JP5336750B2 - 医用画像診断支援装置及び医用画像診断支援プログラム - Google Patents

医用画像診断支援装置及び医用画像診断支援プログラム Download PDF

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Description

本発明は、レントゲン画像撮影装置、X線CT装置、MRI装置、超音波診断装置等の医用画像撮影装置によって取得された医用画像を表示して、医師による診断を支援する医用画像診断支援装置に関する。詳細には、歯科医師による歯科医用画像を用いた診断を支援する医用画像診断支援装置に関する。
一般に、医用画像診断支援装置は、上記医用画像撮影装置から医用画像を取得し、この医用画像に対して画像処理を行って診断画像を表示する。
また、歯科医用画像に関しては、患者コードに基づいて画像データベースから患者の歯科医用画像を検索し、カルテ入力画面とは別画面で歯科医用画像画面を表示し、歯科医用画像画面を参照しながらカルテ入力画面に入力操作を行うカルテ作成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−196660号公報
また、治療部位を参照するため、歯科医用画像がデジタル画像の場合は、画像管理ソフトを起動して画像を表示するなど、別のウインドウで表示する必要があり、歯科医用画像がフィルムを用いて記録されている場合は、手元にフィルムを用意する必要があった。また、歯牙情報は、ドクターの判断によるもので、判断結果はレントゲン画像上に示されないので、毎回、レントゲン画像を見るたびに判断が必要であった。さらに、歯番や、脱着可能な有床義歯、ブリッジ、歯周検査の経過は、デジタル画像を見ただけではわからず、カルテシステム上のカルテ記載や口腔状態のイメージ図と照らし合わせて判断が必要となっていた。
しかしながら、従来のカルテ作成装置では、診療時に患者の口腔状態を確認する際、歯科医用画像が表示されるデジタル画像ビューワと、口腔情報を表示するカルテ画面の、双方の用意が必要になり、カルテ画面とデジタル画像との目線の移動が多く、見誤る、歯番や口腔状態、歯周病検査の状態を把握するのに時間がかかるという問題点があった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、口腔状態をカルテなどを参照せずにデジタル画像上で一括して把握でき、口腔状態を視覚的に理解することができる医用画像診断支援装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するための第1の発明は、歯科医師による歯科医用画像を用いた診断を支援する医用画像診断支援装置において、前記歯科医用画像を取得する歯科医用画像取得手段と、前記歯科医用画像に含まれる歯牙の位置を示す歯牙位置情報を取得する歯牙位置情報取得手段と、操作者の選択に基づいて、複数の表示項目から表示する表示項目を決定する表示項目決定手段と、操作者が入力中の項目を検知し、検知した前記項目に応じて前記表示項目を決定する第2の表示項目決定手段と、決定した前記表示する表示項目を前記歯科医用画像に重ねて表示する表示項目表示手段とを具備することを特徴とする医用画像診断支援装置である。
第1の発明の医用画像診断支援装置は、歯科医用画像を取得し、歯科医用画像に含まれる歯牙の位置を示す歯牙位置情報を取得し、操作者の選択に基づいて、複数の表示項目から表示する表示項目を決定し、操作者が入力中の項目を検知し、検知した項目に応じて表示項目を決定し、決定した前記表示する表示項目を前記歯科医用画像に重ねて表示する。
前記表示項目が、歯牙枠表示、歯番表示、義歯部位への義歯画像表示、歯周治療状態識別表示のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
第2の発明は、歯科医用画像を取得する歯科医用画像取得ステップと、前記歯科医用画像に含まれる歯牙の位置を示す歯牙位置情報を取得する歯牙位置情報取得ステップと、操作者の選択に基づいて、複数の表示項目から表示する表示項目を決定する表示項目決定ステップと、操作者が入力中の項目を検知し、検知した前記項目に応じて前記表示項目を決定する第2の表示項目決定ステップと、決定した前記表示する表示項目を前記歯科医用画像に重ねて表示する表示項目表示ステップと、をコンピュータに実行させるための医用画像診断支援プログラムである。
上記の医用画像診断支援プログラムをネットワークを介して送受してもよいし、記録媒体に記録して流通させてもよい。
