JP2008064257A - 貯蔵容器用弁装置および貯蔵装置 - Google Patents

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【課題】 貯蔵容器の外部に配置される露出弁部を備え、かつ貯蔵容器の開口部の端面からの突出量を小さくすることができる貯蔵容器用弁装置を提供する。
【解決手段】 貯蔵容器11の開口部13にバルブブロック15が装着され、バルブブロック15に貯蔵容器11の外部に設けられる露出弁部17が装着されている。バルブブロック15には、貯蔵容器11内の空間20に連なる流路21が形成され、露出弁部17によって、バルブブロック15の流路21における流体が制御される。露出弁部17は、少なくと一部が貯蔵容器11の開口部13の端面19よりも貯蔵容器11側に配置されている。したがって貯蔵容器の開口部13の端面19からの貯蔵容器用弁装置10の突出量を小さくすることができ、貯蔵容器11の寸法を可及的に大きくして容積を可及的に大きくすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、流体が貯蔵される貯蔵容器の開口部に設けられる貯蔵容器用弁装置およびそれを備える貯蔵装置に関する。
図6は、従来の技術の貯蔵容器用弁装置1を示す断面図である。図7は、貯蔵容器用弁装置1が搭載される自動車を模式的に示す断面図である。貯蔵容器用弁装置1は、バルブブロック4と電磁弁5とが互いに連結されて構成され、高圧のガスが貯蔵される貯蔵容器2の開口部3に設けられる。貯蔵容器用弁装置1は、電磁弁5が開口部3から貯蔵容器2内に挿入され、バルブブロック4が開口部3の端面3aに当接する状態で、開口部3に装着される。この貯蔵容器用弁装置1は、電磁弁5によって、貯蔵容器2からのガスの排出有無を制御することができる。
貯蔵容器用弁装置1が装着される貯蔵容器2は、図7に示すように、自動車の燃料タンクとして利用される容器であり、軸線を車両6の幅方向に平行に配置して、車両6の後部に搭載される。貯蔵容器用弁装置1のバルブブロック4と、車両6の前部に搭載される原動機7とが、配管8によって接続され、貯蔵容器2から原動機7にガスが燃料として供給され、原動機7で発生される動力によって自動車が走行するように構成されている。
図6に示す貯蔵容器用弁装置1は、減圧弁を備えていないので、バルブブロック4と原動機7とを接続する配管8の中途部に減圧弁9を介在させて、ガスが減圧された状態で原動機7に供給されるように構成される。このような構成では、配管8におけるバルブブロック4と減圧弁9との間の配管部分(図7に破線で示す部分)8aが高圧配管になってしまう。このような図6および図7に示す貯蔵容器用弁装置1は、たとえば特許文献1に示されている。
図8は、他の従来の技術の貯蔵容器用弁装置1Aを示す断面図である。図6および図8の貯蔵容器用弁装置1と対応する部分には同一の符号を付し、異なる点についてだけ説明する。貯蔵容器用弁装置1Aでは、貯蔵容器2の外部でバルブブロック4に装着される減圧弁9を備える。減圧弁9は、バルブブロック4の外周面部に装着されている。このように貯蔵容器用弁装置1Aは、電磁弁5だけでなく、減圧弁9が一体的に組込んで設けられる構成であり、貯蔵容器2から原動機7までの配管8に高圧配管となる部分が存在しないようにすることができる。
米国特許6041762号公報
図8の貯蔵容器用弁装置1Aでは、バルブブロック4に、貯蔵容器2の軸線方向に関して減圧弁9の両側に取付代が設けられている。このように減圧弁9の両側に取付代が設けられる構成では、貯蔵容器用弁装置1Aの貯蔵容器2の開口部3の端面からの突出量T1が、図6に示す減圧弁9が装着されない場合の貯蔵容器用弁装置1の突出量Tに比べて、大きくなってしまう。
