JP2010052293A - インク吐出装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、装置の小型化及びコストダウンを図りつつ、インクタンク内の空気を排出すると共にインクタンク内をインク吐出に必要な負圧状態にすることができるインク吐出装置及びこのインク吐出装置を備えた画像形成装置を得ることである。
【解決手段】本発明に係るインク吐出装置9においては、インクタンク14と容積可変部材35とは連通しており、管33(連通部)には第1バルブ41と第2バルブ43が設けられており、第1バルブ41及び第2バルブ43は一方向弁であり、第1バルブ41は容積可変部材35内の気圧が装置外部の気圧よりも高くなると開いて管33を装置外部に開放し、第2バルブ43はインクタンク14内の気圧が容積可変部材35内の気圧よりも高くなると開くようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、インク吐出ヘッドとインクを貯留するインクタンクとを有するヘッドユニットを備えたインク吐出装置及びこのインク吐出装置を備え記録媒体にインクを吐出して画像を形成する画像形成装置に関する。
特許文献1には、インク吐出ヘッドとインクを貯留するインクタンクとを有するヘッドユニットを備えたインク吐出装置が開示されている。
このインク吐出装置においては、インクタンクと真空ポンプとを連通させて、インクタンク内に入り込んだ空気(気泡)を、真空ポンプで排出することにより、インク吐出の安定性を確保している。
また、ケーシングとケーシングに対して移動可能なピストンとから構成される容積可変ユニットとインクタンクとを連通させている。そして、ピストンの自重による圧力とインクタンク及び容積可変ユニット内の空気の圧力との和と、大気圧とを釣り合わせることにより、インクタンク内をインク吐出に必要な負圧状態にして、インク吐出ヘッドのインク吐出口(ノズル)からのインク漏れを防止している。
特開2000−70773号公報
しかしながら、真空ポンプと容積可変ユニットを設けているので、装置が大型化すると共にコストアップする問題がある。
問題がある。
本発明は、装置の小型化及びコストダウンを図りつつ、インクタンク内の空気を排出すると共にインクタンク内をインク吐出に必要な負圧状態にすることができるインク吐出装置及びこのインク吐出装置を備えた画像形成装置を得ることを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、インク吐出ヘッドとインクを貯留するインクタンクとを有するヘッドユニットを備えたインク吐出装置であって、ポンプ機構を備え、ポンプ機構は、復元性を有し且つ空気給排出口を有する容積可変部材と、容積可変部材を押圧し且つ容積可変部材に対する押圧を解除可能な押圧手段とを備え、インクタンクと容積可変部材とは連通しており、連通部には第1バルブと第2バルブが設けられており、第1バルブ及び第2バルブは一方向弁であり、第1バルブは容積可変部材内の気圧が装置外部の気圧よりも高くなると開いて連通部を装置外部に開放し、第2バルブはインクタンク内の気圧が容積可変部材内の気圧よりも高くなると開き、押圧手段により容積可変部材を押圧して容積可変部材内の空気を装置外部に放出した後容積可変部材に対する押圧を解除して、容積可変部材の復元によりインクタンク内の空気を容積可変部材内に引き込むことを特徴とする。
請求項2に記載された発明は、インク吐出ヘッドとインクを貯留するインクタンクとを有するヘッドユニットを備えたインク吐出装置であって、ポンプ機構を備え、ポンプ機構は、復元性を有し且つ空気給排出口を有する容積可変部材と、容積可変部材を押圧し且つ容積可変部材に対する押圧を解除可能な押圧手段とを備え、インクタンクと容積可変部材とは連通しており、容積可変部材と装置外部との間にはバルブが設けられており、バルブを開閉するバルブ開閉手段が設けられており、バルブ開閉手段によりバルブを開いた後、押圧手段により容積可変部材を押圧して容積可変部材内の空気を装置外部に放出した後容積可変部材に対する押圧を解除して、容積可変部材の復元によりインクタンク内の空気を容積可変部材内に引き込むことを