JP2010053998A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バルブボディに配置されたドレーンポートを有する弁のドレーン油路の油路断面積を十分に確保することができる自動変速機の油圧制御装置を提供する。
【解決手段】バルブボディに配置された弁8のドレーン油路21dが、該油路に隣接して大気に連通するバルブボディに穿設された穴21gに連通するようにバルブボディに形成されている。これにより、ドレーン油路の油路断面積を十分に確保することができると共に、ドレーン油路を流れるドレーン油の排出口を通常のドレーン口21eと上記穴の2箇所確保することができ、ドレーン油路を流れるドレーン油を効率良く排出することができる。よって、ドレーン油が大流量となる複雑な油圧制御装置であってもかかる簡易な構成のみでドレーン油路の油路断面積を十分に確保することができる為、部品コストや製造・組立コスト等の上昇を抑えることができ、また、油路設計の自由度を向上させることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、駆動源の出力回転を変速する自動変速機の油圧制御装置に関し、特にバルブボディに配置されたドレーンポートを有する弁のドレーン油路を改良した自動変速機の油圧制御装置に関する。
駆動源として例えばエンジンによって回転駆動される流体トルクコンバータを用いた自動変速機の油圧制御装置において、特許文献1に記載されたものは、セカンダリレギュレータバルブによりセカンダリ圧が調圧されるが、バルブスティック等によりセカンダリ圧がリリーフ圧以上に上昇した場合は、プレッシャリリーフバルブによりセカンダリ圧が低下されるようになっている。
特開2003−194197号公報(段落〔0006〕、図1)
特許文献1に記載の自動変速機の油圧制御装置では、セカンダリ圧の潤滑油は、ボディバルブに形成されたセカンダリ圧油路延出部から小径孔、縦孔及び切欠き溝を通って外部に排出されるようになっている。しかし、近年のボディバルブの小型化に伴ってかかるドレーン油路の油路断面積を十分に確保することが困難になってきており、油路設計の自由度が低下してきている。
本発明は、バルブボディに配置されたドレーンポートを有する弁のドレーン油路の油路断面積を十分に確保することができる自動変速機の油圧制御装置を提供することである。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、駆動源の出力回転を変速する自動変速機を油圧制御する油圧制御装置において、バルブボディと、該バルブボディに配置されたドレーンポートを有する弁と、前記バルブボディに形成されたドレーン口と、前記ドレーンポートと前記ドレーン口を連通するドレーン油路と、該ドレーン油路に隣接して大気に連通する前記バルブボディに穿設された穴とを有し、前記ドレーン油路と前記穴が連通していることである。
請求項2に記載の発明の構成上の特徴は、請求項1において、前記弁は、流体トルクコンバータの供給圧力を制御するチェック弁であることである。
請求項3に記載の発明の構成上の特徴は、請求項1又は2において、前記バルブボディは前記自動変速機に横付けで配置され、前記弁は該バルブボディ上部に配置され、前記ドレーン口が前記バルブボディの側方に開口するように形成されていることである。
請求項4に記載の発明の構成上の特徴は、請求項1乃至3の何れかにおいて、前記穴は、バルブ孔からのバルブの抜けを防止するキーを挿通するキー溝穴、もしくは前記バルブボディを固定するボルトを挿通するボルト穴であることである。
請求項5に記載の発明の構成上の特徴は、請求項1乃至4の何れかに記載の油圧制御装置は、前記バルブボディと、該バルブボディと対になるバルブボディとでセパレートプレートを挟むことにより油圧回路を形成し、前記バルブボディに形成された前記ドレーン油路と前記穴を隔てる隔壁は、前記対になるバルブボディに形成された油路を形成する壁部と前記セパレートプレートを挟んで対向することである。
上記のように構成した請求項1に係る発明においては、ドレーン油路と該油路に隣接し且つ大気に連通する穴とを連通しているため、ドレーン油路を流れるドレーン油の排出口を通常のドレーン口と上記穴の2箇所確保することができ、ドレーン油路の油路断面積を十分に確保することができると共に、ドレーン油路を流れるドレーン油を効率良く排出することができる。よって、複雑な油圧制御装置であってもかかる簡易な構成のみでドレーン油路の油路断面積を十分に確保することができる為、部品コストや製造・組立コスト等の上昇を抑えることができ、また、油路設計の自由度を向上させることができる。
