JP2010053723A - 排気浄化装置 - Google Patents

排気浄化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010053723A
JP2010053723A JP2008217446A JP2008217446A JP2010053723A JP 2010053723 A JP2010053723 A JP 2010053723A JP 2008217446 A JP2008217446 A JP 2008217446A JP 2008217446 A JP2008217446 A JP 2008217446A JP 2010053723 A JP2010053723 A JP 2010053723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
regeneration
hydraulic pump
load
exhaust gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008217446A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Masuda
宏司 増田
Michihiko Hara
道彦 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP2008217446A priority Critical patent/JP2010053723A/ja
Priority to PCT/JP2009/060357 priority patent/WO2010024013A1/ja
Publication of JP2010053723A publication Critical patent/JP2010053723A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0858Arrangement of component parts installed on superstructures not otherwise provided for, e.g. electric components, fenders, air-conditioning units
    • E02F9/0866Engine compartment, e.g. heat exchangers, exhaust filters, cooling devices, silencers, mufflers, position of hydraulic pumps in the engine compartment
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • E02F9/2264Arrangements or adaptations of elements for hydraulic drives
    • E02F9/2267Valves or distributors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/02Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust
    • F01N3/021Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters
    • F01N3/023Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters using means for regenerating the filters, e.g. by burning trapped particles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N9/00Electrical control of exhaust gas treating apparatus
    • F01N9/002Electrical control of exhaust gas treating apparatus of filter regeneration, e.g. detection of clogging
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)

Abstract

【課題】部品点数を省き、エンジンの配置を変更する必要がなく、排気ガスを均一に浄化することができる排気浄化装置を提供する。
【解決手段】作業機を駆動させる作業機用油圧ポンプ50を具備するエンジン2の排気浄化装置1であって、パティキュレートフィルタ10を具備し、該パティキュレートフィルタ10に溜まったパティキュレートを強制的に再生する再生用負荷装置60を具備する排気浄化装置1において、前記再生用負荷装置60である圧力調整弁61は、作業機用油圧ポンプ50内に組み込んで一体に設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディーゼルエンジンのような内燃機関において、排気ガスを浄化処理するための排気浄化装置に関する。
