JP2010054727A - 映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】壁掛け絵画、写真の本質的機能を保ちつつ、省電力を図ることができる映像表示装置を提供する。
【解決手段】静止画データを記憶する記憶部25と、記憶部25に記憶された静止画データに基づいて静止画を表示し、又は放送信号に係る映像を表示する映像表示部24と、外光の明るさを検出する光センサ210とを備え、光センサ210の検出結果に応じて映像表示部24の動作を制御するようにしてある映像表示装置2に、映像表示部24に静止画が表示されていて、光センサ210にて検出された光量が閾値未満である場合、映像表示部24を停止させ、光センサ210にて検出された光量が閾値以上である場合、映像表示部24を駆動させる第2制御部21を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、放送信号に係る映像を表示する映像表示装置に関し、特に静止画を壁掛け絵画、写真のように表示する機能を備えた映像表示装置に関する。
近年、壁掛けタイプの映像表示装置が実用化されている。非特許文献1には、放送信号に基づく映像表示を停止している場合に、予め記憶した静止画、又はUSBから取り込んだ静止画を順次表示する機能を備えた映像表示装置が開示されている。非特許文献1によれば、映像表示の停止時に、黒色の大型表示画面で壁面が覆われるようなことは無い。このため、部屋の雰囲気が損なわれる虞は無く、絵画、写真等の静止画によって部屋の雰囲気を明るくすることが可能になる。ところが、映像表示の停止時においては、どのような状況でも静止画を表示する構成であるため、消費電力が問題となる。
一方、周囲の明るさに連動して、自動的に画面の明るさを調整すると共に、消費電力を抑えることが可能な液晶表示装置が開示されている(例えば特許文献1及び2参照)。特許文献1及び2に係る液晶表示装置は、液晶表示パネルを背面側から照明するバックライト、及び周囲の明るさを検出する光センサを備え、該光センサにて検出された光量に基づいて、バックライトの輝度を制御するように構成されている。
特開2008−129380号公報 特開平4−174819号公報 「http://www.sony-europe.com/pressrelease/id/1207064686203」ソニー株式会社 2008年4月9日
しかしながら、特許文献1及び2においては、放送映像を表示する場合のバックライト制御を想定しており、壁掛け絵画、写真としての静止画を表示する場合を想定した省電力を行っていない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、静止画の表示中に周囲の明るさを検出し、検出した光量が閾値以上である場合、静止画を表示し、検出した光量が閾値未満である場合、静止画の表示を停止するように構成することにより、壁掛け絵画、写真の本質的機能を保ちつつ、効果的な省電力が可能な映像表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る映像表示装置は、静止画データを記憶する記憶部と、該記憶部に記憶された静止画データに基づいて静止画を表示し、又は放送信号に係る映像を表示する映像表示部と、外光の明るさを検出する光センサとを備え、該光センサの検出結果に応じて前記映像表示部の動作を制御するようにしてある映像表示装置であって、前記映像表示部に静止画が表示されていて、前記光センサにて検出された光量が閾値未満である場合、前記映像表示部を停止させ、前記光センサにて検出された光量が閾値以上である場合、前記映像表示部を駆動させる制御手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、実物の壁掛け絵画、写真のように静止画を映像表示部に表示し、且つ消費電力を削減すべく、光センサにて外光の明るさを検出する。制御手段は、映像表示部に静止画が表示されている場合、光センサにて検出された光量が閾値以上であるとき、つまり使用者が実物の壁掛け絵画、写真を鑑賞することができるような光量であるとき、映像表示部を駆動させる。また、制御手段は、光センサにて検出された光量が閾値未満である場合、つまり使用者が実物の壁掛け絵画、写真を鑑賞することが困難な光量である場合、映像表示部を停止させる。
従って、壁掛け絵画、写真としての本質的機能を損なうこと無く、消費電力を効果的に削減することが可能になる。
本発明に係る映像表示装置は、前記映像表示部は、映像表示パネルと、該映像表示パネルを照明するバックライトとを備え、前記制御手段は、前記記憶部に記憶された静止画データに基づいて、前記映像表示パネルに静止画を表示させる表示制御手段と、前記映像表示パネルに静止画が表示されていて、前記光センサにて検出された光量が閾値未満である場合、前記バックライトを消灯させ、前記光センサにて検出された光量が閾値以上である場合、前記バックライトを点灯させるバックライト制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、表示制御手段は、記憶部に記憶された静止画データに基づいて、映像表示パネルに静止画を表示させる。バックライト制御手段は、光センサにて検出された光量が閾値以上である場合、バックライトを点灯し、光センサにて検出された光量が閾値未満である場合、バックライトを消灯する。
従って、壁掛け絵画、写真としての本質的機能を損なうこと無く、バックライトの点灯による消費電力を削減することが可能になる。
本発明に係る映像表示装置は、前記バックライトの輝度を受け付ける輝度受付手段を備え、前記バックライト制御手段は、前記映像表示パネルに静止画を表示する場合、前記輝度受付手段にて受け付けた輝度で前記バックライトを発光させるようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、静止画を表示する際のバックライトの輝度を受け付け、受け付けた輝度でバックライトを発光させる。
従って、映像表示装置の使用者は、使用環境に応じて、バックライトの輝度を変更及び設定することが可能になる。
本発明に係る映像表示装置は、閾値の設定を受け付ける閾値設定受付手段と、該閾値設定受付手段が閾値の設定を受け付けたときに、前記光センサが検出した光量を閾値に設定する手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、閾値設定受付手段が閾値の設定を受け付けたときに、光センサが検出した光量を閾値に設定する。
従って、数値によらずとも、設定時の外光の明るさを基準にして、バックライトを点灯及び消灯させるための閾値を設定することができる。
本発明に係る映像表示装置は、前記バックライト制御手段は、前記光センサにて検出された光量の大/小に応じて、前記バックライトの輝度を高輝度/低輝度に変更する輝度変更手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、光センサにて検出された光量の大/小に応じて、バックライトの輝度を高輝度/低輝度に変更する。つまり、光量が大きい程、バックライトを高輝度で発光させ、光量が小さい程、バックライトを低輝度で発光させる。
従って、外光の明るさに応じた輝度でバックライトを発光させることによって、消費電力を削減することが可能になる。
また、外光の明るさに連動して、静止画の明るさが変化することは、実物の壁掛け絵画、写真と同様であるため、静止画の壁掛け絵画、写真としての本質的機能は損なわれない。