本発明によれば、口腔状態をカルテなどを参照せずにデジタル画像上で一括して把握でき、口腔状態を視覚的に理解することができる医用画像診断支援装置を提供できる。
以下添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、以下の説明及び添付図面において、同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
以下の実施形態では、医用画像としてレントゲン画像若しくはX線CT画像を用いるものとして説明するがこれに限られない。医用画像としてMRI装置や超音波撮影装置により撮影された医用画像を用いてもよい。
(1.医用画像診断支援装置1の構成)
最初に、図1を参照しながら、医用画像診断支援装置1の構成について説明する。
図1は、医用画像診断支援装置1のハードウェア構成図である。
医用画像診断支援装置1は、CPU10、磁気ディスク13、主メモリ14、コントローラ15に接続されたマウス16やキーボード17、表示メモリ18、ディスプレイ19、入力メモリ8、ペン型入力装置9を備える。医用画像診断支援装置1は、LAN12を介して医用画像撮影装置11に接続される。
医用画像撮影装置11は、被検体の断層画像等の医用画像を撮影する装置である。医用画像撮影装置11は、例えば、X線CT装置やMRI装置や超音波撮影装置である。医用画像診断支援装置1は、被検体の医用画像を表示する。
CPU10は、接続される各構成要素の動作を制御する装置である。CPU10は、磁気ディスク13に格納されるプログラムやプログラム実行に必要なデータを主メモリ14にロードして実行する。磁気ディスク13は、医用画像撮影装置11により撮影された断層画像等の医用画像をLAN12等のネットワークを介して取得して格納する装置である。また、磁気ディスク13には、CPU10が実行するプログラムやプログラム実行に必要なデータが格納される。主メモリ14は、CPU10が実行するプログラムや演算処理の途中経過を記憶するものである。マウス16やキーボード17やペン型入力装置9は、操作者が医用画像診断支援装置1に対して操作指示を行う操作デバイスである。入力メモリ8は、ペン型入力装置9によって指定された位置情報を保持するものである。表示メモリ18は、液晶ディスプレイやCRTなどのディスプレイ19に表示するための表示データを格納するものである。
(2.歯牙位置情報の作成)
次に、図2〜図8を参照しながら、歯牙位置情報の作成について説明する。
医用画像診断支援装置1は、歯科医用画像に基づいて歯牙毎に位置を示す歯牙枠を作成する。
図2は、歯牙位置情報の作成における医用画像診断支援装置1の動作を示すフローチャートである。
(2−1.画像ファイル読込:ステップ1001)
操作者は、マウス16やキーボード17を操作し、医用画像撮影装置11によって撮影された歯科医用画像のうち、診断対象の歯科医用画像を選択する。医用画像診断支援装置1のCPU10は、操作者によって選択された歯科医用画像を磁気ディスク13から読み出して主メモリ14に保持する(ステップ1001)。尚、歯科医用画像は、JPEG形式やBITMAP形式の画像ファイルによって取り扱われる。
(2−2.画像解析領域決定:ステップ1002)
図3は、画像解析領域決定の説明図である。
医用画像診断支援装置1のCPU10は、主メモリ14に保持された歯科医用画像21から余白22を取り除き、画像解析領域23を決定する(ステップ1002)。これにより、解析精度及び処理速度を向上させることができる。
(2−3.歯外枠決定:ステップ1003)
図4は、歯端55の算出を示す図である。
医用画像診断支援装置1のCPU10は、画像解析領域23の歯科医用画像21である歯科医用画像40に対してY方向にライン走査を行う。CPU10は、走査線51及び走査線53についてライン走査を行って、濃度分布52及び濃度分布54を測定する。濃度分布52及び濃度分布54の横軸は走査方向Yを示し、縦軸は濃度の標準偏差を示す。CPU10は、他の走査線についても同様に濃度分布を測定する。CPU10は、濃度分布54のように濃度の標準偏差が急激に変化する位置を算出し、歯科医用画像41において歯端55(歯番7)の位置を決定する。
図5は、正中線57の算出を示す図である。
医用画像診断支援装置1のCPU10は、歯端55の位置が決定された歯科医用画像42において、両端の歯端55を例えば1:1に内分する位置に正中線57を設定する。CPU10は、歯端55と正中線57とを1:1に内分する位置に点56を設定する。CPU10は、2つの歯端55及び正中線57及び2つの点56の5点によって曲線58の湾曲率を決定する。尚、湾曲率の算出に関しては、例えば、楕円を示す二次多項式が用いられる。ここでは、正中線57の算出を例示したが、歯列を特定するための指標であれば正中線57に限定されず、上顎と下顎の境界を示す水平線を算出することも可能である。
