報が含まれているため、再生時間(テンポ)の調整が容易である。オーディオデータとMIDIデータを同期させる場合は、MIDIデータに同期してオーディオデータを録音する。また、既存のオーディオデータを利用する場合は、オーディオデータのテンポに合うようにMIDIデータのテンポ情報を手動で調整する必要があった。しかし、オーディオデータの途中でテンポが変わっている場合、MIDIデータのテンポ情報を手動で調整することは非常に労力のかかるものであった。
一方、近年は、オーディオデータとMIDIデータを関連づけて利用する技術も開発されている。例えば、特許文献1には、デジタルオーディオデータとMIDIデータを関連づけて利用する例が示されている。
また、近年では、タイムストレッチ等の信号処理技術を用いる事で、オーディオデータのテンポを調整することも可能となっている(特許文献2を参照)。
特開2003−316356号公報 特開2003−280664号公報
しかし、特許文献1では、オーディオデータのLSB(Least Significant Bit)にMIDIデータを格納しているため、MP3等の圧縮オーディオに変換したり、アナログのオーディオ信号として放音したりすると、関連づけされている情報が失われるという問題があった。また、オーディオデータとMIDIデータを扱うアプリケーションも存在するが、汎用的なデータフォーマットが無いため、利便性に乏しい物であった。
一方、特許文献2のようなタイムストレッチは、オーディオデータからビート(拍)を抽出して、その絶対的な拍タイミングで曲全体のテンポを変更するものであるが、この場合、演奏者の演奏テンポが反映されなくなる。すなわち、図6(A)に示すように、実際の演奏では、演奏者は絶対的な拍タイミングに揃えて演奏を行うのではなく、若干早めに演奏したり、逆にゆっくりと演奏したりする。そのため、オーディオデータから拍を抽出してタイムストレッチを行い、同図(B)に示すように絶対的な拍タイミングで曲全体のテンポを変更すると、演奏のニュアンス(ノリ)が失われてしまう。
そこで、この発明は、演奏テンポを反映したテンポ情報を出力するテンポ情報出力装置、音声処理システム、および電子楽器を提供することを目的とする。
この発明のテンポ情報出力装置は、演奏者の演奏操作に応じて発生するオーディオ信号を出力する出力手段を備えている。オーディオ信号には、演奏者の演奏テンポを示すテンポ情報が重畳される。テンポ情報出力装置は、オーディオ信号の周波数成分と異なる帯域にテンポ情報の変調成分が含まれるように当該テンポ情報を重畳する。テンポ情報は、MIDIクロックのようなビート情報(テンポクロック)として重畳される。このビート情報は、自動演奏システム(シーケンサ)により常に出力される。
そのため、テンポ情報出力装置は、演奏者の演奏テンポが反映されたテンポ情報をオーディオ信号に含めて(ライン1本で)出力することができる。また、出力したオーディオ信号は、通常のオーディオ信号と同様に扱うことができるため、録音機等で録音して汎用のオーディオデータとして用いる事ができる。さらに、テンポ情報から実際の演奏タイミングとの時間差を求めることもでき、タイムストレッチ等で再生時間を調整した場合であっても演奏のニュアンスが変わることがない。なお、テンポ情報出力装置は、電子ピアノ等の電子楽器に内蔵される態様や、既存の楽器からオーディオ信号を入力する態様、アコースティック楽器や歌唱音をマイクで収音してオーディオ信号を入力する態様、等を含むものである。
また、上記発明において、メトロノーム等、外部から演奏テンポの基準となる基準テンポ信号を入力し、基準テンポ信号に基づいてテンポ情報を抽出するように構成することも可能である。なお、フットスイッチ等により、演奏者が刻むビートを基準テンポ信号として入力するように構成することも可能である。この場合、アコースティック楽器等のように、自らテンポ情報を生成することができないものであっても、テンポ情報を抽出することができる。
また、請求項1または請求項2に記載のテンポ情報出力装置を用いて、前記テンポ情報を復号する復号装置をさらに備えた音声処理システムとする態様も可能である。テンポ情報出力装置の重畳手段は、前記演奏テンポに基づいたタイミングで前記オーディオ信号に疑似ノイズを重畳することで前記テンポ情報を重畳する。疑似ノイズとしては、例えばPN符号のような自己相関性の高い信号を用いる。テンポ情報出力装置は、自己相関性の高い信号を演奏テンポに基づくタイミングで(例えば拍毎に)生成し、オーディオ信号に重畳する。よって、アナログのオーディオ信号として放音したとしても重畳されているテンポ情報が失われることもない。