本発明に係る映像表示装置は、前記光センサは前記映像表示パネルの周縁部に複数配されており、前記バックライトは、前記映像表示パネルの背面側に並置された複数の発光素子を備え、前記輝度変更手段は、一の光センサにて検出された光量が他の光センサにて検出された光量に比して大きい場合、前記一の光センサ側に配された発光素子を、前記他の光センサ側に配された発光素子に比して高輝度で発光させるようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、複数の光センサが映像表示パネルの周縁部に配されているため、映像表示パネルに入射する外光の明るさの偏りを検出することが可能である。そして、一の光センサにて検出された光量が他の光センサにて検出された光量に比して大きい場合、前記一の光センサ側に配された発光素子は、前記他の光センサ側に配された発光素子に比して高輝度で発光する。つまり、実物の壁掛け絵画又は写真のように、明るさが不均一な外光が照射された場合の明るさの偏りを再現すると共に、消費電力を削減することが可能になる。
本発明に係る映像表示装置は、前記バックライト制御手段は、放送信号に係る映像が前記映像表示パネルに表示されている場合、前記光センサにて検出された光量の大/小に応じて、前記バックライトの輝度を高輝度/低輝度に変更する手段を備え、静止画が表示されている場合における前記バックライトの輝度の変化速度は、放送信号に係る映像が前記映像表示パネルに表示されている場合に比して遅いことを特徴とする。
本発明にあっては、光センサにて検出された光量に応じたバックライトの輝度の変化速度は、放送信号に係る映像を表示する場合に比べ、静止画を表示する場合の方が遅い。
静止画を表示している場合の方が、画面の明るさ変化が目立ち易く、不自然であるところ、上述のように構成することで、バックライトの輝度を自然に変更することが可能になる。
本発明に係る映像表示装置は、前記光センサは、断続的に外光の明るさを検出するようにしてあり、前記バックライト制御手段は、放送信号に係る映像が前記映像表示パネルに表示されている場合、前記光センサにて検出された光量の大/小に応じて、前記バックライトの輝度を高輝度/低輝度に変更する手段と、前記光センサにて断続的に検出された複数の光量が略同一である場合、前記バックライトの輝度変更を停止させる手段と、放送信号に係る映像が前記映像表示パネルに表示されていて、バックライトの輝度変更を停止している場合、前記光センサにて検出された光量の変化量が第1所定値以上であるとき、前記バックライトの輝度変更を開始させる手段と、静止画が前記映像表示パネルに表示されていて、バックライトの輝度変更を停止している場合、前記光センサにて検出された光量の変化量が、前記第1所定値より大きい第2所定値以上であるとき、前記バックライトの輝度変更を開始させる手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、光センサにて断続的に検出された複数の光量に変化がない場合、バックライトの輝度変更を停止する。放送信号に係る映像を表示している場合、光量変化が第1所定値以上であるとき、バックライトの輝度制御を開始する。また、静止画を表示している場合、光量変化が第2所定値以上であるとき、バックライトの輝度制御を開始する。第2所定値は第1所定値に比べて大きい。
静止画を表示している場合の方が、画面の明るさ変化が目立ち易く、不自然であるところ、上述のように構成することで、バックライトの輝度を自然に変更することが可能になる。
本発明に係る映像表示装置は、前記光センサにて検出された光量が閾値未満になってからの経過時間を計時する計時手段と、所定時間以上が経過した場合、前記表示制御手段を停止させる手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、光センサにて検出された光量が閾値未満になってから所定時間以上が経過するまでは、表示制御手段は動作し、所定時間が経過した場合、表示制御手段は停止する。所定時間が経過する前は、再び周囲の光量が閾値以上になる可能性があるため、表示制御手段が停止しないようにする。所定時間が経過した場合、周囲の光量が閾値以上になる可能性は低いため、表示制御手段は停止し、消費電力を削減する。
本発明によれば、壁掛け絵画、写真の本質的機能を保ちつつ、効果的な省電力を図ることができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る表示システムの概要を示す模式図である。本実施の形態に係る表示システムは、映像出力装置1と、通信線4を介して映像出力装置1に接続された映像表示装置2と、遠隔操作装置3とを含む。
映像出力装置1は、壁5に突設されたラック51上に載置されている。なお、映像出力装置1はラック51上に載置する他、床に設置されるラック上に載置しても良く、また、壁5の凹部に正面を露出させて埋設するようにしても良い。
映像表示装置2は、壁5にボルト等により取り付け、又は壁5の凹部に表示面を露出させて埋設されている。以下では、映像表示装置2が壁5に取り付けられている例を用いて説明する。
映像出力装置1及び映像表示装置2は通信線4を介して接続されており、AVデータ及び各種制御データを送受信する。通信線4は、例えば、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)規格に準拠したHDMIケーブルであり、映像データ及び音声データを含むAVデータを送受信するためのHDMI線41と、各種制御情報を送受信するためのCEC線42を含み構成されている(図2参照)。なお、HDMIケーブルは通信線の一例であり、他の規格に基づくケーブルの他、60GHz帯のミリ波を利用した無線通信によりAVデータ及び各種制御データを送受信するようにしても良い。
映像出力装置1は、地上デジタル放送、デジタル衛星放送、若しくはアナログ放送に係るテレビジョン放送信号を受信するチューナ(Set Top Box)、又はIP(Internet Protocol)ネットワークを介して外部のサーバコンピュータから配信される映像を受信する受信装置(Set Top Box)等である。以下では、一例として映像出力装置1を、チューナであるものとして説明する。
図2は、映像出力装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。映像出力装置1はマイクロプロセッサ及びキャッシュメモリ等で構成される第1制御部11、記憶部15、入力部13、受信部16、第1LED(Light-Emitting Diode)121、第2LED122、日時情報を第1制御部11へ出力する時計部18、放送受信部19、信号処理部191、及びHDMI信号送信部192等を含んで構成される。
第1制御部11は、バス17を介して映像出力装置1のハードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると共に、メインメモリ等の記憶部15に格納された制御プログラム15Pに従って、本実施の形態に係る種々のソフトウェア的機能を実行する。また、第1制御部11は、CEC線42を介して映像表示装置2が備える後述の第2制御部21に接続されており、HDMI規格に基づき情報の送受信を行う。
入力部13は、映像出力装置1の筐体前面に設けられた操作ボタン等であり、入力された操作データを第1制御部11へ出力する。
受信部16は、遠隔操作装置3からの操作データを受信するBluetooth(登録商標)規格に基づくトランシーバである。
第1LED121は、例えば、赤色に発光して、映像出力装置1がスタンバイ状態にあることを示すLEDであり、第1制御部11の指示に従いオン又はオフする。第2LED122は、例えば、青色に発光して、映像出力装置1がオン状態であることを示すLEDであり、第1制御部11の指示に従いオン又はオフする。第1LED121及び第2LED122は映像出力装置1の筐体前面に設けられ、映像出力装置1がオフ状態の場合、第1LED121及び第2LED122は共にオフ状態となる。