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、請求項2に記載の発明において、バルブは弁体と筒形状の弁座を有しており、バルブ開閉手段は、弁体を弁座に向けて付勢する付勢部材と、弁座の内側を移動して弁体を押圧する弁体押圧部材と、弁体押圧部材を押圧し且つ弁体押圧部材に対する押圧を解除可能な押圧機構とを備え、付勢部材と弁体押圧部材とは弁体を挟む位置に位置しており、押圧機構により、弁体押圧部材を付勢部材の付勢方向と反対方向に押圧することにより弁体と弁座を離して、弁体押圧部材に対する押圧を解除することにより弁体と弁座が圧接することを特徴とする。
請求項4に記載された発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、容積可変部材は弾性樹脂製であり、容積可変部材の復元性を補う弾性部材を容積可変部材に設けたことを特徴とする。
請求項5に記載された発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、容積可変部材は蛇腹形状であり、容積可変部材の復元性を補う弾性部材を容積可変部材に設けたことを特徴とする。
請求項6に記載された発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明において、押圧手段は、ソレノイドを駆動源とすることを特徴とする。
請求項7に記載された発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載のインク吐出装置を備え、インク吐出ヘッドから記録媒体にインクを吐出して画像を形成することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、押圧手段により復元性のある容積可変部材を押圧して容積可変部材内の空気を装置外部に放出した後、容積可変部材の復元によりインクタンク内の所定量の空気を容積可変部材内に引き込むので、インクタンク内の空気(気泡)を排出すると共にインクタンク内をインク吐出に必要な負圧状態にすることができる。また、真空ポンプと容積可変ユニットの代わりに容積可変部材とこれを押圧する押圧手段を用いているので、装置の小型化及びコストダウンを図ることができる。
以下に、添付図面を参照して、本発明の第1実施の形態を詳細に説明する。尚、図1は本実施の形態に係るインク吐出装置のキャリッジ周辺の縦断面図であり、容積可変部材が復元してインクタンクが負圧状態になっていることを示す図である。図2は本実施の形態に係るインク吐出装置のキャリッジ周辺の縦断面図であり、第1バルブ及び第2バルブが閉じている状態を示す図である。図3は本実施の形態に係るインク吐出装置のキャリッジ周辺の縦断面図であり、容積可変部材を押圧して容積可変部材内の空気を装置外部に放出している状態を示す図である。図4は本実施の形態に係るインク吐出装置の横断面図であり、図5は本実施の形態に係る画像形成装置の概略的構成を示す縦断面図である。
本実施の形態に係る画像形成装置1は、インクジェット方式のプリンターであり、図5に示すように、用紙(記録媒体)Tに画像を形成する画像形成部3と、用紙Tを画像形成部3に供給する給紙トレイ5と、画像形成部3から用紙Tを排出する排紙トレイ7とを備えている。また、画像形成装置1には、パソコン等から操作信号を受信して、装置内の各駆動手段等を制御する制御部8が設けられている。
給紙トレイ7には、用紙Tを画像形成部3に向けて送り出す給紙ローラ10が設けられている。給紙トレイ5の用紙搬送方向下流側には、用紙Tを給紙トレイ5から画像形成部3に導く供給搬送路12が形成されており、画像形成部3の用紙搬送方向下流側には、画像形成後の用紙Tを排紙トレイ7に導く排出搬送路16が形成されている。
画像形成部3には、用紙Tにインクを吐出して画像を形成するインク吐出装置9と、用紙Tを搬送する搬送機構11とが設けられている。
インク吐出装置9には、図4に示すように、インク吐出ヘッド13及びインクタンク14を有し主走査方向に移動するキャリッジ(ヘッドユニット)15が設けられている。
