JP2010052925A - 給紙カセットおよびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】設計自由度が高く、かつ用紙残量の視認性を向上させた給紙カセットおよびそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】給紙カセット10は、所定の装置本体100に着脱自在に装着され、所定の処理装置1に供給される用紙Pを貯留するものであって、カセット本体32と、カセット本体32内に配設され、用紙Pを積載しつつ、用紙Pの残量に応じて変位する用紙積載板30と、用紙積載板30の変位に連動して装置本体100の左右方向に移動することにより、用紙残量を示す残量インジケータ47と、カセット本体32に設けられ、残量インジケータ47の左右方向の移動を外部から視認することが可能なように左右方向に延びる表示窓43,44とを含む。
【選択図】図2
【解決手段】給紙カセット10は、所定の装置本体100に着脱自在に装着され、所定の処理装置1に供給される用紙Pを貯留するものであって、カセット本体32と、カセット本体32内に配設され、用紙Pを積載しつつ、用紙Pの残量に応じて変位する用紙積載板30と、用紙積載板30の変位に連動して装置本体100の左右方向に移動することにより、用紙残量を示す残量インジケータ47と、カセット本体32に設けられ、残量インジケータ47の左右方向の移動を外部から視認することが可能なように左右方向に延びる表示窓43,44とを含む。
【選択図】図2
Description
本発明は、例えば画像形成部に供給される用紙を貯留する給紙カセット、およびそれを備えた画像形成装置に関する。
プリンタ等の画像形成装置は、一般的に、装置本体に着脱自在に装着され、画像形成が施される用紙を貯留する給紙カセットと、給紙カセットから給紙される用紙に画像形成処理を施す画像形成部とを含む。画像形成処理が進むにつれ、給紙カセットに貯留されている用紙の残量は少なくなるので、用紙残量をユーザに知らせるために用紙の残量インジケータを給紙カセットに設けたものがある。
そのような残量インジケータを設けた給紙カセットとして、特許文献1のものが知られている。特許文献1の給紙カセットは、用紙が積載されると共に、用紙の残量に応じて上下方向に変位する用紙積載板と、用紙積載板の変位に連動して、用紙残量を示す残量インジケータとを含む。残量インジケータは、用紙積載板の所定位置に取り付けられた表示針を有しており、給紙カセットの前面には、表示針を外部から視認することが可能な表示窓が形成されている。表示針は、用紙積載板の上下方向の変位に従って上下方向に変位し、ユーザは、表示窓から見た表示針の上下方向における位置に基づき用紙残量を知ることができる。
特開平5−32353号公報
特許文献1の給紙カセットでは、表示窓は、残量インジケータの表示針の上下方向の変位に合わせて上下方向に延びる形状を有している。そのため、表示窓の形状に合わせて給紙カセットの寸法を上下方向において大きくとらざるを得ない。また、給紙カセットにおいて、表示窓を設けることのできる位置が限られてしまう。その結果、給紙カセットの設計の自由度が低くなる。
また、特許文献1の給紙カセットでは、画像形成装置が比較的低い位置に載置された場合、ユーザは、表示窓内の表示針を視認し難くなり、正確な用紙残量を知るためには、例えば腰をかがめて目線を表示針の位置に合わせる必要がある。このように、特許文献1の残量インジケータは、用紙残量の視認性が低い。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、設計自由度が高く、かつ用紙残量の視認性を向上させた給紙カセットおよびそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る給紙カセットは、所定の装置本体に着脱自在に装着され、所定の処理装置に供給される用紙を貯留する給紙カセットであって、カセット本体と、前記カセット本体内に配設され、用紙を積載しつつ、前記用紙の残量に応じて変位する用紙積載板と、前記用紙積載板の変位に連動して前記装置本体の左右方向に移動することにより、用紙残量を示す残量インジケータと、前記カセット本体に設けられ、前記残量インジケータの左右方向の移動を外部から視認することが可能なように左右方向に延びる表示窓とを含む。
本発明に係る給紙カセットによれば、残量インジケータを左右方向に移動するように構成し、それに合わせて表示窓を左右方向に延びるように設けているので、表示窓を上下方向に延びるように設けた従来の構成と異なり、給紙カセットの寸法を上下方向において大きくとる必要がない。その結果、給紙カセットの設計の自由度を高めることができる。
