JP2010054286A - ソケット抵抗評価治具及びソケット抵抗測定装置 - Google Patents

ソケット抵抗評価治具及びソケット抵抗測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ICソケットの複数のプローブピンの内、どのプローブピンの接触抵抗が増大しているかを迅速に評価する。
【解決手段】ソケット抵抗評価装置50には、制御部1、接触抵抗評価判定部2、ハンドラ・アーム3、圧力センサ4、ソケット抵抗評価治具5、ソケットハウジング6、ソケット7、及び受けピンボード8が設けられる。ソケット抵抗評価治具5には、金属板10と複数の半球状の突起部11が設けられる。接触抵抗評価判定部2には、定電流源21、デコーダ22、コンパレータ23、ADC24、CPU25、インターフェース26、スイッチSW1、及びスイッチSW2が設けられ、ソケット7のプローブピンとしてのポゴピン9とソケット抵抗評価治具5の突起部11との接触抵抗を測定してその値が所定の値を満足するかどうかの判定を行い、その結果を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ソケット抵抗評価治具及びソケット抵抗測定装置に関する。
近年、移動体機器、デジタルカメラ、カムコーダなどの高機能化、小型化、軽量化の進展に伴い、これらに搭載される半導体パッケージでは小型化、軽量化が強く求められている。この要求に対応するように、BGA(Ball Grid Array)、LGA(Land Grid Array)、CSP(Chip Size Package)などの半導体パッケージ(ICパッケージとも呼称される)が多数開発されている。BGA、LGA、或いはCSPに半導体集積回路(LSI)が搭載される半導体装置の電気的特性評価(機能テスト、断線等の測定、バーイン処理などの高温テスト、或いは評価用測定等)は、測定用ICソケットを介してテスト回路に接続することにより実行される(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1などに記載される測定用ICソケットでは、半導体装置の測定回数の増加と共に測定用ICソケットのプローブピンの先端部(プランジャー)に半導体装置からの異物(半田や金属、それらの酸化物など)が付着して接触抵抗が増大する。多ピンの測定用ICソケットの場合、接触抵抗の増大と共にプローブピン間での接触抵抗バラツキも増大する。接触抵抗が所定の値以上になると半導体装置の製品評価や特性評価で誤判定が発生する可能性が高くなる。接触抵抗の増大の防止対策として、定期的に測定用ICソケットの洗浄(特にプローブピンの先端部に付着した異物の除去)が行っているが、どのプローブピンの接触抵抗がどの程度増大しているかを迅速に評価及び判定できないという問題点がある。
特開2002−82144号公報
本発明は、ICソケットの複数のプローブピンの内、どのプローブピンの接触抵抗が増大しているかを迅速に評価することができるソケット抵抗評価治具及びソケット抵抗測定装置を提供する。
本発明の一態様のソケット抵抗評価治具は、金属板と、突状端子を有する半導体装置の特性評価に用いられるICソケットの第1のプローブピンと相対向するように、前記金属板の第1主面に設けられた第1の金属突起部と、前記ICソケットの第2のプローブピンと相対向するように、前記金属板の第1主面に設けられた第2の金属突起部とを具備し、前記第1のプローブピンと前記第1の金属突起部、前記第2のプローブピンと前記第2の金属突起部をそれぞれ接触させて行われるハウジング状態での前記プローブピンの接触抵抗評価に用いられることを特徴とする。
更に、本発明の一態様のソケット抵抗測定装置は、突状端子を有する半導体装置の特性評価に用いられ、複数のプローブピンを有するICソケットと、金属板と、前記ICソケットの複数のプローブピンとそれぞれ相対向するように前記金属板の第1主面に設けられた複数の金属突起部とを有するソケット抵抗評価治具と、前記複数のプローブピンの内第1のプローブピンとこれに相対向する前記複数の金属突起部の内第1の金属突起部、前記複数のプローブピンの内第2のプローブピンとこれに相対向する前記複数の金属突起部の内第2の金属突起部をそれぞれ接触させて行われるハウジング状態での前記プローブピンの接触抵抗値を測定し、測定された接触抵抗値が所定の値を満足するかどうかの判定を行う接触抵抗評価判定部とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、ICソケットの複数のプローブピンの内、どのプローブピンの接触抵抗が増大しているかを迅速に評価することができるソケット抵抗評価治具及びソケット抵抗測定装置を提供することができる。