復号装置は、前記オーディオ信号を入力する入力手段と、テンポ情報を復号する復号手段を備えている。復号手段は、入力手段に入力されたオーディオ信号と、前記疑似ノイズと、の相関を求め、当該相関のピーク発生タイミングに基づいて前記テンポ情報を復号する。オーディオ信号に重畳されている疑似ノイズは、自己相関性の非常に高い信号であるため、復号装置でオーディオ信号と、疑似ノイズとの相関を求めると、拍タイミング毎に相関のピークが抽出される。したがって、相関のピーク発生タイミングが演奏テンポを示すこととなる。
PN符号のような自己相関性の高い疑似ノイズは、低レベルであっても相関のピークを抽出することができるため、聴感上違和感のない音声(聞き取りにくい音声)でありながらも、高精度にテンポ情報を重畳、復号することができる。また、疑似ノイズを20kHz以上等の高域にのみ重畳すればさらに聞き取りにくくすることもできる。
さらに、上記発明において、テンポ情報抽出手段は、演奏テンポの各タイミングに応じて、複数の異なるテンポ情報(例えば拍タイミング、小節タイミング)を抽出し、重畳手段は、複数の異なる疑似ノイズを重畳することで前記複数の異なるテンポ情報をそれぞれ重畳するように構成することも可能である。この場合、復号装置の復号手段は、前記入力手段に入力されたオーディオ信号と、前記複数の異なる疑似ノイズと、の相関をそれぞれ求め、各相関のピーク発生タイミングに基づいて、前記複数の異なるテンポ情報を復号する。つまり、拍タイミングと小節タイミングで異なるパターンの疑似ノイズを重畳することで、互いの疑似ノイズが干渉することなく、拍タイミング、小節タイミングを別々に高精度に重畳、復号することができる。
なお、疑似ノイズを用いてテンポ情報を重畳する場合、テンポ情報出力装置は、M系列擬似ノイズ(PN符号)をテンポ情報で位相変調することにより符号化することも可能である。テンポ情報を重畳する周波数帯域は20kHz以上の非可聴域にすることが望ましいが、D/A変換や圧縮オーディオのエンコード等により非可聴域が使えない構成の場合は、例えば15kHz以上の高周波数帯域にテンポ情報を重畳し、聴感上の影響を少なくする。
この発明によれば、演奏者の演奏の基準となるテンポ情報を抽出し、オーディオ信号に重畳するため、演奏テンポを反映したテンポ情報を出力することができる。
本発明の実施形態に係るテンポ情報出力装置の構成を示すブロック図である。 復号装置の構成を示すブロック図である。 応用例に係るテンポ情報出力装置と復号装置の構成を示すブロック図である。 シーケンサを内蔵した電子ピアノの構成を示すブロック図である。 テンポ情報出力装置をアコースティックギターに取り付けた場合の例を示す図である。 タイムストレッチを説明する図である。
図1(A)は、本発明の実施形態に係るテンポ情報出力装置の構成を示すブロック図である。図1(A)では、電子楽器(電子ピアノ)がテンポ情報出力装置を兼ねている例を示す。図1(A)に示す電子ピアノ1は、制御部11、演奏情報取得部12、楽音発生部13、データ重畳部14、出力インタフェース(I/F)15、テンポクロック生成部16、メトロノーム音発生部17、ミキサ部18、およびヘッドフォンI/F19を備えている。
演奏情報取得部12は、演奏者の演奏操作に応じて演奏情報を取得する。演奏情報は、例えば押下された鍵盤の情報(ノートナンバ)、押鍵のタイミング(ノートオン、ノートオフ)、鍵盤を押す速度(ベロシティ)、等である。どの演奏情報を出力するか(どの演奏情報に基づいて楽音を発生するか)は、制御部11により指示される。
楽音発生部13は、音源を内蔵しており、制御部11の指示(ボリューム等の設定)に応じて演奏情報取得部12より演奏情報を入力して楽音(オーディオ信号)を発生する。なお、本発明のオーディオ信号は、アナログ信号に限るものではなく、デジタル信号であってもよい。