図6は、歯外枠60の決定を示す図である。
医用画像診断支援装置1のCPU10は、曲線59をY方向に平行移動させることにより、歯科医用画像43において歯外枠60を決定して主メモリ14に保持する(ステップ1003)。
(2−4.歯隙線決定:ステップ1004)
図7は、歯隙線62の決定を示す図である。
医用画像診断支援装置1のCPU10は、歯科医用画像44において正中線から両方の歯端に向かって、正中線から歯端への距離を1として標本化した比率で分割線を算出する。CPU10は、歯科医用画像44において、歯端間の距離を例えば近似的に1:2:1に内分する位置で走査領域を分割する。これにより、歯牙列が湾曲していることに起因する露光不均一を改善することができる。CPU10は、歯科医用画像44において曲線61をY方向に移動させて走査して曲線61上の濃度分布を測定する。CPU10は、歯科医用画像45において、分割線のX方向両側の領域において測定された濃度分布に適合する位置に分割線の位置を移動させ、歯隙線62を決定する(ステップ1004)。これにより、歯牙が不均一に並んでいる場合についても歯隙線62の位置を適正な位置に決定することができる。CPU10は、歯隙線62に基づいて歯牙毎に位置を示す歯牙枠63を決定する。
医用画像診断支援装置1のCPU10は、歯端から口腔内の歯肉までの領域について走査を行って濃度分布を測定し、歯牙と隙間等の濃度差が顕著である位置を検出した場合には、当該位置に智歯の歯牙枠64を決定する。CPU10は、走査した領域において歯牙が検出されない場合には、当該位置に歯牙枠65を決定する。
また、操作者が、歯科医用画像45の歯牙枠63または歯牙枠64に対して、歯牙枠内の歯牙画像の輪郭をたどるようにマウス16のドラッグ操作を行い、歯牙枠63内の歯牙について後述する歯牙輪郭座標情報85を得てもよい。
(3.口腔状態表示)
次に、図8〜図24を参照しながら、歯科医用画像上での口腔状態情報の表示について説明する。
図8に示すとおり、医用画像診断支援装置1の磁気ディスク13には、歯科医用画像49、歯牙位置情報50、歯番表示用線情報75、歯牙枠座標情報80、歯牙輪郭座標情報85、歯牙情報90、電子カルテ情報100、歯番ボタン画像110、義歯画像情報120、歯周治療彩色情報130及び歯周治療状態情報140が格納される。尚、これらの情報を磁気ディスク13以外の記憶装置やデータベースシステムに格納してネットワークを介して取得するようにしてもよい。歯牙位置情報50は、歯番表示用線情報75、歯牙枠座標情報80、歯牙輪郭座標情報85を含み、図2の処理によって作成された歯牙枠等の歯牙位置情報である。
図9は、歯番表示用線情報75を示す図である。
歯番表示用線情報75には、歯番表示に用いられる線の線種76毎に始点座標77と終点座標78とが記録される。例えば、図9の例では、正中線は、x=100の線となる。
図10は、歯牙枠座標情報80を示す図である。
歯牙枠座標情報80には、歯牙枠の歯番81毎に4点座標82が記録される。例えば、図10の例では、歯番81の「左上1」に対して、(100、100)、(110、100)、(100、120)、(110、120)が記録されている。これら4点座標82は歯番81の「左上1」を示す歯牙枠の4つの頂点座標である。
図11は、歯牙輪郭座標情報85を示す図である。
歯牙輪郭座標情報85は、歯番86、輪郭座標87が対応付けられて記録される。なお、図11の例では、歯番86が「左上1」のデータは輪郭座標87が「−」となっている。これは「左上1」は輪郭座標を有していないことを表している。
図12は、歯牙情報90を示す図である。
歯牙情報90は、歯番91、歯種92(前歯、小臼歯、大臼歯)、根管数93、支台歯94、欠損歯95が対応付けられて記録される。なお、図11の例では、歯番91が「左上1」のデータは支台歯94が「−」となっている。これは「左上1」が支台歯でないことを表している。
図13は、歯番ボタン画像110を示す図である。
歯番ボタン画像110は、右1〜8までの歯番ボタンと、左1〜8までの歯番ボタンにより形成されている。歯番表示を行う際には、歯番ボタン画像110を二つ用いて、上顎と下顎の歯番を表示する。
図14は、義歯画像情報120を示す図である。
義歯画像情報120は、歯種121(前歯、小臼歯、大臼歯)、と義歯画像122が対応付けられて記録される。
図15は、歯周治療彩色情報130を示す図である。
