JP2010051349A - 医用画像診断支援装置及び医用画像診断支援プログラム - Google Patents

医用画像診断支援装置及び医用画像診断支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】自動でデジタル画像を解析し、欠損歯の多い患者のレントゲン画像においても歯牙枠を適切に割り振り、欠損歯情報を取得し、カルテシステム側へ反映する医用画像診断支援装置を提供する。
【解決手段】医用画像診断支援装置は、操作者によって選択された歯科医用画像を磁気ディスクから読み出して主メモリに保持し(ステップ201)、歯科医用画像に対して画像処理を行い(ステップ202)、正中線座標と解析領域の検索を行い(ステップ203)、歯牙枠の決定と欠損歯の判定を行い(ステップ204)、決定した歯牙枠と歯科医用画像とを表示用サイズに変換して表示する(ステップ205)。
【選択図】図3

Description

本発明は、レントゲン画像撮影装置、X線CT装置、MRI装置、超音波診断装置等の医用画像撮影装置によって取得された医用画像を表示して、医師による診断を支援する医用画像診断支援装置に関する。詳細には、歯科医師による歯科医用画像を用いた診断を支援する医用画像診断支援装置に関する。
一般に、医用画像診断支援装置は、上記医用画像撮影装置から医用画像を取得し、この医用画像に対して画像処理を行って診断画像を表示する。
また、歯科医用画像に関しては、患者コードに基づいて画像データベースから患者の歯科医用画像を検索し、カルテ入力画面とは別画面で歯科医用画像画面を表示し、歯科医用画像画面を参照しながらカルテ入力画面に入力操作を行うカルテ作成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−196660号公報
その際、患者の欠損歯の有無を解析するには、歯科医師がデジタルレントゲン画像ビューワーを見ながら、カルテシステムへ目視した情報を手動で入力していた。
しかしながら、歯科医師が歯科医用画像を参照し、手動で欠損歯の判断を行うことで、誤選択が生じたり、探すのに時間が掛かってしまうという問題点があった。特に、初めて来院した患者の診察を行う際に、欠損歯の多い患者のレントゲン画像から欠損歯を探すのに、時間が掛かってしまうという問題点があった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、自動でデジタル画像を解析し、欠損歯の多い患者のレントゲン画像においても歯牙枠を適切に割り振り、欠損歯情報を取得し、カルテシステム側へ反映することを目的とする。
前述した目的を達成するための第1の発明は、歯科医師による歯科医用画像を用いた診断を支援する医用画像診断支援装置において、前記歯科医用画像を取得する歯科医用画像取得手段と、前記歯科医用画像の解析領域の絞込みを行う解析領域検索手段と、前記解析領域内で、歯牙枠の決定と欠損歯の判定を行う一歯単位検索手段と、決定した歯牙枠と歯科医用画像とを、表示用サイズに変換して表示する結果歯牙枠表示手段と、を具備することを特徴とする医用画像診断支援装置である。
前記一歯単位検索手段は、所定のサンプル歯牙枠を、前記解析領域の大きさに応じて伸縮して歯牙枠の幅と高さを算出し、算出した歯牙枠の幅と高さを元に、各歯番の歯があるであろうと予測される座標に歯牙枠を用意し、前記各歯番の各歯牙枠内において、濃度ヒストグラムを算出して最頻値を求め、前記最頻値が所定の値より小さい場合、その歯を欠損歯と判断することが好ましい。
さらに、前記一歯単位検索手段は、欠損歯でない歯の歯牙枠を前後左右に移動させて前記歯牙枠の位置の微調整を行い、当該歯の形状探査を行って、前記歯牙枠の形を補正することが好ましい。
また、前記解析領域検索手段は、正中線座標を検索し、上下方向への解析領域の上端下端を検索し、左右方向への解析領域の両端を検索することが好ましい。
また、前記解析領域検索手段は、操作者に解析処理のサポートのための定点を前記歯科医用画像に指定するように求め、前記操作者が指定した定点を用いて、解析領域の決定を行うことが好ましい。
さらに、画像解析前に、画像処理を行う解析画像拡張手段とを具備することが好ましい。
