JP2010054174A - 携帯式のシート状暖房器具 - Google Patents

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研児 浜尾
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正一 遠矢
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康成 溝口
Toshiki Nakao
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Abstract

【課題】電池を電源としてヒーターを加温することで、携帯して自由な場所で便利に使用する。電池の発熱を体表面の加温に有効に利用しながら無駄な放熱を防止する。
【解決手段】携帯式のシート状暖房器具は、可撓性のあるシート状で、ヒーター12を内蔵する発熱ユニット1と、発熱ユニット1に連結され、かつ発熱ユニット1よりも大きくて可撓性のあるシート状のカバーシート2と、発熱ユニット1にリード線4を介して接続され、かつヒーター12に通電して発熱ユニット1を加温する電池ユニット3とを備える。シート状暖房器具は、発熱ユニット1を交換できるようにカバーシート2に連結しており、発熱ユニット1をカバーシート2に連結する状態で、電池ユニット3が内蔵する電池32でヒーター12を発熱させて発熱ユニット1を加温し、カバーシート2でもって発熱ユニット1の外側面1Bの放熱を防止して、内側の加温面1Aで人体表面を加温する。
【選択図】図2

Description

本発明は、主として膝掛けとして使用できる携帯式のシート状暖房器具に関する。
商用電源で加温しない暖房器具として、USBのコネクタに接続して加温できる足温器が開発されている(特許文献1参照)。この足温器は、USBコネクタのある場所で便利に使用できるが、ヒーターを必要とする全ての用途で、USBコネクタがあるとは限らない。商用電源やUSBコネクタのない用途で加温できる暖房器具として、充電電池を内蔵する懐炉が開発されている(特許文献2参照)。
実用新案登録第3115594号公報 特開2008−132305号公報
暖房器具である懐炉は、主として手などを暖めるのに使用するので自由に変形できる可撓性を必要としない。このため、電池を内蔵することで使用に不便なことはない。ところが、シート状暖房器具は、用途によって自由に変形して使用することから、電池を内蔵するとこの部分を自由に変形できず、便利に使用できない。とくに、携帯できるシート状暖房器具は、出力の制限できる電池を電源として使用し、また、懐炉に比較して相当に広い面積を加温することから、発熱をいかに有効に人体の体表面の加温に利用できるかが大切になる。このことから、シートを体表面の加温部分により接近できることが大切である。体表面から離れると、効率よく加温できなくなるからである。このことから、携帯できるシート状暖房器具は、全体を体表面に沿って自由に変形できることが大切である。また、ヒーターの発熱をより有効に利用するために、外部の放熱を少なくしながら、体表面の加温に有効に使用できることが大切である。
本発明は、このことを実現することを目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、電池を電源としてヒーターを加温することで、携帯してどこでも自由な場所で便利に使用できる携帯式のシート状暖房器具を提供することにある。
また、本発明の他の大切な目的は、電池の発熱を体表面の加温に有効に利用しながら、無駄な放熱を防止し、さらに、カバーシートを変更することで種々の用途に最適な状態で便利に使用できる携帯式のシート状暖房器具を提供することにある。