貯蔵容器2は、たとえば図7に示すように、軸線を車両6の幅方向に平行に配置して配置され、貯蔵容器2と貯蔵容器用弁装置1Aとを合せた全体が、車両6のフレームに収まるように設けなければならず、貯蔵容器2の軸線と平行な方向の寸法(以下「全長」という)が制約を受けてしまう。この配置に限らず、全長は、何らかの制約を受けており、上限値が存在する。このように貯蔵容器2と貯蔵容器用弁装置1Aとを合せた全長には、上限値が存在するので、バルブブロック4の突出量T1が大きくなると、その分だけ貯蔵容器2の軸線方向寸法が小さくなり、貯蔵容器2の容積が小さくなって、自動車の航続距離が小さくなってしまう。
本発明の目的は、貯蔵容器の外部に配置される露出弁部を備え、かつ貯蔵容器の開口部の端面からの突出量を小さくすることができる貯蔵容器用弁装置および貯蔵装置を提供することである。
本発明は、流体を貯蔵する貯蔵容器の開口部に装着され、貯蔵容器内の空間に連なる流路が形成されるバルブブロックと、
貯蔵容器の外部に設けられ、少なくとも一部が貯蔵容器の開口部の端面よりも貯蔵容器側に配置されてバルブブロックに装着され、バルブブロックの流路における流体を制御する露出弁部とを備えることを特徴とする貯蔵容器用弁装置である。
また本発明は、露出弁部は、バルブブロックの外周面部に、バルブブロックに対して貯蔵容器側にオフセットして装着されることを特徴とする。
また本発明は、バルブブロックは、貯蔵容器に対向する側の表面部に凹部を有し、この凹部に貯蔵容器の開口部を嵌合させて、貯蔵容器の開口部に装着されていることを特徴とする。
また本発明は、露出弁部は、バルブブロックの貯蔵容器に対向する側の表面部に装着されることを特徴とする。
また本発明は、流体が貯蔵される貯蔵容器と、
燃料流体が貯蔵される貯蔵容器に装着される前記貯蔵容器用弁とを備える貯蔵装置である。
本発明によれば、貯蔵容器の開口部にバルブブロックが装着され、バルブブロックに貯蔵容器の外部に設けられる露出弁部が装着されている。バルブブロックには、貯蔵容器内の空間に連なる流路が形成され、露出弁部によって、バルブブロックの流路における流体が制御される。露出弁部は、少なくと一部が貯蔵容器の開口部の端面(以下「開口端面」という)よりも貯蔵容器側に配置されている。したがって開口端面からの貯蔵容器用弁装置の突出量を小さくすることができ、貯蔵容器の寸法を可及的に大きくして容積を可及的に大きくすることができる。
また本発明によれば、露出弁部がバルブブロックに対して貯蔵容器側にオフセットして装着される。このように露出弁部をオフセットして配置することによって、露出弁部の少なくとも一部を、開口端面よりも貯蔵容器側に配置することができる。したがって開口端面からの貯蔵容器用弁装置の突出量を小さくする構成を実現することができる。
また本発明によれば、バルブブロックの凹部に貯蔵容器の開口部を嵌合させ、バルブブロックが貯蔵容器の開口部に装着される。これによってバルブブロックの一部が開口端面よりも貯蔵容器側に配置され、このバルブブロックに装着される露出弁部の少なくとも一部を、開口端面よりも貯蔵容器側に配置することができる。したがって開口端面からの貯蔵容器用弁装置の突出量を小さくする構成を実現することができる。
また本発明によれば、露出弁部がバルブブロックにおける貯蔵容器に対向する側の表面部に装着される。これによって露出弁部の少なくと一部を、開口端面よりも貯蔵容器側に配置することができる。したがって開口端面からの貯蔵容器用弁装置の突出量を小さくする構成を実現することができる。しかもこの構成では、貯蔵容器とバルブブロックとによって形成される凹空間に、露出弁部を嵌まり込ませるように配置されるので、貯蔵容器の半径方向に関する貯蔵容器用弁装置の寸法も小さく抑えることができる。
また本発明によれば、貯蔵容器用弁装置の開口端面からの突出量が小さく抑えられ、貯蔵容器の容積を大きくすることができ、可及的の貯蔵可能な流体量の大きい貯蔵装置を得ることができる。