第2の発明は、歯科医用画像を取得する歯科医用画像取得ステップと、前記歯科医用画像の解析領域の絞込みを行う解析領域検索ステップと、前記解析領域内で、歯牙枠の決定と欠損歯の判定を行う一歯単位検索ステップと、決定した歯牙枠と歯科医用画像とを、表示用サイズに変換して表示する結果歯牙枠表示ステップと、をコンピュータに実行させるための医用画像診断支援プログラムである。
上記の医用画像診断支援プログラムをネットワークを介して送受してもよいし、記録媒体に記録して流通させてもよい。
本発明によれば、歯科医師が手動で欠損部位を入力していた操作を、自動で解析し、反映することにより、操作性、正確性、直観性を向上させることができる。
以下添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、以下の説明及び添付図面において、同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
(1.医用画像診断支援装置1の構成)
最初に、図1を参照しながら、医用画像診断支援装置1の構成について説明する。
図1は、医用画像診断支援装置1のハードウェア構成図である。
医用画像診断支援装置1は、CPU10、磁気ディスク13、主メモリ14、コントローラ15に接続されたマウス16やキーボード17、表示メモリ18、ディスプレイ19、入力メモリ8、ペン型入力装置9を備える。医用画像診断支援装置1は、LAN12を介して医用画像撮影装置11に接続される。
医用画像撮影装置11は、被検体の断層画像等の医用画像を撮影する装置である。医用画像撮影装置11は、例えば、X線撮影装置である。医用画像診断支援装置1は、被検体の医用画像を表示する。
CPU10は、接続される各構成要素の動作を制御する装置である。CPU10は、磁気ディスク13に格納されるプログラムやプログラム実行に必要なデータを主メモリ14にロードして実行する。磁気ディスク13は、医用画像撮影装置11により撮影された断層画像等の医用画像をLAN12等のネットワークを介して取得して格納する装置である。また、磁気ディスク13には、CPU10が実行するプログラムやプログラム実行に必要なデータが格納される。主メモリ14は、CPU10が実行するプログラムや演算処理の途中経過を記憶するものである。マウス16やキーボード17やペン型入力装置9は、操作者が医用画像診断支援装置1に対して操作指示を行う操作デバイスである。入力メモリ8は、ペン型入力装置9によって指定された位置情報を保持するものである。表示メモリ18は、液晶ディスプレイやCRTなどのディスプレイ19に表示するための表示データを格納するものである。
(2.医用画像診断支援装置の動作)
次に、図2〜図8を参照しながら、医用画像診断支援装置1の動作について説明する。
図2は、医用画像診断支援装置1の全体動作を示すフローチャートである。
医用画像診断支援装置1は、フルオート解析を実行する(ステップ101)。医用画像診断支援装置1は、フルオート解析の解析結果が良好でない場合には(ステップ102のNo)、セミオート解析を実行する(ステップ103)。医用画像診断支援装置1は、セミオート解析の解析結果が良好でない場合には(ステップ104のNo)、補正処理(マニュアル解析)を実行する(ステップ106)
(3.フルオート解析:ステップ101)
図3は、医用画像診断支援装置1のフルオート解析(ステップ101)における医用画像診断支援装置1の動作を示すフローチャートである。
(3−1.画像ファイル読込:ステップ201)
操作者は、マウス16やキーボード17を操作し、医用画像撮影装置11によって撮影された歯科医用画像のうち、診断対象の歯科医用画像を選択する。医用画像診断支援装置1のCPU10は、操作者によって選択された歯科医用画像を磁気ディスク13から読み出して主メモリ14に保持する(ステップ201)。尚、歯科医用画像は、主にJPEG形式の画像ファイルによって取り扱われる。
図4は、余白22の除去の説明図である。
医用画像診断支援装置1のCPU10は、歯科医用画像21aを磁気ディスク13から読み出した後、主メモリ14に保持された歯科医用画像21aから余白22を取り除く。これにより、解析精度及び処理速度を向上させることができる。