さらにまた、本発明の他の大切な目的は、電池を大きくして使用時間を長くしても、変形できない電池の欠点を防止して種々の用途で便利に使用できる携帯式のシート状暖房器具を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の携帯式のシート状暖房器具は、可撓性のあるシート状であってヒーター12を内蔵する発熱ユニット1と、この発熱ユニット1に連結され、かつ発熱ユニット1よりも大きくて可撓性のあるシート状であるカバーシート2と、発熱ユニット1にリード線4を介して接続され、かつヒーター12に通電して発熱ユニット1を加温する、充電できる電池32を内蔵してなる電池ユニット3とを備えている。携帯式のシート状暖房器具は、発熱ユニット1を交換できるようにカバーシート2に連結しており、発熱ユニット1をカバーシート2に連結する状態で、電池ユニット3がヒーター12を発熱させて発熱ユニット1を加温し、カバーシート2でもって発熱ユニット1の外側面1Bの放熱を防止して、内側の加温面1Aで人体表面を加温する。
以上の携帯式のシート状暖房器具は、充電できる電池を電源としてヒーターを加温することで、携帯してどこでも自由な場所で便利に使用できる特徴がある。さらに、以上のシート状暖房器具は、電池の発熱を体表面の加温に有効に利用しながら、無駄な放熱を防止し、さらにカバーシートを変更することで種々の用途に最適な状態で便利に使用できる特徴が実現できる。それは、以上のシート状暖房器具が、発熱ユニットとカバーシートと電池ユニットとを分離できる構造とし、発熱ユニットを脱着自在にカバーシートに連結し、さらに電池ユニットはリード線を介して発熱ユニットに接続しているからである。脱着自在に発熱ユニットに連結されるカバーシートは、種々の用途に最適な外形として、膝掛けや巻きスカートのように、別の用途に便利に使用できる。また、このカバーシートが発熱ユニットの放熱を防止するので、発熱ユニットの熱を外部に無駄に放熱することなく有効に体表面の加温に利用できる。
さらに、以上のシート状暖房器具は、電池を大きくして使用時間を長くしても、変形できない電池の欠点を防止して種々の用途で便利に使用できる特徴も実現する。それは、電池を電池ユニットに収納して、これをリード線を介して発熱ユニットに連結しているので、電池ユニットは使用状態によっては、ユーザーのポケットに収納し、あるいは発熱ユニットやカバーシートに設けた収納部に収納して使用できるからである。
本発明の携帯式のシート状暖房器具は、発熱ユニット1を、その両側を脱着具5を介してカバーシート2の裏面に脱着自在に連結して、発熱ユニット1を体表面の加温面1Aを露出させる状態でカバーシート2に連結し、発熱ユニット1の外側面1Bの放熱をカバーシート2で防止することができる。
以上のシート状暖房器具は、発熱ユニットの加温面を露出させる状態でカバーシートの片面に連結するので、カバーシートで発熱ユニットの無駄な放熱を有効に防止しながら、発熱ユニットでユーザーの体表面を直接に効率よく加温できる特徴がある。
本発明の携帯式のシート状暖房器具は、脱着具5を、摺動子52を移動させて一対のテープ51を脱着自在に連結してなるスライドファスナ50とすることができる。このシート状暖房器具は、スライドファスナ50の第1のテープ51Aを発熱ユニット1の両側縁に連結し、第2のテープ51Bをカバーシート2に連結し、スライドファスナ50を介して発熱ユニット1をカバーシート2の片面に脱着自在に連結することができる。
以上のシート状暖房器具は、発熱ユニットの両側をスライドファスナで脱着自在にカバーシートに連結するので、簡単かつ容易に、しかも速やかに発熱ユニットをカバーシートに脱着できる。このため、種々の用途に使用できる外形が異なるカバーシート、あるいは汚れたカバーシートを簡単に脱着して便利に使用できる。
本発明の携帯式のシート状暖房器具は、カバーシート2を、発熱ユニット1に積層される積層断熱部2Aと、発熱ユニット1が積層されない非積層断熱部2Bとで構成し、発熱ユニット1に積層されない非積層断熱部2Bを積層断熱部2Aの外側に配置することができる。
以上のシート状暖房器具は、カバーシートに、発熱ユニットに積層される積層断熱部と、発熱ユニットが積層されない非積層断熱部とを設けているので、積層断熱部で発熱ユニットの放熱を防止しながら、非積層断熱部で体表面からの放熱を防止して、ユーザーを暖かくできる特徴がある。
