JP2010052104A - ロボットのアーム可動範囲変更制御装置 - Google Patents

ロボットのアーム可動範囲変更制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ストッパ位置を変更できるものにおいて、ソフト制御上の可動制御範囲に対して物理ストッパの可動範囲を間違えて設定してしまうことを抑制できるようにする。
【解決手段】制御部9は、図示しないスイッチからアームの可動制御範囲区域についての変更要求があると、複数のアーム可動制御範囲区域の選択肢を表示部12に表示し、図示しないタッチパネルスイッチにより1つの選択肢を選択決定する旨の入力がなされたことを認識すると、前記可動制御範囲区域を当該選択決定された選択肢の可動制御範囲区域に設定し、物理被ストッパが、該設定された可動制御範囲区域により特定される物理ストッパのストッパ配置部の近くであって且つ前記設定された可動制御範囲区域内の位置に至るように、前記アームを移動させて停止させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、物理ストッパをストッパ配置部に選択的に装着することによりアームの可動範囲区域を複数の区域に変化させるようにしたロボットのアーム可動範囲変更制御装置に関する。
従来、ロボットにおいては、ストッパによりロボットのアームの可動範囲を制限する技術は知られている。ところで、最近では、ロボット動作の多様化を図るためにアームの動作範囲を適宜変更したいという要望がある。この場合、前記ストッパの位置を変更して前記アームの可動範囲を適宜変更することが考えられる。特許文献1に示された技術には、ストッパの位置を変更することで可動体の可動範囲を拡張・縮小する構成が開示されている。
特開2006−62482号公報
上記特許文献1に示された技術は、船の操作レバーの可動範囲を拡張・縮小するだけの技術であり、ロボットのアームのストッパには適用できないものであった。すなわち、ロボットにおいては、ストッパ自身を大きく位置換えすることによりアームの可動範囲の区域を複数区域に変更可能とすることが望まれており、この場合、アームを駆動源により実際に駆動する場合には、ソフト制御上は、複数の可動範囲区域の個々に対して、アームがストッパに衝突する手前で止める可動制御範囲区域をそれぞれ設けることになる。このとき、任意のソフト制御による可動制御範囲を設定した場合、当該設定可動制御範囲に対して、ストッパ位置を間違えると、つまりストッパによる可動範囲を間違えると、アームがストッパに衝突して調整ずれが発生してしまうおそれがある。
これに対して、特許文献1の技術は、操作レバーがストッパに衝突して調整ずれが起きてもあまり精度を必要としない船用のストッパ装置であり、しかも単にストッパの可動範囲を変更する技術しか開示されていないので、当該技術は、ストッパ(物理ストッパ)の位置を変更するときにアームの可動範囲区域とアームの可動制御範囲区域との間違えを防止する必要があるロボットには転用できない。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ストッパ位置を変更できるものにおいて、ソフト制御上の可動制御範囲区域に対して物理ストッパの可動範囲区域を間違えて設定してしまうことを抑制できるロボットのアーム可動範囲変更制御装置を提供することにある。
請求項1の発明によれば、ユーザーが複数の選択肢の可動制御範囲区域のいずれかを設定すると、ストッパ位置示唆制御手段が、該設定された可動制御範囲区域により特定される物理ストッパのストッパ配置部の近くであって且つ前記設定された可動制御範囲区域内の位置に至るように、前記アームを移動させて停止させるから、該アームにより物理ストッパの位置を示唆することができ、ソフト制御上の可動制御範囲区域に対して物理ストッパの可動範囲区域を間違えて設定してしまうことを抑制できる。