歯周治療彩色情報130は、治療段階131と彩色132が対応付けられて記録される。例えば、図15の例では、治療段階131の「治療段階1」に対して、彩色132の「オレンジ」で彩色することが示されている。
図16は、歯周治療状態情報140を示す図である。
歯周治療状態情報140は、歯番141と歯周治療状態142が対応付けられて記録される。例えば、図16の例では、歯番141の「左上1」に対して、歯周治療状態142の「治療段階2」であることが示されている。例えば、治療段階とは、1回目の検査を行った段階、スケーリングを行った段階、2回目の検査を行った段階、SRPを行った段階、PCurを行った段階などである。また、歯科医療保険で定められた診療内容に応じて、治療段階を設けてもよい。
(3−1.口腔状態表示処理)
図17は、口腔状態表示処理における医用画像診断支援装置1の動作を示すフローチャートである。
図18は、歯科医用画像上での口腔状態表示における処理を説明する図である。
医用画像診断支援装置1のCPU10は、図21に示すように、磁気ディスク13から読み出した歯科医用画像49をディスプレイ19に表示する(ステップ2000)。続いて、操作者が図18における歯牙枠ボタン68、歯番ボタン69、義歯ボタン70、歯周状態ボタン71を必要に応じて選択し、必要な口腔状態表示を選択する(ステップ2001)。医用画像診断支援装置1のCPU10は、歯牙枠ボタン68がONであるかを判断し(ステップ2002)、歯牙枠ボタン68がONであった場合(ステップ2002のYes)には、磁気ディスク13より、歯牙枠座標情報80を読み込み、図22(a)に示すように、歯科医用画像49に歯牙枠を重ねて表示する(ステップ2003)。一方、医用画像診断支援装置1のCPU10は、歯牙枠ボタン68がOFFであった場合(ステップ2002のNo)には、歯牙枠を表示せず、表示がある場合には表示を消去する(ステップ2004)。
次いで、医用画像診断支援装置1のCPU10は、歯番ボタン69がONであるかを判断し(ステップ2005)、歯番ボタン69がONであった場合(ステップ2005のYes)には、磁気ディスク13より、歯番表示用線情報75と歯番ボタン画像110を読み込み、図22(b)に示すように、歯科医用画像49に正中線157や水平線159、161、歯番ボタン110を重ねて表示する(ステップ2006)。一方、医用画像診断支援装置1のCPU10は、歯番ボタン69がOFFであった場合(ステップ2005のNo)には、歯番ボタンなどを表示せず、表示がある場合には表示を消去する(ステップ2007)。
次いで、医用画像診断支援装置1のCPU10は、義歯ボタン70がONであるかを判断し(ステップ2008)、義歯ボタン70がONであった場合(ステップ2008のYes)には、義歯表示処理を行い、図22(c)に示すように、歯科医用画像49の所定の場所に義歯画像151を表示する(ステップ2009)。一方、医用画像診断支援装置1のCPU10は、義歯ボタン70がOFFであった場合(ステップ2008のNo)には、義歯画像151を表示せず、表示がある場合には表示を消去する(ステップ2010)。
次いで、医用画像診断支援装置1のCPU10は、歯周ボタン71がONであるかを判断し(ステップ2011)、歯周ボタン71がONであった場合(ステップ2011のYes)には、歯周治療状態表示処理を行い、図22(d)に示すように、歯科医用画像49の所定の場所を彩色し、彩色後歯牙輪郭153を表示する(ステップ2012)。一方、医用画像診断支援装置1のCPU10は、歯周ボタン71がOFFであった場合(ステップ2011のNo)には、彩色せず、彩色がある場合には彩色を消去する(ステップ2013)。ステップ2012とステップ2013の終了により、口腔状態表示処理を終了する。
図18は、歯科医用画像49の下部に歯牙枠ボタン68、歯番ボタン69、義歯ボタン70、歯周ボタン71を有する画面66を示している。図18においては、歯牙枠ボタン68のみがONであり、他のボタンはOFFであるため、歯牙枠155のみが歯科医用画像49に重ねて表示されている。
(3−2.義歯表示処理:ステップ2009)
図19は、義歯表示処理(ステップ2009)における医用画像診断支援装置1の動作を示すフローチャートである。
