JP2010053613A - 浴室用床パネル - Google Patents
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Abstract
【課題】床表面に親水性塗料をコーティングすることで、水玉状の残水が発生することを防止でき、且つ洗い場床と壁パネルとの間を止水するためのシリコンが長期にわたって剥がれにくい浴室用床パネルを提供する。
【解決手段】ユニットバスの一部として組み込まれる浴室用床パネルであって、前記浴室用床パネルの外周部に形成された壁パネルを載置するための壁載部と、前記壁載部に壁パネルが設置された状態で、前記壁パネル下端と前記床パネル上面との間を水密的に塞ぐためのシリコンが充填されるシリコン充填部と、を備え、前記床パネルの表面には、前記シリコン充填部と接触しないように親水性塗料がコーティングされていることを特徴とする浴室用床パネル。。
【選択図】図2
【解決手段】ユニットバスの一部として組み込まれる浴室用床パネルであって、前記浴室用床パネルの外周部に形成された壁パネルを載置するための壁載部と、前記壁載部に壁パネルが設置された状態で、前記壁パネル下端と前記床パネル上面との間を水密的に塞ぐためのシリコンが充填されるシリコン充填部と、を備え、前記床パネルの表面には、前記シリコン充填部と接触しないように親水性塗料がコーティングされていることを特徴とする浴室用床パネル。。
【選択図】図2
Description
本発明は、浴室用床パネルに関する。
入浴行為などで浴室を使用した後に、洗い場床の表面に水玉状の残水が発生することを防止するために、洗い場床の表面に親水性塗料をコーティングする技術が開示されている(特許文献1参照)。親水性塗料をコーティングすることにより、水に対する濡れ性を高めることができる。
特開2003−213897号公報
特開2003−74174号公報
しかしながら、親水性塗料がコーティングされている部分に、シリコンを塗布した場合、シリコンに水がかかると、シリコンが剥がれる場合がある。シリコンが剥がれると、止水性が失われるため、本来、止水しなければならない部分に水が浸入することとなり好ましくない。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、床表面に親水性塗料をコーティングすることで、水玉状の残水が発生することを防止でき、且つ洗い場床と壁パネルとの間を止水するためのシリコンが長期にわたって剥がれにくい浴室用床パネルを提供する。
本発明の一態様によれば、ユニットバスの一部として組み込まれる浴室用床パネルであって、前記浴室用床パネルの外周部に形成された壁パネルを載置するための壁載部と、前記壁載部に壁パネルが設置された状態で、前記壁パネル下端と前記床パネル上面との間を水密的に塞ぐためのシリコンが充填されるシリコン充填部と、を備え、前記床パネルの表面には、前記シリコン充填部と接触しないように親水性塗料がコーティングされていることを特徴とする浴室用床パネルが提供される。
また、本発明の一態様によれば、ユニットバスの一部として組み込まれる浴室用床パネルであって、前記浴室用床パネルの外周部に形成された壁パネルを載置するための壁載部と、前記壁載部に壁パネルが設置された状態で、前記壁パネルと前記床パネル表面との間を水密的に塞ぐためのシリコンが充填されるシリコン充填部と、を備え、前記シリコン充填部および前記シリコン充填部より内方側に位置する床パネルの表面には親水性塗料で形成されたコーティング部が形成されており、前記シリコン充填部上には、前記シリコンとの密着性を高めるための処理剤が前記コーティング部を覆うように塗布されていることを特徴とする浴室用床パネルが提供される。
本発明によれば、床表面に親水性塗料をコーティングすることで、水玉状の残水が発生することを防止でき、且つ洗い場床と壁パネルとの間を止水するためのシリコンが長期にわたって剥がれにくい浴室用床パネルが提供される。
本発明における第1の発明は、ユニットバスの一部として組み込まれる浴室用床パネルであって、前記浴室用床パネルの外周部に形成された壁パネルを載置するための壁載部と、前記壁載部に壁パネルが設置された状態で、前記壁パネル下端と前記床パネル上面との間を水密的に塞ぐためのシリコンが充填されるシリコン充填部と、を備え、前記床パネルの表面には、前記シリコン充填部と接触しないように親水性塗料がコーティングされていることを特徴とする浴室用床パネルである。
親水性塗料がコーティングされていない床パネルの表面は撥水性を呈している。これは、ユニットバスに用いられる床パネルとしての防水性、耐水性、耐磨耗性、耐衝撃性、耐薬品性などの基本性能を満足するための材料としてFRP(Fiber Reinforced Plastic)が用いられているからである。表面が撥水性を呈する床パネルは、入浴行為などで使用した水が、水玉状になって残る。水玉状の残水は、表面積の割に体積が大きいため、翌朝になっても、乾燥していないことがある。
一方、本発明のように、床パネルの表面に親水性塗料をコーティングすることで、床パネルの表面には水玉状の残水が発生しにくくなる。親水性塗料の具体例としては、例えば、−OH、−O−、−NHCO−、−CONH2、−COOH、−SO3H、−OPO(OH)2、−NH2、−NH−、−NR2等の親水性基をもつポリマーと溶媒とから構成される親水性塗料が挙げられる。
また、床パネル上面と壁パネル下端との間には、その隙間を止水するためにシリコンを塗布する必要がある。シリコンが塗布される床パネルの表面を、シリコン充填部とする。シリコン充填部に親水性塗料がコーティングされていると、硬化したシリコンが剥がれることがある。
具体的には、液体状のシリコンを上記隙間に塗布し、10時間以上放置して硬化させる。硬化後のシリコンは乾燥(水に触れていない)状態では、手で剥がそうとしてもシリコンは剥がれない。つまり、シリコンは充分に接着されている。一方、浸水(水に触れている)状態では、シリコンとコーティング部の間に水が入り込み、シリコンを浮かび上がらせ、接着性が失われる。つまり、手で軽く引っ張っただけで、シリコンと床パネル表面との境界でシリコンが剥離してしまう。シリコンの接着性が失われると、止水性がなくなることになり、好ましくない。