放送受信部19は、テレビジョン放送信号を受信する。なお本実施の形態においてはデジタル放送に係るテレビジョン放送信号を受信する例を挙げて説明するが、アナログ放送に係るテレビジョン放送信号を受信しても良い。放送受信部19を構成するチューナはMPEG(Moving Pictures Experts Group)−2等のプロトコルにより伝送されるデジタル放送に係るデータストリームを受信する。放送受信部19は復調処理及び復号処理等を行い、復調等の処理が行われた映像データ及び音声データを含むAVデータを信号処理部191へ出力する。
信号処理部191は、内部にR、G、B各色を補正する補正回路及び各種の映像信号のフォーマットを映像表示部24で表示することが可能な画素数に変換するスケーラ等を含む。信号処理部191にて画像処理等が行われたAVデータはHDMI信号送信部192へ出力される。
HDMI信号送信部192は、AVデータを、映像表示装置2へ、HDMI線41を介して送信する。
次に、映像表示装置2の構成を説明する。
映像表示装置2は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、又はプラズマディスプレイ等であり、映像出力装置1とは物理的に分離している。映像表示装置2は、映像データに基づいて映像を表示し、また、音声データに係る音声を出力する。以下では、一例として映像表示装置2を、液晶ディスプレイとして説明する。
図3は、映像表示装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。映像表示装置2はマイクロプロセッサ及びキャッシュメモリ等で構成される第2制御部21、記憶部25、USBスロット211、光センサ210、HDMI信号受信部292、信号処理部29、データ分離部291、スピーカ293、並びに映像表示パネル241及びLEDバックライト242を含む映像表示部24を含んで構成される。
記憶部25は、不揮発性メモリ等で構成され、映像表示装置2の動作を制御するための制御プログラム25P、静止画データファイル251、及び壁掛け絵画、写真を模した静止画を表示する際の明るさに関するモードファイル252を格納している。なお、静止画データファイル251は図示しない専用のメモリに格納しても良い。静止画データファイル251にはJPEG(Joint Photographic Experts Group)等の形式による静止画データが記憶されている。
USBスロット211は、USBメモリ6を挿入するためのスロットであり、図1に示すように映像表示装置2の右側面に設けられている。USBメモリ6には、内部に映像表示部24に表示するための静止画データ、例えば使用者がデジタルカメラで撮影した写真の静止画データが記憶されている。
なお、USBメモリ6は可搬型記録媒体の一例であり、他の可搬型記録媒体、例えばSD(登録商標)カード、又はメモリーカード等を装着可能に構成しても良い。
第2制御部21は、バス27を介して映像表示装置2のハードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると共に、記憶部25に格納された制御プログラム25Pに従って、本実施の形態に係る種々のソフトウェア的機能を実行する。
特に、映像表示装置2は、壁掛け絵画、写真を模した静止画を表示する機能を有しており、該機能を実現するに際して、第2制御部21は、記憶部25又はUSBメモリ6から静止画データを読み出し、読み出した静止画データを信号処理部29に与える処理を実行する。また、後述するように、映像表示装置2は、光センサ210にて検出された光量に基づいて、LEDバックライト242の輝度を制御することによって、壁掛け絵画、写真の本質的機能を保ちつつ、省電力を図る機能を有しており、該機能を実現するに際して、第2制御部21は、該光量に基づいてLEDバックライト242の輝度を制御するためのデータを信号処理部29に与える処理を実行する。上述の処理の詳細は後述する。
HDMI信号受信部292は、HDMI信号送信部192から送信されたAVデータを受信し、受信したAVデータを信号処理部29へ出力する。
信号処理部29は、AV信号から映像データと音声データとを分離し、分離された映像データをデータ分離部291へ出力すると共に、分離された音声データを映像データの出力に同期させてスピーカ293へ出力する。
また、信号処理部29は、第2制御部21の指示のもと、映像表示部24の表示制御を行う他、LEDバックライト242の輝度を制御、例えばPWM(Pulse-Width Modulation)制御を行う。具体的には、LEDバックライト242の輝度に関する情報としてパルス幅に関する情報を含むLEDデータを映像データに含ませて、データ分離部291へ出力する。
一方、第2制御部21から静止画データが与えられている場合、映像データに代えて、静止画データにLEDデータを含ませ、データ分離部291へ出力する。
データ分離部291は、映像データ又は静止画データから、LEDデータを分離し、映像データを映像表示パネル241へ出力し、LEDデータをLEDバックライト242へ出力する。
映像表示パネル241は、例えば液晶パネルであり、データ分離部291から映像データが出力された場合、該映像データに基づいて、映像を表示し、データ分離部291から静止画データが出力された場合、該静止画データに基づいて、静止画を表示する。
LEDバックライト242は、映像表示パネル241の背面側にマトリクス状に配された複数の発光素子242aを含んでなり、データ分離部291から出力されたLEDデータに基づいて、各発光素子242aを指定された輝度で発光させる。なおLEDバックライト242に代えて冷陰極管を用いたバックライトであっても良い。
また、映像表示装置2は、LED22、入力部23、受信部26、及び時計部28を備える。
LED22は、例えば、映像表示装置2の正面底部に正面を臨んで配置された緑色のLEDであり、映像表示部24に映像データを表示する際に点灯する。
入力部23は、映像表示装置2筐体側面に設けられた各種操作ボタンであり、操作に伴う操作データを第2制御部21へ出力する。
受信部26は、図示しない映像表示装置2用のリモコンからの操作データを受け付け、受け付けた操作データを第2制御部21へ出力する。なお、本実施の形態においては遠隔操作装置3から送信される操作データは映像出力装置1の受信部16へ送信される例を説明するがこれに限るものではない。遠隔操作装置3から送信される操作データを映像表示装置2の受信部26にて受信するようにしても良い。この場合、操作データは第2制御部21へ出力され、第2制御部21は、CEC線42を介して操作データを第1制御部11へ出力する。
時計部28は日時情報を第2制御部21へ出力する。また、時計部28は、第2制御部21の指示に従って、時間を計時するタイマー機能を有している。
図4は、遠隔操作装置3のハードウェア構成を示すブロック図である。遠隔操作装置3は、例えば赤外線方式、Bluetooth又はRF方式による遠隔操作装置3であり、映像出力装置1又は映像表示装置2へ操作信号を送信する。以下ではBluetoothを用いた例を挙げて説明する。
遠隔操作装置3は、制御部31、送信部36、電源キー331、ピクチャーキー332、及び終了キー333等を含んで構成される。
制御部31はバス37を介して各種ハードウェアに接続されており、各種処理を実行する。
送信部36は電源キー331、ピクチャーキー332又は終了キー333等から出力された操作データを映像出力装置1の受信部16へ送信する。電源キー331が操作された場合、オン又はオフを示す操作データが送信される。
ピクチャーキー332が操作された場合、映像表示装置2の記憶部25に記憶された静止画データを表示するための指示情報たる操作データが送信部36を介して、受信部16へ出力される。また、終了キー333が操作された場合、映像出力装置1に対し映像データの出力及び放送の受信を再開させる再開情報たる操作データが送信部36を介して、受信部16へ出力される。
