JP2010050948A - 撮像装置 - Google Patents

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淳 杉田
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Abstract

【課題】撮影状況に応じて最適な撮影モードを簡易に選択しやすくすることができる撮像装置を提供する。
【解決手段】
撮像素子3は被写体からの光を電気信号に変換する。映像信号処理部4は電気信号に基づいて映像信号を生成する。顔検出部5は映像信号に基づいて被写体に含まれている人物の顔と人物の性別とを検出する。オンスクリーンディスプレイ発生部8は複数の撮影モードから所定の撮影モードを選択するためのメニュー画像のオンスクリーン信号を発生する。ディスプレイ10はオンスクリーン信号を表示する。制御部6は顔検出部5が人物の顔と人物の性別とを検出したとき、性別に応じてディスプレイ10に表示させるメニュー画像の表示状態を異ならせるよう、メニュー画像の表示状態を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、場面や状況に合わせて絞り値やシャッタスピードがあらかじめ設定されている複数の撮影モードや、周囲の明るさに合わせて自動的に絞り値やシャッタスピードを合わせることができる複数の撮影モードを有する撮像装置に関する。
ビデオカメラやデジタルスチルカメラのような撮像装置はデジタル化が進んだことで多機能になり、数多くの撮影モードを備える機種が増えてきている。撮影モードとは例えば場面や状況に合わせた絞り値やシャッタスピードの設定や、周囲の明るさに合わせて自動的に絞り値やシャッタスピードを合わせることができる機能のことである。ユーザは、複数の撮影モードの内から最適なモードを選択することにより高画質な画像を撮影できる。しかしながら、複数の撮影モードを備える場合、最適なモードを選択するまでの手順が増えるという不具合がある。そこで最適なモードを簡単に選択できることが望まれる。撮影モードを設定する際の手順を減らすための一方法が特開2003−274268号公報(特許文献1)に記載されている。
ところで、近年、被写体が人物である場合に顔を認識し、その認識した顔に自動でピントを合わせる機能を有する撮像装置が登場した。この顔認識機能については例えば特開2006−145629号公報(特許文献2)に記載されている。今後、顔認識技術はほとんどの撮像装置に搭載されるものと思われる。
特開2003−274268号公報 特開2006−145629号公報 特開2005−165447号公報
特許文献1に記載の発明においては撮影している画像の輝度値、色、撮影している時刻に基づいてユーザが使いやすいように撮影モードのメニューの項目を並べ替えるようにしている。特許文献1に記載の発明では種々の条件を考慮しなければならないので処理が複雑である。また、特別の信号処理回路も必要となってしまう。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、撮影状況に応じて最適な撮影モードを撮影状況に応じて特別かつ複雑な信号処理回路を設ける必要なく、簡易に選択しやすくすることができる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、被写体からの光を電気信号に変換する撮像素子(3)と、前記電気信号に基づいて映像信号を生成する映像信号処理部(4)と、前記映像信号に基づいて前記被写体に含まれている人物の顔と前記人物の性別とを検出する顔検出部(5)と、複数の撮影モードから所定の撮影モードを選択するためのメニュー画像のオンスクリーン信号を発生するオンスクリーンディスプレイ発生部(8)と、前記オンスクリーン信号を表示するディスプレイ(10)と、前記顔検出部(5)が人物の顔と前記人物の性別とを検出したとき、性別に応じて前記ディスプレイ(10)に表示させるメニュー画像の表示状態を異ならせるよう、前記メニュー画像の表示状態を制御する制御部(6)とを備えることを特徴とする撮像装置を提供する。