図1は、本発明の実施の一形態のタンクバルブ10を備える貯蔵装置25の一部を簡略化して示す断面図である。タンクバルブ10は、流体を貯蔵する貯蔵容器であるタンク11に装着される貯蔵容器用弁装置である。タンクバルブ10は、タンク11への流体の供給およびタンク11からの流体の排出の少なくともいずれか一方を制御するための弁装置である。タンク11とタンクバルブ10とを備えて貯蔵装置25が構成される。
流体は、特に限定されるものではなく、液体であってもよいし、気体(以下「ガス」ともいう)であってもよい、気体と液体と固体のうちの2つ以上が混合された流体であってもよく、たとえば天然ガスまたは水素ガスであってもよい。本実施の形態では、タンク11には、高圧のガスが貯蔵され、タンクバルブ10は、タンク11から排出されるガスの圧力および流量を制御するために用いられる。
タンク11は、軸線方向一端部が塞がれる有底円筒状のタンク本体12と、タンク本体12よりも小径の円筒状である開口部13とを有している。開口部13は、タンク本体12の開放端部から底部と反対側に向けて縮径しながら突出する略円錐台形状の連結部14を介してタンク本体12に連なり、連結部14からさらにタンク本体12とは反対側に突出している。少なくともタンク本体12および開口部13は、各軸線が平行になるように配置され、本実施の形態では同軸に配置されている。これらタンク本体12および開口部13の軸線は、タンク11の軸線でもある。
タンクバルブ10は、このようなタンク11の開口部13に、開口部13を塞ぐように装着され、タンク11から排出されるガスの圧力および流量を制御することができる。タンクバルブ10は、バルブブロック15と、挿入弁部16と、露出弁部17とを備える。
バルブブロック15は、各弁部16,17が装着される基台となる構成であり、バルブブロック15は、たとえば直方体形状であり、一表面部18を開口部13の端面(以下「開口端面」という)19に対向させて塞ぐように、タンク11の開口部13に装着される。このバルブブロック15には、挿入弁部16を介してタンク11内の空間20に連なる流路21が形成されている。
挿入弁部16は、バルブブロック15の一表面部18に、たとえば螺着されて連結され、バルブブロック15に装着される。この挿入弁部16は、タンク11に挿入して設けられる弁部であり、開口部13に挿入されて設けられる。挿入弁部16には、開口部13に形成される内ねじに螺合する外ねじが刻設されており、挿入弁部16は、バルブブロック15の一表面部18を開口端面19に当接させて、開口部13に螺着される。
本実施の形態では、このように挿入弁部16が開口部13に螺着されることによって、バルブブロック15が開口部13に装着される。バルブブロック15を開口部13に連結し、装着するための連結部が挿入弁部16とは別に設けられる構成であってもよいが、本実施の形態では、挿入弁部16が、バルブブロック15を開口部13に連結し、装着するための連結部を兼ねている。
露出弁部17は、バルブブロック15の外周面部22に、たとえば螺着されて連結され、バルブブロック15に装着される。バルブブロック15の外周面部22は、バルブブロック15が開口部に装着された状態でタンク11の軸線を基準にした外周面部である。露出弁部17は、タンク11の外部に露出して設けられる弁部である。
各弁部16,17は、バルブブロック15の流路における流体を制御する弁部である。各弁部16,17の制御の対象となる物理量は、特に限定されるものではなく、たとえば流量であってもよいし、圧力であってもよく、互いに同一の物理量であってもよいし、異なる物理量であってもよい。また各弁部16,17の駆動原理は、特に限定されるものではなく、電磁駆動であってもよいし、パイロット駆動であってもよいし、手動であってもよく、互いに同一の駆動原理であってもよいし、異なる駆動原理であってもよい。
本実施の形態では、挿入弁部16は、たとえば切換弁であり、駆動電流によって駆動制御される電磁弁によって実現される。また本実施の形態では、露出弁部17は、たとえば2次圧が一定となるように減圧する減圧弁であり、2次圧による駆動力とバネ力とを対向させて開閉駆動する弁によって実現される。