テンポクロック生成部16は、設定されたテンポに応じたテンポクロックを生成する。テンポクロックは、例えば、MIDIクロック(4部音符あたり24クロック)に準じたクロックであり、常時出力されるものである。テンポクロック生成部16は、生成したテンポクロックをデータ重畳部14およびメトロノーム音発生部17に出力する。メトロノーム音発生部17は、入力されたテンポクロックに応じてメトロノーム音を発生する。メトロノーム音は、ミキサ部18で演奏者の演奏による楽音とミキシングされ、ヘッドフォンI/F19に出力される。演奏者は、ヘッドフォンから聞こえるメトロノーム音(テンポ)を聴きながら演奏を行う。
なお、電子ピアノ1にテンポ情報の入力専用の操作子(タップスイッチ等、図中破線のテンポ情報入力部)を設け、演奏者が刻む拍を基準テンポ信号として入力し、テンポ情報を抽出するように構成することも可能である。また、自動演奏システム(シーケンサ)を搭載する楽器において自動伴奏を行う場合、テンポクロック生成部16は、テンポクロックを自動演奏システムにも出力する(例えば図4参照)。
データ重畳部14は、楽音発生部13から入力されるオーディオ信号にテンポクロックを重畳する。重畳方式は、重畳された信号が聴取し難いような手法を用いる。例えば、高周波数のキャリア信号をテンポ情報(クロックタイミングで符号1を示すデータ符号列とする。)で位相変調することにより、オーディオ信号の周波数成分(音響信号成分)と異なる帯域にテンポ情報の周波数成分が含まれるようにする。
また、PN符号(M系列)のような疑似ノイズを、聴感上違和感のない微弱なレベルで重畳する手法でもよい。このとき、疑似ノイズを重畳させる帯域は、可聴外(20kHz以上)の帯域に限っておいてよい。M系列のような疑似ノイズは、自己相関性が非常に高いため、復号側でオーディオ信号と、重畳されている疑似ノイズと同じ符号と、の相関を求めることで、テンポクロックを抽出することができる。なお、M系列に限らず、Gold系列など、他の乱数を用いてもよい。データ重畳部14は、テンポクロック生成部16からテンポクロックが入力される度に、所定長の疑似ノイズを発生してオーディオ信号に重畳し、出力I/F15に出力する。
さらに、疑似ノイズを用いる場合は、以下のようなスペクトラム拡散を用いることも可能である。図1(B)は、スペクトラム拡散を用いる場合のデータ重畳部14の構成の一例を示すブロック図である。
この例では、拡散符号発生部144が出力するM系列の疑似ノイズ符号(PN符号)とテンポ情報(0,1のデータ符号列)とを乗算器265で乗算することにより、テンポ情報をスペクトラム拡散する。拡散後のテンポ情報は、XOR回路146に入力される。XOR回路146は、乗算器145から入力された符号と遅延器147を経て入力された1サンプル前の出力符号の排他的論理和を出力し、拡散後のテンポ情報を差動符号化する。差動符号化後の信号は、−1,1で2値化しておくものとする。−1,1に2値化した差動符号を出力することで、復号側では、連続する2サンプルの差動符号を乗算することにより拡散後のテンポ情報を抽出することができる。
そして、差動符号化したテンポ情報は、LPF(ナイキストフィルタ)148においてベースバンド内で帯域制限され、乗算器150に入力される。乗算器150は、キャリア信号発生器149が出力するキャリア信号(音響信号成分より高域のキャリア信号)とLPF148の出力信号を乗算し、差動符号化後のテンポ情報をパスバンドに周波数シフトする。なお、差動符号化後のテンポ情報は、アップサンプリングしてから周波数シフトしてもよい。周波数シフトされた後のテンポ情報は、ゲイン調整器151でゲイン調整され、加算器143でオーディオ信号とミキシングされて出力I/F27に出力される。
なお、楽音生成部13から出力されたオーディオ信号は、LPF141でパスバンドの帯域がカットされ、ゲイン調整器142でゲイン調整された後に加算器143に入力されるが、LPF141は必須ではなく、音響信号成分と変調信号の成分(重畳されるテンポ情報の周波数成分)とを完全に帯域分割する必要はない。例えば、キャリア信号を20〜25kHz程度にすれば、音響信号成分と変調信号の成分が若干重複していたとしても、聴取者に変調信号が聞こえにくく、かつテンポ情報を復号できる程度のSN比を確保することができる。なお、テンポ情報を重畳する周波数帯域は20kHz以上の非可聴域にすることが望ましいが、D/A変換や圧縮オーディオのエンコード等により非可聴域が使えない構成の場合は、例えば15kHz以上の高周波数帯域にテンポ情報を重畳することで、聴感上の影響を少なくすることができる。