図5は、モードファイル252のレコードレイアウトを示す説明図である。モードファイル252はモードに対応づけてLEDバックライト242の輝度制御に関する情報(以下、輝度制御情報という)を記憶している。モードファイル252は、モードフィールド、LEDバックライト輝度フィールド、輝度変化速度フィールド、OPC連動・動作モード移行閾値フィールドを含んで構成される。
モードフィールドには、複数のモード、例えば0〜4が記憶されている。特にモード0は放送信号に係る映像を表示する場合のモードであり、モード1〜4は静止画を表示する場合のモードを示している。モード1は、高輝度で静止画を表示する表示モードであり、明るい場所での表示に適している。また、モード2は、中輝度で静止画を表示する表示モードであり、暗めの場所での表示に適している。更に、モード3は、低輝度で静止画を表示するモードであり、輝度を抑えた低消費電力の表示モードである。
LEDバックライト輝度フィールドには、モードに対応づけて設定すべきLEDバックライト242の輝度が記憶されている。例えばモード1に対応するLEDバックライト輝度フィールドには、映像データを表示する際のLEDバックライト242の輝度として基準となる100%が記憶されている。モード2、3に夫々対応するLEDバックライト輝度フィールドには、省電力を図るべく、例えば30%、10%が記憶されている。モード0、4に対応するLEDバックライト輝度フィールドには、OPC連動によって輝度を決定するための情報が記憶されている。
輝度変化速度フィールドには、周囲の明るさに応じてバックライトの輝度を変更させるときの輝度変更速度が記憶されている。特にモード0に対応する輝度変化速度フィールドには、第1速度が記憶され、モード4に対応する輝度変化速度フィールドには第2速度が記憶されている。第1速度は、例えば16Step/32ms、第2速度は、32Step/32msである。「Step」は、所定の単位輝度レベルを示している。輝度レベルは、光センサ210の出力をAD変換して得られたAD値である。
OPC連動・動作モード移行閾値フィールドには、周囲の明るさに応じてバックライトの輝度変更を停止している停止モードから、輝度変更を実行する動作モードへ移行すべきか否かを、周囲の明るさ変化に基づいて判断するための閾値が記憶されている。特にモード0に対応するOPC連動・動作モード移行閾値フィールドには、第1所定値が記憶され、モード4に対応するOPC連動・動作モード移行閾値フィールドには、第2所定値が記憶されている。第1所定値は、例えば16Step、第2所定値は、32Stepである。
以上のハードウェア構成において映像データ及び静止画データに関する制御手順を、フローチャートを用いて説明する。以下では、まず静止画表示に係るモード設定の制御手順について説明し、次いで静止画の表示に係る制御手順、静止画表示後に映像データの表示を再開するための制御手順の順で説明する。
<静止画表示に係るモード設定>
図6は、静止画表示に係るモード設定の処理手順を示すフローチャートである。映像表示装置2の第2制御部21は、遠隔操作装置3の操作に基づく信号を受信することで、静止画のモード設定画面を映像表示パネル241に表示し、静止画表示のモード、つまり静止画を表示する際のLEDバックライト242の照明方法を受け付ける(ステップS11)。特にステップS11の処理でモード1〜3を受け付ける第2制御部21の処理は、OPC連動せずにLEDバックライト242を発光させる照明方法の選択、及びLEDバックライト242の輝度を受け付ける輝度受付手段として機能する。なお、遠隔操作装置3及び映像出力装置1を介して、モード設定を受け付ける例を示したが、映像表示装置2用のリモコン、又は入力部23によってモードを受け付けるように構成しても良い。
そして、第2制御部21は、ステップS11で受け付けたモードがOPC連動モードであるか否か、即ちモード4であるか否かを判定する(ステップS12)。OPC連動モードでないと判定した場合(ステップS12:NO)、第2制御部21は、受け付けたモードを記憶部25に記憶させ(ステップS13)、処理を終える。
OPC連動モードであると判定した場合(ステップS12:YES)、第2制御部21は、遠隔操作信号の操作に基づく信号を受信し、周囲の明るさによって静止画表示機能のオンオフを切り替えるための閾値の設定及び閾値の設定方法を受け付ける(ステップS14)。次いで、第2制御部21は、閾値のマニュアル設定が選択されたか否かを判定する(ステップS15)。閾値のマニュアル設定が選択されなかった場合(ステップS15:NO)、第2制御部21は、光センサ210にて光量を検出し(ステップS16)、検出された光量を閾値として記憶部25に記憶させる(ステップS17)。
閾値のマニュアル設定が選択された場合(ステップS15:YES)、第2制御部21は、遠隔操作装置3による数値入力等によって閾値を受け付け(ステップS18)、受け付けた閾値を記憶部25に記憶させる(ステップS19)。ステップS17又はステップS19の処理を終えた場合、第2制御部21は、ステップS11で受け付けたモード、即ちモード4を記憶部25に記憶させ(ステップS20)、処理を終える。
<静止画データの表示>
図7及び図8は、静止画データの表示処理手順を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、音声データに関する処理内容については省略する。
映像出力装置1の第1制御部11は、遠隔操作装置3から電源キー331の操作に基づくオン信号を受信した場合、放送受信部19を起動し、テレビジョン放送信号を受信する(ステップS31)。第1制御部11は放送受信部19の起動をトリガに点灯状態にある第1LED121をオンからオフとし、また消灯状態にある第2LED122をオフからオンとする(ステップS32)。第1制御部11は、テレビジョン放送信号を信号処理部191にて信号処理し、信号処理後の映像データをHDMI信号送信部192により、HDMI線41を介して映像表示装置2へ出力する(ステップS33)。
映像表示装置2の第2制御部21は、内部の各ハードウェアを起動し、HDMI信号受信部292を介して、映像データを受信する(ステップS34)。第2制御部21は、消灯状態にあるLED22をオフからオンとする(ステップS35)。第2制御部21は、モードファイル252からモード0に対応する輝度制御情報を読み出す(ステップS36)。次いで、第2制御部21は、光センサ210にて光量を検出する(ステップS37)。そして、第2制御部21は、光センサ210にて検出した光量の大/小に応じて、LEDバックライト242を高輝度/低輝度で発光させる(ステップS38)。
具体的には、第2制御部21は、読み出した輝度制御情報と、光センサ210にて検出した光量とに基づいてLEDバックライト242の輝度を決定し、決定した輝度を信号処理部29へ出力する。LEDバックライト242の輝度は、光センサ210にて検出された光量が大きい程、LEDバックライト242が高輝度で発光するように決定される。輝度制御の詳細は後述する。信号処理部29は、第2制御部21の指示に従ってLEDデータをLEDバックライト242へ出力し、LEDバックライト242を発光させる。
次いで、信号処理部29は、映像表示部24へ映像データを出力して、映像を表示させる(ステップS39)。
以上の処理により映像を視聴しているユーザが、絵画モードへ移行すべく、遠隔操作装置3のピクチャーキー332を操作した場合の処理を説明する。
第1制御部11は、遠隔操作装置3からピクチャーキー332の操作に基づく第1操作データを、受信部16を介して受信したか否かを判断する(ステップS40)。第1制御部11は、第1操作データを受信していないと判断した場合(ステップS40:NO)、第1操作データを受信するまで待機する。一方、第1制御部11は、第1操作データを受信したと判断した場合(ステップS40:YES)、放送受信部19を停止し、放送の受信を停止すると共に信号処理部191及びHDMI信号送信部192を停止し、映像データの映像表示装置2への出力を停止する(ステップS41)。