(3−2.解析画像拡張処理:ステップ202)
医用画像診断支援装置1のCPU10は、主メモリ14上の歯科医用画像21aに対して、画像解析の精度を向上するために、解析前に2つの画像変換処理を行う。1つ目は、デジタルラプラス変換の離散時近似を行い、先鋭化を行う画像変換処理である。2つ目は歪み補正関数を元に、中心から両端に向けての歪み補正を行う画像変換処理である。
(3−2−1.デジタルラプラス変換)
離散時近似を行い、エッジを強調し、画像の先鋭化を行う。
ある一点x、y座標の濃度値をf(x,y)と定義し、デジタルラプラス変換された濃度値をg(x,y)と定義する。
g(x,y)=5f(x,y)-[f(x+1,y)+f(x-1,y)+f(x,y+1)+f(x,y-1)]
この際、JPEG画像を用いた場合など、濃度値に上限・下限がある場合、g(x、y)の値が上限や下限を超えた、オーバーシュートとアンダーシュートが発生する可能性があるので、画像全体の濃度値の最小値minを減算する必要がある。
g(x,y)=5f(x,y)-[f(x+1,y)+f(x-1,y)+f(x,y+1)+f(x,y-1)]-min
(3−2−2.歪み補正)
レントゲン画像に特有の中心から端に向けての画像の歪みを補正する。
ある一点(x,y)座標の補正前の濃度値をf(x,y)と定義し、補正後の濃度値をg(x,y)と定義し、画像の中心を(0,0)座標として、以下の歪み補正関数を使用する。なお、a,bは、過去の撮影画像を分析して定める。
g(x,y)=(e^(a×x)+b)×f(x、y)
(3−3.解析領域検索処理:ステップ203)
医用画像診断支援装置1のCPU10は、主メモリ14上の歯科医用画像21aに対して、正中線座標の検索、上下方向の両端下端の検索、左右方向の両端の検索を行い、解析領域の絞込みを行う。
(3−3−1.正中線y座標の検索)
図5は、正中線(横)23の算出を示す図である。
医用画像診断支援装置1のCPU10は、歯科医用画像21aに対して、横方向における画像の中心を起点にして、その前後Nサイズで縦方向のテクスチャーエッジを算出し、上下顎の隙間であろう座標を決定し、正中線のy座標を決定する。なお、Nの値は、最適な値を別の過去の画像から設定する。
テクスチャーエッジは、ある点において、その前後N×Nの領域の濃度平均を求めて、その差分により、画像のエッジを算出する技法である。具体的には、以下の様に行う。
画像内のある一点の座標を(x,y)とし、濃度をf(x,y)とする。
次式における値をサンプルとして、エッジ判定を行う。
L = 1/nΣΣf(x+u,y+v)
R = 1/nΣΣf(x+s,y+v)
※-2≦u≦0、0≦s≦2、-1≦v≦1
L≧R LR = R / L
L<R LR = L / R
T = 1/nΣΣf(x+o,y+p)
B = 1/nΣΣf(x+o,y+q)
※-2≦p≦0、0≦q≦2、-1≦o≦1
V = (T-B)×LR
Vの値が十分なピークとして判断出来る条件を満たす場合に、プラスの値のピーク(上顎の歯の部分と上下顎の隙間の間に相当)とマイナスの値のピーク(上下顎の隙間と下顎の歯の部分の間に相当)の間の座標を、上下顎の隙間と判断する。上下顎の隙間の領域には、それぞれ評価ポイントを1と設定する。さらに、前後Nサイズの領域で、各x座標ごとに上下顎の隙間の検索と評価ポイントの設定を繰り返し、各y座標ごとに評価ポイントを集計し、評価ポイントが高い領域の中心を正中線y座標と判断する。
図5は、歯科医用画像21aの横方向の中心のx座標において、横軸にy座標、縦軸にZを取ったグラフである。図5では、丸印が上下顎の隙間となる。Zは、以下のようにして求める。
x=iの場合のVの値を求め、Vがプラスの値のピークの座標を(i,y1)、Vがマイナスの値のピークの座標を(i,y2)とし、
Ziをx=iにおけるy軸方向の評価ポイントとすると、
Zi(x,y) =
0 ( y<y1, y>y2 )
1 ( y1 ≦ y ≦ y2 )
Z = ΣZi(x,y)
※i-N<=x<=i+N
(LRをかける理由)
人間の歯は、基本的に直線的に生えている場合が少なく、どちらかといえば斜めに生えている場合が多い。極小である座標点の前後において、大きな値を持ったとしても、視覚的に水平なエッジではない場合がある。その為、左右の濃度平均の割合をかけ合わせることで、なるべく水平なエッジが強められるような結果を期待してLRをかけ合わせる。