上記問題に鑑み、本発明の第1の実施形態によれば、床パネルのシリコン充填部に位置する表面には、親水性塗料をコーティングしないようにした。よって、浸水状態においてもシリコンが剥がれないようにすることが可能となった。尚、床パネルのシリコン充填部は、床のベース素材(FRP)が露出することとなる。
本発明の第2の発明は、床パネルのシリコン充填部に位置する表面に、親水性塗料をコーティングした場合であっても、シリコンとの密着性を高めるための処理剤をコーティング部を覆うように塗布することで、浸水状態においてもシリコンが剥がれないようにすることが可能となる。
シリコンとの密着性を高める処理剤の主成分はウレタン系を始め、エポキシ系、シラン系等が挙げられる。
以下に、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態に係るユニットバス内の斜視図である。
ユニットバスは、FRP(Fiber Reinforced Plastic)等の撥水性を呈する床パネル5と、床パネル5の隣に隣接して設置される浴槽200と、床パネル5および浴槽200からなる外縁部に立設される壁パネル20と、壁パネル20上部に取り付けられる天井パネルとから水密的な空間が構成されている。
床パネル5の浴槽側外周部には、床パネル5上の水を集水するための縦断面視凹状の排水口部50が形成されている。床パネル5の表面は、排水口部50に向かって下り勾配となっており、床パネル5の表面に落ちた水は、勾配に沿って排水口部50に排水される。排水口部50に流入した水は、排水口部50の底面に形成された開口から排水トラップを経て、ユニットバス外部に排出される。尚、床パネル5に面する壁パネル20には水栓金具とシャワーホースとシャワーヘッドからなるシャワー装置100が取設されている。
図2に示すように、床パネル5の外周部には壁パネル20を載置するための壁載部10が形成されている。さらに、壁載部10より外方側に位置する外縁部(外側端部)には水返しとして機能する側壁25が形成されている。壁載部10は、壁載部10より内側に位置する床パネル5上面と略同一高さに形成されており、段差が形成されていない。このことにより、浴室出入口部の段差を小さくすることが可能となる。
ここで、床パネル5の表面には特定の一部を除いて、親水性塗料がコーティングされている。具体的には、床パネル表面と壁パネル下端との間の止水を取るためのシリコン充填部には、親水性塗料がコーティングされていない(親水塗料非コーティング部)。一方、ユニットバス内に面するシリコン充填部より内方側に位置する床パネル5の表面には親水性塗料がコーティングされている(親水塗料コーティング部15)。
シリコン充填部12に親水性塗料がコーティングされていない床パネル5を製造するには、予めシリコン充填部12にマスキングシートを貼着しておき、その状態で親水性塗料をコーティングすることで得られる。
このようにすることで、床パネル5の表面に親水性塗料をコーティングした場合であっても、シリコン充填部12に塗布されたシリコンが長期にわたって剥離することを防止できる。
次に、本発明における第2の実施形態について説明する。本実施形態では、床パネル5のシリコン充填部12にも親水性塗料がコーティングされている。上述したように、親水性塗料がコーティングされた部分に、シリコンを塗布すると、乾燥状態では接着されていても、水がかかるとシリコンと床パネル5表面の接着が手で軽く引っ張っただけで剥がれてしまうことがある。
本実施形態によれば、親水性塗料がコーティングされたシリコン充填部12の表面に、シリコン30との密着性を高めるための処理剤が塗布している。シリコン充填部12のみに処理剤を塗布するには、シリコン充填部12以外の床パネル5表面をマスキングシートで覆った状態にすることで製造できる。
このようにすることで、床パネル5の表面に親水性塗料をコーティングした場合であっても、シリコン充填部12のシリコン30が長期にわたって剥離することを防止できる。
5…床パネル、10…壁載部、12…シリコン充填部、15…親水塗料コーティング部、 16…親水塗料非コーティング部、 20…壁パネル、 25…側壁、30…シリコン、 50…排水口部、100…シャワー装置、200…浴槽、
Claims (2)
- ユニットバスの一部として組み込まれる浴室用床パネルであって、
前記浴室用床パネルの外周部に形成された壁パネルを載置するための壁載部と、
前記壁載部に壁パネルが設置された状態で、前記壁パネル下端と前記床パネル上面との間を水密的に塞ぐためのシリコンが充填されるシリコン充填部と、を備え、
前記床パネルの表面には、前記シリコン充填部と接触しないように親水性塗料がコーティングされていることを特徴とする浴室用床パネル。 - ユニットバスの一部として組み込まれる浴室用床パネルであって、
前記浴室用床パネルの外周部に形成された壁パネルを載置するための壁載部と、
前記壁載部に壁パネルが設置された状態で、前記壁パネルと前記床パネル表面との間を水密的に塞ぐためのシリコンが充填されるシリコン充填部と、を備え、
前記シリコン充填部および前記シリコン充填部より内方側に位置する床パネルの表面には親水性塗料で形成されたコーティング部が形成されており、
前記シリコン充填部上には、前記シリコンとの密着性を高めるための処理剤が前記コーティング部を覆うように塗布されていることを特徴とする浴室用床パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008220775A JP2010053613A (ja) | 2008-08-29 | 2008-08-29 | 浴室用床パネル |
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2000274041A (ja) * | 1999-03-24 | 2000-10-03 | Hitachi Kasei Polymer Co Ltd | サイディングボード壁材建築用変成シリコーン系シーリジグ材 |
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2008
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