本発明の携帯式のシート状暖房器具は、カバーシート2の中央部に積層断熱部2Aを設けると共に、その両側に非積層断熱部2Bを設けて、積層断熱部2Aに発熱ユニット1を脱着自在に連結することができる。
以上のシート状暖房器具は、積層断熱部でユーザーの体表面を加温しながら、その両側に設けた非積層断熱部で熱が逃げるのをさらに有効に防止できる。たとえば、この構造は、膝掛けのように積層断熱部をユーザーの太ももの上に載せ、その両側に設けている非積層断熱部を両足の両側から垂れ下がるようにして、シート状暖房器具の内側で加温され空気が外部に対流するのを防止して、太ももの部分を効果的に加温できる。
本発明の携帯式のシート状暖房器具は、発熱ユニット1を四角形として、カバーシート2を発熱ユニット1よりも横幅の広い四角形とし、カバーシート2の中央部に積層断熱部2Aを設けて、その両側に非積層断熱部2Bを設けることができる。
以上のシート状暖房器具は、中央部に設けている積層断熱部をユーザーの体表面に密着して効果的に加温し、さらにその両側に設けている非積層断熱部で積層断熱部の外側を被覆するように使用して、より効率よく体表面を加温できる。
本発明の携帯式のシート状暖房器具は、カバーシート2に、スライドファスナ50をカバーする覆い片22の片面を連結して、発熱ユニット1をカバーシート2に連結する状態で、覆い片22でスライドファスナ50を被覆することができる。
以上のシート状暖房器具は、覆い片でスライドファスナをカバーして、ユーザーの体表面に接触しないように使用できる。このため、発熱ユニットを脱着自在としながら、これをカバーシートに連結する状態で快適に使用できる。
本発明の携帯式のシート状暖房器具は、カバーシート2を、膝掛け、巻きスカート、エプロン、チョッキ、ジャンパーのいずれかとすることができる。
以上のシート状暖房器具は、カバーシートを交換することで種々の用途に便利に使用できる。
本発明の携帯式のシート状暖房器具は、電池ユニット3に連結しているリード線4を脱着できるコネクタ14、15を介して発熱ユニット1に連結することができる。
以上のシート状暖房器具は、コネクタを外して発熱ユニットから外した電池ユニットの電池を充電できる。このため、電池ユニットのみを充電器にセットして内蔵する電池を充電できる。また、複数の電池ユニットを用意し、複数の電池ユニットを交換しながら発熱ユニットに連結して、使用時間を長くできる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための携帯式のシート状暖房器具を例示するものであって、本発明はシート状暖房器具を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1ないし図4に示す携帯式のシート状暖房器具は、可撓性のあるシート状であってヒーター12を内蔵している発熱ユニット1と、この発熱ユニット1を連結しているカバーシート2と、発熱ユニット1にリード線4を介して接続している電池ユニット3とを備える。
発熱ユニット1は、布などの可撓性のある2枚の表面シート11の間に、自由に変形できるヒーター12を内蔵している。ヒーター12は、可撓性の芯線の表面に薄い金属泊を巻き付けている電気抵抗の大きい線材、あるいは自由に変形できる薄い金属泊からなる線材であって、絶縁して2枚の表面シート11の間に固定している。また、ヒーターには、PTCなどの発熱素子も使用できる。PTCなどの発熱素子は、複数個を所定の間隔で配置して、可撓性の線材で接続して配置し、あるいはPTC自体を自由に変形できる構造として、2枚の表面シートの間に配置することもできる。
図のシート状暖房器具は、発熱ユニット1を四角形としている。四角形の発熱ユニット1は、一辺の寸法を40cm〜50cmとしている。この寸法の発熱ユニット1は、膝掛け、巻きスカート、エプロン、チョッキ、ジャンパー等に便利に使用できる。発熱ユニット1は正方形ないし長方形として、一辺の寸法を、20cm〜100cmとして、さらに種々の用途に使用できる。