(3−3−2.解析領域の上端下端の検索)
図6は、歯科医用画像21aの横方向の中心において、横軸にy座標、縦軸にZを取ったグラフである。上方向の検索限界の目安として、正中線座標を決定したピークの、隣接するピーク(図6中丸印)が鼻の位置となるはずなので、その座標を上方向の検索限界とし、解析領域上端25を設ける。下方向の検索限界は、正中座標から上方向の検索限界と同距離の位置を下方向の検索限界とし、解析領域下端26を設ける。なお、下方向への検索限界は、検索するピークが不確かなため、仮決定として処理する。
(3−3−3.解析領域の左端右端の検索)
図7は、正中線座標における歯科医用画像21aの横方向において、横軸にx座標、縦軸にWをとったグラフである。Wは、検索限界の範囲で縦方向の濃度平均値Aveと標準偏差σを用いて、W=Ave×2−σと定義される。Wが十分な山となっている箇所を歯肉として判断し、解析領域左端27、解析領域右端28とする。ただし、両端から所定の距離内は検索を行わない。この値は、過去の診療実績により決定する。画像の両端にあるノイズ(おそらく撮影時の背景)にパターン性がないため、画像の両端の一定範囲内を検索しないことにしたものである。正中線(縦)24を、解析領域左端27と解析領域右端28の中心とする。
図8は、歯科医用画像21bを示す図である。歯科医用画像21bは、歯科医用画像21aに対して、解析領域検索処理で得られた、正中線(横)23、正中線(縦)24、解析領域上端25、解析領域下端26、解析領域左端27、解析領域右端28を加えたものである。
(3−4.一歯単位検索処理:ステップ204)
絞り込んだ解析領域内において、正中線を起点として、上下顎共に、歯肉の左右に向けて、一歯単位で検索を行う。正常歯、欠損歯の判定を含む歯番単位の解析と、欠損歯の形状補正を行う。
(3−4−1.歯牙枠の決定)
(a)正中線から歯肉までの距離をLenとし、その距離を元に、歯番単位のサンプル幅とサンプル高を決定する。
例)
3番のサンプル幅 = Len×0.12
3番のサンプル高 = Len×0.30
※0.12や0.30といった比率は、実際のレントゲン画像の歯と、正中から歯肉までの距離との比率をデータ化し最も一般的な比率となるであろうデータを使用する。
(b)算出したサンプル幅を元に、歯があるであろうと予測される座標に、サンプル幅とサンプル高で囲われる歯牙枠を用意する。
例)
1番のサンプル幅:12
2番のサンプル幅:12
3番のサンプル幅:15 3番のサンプル高:32とすると、
正中線から3番の歯番への相対的な距離は24となり、
3番の歯牙枠は正中線から24はなれた位置より縦32横15の枠となる。
(3−4−2.欠損歯の判定)
(c)解析範囲内において、濃度ヒストグラムを算出し、最も存在する数が多い濃度を歯の濃度であると仮定する。ただし、全歯欠損の場合だと、正常な値とはならないので、少なくとも歯として判定できる最小値はパラメータで指定しておく。
(d) (b)で用意した歯牙枠を、検索の元となる検索窓とし、この範囲の平均濃度が、(c)で仮定した濃度より小さければ欠損歯として、その範囲を欠損歯枠として決定する。(c)で仮定した濃度より大きければ、正常歯として、以下の微調整検索を行う。
(3−4−3.正常歯枠の形状補正)
(e) (d)で正常歯として判定された検索窓の座標を元に、前後左右で微調整検索を行う。
(f) (e)で微調整検索を行った検索窓に対して、歯の形状探査を行い、歯牙枠の形を補正する。なお、形状探査は、臼歯が斜めに生えている可能性も考慮し、±90度の範囲で、最適な形を確定する。
(3−4−4.欠損歯枠の形状補正)
歯番単位の解析では、欠損歯に対しての形状補正は一切行わないので、全ての解析が終わった後で、直近の正常歯を参考に、欠損歯の位置・高さの補正を行う。
以下、欠損歯の形状補正アルゴリズムを説明する。
(a)欠損歯の左右の正常歯を検索する。
(b)左右の正常歯で、最も近い正常歯を選択する。
例)
欠損歯 : 上顎左4番
正常歯 : 上顎左6番、上顎左3番
上顎左3番の正常歯を選択する。