キャリッジ15は、装置本体に支持され且つ主走査方向に沿って配置されたガイドロッド19に、スライド自在に支持されており、ガイドロッド19に沿って配置された歯付きベルト21に係合している。歯付きベルト21は、駆動モータ23の出力軸である駆動プーリ25と、従動プーリ27とに巻き掛けられている。即ち、駆動モータ23を正逆回転することにより、キャリッジ15が主走査方向に往復動作を行うようになっている。
キャリッジ15の下部には、所定ライン数の吐出口(ノズル)を有する複数のインク吐出ヘッド13が、搬送機構11と適正なギャップを保持するように設けられている。
図1に示すように、インク吐出ヘッド13の上側には、インク吐出ヘッド13に供給するインクを貯留するインクタンク14が設けられている。インクタンク14内には、仕切り部40により、空気流路60が形成されている。
インクタンク14の上部にはインク供給管20が設けられており、インク供給管20には、インクカートリッジ17に接続されたインクチューブ29(図4参照)が接続されている。インクカートリッジ17内のインクはインク供給部31に設置されたポンプの動力によりインクチューブ29を通って、インクタンク14に供給されるようになっている。尚、インク供給部31のポンプは制御部8に接続されている。
インクタンク14の用紙搬送方向上流側の側面の上部には、インクタンク14の満タンを検知する満タンセンサ(光学センサ)30が設けられており、満タンセンサ30は制御部8に接続されている。即ち、インクタンク内に貯留されたインクの上面が所定の高さ(満タンセンサ30が設けられている高さ)に達すると、制御部8に満タン検知信号が送信されるようになっている。
インクタンク14の用紙搬送方向上流側の側面の下部には、下限センサ(光学センサ)32が設けられており、インクタンク14内に貯留されたインクの上面が下限センサ32に検知されると、制御部8にインク補充信号が送信される。そして、制御部8は、直ちにインク供給部31のポンプを駆動してインクカートリッジ17からインクタンク14へインクを供給する。
インクタンク14の用紙搬送方向下流側の側面には、管(連通部)33の一端が接続されており、管33の他端には容積可変部材35の空気給排出口37が接続されている。
容積可変部材35は、弾性(復元性)を有する熱可塑性エラストマー(弾性樹脂)製であり、空気給排出口37以外は密閉されている。
空気排出口37は、容積可変部材35の正面に開口しており、容積可変部材35の変形に伴い空気排出口37から空気が給排出されるようになっている。
管33は、他端側側面から突出した分岐管部33аを有している。分岐管部33аは装置外部(大気)に開放されており、管33が装置外部に連通するようになっている。
分岐管部33а(容積可変部材35と装置外部との間)には、第1バルブ41が設けられており、第1バルブ41の開閉により、管33と装置外部とを連通又遮断するようになっている。第1バルブ41は、一方向弁であり、管33及び容積可変部材35内の気圧が大気圧(装置外部の気圧)以下になると閉じて、管33及び容積可変部材35内の気圧が大気圧よりも高くなると開くように配置されている。
管33の一端(インクタンク14と容積可変部材35との間)には、第2バルブ43が設けられており、第2バルブ43の開閉により、インクタンク14と管33とを連通又は遮断するようになっている。第2バルブは、一方向弁であり、インクタンク14内の気圧が管33及び容積可変部材35内の気圧以下になると閉じて、インクタンク14内の気圧が管33及び容積可変部材35内の気圧よりも高くなると開くように配置されている。
インクタンク14の用紙搬送方向下流側には、容積可変部材35を押圧し且つ容積可変部材35に対する押圧を解除可能なソレノイドユニット(押圧手段)45が設けられている。即ち、容積可変部材35とソレノイドユニット45とにより所謂ポンプ機構を構成する。
ソレノイドユニット45は、インクタンク14の用紙搬送方向下流側の側面に固定された支持部材47上に設置されている。
ソレノイドユニット45は、容積可変部材35の背面部を押圧する押圧部材49と、電磁コイル51と、引っ張りコイルスプリング53と、電磁コイル51を内蔵し縦断面がコ字状の筐体54とを有している。
押圧部材49は、縦断面がT字状の押圧部49аと、電磁コイル51と同軸上に配置されたプランジャ部49bと、押圧部49аとプランジャ部49bとを連結するリンク部49cとを有している。