さらに、発熱ユニット1は、図1と図5に示すように、脱着具5でもってカバーシート2に脱着できるように連結される。図のシート状暖房器具は、脱着具5をスライドファスナ50としている。そして、発熱ユニット1の両側に設けられた脱着具5は、図5に示す右側の構造と、対称に同じ構造が左側にも採用されている。スライドファスナ50は、摺動子52を移動させて一対のテープ51を脱着自在に連結する。一対のテープ51には、摺動子52を移動して脱着自在に連結される連結歯53を一定の間隔で固定している。スライドファスナ50は、金属やプラスチック製の連結歯53を一対のテープ51の連結縁に沿って固定したもの、あるいは弾性変形して互いに係止状態で脱着自在に連結されるプラスチック線材をテープに沿って固定している、現在すでに使用され、あるいはこれから開発される全ての構造とすることができる。発熱ユニット1をスライドファスナ50でカバーシート2に脱着自在に連結するシート状暖房器具は、簡単に発熱ユニット1をカバーシート2の定位置に脱着できるように連結できる。ただし、本発明のシート状暖房器具は、脱着具をスライドファスナには特定しない。脱着具には、ホックやボタン、面ファスナーのように、発熱ユニットの側縁をカバーシートに脱着できるように連結できる全てのものを使用できる。
脱着具5をスライドファスナ50とするシート状暖房器具は、第1のテープ51Aを発熱ユニット1の両側縁に連結して、第2のテープ51Bをカバーシート2に連結している。第1のテープ51Aは、発熱ユニット1の表面シート11に縫製して連結され、第2のテープ51Bは、カバーシート2に縫製して連結される。スライドファスナ50の摺動子52をテープ51に沿って移動して、一対のテープ51を連結して発熱ユニット1がカバーシート2に連結し、また発熱ユニット1をカバーシート2から分離する。図のシート状暖房器具は、スライドファスナ50を介して発熱ユニット1をカバーシート2の片面に脱着できるように連結している。
さらに、発熱ユニット1が連結されるカバーシート2は、スライドファスナ50をカバーする覆い片22を連結している。この覆い片22は、カバーシート2の表面から、スライドファスナ50をカバーできる細長い帯状に突出して、図5に示すように、発熱ユニット1をカバーシート2に連結しているスライドファスナ50を外側からカバーする。図1ないし図3、及び図5のシート状暖房器具は、発熱ユニット1の外側でカバーシート2の内面に積層している内側シート21の側縁をカバーシート2から突出させて覆い片22としている。
さらに、図4の発熱ユニット1は、カバーシート2との対向面に、電池ユニット3に連結しているリード線4を接続するコネクタ14を固定している。コネクタ14は、表面シート11の内部に配線しているヒーター12に接続している。コネクタ14は、リード線4の先端に連結しているコネクタ15を脱着できるように連結する。この構造は、リード線4の先端に連結しているコネクタ15を抜いて、電池ユニット3を発熱ユニット1から分離できる。このため、電池ユニット3のみを充電器に接続して、内蔵する電池32を充電できる。
さらに、図4の発熱ユニット1は、カバーシート2との対向面に、電池ユニット3を収納する収納袋13を設けている。収納袋13は、発熱ユニット1の側縁、図にあっては、発熱ユニット1の上縁に沿って縫製して連結している。さらに、この収納袋13は、電池ユニット3を出し入れする開口部13Aを発熱ユニット1との連結部に沿って設けている。収納袋13は、開口部13Aに沿って袋シート13Bを所定の幅で重ねて、開口部13Aから電池ユニット3が漏れない構造としている。この構造は、電池ユニット3を簡単に便利に出し入れして、漏れないように収納できる。収納袋は、開口部にスライドファスナやボタン、面ファスナーを設けて、電池ユニットを収納する収納で開口部を閉塞することもできる。以上の発熱ユニット1は、細長い電池ユニット3を、カバーシート2の長手方向に平行な姿勢で収納袋13に収納する。
