JP2010051732A - 吸収性物品 - Google Patents

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【課題】専門的な知識や滅菌された専用の器具を必要としないと共に高価な器具を必要としないだけでなく、簡易に取り付け可能な吸収性物品を提供する。
【解決手段】不透液性バックシート2の内面と透液性トップシート1との間の位置に吸収体3が介在され、不透液性バックシート2の外面側に外装シート12が積層される。透液性トップシート1、吸収体3、不透液性バックシート2及び外装シート12をそれぞれ貫通する四角形状の貫通穴14が設けられる。貫通穴14に対応する不透液性バックシート2及び外装シート12の部分に、尿を蓄える為の蓄尿袋16が設置される。透液性トップシート1上における貫通穴14の周囲部分に、2つの尿導入材18、20の一端側が接着される。尿導入材18、20はそれぞれ蓄尿袋16内に延在して他端側が蓄尿袋16内に位置している。
【選択図】図4

Description

本発明は、自分の意志で排尿をコントロールしたり排尿の始末をしたりするのが困難な人が装着して排尿を一時的に蓄える吸収性物品に関し、例えば自力歩行が困難な老人、入院患者、身体障害者、その他の人が使用可能なものである。
一般に、自力歩行が困難な老人、身体障害者、怪我や病気での入院患者などは、自分の意志で排尿をコントロールすることが困難であったり、自力での尿の後始末が困難な場合があったりする。このような場合には、一般的に膀胱に管を直接挿入して採尿したり、あるいは尿レシーバ及びこれに繋がる採尿管を用いて尿を真空ポンプによって吸引し尿タンクに導尿するような自動排尿処理装置が使用されたりしている。そして、この自動排尿処理装置としては、例えば下記の特許文献1〜3に示されたものが知られている。
特開2006−26108号公報 特開2006−136491号公報 特開2006−136492号公報
しかし、膀胱に直接管を挿入する場合には、使用者の不快感も大きく、また尿道や膀胱を傷つけたり、感染症を引き起こしたりする可能性が高いなどの観点から、専門的な知識や滅菌された専用の器具が無いと、処理が困難になる欠点を有していた。
この一方、自動排尿処理装置は、尿レシーバにより採取した尿を真空ポンプによって吸引して尿タンクに導尿する構造とされていることから、尿レシーバを身体に取り付ける手間が必要となったり、真空ポンプやセンサ等の複雑で高価な装置が必要になったりするだけでなく、採尿管に装着者が常時繋がれた状態となるため、著しく装着者の体の動きが妨げられていた。つまり、装着者及び介護者の精神的や肉体的な負担が多くなったり、経済的な負担も大きくなったりしていた。
そこで、本発明の主たる課題は、専門的な知識や滅菌された専用の器具を必要としないと共に高価な器具を必要としないだけでなく、簡易に取り付け可能な吸収性物品を提供することにある。
請求項1に係る吸収性物品は、股間にあてがわれる股間部とその前側に延在する腹側部分とに亘るように少なくとも形成された繊維集合体からなる吸収体が、液体を透過させる透液性トップシートと液体を透過させない不透液性バックシートとの間に介在された吸収性物品において、
透液性トップシートから不透液性バックシートに亘って貫通する貫通穴が形成されると共に、この貫通穴に対応する不透液性バックシートの部分に尿を蓄える蓄尿袋が設置され、透液性トップシート上に基端側を有した尿導入材が蓄尿袋内に延在している。
請求項1に係る吸収性物品の作用を以下に説明する。
本請求項の吸収性物品によれば、透液性トップシートと不透液性バックシートとの間に、股間にあてがわれる股間部とその前側に延在する腹側部分とに亘るように形成された繊維集合体からなる吸収体が、介在されている。
この一方、この吸収性物品の透液性トップシートから不透液性バックシートに亘って貫通する貫通穴が形成されていて、これに合わせて、この貫通穴に対応する不透液性バックシートの部分に尿を蓄える蓄尿袋が設置されている。さらに、透液性トップシート上に基端側を有した尿導入材がこの蓄尿袋内に延在している。