従来、エンジンから排出される排気ガス中に含まれるパティキュレートを捕集する技術として、エンジンの排気通路途中にパティキュレートフィルタを有するエンジン用排気浄化装置を装備することが知られている。前記パティキュレートフィルタは、セラミック等からなる多孔質のハニカム構造となっており、格子状に区画された各流路の入口が交互に目封じされ、入口が目封じされていない流路については、その出口が目封じされるように構成され、各流路を区画する多孔質壁を透過した排気ガスのみが下流へ排出される。
排気ガスは、前記多孔質壁を透過する際に、排気ガス中のパティキュレートが多孔質壁内部に捕集されることで浄化されるが、前記多孔質壁内部にパティキュレートが堆積していくため、排気抵抗の増加やパティキュレートの入口側と出口側との差圧の上昇が発生し、エンジンの性能に影響を及ぼす。よって、パティキュレートフィルタがこのような状態に至る前に、パティキュレートを燃焼除去する技術は公知となっている。
しかし、エンジンの負荷が小さく排気ガスの温度が低い場合、パティキュレートが燃焼除去されないという問題があった。
そこで、パティキュレートフィルタに堆積したパティキュレートを除去して、パティキュレートフィルタのパティキュレート捕集能力を回復させる、言い換えればパティキュレートフィルタを再生させる技術は公知となっている。例えば、エンジンの排気経路のうち酸化触媒付きフィルタの上流側に電熱式のヒータを設け、酸化触媒付きフィルタに導かれる排気ガス温度をヒータ加熱にして上昇させる技術が公知となっている(特許文献1参照)。
特開2001−280121号公報
しかし、従来の構成では、排気ガス消音のための専用のヒータが必要であるため、部品点数が嵩み、場所を取るためエンジンの配置を変更しなければならず、コスト上昇の一因となる問題があった。また。ヒータによる排気ガスの加熱が局部的とならざるを得ず、排気ガスを一様に過熱できないから、排気ガスを均一に浄化できないことがあった。
本発明はかかる課題に鑑み、部品点数を省き、エンジンの配置を変更する必要がなく、排気ガスを均一に浄化することができる排気浄化装置を提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、作業機を駆動させる作業機用油圧ポンプを具備するエンジンの排気浄化装置であって、パティキュレートフィルタを具備し、該パティキュレートフィルタに溜まったパティキュレートを強制的に再生する再生用負荷装置を具備する排気浄化装置において、前記再生用負荷装置は、作業機用油圧ポンプ内に組み込んで一体に設けたものである。
請求項2においては、前記再生用負荷装置は、作業機用油圧ポンプの油圧出口側に別体で設けたものである。
請求項3においては、パティキュレートフィルタを具備し、該パティキュレートフィルタに溜まったパティキュレートを強制的に再生する再生用負荷装置を具備する排気浄化装置において、前記再生用負荷装置は再生用負荷ユニットで構成し、該再生用負荷ユニットは、再生用油圧ポンプ、圧力調整弁、及び圧力制御弁を具備するものである。
請求項4においては、前記再生用負荷ユニットをエンジンの側面部に設けたギヤケース内に配設したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、排気ガスを均一に浄化することが可能となる。また、作業機用油圧ポンプに再生用負荷装置を一体に組み込むことでスペースを省くことが可能となり、コンパクトな構成とすることができる。
請求項2においては、再生用負荷装置を別体で設けているので、前記再生用負荷装置を必要としない場合には取り外すことが可能となり、その他の作業機用油圧ポンプの構造を共通にすることができる。
請求項3においては、作業機用油圧ポンプを有さないエンジンについても、再生用負荷ユニットによって負荷を与えることができる。
請求項4においては、作業機用油圧ポンプを有さないエンジンについても、再生用負荷ユニットによって負荷を与えることができる。また、ギヤケース内に配設することにより、他のPTOの配置に影響を与えずに負荷をかけることが可能となる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係るエンジン及び排気浄化装置の全体的な構成を示した機能ブロック図、図2は作業機用油圧ポンプ及び油圧調整弁を示した断面図、図3は作業機用油圧ポンプ及び油圧調整弁を示した油圧回路図、図4は別実施例にかかるエンジン及び排気浄化装置の全体的な構成を示した機能ブロック図、図5は別実施例にかかる作業機用油圧ポンプ及び油圧調整弁を示した断面図、図6は別実施例にかかる作業機用油圧ポンプ及び油圧調整弁を示した油圧回路図、図7は別実施例に係るエンジン及び排気浄化装置の全体的な構成を示した機能ブロック図、図8は再生用負荷ユニットを示した断面図、図9は再生用負荷ユニットを示した油圧回路図、図10は別実施例に係るエンジン及び排気浄化装置の全体的な構成を示した機能ブロック図、図11はエンジン負荷とエンジン回転数との関係を示す説明図、図12はフィルタ再生制御のフローチャート図である。
以下に、図1を用いて本発明に係るエンジン用排気浄化装置の実施の一形態である排気浄化装置1について説明する。
[排気浄化装置の構成]
図1に示すように、エンジン用排気浄化装置1は、本発明におけるエンジンの実施の一形態であるエンジン2に具備される。排気浄化装置1は、エンジン2で発生した排気ガスを浄化し、排出するものである。
エンジン用排気浄化装置1は、パティキュレートフィルタ10、検出手段20、コントローラ21、通知手段40等を具備する。