カバーシート2は、発熱ユニット1よりも大きくて可撓性のあるシート状で、発熱ユニット1を積層して発熱ユニット1の放熱を防止する積層断熱部2Aと、この積層断熱部2Aの外側にあって発熱ユニット1の積層されない非積層断熱部2Bとからなる。積層断熱部2Aは、図2と図3に示すように、発熱ユニット1の外側面1Bを断熱して、発熱ユニット1の外側面1Bの放熱を防止する。発熱ユニット1を積層しない非積層断熱部2Bは、積層断熱部2Aの外側にあって、シート状暖房器具を使用する状態で、発熱ユニット1の内側の加温面1Aで加温された空気を漏れないようにカバーする。図のカバーシート2は、中央部に積層断熱部2Aを設けると共に、その両側に非積層断熱部2Bを設けて、積層断熱部2Aの内側に発熱ユニット1を脱着できるように連結している。以上のシート状暖房器具は、その使用状態において、カバーシート2の積層断熱部2Aでもって発熱ユニット1の外側面1Bの放熱を防止しながら、発熱ユニット1の内側の加温面1Aで人体表面を加温し、さらに、積層断熱部2Aの両側に設けた非積層断熱部2Bでもって、発熱ユニット1で加温された空気を漏れないようにカバーできる。
図1ないし図4のシート状暖房器具は、発熱ユニット1を四角形として、カバーシート2の積層断熱部2Aも四角形としている。積層断熱部2Aの両側に非積層断熱部2Bを設けているカバーシート2は、発熱ユニット1よりも横幅の広い長方形として、カバーシート2の中央部に積層断熱部2Aを、その両側に非積層断熱部2Bを設けている。図のカバーシート2は、非積層断熱部2Bの幅を積層断熱部2Aの幅の約1/2としているが、非積層断熱部の幅は、積層断熱部の幅の1/5〜1.5倍とすることができる。図のシート状暖房器具は、発熱ユニット1とカバーシート2の縦幅をほぼ同じとしている。この形状のシート状暖房器具は、膝掛けとして最適である。シート状暖房器具は、膝掛けに特定せず、巻きスカート、エプロン、チョッキ、ジャンパー等に使用できるので、各々の使用状態において、カバーシート2の積層断熱部2Aと非積層断熱部2Bとは最適な形状とする。積層断熱部2Aは発熱ユニット1を内側に積層して、発熱ユニット1の内側の加温面1Aで体表面を快適に加温できる形状と面積とし、非積層断熱部2Bは発熱ユニット1で加温する熱を外部に放熱しない形状、あるいは巻きスカート、エプロン、チョッキ、ジャンパー等に使用できる形状に加工される。
カバーシート2は、スライドファスナ50を介して発熱ユニット1の両側を脱着できるように連結している。さらに、図2のシート状暖房器具は、発熱ユニット1とカバーシート2との対向面に、ホック6Aからなる脱着連結具6を設けている。図の発熱ユニット1は、両側をスライドファスナ50からなる脱着具5でカバーシート2に連結し、カバーシート2の外側縁に沿う上下縁をホック6Aの脱着連結具6でカバーシート2に連結している。ホック6Aの脱着連結具6は、スライドファスナ50を外して、発熱ユニット1をカバーシート2から引っ張って外すことができる。また、発熱ユニット1をカバーシート2に押しつけて、ホック6Aの脱着連結具6を連結することができる。以上の発熱ユニット1は、外周の4辺をカバーシート2に連結するので、外れないように確実にカバーシート2に連結でき、また、連結する状態で、互いに自由に変形できる発熱ユニット1とカバーシート2を位置ずれさせないように連結できる。ただ、発熱ユニットは、必ずしも上下縁をカバーシートに連結する必要はなく、発熱ユニットの外周の2辺のみを脱着具のスライドファスナでカバーシートに連結することもできる。
電池ユニット3は、リード線4を介して発熱ユニット1に接続される。この電池ユニット3は、リード線4を介して発熱ユニット1のヒーター12に通電して、発熱ユニット1を加温する充電できる電池32を内蔵している。電池ユニット3を図6と図7に示している。図に示す電池ユニット3は、外形を細長い棒状とする外装ケース31に、円筒形電池32を直線状に並べて収納している。図の電池ユニット3は、2本の円筒形電池32を直線状に並べて収納している。電池32はリチウムイオン電池である。電池32をリチウムイオン電池とする電池ユニット3は、外形を小さくしながら、発熱ユニット1の加温時間を長くできる。外形に対する容積を大きくできるからである。