以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の実施例1に係るソケット抵抗評価治具及びソケット抵抗測定装置について、図面を参照して説明する。図1はソケット抵抗測定装置を示す概略構成図、図2はソケット抵抗評価治具を示す平面図、図3は接触抵抗評価判定部を示すブロック図、図4は複数のコモンピンを有するソケットレイアウトを示す図、図5はソケット抵抗測定における等価回路図、図6はソケット抵抗評価治具とソケットの接触状態を示す図である。本実施例では、ソケット抵抗評価治具を測定用ICソケットに接触させて、測定用ICソケットの接触抵抗の評価及び判定を行っている。
図1に示すように、ソケット抵抗評価装置50には、制御部1、接触抵抗評価判定部2、ハンドラ・アーム3、圧力センサ4、ソケット抵抗評価治具5、ソケットハウジング6、ソケット7、及び受けピンボード8が設けられる。ソケット抵抗評価装置50は、ソケット抵抗評価治具5を用いてハウジング状態での測定用ICソケットのプローブピンの接触抵抗の評価と接触抵抗が所定値を満足しているかの判定を行う。ソケット抵抗評価装置50は、半導体集積回路(LSI)がBGA(Ball Grid Array)に搭載される半導体装置がソケット抵抗評価治具5の代わりにセットされる場合、この半導体装置の電気的特性評価(機能テスト、断線等の測定、バーイン処理などの高温テスト、或いは評価用測定等)を実行可能な構造となっている。
制御部1は、ソケット抵抗評価装置50の全体を統括制御する。具体的にはソケット抵抗評価治具5がセットされるハンドラの駆動制御を行う駆動制御信号、接触抵抗評価判定部2を制御する制御信号などを生成する。
ハンドラ・アーム3には、先端にセットされるソケット抵抗評価治具5にかかる押圧力を検出する圧力センサ4が設けられる。ソケット抵抗評価治具5は、金属板10の第1主面(表面)と相対向する第2主面(裏面)がハンドラ・アーム3の先端部と接するように、真空吸着により固定される。なお、半導体集積回路(LSI)がBGA(Ball Grid Array)に搭載される半導体装置の場合、ソケット抵抗評価治具5と同様にハンドラ・アーム3の先端部にセットされる。
図2に示すように、ソケット抵抗評価治具5には、金属板10と複数の半球状の突起部11が設けられる。突起部11は、金属板10の第1主面(表面)にX方向間隔Xp、Y方向間隔YpでM行、N列配置される。突起部11は、半導体集積回路(LSI)がBGA(Ball Grid Array)に搭載される半導体装置のボール端子と、例えば同一位置及び同一形状に形成される。
ここで、金属板10には、アルミニウム(AL)を用いているが、代わりに銅(Cu)などの金属を用いてもよい。突起部11には、半田を用いているが、代わりに金(Au)などを用いてもよい。なお、半導体集積回路(LSI)がBGA(Ball Grid Array)に搭載される半導体装置のボール端子と突起部11は同一材質にするのが好ましい。
ハンドラ・アーム3の下方向側には、ソケットハウジング6と受けピンボード8が設けられる。ソケットハウジング6には、半導体集積回路(LSI)がBGA(Ball Grid Array)に搭載される半導体装置の評価用に用いられるソケット7がセットされる。ソケット7には、プローブピンとしてのポゴピン9が複数設けられる。ポゴピン9には、プランジャ12とプローブ部13が設けられる。すべてのポゴピン9は、所定の形状、所定のインピーダンスに設定される。
プランジャ12の先端部は、中央部が逆円錐状に凹んだ構造を有する。ここでは、プランジャ12の先端部を中央部が逆円錐状に凹んだ構造としているが、代わりに中央部が逆多角錐状に凹んだ構造、中央部がV字型に凹んだ構造、或いは中央部が逆円錐状に凹んだスプリングバネ構造などにしてもよい。
プローブ部13には、ポゴピン9を伸縮するためのスプリング14が内蔵される。ポゴピン9は、ソケット抵抗評価治具5の突起部11と相対抗するように設けられる。ポゴピン9は、ソケットハウジング6及び受けピンボード8を介して接触抵抗評価判定部2と電気的に接続される。