以上のようにしてテンポ情報が重畳されたオーディオ信号は、オーディオ出力端子である出力I/F15から出力される。
出力I/F15から出力されたオーディオ信号は、図2(A)に示すような復号装置2に入力される。復号装置2は、オーディオ信号を録音する録音機としての機能と、オーディオ信号を再生する再生機としての機能と、オーディオ信号に重畳されているテンポ情報を復号する復号機としての機能と、を備えている。なお、電子ピアノ1から出力されたオーディオ信号は、通常のオーディオ信号と同様に扱うことができるため、他の一般的な録音機で録音することが可能である。また、録音したオーディオデータは、汎用のオーディオデータであるため、一般的なオーディオ再生機で再生することも可能である。
ここでは、復号装置2について、主に、オーディオ信号に重畳されているテンポ情報を復号する機能、および復号したテンポ情報の利用態様について説明する。
図2(A)において、復号装置2は、入力I/F21、制御部22、記憶部23、およびテンポクロック抽出部24を備えている。制御部22は、入力I/F21から入力されたオーディオ信号を録音し、記憶部23に汎用のオーディオデータとして記録する。また、制御部22は、記憶部23に記録されているオーディオデータを読み出し、テンポクロック抽出部24に出力する。
テンポクロック抽出部24は、電子ピアノ1のデータ重畳部14で発生する疑似ノイズと同じ疑似ノイズを生成し、再生したオーディオ信号との相関を求める。オーディオ信号に重畳されている疑似ノイズは、自己相関性の非常に高い信号であるため、オーディオ信号と疑似ノイズとの相関を求めると、同図(B)に示すように、定期的に急峻なピークが抽出される。この相関のピーク発生タイミングが演奏テンポ(テンポクロック)を示す。
また、図1(B)で説明したスペクトラム拡散を用いる場合、テンポクロック抽出部24は、以下のようにしてテンポ情報を復号し、テンポクロックを抽出する。図2(C)は、テンポクロック抽出部24の構成の一例を示すブロック図である。入力されたオーディオ信号は、HPF241に入力される。HPF241は、音響信号成分を除去するためのフィルタである。HPF241の出力信号は、遅延器242および乗算器243に入力される。遅延器242の遅延量は、上述の差動符号の1サンプル分の時間に設定される。差動符号をアップサンプリングしている場合、アップサンプリング後の1サンプル分の時間に設定される。乗算器243は、HPF241から入力される信号と、遅延器242から出力される1サンプル前の信号とを乗算し、遅延検波処理を行う。差動符号化された信号は、−1,1に2値化されており、1サンプル前の符号からの位相変化を示したものであるため、1サンプル前の信号と乗算することにより、差動符号化前のテンポ情報(拡散後の符号)が抽出される。
そして、乗算器243の出力信号は、ナイキストフィルタであるLPF244を経てベースバンド信号として抽出され、相関器245に入力される。相関器245は、上記拡散符号発生部244が出力した疑似ノイズ符号と同じ疑似ノイズ符号で入力信号との相関を求める。相関器245が出力する相関値は、ピーク検出部246で疑似ノイズの周期(データ符号の周期)で正負のピーク成分が抽出される。符号判定部247は、各ピーク成分をテンポ情報のデータ符号(0,1)として復号する。このようにして、オーディオ信号に重畳されているテンポ情報が復号される。なお、重畳側の差動符号化の処理、復号側の遅延検波処理は必須ではない。
以上のようにして抽出したテンポクロックは、MIDIクロックに準じたものであればシーケンサによる自動演奏に用いることが可能である。例えば、シーケンサにより自身の演奏テンポを反映した自動演奏を実現することができる。
さらに、図4に示すように、シーケンサ101を内蔵した電子ピアノ5において、シーケンサ17がテンポ情報に基づいて自動演奏を行うように構成すると、演奏者の演奏による楽音と自動演奏の楽音との同期を取ることができる。よって、演奏者は演奏操作を行うだけで、自身の演奏による楽音と自動演奏による楽音とが同期したオーディオ信号を生成することができる。また、カラオケ装置のように、映像信号との同期を取ることも可能である。