さらに、図7の電池ユニット3は、電池32と平行に回路基板33を収納している。回路基板33には、電池32の充電と放電を制御する制御回路を実現する電子部品(図示せず)と、発熱ユニット1のオンオフや加温状態の切り換えと、電池32の残容量の表示を操作するスイッチ36と、電池32の使用状態や残容量を表示するパイロットランプである発光ダイオード34、35を固定している。
スイッチ36は、外装ケース31から表出する押しボタン37で操作されて、発熱ユニット1の電源のオンオフ及び加温状態と、電池32の残容量の表示を切り換える。このスイッチ36は、たとえば、短く、一回押す毎に、以下のように電源のオンオフと加温状態を切り換える。
ヒーター12へ通電(加温状態・弱)→ヒーター12へ通電(加温状態・強)→ヒーター12への通電停止
なお、電池ユニット3が、発熱ユニット1に接続されていない非接続状態のときは、スイッチ36を押すと、発光ダイオード34が短く点滅して、接続されていないことを示す。さらに、スイッチ36は、長押し(例えば、1秒以上の長押し)で、電池32の残容量を表示する。
発光ダイオード34、35は、外装ケース31に設けている透光部31A、31Bから外部に光を照射して、発熱ユニット1の加温状態や電池32の残容量を発光色や光の点灯・点滅で表示する。発熱ユニット1の加温状態を表示する発光ダイオード34は、例えば、以下のように発光色と点滅パターンを変化させて、発熱ユニット1の加温状態を、強、弱の2段階に分けて表示する。
加温状態・弱………燈色点滅(約3秒おき)
加温状態・強………赤色点滅(約2秒おき)
動作停止……………消灯
非接続状態…………赤色点滅(約0.5秒おきに3回)
また、電池32の残容量を表示する発光ダイオード35は、例えば、以下のように発光色と点灯・点滅を変化させて、電池32の残容量を4段階に分けて表示する。
残容量=約80〜100%………緑色点灯(約3秒間)
残容量=約20〜80%…………燈色点灯(約3秒間)
残容量=約10〜20%…………赤色点灯(約3秒間)
残容量=約10%未満……………赤色点滅(約1秒おき)
残容量=0%………………………消灯
さらに、図の電池ユニット3は、外装ケース31の一端からブッシュ38を介してリード線4を引き出している。さらに、リード線4を引き出している一端に、内蔵する電池32を充電するACアダプタ7の電源プラグ7Aを連結するための電源コネクタ39を設けている。電源コネクタ39は、ACアダプタ7の電源プラグ7Aを脱着できるように挿入される。この電池ユニット3は、電源コネクタ39にACアダプタ7の電源プラグ7Aを連結し、ACアダプタ7から供給される電力で電池32を充電する。また、充電時においては、周知の技術のように、電池32の残容量を表示する発光ダイオード35を、点灯、点滅等させることにより、充電中の電池32の充電状態(残容量や充電完了)を表示することができる。電池32の充電状態は、例えば、以下のように発光ダイオード35の発光色と点滅パターンを変化させて、3段階に分けて表示する。
充電中/残容量=約20%未満…………赤色点滅(約1秒おき)
充電中/残容量=約20〜80%………燈色点滅(約1秒おき)
充電中/残容量=約80〜100%……緑色点滅(約1秒おき)
充電完了/残容量=約100%…………消灯
図の電池ユニット3は、全体を細長い形状として、同じ端部にリード線4と電源コネクタ39を配置している。この構造の電池ユニット3は、図4に示すように、発熱ユニット1の収納袋13等に入れる状態でリード線4を引き出して発熱ユニット1に接続できる。また、収納袋13に入れてACアダプタ7の電源プラグ7Aを連結して内蔵する電池32を充電することもできる。
本発明の一実施例にかかるシート状暖房器具の平面図である。 図1に示すシート状暖房器具の分解斜視図である。 本発明の一実施例にかかるシート状暖房器具の断面図である。 図2に示すシート状暖房器具の発熱ユニットの底面図である。 発熱ユニットとカバーシートの連結構造を示す拡大斜視図である。 電池ユニットの斜視図である。 図6に示す電池ユニットの縦断面図である。
符号の説明
1…発熱ユニット 1A…加温面
1B…外側面
2…カバーシート 2A…積層断熱部
2B…非積層断熱部
3…電池ユニット