従って、本請求項に係る吸収性物品によれば、安価な紙おむつ等の吸収性物品に貫通穴を設け、装着者と接触しない側とされる不透液性バックシート側に蓄尿袋を配置しただけでなく、装着者と接触する側の透液性トップシート上に基端側を有した尿導入材をこの蓄尿袋内に延在させた構造となっている。このことで、この尿導入材により案内されて、尿を蓄尿袋内に確実に蓄えられるようになる。
つまり、専門的な知識や滅菌された専用の器具を必要としないと共に高価な器具を必要としないで、尿を確実に蓄えることができるだけでなく、紙おむつのような吸収性物品を装着者に単に装着するだけで良いので、吸収性物品を簡易に装着可能ともなる。この一方、本請求項のような蓄尿袋を備えた吸収性物品を使用することで、装着者はスムーズな動きが可能となると共に、排尿した際にも吸収性物品に対してこの蓄尿袋だけを取り換えるだけで良くなるのに伴って、おむつ交換の手間が省け、結果として装着者の睡眠を妨げることもない。
請求項2に係る吸収性物品の作用を以下に説明する。
本請求項に係る吸収性物品は請求項1と同一の作用を奏する。但し、本請求項では、蓄尿袋内に尿を吸収する吸収体が入っているという構成を有している。
つまり、本請求項によれば、尿を吸収する吸収体が蓄尿袋内に入っていることで、蓄尿袋内に入った尿が吸収体に吸収されるのに伴い、蓄尿袋から尿が誤って漏れ出すことがなくなる結果、より衛生的になるだけでなく、装着者や介護者の精神的や肉体的な負担も一層少なくなる。
請求項3に係る吸収性物品の作用を以下に説明する。
本請求項に係る吸収性物品は請求項1及び請求項2と同一の作用を奏する。但し、本請求項では、尿導入材が、撥水性の材料により形成されているという構成を有している。
つまり、本請求項によれば、尿導入材が撥水性とされるのに伴い、尿をはじいて尿が染み込み難くなる結果として、尿を蓄尿袋内に確実に誘導し易くなり、この結果として、請求項2と同様に、より衛生的になるだけでなく、装着者や介護者の精神的や肉体的な負担も一層少なくなる。
請求項4に係る吸収性物品の作用を以下に説明する。
本請求項に係る吸収性物品は請求項1から請求項3と同一の作用を奏する。但し、本請求項では、尿導入材が、その幅方向中程を一段低くして形成された案内部を有するという構成を有している。
つまり、本請求項によれば、尿導入材の幅方向中程を一段低くして形成された案内部を尿導入材が有する構造とされることで、この案内部に沿って蓄尿袋内に貫通穴を介しつつ尿をより確実に案内できるようになる。
以上のとおり本発明によれば、専門的な知識や滅菌された専用の器具を必要としないと共に高価な器具を必要としないだけでなく、簡易に取り付け可能な吸収性物品となる等の利点がもたらされる。
以下では、吸収パッドの例を用いて本発明に係る吸収性物品の第1の実施の形態を図示しつつ説明するが、本発明は止着式又はパンツ型等の各種の紙おむつにも適用できるものである。
図1〜図5は、本発明に係る吸収性物品の具体例とされる第1の実施の形態の吸収パッドを示している。この吸収パッドは、単体で、あるいは紙おむつの内面に敷いて使用されることを想定したものであり、前後方向中間部をなして股間にあてがわれる股間部Mと、その前後両側に延在する腹側部分F及び背側部分Bとを有するものである。
各部の寸法は適宜定めることができ、物品全長(前後方向長さ)L1は490〜630mm程度、全幅は280〜320mm程度とすることができ、この場合における股間部Mの前後方向長さは150〜190mm程度、幅は280〜320mm程度、腹側部分Fの前後方向長さは110〜150mm程度、幅は150〜320mm程度、及び背側部分Bの前後方向長さは110〜150mm程度、幅は110〜320mm程度とすることができる。特に、図示形態のように、腹側部分Fの幅が背側部分Bの幅よりも広く(例えば50〜100mm程度)、股間部Mの腹側が腹側部分Fと同幅となり且つ背側が背側部分Bと同幅となるように、股間部Mの幅が前後方向中間部で変化されているのが好ましい。
この吸収パッドは、液体を透過させない不透液性バックシート2の内面と液体を透過させる透液性トップシート1との間の位置であって、股間部Mから腹側部分Fに亘った部分に、繊維集合体からなる吸収体3が介在された基本構造を有している。そして、この不透液性バックシート2の他面側となる外面側には、不織布からなる外装シート12が積層されている。