また、請求項2の発明によれば、アームの可動制御範囲区域についての変更要求があった時点の物理被ストッパの現在位置と、設定された可動制御範囲区域により特定される物理ストッパの設置位置とを比較し、物理ストッパの設置位置が複数ある場合には、その中で前記アームの現在位置と一番近い位置にある物理ストッパの設置位置の近くであって且つ前記設定された可動制御範囲区域内の位置に前記物理被ストッパが至るように前記アームを移動させるように制御するから、示唆のためのアーム移動距離を最短にでき、変更作業が早くなる。
請求項3の発明によれば、設定された可動制御範囲区域により特定される物理ストッパの設置位置が複数あって、且つ、特定される物理ストッパの設置位置のうちで、現在の物理ストッパの設置位置と同じ位置になるものと異なるものとがある場合には、異なる設置位置となる物理ストッパの設置位置の近くであって且つ前記設定された可動制御範囲区域内の位置を前記物理被ストッパの移動先に設定するように制御するから、変更する必要がある物理ストッパの設置位置を物理被ストッパが示唆するようになり、物理ストッパの位置変更をソフト制御上で選択したものと異なる位置に設置してしまうミスを制御できる。
以下、本発明の第1の実施例について図1ないし図10を参照して説明する。ロボット1について述べる。図2及び図3は、前記ロボット1の全体構成を概略的に示している。直線移動レール2には、その下面側に移動体2aが直線移動可能に支持されていると共に、その移動体2aを自在に移動させるための駆動機構が設けられている。詳しく図示はしないが、前記駆動機構は、直線移動レール2の一端部に配設されたモータ3や図示しないボールねじ機構などから構成されている。
そして、図3に示すように、前記移動体2aの下面部にはアーム支持ベース4が連結され、前記アーム支持ベース4の下面に水平方向に延びるアームたる水平旋回アーム5が、その一端部である基端側が垂直軸J1を中心に旋回可能に取付けられている。この水平旋回アーム5の前記垂直軸J1とは反対側の端部である先端部(先端面)に昇降体6が上下動可能に取付けられ、この昇降体6の下面側に手首部7が垂直軸J2を中心に同軸回転可能に取付けられている。また、手首部7には、ワークを把持するためのチャック(ハンド)等の作業用ツールが着脱可能に取付けられるようになっている。
この場合、図示はしないが、前記水平旋回アーム5は、アーム支持ベース4内に設けられた駆動源であるアーム回転用モータ8(図1参照)及び回転伝達機構により水平方向に無限回転(旋回)可能であり、前記昇降体6は、水平旋回アーム4に内蔵されたモータ及びラック−ピニオン機構によって水平旋回アーム5の先端にて上下移動され、前記手首部7は、昇降体6に内蔵されたモータによって同軸回転される。
上記各ロボット1の動作(モータ3を含む各軸のモータ)は、夫々、ロボットコントローラの制御部9(図1に図示)により作業工程プログラム等に基づいて制御されるようになっている。この制御部9は、CPU、ROM、RAMなどを備えて構成されており、制御手段及びストッパ位置示唆制御手段に相当する。
この制御部9には図6に示すティーチングペンダント10が接続されており、このティーチングペンダント10には、スイッチ群11が設けられていると共に、表示手段たる表示部12が設けられており、この表示部12にはタッチパネルスイッチ13、14、15、16、17(図9参照)が形成される。前記スイッチ群11のうちの一つのスイッチ11aが可動制御範囲区域変更要求手段に相当する。また、前記タッチパネルスイッチ13が選択決定手段に相当する。なお、図6において、デッドマンスイッチを符号11bで示している。
前記水平旋回アーム5には、物理被ストッパ18が上向きに設けられている。この物理被ストッパ18は、水平旋回アーム5の前記垂直軸J1とは反対側の端部である先端部(先端面)の昇降体6とを結ぶ線(仮想線)上に位置し、従って、該物理被ストッパ18は水平旋回アーム5の指向方向を示すことができる。