パティキュレートフィルタ10は、エンジン2の排気経路2bに配設され、排気ガス中のパティキュレート(炭素質からなる煤、高沸点炭化水素成分(SOF)等)を除去するものである。パティキュレートフィルタ10は、具体的にはセラミック等の多孔質壁からなるハニカム構造であり、排気ガスは必ず前記多孔質壁を透過した後に排出されよう構成される。排気ガスは前記多孔質壁を通過する際に、前記多孔質壁に排気ガス中のパティキュレートを捕集される。その結果、排気ガスからパティキュレートが除去される。
検出手段20は、パティキュレートフィルタ10の上流側と下流側の排気圧力や排気温度等を検出するものである。検出手段20は、具体的にはパティキュレートフィルタ10の出口側に配設された圧力センサ20a、パティキュレートフィルタ10の排気ガス温度を検出する温度センサ20b、エンジン回転数を検出するエンジン回転センサ20d、燃料噴射量を検出するラック位置センサ20e等で構成され、コントローラ21と接続される。
コントローラ21は、検出手段20、通知手段40、後述する再生用負荷装置60、エンジン制御部等と接続されている。前記コントローラ21は主として記憶部22、演算部等からなり、記憶部22は、各種制御プログラムを格納するROM及びデータ格納やプログラム実行のためのワークエリアとして利用されるRAM等により構成される。
前記コントローラ21は、検出手段20により検出されたパティキュレートフィルタ10の圧力等からパティキュレートフィルタ10の詰まり状態を演算し、パティキュレートフィルタ10に堆積したパティキュレートの除去が必要か否か判定する。
燃料噴射弁32・32・・・は、電磁弁等で構成され、エンジン2に構成される複数のシリンダ内へ直接燃料を噴射するものである。シリンダ内への燃料噴射のタイミングを変更することにより、回転数やトルク等を変更可能とするとともに、排気温度の変更や排気ガスへ未燃燃料の供給が可能となる。
吸気絞り弁33は、電磁弁またはアクチュエータにより開閉される弁体を備えるもので、エンジン2の吸気経路2aに配設され、エンジン2の空気流入量を調節するものである。吸気絞り弁33の開度を変更することにより、排気ガスの排気流量、排気温度および排気速度の変更が可能となる。
通知手段40は、パティキュレートフィルタ10を再生しているかを通知する手段であり、再生開始前に通知したり、再生方法を通知したりする。通知手段40は、モニター等の視覚通知手段42またはスピーカ等の聴覚通知手段43からなり、コントローラ21と接続される。
また、前記エンジン2には、油圧負荷機構の一例として、前記エンジン2における出力軸の回転動力にて駆動する作業機用油圧ポンプ50が設けられている。作業機用油圧ポンプ50は、例えば油圧式昇降機構のような油圧機器内にある作業機用油圧回路52に作動油を供給するものである。
図2及び図3に示すように、前記作業機用油圧ポンプ50の吸引側は、作動油タンク51に接続されており、前記作業機用油圧ポンプ50の吐出側は後述する再生用負荷装置60を介して作業機用油圧回路52に接続されている。
前記再生用負荷装置60は、圧力調整弁61で構成されており、該圧力調整弁61は、前記作業機用油圧回路52側の圧力・流量を一定に保持し、作業機用油圧ポンプ50側の圧力を切り換えるためのものであり、作業機用油圧ポンプ50側で圧力上昇のない通常状態と、作業機用油圧ポンプ50側の圧力を所定圧だけ増大させる高圧状態とに切換駆動するように構成されている。
前記圧力調整弁61が作業機用油圧ポンプ50側の圧力を所定圧だけ増大させる高圧状態に切り換えられた場合、作業機用油圧ポンプ50の吐出圧力が増大しこれにともないエンジン負荷が増大する。つまり、圧力調整弁61の圧力調整にて、前記作業機用油圧ポンプ50の吐出圧力を増大させることにより、エンジン負荷を増大させてフィルタ再生制御を実行することができる。
次に、前記再生用負荷装置60である圧力調整弁61の配置について説明する。
図1に示すように前記圧力調整弁61は、作業機用油圧ポンプ50内に組み込んで該作業機用油圧ポンプ50と一体に構成されている。このように形成することにより、スペースを省くことが可能となり、コンパクトな構成とすることができる。
図2及び図3に示すように、前記作業機用油圧ポンプ50の油圧ポンプケース50a内に圧力調整弁61を設けたものである。前記圧力調整弁61は、電磁ソレノイド65、バネ66、スプール67等から構成されており、電磁ソレノイド65を切り換えることにより、通常状態または高圧状態に変化することが可能となる。
また、図4に示すように、再生用負荷装置60は作業機用油圧ポンプ50の油圧出口50b側に別体で設ける構成とすることもできる。このように構成することにより、前記再生用負荷装置60を必要としない場合には取り外すことが可能となり、その他の作業機用油圧ポンプ50の構造を共通にすることができる。
図5及び図6に示すように、作業機用油圧ポンプ50の油圧出口50b側に圧力調整弁用ケース61aを着脱可能に設けて、該圧力調整弁用ケース61aの内部には前記圧力調整弁61が設けられる。圧力調整弁61の構成は実施例1と同様であるので説明を省略する。
また、図7に示すように、再生用負荷装置60を再生用負荷ユニット71で構成することも可能である。このように構成することにより、作業機用油圧ポンプ50を有さないエンジン2についても、再生用負荷ユニット71によって負荷を与えることができる。