本発明の好ましい実施形態において、前記カセット本体は、前記装置本体に装着された状態で該装置本体の外装の一部を構成するカバー部材を有しており、前記カバー部材に、前記表示窓が設けられている。
この構成によれば、表示窓は、装置本体の外装の一部を構成するカバー部材に設けられているので、残量インジケータの視認性がよい。
本発明の他の好ましい実施形態において、前記カバー部材は、上方を向く上面と前方を向く前面とを有しており、前記上面および前面のそれぞれに、前記表示窓が設けられている。
この構成によれば、カバー部材の前面だけでなく、上面にも残量インジケータの表示窓が設けられているので、給紙カセットが装着された装置本体が比較的低い位置に載置されていても、残量インジケータを、ユーザは腰をかがめたりすることなく上方から見下ろすだけで視認することができる。これにより、残量インジケータの視認性が向上するので、用紙の残量を容易に確認することができる。
本発明のさらに他の好ましい実施形態において、前記カバー部材には、該カバー部材から前記装置本体の前方に突出し、ユーザが前記給紙カセットを前記装置本体から着脱する際に把持するためのハンドルが形成されており、前記ハンドルは、前記上面と前記前面とを有しており、前記ハンドルの前記上面および前記前面のそれぞれに、前記表示窓が設けられている。
この構成によれば、ユーザが把持し易いように装置本体の前方に突出させたハンドルの上面および前面に表示窓を設けているので、残量インジケータの視認性をさらに向上させることができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、装置本体と、前記装置本体内に配設され、用紙に画像を形成する画像形成部と、前記装置本体に着脱自在に装着され、前記画像形成部に供給される用紙を貯留する上記構成の給紙カセットとを含む。
本発明に係る給紙カセットによれば、設計自由度を向上させることができ、かつ用紙残量の視認性を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る給紙カセットが装着された画像形成装置の内部構成を概略的に示す正面図である。画像形成装置は、例えばプリンタ、複写機、ファクシミリ、およびこれらの複合機のいずれでもよいが、本実施形態では、画像形成装置がプリンタである場合につき説明する。また、画像形成装置は、モノクロ印刷用のプリンタとして説明しているが、タンデム方式のカラー印刷用のプリンタであってもよい。
画像形成装置は、装置本体100を含み、その装置本体100は、コンピュータ等の外部機器から伝送された画像データに基づき用紙P等の記録媒体上にトナー像を形成する画像形成部1と、用紙P上のトナー像を該用紙Pに定着させる定着処理を施す定着部13と、用紙Pを貯留する給紙カセット10と、定着処理が施された用紙Pが排出される用紙排出部14とを有する。
画像形成部1は、周面に静電潜像およびこの静電潜像に基づくトナー像が形成される感光体ドラム2と、感光体ドラム2の周面を均一に帯電させる帯電器3と、感光体ドラム2の周面上の静電潜像にトナーを供給する現像装置4と、感光体ドラム2との間でニップ部を形成して、該ニップ部を通過した用紙Pにトナー像を転写させる転写ローラ5と、感光体ドラム2の周面上の残留トナーを除去して該周面を清浄化するクリーニングユニット6と、感光体ドラム2の残留電位を除去する除電器7とを有する。帯電器3、現像装置4、転写ローラ5、クリーニングユニット6および除電器7は、感光体ドラム2の周囲に沿って、かつ感光体ドラム2の矢印で示す回転方向に沿って配置されている。また、画像形成部1は、感光体ドラム2の上方に配置され、感光体ドラム2の周面を露光する露光器8を有する。
定着部13は、加熱源である通電発熱体を内部に有する加熱ローラ13aと、加熱ローラ13aと対向配置された加圧ローラ13bとを含み、加熱ローラ13aおよび加圧ローラ13b間には、用紙Pが通過するニップ部が形成されている。
また、装置本体100の内部には、用紙Pを、給紙カセット10、画像形成部1、定着部13、用紙排出部14の順に搬送するための用紙搬送路12が形成されている。装置本体100の内部には、さらに、用紙繰出しローラ15等によって用紙Pを給紙カセット10から1枚ずつ繰り出すことが可能な用紙供給器20が配設されている。