吸収体3としては、パルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて吸収性ポリマーを混合、固着等してなるものを用いることができる。必要に応じて、吸収体3はクレープ紙(図示せず)により包むことができる。また、吸収体3の形状は、図示のように相対的に前側の部分が後側の部分よりも幅広な帯状、あるいは長方形状、台形状等、適宜の形状とすることができる。
吸収体3における繊維目付け及び吸収性ポリマーの目付けは適宜定めることができるが、繊維目付けは150〜400g/m2程度とするのが好ましく、また吸収性ポリマーの目付けは150〜420g/m2程度とするのが好ましい。
吸収体3の裏面側には、不透液性バックシート2が吸収体3の周縁より若干食み出すように設けられている。不透液性バックシート2としては、ポリエチレンフィルム等の他、ムレ防止の点から遮水性を損なわずに透湿性を備えたシートも用いることができる。この遮水・透湿性シートは、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。
また、不透液性バックシート2の外面側は、前述のように不織布からなる外装シート12により覆われており、この外装シート12は、所定の食み出し幅をもってバックシート2の周縁より外側に食み出している。外装シート12としては各種の不織布を用いることができる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。
吸収体3の表面側は、透液性トップシート1により覆われている。図示形態では透液性トップシート1の側縁から吸収体3が一部食み出しているが、吸収体3の側縁が食み出さないように透液性トップシート1の幅を広げることもできる。透液性トップシート1としては、有孔または無孔の不織布や穴あきプラスチックシートなどが用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。
吸収パッドの前後方向両端部では、外装シート12および透液性トップシート1が吸収体3の前後端よりも前後両側にそれぞれ延在されて貼り合わされ、吸収体3の存在しないエンドフラップ部EFが形成されている。吸収パッドの両側部では、外装シート12が吸収体3の側縁よりも外側にそれぞれ延在され、この延在部から透液性トップシート1の側部までの部分の内面にはバリヤシート4の幅方向外側の部分4xが前後方向全体にわたり貼り付けられ、吸収体3の存在しないサイドフラップ部SFを構成している。
これら貼り合わせ部分は、図3では点模様で示されており、ホットメルト接着剤、ヒートシール、超音波シールにより形成できる。外装シート12を設けない場合、外装シート12に代えて不透液性バックシート2をサイドフラップ部SFまで延在させ、サイドフラップ部SFの外面側を形成することができる。
バリヤシート4の素材としては、プラスチックシートやメルトブローン不織布を使用することもできるが、肌への感触性の点で、不織布にシリコンなどにより撥水処理をしたものが好適に使用される。バリヤシート4の幅方向中央側の部分4cは透液性トップシート1上にまで延在しており、その幅方向中央側の端部には、細長状弾性部材4Gが前後方向に沿って伸張状態でホットメルト接着剤等により固定されている。
この細長状弾性部材4Gとしては、糸状、紐状、帯状等に形成された、スチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができる。
また、両バリヤシート4,4は、幅方向外側の部分4xが前後方向全体にわたり物品内面(図示形態では透液性トップシート1表面および外装シート12内面)に貼り合わされて固定されるとともに、幅方向中央側の部分4cが、前後方向の両端部では物品内面(図示形態では透液性トップシート1表面)に貼り合わされて固定され、かつ前後方向の両端部間では物品内面(図示形態では透液性トップシート1表面)に固定されていない。この非固定部分は、図3に示されるように、物品内面(図示形態では透液性トップシート1表面)に対して起立可能なバリヤ部となる部分であり、その起立基端はバリヤシート4における幅方向外側の固定部分4xと内側の部分4cとの境に位置する。