図8及び図9に示すように、再生用負荷ユニット71は作業機用油圧ポンプ50とは別に、再生用油圧ポンプ72、圧力調整弁73、圧力制御弁としての絞り弁74等を有している。また、前記圧力調整弁73は、電磁ソレノイド75、バネ76、スプール77等から構成されており、電磁ソレノイド75を切り換えることにより、通常状態または高圧状態に変化することが可能となる。前記圧力調整弁73及び前記絞り弁74を移動させることにより、圧油を完全に遮断することが可能となる。
また、図10に示すように、前記再生用負荷装置60を再生用負荷ユニット71で構成し、エンジン2の動力を作業機に伝達するギヤケース2c内に設けることも可能である。前記ギヤケース2cはエンジン2の側面部に設けたものである。このように構成することにより、作業機用油圧ポンプ50を有さないエンジン2についても、再生用負荷ユニット71によって負荷を与えることができる。また、ギヤケース2c内に配設することにより、他のPTOの配置に影響を与えずに負荷をかけることが可能となる。
[フィルタ再生制御]
次に、図11及び図12を用いてフィルタ再生制御の一例について説明する。なお、圧力調整弁61作動のトリガーとなる基準負荷値Lsは、コントローラ21の記憶部22に記憶させる等して、予め設定されているものとする。ここで、エンジン2の負荷値とは、ラック位置センサ20eにて検出されたエンジン負荷が最高のときを100%として、作業中のエンジン負荷の比率を算出したものであり、アイドリング状態の負荷率が0になる。
図11に示す説明図は、エンジン2の駆動時おけるエンジン回転数とエンジン負荷との関係を表した負荷パターンの図であり、記憶部22に記憶されている。図11では、エンジン回転数を横軸にとり、ラック位置と相関関係にあるエンジン負荷を縦軸にとっている。この場合、基準負荷値LsはL=Lsの水平な直線で表されている。
本実施形態の負荷パターンLPは上向き凸の線で囲まれた領域であり、排気ガス温度が再生可能温度の場合におけるエンジン回転数Rとエンジン負荷Lとの関係を表した境界ラインBLにて上下に分断される。境界ラインBLを挟んで上側の領域は、フィルタ本体に堆積したパティキュレートを除去できる再生可能領域であり、下側の領域は、パティキュレートが除去されずにフィルタ本体に堆積する再生不能領域である。
次に図12に示すフローチャートを用いて、実施例1の再生用負荷装置60である圧力調整弁61を用いたフィルタ再生制御の流れを説明する。まず、スタートに続いて、記憶部22に予め記憶させた基準負荷値Lsと、ラック位置センサ20eの検出値であるエンジン負荷L1と、エンジン回転センサ20dの検出値であるエンジン回転数R1と、記憶部22に予め記憶された基準圧力値Psと、圧力センサ20aの検出値Pとを読み込み(ステップS10)、基準圧力値Psと圧力センサ20aの検出値Pとの圧力差の大小から、エンジン出力に支障をきたすほどパティキュレートフィルタ10にパティキュレートが堆積しているか否かを判別する(ステップS20)。
パティキュレートフィルタ10にパティキュレートが堆積していなければ、そのままリターンする。パティキュレートフィルタ10にパティキュレートが堆積していれば、パティキュレートフィルタ10内の流通抵抗が増大してエンジン出力の低下をもたらす。そこで、現時点のエンジン負荷L1が基準負荷値Ls以下か否かを判別する(ステップS30)。
現時点のエンジン負荷L1が基準負荷値Ls以下であれば、現時点のエンジン負荷L1は再生不能領域にある可能性が高く、パティキュレートが除去されずにパティキュレートフィルタ10に堆積する状態と言える。そこで、コントローラ21は、電磁ソレノイド65を励磁させて、圧力調整弁61を高圧状態に切換駆動させる(ステップS40)。
前記圧力調整弁61が高圧状態に切換駆動されることにより、作業機用油圧ポンプ50に再生用負荷がかかり、作業機用油圧ポンプ50の吐出圧力が増大する。そして、作業機用油圧ポンプ50の吐出圧力の増大に伴い、エンジン負荷L1が境界ラインBLを超えて前記所定圧に対応する再生用負荷ΔLだけ増大し、エンジン負荷L2(L2=L1+ΔL)となる。それとともに、設定回転数を維持するためにエンジン出力が増大して、排気ガス温度が上昇する。
その結果、排気ガスがパティキュレートフィルタ10を通過するに際して、排気ガス温度が再生可能温度を越えるため、パティキュレートフィルタ10に堆積したパティキュレートが除去され、パティキュレートフィルタ10のパティキュレート捕集能力が回復することになる。
前記圧力調整弁61を高圧状態に切換駆動した後は、ラック位置センサ20eの検出値L2´と、圧力センサ20aの検出値P´とを再び読み込み(ステップS50)、エンジン負荷L2´が基準負荷値Lsを超えたか否かを判別する(ステップS60)。
前記エンジン負荷L2´が基準負荷値Lsを超えていなければ、圧力調整弁61による圧力調整を継続するためステップS50に戻る。エンジン負荷L2´が基準負荷値Lsを越えていれば再生用負荷がなくても、例えばパワーステアリング機構を駆動させるのに要する負荷の総和だけで、再生可能領域に達している可能性が高い状態だと言える。そこで圧力調整弁61による作業機用油圧ポンプ50の吐出圧力増大を解除させるために、圧力調整弁61を平常状態に切換駆動させる(ステップS70)。