上記のように構成した請求項2に係る発明においては、上述したようにドレーン油路を流れるドレーン油の排出口を通常のドレーン口と上記穴の2箇所確保することができるため、ドレーン油路の油路断面積を十分に確保することができると共に、流体トルクコンバータの供給圧力を制御するチェック弁のドレーン油路の様に当該ドレーン油路を流れるドレーン油が他のドレーン油路を流れるドレーン油と比較して大流量である場合でもドレーン油を効率良く排出することができる。
上記のように構成した請求項3に係る発明によれば、自動変速機に横付けで配置されるバルブボディの上部に弁を配置し、上方に向かって開口するドレーン口をバルブボディの上面に形成する場合、上方に開口するドレーン口から異物が落下侵入し易くなるという問題を解消することができる。即ち、ドレーン口をバルブボディの側方に開口するように形成することにより、かかる開口からの異物の侵入を抑制することができる。
上記のように構成した請求項4に係る発明においては、バブルボディに既存のキー溝穴もしくはボルト穴とドレーン油路とを連通するので、ドレーン油路と連通するための新たな穴を形成する必要は無く、バブルボディの大型化や製造コストの上昇を伴わずに、ドレーン油路の油路断面積を十分に確保することができる。
上記のように構成した請求項5に係る発明においては、隔壁と壁部によりセパレートプレートを両側から支持することができる。よって、ドレーン油路に対しセパレートプレートを挟んで対向する油路の油圧によりセパレートプレートは撓むことは無く、かかる油路からの油漏れを防止することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。図1において、本実施形態の油圧制御装置1を備える自動変速機10には、流体トルクコンバータ11、ロックアップクラッチ12及び図略の変速機構が配置されている。流体トルクコンバータ11は図略のエンジンが回転連結されたポンプインペラ13及び変速機構の入力軸15が回転連結されたタービンランナ14を備えており、エンジンの回転をポンプインペラ13からタービンランナ14を介して入力軸15に入力し駆動源として機能する。ロックアップクラッチ12はロックアップ油室RLが流体トルクコンバータ11のコンバータ室RCに対して独立した構成となっており、ポンプインペラ13とタービンランナ14を直結する。そして、油圧制御装置1は、自動変速機10を油圧制御して流体トルクコンバータ11の出力回転を変速して出力させる。なお、駆動源は、電気モータであってもよい。
油圧制御装置1には、ロックアップコントロールバルブ2、ロックアップ用リニアソレノイドバルブ3、プライマリレギュレータバルブ5、セカンダリレギュレータバルブ6、スロットルリニアソレノイドバルブ7及び圧力調整弁8が配置されている。ロックアップコントロールバルブ2は、ロックアップクラッチ12への供給油圧を調圧する調圧弁である。ロックアップ用リニアソレノイドバルブ3は、ロックアップコントロールバルブ2に信号圧を印加する制御弁である。圧力調整弁8は、流体トルクコンバータ11内の油圧が一定値以上になったときに開いて潤滑油をドレーン油路21d(図2等参照)を通してドレーン口21e(図2等参照)から外部に排出して該油圧を一定に保つチェック弁である。
ロックアップ油室RLは、油路LL及び油路L4を介してロックアップコントロールバルブ2のポートP4と連通されている。また、コンバータ室RCは、2つの油路LC,LRを備えており、一方の油路LCを介してロックアップコントロールバルブ2のポートQ7と連通され、他方の油路LRを介して油路LCを分岐したクーラに連通する油路LCと連通されている。コンバータ室RCとロックアップコントロールバルブ2のポートQ7とを連通する油路LCは途中で分岐されて圧力調整弁8と連通されている。
オイルポンプ9からの吐出圧を車両負荷に応じたスロットルリニアソレノイドバルブ7の信号圧の印加によりプライマリレギュレータバルブ5でライン圧に調圧し、それにより排出される余剰圧を更にセカンダリレギュレータバルブ6で流体伝動に適するように調圧し、ロックアップコントロールバルブ2による調圧のための基圧としてのセカンダリ圧とする。そして、このセカンダリ圧を源圧油路(セカンダリ圧油路)LS経由でロックアップコントロールバルブ2に供給し、またドレーン油路LE経由でドレーンポートから排出する。
ロックアップクラッチ12がロックアップオフのときは、ロックアップ用リニアソレノイドバルブ3の信号圧がロックアップコントロールバルブ2のポートP2に印加されないため、セカンダリ圧をスプリング負荷により図示左側位置を取るロックアップコントロールバルブ2経由で油路LCからコンバータ室RCへ供給する。そして、該油圧をコンバータ室RCから油路LR経由でクーラに戻す。このときの油路LLは油路L4とロックアップコントロールバルブ2を介した油路L3とドレーン油路LEとに連通している。