また、前記アーム支持ベース4には、相互に90度間隔の位置A、B、C、Dにストッパ配置部19、20、21、22が径方向へ突出する形態に形成されており、該ストッパ配置部19〜22の下面部に、物理ストッパ23、23を着脱可能なストッパ装着穴19a〜22aがそれぞれ形成されている。このストッパ配置部19〜22は、物理ストッパ23より多く設けられている。図4及び図5の状態では、ストッパ配置部19及び20に物理ストッパ23、23が装着された状態を示している。この物理ストッパ23、23は前記物理ストッパ18の回転範囲を制限することにより水平旋回アーム5の回転の可動範囲を制限するものである。なお、図5においては、水平旋回アーム5の回転中心5cと物理被ストッパ18とを結ぶ線(仮想線)5Pは、水平旋回アーム5の位置(角度位置)を示している。
前記水平旋回アーム5、ストッパ配置部19〜22、物理ストッパ23、23、制御部9、スイッチ11a、表示部12、タッチパネルスイッチ13によりロボットのアーム可動範囲変更制御装置1Aが構成されている。
前記水平旋回アーム5の機械的な可動範囲は、前記ストッパ配置部19〜22に対する前記物理ストッパ23、23の配置(装着)位置の選択により、複数の可動範囲区域に変更可能であり、図7(a)〜(d)に示すように、可動範囲区域K1、可動範囲区域K2、可動範囲区域K3、可動範囲区域K4がある。
前記可動範囲区域K1は、図7(a)に示すように、一方の物理ストッパ23が位置Aのストッパ配置部19に配置され、他方の物理ストッパ23が位置Dのストッパ配置部22に配置され、物理被ストッパ18が位置A−B−C−D側(これは位置Aから位置B、位置Cを通り位置Dまでの区域であって、位置Aと位置Dとの間の区域は除くことを示す)を移動できる形態である。
可動範囲区域K2は、図7(b)に示すように、一方の物理ストッパ23が位置Dのストッパ配置部22に配置され、他方の物理ストッパ23が位置Cのストッパ配置部21に配置され、物理被ストッパ18が位置D−A−B−C側(これは位置Dから位置A、位置Bを通り位置Cまでの区域であって、位置Dと位置Aとの間の区域は除くことを示す)を移動できる形態である。
可動範囲区域K3は、図7(c)に示すように、一方の物理ストッパ23が位置Cのストッパ配置部21に配置され、他方の物理ストッパ23が位置Bのストッパ配置部22に配置され、物理被ストッパ18が位置C−D−A−B側(これは位置Cから位置D、位置Aを通り位置Bまでの区域であって、位置Cと位置Bとの間の区域は除くことを示す)を移動できる形態である。
可動範囲区域K4は、図7(d)に示すように、一方の物理ストッパ23が位置Bのストッパ配置部20に配置され、他方の物理ストッパ23が位置Aのストッパ配置部19に配置され、物理被ストッパ18が位置B−C−D−A側(これは位置Bから位置C、位置Dを通り位置Aまでの区域であって、位置Bと位置Aとの間の区域は除くことを示す)を移動できる形態である。
前記水平旋回アーム5は、制御部9のソフト制御によるアーム回転用モータ8の制御により移動制御されるものであり、この場合、制御部9は、前記物理ストッパ23、23により制限された水平旋回アーム5の可動範囲を超えないように設定された可動制御範囲で前記水平旋回アーム5を駆動するように前記アーム回転用モータ8を制御する制御手段として機能する。その可動制御範囲の区域は図7(a)〜(d)に示すように、可動制御範囲区域S1と、可動制御範囲区域S2と、可動制御範囲区域S3と、可動制御範囲区域S4とに選択設定可能である。
前記可動制御範囲区域S1は、前記可動範囲区域K1に対応しており、物理被ストッパ18が位置Aの物理ストッパ23及び位置Dのストッパ23に衝突しない範囲に設定されている。
前記可動制御範囲区域S2は、前記可動範囲区域K2に対応しており、物理被ストッパ18が位置Dの物理ストッパ23及び位置Cのストッパ23に衝突しない範囲に設定されている。
前記可動制御範囲区域S3は、前記可動範囲区域K3に対応しており、物理被ストッパ18が位置Cの物理ストッパ23及び位置Bのストッパ23に衝突しない範囲に設定されている。