リンク部49cは中央部Rを支点に回動するようになっている。リンク部49cの押圧部49а側の一端は、引っ張りコイルスプリング53により、筐体54側(用紙搬送方向下流側)に付勢されている。
即ち、電磁コイル51に通電すると、プランジャ部49bが電磁コイル51に引き込まれて用紙搬送方向下流側に移動すると共に、リンク部49cの回動により、押圧部49аが引っ張りコイルスプリング53の弾性力に抗して容積可変部材35側(用紙搬送方向上流側)に移動して、容積可変部材35を押圧するようになっている(図3参照)。
一方、電磁コイル51への通電をカットすると、引っ張りコイルスプリング53の弾性力により、押圧部49аが筐体54側に移動して容積可変部材35の押圧が解除されると共に、リンク部49cの回動により、プランジャ部49bが用紙搬送方向上流側に移動するようになっている(図1参照)。
搬送機構11は、駆動ローラと、従動ローラと、駆動ローラ及び従動ローラに巻き掛けられた無端状の搬送ベルトを有し、インク吐出時に記録媒体を間欠搬送するようになっている。
本実施の形態に係る画像形成装置1の動作を説明する。印刷を開始する前の待機状態において、インク吐出装置9の第1バルブ41及び第2バルブ43は閉まっている(図2参照)。即ち、管33及び容積可変部材35内の気圧は、大気圧以下であり且つインクタンク14内の気圧以上となっている。
パソコン等からの印刷開始信号を受信すると、制御部8は、インク供給部31のポンプを駆動して、インクカートリッジ17からインクタンク14にインクを供給する。
インクタンク14内のインクの量が増えるのに伴いインクタンク14内の気圧が上昇する。インクタンク14内の気圧が大気圧以上になると、第2バルブ43が開いて、管33内に空気が流れる。そして、管33及び容積可変部材35内の気圧が大気圧以上になると、第1バルブ41が開いて、インクタンク14内の気圧と、管33及び容積可変部材35内の気圧とが大気圧に等しくなるまで、空気が装置外部に放出される。
インクタンク14内のインクが満タンになり、満タンセンサ30から、満タン検知信号が送信されると、制御部8は、インク供給部31のポンプの駆動を停止して、インクの供給を停止する。
次に、制御部8が電磁コイル51に通電し、押圧部材49が初期位置から容積可変部材35側に移動して容積可変部材35を押圧する。すると、管33内の気圧が大気圧よりも高くなり、第1バルブ41が開いて、管33内から装置外部に空気が放出される(図3参照)。管33内の気圧が大気圧に等しくなると、第1バルブ41が閉じる。そして、制御部8は、コイル51への通電をカットして、押圧部材49を初期位置に戻して、容積可変部材35の押圧を解除する。すると、容積可変部材35の弾性復帰(復元)により管33内の空気が容積可変部材35内に流入して管33内の気圧がインクタンク14内の気圧よりも下がり、第2バルブ43が開いて、インクタンク14内から管33内へ空気が流れる。管内33に流れ出た空気は、容積可変部材35内に引き込まれて、管33及び容積可変部材35内の気圧が、インクタンク14内の気圧に等しくなったときに、第2バルブ43が閉じる。
このようにして、インクタンク14内にインクを充填後、内部の気圧が大気圧に等しくなったインクタンク14から容積可変部材35内に空気を所定量引き込むことにより、インクタンク14内の空気(気泡)を除去すると共にインクタンク14内をインク吐出に必要な負圧状態にすることができる。
これにより、インク吐出ヘッド13のインク吐出の安定性を確保すると共にインク吐出ヘッド13のインク吐出口からのインク漏れを防止できる。
また、インク吐出動作により、インクタンク内のインクが少なくなり、インクタンク14内の負圧が大きくなっても、第2バルブ43は開かないので、管33内からインクタンク14内へ空気が流れることは無い。
インク吐出動作が所定時間行われて、下限センサ32がインクタンク14内に貯留されたインクの上面を検知すると、制御部8に補充信号が送信されて、制御部8は、インク供給部31のポンプを駆動して、インクタンク14にインクを補充する。そして、インクタンク14内のインクが満タンになったときに、上記と同様の制御を繰り返す。
