JP2010054035A - 燃料ガスタンクシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料ガスタンクに接続されるガス供給流路の構造を簡略化でき、なおかつ燃料ガスの供給も適正に行うことができる燃料ガスタンクシステムを提供する。
【解決手段】高圧水素タンク30の口金41には、高圧水素タンク30からの水素ガスの流出を制御する電磁弁式の複数のインジェクタ43a〜43fが設けられる。複数のインジェクタ43a〜43fは、口金41のガス流路42に対し並列的に設けられる。複数のインジェクタ43a〜43fの中のインジェクタ43a、43bは、高圧水素タンク30のタンク最大圧Tm下で開弁可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池等に燃料ガスを供給するための燃料ガスタンクシステムに関する。
例えば自動車等の車両に搭載される燃料電池システムは、燃料ガスタンクの高圧の燃料ガスをガス供給流路を通じて燃料電池に供給し、その燃料電池により燃料ガスと酸化ガスを電気化学反応させて発電を行っている。この燃料電池システムのガス供給流路には、通常、燃料ガスタンクの出力部に設けられた遮断弁、ガス圧を減圧させる減圧弁、燃料電池に所定の流量又は圧力のガスを供給するための電磁弁式のインジェクタなどが設けられている(特許文献1参照)。
そして、燃料ガスの供給時には、燃料ガスタンクの遮断弁が開放され、例えば70MPa程度の高圧の燃料ガスが燃料ガスタンクから流出し、減圧弁で例えば1MPa程度に減圧され、インジェクタから所定の要求流量の燃料ガスが燃料電池に送られている。
特開2005−216519号公報
しかしながら、上記ガス供給流路では、上述のように遮断弁、減圧弁、インジェクタが別々に必要になるので、構造が煩雑になり場所も取る。また、燃料ガスの供給停止時に、高圧の燃料ガスが減圧弁の上流側に滞留するので、高圧の燃料ガスが減圧弁を通じてインジェクタ側に漏れる可能性がある。燃料ガスが減圧弁とインジェクタとの間に漏れて、その区間が高圧になると、インジェクタの開弁動作に対する負荷が大きくなり、次の燃料ガス供給開始時にそのインジェクタの開弁動作が適切に行われない可能性も考えられる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、燃料ガスタンクに接続されるガス供給流路の構造を簡略化でき、なおかつ燃料ガスの供給も適正に行うことができる燃料ガスタンクシステムを提供することをその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、燃料ガスタンクシステムであって、燃料ガスタンクの口金には、前記燃料ガスタンクからの燃料ガスの流出を制御する電磁弁式の複数のインジェクタが設けられ、前記インジェクタは、前記口金のガス流路に対し並列に設けられ、前記複数のインジェクタのうちの少なくとも一つは、燃料ガスタンクのタンク最大圧下で開弁可能であることを特徴とする。
本発明によれば、口金の電磁弁式の複数のインジェクタが、遮断弁や減圧弁を兼ねることができるので、従来のように燃料ガスタンクに接続されるガス供給流路に遮断弁や減圧弁を別々に設ける必要がなく、ガス供給流路の構造を簡略化できる。また、複数のインジェクタのうちの一つがタンク最大圧でも開弁可能であるので、燃料ガスタンクの満タン時の高圧下であっても開弁し、燃料ガスの供給を適正に行うことができる。
前記タンク最大圧下で開弁可能なインジェクタは、2つ設けられていてもよい。タンク最大圧で開弁可能なインジェクタは、弁にかかる圧力が高いので、耐久性を確保するため、開口径が小さくなる。このため、燃料ガスタンク内の内部圧力が下がると、前記インジェクタは、十分な流量の燃料ガスを供給できなくなる恐れがある。本発明のように、タンク最大圧で開弁可能なインジェクタを2つ設けることにより、低圧下でも十分なガス流量を確保できる。また、タンク最大圧で開弁可能なインジェクタを3つ以上設けないことにより、その分タンク最大圧より低い圧力で開弁可能なインジェクタを多く設けることができる。この低い圧力で開弁可能なインジェクタは、開口径を大きくできるので、低圧下でも十分なガス流量を確保できる。
前記タンク最大圧下で開弁可能なインジェクタ以外のインジェクタは、開弁可能上限圧が互いに異なっていてもよい。かかる場合、インジェクタの設置数が限られているなかで、開弁可能上限圧の異なるインジェクタの数が最も多くなるので、より広い圧力範囲において要求流量を適正に確保できる。