これにより映像表示装置2の映像表示部24への映像データの表示は停止する。第1制御部11は第1LED121をオフからオンとし、また、第2LED122をオンからオフとする(ステップS42)。なお、この場合、第1制御部11は第1LED121及び第2LED122を共にオフとしても良い。これにより、映像出力装置1は放送受信部19がオフ、その一方で受信部16による操作データの受信が可能なスタンバイ状態へ移行し、省電力が図られる。映像出力装置1の第1制御部11は、CEC線42を介して、第1操作データを映像表示装置2へ出力する(ステップS43)。
映像表示装置2の第2制御部21は、CEC線42を介して出力された第1操作データを受信する(ステップS44)。第2制御部21は、点灯状態にあるLED22をオフとする(ステップS45)。これにより、絵画鑑賞時におけるまぶしさを低減でき、額内の絵画としてのたたずまいを演出することが可能となる。そして、第2制御部21は、静止画表示に係るサブルーチンを呼び出して、静止画を映像表示部24に表示させ(ステップS46)、処理を終える。
図9は、静止画表示に係る処理手順を示すフローチャートである。第2制御部21は、USBスロット211にUSBメモリ6が装着されているか否かを判断する(ステップS51)。第2制御部21は、USBメモリ6が装着されていると判断した場合(ステップS51:YES)、USBメモリ6の静止画データファイル65から静止画データを読み出す(ステップS52)。一方、第2制御部21は、USBメモリ6が装着されていないと判断した場合(ステップS51:NO)、記憶部25の静止画データファイル251に記憶された静止画データを読み出す(ステップS53)。
信号処理部29は、ステップS52又はステップS53で読み出した静止画データを映像表示パネル241へ出力し表示する(ステップS54)。静止画は、例えば映像表示パネル241にハーフサイズ表示される。ハーフサイズ表示とは、映像表示パネル241の縦横幅夫々の2分の1以下の寸法で、略中央に静止画を表示する表示方法をいう。
なお、静止画の表示方法は、ハーフサイズ表示に限定されるものでは無く、他の表示方法を採用しても良い。例えば、静止画の縦横比を変化させずに、映像表示パネル241全面に静止画を表示する方法、静止画の画素数、縦横比を変化させずに、映像表示パネル241に静止画を表示する方法、映像表示パネル241と縦横比が異なる静止画を、映像表示パネル241の縦横比に変更して画面全体に表示する方法等がある。
また、複数の表示方法の中から、使用者が適宜選択できるように構成しても良い。
そして、第2制御部21は、光センサ210にて光量を検出する(ステップS55)。次いで、第2制御部21は、記憶部25から閾値を読み出し、光センサ210にて検出された光量が閾値未満であるか否かを判定する(ステップS56)。
検出された光量が閾値未満であると判定した場合(ステップS56:YES)、第2制御部21は、LEDバックライト242を消灯させる(ステップS57)。また、第2制御部21は、LEDバックライト242を消灯させたときからの経過時間を時計部28に計時させる。そして、第2制御部21は、LEDバックライト242の消灯後所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS58)。所定時間が経過したと判定した場合(ステップS58:YES)、第2制御部21は、映像表示パネル241を停止、つまり給電を停止させ(ステップS59)、処理を終える。LEDバックライト242の消灯後所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS58:NO)、第2制御部21は、処理をステップS55へ戻す。
ステップS56で、光量が閾値未満でないと判定した場合(ステップS56:NO)、第2制御部21は、記憶部25が記憶しているモードを読み出して、OPC連動モードが設定されているか否かを判定する(ステップS60)。
OPC連動モードが設定されていないと判定した場合(ステップS60:NO)、第2制御部21は、設定されているモード1〜3の輝度制御情報を記憶部25から読み出し(ステップS61)、読み出した輝度制御情報に係る輝度でバックライトを発光させ(ステップS62)、処理をステップS51へ戻す。
OPC連動モードが設定されていると判定した場合(ステップS60:YES)、第2制御部21は、モード4の輝度制御情報を記憶部25から読み出し(ステップS63)、光センサ210にて検出した光量の大/小に応じて、LEDバックライト242を高輝度/低輝度で発光させ(ステップS64)、処理をステップS51へ戻す。
図10は、各モードにおける光量と、LEDバックライト242の輝度との関係を概念的に示す説明図である。図10(a)は、モード1〜3における光量と、LEDバックライト242の輝度との関係を示し、図10(b)は、モード4における光量と、LEDバックライト242との関係を示している。横軸は光センサ210にて検出された光量を示し、縦軸はLEDバックライト242の輝度を示している。
図10(a)、(b)に示すように、モード1〜4のいずれのモードが選択されていても、周囲の光量が閾値未満である場合、LEDバックライト242は消灯する。実物の壁掛け絵画、写真の機能を考えた場合、周囲が暗くなれば当然、絵画も暗くなり、鑑賞し得なくなるところ、静止画を表示する場合も実物の壁掛け絵画、写真と同様、周囲の光量が閾値未満になった場合、LEDバックライト242を消灯し、見えなくする。
このように、LEDバックライト242の輝度を制御することによって、壁掛け絵画、写真の本質的機能を保持しつつ、省電力を図ることが可能になる。
一方、周囲の光量が閾値以上であって、モード1が設定されている場合、第2制御部21は、LEDバックライト242が高輝度で発光するようにPWM制御する。同様に、周囲の光量が閾値以上であって、モード2が設定されている場合、第2制御部21は、LEDバックライト242が中輝度で発光し、モード3が設定されている場合、LEDバックライト242が低輝度で発光するように、LEDバックライト242をPWM制御する。
また、周囲の光量が閾値以上であって、モード4が設定されている場合、該光量が高い程、LEDバックライト242の輝度が高くなるようにLEDバックライト242をPWM制御する。このように構成することによって、実物の壁掛け絵画、写真のように、周囲の明るさに応じた明るさを有する自然な静止画を表示することが可能になる。また、周囲が暗い場合、LEDバックライト242の輝度を抑えることによって、省電力を図ることが可能になる。
図11は、LEDバックライト242のエリア制御方法を概念的に示す説明図である。ここでは、静止画をハーフサイズ表示する場合におけるLEDバックライト242のエリア制御方法を説明する。静止画がハーフサイズ表示されている場合、該静止画以外の部分には黒色画像が表示される。該黒色画像が表示されている部分については、LEDバックライト242で映像表示パネル241を照明する必要が無い。そこで、第2制御部21は、黒色画像部分に対応する部位のLEDバックライト242の発光素子242aを消灯するようにLEDバックライト242を制御する。
このように照明が必要な部分の発光素子242aのみを発光させるように構成することによって、LEDバックライト242の消費電力を低減することが可能になる。
次に、ステップS64の処理内容の詳細を説明する。