このような切換弁である挿入弁部16と、減圧弁である露出弁部17とを備えるタンクバルブ10を設けることによって、タンク11の空間20に貯蔵されるガスを、減圧して、バルブブロック15の流路21から排出することができる。このようにタンク11からの流体の排出圧力および排出有無を制御することができる。
露出弁部17は、図1に示すように、バルブブロック15の外周面部22に、バルブブロック15に対してタンク11側にオフセットして装着される。露出弁部17は、露出弁部17におけるタンク11の軸線方向の中心位置が、バルブブロック15におけるタンク11の軸線方向の中心位置に対して、タンク11側にずれて配置されている。バルブブロック15の一表面部18は、略平面状であり、開口端面19と略一致する状態にあり、露出弁部17は、バルブブロック15の一表面部18からタンク11側に、部分的に突出している。取付代が不要になるわけではなく、露出弁部17の右側の部分がバルブブロック15から突出することを許容し、可能な範囲で取付代が最小となるように露出弁部17をタンク11側にオフセットして装置する。このようにして露出弁部17は、少なくとも一部がタンク11の開口端面19よりもタンク11側に配置されている。
図1のタンクバルブ10では、露出弁部17がバルブブロック15に対してオフセット配置され、露出弁部17の少なくと一部が、開口端面19よりもタンク11側に配置される。これによってバルブブロック15における露出弁部17に対してタンク11側には、取付代が設けられていない。したがって図8を参照して説明した従来の技術のように、バルブブロックにおける露出弁部の両側に取付代が設けられる構成に比べて、開口端面19からのタンクバルブ10の突出量Aを小さくする構成(A<T1)を実現することができる。
このようにタンク11の外部に弁部が設けられる構成であって、かつ開口端面19からの突出量Aが小さいタンクバルブ10を得ることができる。したがってタンク11とタンクバルブ10とを合せた貯蔵装置25全体のタンク11の軸線方向の寸法(以下「全長」という)に対するタンク11の軸線方向寸法の割合を大きくして、タンク11の軸線方向寸法を可及的に大きくし、タンク11の容積を可及的に大きくすることができる。
ここで貯蔵装置25の全長が一定であると仮定し、タンクバルブ10の開口端面からの突出量がΔXだけ小さくなったと仮定する。突出量の減少量ΔXは、図8の従来の構成の突出量T1から図1の突出量Aを減算した寸法に相当する(ΔX=T1−A)。タンク11におけるタンク本体12の内径がDであるとすると、タンクバルブ11の突出量の減少によって、次式(1)で表される増加量ΔVだけ容積を増加させることができる。
ΔV=(π/4)×D×ΔX …(1)
このようにタンクバルブ10の突出量の減少は、タンク11の容積増加に大きな効果を発揮する。
図2は、貯蔵装置25が搭載される自動車30を模式的に示す断面図である。図2には、自動車30における燃料配管系統を示す。自動車30は、天然ガス自動車、プロパンガス自動車または燃料電池自動車など、燃料ガスを燃料として用いて走行する自動車である。貯蔵装置25は、たとえばタンク11の軸線が車両33幅方向と平行になるように配置され、車両33の後部に搭載されている。このように自動車30に搭載される場合、貯蔵装置25のタンク11には、燃料流体としての高圧の燃料ガスが、貯蔵されている。
車両33のたとえば前部には、原動機31が搭載されている。原動機31は、たとえば燃料電池を備えたモータまたはエンジンなどによって実現される。貯蔵装置25のタンクバルブ10におけるバルブブロック15と、原動機31とが、供給管路35によって接続され、貯蔵装置25から原動機31に燃料ガスが供給される。自動車30は、原動機31で、貯蔵装置25から供給される燃料ガスを用いて駆動力を発生させ、図示を省略する伝達機構を介して車輪32に伝達させ、走行することができるように構成されている。