ロックアップクラッチ12がロックアップオンのときは、ロックアップ用リニアソレノイドバルブ3の信号圧がロックアップコントロールバルブ2のポートP2に印加されるため、ロックアップコントロールバルブ2は調圧作動を開始し、ポートP4からの出力油圧を油路LL経由でロックアップ油室RLに供給する。そして、該油圧をコンバータ室RCから油路LR経由でクーラに戻す。このロックアップコントロールバルブ2による調圧状態では、ポートP1には出力油圧が信号圧に対向する向きにフィードバック圧として印加され、ポートQ7にはコンバータ室RCへの供給圧が出力油圧の印加方向と重なる方向に印加されることで、ロックアップ油室RLの油圧とコンバータ室RCの油圧の関係を適切に保っている。また、コンバータ室RCの油圧が一定値以上になったときは、圧力調整弁8のスプリング8aが縮んでスプールタイプの弁8bが開いて油圧をドレーン油路21dを通してドレーン口21eから外部に排出して該油圧を一定に保っている。
ここで、油圧制御装置1は、自動変速機10に横付けされており、図2に示すバルブボディ20(リアボディ21、ミドルボディ22及びフロントボディ23)、セパレートプレート24,25、上記ロックアップ用リニアソレノイドバルブ3やスロットルリニアソレノイドバルブ7、各バルブ3,7のソレノイドSLU,SLT、自動変速機10の変速機構に備えられている各クラッチ、ブレーキに油圧を供給するソレノイドSLC−1〜3,SLB−1を有するソレノイドバルブ等から成り立っている。そして、バルブボディ20は、上記各バルブ3,7等及びソレノイドSLU,SLT,SLC−1〜3,SLB−1等を内包し、表面に油路が形成されている油圧制御装置1のケースである。ここで、自動変速機10に横付けとは、自動変速機10を車両に搭載したときに、自動変速機10の側面に油圧制御装置1が取り付けられた状態であり、バルブボディ20とセパレートプレート24,25が横方向に重なった状態である。
バルブボディ20は、リアボディ21、ミドルボディ22及びフロントボディ23に分割されている。リアボディ21には、油路21a、バルブ孔21b並びに圧力調整弁8が挿入配置される弁孔21c、ドレーン油路21d及びドレーン口21eが形成されている。ミドルボディ22には、油路22a及びバルブ孔22b等が形成されている。フロントボディ23には、油路23a及びソレノイドSLU,SLT,SLC−1〜3,SLB−1を有するソレノイドバルブが挿入配置されるバルブ孔23b等が形成されている。そして、ミドルボディ22の両側にセパレートプレート24,25を介してリアボディ21とフロントボディ23が夫々配置されて組み合わされている。リアボディ21とミドルボディ22とでセパレートプレート24を挟むことにより、油路21a,22a、ドレーン油路21dでなる油路回路を形成する。また、ミドルボディ22とフロントボディ23とでセパレートプレート25を挟むことにより、油路22a,23aでなる油路回路を形成する。各ボディ21,22,23及び各セパレートプレート24,25は、位置決め用ボルト26により締結されて一体化され、図略の固定用ボルトにより自動変速機10に締結固定されている。
図2及び図4に示すように、圧力調整弁8の弁孔21cは、リアボディ21上部(図2及び図4の上側)のセパレートプレート24との合わせ面21fから該合わせ面21fに垂直な方向に向かって穿設されている。ここで、リアボディ21上部とは、自動変速機10を車両に搭載したときに、自動変速機10の側面に油圧制御装置1が取り付けられた状態でリアボディ21の上部に当たる部分のことである。図2〜図4に示すように、圧力調整弁8のドレーン油路21dは、弁孔21cの周面に形成されたドレーンポート21kから合わせ面21fに沿って左斜め下方に向かって延設され、さらに該左斜め下端から合わせ面21fに垂直な方向に向かってドレーン口21eまで連通するように延設されている。ドレーン口21eは、リアボディ21の車両側の側方に開口して大気と連通している。ここで、リアボディ21の車両側の側方とは、リアボディ21のセパレートプレート24と接していない面側、すなわち合わせ面21fとは反対側の面側であり、且つ自動変速機10を車両に搭載したときに、自動変速機10の側面に油圧制御装置1が取り付けられた状態でリアボディ21の側面側に当たる部分のことである。
さらに圧力調整弁8のドレーン油路21dについて詳述すると、ドレーン油路21dは、リアボディ21を貫通するように穿設されたドレーン口21e以外の穴、すなわち大気に連通しており、且つドレーン油路21dと連通していない穴に連通されている。具体的には図5のリアボディ21の平面図に示すように、このドレーン油路21dは該油路21dに隣接して大気に連通するキー溝穴21gに連通されている。このキー溝穴21gは、合わせ面21fから該合わせ面21fに垂直な方向に向かってリアボディ21の車両側の側方に開口するように穿設されている。このキー溝穴21gには、図2に示すバルブ孔21bからのバルブ4の抜け止めのためのキー28が挿入される。従来はドレーン油路とキー溝穴とは隔壁により画成されているが、本実施形態ではドレーン油路21dとキー溝穴21gとを隔てる隔壁21hは図示点線で示す一部分が除去されており、かかる除去部分21hhでドレーン油路21dとキー溝穴21gとが連通されている。尚、隔壁21hにおいては図示斜線の隔壁先端部分21ha及び隔壁角部分21hbを残しているが、この理由については後述する。