前記可動制御範囲区域S4は、前記可動範囲区域K4に対応しており、物理被ストッパ18が位置Aの物理ストッパ23及び位置Bのストッパ23に衝突しない範囲に設定されている。
なお、図7(a)の可動範囲及び可動制御範囲をパターン1と称し、図7(b)の可動範囲及び可動制御範囲をパターン2と称し、図7(c)の可動範囲及び可動制御範囲をパターン3と称し、図7(d)の可動範囲及び可動制御範囲をパターン4と称する。
ここで、ユーザーが水平旋回アーム5の可動制御範囲区域を変更すると共に、その変更に伴い可動範囲区域の選択(メカストッパ位置選択)をしたい場合には、ユーザーは、物理ストッパ23、23を取外した上で、可動制御範囲区域変更要求手段であるスイッチ11aを押すことなる。
制御部9は、ユーザーが変更しようとする可動制御範囲区域に対して、物理ストッパ23、23の付け替え先を示唆するための物理被ストッパ18(水平旋回アーム5)の移動先候補を関連付けて記憶しており、図7(a)のパターン1の可動制御範囲区域S1に対しては、該可動制御範囲区域S1で特定される物理ストッパ23、23の近くであって且つ設定された可動制御範囲区域S1内の位置A+、D−を、前記物理被ストッパ18の移動先候補として設定している(図8参照)。
同様に、図7(b)のパターン2の可動制御範囲区域S2に対しては、該可動制御範囲区域S2で特定される物理ストッパ23、23の近くであって且つ設定された可動制御範囲区域S2内の位置D+、C−を、前記物理被ストッパ18の移動先候補として設定し、図7(c)のパターン3の可動制御範囲区域S3に対しては、該可動制御範囲区域S3で特定される物理ストッパ23、23の近くであって且つ設定された可動制御範囲区域S3内の位置C+、B−を、前記物理被ストッパ18の移動先候補として設定し、図7(d)のパターン4の可動制御範囲区域S4に対しては、該可動制御範囲区域S4で特定される物理ストッパ23、23の近くであって且つ設定された可動制御範囲区域S4内の位置B+、A−を、前記物理被ストッパ18の移動先候補として設定している。
今、現在の可動制御範囲区域が図10(a)に示すパターン1であって、物理被ストッパ18が、同図(a)に示す位置にあると、仮定し、この状態で、物理ストッパ23、23を取り外した上で、ユーザーが上記スイッチ11aを押し操作すると、制御部9は次のストッパ位置示唆制御を行う。まず、図9(a)に示すように、水平旋回アーム5の複数の可動制御範囲区域の選択肢であるパターン1、パターン2、パターン3、パターン4を、表示部12に表示する。さらに、この場合、表示部12に、タッチパネルスイッチ13、14も表示する。
ユーザーが例えばパターン2をスイッチ群11の適宜のスイッチ又はダイヤルにより選択し、タッチパネルスイッチ13により決定した場合、制御部9は、この選択されたパターン2の可動制御範囲区域S2を、可動制御範囲区域として設定する。そして、制御部9は、この選択された可動制御範囲区域S2により特定される水平旋回アーム5の物理被ストッパ18の移動先候補として、位置D+、C−を仮設定する。この場合、スイッチ11aの操作時点(可動制御範囲区域についての変更要求があった時点)での物理被ストッパ18の現在位置(図10(a)参照)と、設定された可動制御範囲区域S2により特定される物理ストッパ設置位置(この場合ストッパ配置部21(位置C)とストッパ配置部22(位置D))(図10(b)参照)とを比較し、物理ストッパの設置位置が複数ある場合(この場合ストッパ配置部21(位置C)とストッパ配置部22(位置D)の2つがある)、その中で水平旋回アーム5の現在位置(これは物理被ストッパ18の現在位置と同じ)と一番近い位置にある物理ストッパの配置位置であるストッパ配置部21の近くであって且つ前記設定された可動制御範囲区域内の位置(図10(b)の場合、位置C−)に移動先を決定する。