本実施の形態の吸収パッドにおける腹側の端部からの距離L2が120〜170mm程度であってこの吸収パッドの幅方向中央部の位置には、透液性トップシート1、吸収体3、不透液性バックシート2及び外装シート12を相互に同一形状でそれぞれ貫通する貫通穴14が設けられており、また、この貫通穴14は幅寸法D1が80〜150mm程度とされる四角形状に形成されている。つまり、この吸収パッドには、透液性トップシート1から不透液性バックシート2に亘って貫通するだけでなく、外装シート12をも貫通する四角形状の貫通穴14が形成されていることになる。
図2及び図4に示すように、この貫通穴14に対応する不透液性バックシート2上の外装シート12部分には、例えばポリエチレン等のプラスチック製とされる尿を蓄える為の蓄尿袋16が設置されている。具体的には、この蓄尿袋16の開放端部が、不透液性バックシート2及び外装シート12側に形成された貫通穴14の周囲部分に接着剤や接着テープ等で、尿が漏れないように一周に亘って接合されることで、吸収パッドにこの蓄尿袋16が設置されている。
さらに、図1及び図4に示すように、透液性トップシート1上における貫通穴14の周囲部分とされる透液性トップシート1の前側及び後側に、撥水性とされる不織布等の材料によりそれぞれ形成された2つの尿導入材18、20の一端側である基端側が、ホットメルト等によりそれぞれ接着されており、このことで、透液性トップシート1にこれら2つの尿導入材18、20がそれぞれ取り付けられている。そして、これら2つの尿導入材18、20はそれぞれ貫通穴14内を通過して蓄尿袋16内にまで延在しており、これら2つの尿導入材18、20の他端側である先端側は、それぞれ蓄尿袋16内に位置している。
また、これら2つの尿導入材18、20には、その基端側から先端側に向かってそれぞれ伸びる折り線22が4本ずつ設けられていて、2つの尿導入材18、20のそれぞれ幅方向中程が一段低くされた案内部18A、20Aを有するように、図5に示す尿導入材18、20の横断面が屈曲された構造とされている。さらに、4本の折り線22により重なる尿導入材18、20の図5に示す部分にホットメルト等の接着剤Sが塗布されて、この重なる部分が接着されている。
次に、上記のように構成された本実施の形態に係る吸収パッドの作用を説明する。
本実施の形態の吸収パッドによれば、透液性トップシート1と不透液性バックシート2との間に、身体の股間にあてがわれる股間部Mとその前側に延在する腹側部分Fとに亘るように形成された繊維集合体からなる吸収体3が、介在されている。また、この不透液性バックシート2の他面側に不織布からなる外装シート12が積層されている。
この一方、この吸収パッドの透液性トップシート1から外装シート12に亘って貫通する貫通穴14が形成されていて、これに合わせて、この貫通穴14に対応する不透液性バックシート2及び外装シート12側の部分に尿を蓄える蓄尿袋16が設置されている。さらに、透液性トップシート1上に基端側を有した2つの尿導入材18、20がこの蓄尿袋16内に延在していて、また、これら尿導入材18、20は撥水性の材料によって形成されている。
従って、本実施の形態に係る吸収パッドによれば、安価な紙おむつ等の吸収パッドに貫通穴14を設け、装着者と接触しない側とされる不透液性バックシート2側に蓄尿袋16を配置しただけでなく、装着者と接触する透液性トップシート1上に基端側を有した尿導入材18、20をこの蓄尿袋16内に延在させた構造となっている。このことで、これら2つの尿導入材18、20によりそれぞれ案内されて、尿を蓄尿袋16内に確実に蓄えられるようになる。
つまり、専門的な知識と滅菌された専用の器具や高価な器具を必要としないで、尿を確実に蓄えることができるだけでなく、紙おむつのような吸収パッドを装着者に単に装着するだけで良いので、吸収パッドを簡易に装着可能ともなる。この一方、蓄尿袋16を備えた本実施の形態の吸収パッドを使用することで、装着者はスムーズな動きが可能となると共に、排尿した際にも吸収パッドに対してこの蓄尿袋16だけを取り換えるだけで良くなるのに伴って、おむつ交換の手間が省け、結果として装着者の睡眠を妨げることもない。
他方、本実施の形態では、尿導入材18、20が撥水性とされるのに伴い、尿をはじいて尿が染み込み難くなる結果として、尿を蓄尿袋16内に確実に誘導し易くなり、より衛生的になるだけでなく、装着者や介護者の精神的や肉体的な負担も一層少なくなる。