4…リード線
5…脱着具
6…脱着連結具 6A…ホック
7…ACアダプタ 7A…電源プラグ
11…表面シート
12…ヒーター
13…収納袋 13A…開口部
13B…袋シート
14…コネクタ
15…コネクタ
21…内側シート
22…覆い片
31…外装ケース 31A…透光部
31B…透光部
32…電池
33…回路基板
34…発光ダイオード
35…発光ダイオード
36…スイッチ
37…押しボタン
38…ブッシュ
39…電源コネクタ
50…スライドファスナ
51…テープ 51A…第1のテープ
51B…第2のテープ
52…摺動子
53…連結歯

Claims (9)

  1. 可撓性のあるシート状であってヒーター(12)を内蔵する発熱ユニット(1)と、この発熱ユニット(1)に連結され、かつ発熱ユニット(1)よりも大きくて可撓性のあるシート状であるカバーシート(2)と、前記発熱ユニット(1)にリード線(4)を介して接続され、かつ前記ヒーター(12)に通電して発熱ユニット(1)を加温する充電できる電池(32)を内蔵してなる電池ユニット(3)とを備え、
    前記発熱ユニット(1)が交換できるようにカバーシート(2)に連結され、前記発熱ユニット(1)をカバーシート(2)に連結する状態で電池ユニット(3)が前記ヒーター(12)を発熱させて発熱ユニット(1)を加温し、カバーシート(2)でもって発熱ユニット(1)の外側面(1B)の放熱を防止して、内側の加温面(1A)で人体表面を加温するようにしてなる携帯式のシート状暖房器具。
  2. 前記発熱ユニット(1)が、その両側を脱着具(5)を介してカバーシート(2)の裏面に脱着自在に連結されて、発熱ユニット(1)が体表面の加温面(1A)を露出させる状態でカバーシート(2)に連結され、発熱ユニット(1)の外側面(1B)の放熱をカバーシート(2)で防止するようにしてなる請求項1に記載される携帯式のシート状暖房器具。
  3. 前記脱着具(5)が、摺動子(52)を移動させて一対のテープ(51)を脱着自在に連結してなるスライドファスナ(50)で、スライドファスナ(50)の第1のテープ(51A)が発熱ユニット(1)の両側縁に連結され、第2のテープ(51B)がカバーシート(2)に連結され、スライドファスナ(50)を介して発熱ユニット(1)がカバーシート(2)の片面に脱着自在に連結してなる請求項1に記載される携帯式のシート状暖房器具。
  4. 前記カバーシート(2)が、発熱ユニット(1)に積層される積層断熱部(2A)と、発熱ユニット(1)が積層されない非積層断熱部(2B)とからなり、発熱ユニット(1)に積層されない非積層断熱部(2B)を積層断熱部(2A)の外側に配置するようにしてなる請求項1に記載される携帯式のシート状暖房器具。
  5. 前記カバーシート(2)が、中央部に積層断熱部(2A)があってその両側に非積層断熱部(2B)を設けており、積層断熱部(2A)に発熱ユニット(1)を脱着自在に連結してなる請求項4に記載される携帯式のシート状暖房器具。
  6. 前記発熱ユニット(1)が四角形で、カバーシート(2)は発熱ユニット(1)よりも横幅の広い四角形で、カバーシート(2)が中央部に積層断熱部(2A)を設けて、その両側に非積層断熱部(2B)を設けてなる請求項5に記載される携帯式のシート状暖房器具。
  7. 前記カバーシート(2)が、スライドファスナ(50)をカバーする覆い片(22)の片側を連結しており、発熱ユニット(1)がカバーシート(2)に連結される状態で、覆い片(22)がスライドファスナ(50)を被覆するようにしてなる請求項3に記載される携帯式のシート状暖房器具。
  8. 前記カバーシート(2)が、膝掛け、巻きスカート、エプロン、チョッキ、ジャンパーのいずれかである請求項1に記載される携帯式のシート状暖房器具。
  9. 前記電池ユニット(3)に連結しているリード線(4)が脱着できるコネクタ(14)、(15)を介して発熱ユニット(1)に連結している請求項1に記載される携帯式のシート状暖房器具。
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