ただし、左右共に、同距離に正常歯がある場合は、内側の歯を優先的に選択する。
例)
欠損歯 : 上顎左4番
正常歯 : 上顎左5番、上顎左3番
上顎左3番の正常歯を選択する。
(c)欠損歯の形状を、選択した正常歯の上下位置、及び高さに揃える。ただし、左右幅は変更しない。
図9は、歯科医用画像21bに、歯牙枠29を表示した歯科医用画像21cを示す図である。
(3−5.結果歯牙枠表示処理:ステップ205)
図10は、歯科医用画像のサイズ変換を示す図である。
医用画像診断支援装置1のCPU10は、画像解析用サイズの歯科医用画像21dを表示用サイズの歯科医用画像情報21eに変換する。
(4.セミオート解析:ステップ103)
図11は、医用画像診断支援装置1のセミオート解析(ステップ103)における医用画像診断支援装置1の動作を示すフローチャートである。
(4−1.画像ファイル読込:ステップ301)
フルオート解析における画像ファイル読込み(ステップ201)と同様の動作を行う。
(4−2.解析座標定点指定処理:ステップ302)
操作者は、マウス16を操作し、解析処理のサポートのため、正中線座標の指定、一歯単位の指定などの定点を指定することで、解析の精度向上を目指す。
(4−2−1.正中線座標指定処理)
図12に示すように、操作者は、マウス16を操作し、マウスクリックにより、画像内の正中線座標を指定する。また、決定した正中線座標を正中線(横)23と正中線(縦)24の十字マークで表示し、マウスドラッグにより、位置の微調整を行うことができる。
(4−2−2.一歯単位指定処理)
図13に示すように、操作者は、マウス16を操作し、上下顎、左右、歯番の情報を与え、マウスドラッグにより画像上の歯を四角で囲うことで、特定の歯の位置を決定し、その位置から逆算した、その他の歯の解析の精度向上を行う。ただし、以下のルールに基づいた場合のみ許可する。
・正中線座標が指定済みの場合は、その座標を優先する(正中線位置の逆算処理のみ)
・複数の歯も指定可とするが、一歯ずつの指定のみ行えることとする。
・正常歯の位置のみ指定可とし、欠損歯の指定は不可とする。(逆算する際に、指定歯の歯番とサイズを基礎にするので、欠損歯の場合のサイズに正確性がないため、欠損歯の指定は不可とする。)
(4−3.解析画像拡張処理:ステップ303)
フルオート解析の解析画像拡張処理(ステップ202)と同様の処理を行う。
(4−4.一歯単位検索処理:ステップ304)
指定された座標軸を基に、以下のアルゴリズムで一歯単位の検索を行う。
検索アルゴリズムには、以下の3つのパターンを用意する。
・正中線座標のみ指定されている場合
・一歯単位のみ指定されている場合
・正中線座標と一歯単位の指定がされている場合
(4−4−1.正中線座標のみ指定されている場合の一歯単位検索処理)
(a).正中線のy座標を基に、フルオート時と同処理で歯肉の両端を探査する。なお、上下探査限界は、解析パラメータとして指定しておく。
(b).決定した正中線と歯肉の両端の座標を用いて、フルオート時と同処理で一歯単位の検索を行う。
(4−4−2.一歯単位のみ指定されている場合の一歯単位検索処理)
(a).指定された歯番とサイズを基に、逆算して正中線から歯肉までの距離を算出する。なお、フルオート時に使用した、一般的な人の一歯単位の比率から逆算する。
(b).逆算した距離を基に、正中線座標を決定し、指定以外の歯の検索を行う。なお、フルオート時とほぼ同様の処理で検索する。ただし、指定歯の位置はずらさない。
(4−4−2.正中線座標と一歯単位の指定がされている場合の一歯単位検索処理)
(a).指定された歯番とサイズを基に、逆算して正中線から歯肉までの距離を算出する。なお、フルオート時に使用した、一般的な人の一歯単位の比率から逆算する。
(b).逆算した距離と、指定した正中線座標を基にし、指定以外の歯の検索を行う。また、フルオート時とほぼ同様の処理で検索する。ただし、指定歯の位置はずらさない。
(4−5.結果歯牙枠表示処理:ステップ305)
フルオート解析における結果歯牙枠表示処理(ステップ205)と同様の動作を行う。
(5.マニュアル解析:ステップ106)
セミオート解析によっても、満足するべき解析結果が得られない場合には、マニュアル解析モードに移行し、操作者が歯牙枠の位置の設定や、欠損歯の判定を行う。