また、抽出したテンポクロックは、オーディオデータのタイムストレッチを行う時の基準クロックとして利用することも可能であり、編集時の煩雑さを大幅に低減することができる。図6(C)に示すように、タイムストレッチを行う基のオーディオデータに含まれるテンポ情報と演奏情報との差から、補正時間を算出し、新たなテンポに応じたタイムストレッチ後のオーディオデータに補正時間を加算することにより、演奏のニュアンス(ノリ)を失わずにテンポを変更することが可能である。例えば、テンポ情報の各拍とノートオンのタイミングとの差をαとし、基のテンポをT1、タイムストレッチ後のテンポをT2とすると、補正時間はα×(T2/T1)となる。よって、タイムストレッチを行っても演奏のニュアンスが変わることがない。
また、M系列のような疑似ノイズを用いる重畳方式の場合、以下の様な応用例も可能である。図3は、応用例に係るテンポ情報出力装置と復号装置の構成を示すブロック図である。なお、図1および図2と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
応用例に係る電子ピアノ3は、テンポクロック生成部16に代えて、強拍テンポクロック生成部161、および弱拍テンポクロック生成部162を備えている。また、復号装置4は、テンポクロック抽出部24に代えて、強拍テンポクロック抽出部241、および弱拍テンポクロック抽出部242を備えている。
強拍テンポクロック生成部161は、強拍(小節)タイミング毎にテンポクロックを生成する。また、弱拍テンポクロック生成部162は、弱拍(拍)タイミング毎にテンポクロックを生成する。
データ重畳部14は、強拍テンポクロック生成部161からテンポクロックが入力される毎、および弱拍テンポクロック生成部162からテンポクロックが入力される毎に疑似ノイズを発生し、オーディオ信号に重畳する。データ重畳部14は、強拍テンポクロック生成部161からテンポクロックが入力されたタイミングと弱拍テンポクロック生成部162からテンポクロックが入力されたタイミングで異なるパターンの疑似ノイズ(強拍用疑似ノイズおよび弱拍用疑似ノイズ)を発生する。
復号装置4の強拍テンポクロック抽出部241、および弱拍テンポクロック抽出部242では、それぞれデータ重畳部14で発生する強拍用疑似ノイズ、および弱拍用疑似ノイズと同じ疑似ノイズを生成し、再生したオーディオ信号との相関を求める。
オーディオ信号には強拍用疑似ノイズが小節タイミング毎、弱拍用疑似ノイズが拍タイミング毎に重畳されており、これらは自己相関性の非常に高い信号であるため、オーディオ信号と疑似ノイズとの相関を求めると、同図(C)に示すように、定期的に急峻なピークが抽出される。強拍テンポクロック抽出部241で抽出されるピーク発生タイミングが小節タイミング(強拍テンポクロック)を示し、弱拍テンポクロック抽出部242で抽出されるピーク発生タイミングが拍タイミング(弱拍テンポクロック)を示すこととなる。これらの疑似ノイズは、異なるパターンを用いているため、互いの疑似ノイズが干渉することなく、それぞれ高精度に相関を算出することができる。
なお、小節タイミングについては、4拍子であれば拍タイミングの4倍の周期となるので、疑似ノイズのノイズ長を4倍に設定することができる。よって、その分だけSN比を確保することができ、疑似ノイズのレベルを下げることができる。
また、疑似ノイズのパターンをさらに多数用いることで、各拍タイミングで異なる疑似ノイズを重畳させることもでき、複合拍子など、多種多様なテンポに対応することができる。特に、疑似ノイズとしてGold系列を用いる場合、多種類の符号系列を生成することが可能であるため、複合拍子や拍子数が多い場合であっても、各拍毎に異なる符号系列を用いることが可能である。
なお、図1(B)および図2(C)で説明したスペクトラム拡散を用いる場合についても、各拍タイミングや小節タイミングで異なる疑似ノイズを用いてテンポ情報を拡散処理することができる。
なお、本発明のテンポ情報出力装置は、電子楽器に内蔵されている態様に限るものではなく、既存の楽器に後で取り付けすることも可能である。図5は、テンポ情報出力装置をギターに取り付けた場合の例を示す図である。同図においては、アナログのオーディオ信号を出力するエレキアコースティックギターについて説明する。なお、図1と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