前記複数のインジェクタは、弁座の開口径と弁体のストロークを変化させることにより開弁可能上限圧が設定されていてもよい。かかる場合、例えば複数のインジェクタの電磁弁のコイル部分を同じものにして、弁座の開口径と弁体のストロークを変えて開弁可能上限圧を設定することができる。こうすることにより、複数のインジェクタのコイル部分を共通化して、複数のインジェクタの設置コストを低減できる。
上記燃料ガスタンクシステムは、前記口金の側面に開口する燃料ガスの流出口と、前記流出口から前記口金の内部に向かって直線状に形成され、前記複数のインジェクタの各出力側が並列的に接続されたガス流路と、を有し、前記複数のインジェクタは、前記ガス流路に沿って直線状に配置され、なおかつ前記流出口から遠くなるにつれて弁座の開口径が小さくなるように配置されていてもよい。かかる場合、例えばガス流路を口金の側面からドリル加工できるので、ガス流路の形成を容易に行うことができる。また、例えばドリル加工により、流出口から遠くなるにつれてガス流路の径を小さくして、流出口から遠い側の口金の肉厚を厚くできる。流出口から遠くなるにつれて弁座の開口径が小さくなるようにインジェクタを配置するので、より高圧のガスが流れる開口径の小さいインジェクタ側の口金の肉厚を厚くすることができる。よって、口金の強度を十分に確保できる。
前記複数のインジェクタの一方の電極に通じる給電線は、口金の内部で互いに結線されていてもよい。かかる場合、口金の外部に給電線を取り出す際の気密シールの数を低減できる。
前記燃料ガスタンクの内部圧に対し開弁可能なインジェクタのうち、弁座の開口径が最も大きいインジェクタから先に開弁させるようにしてもよい。開口径の小さいインジェクタは、開口径の大きいものに比べて開弁部の圧力差が大きくシール面の摩耗が激しいため、使用可能回数が少なくなる傾向にある。本発明によれば、開口径の大きいインジェクタから開弁されるので、開口径の小さいインジェクタの使用回数を減らし、インジェクタ群全体の使用可能回数を増やすことができる。
燃料ガスの要求流量が最低保証噴出流量よりも大きいインジェクタのうちで、弁座の開口径が最も大きいものから先に開弁させるようにしてもよい。要求流量よりも最低保証噴出流量が小さいインジェクタを用いると、インジェクタの開弁動作が安定しないいわゆる間引きが行われる。本発明によれば、要求流量が最低保証噴出流量より大きいインジェクタが用いられるので、いわゆる間引きを防止できる。また、開口径の大きいインジェクタから開弁されるので、相対的にシール面の摩耗の激しい開口径の小さいインジェクタの使用回数を減らして、インジェクタ群全体の使用可能回数を増やすことができる。
上記燃料タンクシステムは、前記燃料ガスタンクを複数有し、複数の燃料ガスタンクのインジェクタを開弁して、全体で要求流量の燃料ガスを出力するようにしてもよい。かかる場合、複数の燃料ガスタンクのインジェクタを用いて要求流量を満たすことができるので、各燃料ガスタンクにあらゆる要求流量に対応するために多数のインジェクタを設ける必要がなく、各燃料ガスタンクのインジェクタの数を減らすことができる。
本発明によれば、燃料ガスタンクに接続されるガス供給流路の構造を簡略化でき、燃料ガスの供給も適正に行うことができる。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる燃料ガスタンクシステムが搭載された燃料電池システム1の構成の概略を示す説明図である。
燃料電池システム1は、図1に示すように反応ガス(酸化ガス及び燃料ガス)の供給を受けて電力を発生する燃料電池10と、燃料電池10に酸化ガス(例えば空気)を供給する酸化ガス配管系11と、燃料電池10に燃料ガスとしての水素ガスを供給する水素ガス配管系12と、システム全体を統合制御する制御装置13等を備えている。
燃料電池10は、反応ガスの供給を受けて発電する単電池を所要数積層して構成されたスタック構造を有している。
水素ガス配管系12は、高圧(例えば70MPa)の水素ガスを貯留する燃料ガスタンクとしての高圧水素タンク30を有する燃料ガスタンクシステム20と、高圧水素タンク30の水素ガスを燃料電池10に供給するためのガス供給流路31と、燃料電池10から排出された水素オフガスをガス供給流路31に戻すための循環流路32を備えている。
高圧水素タンク30は、タンク本体40と、タンク本体40の出口部に取り付けられた略円柱状の口金41を有している。口金41には、タンク本体40の水素ガスをガス供給流路31に送るガス流路42が形成されている。このガス流路42には、複数、例えば6つのインジェクタ43a、43b、43c、43d、43e、43fが並列に設けられている。