画像形成装置による画像形成処理は、以下のように行われる。帯電器3によって感光体ドラム2の周面を均一に帯電させた後、画像データに基づき、露光器8によりレーザ光9を感光体ドラム2の周面に照射することによって該周面を露光する。これにより、感光体ドラム2の周面上に静電潜像が形成される。次に、現像装置4から静電潜像にトナーが供給されて該静電潜像が現像される。これにより、感光体ドラム2の周面上にトナー像が形成される。この後、給紙カセット10から用紙搬送路12を通って搬送されてきた用紙Pが感光体ドラム2および転写ローラ5間のニップ部を通過すると、トナー像が用紙P上に転写される。
次に、トナー像が転写された用紙Pは、定着部13に搬送され、加熱ローラ13aおよび加圧ローラ13b間のニップ部を通過しながら加熱ローラ13aからの熱を得て定着処理が施される。定着処理が施された用紙Pは、用紙排出部14に排出される。
感光体ドラム2からトナー像を用紙Pに転写した後、感光体ドラム2の周面上に残留したトナーは、クリーニングユニット6によって回収され、次に、感光体ドラム2の周面上の残留電位が除電器7によって消去される。この後、感光体ドラム2は、再び帯電器3によって帯電され、上述した画像形成処理が繰り返される。
以下、本発明の実施形態に係る給紙カセットについて詳細に説明する。図2は、給紙カセットを正面から見た斜視図であり、画像形成装置の装置本体100から取り出した状態を示している。給紙カセット10は、給紙カセット10の内部空間を画定するカセット本体32と、その内部空間に配設された用紙積載板30と、カセット本体32の前壁33に取り付けられたカバー部材40とを含む。
用紙積載板30は、用紙Pが積載される平板状の部材であり、ばね部材31(図1)によって上方に常時付勢されている。用紙積載板30は、積載される用紙束の厚みに応じて上下方向に変位する。すなわち、積載されている用紙Pが最大積載枚数のとき、用紙積載板30は、ばね部材31の付勢力に抗して上下方向における最下位の位置に変位する。そして、画像形成処理に伴って用紙Pが1枚ずつ繰り出されると用紙束の厚みが小さくなってゆくので、用紙積載板30は、ばね部材31の付勢力に従って上方向に徐々に変位する。なお、用紙Pは、矢印Aで示す方向に1枚ずつ繰り出されて用紙搬送路12(図1)に給送される。
カバー部材40は、給紙カセット10が装置本体100に装着されたときに画像形成装置の外観の一部を構成するものであって、カセット本体32の前壁33に取り付けられたカバー部材本体部46と、このカバー部材本体部46に取り付けられ、ユーザが給紙カセット10を装置本体100から取り出す際に把持可能なハンドル45とを一体に有している。ハンドル45は、カバー部材本体部46から装置本体100の前方に突出するように形成されており、上方を向く上面41と前方を向く前面42とを有している。ユーザは、これらの上面41および前面42を、装置本体100の前面側に臨んだ状態で視認することができる。また、ハンドル45は、ユーザが手で把持する把持部45aと、その左右方向に位置する左端部45bおよび右端部45cとを有する。左端部45bにおける上面41および前面42のそれぞれには、第1表示窓43および第2表示窓44が形成されている。
図3に示すように、第1表示窓43および第2表示窓44は、それぞれ上面41および前面42において左右方向に延びるように形成された開口である。第1表示窓43および第2表示窓44は、互いに同一の寸法を有する長方形の開口である。これらの第1表示窓43および第2表示窓44に1つの残量インジケータ47が臨んでいる。第1表示窓43と第2表示窓44とは、ハンドル45の幅方向における同じ位置に並んで形成されている。これにより、1つの残量インジケータで用紙残量を表示できる。第1表示窓43および第2表示窓44には、透明なカバーを埋め込んでもよい。
残量インジケータ47は、用紙積載板30に積載された用紙Pの残量をユーザが目視で確認するためのものである。残量インジケータ47は、用紙積載板30の上下方向における変位に連動して、第1表示窓43および第2表示窓44内を左右方向に移動することが可能に構成されており、給紙カセット10は、第1表示窓43および第2表示窓44内における残量インジケータ47の位置によって用紙残量をユーザに知らせる。そして、ユーザは、その用紙残量に応じて新たな用紙を給紙カセット10に補給する。
次に、用紙残量をユーザに知らせるための残量インジケータ47と用紙積載板30との間の連動機構について、図4および図5を参照しながら説明する。連動機構は、用紙積載板30における用紙搬送方向A(図2)側の端部から前方に突出する連動棒51(図3)と、連動棒51の先端に取り付けられた可動部材52と、可動部材52と残量インジケータ47とを連結する変換部材57とを含む。