また、本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、被写体からの光を電気信号に変換する撮像素子(3)と、前記電気信号に基づいて映像信号を生成する映像信号処理部(4)と、前記映像信号に基づいて前記被写体に含まれている人物の顔と前記人物の年齢とを検出する顔検出部(5)と、複数の撮影モードから所定の撮影モードを選択するためのメニュー画像のオンスクリーン信号を発生するオンスクリーンディスプレイ発生部(8)と、前記オンスクリーン信号を表示するディスプレイ(10)と、前記顔検出部(5)が人物の顔と前記人物の年齢とを検出したとき、年齢に応じて前記ディスプレイ(10)に表示させるメニュー画像の表示状態を異ならせるよう、前記メニュー画像の表示状態を制御する制御部(6)とを備えることを特徴とする撮像装置を提供する。
本発明の撮像装置によれば、撮影状況に応じて最適な撮影モードを特別かつ複雑な信号処理回路を設ける必要なく、簡易に選択しやすくすることができる。
本発明の各実施形態を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態の撮影モードメニューの第1のディスプレイ表示例である。 本発明の第1実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1実施形態の撮影モードメニューの第2のディスプレイ表示例である。 本発明の第1実施形態の撮影モードメニューの第3のディスプレイ表示例である。 本発明の第1実施形態の撮影モードメニューの第4のディスプレイ表示例である。 本発明の第1実施形態の撮影モードメニューの第5のディスプレイ表示例である。 本発明の第2実施形態の撮影モードメニューの第1のディスプレイ表示例である。 本発明の第2実施形態の撮影モードメニューの第2のディスプレイ表示例である。 本発明の第3実施形態のディスプレイ表示例である。 本発明の第3実施形態の撮影モードの切り替え動作時の第1のディスプレイ表示例である。 本発明の第3実施形態の第1の動作例を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3実施形態の撮影モードの切り替え動作時の第2のディスプレイ表示例である。 本発明の第3実施形態の第2の動作例を説明するためのフローチャートである。 本発明の第4実施形態の撮影モードの切り替え動作時の第1のディスプレイ表示例である。 本発明の第4実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第4実施形態の撮影モードの切り替え動作時の第2のディスプレイ表示の例である。 本発明の第5実施形態の撮影モードの切り替え動作時のディスプレイ表示の例である。 本発明の第5実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の撮像装置について、添付図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
まず、図1を用いて第1実施形態の全体構成について説明する。図1において、図示していない被写体からの光はレンズ1によって集光される。集光された光は絞り21と絞り駆動部22とを有する絞り部2によって光量を調整され、CCD等の撮像素子3に入射される。撮像素子3は入射された光信号を電気的な画素信号に変換する。映像信号処理部4は撮像素子3から入力された画素信号に基づいて所定の形式の映像信号(例えばRGB信号)を生成し、各種の信号処理を施して出力する。顔検出部5は映像信号処理部4から入力された映像信号を元に画像の肌色部分を検出したり、周知のパターン認識技術を用いたりして被写体に含まれている人物の顔を検出する。顔検出部5は、顔の数及び位置も検出する。
例えばマイクロプロセッサである制御部6は顔検出部5からの顔の数及び位置の情報を含む顔検出情報や操作部7による操作に応じて、オンスクリーンディスプレイ(OSD)発生部8を制御する。OSD発生部8は制御部6による制御に基づいてOSD信号を作成し、OSD重畳部9は映像信号処理部4から入力された映像信号にOSD信号を重畳する。そして、ディスプレイ10はOSD重畳部9から供給された映像信号を表示する。
また、制御部6は操作部7の操作に応じて各種撮影モードに適した撮影状態とするために、例えばモータである絞り駆動部22へ絞り値に応じた制御信号を出力する。絞り駆動部22は制御部6から入力された制御信号に応じて絞り21の開口の大きさを調整する。また、本実施形態では撮像素子3の画素信号を取り出す時間を調整する電気的な手段を用いてシャッタ動作を実現している。よって、各種撮影モードで適した撮影状態とするために、制御部6は操作部7の撮影ボタン74が押下されたときに画素信号を取り出す時間を調整する制御信号を撮像素子3へ出力する。撮像素子3は制御部6から入力された制御信号に応じた時間の画素信号を取り出し、それを映像信号処理部4へ出力する。以上のように絞り部2と撮像素子3は複数の撮影モードに対応した撮影状態(絞り値やシャッタスピード)とする撮影状態設定部23としての役割となっている。