このように制御することにより、圧力センサ20aの検出情報に基づく圧力調整弁61の圧力調整によって、作業機用油圧ポンプ50の吐出圧力を増大させることにより、エンジン負荷を増大させる結果、排気ガス温度が上昇するから、例えば、現時点のエンジン負荷L1が再生不能領域であって、パティキュレートが除去されずにパティキュレートフィルタ10に堆積する状態であったとしても、排気ガス温度を再生可能温度以上に上昇させてパティキュレートを除去でき、エンジン2の駆動状態に関わらず、フィルタ本体のパティキュレート捕集能力を確実に回復できる。
また、作業機用油圧ポンプ50の吐出圧力を調整する圧力調整弁61は、エンジン負荷が基準負荷値Ls以下の場合に作動するから、例えば現時点のエンジン負荷L1が再生可能領域にあって、パティキュレートフィルタ10に堆積したパティキュレートがそのまま除去される状態では、圧力調整弁61は通常状態に維持され、作業機用油圧ポンプ50からエンジン2に過剰な負荷がかかることはない。すなわち、フィルタ再生制御に伴う燃費の悪化を抑制できる。
更にエンジン負荷が基準負荷値Lsを越えた場合は、圧力調整弁61の圧力調整が解除されるから、作業機用油圧ポンプ50の負荷に起因して、エンジン2に過剰な負荷がかかることはない。したがって、作業機用油圧ポンプ50への再生用負荷に起因するエンジンストールを確実に抑制できるものでありながら、エネルギー損失を低減してエンジン出力を効率よく利用できる。
以上のように、前記排気浄化装置1は、作業機を駆動させる作業機用油圧ポンプ50を具備するエンジン2の排気浄化装置1であって、パティキュレートフィルタ10を具備し、該パティキュレートフィルタ10に溜まったパティキュレートを強制的に再生する再生用負荷装置60を具備する排気浄化装置1において、前記再生用負荷装置60である圧力調整弁61は、作業機用油圧ポンプ50内に組み込んで一体に設けたものである。このように構成することにより、排気ガスを均一に浄化することが可能となる。また、作業機用油圧ポンプ50に再生用負荷装置60である圧力調整弁61を一体に組み込むことでスペースを省くことが可能となり、コンパクトな構成とすることができる。
また、前記圧力調整弁61は、作業機用油圧ポンプ50の油圧出口50b側に別体で設けたものである。このように構成することにより、圧力調整弁61を別体で設けているので、前記圧力調整弁61を必要としない場合には取り外すことが可能となり、その他の作業機用油圧ポンプ50の構造を共通にすることができる。
また、パティキュレートフィルタ10を具備し、該パティキュレートフィルタ10に溜まったパティキュレートを強制的に再生する再生用負荷装置60を具備する排気浄化装置1において、前記再生用負荷装置60は、再生用負荷ユニット71で構成し、該再生用負荷ユニット71は、再生用油圧ポンプ72、圧力調整弁73、及び絞り弁74を具備するものである。このように構成することにより、作業機用油圧ポンプ50を有さないエンジン2についても、再生用負荷ユニット71によって負荷を与えることができる。
また、前記再生用負荷ユニット71をエンジン2の側面部に設けたギヤケース2c内に配設したものである。このように構成することにより、作業機用油圧ポンプ50を有さないエンジン2についても、再生用負荷ユニット71によって負荷を与えることができる。また、ギヤケース2c内に配設することにより、他のPTOの配置に影響を与えずに負荷をかけることが可能となる。
本発明の一実施例に係るエンジン及び排気浄化装置の全体的な構成を示した機能ブロック図。 作業機用油圧ポンプ及び油圧調整弁を示した断面図。 作業機用油圧ポンプ及び油圧調整弁を示した油圧回路図。 別実施例にかかるエンジン及び排気浄化装置の全体的な構成を示した機能ブロック図。 別実施例にかかる作業機用油圧ポンプ及び油圧調整弁を示した断面図。 別実施例にかかる作業機用油圧ポンプ及び油圧調整弁を示した油圧回路図。 別実施例に係るエンジン及び排気浄化装置の全体的な構成を示した機能ブロック図。 再生用負荷ユニットを示した断面図。 再生用負荷ユニットを示した油圧回路図。 別実施例に係るエンジン及び排気浄化装置の全体的な構成を示した機能ブロック図。 エンジン負荷とエンジン回転数との関係を示す説明図。 フィルタ再生制御のフローチャート図。
符号の説明
1 排気浄化装置
2 エンジン
2c ギヤケース
10 パティキュレートフィルタ
50 作業機用油圧ポンプ
60 再生用負荷装置
61 圧力調整弁
71 再生用負荷ユニット
72 再生用油圧ポンプ
73 圧力調整弁
74 絞り弁

Claims (4)

  1. 作業機を駆動させる作業機用油圧ポンプを具備するエンジンの排気浄化装置であって、パティキュレートフィルタを具備し、該パティキュレートフィルタに溜まったパティキュレートを強制的に再生する再生用負荷装置を具備する排気浄化装置において、前記再生用負荷装置は、作業機用油圧ポンプ内に組み込んで一体に設けたことを特徴とする排気浄化装置。
  2. 前記再生用負荷装置は、作業機用油圧ポンプの油圧出口側に別体で設けたことを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装置。
  3. パティキュレートフィルタを具備し、該パティキュレートフィルタに溜まったパティキュレートを強制的に再生する再生用負荷装置を具備する排気浄化装置において、前記再生用負荷装置は再生用負荷ユニットで構成し、該再生用負荷ユニットは、再生用油圧ポンプ、圧力調整弁、及び圧力制御弁を具備することを特徴とする排気浄化装置。