図12は、OPC連動制御を概念的に示す状態遷移図である。図12(b)に示すように、静止画を表示する場合におけるOPC連動制御においては、停止モード62aと、動作モード62bとが存在し、ステップS64の処理開始直後は、動作モード62bにある。動作モード62bは、周囲の光量に応じてLEDバックライト242の輝度を変更させる制御を行っている状態であり、停止モード62aは、LEDバックライト242の輝度を変更させる制御を停止している状態である。以下、各モードの遷移手順の詳細を説明する。
図13は、動作モードにおける処理手順を示すフローチャートである。第2制御部21は、静止画を表示している場合、光センサ210にて光量を検出し(ステップS71)、記憶部25から第2速度を読み出す(ステップS72)。そして、第2制御部21は、検出された光量に応じた輝度でLEDバックライト242が発光するように、LEDバックライト242の輝度を第2速度で変化させる(ステップS73)。つまり、検出された光量に対応する輝度と、現在のLEDバックライト242の輝度とが大きく異なる場合であっても、映像表示パネル241の明るさが急激に変化しないように、LEDバックライト242の輝度を第2速度で変化させる。
次いで、第2制御部21は、ステップS71で周期的に検出された各光量を比較し、所定回数光量の変化が無かったか否かを判定する(ステップS74)。光量の変化があったと判定した場合(ステップS74:NO)、第2制御部21は、処理をステップS71へ戻す。所定回数光量の変化が無かった判定した場合(ステップS74:YES)、第2制御部21は、停止モード62aへ移行させ(ステップS75)、処理を終える。
所定回数光量の変化が無かった場合、停止モード62aへ移行させることによって、周囲の光量が変化してもLEDバックライト242の輝度を変化させないようにし、映像表示部24の明るさのばたつきを抑えることができる。
図14は、停止モードにおける処理手順を示すフローチャートである。第2制御部21は、時計部28にて計時を開始し(ステップS91)、光センサ210にて光量を検出する(ステップS92)。そして、第2制御部21は、記憶部25から第2所定値を読み出し、前回の光量と、今回検出された光量との差が第2所定値未満であるか否かを判定する(ステップS93)。光量の差が第2所定値以上であると判定した場合(ステップS93:NO)、つまりLEDバックライト242の輝度制御が必要な程、周囲の光量が変化しているような場合、第2制御部21は、動作モード62bへ移行し(ステップS97)、処理を終える。
光量の差が第2所定値未満であると判定した場合(ステップS93:YES)、第2制御部21は、所定の対応確認時間が経過したか否かを判定する(ステップS94)。対応確認時間の経過を監視するのは、ステップS93光量差が第2所定値未満であると判定されることが連続した場合、周囲の光量に対応するLEDバックライト242の輝度と、現在のLEDバックライト242の輝度との間に齟齬が生ずる虞があり、周囲の光量と、現在のLEDバックライト242の輝度とが対応しているか否かを定期的に確認する必要があるためである。
所定の対応確認時間が経過していないと判定した場合(ステップS94:NO)、第2制御部21は、処理をステップS92へ戻す。所定の対応確認時間が経過したと判定した場合(ステップS94:YES)、第2制御部21は、時計部28をリセットし(ステップS95)、光センサ210にて検出された光量と、現在のLEDバックライト242の輝度とが対応しているか否かを判定する(ステップS96)。
対応していると判定した場合(ステップS96:YES)、第2制御部21は、処理をステップS92へ戻す。光センサ210にて検出された光量と、現在のLEDバックライト242の輝度とが対応していないと判定した場合(ステップS96:NO)、第2制御部21は、動作モード62bへ移行し(ステップS97)、処理を終える。
以上の処理手順によって、図12(b)に示す停止モード62aと、動作モード62bとを遷移し、映像表示部24の明るさの変化速度が抑えられるように、LEDバックライト242の輝度を制御することができる。
また、図12(a)に示すように、テレビジョン放送に係る映像を表示する場合におけるOPC連動制御においても、同様の停止モード61a及び動作モード61bがあり、各モード間の遷移手順は、静止画の場合と同様である。
ただ、映像を表示する場合にLEDバックライト242の輝度を変化させる第1速度は、静止画を表示する場合における第2速度に比べて速い。また、映像を表示している場合に停止モード61aから動作モード61bへ移行するために必要な光量差を示す第1所定値は、静止画を表示している場合に使用する第2所定値に比べて大きい。
このように、静止画を表示している場合、テレビジョン放送に係る映像を表示している場合に比べ、LEDバックライト242の輝度が緩やかに変動し、且つ明るさが頻繁に変動しないようにすることができる。
<映像データの表示再開>
図15及び図16は、静止画データ表示後に映像データの表示を再開する手順を示すフローチャートである。ステップS43において第1操作データを出力し、ステップS46により映像表示装置2に静止画データを表示している場合に、スタンバイ状態にある第1制御部11は遠隔操作装置3から受信部16を介して、第1操作データを受信したか否かを判断する(ステップS110)。第1制御部11は第1操作データを受信したと判断した場合(ステップS110:YES)、当該受信した第1操作データを破棄する(ステップS111)。具体的には、第1制御部11は第1操作データを受信したとしても、放送受信部19の起動による放送の受信、映像データの出力、第1LED121のオフ、第2LED122のオン、映像表示装置2に対する第2操作データの送信等、第1操作データに基づく処理を実行しない制御を行う。その後処理をステップS110に戻す。
第1制御部11は第1操作データを受信していないと判断した場合(ステップS110:NO)、第2操作データを受信したか否かを判断する(ステップS112)。具体的には、ユーザが遠隔操作装置3の終了キー333を操作したことに伴い遠隔操作装置3から送信された第2操作データを、受信部16にて受信したか否かを判断する。第1制御部11は第2操作データを受信していないと判断した場合(ステップS112:NO)、再び処理をステップS110へ戻す。一方第1制御部11は第2操作データを受信したと判断した場合(ステップS112:YES)、放送受信部19を起動し、デジタル放送の受信を再開する(ステップS113)。即ちスタンバイ状態からオン状態へと移行する。
第1制御部11は赤色にて点灯状態にある第1LED121をオンからオフとし、消灯状態にある第2LED122をオフからオンとする(ステップS114)。第1制御部11はCEC線42を介して、第2操作データを第2制御部21へ出力する(ステップS115)。映像出力装置1における放送受信部19における放送の受信処理及び信号処理部191における信号処理には所定時間を要するため、映像表示装置2においてもこれと並行して静止画データの表示、即ち絵画モードから映像データの表示処理への移行を行う。
映像表示装置2の第2制御部21は、第2操作データを受信する(ステップS116)。第2制御部21は、記憶部25の静止画データファイル251、又はUSBメモリ6からの静止画データの読み出し、並びに、映像表示部24への静止画データの表示を停止する(ステップS117)。第2制御部21は、消灯状態にあるLED22をオフからオンとする(ステップS118)。
映像出力装置1のHDMI信号送信部192は信号処理後の映像データを、HDMI線41を介して映像表示装置2のHDMI信号受信部292へ出力する(ステップS119)。映像表示装置2のHDMI信号受信部292は出力された映像データを受信する(ステップS120)。第2制御部21は、モードファイル252からモード0に対応する輝度制御情報を読み出す(ステップS121)。次いで、第2制御部21は、光センサ210にて光量を検出する(ステップS122)。そして、第2制御部21は、光センサ210にて検出した光量の大/小に応じて、LEDバックライト242を高輝度/低輝度で発光させる(ステップS123)。信号処理部29は映像表示部24に映像データを表示し(ステップS124)、また出力されたLED強度に従いLEDバックライト242をPWM制御する。