また、操作部7は撮影ボタン74の他にメニュー表示ボタン71、逆光補正・スポット測光ボタン72、カーソルボタン73、決定ボタン75を備えている。
次に、図2(A)を用いて顔検出部5が人物の顔を検出していない場合の表示例について説明する。
ユーザが図1における操作部7のメニュー表示ボタン71を押下すると、OSD発生部8は制御部6による制御に基づいて撮影モードのメニュー画像2012AのOSD信号を発生させる。これによって、ディスプレイ10には例えば画面の左上部に撮影モードのメニュー画像2012Aが表示される。
図2(A)において、“背景”なるモードは絞り部2の光を遮る量を大きめにして背景に合わせた露出調整をするモード、“スノー”なるモードは晴れた日の雪原などで周囲が明るくなりすぎないようにするモードである。この2つのモードは人物との関連性が小さく、景色を撮影するのに適した撮影モードである。
また、“スポットライト”なるモードはライトの中の人物を明るくなりすぎないように撮影するモード、“スポーツ”なるモードは動きの速いものを1コマ1コマ鮮明に撮影するのに適したモードであり、“ポートレート”なるモードは背景をぼかして人物を浮かび上がらせるモードである。これら3つの撮影モードは前述の2つの撮影モードよりも人物と関連性が大きい撮影モードである。
有効となったそれぞれの撮影モードに対応して、制御部6は絞り部2の絞り値や撮像素子3から映像信号を取り出す時間を調整する制御信号を絞り駆動部22及び撮像素子3へ出力する。
撮影モード用のメニュー画像2012Aが表示された直後は最上位の撮影モードにカーソルが位置している。このメニュー画像2012Aが表示されている時点では、それぞれの撮影モードは有効となっていない。カーソルボタン73によっていずれかの撮影モードを選択し、決定ボタン75を押下することによってその撮影モードが有効となる。
顔検出部5が人物の顔を検出していない場合である通常時のメニュー画像2012Aには、上から順に“背景”、“スノー”、“スポットライト”、“スポーツ”、“ポートレート”が配置されている。撮影モード用のメニュー画像2012Aが表示された時点では最上位の“背景”にカーソルが位置しているのでユーザは目的とする撮影モードを簡易に選択することができる。
次に、図2(B)を用いて顔検出部5が顔を検出した場合である顔検出時の表示例について説明する。顔検出部5が顔を検出した場合、制御部6は顔検出部5によって検出された顔の情報に基づいてOSD発生部8に人物204の顔203を囲うような大きさの矩形の顔検出領域枠202のOSD信号を発生させる。OSD重畳部9は映像信号処理部4から入力された映像信号に顔検出領域枠202のOSD信号を重畳する。従って、ディスプレイ10には人物204の顔203を顔検出領域枠202で囲んだ画像が表示される。
次に顔検出時のメニュー画像2012Bの一例について説明する。顔検出時のメニュー画像2012Bには、上から順に“ポートレート”、“スポーツ”、“スポットライト”、“スノー”、“背景”が配置されている。撮影モード用のメニュー画像2012Bが表示された時点では最上位の“ポートレート”にカーソルが位置しているのでユーザは目的とする撮影モードを簡易に選択することができる。
図3のフローチャートを用いて、第1実施形態の撮影モードのメニュー画像を設定する動作について説明する。図3において、撮像装置の電源がオンになると、ステップS11にて制御部6は顔検出部5による顔検出機能を有効にする。その後、ステップS12にて制御部6は現在、ディスプレイ10に撮影モードのメニュー画像を表示しているか否かを判断する。メニュー画像表示中にメニュー順番を並べ替えるとかえってユーザが戸惑うことになる。そこで、メニュー画像を表示中であれば(Yes)、ステップS16に移る。メニュー画像が非表示であれば(No)、ステップS13にて制御部6が顔検出部5からの情報により、顔を検出しているか否かを判断する。
顔を検出していない場合(No)、ステップS14にて、制御部6は、メニュー画像を通常時のメニュー画像2012Aに設定する。顔を検出している場合(Yes)、ステップS15にて、制御部6は、メニュー画像を顔検出時のメニュー画像2012Bに設定する。