  4. 前記再生用負荷ユニットをエンジンの側面部に設けたギヤケース内に配設したことを特徴とする請求項3に記載の排気浄化装置。
JP2008217446A 2008-08-26 2008-08-26 排気浄化装置 Pending JP2010053723A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008217446A JP2010053723A (ja) 2008-08-26 2008-08-26 排気浄化装置
PCT/JP2009/060357 WO2010024013A1 (ja) 2008-08-26 2009-06-05 排気浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008217446A JP2010053723A (ja) 2008-08-26 2008-08-26 排気浄化装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013008827A Division JP5588027B2 (ja) 2013-01-21 2013-01-21 エンジン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010053723A true JP2010053723A (ja) 2010-03-11

Family

ID=41721189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008217446A Pending JP2010053723A (ja) 2008-08-26 2008-08-26 排気浄化装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2010053723A (ja)
WO (1) WO2010024013A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011256767A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Yanmar Co Ltd 作業機の排気ガス浄化システム
WO2012122756A1 (zh) * 2011-03-17 2012-09-20 湖南三一智能控制设备有限公司 一种工程机械后处理再生控制方法及装置
JP2012246868A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧式作業機械の排出ガス後処理装置の再生制御装置
JP2014190287A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Hino Motors Ltd 排気浄化装置
US9233334B2 (en) 2013-02-28 2016-01-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Byproducts treating device and a facility for manufacturing semiconductor devices having the byproducts treating device
CN117442985A (zh) * 2023-11-15 2024-01-26 东营联合石化有限责任公司 一种硫磺加工溶剂再生塔

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9175456B2 (en) * 2010-06-22 2015-11-03 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Hydraulic control device for working vehicle
KR101955533B1 (ko) * 2012-10-16 2019-03-07 주식회사 두산 Dpf의 다단 재생장치 및 재생방법
JP2014206222A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 株式会社竹内製作所 油圧駆動装置および油圧駆動方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000104855A (ja) * 1998-09-28 2000-04-11 Komatsu Ltd 絞り弁
JP2003003833A (ja) * 2001-06-26 2003-01-08 Isuzu Motors Ltd 連続再生型ディーゼルパティキュレートフィルタ装置の再生制御方法
JP2005337062A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Toyota Industries Corp 排ガス浄化フィルタ再生装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63297722A (ja) * 1987-05-29 1988-12-05 Toyota Autom Loom Works Ltd ディ−ゼル排気浄化装置の再生方法
JP3818413B2 (ja) * 1998-09-21 2006-09-06 株式会社小松製作所 油圧駆動走行体の走行曲がり補正装置