このように圧力調整弁8のドレーン油路21dと該油路21dに隣接し且つ大気に連通するキー溝穴21gとを連通しているため、ドレーン油路21dを流れるドレーン油の排出口を通常のドレーン口21eと、キー溝穴21gとキー28との隙間の2箇所確保することができる。このため、ドレーン油路21dの油路断面積を従来と比べて十分に確保することができ、さらにドレーン油路21dを流れるドレーン油を効率良く排出することができる。そして、複雑な油圧制御装置であってもかかる簡易な構成のみで対応することができるので、部品コストや製造・組立コスト等の上昇を抑えることができ、また、油路設計の自由度を向上させることができる。特に流体トルクコンバータ11の供給圧力を制御するチェック弁8のドレーン油路21dの様に当該ドレーン油路21dを流れるドレーン油が他のドレーン油路を流れるドレーン油と比較して大流量である場合でもドレーン油を効率良く排出することができる。また、バブルボディ20に既存のキー溝穴21gとドレーン油路21dとを連通するので、ドレーン油路と連通するための新たな穴を形成する必要は無く、バブルボディ20の大型化や製造コストの上昇を抑制することができる。
また、圧力調整弁8は自動変速機10に横付けで配置されるバルブボディ20上部に配置されるため、圧力調整弁8から上方に向かって開口するドレーン口をバルブボディ20の上面に形成することによりドレーン油路が短くなって大流量のドレーン油を効率良く排出することができる。即ち、上部に向かって開口するドレーン口とキー溝を連通させてもドレーン油を効率よく排出することができる。しかし上部に向かって開口する場合、ドレーン口から異物が落下侵入し易くなる為、ドレーン口を側方に向かって開口しキー溝をと連通した方がドレーン油を効率よく排出できながら異物の侵入も抑制でき、潤滑油の汚染を最小限に抑えることができる為より良い。
ここで、ドレーン油路21dとキー溝穴21gとの隔壁21hは図示点線で示す一部分が除去されており、かかる除去部分21hhでドレーン油路21dとキー溝穴21gとが連通されているが、残りの隔壁先端部分21ha及び隔壁角部分21hbも除去すればドレーン油路21dの油路断面積をさらに広げることができる。しかし、図6(A)に示すリアボディ21の上には図6(B)に示すセパレートプレート24が合わされ、さらにこのセパレートプレート24の上には図6(C)に示すミドルボディ22が合わされる。そして、これらが組み合わされたとき、図7に示すように、リアボディ21の隔壁先端部分21ha及び隔壁角部分21hb(図6(A)の黒塗り部分)の上にはセパレートプレート24の一部分24a,24b(図6(B)の黒塗り部分)が位置し、セパレートプレート24の一部分24a,24bの上にはミドルボディ22の油路22aを形成する壁部22cの一部分22ca,22cb(図6(C)の黒塗り部分)が位置している。すなわち、隔壁先端部分21ha及び隔壁角部分21hbは、リアボディ21と対になるミドルボディ22に形成された油路22aを形成する壁部22cの一部分22ca,22cbとセパレートプレート24の一部分24a,24bを挟んで対向している。
この部分を側方から見ると、図8(A)に示すように、セパレートプレート24の一部分24a(24b)は、リアボディ21の隔壁先端部分21ha(隔壁角部分21hb)とミドルボディ22の隔壁22cの一部分22ca(22cb)とにより両側から挟み込まれて支持されている。しかし、隔壁先端部分21ha(隔壁角部分21hb)を除去した場合は、図8(B)に示すように、セパレートプレート24の一部分24a(24b)は、ミドルボディ22の隔壁22cの一部分22ca(22cb)のみにより片側から支持されることになる。図8(B)の場合はセパレートプレート24の一部分24a(24b)が油路22aを流れる潤滑油の油圧により撓んで隣接する油路22aへの油漏れが発生するおそれがあるが、図8(A)の場合はセパレートプレート24の一部分24a(24b)がドレーン油路21dもしくは油路22aを流れる潤滑油の油圧により撓むことは無く、ドレーン油路21dもしくは油路22aからの油漏れを防止することができる。よって、ドレーン油路とキー溝を連通する(連通路を形成する)隔壁はセパレートプレート24の一部分24a(24b)を支持可能な部分を残した隔壁21hとする必要があり、これによりセパレートプレート24で画成されているドレーン油路21dに対向する油路22aからの油漏れを防止することができる。