また、本実施の形態では、2つの尿導入材18、20の基端側から先端側に向かってそれぞれ伸びる折り線22が2つの尿導入材18、20にそれぞれ4本設けられていて、2つの尿導入材18、20のそれぞれ幅方向中程が一段低くされた案内部18A、20Aを有するように尿導入材18、20の横断面が屈曲された構造とされている。
つまり、本実施の形態によれば、2つの尿導入材18、20がそれぞれ幅方向中程を一段低くした案内部18A、20Aを有することで、尿導入材18、20の折り線22により形成された案内部18A、20Aに沿って、蓄尿袋16内に貫通穴14を介しつつ尿をより確実に案内できるようになる。
次に、本発明に係る吸収性物品の第2の実施の形態を同様に図示しつつ説明する。尚、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
第1の実施の形態では、吸収パッドに形成された貫通穴14に対応する部分に、尿を蓄える蓄尿袋16が設置されていたが、本実施の形態では、図6に示すように、更にこの蓄尿袋16内に尿を吸収する高分子吸収体やパルプ等で構成される吸収体30が入った構造とされている。
つまり、本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様な作用を奏する他、尿を吸収する吸収体30が蓄尿袋16内に入っていることで、蓄尿袋16内に入った尿が吸収体30に吸収されるのに伴い、蓄尿袋16から尿が誤って漏れ出すことがなくなる結果、より衛生的になるだけでなく、装着者や介護者の精神的や肉体的な負担も一層少なくなるという作用も奏する。
尚、上記実施の形態では、蓄尿袋16をポリエチレン製としたが、確実に尿を蓄えることが可能な材質であれば、他のプラスチック材であっても良く、また更にプラスチック材以外の材質を用いても良い。そして、蓄尿袋16の開放端部を不透液性バックシート2や外装シート12に接合する際には、簡易に取り付け取り外し可能なものであれば、上記実施の形態で説明した接着剤や接着テープ等であっても良い。
さらに、上記実施の形態では、2つの尿導入材18、20にそれぞれ折り線22を4本ずつ設けたが、折り線の数はこれに限定されず、伝い漏れを引き起こし易いような多数の本数でなければ良く、折り線の数を例えば2〜4本とすることが考えられる。
本発明は、例えば、パンツ型紙おむつ、止着式紙おむつ、吸収パッドなどの吸収性物品に好適に利用可能なものである。
本発明の第1の実施の形態に係る吸収パッドの展開状態の平面図である。 吸収パッドの展開状態の裏面図である。 図1の3−3矢視線断面図である。 図1の4−4矢視線拡大断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る吸収パッドに適用される尿導入材の拡大横断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る吸収パッドにおける図4に対応する拡大断面図である。
符号の説明
1…透液性トップシート
2…不透液性バックシート
3…吸収体
12…外装シート
14…貫通穴
16…蓄尿袋
18…尿導入材
20…尿導入材
30…吸収体

Claims (4)

  1. 股間にあてがわれる股間部とその前側に延在する腹側部分とに亘るように少なくとも形成された繊維集合体からなる吸収体が、液体を透過させる透液性トップシートと液体を透過させない不透液性バックシートとの間に介在された吸収性物品において、
    透液性トップシートから不透液性バックシートに亘って貫通する貫通穴が形成されると共に、この貫通穴に対応する不透液性バックシートの部分に尿を蓄える蓄尿袋が設置され、透液性トップシート上に基端側を有した尿導入材が蓄尿袋内に延在している吸収性物品。
  2. 蓄尿袋内に尿を吸収する吸収体が入っている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 尿導入材が、撥水性の材料により形成されている請求項1または請求項2に記載の吸収性物品。
  4. 尿導入材が、その幅方向中程を一段低くして形成された案内部を有する請求項1から請求項3のいずれかに記載の吸収性物品。
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