医用画像診断支援装置1のCPU10は、磁気ディスク13の電子カルテ情報100などの診療履歴を読み出して主メモリ14に保持し(ステップ2021)、ステップ2023からステップ2026までを、診療履歴の件数分だけ繰り返す(ステップ2022)。医用画像診断支援装置1のCPU10は、主メモリ14上の診療履歴を検索し(ステップ2023)、有床義歯の装着か判断する(ステップ2024)。医用画像診断支援装置1のCPU10が、歯科医用画像49の欠損歯に有床義歯の装着があると判断した場合(ステップ2024のYes)には、欠損歯の歯番に対応する歯牙情報90を磁気ディスク13より、主メモリ14上に取得し(ステップ2025)、取得した歯牙情報90と一致する義歯画像122を磁気ディスク13の義歯画像情報120より取得し、主メモリ14上の歯牙枠座標情報80から取得した欠損歯の位置に表示する(ステップ2026)。医用画像診断支援装置1のCPU10は、歯科医用画像49の欠損歯に有床義歯の装着がないと判断した場合(ステップ2024のNo)には、次の診療履歴に移行する。
(3−3.歯周治療状態表示処理:ステップ2012)
図20は、歯周治療状態表示処理における医用画像診断支援装置1の動作を示すフローチャートである。
医用画像診断支援装置1のCPU10は、磁気ディスク13の電子カルテ情報100などの診療履歴を読み出して主メモリ14に保持し(ステップ2032)、ステップ2034からステップ2038までを、歯牙の数だけ繰り返す(ステップ2033)。医用画像診断支援装置1のCPU10は、主メモリ14上の診療履歴を検索して各歯牙の歯周治療状態情報140を取得し(ステップ2034)、磁気ディスク13から歯牙輪郭座標情報85を読み出して主メモリ14に保持し、歯周治療状態情報140を読み込んだ歯牙に対して、輪郭座標87を有するか判断する(ステップ2035)。医用画像診断支援装置1のCPU10は、歯牙が輪郭座標87を有していると判断した場合(ステップ2035のYes)には、歯牙輪郭座標情報85より輪郭座標87を取得し、彩色範囲とする(ステップ2037)。一方、医用画像診断支援装置1のCPU10は、歯牙が輪郭座標87を有していないと判断した場合(ステップ2035のNo)には、歯牙枠座標情報80より4点座標82を取得し、彩色範囲とする(ステップ2036)。次いで、医用画像診断支援装置1のCPU10は、磁気ディスク13より歯周治療彩色情報130を読み出し、ステップ2036またはステップ2037で設定した彩色範囲内を、歯周治療彩色情報130に指定された色で彩色を行う(ステップ2038)。
なお、彩色範囲内すべてを彩色するだけでなく、彩色範囲の輪郭を彩色してもよい。また、彩色する以外にも、歯牙枠や歯牙輪郭を点滅することによって識別可能にしてもよい。
また、歯牙枠ボタン68、歯番ボタン69、義歯ボタン70、歯周ボタン71は複数同時に押されていてもよい。図23は、歯番ボタン69と義歯ボタン70が同時に押されており、歯科医用画像49に、歯番ボタン110、正中線157、水平線159、161、義歯画像151が重ねて表示されている。
また、歯牙枠ボタン68などのボタン入力を待たずに、表示項目を自動的に切り替えてもよい。さまざまな口腔状態をボタン操作なしで表示を切り替えることができ、すばやく口腔状態を把握可能である。
(4.第2の口腔状態表示)
また、図24は、義歯ボタン70と歯周ボタン71を用いずに口腔状態表示を行う第2の口腔状態表示処理における医用画像診断支援装置1の動作を示すフローチャートである。
医用画像診断支援装置1のCPU10は、磁気ディスク13から読み出した歯科医用画像49をディスプレイ19に表示する(ステップ2101)。次いで、医用画像診断支援装置1のCPU10は、操作者が義歯情報について入力中であるか検出し(ステップ2102)、操作者が義歯情報について入力していると判断した場合(ステップ2102のYes)には、義歯表示処理を行い、図22(c)に示すように、歯科医用画像49の所定の場所に義歯画像151を表示する(ステップ2103)。一方、医用画像診断支援装置1のCPU10は、操作者が義歯情報について入力していないと判断した場合(ステップ2102のNo)には、義歯画像151を表示せず、表示がある場合には表示を消去する(ステップ2104)。
次いで、医用画像診断支援装置1のCPU10は、操作者が歯周治療情報について入力中であるかを検出し(ステップ2105)、操作者が歯周治療情報について入力していると判断した場合(ステップ2105のYes)には、歯周治療状態表示処理を行い、図22(d)に示すように、歯科医用画像49の所定の場所を彩色する(ステップ2106)。一方、医用画像診断支援装置1のCPU10は、操作者が歯周治療情報について入力していないと判断した場合(ステップ2105のNo)には、彩色せず、彩色がある場合には彩色を消去する(ステップ2107)。ステップ2106とステップ2107の終了により、第2の口腔状態表示処理を終了する。