図3に示すように、接触抵抗評価判定部2には、定電流源21、デコーダ22、コンパレータ23、ADC(Analogue−to−Digital Converter)24、CPU(Central Processing Unit)25、インターフェース26、スイッチSW1、及びスイッチSW2が設けられる。接触抵抗評価判定部2は、プローブピンとしてのポゴピン9の接触抵抗(コモンピンと測定ピン間の接触抵抗)を測定してその値が所定の値を満足するかどうかの判定を行い、その結果を出力する。
コモンピンの選択は、制御部1から出力されるコモンピン切り替え信号Sckにより行われる。図4に示すように、ソケット7のレイアウトにおいて、例えばコモンピンC1乃至7の内のいずれか1つがコモンピン切り替え信号Sckにより選択される。選択されたコモンピンとコンパレータ23の間はスイッチSW1により接続或いは非接続が選択される。スイッチSW1のON/OFFは制御部1から出力される制御信号S1に基づいて行われる。
測定ピンは、上述した選択されたコモンピン以外のピンである。選択された測定ピンとコンパレータ23の間はスイッチSW2により接続或いは非接続が選択される。スイッチSW2のON/OFFは制御部1から出力される制御信号S2に基づいて行われる。
定電流源21は、定電流Itをコモンピン側、コンパレータ23側、CPU25側に供給する。ここで、定電流源21とコンパレータ23の間を接続する配線の配線抵抗は小さく、定電流Itを出力するときの定電流源21の電圧Vdとコンパレータ23側の電圧(基準電圧Vk)の関係は、
Vd≒Vk・・・・・・・・・・・・・・・・式(1)
で表される。
デコーダ22は、コモンピン切り替え信号Sck、制御信号S1、及び制御信号S2の情報を入力する。コンパレータ23は、定電流源21側の基準電圧Vkとプローブピンの接触抵抗評価側の測定電圧Vsを入力し、比較増幅した信号を出力する。ここで、測定電圧Vsは、スイッチSW1が“OFF”で、スイッチSW2が“ON”のときのプローブピンの接触抵抗評価側の測定電圧である。
図5に示すように、このときのソケット抵抗測定における等価回路図では、定電流源21とコンパレータ23の間に、縦続接続されるコモンピン接触抵抗Rcpと測定ピン接触抵抗Rspが設けられることとなる。
図6に示すように、ソケット抵抗評価治具5の突起部11とソケット7のプローブピン(ポゴピン9のプランジャ12)との接触は、ハンドラ・アーム3を下降させることにより行われる。ソケット7のプローブピン(ポゴピン9のプランジャ12)は、突起部11とソケット7のプローブピンが接するとき(図6(b)で示す)よりも、制御部1に基づいて所定押し込み量Dsoまで押し込むことが可能となっている。この所定押し込み量Dsoは、ソケット7のプローブピン(ポゴピン9のプランジャ12)を半導体集積回路(LSI)がBGA(Ball Grid Array)に搭載される半導体装置のボール端子への所定押し込み量と等しくなるように設定される。
押し込み量Dsoのときの接触抵抗が、コモンピン接触抵抗Rcpと測定ピン接触抵抗Rspとなる。なお、所定押し込み量Dso以上押し込むとソケット7のプローブピン(ポゴピン9のプランジャ12)、ソケット抵抗評価治具5の突起部11などが劣化したり変形したりするので、制御部1に基づいて所定押し込み量Dso以上押し込むことができない構造としている。
定電流源21の電圧Vd、測定電圧Vs、コモンピン接触抵抗Rcp、測定ピン接触抵抗Rsp、定電流Itの関係は、
Vd−Vs=It×(Rcp+Rsp)・・・・・・・・・・・式(2)
で表され、式(1)から、
Vk−Vs≒It×(Rcp+Rsp)・・・・・・・・・・・式(3)
で表される。つまり、基準電圧Vkと測定電圧Vsの差をコンパレータ23で算出することにより、プローブピンの接触抵抗(コモンピン接触抵抗Rcp+測定ピン接触抵抗Rsp)が算出されることになる。
ADC24は、コンパレータ23から出力される比較増幅されたアナログ信号をアナログ・デジタル変換する。CPU25は、定電流源21から出力される定電流It、デコーダ22から出力される情報、ADC24から出力されるデジタル変換された信号を入力し、測定されたプローブピンの接触抵抗が所定の値を満足するかどうかの判定を行う。判定結果はインターフェース26を介して出力される。