そして、制御部9は、図9(b)で示すように、表示部12に、水平旋回アーム5の移動を開始する許可の入力を待つ旨の表示を行い、ユーザーがデッドマンスイッチ11bとタッチパネルスイッチ15とを同時押しすることにより、制御部9に対して、水平旋回アーム5駆動指令を入力する。すると制御部9は、物理被ストッパ18が、前記位置C−に至るように水平旋回アーム5を図10(b)の矢印Q方向へ移動させ、停止させる(図10(c)参照)。この場合図9(c)で示すように、動作状況を表示部12に表示する。
水平旋回アーム5が位置C−に至ったことにより、当該可動制御範囲区域S2に対応する可動範囲区域K1の物理ストッパ23、23の配置位置がストッパ配置部21、22であることが示唆される。
つまり、図8に示すように、物理被ストッパ18がストッパ配置部22の一方の近くの位置D+、又はストッパ配置部21の他方の近くの位置C−に至った場合には、選択決定された可動制御範囲区域S2に対応する可動範囲区域K2の物理ストッパ23、23の配置位置がストッパ配置部21、22であることが示唆され、
物理被ストッパ18がストッパ配置部21の一方の近くの位置C+、又はストッパ配置部20の他方の近くの位置B−に至った場合には、選択決定された可動制御範囲区域S3に対応する可動範囲区域K3の物理ストッパ23、23の配置位置がストッパ配置部21、20であることが示唆され、
物理被ストッパ18がストッパ配置部20の一方の近くの位置B+、又はストッパ配置部10の他方の近くの位置A−に至った場合には、選択決定された可動制御範囲区域S4に対応する可動範囲区域K4の物理ストッパ23、23の配置位置がストッパ配置部22、21であることが示唆され、
物理被ストッパ18がストッパ配置部19の一方の近くの位置A+、又はストッパ配置部22の他方の近くの位置D−に至った場合には、選択決定された可動制御範囲区域S1に対応する可動範囲区域K1の物理ストッパ23、23の配置位置がストッパ配置部22、19であることが示唆される。
このような本実施例によれば、ユーザーが複数の選択肢の可動制御範囲区域S1ないしS4のいずれかを設定すると、制御部9によるストッパ位置示唆制御手段が、物理被ストッパ18が該設定された可動制御範囲区域により特定される物理ストッパ23、23のストッパ配置部の近くであって且つ前記設定された可動制御範囲区域内の位置(位置A+、A-、B+、B-、C+、C-、D+、D-のいずれか)に至るように、水平旋回アーム5を移動させて停止させるから、該水平旋回アーム5により物理ストッパ23、23の位置を示唆することができ、ソフト制御上の可動制御範囲区域に対して物理ストッパの可動範囲区域を間違えて設定してしまうことを抑制できる。
また、本実施例によれば、水平旋回アーム5の可動制御範囲区域S1ないしS4のいずれかについての変更要求があった時点の物理被ストッパ18の現在位置と、設定された可動制御範囲区域により特定される物理ストッパ23、23の設置位置であるストッパ配置部とを比較し、物理ストッパ23、23のストッパ配置部が複数ある場合には、その中で前記水平旋回アーム5の現在位置と一番近い位置にあるストッパ配置部の近くであって且つ設定された可動制御範囲区域内の位置に前記物理被ストッパ18が至るように前記水平旋回アーム5を移動させるように制御するから、示唆のためのアーム移動距離を最短にでき、変更作業が早くなる。
図11は本発明の第2の実施例を示しており、この実施例においては、制御部9が、現在の可動制御範囲区域の物理ストッパの設置位置と、選択決定された可動制御範囲区域の物理ストッパの設置位置とを比較し、その比較結果に応じて、水平旋回アーム5の移動先を決定するようにしたところが第1の実施例と異なる。すなわち、制御部9は、設定された可動制御範囲区域により特定される物理ストッパの設置位置が複数あって、且つ、特定される物理ストッパの設置位置のうちで、現在の物理ストッパの設置位置と同じ位置になるものと異なるものとがある場合には、異なる設置位置となる物理ストッパの設置位置を前記物理被ストッパ18の移動先に設定するように制御する。