本実施の形態に係る映像表示システム及び映像表示装置2にあっては、周囲の光量が閾値未満になった場合LEDバックライト242を消灯し、光量が閾値以上になった場合、点灯するように構成されているため、壁掛け絵画、写真の本質的機能を保ちつつ、効果的に省電力を図ることができる。
また、光量が閾値未満になった場合、所定時間の間は、映像表示パネル241を駆動したまま、LEDバックライト242を消灯させるように構成してあるため、光量が再び閾値以上になっても、直ちに静止画の表示を再開することができる。
更に、光量が閾値未満になって所定時間が経過した場合、映像表示パネル241の動作も停止させるように構成してあるため、更なる省電力を図ることができる。
更にまた、静止画を表示する際のLEDバックライト242の輝度を、映像表示システムの使用環境に応じて適宜設定することができる。
更にまた、静止画を表示している場合におけるLEDバックライト242の点灯及び消灯の切り替えを行うための閾値を、マニュアル設定することができる。また、閾値設定時の、周囲の明るさを閾値として簡易に設定することができる。
更にまた、周囲の光量に応じて、LEDバックライト242の輝度を変更する構成であるため、輝度を一定に制御する場合に比べて、より効果的に消費電力を削減することができる。
更にまた、ハーフサイズの静止画を表示する際、黒色画像部分に対応する発光素子242aを消灯することによって、より効果的に消費電力を削減することができる。
更にまた、静止画を表示する場合、映像を表示する場合に比べてLEDバックライト242の輝度を緩やかに変化させるように構成されているため、映像表示部24の明るさをより自然に変更することができる。
更にまた、静止画を表示する際、映像出力装置1側を停止し、静止画の表示を映像表示装置2側で処理するように構成してあるため、より効率的に消費電力を削減することができる。
(変形例1)
変形例1に係る映像表示システム及び映像表示装置2は、実施の形態で説明したモード1〜3においても、周囲の明るさに応じてLEDバックライト242の輝度を調整するように構成されている。
図17は、各モードにおける光量と、LEDバックライト242の輝度との関係を概念的に示す説明図である。横軸は光センサ210にて検出された光量を示し、縦軸はLEDバックライト242の輝度を示している。
モード1は、高輝度で静止画を表示する表示モードである。光センサ210にて検出された光量が閾値と同値である場合、所定の第1輝度、例えば80%の輝度でLEDバックライト242を発光させる。そして、第2制御部21は、第1輝度を基点として、光センサ210にて検出された光量が閾値より大きい程、LEDバックライト242の輝度が高くなるように制御する。
同様に、モード2は、中輝度で静止画を表示する表示モードであり、光センサ210にて検出された光量が閾値と同値である場合、前記第1輝度より低輝度の第2輝度、例えば50%の輝度でLEDバックライト242を発光させる。そして、第2制御部21は、第2輝度を基点として、光センサ210にて検出された光量が閾値より大きい程、LEDバックライト242の輝度が高くなるように制御する。
また、モード3は、低輝度で静止画を表示するモードであり、輝度を抑えた低消費電力の表示モードであり、光センサ210にて検出された光量が閾値と同値である場合、前記第2輝度より低輝度の第3輝度、例えば20%の輝度でLEDバックライト242を発光させる。そして、第2制御部21は、第3輝度を基点として、光センサ210にて検出された光量が閾値より大きい程、LEDバックライト242の輝度が高くなるように制御する。
変形例1にあっては、モード1〜3のいずれかを選択することによって、LEDバックライト242の基本的な明るさ、例えば周囲の光量が閾値と同値であるときのLEDバックライト242の輝度を設定することができ、該輝度を基準とした上で、周囲の光量に応じたLEDバックライト242の輝度の変更を行うことができる。
従って、映像表示システム及び映像表示装置の使用環境に応じた、より柔軟な明るさ制御を行うことができる。
(変形例2)
変形例2に係る映像表示システム及び映像表示装置2は、複数の光センサ210、例えば4個の光センサ210を備え、各光センサ210にて検出された光量を取得し、取得した光量に基づいて、LEDバックライト242の発光素子242aの輝度を制御する。4個の光センサ210は、例えば、映像表示パネル241の4辺、即ち上辺、下辺、右辺、左辺夫々の略中央部に設けられている。
図18及び図19は、変形例2に係るLEDバックライト242の輝度制御方法を概念的に示す説明図である。図18(a)は、外光が右上方から入射しており、外光によって映像表示パネル241の右上部分が左下部分に比べて明るい状態を示している。図18(a)に示す状態においては、右辺に設けられた光センサ210にて検出された光量は、左辺に設けられた光センサ210で検出した光量より大きい。また、上辺に設けられた光センサ210で検出した光量は、下辺に設けられた光センサ210で検出した光量に比べて大きい。第2制御部21は、各光センサ210で検出した光量に基づいて、外光の光量分布に関する情報を得ることができる。
そして、第2制御部21は、一の光センサ210にて検出された光量が他の光センサ210にて検出された光量に比して大きい場合、一の光センサ210側に配された発光素子242aを、他の光センサ210側に配された発光素子242aに比して高輝度で発光させる。
図18(a)に示すような光量分布においては、第2制御部21は、映像表示パネル241の右側部分に配された発光素子242aを、映像表示パネル241の左側部分に配された発光素子242aよりも高輝度で発光させる。また、上側部分に配された発光素子242aを、映像表示パネル241の下側部分に配された発光素子242aよりも高輝度で発光させる。
一方、図18(b)は、外光が左上方から入射しており、外光によって映像表示パネル241の左上部分が右下部分に比べて明るい状態を示している。図18(b)に示す状態においては、右辺に設けられた光センサ210で検出した光量は、左辺に設けられた光センサ210で検出した光量より小さい。また、上辺に設けられた光センサ210で検出した光量は、下辺に設けられた光センサ210で検出した光量に比べて大きい。第2制御部21は、映像表示パネル241の右側部分に配された発光素子242aを、映像表示パネル241の左側部分に配された発光素子242aよりも低輝度で発光させる。また、上側部分に配された発光素子242aを、映像表示パネル241の下側部分に配された発光素子242aよりも高輝度で発光させる。
また、図19(a)は、外光が右方から入射しており、外光によって映像表示パネル241の右側部分が左側部分に比べて明るい状態を示している。図19(a)に示す状態においては、右辺に設けられた光センサ210で検出した光量は、左辺に設けられた光センサ210で検出した光量より小さい。また、上辺に設けられた光センサ210で検出した光量と、下辺に設けられた光センサ210で検出した光量とは略同値である。第2制御部21は、映像表示パネル241の右側部分に配された発光素子242aを、映像表示パネル241の左側部分に配された発光素子242aよりも高輝度で発光させる。また、上側部分に配された発光素子242aと、映像表示パネル241の下側部分に配された発光素子242aとを同程度の輝度で発光させる。