以上、本発明に係る医用画像診断支援装置の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
医用画像診断支援装置1のハードウェア構成図 医用画像診断支援装置1の全体動作を示すフローチャート フルオート解析における医用画像診断支援装置1の動作を示すフローチャート 余白22の除去の説明図 正中線(横)23の決定の説明図 解析領域の上端と下端の決定の説明図 解析領域の左端と右端の決定の説明図 歯科医用画像21bを示す図 歯科医用画像21cを示す図 歯科医用画像のサイズ変換を示す図 セミオート解析における医用画像診断支援装置1の動作を示すフローチャート セミオート解析における正中線座標指定処理を説明する図 セミオート解析における一歯単位指定処理を説明する図
1………医用画像診断支援装置
10………CPU
11………医用画像撮影装置
12………LAN
13………磁気ディスク
14………主メモリ
15………コントローラ
16………マウス
17………キーボード
18………表示メモリ
19………ディスプレイ
21………歯科医用画像
22………余白
23………正中線(横)
24………正中線(縦)
25………解析領域上端
26………解析領域下端
27………解析領域左端
28………解析領域右端
29………歯牙枠

Claims (7)

  1. 歯科医師による歯科医用画像を用いた診断を支援する医用画像診断支援装置において、
    前記歯科医用画像を取得する歯科医用画像取得手段と、
    前記歯科医用画像の解析領域の絞込みを行う解析領域検索手段と、
    前記解析領域内で、歯牙枠の決定と欠損歯の判定を行う一歯単位検索手段と、
    決定した歯牙枠と歯科医用画像とを、表示用サイズに変換して表示する結果歯牙枠表示手段と、
    を具備することを特徴とする医用画像診断支援装置。
  2. 前記一歯単位検索手段は、
    所定のサンプル歯牙枠を、前記解析領域の大きさに応じて伸縮して歯牙枠の幅と高さを算出し、
    算出した歯牙枠の幅と高さを元に、各歯番の歯があるであろうと予測される座標に歯牙枠を用意し、
    前記各歯番の各歯牙枠内において、濃度ヒストグラムを算出して最頻値を求め、
    前記最頻値が所定の値より小さい場合、その歯を欠損歯と判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の医用画像診断支援装置。
  3. さらに、前記一歯単位検索手段は、
    欠損歯でない歯の歯牙枠を前後左右に移動させて前記歯牙枠の位置の微調整を行い、
    当該歯の形状探査を行って、前記歯牙枠の形を補正する
    ことを特徴とする請求項2に記載の医用画像診断支援装置。
  4. 前記解析領域検索手段は、
    正中線座標を検索し、
    上下方向への解析領域の上端下端を検索し、
    左右方向への解析領域の両端を検索する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載の医用画像診断支援装置。
  5. 前記解析領域検索手段は、
    操作者に解析処理のサポートのための定点を前記歯科医用画像に指定するように求め、
    前記操作者が指定した定点を用いて、解析領域の決定を行う
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4に記載の医用画像診断支援装置。
  6. さらに、画像解析前に、画像処理を行う解析画像拡張手段と
    を具備することを特徴とする請求項1ないし請求項5に記載の医用画像診断支援装置。
  7. 歯科医用画像を取得する歯科医用画像取得ステップと、
    前記歯科医用画像の解析領域の絞込みを行う解析領域検索ステップと、
    前記解析領域内で、歯牙枠の決定と欠損歯の判定を行う一歯単位検索ステップと、
    決定した歯牙枠と歯科医用画像とを、表示用サイズに変換して表示する結果歯牙枠表示ステップと、
    をコンピュータに実行させるための医用画像診断支援プログラム。
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