具体的に述べると、例えば、現在の可動制御範囲区域がパターン1の可動制御範囲区域S1であったとき、ユーザーが、可動制御範囲区域として、例えばパターン2の可動制御範囲区域S2を選択したとすると、制御部9は、この選択されたパターン2の可動制御範囲区域S2を、可動制御範囲区域として設定する。この場合、設定された可動制御範囲区域S2により特定される物理ストッパの設置位置としては、位置Dのストッパ配置部22と位置Cのストッパ配置部21とがある。そして、この特定されるストッパ配置部22及びストッパ配置部21に対して、現在のストッパ配置部は、ストッパ配置部19とストッパ配置部22とであるから、ストッパ配置部22が同じ位置になり、ストッパ配置部21とストッパ配置部19とが異なる位置となる。
制御部9は、設定された可動制御範囲区域S2により特定される物理ストッパの設置位置が複数あって、且つ、特定される物理ストッパの設置位置のうちで、現在の物理ストッパの設置位置と同じ位置になるものと異なるものとがあるいう条件に適合すると判定し、異なる設置位置となる物理ストッパの設置位置(この場合ストッパ配置部21)の近くであって且つ前記設定された可動制御範囲区域内の位置C−を前記物理被ストッパ18の移動先に設定するように制御する。
上述と同様の制御は、図11から分かるように、可動制御範囲区域S1から可動制御範囲区域S4に変更するとき、可動制御範囲区域S2から可動制御範囲区域S1又はS3に変更するとき、可動制御範囲区域S3から可動制御範囲区域S2又はS4に変更するとき、可動制御範囲区域S4から可動制御範囲区域S1又はS3に変更するときに、実行されることになる。
また、制御部9は、設定された可動制御範囲区域により特定される物理ストッパの設置位置が複数あって、且つ、特定される物理ストッパの設置位置が、現在の物理ストッパの設置位置と異なるものである場合には、特定される物理ストッパの設置位置のいずれのストッパ配置部の近くであって且つ前記設定された可動制御範囲区域内の位置を前記物理被ストッパ18の移動先に設定するように制御する。
具体的には、例えば、現在の可動制御範囲区域が可動制御範囲区域S1であって、設定された可動制御範囲区域が可動制御範囲区域S3である場合、設定された可動制御範囲区域S3により特定される物理ストッパの設置位置としては、位置Cのストッパ配置部21と位置Bのストッパ配置部20とがある。そして、この特定されるストッパ配置部21及びストッパ配置部20に対して、現在のストッパ配置部は、ストッパ配置部19とストッパ配置部22とであるから、ストッパ配置部はいずれも異なる。この場合には、ストッパ配置部21の近くであって且つ前記設定された可動制御範囲区域内の位置C+と、ストッパ配置部20の近くであって且つ前記設定された可動制御範囲区域内の位置B−とのうち、現在の物理被ストッパ18に近いほうが該物理被ストッパ18の移動先として設定される。
上述と同様の制御は、図11に示すように、可動制御範囲区域S2から可動制御範囲区域S4に変更するとき、可動制御範囲区域S3から可動制御範囲区域S1に変更するとき、可動制御範囲区域S4から可動制御範囲区域S1に変更するときに、実行される。
このような第2の実施例によれば、変更する必要がある物理ストッパ23、23の設置位置を物理被ストッパ18が示唆するようになり、物理ストッパ23、23の位置変更をソフト制御上で選択したものと異なる位置に設置してしまうミスを制御できる。
なお、本発明は、上述した実施例構造のロボットに限られず、アーム支持ベースにアームを回転可能に備えたロボット全般に広く適用できるものである。
本発明の第1の実施例を示す機能ブロック図 ロボットの斜視図 ロボットの側面図 物理ストッパ、物理被ストッパ、ストッパ配置部部分の斜視図 図4における物理ストッパ、物理被ストッパ、ストッパ配置部の配置関係を示す平面図 ティーチペンダントの正面図 (a)ないし(d)は可動範囲区域及び可動制御範囲区域の異なるパターンを示す図 選択した可動制御範囲区域と、物理被ストッパと、示唆されるストッパ配置部との関係を示す図 可動制御範囲区域の変更時における表示部の表示内容の変化を示す図 (a)ないし(c)は可動制御範囲区域の変更を説明するための図5相当図 本発明の第2の実施例を示し、現在の可動制御範囲区域と、設定された可動制御範囲区域と、水平旋回アームの移動先との関係を示す図