一方、パソコンから印刷開始信号が送信されると、制御部8により、給紙ローラ10が駆動されて、用紙Tは、給紙トレイ5から供給搬送路12を経て画像形成部3に供給される。画像形成部3においては、キャリッジ15を主走査方向に移動させつつインク吐出ヘッド13からインクを吐出すると共に用紙Tを搬送機構11により間欠搬送して、パソコンにより読み込まれた画像を用紙Tに形成する。画像形成後の用紙Tは、排出搬送路16を経て、排紙トレイ7に排出される。
以下に、第1実施の形態の作用効果を説明する。本実施の形態によれば、ソレノイドユニット45により弾性を有する容積可変部材35を押圧したときに、第1バルブが開いて容積可変部材35内の空気を装置外部に放出した後、第1バルブ41が閉じて容積可変部材35の弾性復帰により第2バルブ43が開いてインクタンク14内の所定量の空気を容積可変部材35内に引き込むので、インクタンク14内の空気(気泡)を排出すると共にインクタンク14内をインク吐出に必要な負圧状態にすることができる。また、真空ポンプと容積可変ユニットの代わりに容積可変部材35とソレノイドユニット45を用いているので、装置の小型化及びコストダウンを図ることができる。
第1バルブ41及び第2バルブ43に一方向弁を用いているので、バルブ開閉手段を設けること無く、第1バルブ41及び第2バルブ43を開閉できる。
押圧手段としてソレノイドユニット45を用いているので、コストダウンを図りつつ容積可変部材35を押圧することができる。
容積可変部材35が熱可塑エラストマー製なので、形状変化がフレキシブルであり且つ加工が容易である。
上述の効果と同様な効果を奏するインク吐出装置9を備えた画像形成装置1を提供できる。
以下に、本発明の他の実施の形態を説明するが、以下の説明において、上述した第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することにより、その部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では上述の第1実施の形態と異なる点を主に説明する。
第2実施の形態を、図6を参照して説明する。本実施の形態では、図6に示すように、管33に分岐管部33а、第1バルブ41及び第2バルブ43を有しておらず、インクタンク14と容積可変部材35とは常時連通している。
容積可変部材35は、変形前(押圧される前)には、一端が閉塞した円筒形状となっている。
また、管33の他端側に円筒形状の支持部材36を嵌め込んで、この支持部材36に容積可変部材35の開放端35аを固定している。開放端35аの内側には、空気排出口37が形成されている。
そして、容積可変部材35の内部に且つ同軸上に圧縮コイルスプリング(弾性部材)55を装着しており、容積可変部材35が押圧された後に、弾性復帰するときの復帰力を増強している。
また、インクタンク14の用紙搬送方向下流側の側面に管57の一端を接続している。
この管57の一端には圧縮コイルスプリング(付勢部材)65の一端が取り付けられており、この圧縮コイルスプリング65の他端には、球状部材(弁体)63が取り付けられている。そして、管57の他端には、筒形状のパッキン(弁座)61が嵌め込まれており、このパッキン61には圧縮コイルスプリング65により付勢された球状部材63が圧接して、管57の他端が密閉されている。尚、球状部材63の外径は、パッキン61の内径よりも大きい。即ち、球状部材63とパッキン61とで第3バルブ(バルブ)59を構成している。
管57の他端側には、球状部材63を押圧する可動ピン(弁体押圧部材)67と、この可動ピン67を押圧し且つ可動ピン67に対する押圧を解除可能なソレノイドユニット(押圧機構)46とが設けられている。尚、可動ピン67の外径は、パッキン61の内径よりも小さくなっている。
ソレノイドユニット46は、ソレノイドユニット45と同様な構成である。即ち、ソレノイドユニット46への通電により、可動ピン67をパッキン61の内側を移動させて球状部材63側に押し込み、圧縮コイルスプリング65の弾性力に抗して球状部材63を押圧して、球状部材63をパッキン61から離す。これにより、管57と装置外部とを連通するようになっている。一方、ソレノイドユニット46への通電をカットすることにより、圧縮コイルスプリング65が弾性復帰して、球状部材63がパッキン61に圧接し、再び管57の他端が密閉される。即ち、可動ピン67とソレノイドユニット46と圧縮コイルスプリング65とでバルブ開閉手段を構成している。