貯蔵装置25は、このように自動車30の燃料貯蔵装置として用いることができる。貯蔵装置25には、たとえば35MPa程度の高圧の燃料ガスが貯蔵されるが、タンクバルブ10が減圧弁としての露出弁部17を備えており、たとえば1MPa程度まで減圧されて排出される。これによって供給管路35に高圧のガスが導かれることがなく、車両33に高圧配管が設けられることが防がれる。
またこのように貯蔵装置25を自動車30に搭載する場合、貯蔵装置25は、車両33のフレーム内に収まるように設けなければならない。したがって貯蔵装置25の全長は、制約を受けている。このように貯蔵装置25の全長は、車両33の寸法によって制約を受けているが、タンクバルブ10の開口端面19からの突出量Aが小さく抑えられているので、タンク11の容積を大きくし、貯蔵可能なガス量の大きい貯蔵装置25が実現されているので、この貯蔵装置25を搭載することによって、自動車30の航続距離を大きくすることができる。
図3は、本発明の実施の他の形態のタンクバルブ10Aを備える貯蔵装置25Aの一部を簡略化して示す断面図である。図4は、図3のタンクバルブ10Aのバルブブロック15を簡略化して示す斜視図である。図3および図4に示す実施の形態は、図1および図2に示す実施の形態と類似しており、対応する構成に同一の符号を付し、異なる構成についてだけ説明する。図3の貯蔵装置25Aにおけるタンクバルブ10Aでは、図4に示すような凹所35を有するバルブブロック15が用いられる。
図4のバルブブロック15は、タンク11に対向する側の表面部である一表面部18に残余の部分よりも凹む凹所35が形成されている。凹所35は、外周面部22で開放しない構成であってもよいが、本実施の形態では、外周面部22のうちの一部で開放する構成である。このバルブブロック15は、凹所35に開口部13を嵌合させ、タンク11の開口部13に装着されている。
タンク11の開口端面19は、凹所35の底面に当接しており、バルブブロック15の凹所35を除く部分の一表面部18は、開口端面19よりもタンク11側に配置されている。挿入弁部16は、バルブブロック15の凹所35が形成される部分に、たとえば螺着されて連結され、バルブブロック15に装着される。
露出弁部17は、バルブブロック15の外周面部22のうち、凹所35が開放しない部分に、たとえば螺着されて連結される。本実施の形態のように、バルブブロック15に凹所35を形成する構成では、露出弁部17は、図1のようにバルブブロック15に対してタンク11側にオフセット配置してもよいし、タンクの軸線方向に関してバルブブロック15の中心位置と露出弁部17の中心位置を一致させてもよい。
バルブブロック15に凹所35を形成する構成では、露出弁部17をオフセット配置しなくても、露出弁部17の少なくとも一部が、開口端面19よりもタンク11側に配置される。したがって図8を参照して説明した従来の技術のように、凹所を形成しないバルブブロックにおける露出弁部の両側に取付代が設けられる構成に比べて、開口端面19からのタンクバルブ10の突出量A1を小さくする構成(A1<T1)を実現することができる。このバルブブロック15に凹所35を形成する構成では、バルブブロック15における露出弁部17の両側に取付代を設けて、取付強度を大きくすることも可能であり、このように取付代を設けても、突出量A1を、図8の従来の技術の構成の突出量Tはもとより、図1の構成の突出量Aよりも、小さくすることができる。
図5は、本発明の実施のさらに他の形態のタンクバルブ10Bを備える貯蔵装置25Bの一部を簡略化して示す断面図である。図5に示す実施の形態は、図3および図4に示す実施の形態と類似しており、対応する構成に同一の符号を付し、異なる構成についてだけ説明する。図5の貯蔵装置25Bにおけるタンクバルブ10Bでは、図3および図4とのタンクバルブ10Aと同様のバルブブロック15が用いられる。