次に、制御部6はステップS16にてメニュー表示ボタン71が押下されたか否かを判断し、押下されていなければ(No)ステップS11に戻る。押下されたら(Yes)、ステップS17に移る。次にステップS17にて制御部6は現在メニュー画像を表示中であるか否かを判断する。メニュー画像を表示していなければ(No)、ステップS18にて制御部6は、ステップS14、または、ステップS15にて設定したメニュー画像のOSD信号をOSD発生部8に発生させて、メニュー画像をディスプレイ10に表示する。メニュー画像を表示中であれば(Yes)、ステップS19にて表示されていた撮影モードのメニュー画像を消す。
次に、メニュー画像の他の例について説明する。
通常時のメニュー画像には、図4(A)のように、顔を検出していないときに使用頻度の高い“背景”、“スノー”のみが表示されているメニュー画像2014Aを用いることもできる。“ポートレート”、“スポーツ”、“スポットライト”を灰色や薄い色で表示しても良い。顔検出時のメニュー画像には図4(B)のような、顔を検出しているときに使用頻度の高い“ポートレート”、“スポーツ”、“スポットライト”のみが表示されているメニュー画像2014Bを用いることもできる。“背景”、“スノー”を灰色や薄い色で表示しても良い。撮影モードの数を減らし、さらにその並び順を変えたメニュー画像を用いても良い。
また、通常時のメニュー画像には、図5(A)のように、顔を検出していないときに使用頻度の高い“背景”、“スノー”をハイライト表示したメニュー画像2015Aを用いることもできる。顔検出時のメニュー画像には図5(B)のような、顔を検出していないときに使用頻度の高い“ポートレート”、“スポーツ”、“スポットライト”をハイライト表示したメニュー画像2015Bを用いることができる。また、ハイライト表示に限らず、文字のフォントや、色、太さを変えても良い。
さらに、通常時のメニュー画像には、図6(A)のように、顔を検出していないときに使用頻度の高い“背景”、“スノー”にマークを付与したメニュー画像2015を用いることもできる。図6(A)のメニュー画像2015Aでは、“背景”、“スノー”に星形のマークが付与されている。顔検出時のメニュー画像には図5(B)のような、顔を検出していないときに使用頻度の高い“ポートレート”、“スポーツ”、“スポットライト”にマークを付与したメニュー画像2015Bを用いることができる。図5(B)のメニュー画像2015Bでは、“ポートレート”、“スポーツ”、“スポットライト” に星形のマークが付与されている。マークは星形に限定されることはなく、任意のマークで良い。
図7を用いてメニュー画像の他の例について、さらに説明する。
図7(A)において、“スノー(晴れ)”なるモードと“スノー(曇り)”なるモードは“スノー”モードの露出調整をさらに詳細に設定した“スノー”モードの下位機能である。図7(B)において、“スポーツ(室内)”なるモードと“スポーツ(屋外)”なるモードは“スポーツ”モードの露出調整をさらに詳細に設定した“スポーツ”モードの下位機能である。
通常時のメニュー画像には、図7(A)のように、上位モードのメニュー画像20171と、顔を検出しているときに使用頻度の高い“スノー”モードの下位機能のメニュー画像20172から成るメニュー画像2017A用いることができる。顔検出時のメニュー画像には、図7(B)のように、上位モードのメニュー画像20173と、顔を検出しているときに使用頻度の高い“スポーツ”モードの下位機能のメニュー画像20174から成るメニュー画像2017B用いることができる。これによって、ユーザは目的とする撮影モードの下位機能を簡易に選択することができる。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について説明する。なお、顔検出部5の動作及びメニュー画像以外は第1実施形態と同様である。
まず、顔検出部5の動作について説明する。第1実施形態と同様に、顔検出部5は映像信号処理部4から入力された映像信号を元に画像の肌色部分を検出したり、周知のパターン認識技術を用いたりして被写体に含まれている人物の顔を検出する。さらに、本実施形態の顔検出部5は、特開2005−165447号公報(特許文献3)に記載されているような公知の技術を用いて被写体に含まれている人物の性別及び年齢を検出する。
まず、図8(B)を用いて顔検出部5がこども801の顔802を検出しているときのメニュー画像2018Bについて説明する。図8(A)に示す通常時のメニュー画像2012Aは第1実施形態のメニュー画像2012Aと同様であるので説明を省略する。