(5.効果)
本実施の形態では、カルテなどを参照せずに口腔状態をデジタル画像上で一括して把握でき、口腔状態を視覚的に理解することができる。
以上、本発明に係る医用画像診断支援装置の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
医用画像診断支援装置1のハードウェア構成図 歯牙位置情報の作成における医用画像診断支援装置1の動作を示すフローチャート 画像解析領域決定の説明図 歯端55の算出を示す図 正中線57の算出を示す図 歯外枠60の決定を示す図 歯隙線62の決定を示す図 磁気ディスク13に保存された情報を示す図 歯番表示用線情報75 歯牙枠座標情報80を示す図 歯牙輪郭座標情報85を示す図 歯牙情報90を示す図 歯番ボタン画像110を示す図 義歯画像情報120を示す図 歯周治療彩色情報130を示す図 歯周治療状態情報140を示す図 口腔状態表示処理における医用画像診断支援装置1の動作を示すフローチャート 歯科医用画像上での口腔状態表示における処理を説明する図 義歯表示処理における医用画像診断支援装置1の動作を示すフローチャート 歯周治療状態表示処理における医用画像診断支援装置1の動作を示すフローチャート 歯科医用画像49を示す図 (a)歯牙枠ボタンがONである歯科医用画像49を示す図、(b)歯番ボタンがONである歯科医用画像49を示す図、(c)義歯ボタンがONである歯科医用画像49を示す図、(d)歯周枠ボタンがONである歯科医用画像49を示す図 歯番ボタンと義歯ボタンがONである歯科医用画像49を示す図 第2の口腔状態表示処理における医用画像診断支援装置1の動作を示すフローチャート
符号の説明
1………医用画像診断支援装置
10………CPU
11………医用画像撮影装置
12………LAN
13………磁気ディスク
14………主メモリ
15………コントローラ
16………マウス
17………キーボード
18………表示メモリ
19………ディスプレイ
21、40、41、42、43、44、45、49………歯科医用画像
22………余白
23………画像解析領域
50………歯牙位置情報
51、53………走査線
52、54………濃度分布
55………歯端
57………正中線
58、59、61………曲線
60………歯外枠
62………歯隙線
63、64、65………歯牙枠
66………画面
68………歯牙枠ボタン
69………歯番ボタン
70………義歯ボタン
71………歯周ボタン
75………歯番表示用線情報
80………歯牙枠座標情報
85………歯牙輪郭座標情報
90………歯牙情報
100………電子カルテ情報
110………歯番ボタン画像
120………義歯画像情報
130………歯周治療彩色情報
140………歯周治療状態情報
151………義歯画像
153………彩色後歯牙輪郭
155………歯牙枠
157………正中線
159………水平線
161………水平線

Claims (3)

  1. 歯科医師による歯科医用画像を用いた診断を支援する医用画像診断支援装置において、
    前記歯科医用画像を取得する歯科医用画像取得手段と、
    前記歯科医用画像に含まれる歯牙の位置を示す歯牙位置情報を取得する歯牙位置情報取得手段と、
    操作者の選択に基づいて、複数の表示項目から表示する表示項目を決定する表示項目決定手段と、
    操作者が入力中の項目を検知し、検知した前記項目に応じて前記表示項目を決定する第2の表示項目決定手段と、
    決定した前記表示する表示項目を前記歯科医用画像に重ねて表示する表示項目表示手段と
    を具備することを特徴とする医用画像診断支援装置。
  2. 前記表示項目が、歯牙枠表示、歯番表示、義歯部位への義歯画像表示、歯周治療状態識別表示のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項記載の医用画像診断支援装置。
  3. 歯科医用画像を取得する歯科医用画像取得ステップと、
    前記歯科医用画像に含まれる歯牙の位置を示す歯牙位置情報を取得する歯牙位置情報取得ステップと、
    操作者の選択に基づいて、複数の表示項目から表示する表示項目を決定する表示項目決定ステップと、
    操作者が入力中の項目を検知し、検知した前記項目に応じて前記表示項目を決定する第2の表示項目決定ステップと、
    決定した前記表示する表示項目を前記歯科医用画像に重ねて表示する表示項目表示ステップと、
    をコンピュータに実行させるための医用画像診断支援プログラム。
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