インジェクタ43a〜43fは、電磁駆動力により弁座に対し弁体を進退させて水素ガスを噴出する電磁弁式のものである。このインジェクタ43a〜43fは、高圧の上流側と低圧の下流側との圧力差に抗して弁体を駆動して開弁するものであり、各々固有の開弁可能上限圧Pmを有している。例えば図2に示すように2つのインジェクタ43a、43bの開弁可能上限圧Pmは、高圧水素タンク30のタンク最大圧Tmと同じ70MPa(以下「p(MPa)」とする)になっている。その他のインジェクタ43c〜43fの開弁可能上限圧Pmは、インジェクタ43a、43bの開弁可能上限圧より低く、それぞれが異なるp/2(MPa)、p/4(MPa)、p/8(MPa)、p/16(MPa)になっている。また、開弁可能上限圧Pmが小さいほど弁座の開口径Φsを大きくできるので、インジェクタ43a、43bの開口径Φsは、例えばd(mm)になっており、インジェクタ43c〜43fの開口径Φsは、それぞれ2d(mm)、4d(mm)、8d(mm)、16d(mm)になっている。
循環流路32には、水素オフガスから水や不純物を除去するイオン交換器(図示せず)や、循環流路32内の水素オフガスを加圧してガス供給流路31側へ圧送する水素ポンプ(図示せず)などが設けられている。
図1に示すように酸化ガス配管系11には、図示しない加湿器により加湿された酸化ガスを燃料電池10に供給する供給流路50と、燃料電池10から排出された酸化オフガスを加湿器に送り、その後外部に排出する排出流路51などが設けられている。
制御装置13は、例えば内部にCPU,ROM,RAMを備えたマイクロコンピュータとして構成される。CPUは、制御プログラムに従って所望の演算を実行して、上記各インジェクタ43a〜43fの開弁動作制御など、種々の処理や制御を行う。ROMは、CPUで処理する制御プログラムや制御データを記憶する。RAMは、主として制御処理のための各種作業領域として使用される。
ここで、高圧水素タンク30の口金41周辺の構成について詳しく説明する。図3に示すように口金41の側面には、例えば2か所に流出口41a、41bが形成されている。各流出口41a、41bには、ガス供給流路31が二股になって接続されている。口金41のガス流路42は、例えばタンク内から流出口41a、41bに通じる2系統(以下「ガス流路42a、42b」とする)形成されている。ガス流路42aには、インジェクタ43a、43c、43eが接続され、ガス流路42bには、インジェクタ43b、43d、43fが接続されている。
例えばガス流路42aは、図4に示すようにタンク本体40の内部からタンク軸Aに沿ってタンク本体40の外側に向けて形成された第1のガス流路45aと、第1のガス流路45aに接続され、口金41の径方向(タンク軸Aの直角方向)に向けて直線状に形成された第2のガス流路45bと、流出口41aから口金41の内部に径方向に向けて第2のガス流路45bと平行の直線状に形成された第3のガス流路45cを有している。インジェクタ43a、43c、43eは、第2のガス流路45bと第3のガス流路45cの間に配置され、当該第2のガス流路45bと第3のガス流路45cを接続している。また、インジェクタ43e、43c、43aは、流出口41a側から第3のガス流路45cに沿ってこの順番で並べて配置されている。これにより、流出口41a側から開口径Φsの大きい順に、インジェクタが配置されている。第3のガス流路45cは、インジェクタ43e、43c、43aの開口径Φsに合わせて、流出口41aから離れるにつれて流路径が小さくなるように段状に形成されている。第2のガス流路45bもインジェクタ43e、43c、43aの開口径Φsに合わせて、インジェクタ43e側から流路径が小さくなるように形成されている。
なお、ガス流路42bは、ガス流路42aと同様の構成を有し、第2のガス流路45bと第3のガス流路45cとの間に、流出口41b側からインジェクタ43f、43d、43bの順で配置されている。このように、ガス流路42bにも、インジェクタ43f、43d、43bが、流出口41b側から開口径Φsの大きい順に配置されている。
また、口金41の第3のガス流路45cを形成する部分と、第1のガス流路45a及び第2のガス流路45bを形成する部分とを分割可能とし、その間にインジェクタ43a〜43fを挟み込んでボルト55で固定することによって、インジェクタ43a〜43fが口金41の内部に設置されている。
次にインジェクタ43a〜43fの構成の一例について説明する。インジェクタ43a〜43fは、例えば図5に示すように略円筒状のインジェクタボディ(ノズルボディ)80を有し、当該インジェクタボディ80内に、弁座81と、弁体82と、流路形成ボディ83と、ソレノイド84等を備えている。