本実施形態において、顔検出部5は被写体に含まれている人物の年齢を例えば10歳未満であると検出したときに、その人物はこどもであると判断する本実施形態では10歳以上はおとなであるとする。
顔検出部5がこども801の顔802を検出している場合、顔検出時に使用頻度の高い “ポートレート”、“スポーツ”、“スポットライト”の中でもこども801を撮影するときに最も使用頻度の高い“スポーツ”を最優先したメニュー画像2018Bを用いる。つまり、制御部6は、上から順に“スポーツ”、“ポートレート”、“スポットライト”、“スノー”、“背景”を配置したこども検出時のメニュー画像2018Bに設定する。
次に、図9(B)を用いて顔検出部5が女性901の顔902を検出しているときのメニュー画像2019Bについて説明する。図9(A)に示す通常時のメニュー画像2012Aは第1実施形態のメニュー画像2012Aと同様であるので説明を省略する
顔検出部5が女性901の顔902を検出している場合、顔検出時に使用頻度の高い “ポートレート”、“スポーツ”、“スポットライト”の中で女性901を撮影するときに最も使用頻度の低いと考えられる“スポーツ”を“ポートレート”、“スポットライト”よりも下に配置したメニュー画像2019Bを用いる。つまり、制御部6は、上から順に“ポートレート”、“スポットライト”、“スポーツ”、“スノー”、“背景”を配置した女性検出時のメニュー画像2019Bに設定する。
以上のように、性別や年齢でメニュー画像を異ならせることで、ユーザは、設定したい撮影モードをより少ない操作回数で設定することができる。また、第1実施形態のように、一部の撮影モードをハイライト表示したメニュー画像、一部の撮影モードに特定のマークを付与したメニュー画像、撮影モードの一部を表示しないメニュー画像201、下位機能を含んだメニュー画像を使用しても良い。また、撮影モードの数を減らし、さらにその並び順を変えたメニュー画像を用いても良い。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態について説明する。なお、全体構成は第1実施形態と同様である。
まず、図10を用いて第3実施形態における撮影モードについて説明する。本実施形態では太陽に向かって撮影したときなどに被写体が暗くなるのを補正する“逆光補正”なるモード、画面の中央部の所定の領域45Cを明るさの基準にする“スポット測光・中央”なるモード、画面の右側部の所定の領域45Rを明るさの基準にする“スポット測光・右”なるモード、画面の左側部の所定の領域45Lを明るさの基準にする“スポット測光・左”なるモード、という周囲の明るさに合わせて自動的に絞り部2の絞り値や撮像素子3の映像信号の取り出す時間を調整することができる4つの撮影モードを例とする。
顔を検出していない通常時の動作例について図11(A)を用いて説明する。図11(A)に示すように制御部6はユーザが“逆光補正”を有効にするために逆光補正・スポット測光ボタン72を押下すると、制御部6は撮影状態設定部23を逆光補正に適した撮影状態とし、OSD発生部8に逆光補正が有効であることを示す識別画像である逆光補正マーク41のOSD信号を発生させる。OSD重畳部9は逆光補正マーク41のOSD信号と映像信号処理部4から入力された映像信号とを重畳させ、ディスプレイ10に表示する。
また、“逆光補正”が有効となっている状態で“スポット測光”を有効にするためにユーザが逆光補正・スポット測光ボタン72を再び押下すると、制御部6は撮影状態設定部23をスポット測光に適した撮影状態とし、OSD発生部8にスポット測光が有効であることを示す識別画像であるスポット測光マーク42とスポット測光時に明るさの基準にしている領域を示すスポット測光領域枠43のOSD信号を発生させる。OSD重畳部9はスポット測光マーク42とスポット測光領域枠43のOSD信号と映像信号処理部4から入力された映像信号とを重畳させ、ディスプレイ10に表示する。
顔を検出していない場合、制御部6はあらかじめ顔を検出していないときに使用する可能性が高い順に上記の4つの撮影モードを通常時の撮影モード切り替え順にしておく。逆光補正・スポット測光ボタン72が押下されるたびに「モード1」→「モード2」→「モード3」→「モード4」→「モード・オフ」というように撮影モードが切り替わるとすると、制御部6は顔検出をしていないときに使用頻度が低いと考えられる“スポット測光”よりも“逆光補正”を優先し、「モード1」に“逆光補正”を割り当てる。