符号の説明
図面中、1はロボット、1Aはロボットのアーム可動範囲変更制御装置、4はアーム支持ベース、5は水平旋回アーム(アーム)、8はアーム回転用モータ(駆動源)、9は制御部(制御手段、ストッパ位置示唆制御手段)、10はティーチングペンダント、11aはスイッチ(可動制御範囲区域変更要求手段)、13はタッチパネルスイッチ(選択決定手段)、18は物理被ストッパ、19、20、21、22はストッパ配置部、23は物理ストッパを示す。

Claims (3)

  1. アーム支持ベースに駆動源により一定範囲で回転するように設けられたアームと、
    前記アームに設けられた物理被ストッパと、
    前記アーム支持ベースに設けられ該物理被ストッパの回転範囲を制限することにより前記アームの回転の可動範囲を制限する物理ストッパと、
    前記物理ストッパにより制限された前記アームの可動範囲を超えないように設定された可動制御範囲で前記アームを駆動するように前記駆動源を制御する制御手段とを備え、
    前記物理ストッパは、該物理ストッパの数より多く設けたストッパ配置部に対して着脱可能であり、
    前記物理ストッパを前記ストッパ配置部に選択的に装着することにより前記アームの前記可動範囲区域を複数の区域に変化させ、前記制御部は、複数の可動範囲区域に対応した可動制御範囲区域で前記アームを制御するようにしたロボットのアーム可動範囲変更制御装置であって、
    表示手段と、
    可動制御範囲区域変更要求手段と、
    選択決定手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記可動制御範囲区域変更要求手段から前記アームの可動制御範囲区域についての変更要求があると、複数のアーム可動制御範囲区域の選択肢を前記表示手段に表示する表示制御手段と、
    前記選択決定手段により1つの選択肢を選択決定する旨の入力がなされたことを認識すると、前記可動制御範囲区域を当該選択決定された選択肢の可動制御範囲区域に設定し、前記物理被ストッパが、該設定された可動制御範囲区域により特定される物理ストッパのストッパ配置部の近くであって且つ前記設定された可動制御範囲区域内の位置に至るように、前記アームを移動させて停止させるストッパ位置示唆制御手段とを含むことを特徴とするロボットのアーム可動範囲変更制御装置。
  2. 前記ストッパ位置示唆制御手段は、前記可動制御範囲区域変更要求手段から前記アームの可動制御範囲区域についての変更要求があった時点の前記物理被ストッパの現在位置と、設定された可動制御範囲区域により特定される物理ストッパの設置位置とを比較し、物理ストッパの設置位置が複数ある場合には、その中で前記アームの現在位置と一番近い位置にある物理ストッパの設置位置の近くであって且つ前記設定された可動制御範囲区域内の位置に前記物理被ストッパが至るように前記アームを移動させるように制御することを特徴とする請求項1に記載のロボットのアーム可動範囲変更制御装置。
  3. 前記ストッパ位置示唆制御手段は、設定された可動制御範囲区域により特定される物理ストッパの設置位置が複数あって、且つ、特定される物理ストッパの設置位置のうちで、現在の物理ストッパの設置位置と同じ位置になるものと異なるものとがある場合には、異なる設置位置となる物理ストッパの設置位置の近くであって且つ前記設定された可動制御範囲区域内の位置を前記物理被ストッパの移動先に設定するように制御することを特徴とする請求項1に記載のロボットのアーム可動範囲変更制御装置。
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