流路形成ボディ83は、例えばインジェクタボディ80と同軸の略円筒状に形成され、インジェクタボディ80内の上流側に設けられている。流路形成ボディ83の内部には、燃料ガスのガス流路83aが形成されている。流路形成ボディ83の上流部は、インジェクタボディ80の上流側に突出しており、ガス流入部80aを構成している。
ソレノイド84は、例えば流路形成ボディ83の周りに設けられている。このソレノイド84によって、弁体82を軸方向に移動させ、弁座81に対して進退させることができる。ソレノイド84には、両極の給電線85、86が接続されている。
弁体82は、流路形成ボディ83の下流側に設けられている。弁体82は、例えば下流側の底面を有する略円柱状に形成され、流路形成ボディ83と同軸に配置されている。
弁体82の上流側の面には、螺旋状のスプリング87が設けられている。このスプリング87の上流側の端部は、流路形成ボディ83のガス流路83a内に設けられた係止部88に当接している。スプリング87は、下流側に反発力が働くように係止部88に当接されている。このスプリング87により、弁体82は、弁座81側に付勢されている。
弁体82の下流側には、弁座81が形成されている。弁座81の内側には、インジェクタボディ80の下部のガス流出部80bが形成されている。この弁座81の開口径が、インジェクタ43a〜43fの開口径Φsになっている。
かかるインジェクタ43a〜43fの構成によれば、ソレノイド84によって弁体82が弁座81に対し後退し、弁体82と弁座81との間に隙間が形成されることによって、水素ガスが、ガス流入部80aからインジェクタボディ80内の流路形成ボディ83のガス流路83a、弁体82と弁座81の隙間を通って、ガス流出部80bから流出される。なお、このとき弁体82が後退する距離がストロークStとなる。各インジェクタ43a〜43fの開弁可能上限圧力Pmは、当該ストロークStと、開口径Φsを変化させることにより設定されている。なお、インジェクタ43a〜43fの流量Qは、Q=C1×Φs×St(C1は比例定数)の関係を有し、インジェクタ43a〜43fの弁体82の必要駆動力Nは、N=C2×Φs2×ΔP(C2は比例定数、ΔPは弁体82の上流側と下流側の圧力差)の関係を有している。
各インジェクタ43a〜43fの給電線85、86は、図6に示すように口金41内から外部の電源に通じている。各インジェクタ43a〜43fの一方の給電線85は、口金41内部で結線され、一本の状態で口金41の外部に通じている。一本となった給電線85と、その他の各給電線86は、口金41の内部において、インジェクタ内のガスが漏れないようにハーメチックシールなどのシール部材90によりシールされ、その先が口金41の外部の電源に通じている。
以上のように構成された燃料電池システム1において、燃料電池10に水素ガスを供給する際には、制御装置13による水素ガスの要求流量や、高圧水素タンク30の内部ガス圧力に応じて、インジェクタが選択される。そして、選択されたインジェクタが開弁され、ガス供給流路31を通じて要求流量の水素ガスが燃料電池10に供給される。
例えば高圧水素タンク30の内部ガス圧力に対して開弁可能なインジェクタであって、要求流量が最低保証噴出流量より大きいインジェクタのうち、開口径Φsが最も大きいインジェクタから先に開弁される。なお、最低保証噴出流量とは、インジェクタの性能の一つであって、ガスが安定して噴出されることが保証される最低流量である。
例えば高圧水素タンク30に水素ガスがタンク最大圧Tmであるp(MPa)で入っている場合には、開弁可能上限圧Pmがp(MPa)で、要求流量>最低保証噴出流量の条件を満たすインジェクタ43a、43bが選択され、2つのインジェクタ43a、43bが開弁され、合計で要求流量の水素ガスが流出される。水素ガスの消費に応じて高圧水素タンク30内の圧力が低下し、内部ガス圧力がp/2(MPa)より下がった場合には、開弁可能上限圧Pmがp/2(MPa)より大きく、且つ要求流量>最低保証噴出流量の条件を満たし、開口径Φsがより大きいインジェクタ43cが開弁される。このとき、インジェクタ43a、43bは、必要に応じて開閉され、トータルで要求流量の水素ガスが流出される。
そして、さらに高圧水素タンク30の内部ガス圧力がp/4(MPa)より低下した場合には、開弁可能上限圧Pmがp/4(MPa)より大きく、且つ要求流量>最低保証噴出流量の条件を満たし、開口径Φsがより大きいインジェクタ43dが開弁される。このようにして、高圧水素タンク30の内部ガス圧力がp/8(MPa)より低下した場合には、開弁可能上限圧Pmがp/8(MPa)より大きく、要求流量>最低保証噴出流量の条件を満たし、より開口径Φsが大きいインジェクタ43eが開弁され、さらに高圧水素タンク30の内部ガス圧力がp/16(MPa)より低下した場合には、開弁可能上限圧Pmがp/16(MPa)より大きく、要求流量>最低保証噴出流量の条件を満たし、より開口径Φsが大きいインジェクタ43fが開弁される。