前壁33には、上下方向に延びる開口59が形成されていると共に、前壁33の表面には、開口59に沿って上下方向に延びる一対の案内壁53が形成されている。連動棒51は、開口59内を上下方向に移動可能に構成されており、用紙積載板30が用紙残量に応じて上下方向に変位すると、連動棒51の先端に取り付けられた可動部材52は、案内壁53に案内されながら上下方向に移動する。
可動部材52と残量インジケータ47とを連結する変換部材57は、可動部材52からカバー部材本体部46の内部を通ってハンドル45の左端部45b内の残量インジケータ47に向かって延びる部材であって、一端が可動部材52に取り付けられ、他端が残量インジケータ47に取り付けられている。変換部材57は、可動部材52の上下方向の運動を左右方向の運動に変換することが可能な機械要素であり、残量インジケータ47は、変換部材57によって第1表示窓43および第2表示窓44内を左右方向に移動可能に構成されている。したがって、用紙積載板30の上下方向の変位は、変換部材57によって残量インジケータ47の左右方向の変位に変換される。なお、残量インジケータ47は、ハンドル45の左端部45b内部の適所に形成された案内溝55内を左右方向に摺動可能に構成されている。また、変換部材57は、上下方向の運動を左右方向の運動に変換できるものであれば、特に限定されない。
図4は、具体的には、用紙積載板30に積載されている用紙Pが最大積載量のときの残量インジケータ47の位置を示しており、一方、図5は、用紙積載板30に積載されている用紙Pが無くなったときの残量インジケータ47の位置を示している。用紙残量が最大のとき、用紙積載板30は、ばね部材31の付勢力に抗して最下位位置にあるので、これに伴い、可動部材52も、図4に示すように最下位位置にある。また、変換部材57を介して可動部材52に連結されている残量インジケータ47は、第1表示窓43および第2表示窓44における、用紙残量が最大のときを示すMAXの位置(図4および図5の例では、第1表示窓43および第2表示窓44の右縁部)にある。
そして、用紙積載板30上の用紙Pが1枚ずつ繰り出されて用紙積載板30が上方向に変位すると、図5に示すように、可動部材52も案内壁53に沿って矢印Xで示す上方向に変位する。これに伴い、残量インジケータ47は、変換部材57を介して矢印Yで示す左方向に徐々に移動し、用紙積載板30上の用紙Pが無くなると、第1表示窓43および第2表示窓44における、用紙残量が最小のときを示すMINの位置(図4および図5の例では、第1表示窓43および第2表示窓44の左縁部)に達する。ユーザは、このような残量インジケータ47の位置を確認して用紙を給紙カセット10に適宜補給することができる。
図6および図7は、残量インジケータ47および用紙積載板30間の連動機構の他の形態について示している。図6および図7では、連動棒51に取り付けられた可動部材として、中央部が約45°屈曲し、表面に案内溝60aが形成された板状の部材(ブーメラン状部材)60を用いている。可動部材60は、図4および図5に示す例と同様に、カセット本体32の前壁33の表面に形成された案内壁53に沿って上下方向に移動可能である。残量インジケータ47と可動部材60とを連結する変換部材61は、カセット本体32の左右方向に延びる部材であって、左右方向における一端部にボス65が形成されており、このボス65が可動部材60の案内溝60aに摺動可能に嵌め込まれている。また、変換部材61は、前記一端部以外の部分がハンドル45の左端部45b内部の適所に形成された案内溝63に左右方向に摺動可能に嵌め込まれている。残量インジケータ47は、変換部材61の左右方向における他端部上に設けられており、変換部材61と一体に左右方向に変位する。
図6は、具体的には、用紙積載板30に積載されている用紙Pが最大積載量のときの残量インジケータ47の位置を示しており、一方、図7は、用紙積載板30に積載されている用紙Pが無くなったときの残量インジケータ47の位置を示している。用紙残量が最大のとき、用紙積載板30は、ばね部材31の付勢力に抗して最下位位置にあるので、これに伴い、可動部材60も、図6に示すように最下位位置にある。また、変換部材61を介して可動部材60に連結されている残量インジケータ47は、第1表示窓43および第2表示窓44における、用紙残量が最大のときを示すMAXの位置(図6および図7の例では、第1表示窓43および第2表示窓44の左縁部)にある。