更に、図19(b)は、外光が上方から入射しており、外光によって映像表示パネル241の上部分が下部分に比べて明るい状態を示している。図19(b)に示す状態においては、右辺に設けられた光センサ210で検出した光量と、左辺に設けられた光センサ210で検出した光量とは略同値である。また、上辺に設けられた光センサ210で検出した光量は、下辺に設けられた光センサ210で検出した光量に比べて高輝度である。第2制御部21は、映像表示パネル241の上部分に配された発光素子242aを、映像表示パネル241の下側部分に配された発光素子242aよりも高輝度で発光させる。また、右側部分に配された発光素子242aと、映像表示パネル241の左側部分に配された発光素子242aとを同程度の輝度で発光させる。
変形例2に係る映像表示システム及び映像表示装置2にあっては、周囲の光量の分布を考慮して、LEDバックライト242の輝度をエリア制御することができ、壁掛け絵画、写真を模した静止画をより自然に表示することができると共に、消費電力を削減することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る表示システムの概要を示す模式図である。 映像出力装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 映像表示装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 遠隔操作装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 モードファイルのレコードレイアウトを示す説明図である。 静止画表示に係るモード設定の処理手順を示すフローチャートである。 静止画データの表示処理手順を示すフローチャートである。 静止画データの表示処理手順を示すフローチャートである。 静止画表示に係る処理手順を示すフローチャートである。 各モードにおける光量と、LEDバックライトの輝度との関係を概念的に示す説明図である。 LEDバックライトのエリア制御方法を概念的に示す説明図である。 OPC連動制御を概念的に示す状態遷移図である。 動作モードにおける処理手順を示すフローチャートである。 停止モードにおける処理手順を示すフローチャートである。 静止画データ表示後に映像データの表示を再開する手順を示すフローチャートである。 静止画データ表示後に映像データの表示を再開する手順を示すフローチャートである。 各モードにおける光量と、LEDバックライトの輝度との関係を概念的に示す説明図である。 変形例2に係るLEDバックライトの輝度制御方法を概念的に示す説明図である。 変形例2に係るLEDバックライトの輝度制御方法を概念的に示す説明図である。
符号の説明
1 映像出力装置
2 映像表示装置
3 遠隔操作装置
4 通信線
6 USBメモリ
11 第1制御部
21 第2制御部
24 映像表示部
25 記憶部
28 時計部
211 USBスロット
251 静止画データファイル
252 モードファイル
210 光センサ
241 映像表示パネル
242 LEDバックライト
242a 発光素子

Claims (9)

  1. 静止画データを記憶する記憶部と、該記憶部に記憶された静止画データに基づいて静止画を表示し、又は放送信号に係る映像を表示する映像表示部と、外光の明るさを検出する光センサとを備え、該光センサの検出結果に応じて前記映像表示部の動作を制御するようにしてある映像表示装置であって、
    前記映像表示部に静止画が表示されていて、前記光センサにて検出された光量が閾値未満である場合、前記映像表示部を停止させ、前記光センサにて検出された光量が閾値以上である場合、前記映像表示部を駆動させる制御手段を備える
    ことを特徴とする映像表示装置。
  2. 前記映像表示部は、
    映像表示パネルと、該映像表示パネルを照明するバックライトとを備え、
    前記制御手段は、
    前記記憶部に記憶された静止画データに基づいて、前記映像表示パネルに静止画を表示させる表示制御手段と、
    前記映像表示パネルに静止画が表示されていて、前記光センサにて検出された光量が閾値未満である場合、前記バックライトを消灯させ、前記光センサにて検出された光量が閾値以上である場合、前記バックライトを点灯させるバックライト制御手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記バックライトの輝度を受け付ける輝度受付手段を備え、
    前記バックライト制御手段は、
    前記映像表示パネルに静止画を表示する場合、前記輝度受付手段にて受け付けた輝度で前記バックライトを発光させるようにしてある
    ことを特徴とする請求項2に記載の映像表示装置。
  4. 閾値の設定を受け付ける閾値設定受付手段と、
    該閾値設定受付手段が閾値の設定を受け付けたときに、前記光センサが検出した光量を閾値に設定する手段と
    を備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の映像表示装置。
  5. 前記バックライト制御手段は、
    前記光センサにて検出された光量の大/小に応じて、前記バックライトの輝度を高輝度/低輝度に変更する輝度変更手段を備える
    ことを特徴とする請求項2から請求項4までのいずれか一項に記載の映像表示装置。
  6. 前記光センサは前記映像表示パネルの周縁部に複数配されており、
    前記バックライトは、
    前記映像表示パネルの背面側に並置された複数の発光素子を備え、
    前記輝度変更手段は、
    一の光センサにて検出された光量が他の光センサにて検出された光量に比して大きい場合、前記一の光センサ側に配された発光素子を、前記他の光センサ側に配された発光素子に比して高輝度で発光させるようにしてある
    ことを特徴とする請求項5に記載の映像表示装置。
  7. 前記バックライト制御手段は、
    放送信号に係る映像が前記映像表示パネルに表示されている場合、前記光センサにて検出された光量の大/小に応じて、前記バックライトの輝度を高輝度/低輝度に変更する手段を備え、
    静止画が表示されている場合における前記バックライトの輝度の変化速度は、放送信号に係る映像が前記映像表示パネルに表示されている場合に比して遅い
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の映像表示装置。
  8. 前記光センサは、断続的に外光の明るさを検出するようにしてあり、
    前記バックライト制御手段は、
    放送信号に係る映像が前記映像表示パネルに表示されている場合、前記光センサにて検出された光量の大/小に応じて、前記バックライトの輝度を高輝度/低輝度に変更する手段と、
    前記光センサにて断続的に検出された複数の光量が略同一である場合、前記バックライトの輝度変更を停止させる手段と、
    放送信号に係る映像が前記映像表示パネルに表示されていて、バックライトの輝度変更を停止している場合、前記光センサにて検出された光量の変化量が第1所定値以上であるとき、前記バックライトの輝度変更を開始させる手段と、
    静止画が前記映像表示パネルに表示されていて、バックライトの輝度変更を停止している場合、前記光センサにて検出された光量の変化量が、前記第1所定値より大きい第2所定値以上であるとき、前記バックライトの輝度変更を開始させる手段と
    を備えることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の映像表示装置。
  9. 前記光センサにて検出された光量が閾値未満になってからの経過時間を計時する計時手段と、
    所定時間以上が経過した場合、前記表示制御手段を停止させる手段と
    を備えることを特徴とする請求項2から請求項8までのいずれか一項に記載の映像表示装置。
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