以上の実施の形態によれば、高圧水素タンク30の口金41に複数のインジェクタ43a〜43fが設けられ、そのうちインジェクタ43a、43bがタンク最大圧Tmでも開弁可能であるので、従来のようにガス供給系に遮断弁や減圧弁を別々に設ける必要がなく、ガス供給系の構造を簡略化しつつ、水素ガスの供給を適正に行うことができる。
タンク最大圧Tm下で開弁可能なインジェクタ43a、43bが2つ設けられているので、開口径Φsの小さいインジェクタ43a、43bであっても、全体として十分なガス流量を確保できる。また、タンク最大圧Tmで開弁可能なインジェクタを3つ以上設けないことにより、その分タンク最大圧Tmより低い圧力で開弁可能で開口径Φsの大きいインジェクタをより多く設けることができる。この結果、低圧下においても十分なガス流量を確保できる。
タンク最大圧で開弁可能なインジェクタ43a、43b以外のインジェクタ43c〜43fは、開弁可能上限圧Pmが互いに異なっているので、インジェクタの数が限られているなかで、開弁可能上限圧Pmの違うインジェクタの数が最も多くなるので、より広い圧力範囲において要求流量を適正に確保できる。
インジェクタ43a〜43fは、弁座81の開口径Φsと弁体82のストロークStクを変化させることにより開弁可能上限圧Pmが設定されているので、例えばインジェクタ43a〜43fの電磁弁のコイル部分を同じものにして、弁座81の開口径Φsと弁体82のストロークStを変えて開弁可能上限圧Pmを設定することができる。こうすることにより、複数のインジェクタ43a〜43fのコイル部分を共通化して、複数のインジェクタ43a〜43fの設置コストを低減できる。
インジェクタ43a〜43fは、口金41の第3のガス流路45cに沿って直線状に配置され、流出口41a、41bから遠くなるにつれて、開口径Φsが小さくなるように配置されている。こうすることにより、例えば第3のガス流路45cを口金41の側面からドリル加工できるので、第3のガス流路45cの形成を容易に行うことができる。また、例えばドリル加工により、流出口41a、41bから遠くなるにつれて第3のガス流路45cの径を小さくすることができるので、より高圧のガスが流れる小さい開口径Φs側の口金41の肉厚を厚くすることができる。よって、口金41の強度を十分に確保できる。
インジェクタ43a〜43fの一方の電極に通じる給電線85は、口金41の内部で互いに結線されるようにしたので、口金41の外部に給電線85、86を取り出す際に各給電線85、86に対し取り付けられるシール部材90の数を低減できる。
燃料ガスタンク30の内部圧に対し開弁可能なインジェクタのうち、弁座81の開口径Φsが最も大きいインジェクタから先に開弁させるようにしたので、シール面の摩耗の激しい開口径Φsの小さいインジェクタの使用回数を減らし、インジェクタ群全体の使用可能回数を増やすことができる。
また、要求流量が最低保証噴出流量よりも大きいインジェクタのうちで、弁座81の開口径Φsが最も大きいものから先に開弁させるようにしたので、弁が一瞬開いて閉じるいわゆる間引き動作を防止できる。また、開口径Φsの大きいインジェクタから開弁されるので、これによっても開口径Φsの小さいインジェクタの使用回数を減らし、インジェクタ群全体の使用可能回数を増やすことができる。
以上の実施の形態では、高圧水素タンク30が一つの場合を例に採って説明したが、図7に示すように燃料ガスシステム20が高圧水素タンク30を複数有し、当該複数の高圧水素タンク30のインジェクタを開弁して、全体で要求流量の水素ガスを出力するようにしてもよい。かかる場合、燃料電池システム1のガス供給流路31に上述の高圧水素タンク30が複数接続される。各高圧水素タンク30の口金41には、複数のインジェクタ43a〜43fが設けられている。そして、燃料電池10に水素ガスが供給される際には、例えば複数の高圧水素タンク30のインジェクタが開放され、全体で要求流量が確保される。これにより、例えば高圧水素タンク30の使い切り付近の低圧下であって、一つのインジェクタではガス流量が十分に確保できない場合であっても、他の高圧水素タンクのインジェクタと合わせてガス流量を確保できる。