上述したように、本実施例のソケット抵抗評価治具及びソケット抵抗測定装置では、ソケット抵抗測定装置50に制御部1、接触抵抗評価判定部2、ハンドラ・アーム3、圧力センサ4、ソケット抵抗評価治具5、ソケットハウジング6、ソケット7、及び受けピンボード8が設けられる。ソケット抵抗評価治具5には、金属板10と複数の半球状の突起部11が設けられ、ハンドラ・アーム3の先端部に真空吸着されて装着される。特性評価用ICソケット7には、プローブピンとしてのポゴピン9が複数設けられる。接触抵抗評価判定部2には、定電流源21、デコーダ22、コンパレータ23、ADC24、CPU25、インターフェース26、スイッチSW1、及びスイッチSW2が設けられる。接触抵抗評価判定部2は、ソケット7のプローブピンとしてのポゴピン9とソケット抵抗評価治具5の突起部11との接触抵抗を測定してその値が所定の値を満足するかどうかの判定を行い、その結果を出力する。
このため、半導体集積回路(LSI)がBGAに搭載される半導体装置の測定回数が増大したとき、どのプローブピンの接触抵抗がどの程度増大しているかを迅速に評価及び判定することができる。また、ソケット抵抗評価治具5は簡単に取り外しが可能である。したがって、ソケット7のプローブピンの不具合箇所の要因分析等が迅速に対応することができ、不具合箇所の調査時間を短縮化することができる。
なお、本実施例では、半導体集積回路(LSI)がBGAに搭載される半導体装置に適用しているが、半導体集積回路(LSI)がCSP(Chip Size Package)に搭載される半導体装置に適用してもよい。
次に、本発明の実施例2に係るソケット抵抗評価治具及びソケット抵抗測定装置について、図面を参照して説明する。図7はソケット抵抗測定装置を示す概略構成図、図8はソケット抵抗評価治具とソケットの接触状態を示す図である。本実施例では、ソケット抵抗評価治具を変更している。
以下、実施例1と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図7に示すように、ソケット抵抗評価装置51には、制御部1、接触抵抗評価判定部2、ハンドラ・アーム3、圧力センサ4、ソケット抵抗評価治具5a、ソケットハウジング6、ソケット7a、及び受けピンボード8が設けられる。ソケット抵抗評価装置51は、ソケット抵抗評価治具5aを用いてハウジング状態での測定用ICソケットのプローブピンの接触抵抗の評価と接触抵抗が所定値を満足しているかの判定を行う。ソケット抵抗評価装置51は、半導体集積回路(LSI)がLGA(Land Grid Array)に搭載される半導体装置がソケット抵抗評価治具5aの代わりにセットされる場合、この半導体装置の電気的特性評価(機能テスト、断線等の測定、バーイン処理などの高温テスト、或いは評価用測定等)を実行可能な構造となっている。
ソケット抵抗評価治具aには、金属板10aと複数の島状の突起部11aが設けられる。突起部11aは、金属板10aの第1主面(表面)に実施例1と同様にX方向、Y方向にそれぞれ等間隔に複数配置される。突起部11aは、半導体集積回路(LSI)がLGA(Land Grid Array)に搭載される半導体装置のランド端子と、例えば同一位置及び同一形状に形成される。
ここで、金属板10aには、アルミニウム(AL)を用いているが、代わりに銅(Cu)などの金属を用いてもよい。突起部11aには、金(Au)を用いているが、代わりに半田などを用いてもよい。なお、半導体集積回路(LSI)がLGA(Land Grid Array)に搭載される半導体装置のランド端子と突起部11aは同一材質にするのが好ましい。
ソケットハウジング6には、半導体集積回路(LSI)がLGA(Land Grid Array)に搭載される半導体装置の評価用に用いられるソケット7aがセットされる。ソケット7には、プローブピンとしてのポゴピン9が複数設けられる。ポゴピン9aには、プランジャ12aとプローブ部13aが設けられる。すべてのポゴピン9aは、所定の形状、所定のインピーダンスに設定される。
プランジャ12aの先端部は、突起部11aよりも幅が狭い島状構造を有する。ここでは、プランジャ12aの先端部を突起部11aよりも幅が狭い島状構造としているが、代わりに突起部11aよりも幅が広い島状構造、台形形状、多角錐形状、或いは円錐形状などにしてもよい。
プローブ部13aには、ポゴピン9aを伸縮するためのスプリング14aが内蔵される。ポゴピン9aは、ソケット抵抗評価治具5aの突起部11aと相対抗するように設けられる。ポゴピン9aは、ソケットハウジング6及び受けピンボード8を介して接触抵抗評価判定部2と電気的に接続される。