本実施の形態に係るインク吐出装置9の動作を説明する。制御部8は、インクタンク14内のインクが満タンになったときに、ソレノイドユニット46を駆動して、第3バルブ59を開く。すると、インクタンク14内、管33内及び容積可変部材35内の気圧は何れも大気圧に等しくなる。そして、制御部8がソレノイドユニット45を駆動し、押圧部材49が容積可変部材35を押圧すると、容積可変部材35内の空気は、管33及び空気流路60を経て、管57から装置外部に放出される。次に、ソレノイドユニット46の駆動を停止して第3バルブ59を閉じた後、ソレノイドユニット45の駆動を停止して容積可変部材35の押圧を解除する。容積可変部材35は、圧縮コイルスプリング55の弾性復帰力に補助されて、素早く且つスムーズに弾性復帰して、インクタンク14内の所定量の空気を、その内部に引き込む。
本実施の形態の作用効果を説明する。本実施の形態によれば、バルブ開閉手段により第3バルブ59を任意に開閉できるので、インクタンク14及び容積可変部材35を任意に装置外部に開放し又は密閉することができる。
バルブ開閉手段を、球状部材63を押圧する可動ピン67と、ソレノイドユニット46と圧縮コイルスプリング65とで構成しているので、簡易な構成で、第3バルブ59を開閉できる。
第3バルブ59を球状部材63とパッキン61とで構成しているので、コストダウンを図ることができる。
容積可変部材35を熱可塑性エラストマー製として、この容積可変部材35の弾性復帰(復元)を圧縮コイルスプリング(弾性部材)55により補っているので、容積可変部材35の形状変化をフレキシブルにすることができ且つその空気引き込み性能を、コストアップを抑えつつ向上することができる。
上述の効果と同様な効果を奏するインク吐出装置を備えた画像形成装置を提供できる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されること無く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、上述の実施形態では、容積可変部材35の押圧手段としてソレノイドユニット45を用いているが、これに代えて、容積可変部材35を押圧する押圧する押圧部材を、モータとモータの回転を直線運動に変換するラック&ピニオン機構とにより駆動するようにしても良い。
第2実施の形態では、第3バルブ59を開閉するバルブ開閉手段の押圧機構として、ソレノイドユニット46を用いているが、これに代えて、モータとモータの回転を直線運動に変換するラック&ピニオン機構とを用いても良い。
図7に示すように、容積可変部材35の形状を蛇腹形状にしても良い。更に、この場合、容積可変部材35の内部に圧縮コイルスプリング55を同軸上に設けても良い。容積可変部材35の復元力を、増強して、その空気引き込み性能を、コストアップを抑えつつ向上することができる。
上述の実施形態では、容積可変部材35の材質を熱可塑性エラストマーとしているが、これに代えて、例えば、生ゴムや合成ゴムとしてもよい。
上述の実施形態では、インク吐出ヘッド13を主走査方向に移動させるキャリッジ(ヘッドユニット)15を用いているが、これに代えて、インク吐出ヘッド13を千鳥状に配置したライン型のヘッドユニットを用いてもよい。
上述の実施形態では、画像形成装置1としてプリンターを用いているが、これに代えて、画像読取部を備えた複写機等を用いても良い。
第1実施の形態に係るインク吐出装置のキャリッジ周辺の縦断面図であり、容積可変部材が復元してインクタンク内が負圧状態になっていることを示す図である。 第1実施の形態に係るインク吐出装置のキャリッジ周辺の縦断面図であり、第1バルブ及び第2バルブが閉じている状態を示す図である。 第1実施の形態に係るインク吐出装置のキャリッジ周辺の縦断面図であり、容積可変部材を押圧して容積可変部材内の空気を装置外部に放出している状態を示す図である。 第1実施の形態に係るインク吐出装置の横断面図である。 第1実施の形態に係る画像形成装置の概略的構成を示す縦断面図である。 第2実施の形態に係るキャリッジ周辺の縦断面図である。 変形例に係る容積可変部材の縦断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