同図(A)および同図(B)に示すように、テンポ情報出力装置9は、オーディオ入力I/F51およびフットスイッチ52を備えており、オーディオ入力I/F51には、ギター7のライン出力端子が接続される。
オーディオ入力I/F51は、ギター7から演奏音(オーディオ信号)を入力し、データ重畳部14に出力する。フットスイッチ52は、テンポ情報の入力専用の操作子であり、演奏者が刻む拍を基準テンポ信号として入力する。テンポクロック生成部16は、フットスイッチ52から基準テンポ信号を入力し、テンポ情報を抽出する。
このように、既存のオーディオ出力端子を有した楽器であれば、本発明のテンポ情報出力装置を用いることが可能であり、演奏者の演奏テンポを反映したテンポ情報をオーディオ信号に重畳することができる。
なお、本発明のテンポ情報出力装置は、電子ピアノやエレキアコースティックギターに取り付けられる例に限るものではない。通常のマイクで楽音を収音すれば、ライン出力端子のないアコースティック楽器であっても、本発明のテンポ情報出力装置を用いることが可能である。また、楽器に限らず、歌唱音についても、本発明における演奏操作に応じて発生するオーディオ信号の技術的範囲に含まれるものであり、歌唱音をマイクで収音し、テンポ情報を重畳することも可能である。
1−電子ピアノ
11−制御部
12−演奏情報取得部
13−楽音発生部
14−データ重畳部
15−出力I/F
16−テンポクロック生成部

Claims (6)

  1. 演奏テンポを示すテンポ情報を抽出するテンポ情報抽出手段と、
    演奏者の演奏操作に応じて発生するオーディオ信号の周波数成分よりも高い帯域に前記テンポ情報の変調成分が含まれるように当該テンポ情報を前記オーディオ信号に重畳する重畳手段と、
    前記テンポ情報が重畳されたオーディオ信号を出力する出力手段と、
    を備えたテンポ情報出力装置。
  2. 前記テンポ情報抽出手段は、演奏テンポの基準となる基準テンポ信号を外部から入力し、当該基準テンポ信号に基づいて前記テンポ情報を抽出する請求項1に記載のテンポ情報出力装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のテンポ情報出力装置、および前記テンポ情報を復号する復号装置を備えた音声処理システムであって、
    前記テンポ情報出力装置の重畳手段は、前記演奏テンポに基づいたタイミングで前記オーディオ信号に疑似ノイズを重畳することで前記テンポ情報を重畳し、
    前記復号装置は、前記オーディオ信号を入力する入力手段と、
    前記入力手段に入力されたオーディオ信号と、前記疑似ノイズと、の相関を求め、当該相関のピーク発生タイミングに基づいて前記テンポ情報を復号する復号手段と、を備えた音声処理システム。
  4. 前記テンポ情報出力装置の前記テンポ情報抽出手段は、演奏テンポの各タイミングに応じて、複数の異なるテンポ情報を抽出し、
    重畳手段は、複数の異なる疑似ノイズを重畳することで前記複数の異なるテンポ情報をそれぞれ重畳し、
    前記復号装置の復号手段は、前記入力手段に入力されたオーディオ信号と、前記複数の異なる疑似ノイズと、の相関をそれぞれ求め、各相関のピーク発生タイミングに基づいて、前記複数の異なるテンポ情報を復号する請求項3に記載の音声処理システム。
  5. 前記テンポ情報出力装置の重畳手段は、前記疑似ノイズを所定の周期を有する拡散符号として発生する拡散符号発生部と、
    前記テンポ情報に基づき、前記拡散符号を前記周期ごとに位相変調する変調部と、
    位相変調された前記拡散符号に基づいて生成された変調信号を、前記オーディオ信号の周波数よりも高い周波数帯域に、前記オーディオ信号と合成し、合成信号として出力する合成部と、を備えた請求項3または請求項4に記載の音声処理システム。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のテンポ情報出力装置を内蔵した電子楽器。
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