本実施の形態では、露出弁部17は、バルブブロック15の一表面部18に螺着されて連結される。露出弁部17は、タンク11の開口部13の半径方向外方に配置され、バルブブロック15と、開口部13および連結部14とによって規定される凹空間37に嵌まり込んで設けられる。
このような構成では、図3および図4の構成と同様に、開口端面19からのタンクバルブ10の突出量A2を小さくする構成(A2<T1)を実現することができる。この構成では、露出弁部17は、その全部が開口端面19よりもタンク11側に配置されることになり、突出量A2は、図1の構成の突出量Aおよび図3の構成の突出量A1よりも、小さくすることができる。しかもこの構成では、タンク11とバルブブロック15とによって形成される凹空間37に、露出弁部17が嵌まり込むように配置されるので、タンク11の半径方向に関するタンクバルブ11の寸法も小さく抑えることができる。
前述の実施の形態は、本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲内で、構成を変更することができる。たとえば露出弁部17は、1つだけ設けられる構成であってもよいが、複数設けられる構成であってもよい。また露出弁部17は、減圧弁に限定されるものではない。また挿入弁部16は、必須の構成ではなく、挿入弁部16が設けられない構成であってもよい。
本発明の実施の一形態のタンクバルブ10を備える貯蔵装置25の一部を簡略化して示す断面図である。 貯蔵装置25が搭載される自動車30を模式的に示す断面図である。 本発明の実施の他の形態のタンクバルブ10Aを備える貯蔵装置25Aの一部を簡略化して示す断面図である。 図3のタンクバルブ10Aのバルブブロック15を簡略化して示す斜視図である。 本発明の実施のさらに他の形態のタンクバルブ10Bを備える貯蔵装置25Bの一部を簡略化して示す断面図である。 従来の技術の貯蔵容器用弁装置1を示す断面図である。 貯蔵容器用弁装置1が搭載される自動車を模式的に示す断面図である。 他の従来の技術の貯蔵容器用弁装置1Aを示す断面図である。
符号の説明
10,10A,10B タンクバルブ(貯蔵容器用弁装置)
11 タンク(貯蔵容器)
12 タンク本体
13 開口部
15 バルブブロック
16 挿入弁部
17 露出弁部
18 バルブブロックの一表面部
19 開口部の端面(開口端面)
21 バルブブロックの流路
22 バルブブロックの外周面部
25,25A,25B 貯蔵容器
30 自動車
31 原動機
33 車両
35 配管

Claims (5)

  1. 流体を貯蔵する貯蔵容器の開口部に装着され、貯蔵容器内の空間に連なる流路が形成されるバルブブロックと、
    貯蔵容器の外部に設けられ、少なくとも一部が貯蔵容器の開口部の端面よりも貯蔵容器側に配置されてバルブブロックに装着され、バルブブロックの流路における流体を制御する露出弁部とを備えることを特徴とする貯蔵容器用弁装置。
  2. 露出弁部は、バルブブロックの外周面部に、バルブブロックに対して貯蔵容器側にオフセットして装着されることを特徴とする請求項1に記載の貯蔵容器用弁装置。
  3. バルブブロックは、貯蔵容器に対向する側の表面部に凹部を有し、この凹部に貯蔵容器の開口部を嵌合させて、貯蔵容器の開口部に装着されていることを特徴とする請求項1または2に記載の貯蔵容器用弁装置。
  4. 露出弁部は、バルブブロックの貯蔵容器に対向する側の表面部に装着されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の貯蔵容器用弁装置。
  5. 流体が貯蔵される貯蔵容器と、
    燃料流体が貯蔵される貯蔵容器に装着される請求項1〜3のいずれか1つに記載の貯蔵容器用弁とを備える貯蔵装置。
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