図8に示すように、ソケット抵抗評価治具5aの突起部11aとソケット7aのプローブピン(ポゴピン9aのプランジャ12a)との接触は、ハンドラ・アーム3を下降させることにより行われる。ソケット7aのプローブピン(ポゴピン9aのプランジャ12a)は、突起部11aとソケット7aのプローブピンが接するとき(図8(b)で示す)よりも、制御部1に基づいて所定押し込み量Dsoまで押し込むことが可能となっている。この所定押し込み量Dsoは、ソケット7aのプローブピン(ポゴピン9aのプランジャ12a)を半導体集積回路(LSI)がLGA(Land Grid Array)に搭載される半導体装置のランド端子への所定押し込み量と等しくなるように設定される。
上述したように、本実施例のソケット抵抗評価治具及びソケット抵抗測定装置では、ソケット抵抗測定装置51に制御部1、接触抵抗評価判定部2、ハンドラ・アーム3、圧力センサ4、ソケット抵抗評価治具5a、ソケットハウジング6、ソケット7a、及び受けピンボード8が設けられる。ソケット抵抗評価治具5aには、金属板10aと複数の島状の突起部11aが設けられ、ハンドラ・アーム3の先端部に真空吸着されて装着される。特性評価用ICソケット7aには、プローブピンとしてのポゴピン9aが複数設けられる。ポゴピン9aには、プランジャ12aとプローブ部13aが設けられる。プランジャ12aの先端部は、突起部11aよりも幅が狭い島状構造を有する。
このため、半導体集積回路(LSI)がLGAに搭載される半導体装置の測定回数が増大したとき、どのプローブピンの接触抵抗がどの程度増大しているかを迅速に評価及び判定することができる。また、ソケット抵抗評価治具5aは簡単に取り外しが可能である。したがって、ソケット7aのプローブピンの不具合箇所の要因分析等が迅速に対応することができ、不具合箇所の調査時間を短縮化することができる。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々、変更してもよい。
例えば、実施例では、ソケット抵抗評価治具を金属プレート板と金属突起部から構成しているが、代わりに内部にインナーリードが設けられた絶縁性基板(例えば、セラミック基板)とインナーリードに接続された金属突起部から構成してもよい。
本発明は、以下の付記に記載されているような構成が考えられる。
(付記1) 複数のリードが内部に設けられる絶縁性基板と、突状端子を有する半導体装置の特性評価に用いられるICソケットの第1のプローブピンと相対向するように、前記絶縁性基板の第1主面に設けられ、前記リードに電気的に接続される第1の金属突起部と、前記ICソケットの第2のプローブピンと相対向するように、前記絶縁性基板の第1主面に設けられ、前記リード及び前記第1の金属突起部に電気的に接続される第2の金属突起部とを具備し、前記第1のプローブピンと前記第1の金属突起部、前記第2のプローブピンと前記第2の金属突起部をそれぞれ接触させて行われるハウジング状態での前記プローブピンの接触抵抗評価に用いられるソケット抵抗評価治具。
(付記2) 半導体集積回路チップが搭載され、突状端子を有するBGAパッケージの特性評価に用いられ、複数のプローブピンを有するICソケットと、金属板と、前記ICソケットの複数のプローブピンとそれぞれ相対向するように前記金属板の第1主面に設けられた複数の金属突起部とを有するソケット抵抗評価治具と、前記複数のプローブピンの内第1のプローブピンとこれに相対向する前記複数の金属突起部の内第1の金属突起部、前記複数のプローブピンの内第2のプローブピンとこれに相対向する前記複数の金属突起部の内第2の金属突起部をそれぞれ接触させて行われるハウジング状態での前記プローブピンの接触抵抗値を測定し、測定された接触抵抗値が所定の値を満足するかどうかの判定を行う接触抵抗評価判定部とを具備するソケット抵抗測定装置。
(付記3) 前記プローブピンの先端部は、中央部が逆円錐状に凹んだ構造、中央部が逆多角錐状に凹んだ構造、中央部がV字型に凹んだ構造、或いは中央部が逆円錐状に凹んだスプリングバネ構造である付記2に記載のソケット抵抗測定装置。