したがって、各高圧水素タンク30に、低圧時等のあらゆる要求流量に対応するために多数のインジェクタを設ける必要がなく、その分各高圧水素タンク30のインジェクタの数を減らすことができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に相到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施の形態に記載したインジェクタ43a〜43fの構成は、これに限られない。また、インジェクタの数も任意に選択できる。また、上記インジェクタ43c〜43fの開弁可能上限圧Pmは、p×(1/2)n(nは1以上の整数)となっていたが、p/2(MPa)、p/3(MPa)、p/4(MPa)、p/5(MPa)のようにp/n(nは2以上の整数)になっていてもよい。また、以上の実施の形態で記載した燃料ガスタンクシステム20は、燃料電池車両の燃料電池システムに搭載するもののみならず、各種移動体(ロボット、船舶、航空機等)の燃料電池システムに搭載するものであってもよい。また、本発明の燃料ガスタンクシステムは、燃料電池システム以外で燃料ガスタンクを用いるものにも適用できる。
燃料電池システムの構成の概略を示す模式図である。 複数のインジェクタの開弁可能上限圧と開口径を示す表である。 口金内のインジェクタの配置を示す説明図である。 口金内の構成を示す縦断面の説明図である。 インジェクタの構成を示す説明図である。 インジェクタの給電線の配線例を示す模式図である。 複数の高圧水素タンクを有する燃料電池システムの構成の概略を示す模式図である。
符号の説明
1 燃料電池システム
10 燃料電池
20 燃料ガスタンクシステム
30 高圧水素タンク
41 口金
42 ガス流路
43a〜43f インジェクタ

Claims (9)

  1. 燃料ガスタンクの口金には、前記燃料ガスタンクからの燃料ガスの流出を制御する電磁弁式の複数のインジェクタが設けられ、
    前記複数のインジェクタは、前記口金のガス流路に対し並列的に設けられ、
    前記複数のインジェクタのうちの少なくとも一つは、前記燃料ガスタンクのタンク最大圧下で開弁可能であることを特徴とする、燃料ガスタンクシステム。
  2. 前記タンク最大圧下で開弁可能なインジェクタは、2つ設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の燃料ガスタンクシステム。
  3. 前記タンク最大圧下で開弁可能なインジェクタ以外のインジェクタは、開弁可能上限圧が互いに異なっていることを特徴とする、請求項2に記載の燃料ガスタンクシステム。
  4. 前記複数のインジェクタは、弁座の開口径と弁体のストロークを変化させることにより開弁可能上限圧が設定されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の燃料ガスタンクシステム。
  5. 前記口金の側面に開口する燃料ガスの流出口と、
    前記流出口から前記口金の内部に向かって直線状に形成され、前記複数のインジェクタの各出力側が並列的に接続されたガス流路と、を有し、
    前記複数のインジェクタは、前記ガス流路に沿って直線状に配置され、なおかつ前記流出口から遠くなるにつれて弁座の開口径が小さくなるように配置されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の燃料ガスタンクシステム。
  6. 前記複数のインジェクタの一方の電極に通じる給電線は、前記口金の内部で互いに結線されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の燃料ガスタンクシステム。
  7. 前記燃料ガスタンクの内部圧に対し開弁可能なインジェクタのうち、弁座の開口径が最も大きいインジェクタから先に開弁させることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の燃料ガスタンクシステム。
  8. 燃料ガスの要求流量が最低保証噴出流量より大きいインジェクタのうちで、弁座の開口径が最も大きいインジェクタから先に開弁させることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の燃料ガスタンクシステム。
  9. 前記燃料ガスタンクを複数有し、
    前記複数の燃料ガスタンクのインジェクタを開弁して、全体で要求流量の燃料ガスを出力することを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の燃料ガスタンクシステム。
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