JP2005069148A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Toyota Industries Corp ディーゼルエンジン用排気ガス浄化フィルタの再生装置及びディーゼルエンジンシステム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000104855A (ja) * 1998-09-28 2000-04-11 Komatsu Ltd 絞り弁
JP2003003833A (ja) * 2001-06-26 2003-01-08 Isuzu Motors Ltd 連続再生型ディーゼルパティキュレートフィルタ装置の再生制御方法
JP2005337062A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Toyota Industries Corp 排ガス浄化フィルタ再生装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011256767A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Yanmar Co Ltd 作業機の排気ガス浄化システム
WO2012122756A1 (zh) * 2011-03-17 2012-09-20 湖南三一智能控制设备有限公司 一种工程机械后处理再生控制方法及装置
JP2012246868A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧式作業機械の排出ガス後処理装置の再生制御装置
US9233334B2 (en) 2013-02-28 2016-01-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Byproducts treating device and a facility for manufacturing semiconductor devices having the byproducts treating device
JP2014190287A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Hino Motors Ltd 排気浄化装置
CN117442985A (zh) * 2023-11-15 2024-01-26 东营联合石化有限责任公司 一种硫磺加工溶剂再生塔

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010024013A1 (ja) 2010-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5101436B2 (ja) ディーゼルエンジン
WO2010024013A1 (ja) 排気浄化装置
JP2008180154A (ja) 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム
JP2008215165A (ja) 排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化システム
WO2010026813A1 (ja) ディーゼルエンジン
JP2009257264A (ja) 排気浄化装置
JP5999264B2 (ja) 内燃機関の制御方法
JP2015010470A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2005337062A (ja) 排ガス浄化フィルタ再生装置
JP2009257220A (ja) ディーゼルエンジン用排気浄化装置
JP2015031166A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP5588027B2 (ja) エンジン
JP2006274907A (ja) 排気浄化装置
JP2012002066A (ja) 排気ガス浄化システム
JP2008215264A (ja) ディーゼルエンジン制御方法
JP2007332906A (ja) 内燃機関のdpf再生装置
JP5613477B2 (ja) パティキュレートフィルタの再生装置
JP2006118461A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP5731047B2 (ja) エンジン装置
JP5739605B2 (ja) エンジンの排気浄化システム
JP2011127518A (ja) エンジン装置
JP5540130B2 (ja) 排気浄化装置
JP5864665B2 (ja) 排気浄化装置
JP2004190641A (ja) エンジンの排気浄化装置および排気浄化方法
JP2010209899A (ja) ディーゼルエンジンの排気ガス浄化システムおよび排気ガスフィルタの再生方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130723

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130924

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140401