(付記4) 半導体集積回路チップが搭載され、突状端子を有するLGAパッケージの特性評価に用いられ、複数のプローブピンを有するICソケットと、金属板と、前記ICソケットの複数のプローブピンとそれぞれ相対向するように前記金属板の第1主面に設けられた複数の金属突起部とを有するソケット抵抗評価治具と、前記複数のプローブピンの内第1のプローブピンとこれに相対向する前記複数の金属突起部の内第1の金属突起部、前記複数のプローブピンの内第2のプローブピンとこれに相対向する前記複数の金属突起部の内第2の金属突起部をそれぞれ接触させて行われるハウジング状態での前記プローブピンの接触抵抗値を測定し、測定された接触抵抗値が所定の値を満足するかどうかの判定を行う接触抵抗評価判定部とを具備するソケット抵抗測定装置。
(付記5) 前記プローブピンの先端部は、前記金属突起部よりも幅が狭い島状構造、前記金属突起部幅が広い島状構造、台形形状、多角錐形状、或いは円錐形状である付記4に記載のソケット抵抗測定装置。
本発明の実施例1に係るソケット抵抗測定装置を示す概略構成図。 本発明の実施例1に係るソケット抵抗評価治具を示す平面図。 本発明の実施例1に係る接触抵抗評価判定部を示すブロック図。 本発明の実施例1に係る複数のコモンピンを有するソケットレイアウトを示す図。 本発明の実施例1に係るソケット抵抗測定における等価回路図。 本発明の実施例1に係るソケット抵抗評価治具とソケットの接触状態を示す図。 本発明の実施例2に係るソケット抵抗測定装置を示す概略構成図。 本発明の実施例2に係るソケット抵抗評価治具とソケットの接触状態を示す図。
符号の説明
1 制御部
2 接触抵抗評価判定部
3 ハンドラ・アーム
4 圧力センサ
5、5a ソケット抵抗評価治具
6 ソケットハウジング
7、7a ソケット
8 受けピンボード
9、9a ポゴピン
10、10a 金属板
11、11a 突起部
12、12a プランジャ
13、13a プローブ部
14、14a スプリング
21 定電流源
22 デコーダ
23 コンパレータ
24 ADC
25 CPU
26 インターフェース
50、51 ソケット抵抗評価装置
C1〜7 コモンピン
Dso 所定押し込み量
It 定電流
Rcp コモンピン接触抵抗
Rsp 測定ピン接触抵抗
S1、S2 制御信号
Sck コモンピン切り替え信号
SW1、SW2 スイッチ
Vk 基準電圧
Vs 測定電圧
Xp X方向間隔
Yp Y方向間隔

Claims (5)

  1. 金属板と、
    突状端子を有する半導体装置の特性評価に用いられるICソケットの第1のプローブピンと相対向するように、前記金属板の第1主面に設けられた第1の金属突起部と、
    前記ICソケットの第2のプローブピンと相対向するように、前記金属板の第1主面に設けられた第2の金属突起部と、
    を具備し、前記第1のプローブピンと前記第1の金属突起部、前記第2のプローブピンと前記第2の金属突起部をそれぞれ接触させて行われるハウジング状態での前記プローブピンの接触抵抗評価に用いられることを特徴とするソケット抵抗評価治具。
  2. 前記金属突起部は、半田或いは金から構成されることを特徴とする請求項1に記載のソケット抵抗評価治具。
  3. 突状端子を有する半導体装置の特性評価に用いられ、複数のプローブピンを有するICソケットと、
    金属板と、前記ICソケットの複数のプローブピンとそれぞれ相対向するように前記金属板の第1主面に設けられた複数の金属突起部とを有するソケット抵抗評価治具と、
    前記複数のプローブピンの内第1のプローブピンとこれに相対向する前記複数の金属突起部の内第1の金属突起部、前記複数のプローブピンの内第2のプローブピンとこれに相対向する前記複数の金属突起部の内第2の金属突起部をそれぞれ接触させて行われるハウジング状態での前記プローブピンの接触抵抗値を測定し、測定された接触抵抗値が所定の値を満足するかどうかの判定を行う接触抵抗評価判定部と、
    を具備することを特徴とするソケット抵抗測定装置。
  4. 前記プローブピンの前記金属突起部への押し込み量は、前記半導体装置の特性評価時での前記プローブピンの前記半導体装置の突状端子への押し込み量まで設定されることを特徴とする請求項3に記載のソケット抵抗測定装置。
  5. 前記ICソケットは、BGAソケット、LGAソケット、或いはCSPソケットであることを特徴とする請求項3又は4に記載のソケット抵抗測定装置。
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CN103915023A (zh) * 2014-03-17 2014-07-09 山东师范大学 数字电路实验装置及实验方法
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