そして、用紙積載板30上の用紙Pが1枚ずつ繰り出されて用紙積載板30が上方向に変位すると、図7に示すように、可動部材60も案内壁53に沿って矢印Xで示す上方向に変位する。可動部材60の上方向Xの変位により、変換部材61は、案内溝60aに摺動可能に嵌めこまれたボス65を介して矢印Zで示す右方向に徐々に摺動する。これに伴い、変換部材61上に設けられた残量インジケータ47も右方向Zに徐々に移動する。用紙積載板30上の用紙Pが無くなると、残量インジケータ47は、第1表示窓43および第2表示窓44における、用紙残量が最小のときを示すMINの位置(図6および図7の例では、第1表示窓43および第2表示窓44の右縁部)に達する。ユーザは、このような残量インジケータ47の位置を確認して用紙を給紙カセット10に適宜補給することができる。
上述した構成の給紙カセット10によれば、残量インジケータ47を左右方向に移動するように構成し、それに合わせて第1表示窓43および第2表示窓44を左右方向に延びるように設けているので、表示窓を上下方向に延びるように設けた従来の構成と異なり、給紙カセット10の寸法を上下方向において大きくとる必要がない。その結果、給紙カセット10の設計の自由度を高めることができる。
また、カバー部材40の一部を構成するハンドル45は、前面42に形成した第2表示窓44だけでなく、上面41にも形成した第1表示窓43を有しているので、給紙カセット10が装着された画像形成装置が比較的低い位置に載置されていても、第1表示窓43を通して残量インジケータ47を、腰をかがめたりすることなく上方から見下ろすだけで視認することができる。これにより、残量インジケータ47の視認性が向上するので、用紙Pの残量を容易に確認することができる。
以上、本発明の実施形態に係る給紙カセット10について説明してきたが、給紙カセット10の形態には種々の変更が可能である。例えば、第1表示窓43および第2表示窓44を、ハンドル45ではなくカバー部材本体部46やカセット本体32自体に設けてもよい。また、第1表示窓43および第2表示窓44をハンドル45の左端部45bではなく他の部分に設けてもよい。さらに、第1表示窓43および第2表示窓44に対して1つの残量インジケータ47を臨ませる構成に代えて、第1表示窓43および第2表示窓44毎に残量インジケータ47が臨むように構成してもよい。
10 給紙カセット
30 用紙積載板
31 ばね部材
32 カセット本体
33 前壁
40 カバー部材
41 上面
42 前面
43 第1表示窓
44 第2表示窓
45 ハンドル
46 カバー部材本体部
47 残量インジケータ
100 装置本体
P 用紙
30 用紙積載板
31 ばね部材
32 カセット本体
33 前壁
40 カバー部材
41 上面
42 前面
43 第1表示窓
44 第2表示窓
45 ハンドル
46 カバー部材本体部
47 残量インジケータ
100 装置本体
P 用紙
Claims (5)
- 所定の装置本体に着脱自在に装着され、所定の処理装置に供給される用紙を貯留する給紙カセットであって、
カセット本体と、
前記カセット本体内に配設され、用紙を積載しつつ、前記用紙の残量に応じて変位する用紙積載板と、
前記用紙積載板の変位に連動して前記装置本体の左右方向に移動することにより、用紙残量を示す残量インジケータと、
前記カセット本体に設けられ、前記残量インジケータの左右方向の移動を外部から視認することが可能なように左右方向に延びる表示窓と、
を備えた給紙カセット。 - 請求項1に記載の給紙カセットにおいて、前記カセット本体は、前記装置本体に装着された状態で該装置本体の外装の一部を構成するカバー部材を有しており、
前記カバー部材に、前記表示窓が設けられている給紙カセット。 - 請求項2に記載の給紙カセットにおいて、前記カバー部材は、上方を向く上面と前方を向く前面とを有しており、
前記上面および前面のそれぞれに、前記表示窓が設けられている給紙カセット。 - 請求項3に記載の給紙カセットにおいて、前記カバー部材には、該カバー部材から前記装置本体の前方に突出し、ユーザが前記給紙カセットを前記装置本体から着脱する際に把持するためのハンドルが形成されており、
前記ハンドルは、前記上面と前記前面とを有しており、
前記ハンドルの前記上面および前記前面のそれぞれに、前記表示窓が設けられている給紙カセット。 - 装置本体と、
前記装置本体内に配設され、用紙に画像を形成する画像形成部と、
前記装置本体に着脱自在に装着され、前記画像形成部に供給される用紙を貯留する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の給紙カセットと、
を備えた画像形成装置。
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2008
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