9 インク吐出装置
13 インク吐出ヘッド
14 インクタンク
15 キャリッジ(ヘッドユニット)
33 管(連通部)
35 容積可変部材
37 空気給排出口
41 第1バルブ
43 第2バルブ
45 ソレノイドユニット(押圧手段)
46 ソレノイドユニット(押圧機構)
55 圧縮コイルスプリング(弾性部材)
59 第3バルブ(バルブ)
61 パッキン(弁座)
63 球状部材(弁体)
65 圧縮コイルスプリング(付勢部材)
67 可動ピン(弁体押圧部材)
T 用紙(記録媒体)

Claims (7)

  1. インク吐出ヘッドとインクを貯留するインクタンクとを有するヘッドユニットを備えたインク吐出装置であって、ポンプ機構を備え、ポンプ機構は、復元性を有し且つ空気給排出口を有する容積可変部材と、容積可変部材を押圧し且つ容積可変部材に対する押圧を解除可能な押圧手段とを備え、インクタンクと容積可変部材とは連通しており、連通部には第1バルブと第2バルブが設けられており、第1バルブ及び第2バルブは一方向弁であり、第1バルブは容積可変部材内の気圧が装置外部の気圧よりも高くなると開いて連通部を装置外部に開放し、第2バルブはインクタンク内の気圧が容積可変部材内の気圧よりも高くなると開き、押圧手段により容積可変部材を押圧して容積可変部材内の空気を装置外部に放出した後容積可変部材に対する押圧を解除して、容積可変部材の復元によりインクタンク内の空気を容積可変部材内に引き込むことを特徴とするインク吐出装置。
  2. インク吐出ヘッドとインクを貯留するインクタンクとを有するヘッドユニットを備えたインク吐出装置であって、ポンプ機構を備え、ポンプ機構は、復元性を有し且つ空気給排出口を有する容積可変部材と、容積可変部材を押圧し且つ容積可変部材に対する押圧を解除可能な押圧手段とを備え、インクタンクと容積可変部材とは連通しており、容積可変部材と装置外部との間にはバルブが設けられており、バルブを開閉するバルブ開閉手段が設けられており、バルブ開閉手段によりバルブを開いた後、押圧手段により容積可変部材を押圧して容積可変部材内の空気を装置外部に放出した後容積可変部材に対する押圧を解除して、容積可変部材の復元によりインクタンク内の空気を容積可変部材内に引き込むことを特徴とするインク吐出装置。
  3. バルブは弁体と筒形状の弁座を有しており、バルブ開閉手段は、弁体を弁座に向けて付勢する付勢部材と、弁座の内側を移動して弁体を押圧する弁体押圧部材と、弁体押圧部材を押圧し且つ弁体押圧部材に対する押圧を解除可能な押圧機構とを備え、付勢部材と弁体押圧部材とは弁体を挟む位置に位置しており、押圧機構により、弁体押圧部材を付勢部材の付勢方向と反対方向に押圧することにより弁体と弁座を離して、弁体押圧部材に対する押圧を解除することにより弁体と弁座が圧接することを特徴とする請求項2に記載のインク吐出装置。
  4. 容積可変部材は弾性樹脂製であり、容積可変部材の復元性を補う弾性部材を容積可変部材に設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のインク吐出装置。
  5. 容積可変部材は蛇腹形状であり、容積可変部材の復元性を補う弾性部材を容積可変部材に設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のインク吐出装置。
  6. 押圧手段は、ソレノイドを駆動源とすることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のインク吐出装置。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載のインク吐出装置を備え、インク吐出ヘッドから記録媒体にインクを吐出して画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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