なお、上述した実施形態では、ドレーン油路21dに連通する穴としてキー溝穴21gについて説明したが、図9に示すような各ボディ21,22,23及び各セパレートプレート24,25を締結して一体化する位置決め用ボルト26や図略の固定用ボルトを挿通するボルト穴21iであってもドレーン油路21dに隣接するときは、ボルト穴21iとドレーン油路21dとの隔壁21jのうちセパレートプレート24の一部分を支持可能な部分を残して他の部分を除去することによりドレーン油路21dと連通することができ、キー溝穴21gと同様の効果を得ることができる。そして、このボルト穴21iも大気に連通しているため、キー溝穴21gと同様の効果を得ることができる。また、圧力調整弁8として流体トルクコンバータ11の供給圧力を制御するチェック弁について説明したが、自動変速機10のクラッチやブレーキに供給される油圧を制御するソレノイド圧力調整弁のドレーン油路に適用しても良く、その場合にも大流量のドレーン油を効率良く排出することができる。また、ソレノイドのドレーン油路に配置される弁、特に複数のソレノイドのドレーン油路が連結したドレーン油路に配置される弁にも適用可能である。また、スプールタイプの弁8bを有する圧力調整弁8について説明したが、ボールタイプの弁を有する圧力調整弁のドレーン油路に適用しても良い。
本発明の実施形態に係る自動変速機の油圧制御装置の回路図である。 図1の油圧制御装置のバルブボディの側面図である。 図2のバルブボディの平面図である。 図2のバルブボディのA−A線側面断面図である。 リアボディの一部を示す平面図である。 (A)はリアボディの一部を示す平面図、(B)は(A)のリアボディの一部に合わされるセパレートプレートの一部を示す平面図、(C)は(B)のセパレートプレートの一部に合わされるミドルボディの一部を示す平面図である。 図6のリアボディの一部とセパレートプレートの一部とミドルボディの一部を組み合わせたときの透視平面図である。 (A)は図7のドレーン油路とキー溝穴との隔壁の側面断面図、(B)は(A)との比較のための側面断面図である。 本発明をドレーン油路とボルト穴との隔壁に適用する場合の平面図である。
符号の説明
1…油圧制御装置、2…ロックアップコントロールバルブ、3…ロックアップ用リニアソレノイドバルブ、8…圧力調整弁、10…自動変速機、11…流体トルクコンバータ、12…ロックアップクラッチ、20…バルブボディ、21…リアボディ、21c…弁孔、21d…ドレーン油路、21e…ドレーン口、21g…キー溝穴、21h…隔壁、21ha…隔壁先端部分、21hb…隔壁角部分、21i…ボルト穴、21j…隔壁、21k…ドレーンポート、22…ミドルボディ、23…フロントボディ、24,25…セパレートプレート。

Claims (5)

  1. 駆動源の出力回転を変速する自動変速機を油圧制御する油圧制御装置において、
    バルブボディと、該バルブボディに配置されたドレーンポートを有する弁と、前記バルブボディに形成されたドレーン口と、前記ドレーンポートと前記ドレーン口を連通するドレーン油路と、該ドレーン油路に隣接して大気に連通する前記バルブボディに穿設された穴を有し、前記ドレーン油路と前記穴が連通していることを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  2. 請求項1において、前記弁は、流体トルクコンバータの供給圧力を制御するチェック弁であることを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  3. 請求項1又は2において、前記バルブボディは前記自動変速機に横付けで配置され、前記弁は該バルブボディ上部に配置され、前記ドレーン口が前記バルブボディの側方に開口するように形成されていることを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかにおいて、前記穴は、バルブ孔からのバルブの抜けを防止するキーを挿通するキー溝穴、もしくは前記バルブボディを固定するボルトを挿通するボルト穴であることを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の油圧制御装置は、前記バルブボディと、該バルブボディと対になるバルブボディとでセパレートプレートを挟むことにより油圧回路を形成し、前記バルブボディに形成された前記ドレーン油路と前記穴を隔てる隔壁は、前記対になるバルブボディに形成された油路を形成する壁部と前記セパレートプレートを挟んで対向することを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
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