次に、“スポット測光”は画面中央で行うことが多いと考えられるため、制御部6は「モード2」に“スポット測光・中央”を割り当て、次の「モード3」には“スポット測光・左”を、「モード4」には“スポット測光・右”を割り当てる。顔を検出していない場合“スポット測光・左”と“スポット測光・右”は使用頻度に大きな差はないと考えられるため、逆の順番でも良い。顔を検出していないとき、制御部6は上記のように各撮影モードを割り当てるため、最初に逆光補正・スポット測光ボタン72が押下されると“逆光補正”が有効になり、その後、逆光補正・スポット測光ボタン72が押下されるたびに、“スポット測光・中央”、“スポット測光・左”、”スポット測光・右“の順に撮影モードが切り替わり最後に「モード・オフ」となる。以上が顔を検出していない通常時の撮影モード切り替え順である。
次に、顔を検出しているときの動作例について図11(B)を用いて説明する。図11(B)では顔検出部5がディスプレイ10の右側で人物204の顔203を検出している。制御部6は、顔検出部5からの顔検出情報を基に、顔203の中心位置400が明るさの基準とする領域45C,45R,45Lの内、どの領域に最も近いかを判断する。図11(B)では、顔203の中心位置400は画面の右側の領域45Rと最も近い。
制御部6は顔を検出しているときに使用頻度が低いと考えられる“逆光補正”よりも“スポット測光”を優先する。さらに、検出している顔でスポット測光を行う可能性が高いと考えられるので、「モード1」に顔203の中心位置400に最も近い領域45Rを明るさの基準とする撮影モードである“スポット測光・右”を割り当てる。
次に、“スポット測光”は画面中央で行うことが多いと考えられるため、制御部6は「モード2」に“スポット測光・中央”を割り当て、次の「モード3」には“スポット測光・左”を割り当てる。そして、「モード4」には顔を検出していないときに最も使用頻度が低いと考えられる“逆光補正”を割り当てる。ディスプレイ10の右側で顔を検出しているとき、制御部6は上記のように各撮影モードを割り当てるため、最初に逆光補正・スポット測光ボタン72が押下されると“スポット測光・右”が有効になり、その後、逆光補正・スポット測光ボタン72が押下されるたびに、“スポット測光・中央”、“スポット測光・左”、“逆光補正”の順に撮影モードが切り替わり、最後に「モード・オフ」、つまり撮影モードを無効にする。これが顔を検出している顔検出時のモード切り替え順である。
図12のフローチャートを用いて、第3実施形態における動作について説明する。なお、図12においても顔を検出しているのは画面右側部であるとする。
図12において撮像装置の電源がオンになったらステップS101にて制御部6は顔検出部5の顔検出機能を有効にする。その後、ステップ102にて、制御部6は撮影モードが有効か否かを判断する。撮影モードが有効なときに撮影モードが切り替わる順番を並べ替えるとかえってユーザが戸惑うことになる。そこで撮影モードが有効であれば(Yes)、ステップS108に移る。撮影モードが無効の場合(No)は、ステップS103にて顔検出部5からの情報により、制御部6は顔を検出しているか否かを判断する。顔を検出していない場合(No)、制御部6はステップS104にて撮影モードの切り替え順を通常時の“逆光補正”、“スポット測光・中央”、“スポット測光・左”、”スポット測光・右“という順番にする。顔を検出している場合(Yes)、制御部6はステップS105にて撮影モードの切り替え順を顔検出時の“スポット測光・右”、“スポット測光・中央”、“スポット測光・左”、“逆光補正”という順番にする。
次に制御部6はステップS106にて逆光補正・スポット測光ボタン72が押下されたか否かを判断する。ステップS106ではいずれの撮影モードも有効ではないため、逆光補正・スポット測光ボタン72が押下されたら(Yes)、ステップS107にて制御部6は絞り値を調整する制御信号を絞り駆動部22へ、映像信号の取り出す時間を調整する制御信号を撮像素子3へ出力して「モード1」を有効にする。押下されなかった場合(No)、ステップS101に戻る。
一方、ステップS102で撮影モードが有効の場合(Yes)は、ステップS108にて制御部6は逆光補正・スポット測光ボタン72が押下されたか否かを判断する。押下されなかった場合(No)、ステップS101に戻る。押下された場合(Yes)、制御部6はステップS109にて、現在どの撮影モードが有効であるか判断する。その結果、現在、「モード1」、「モード2」、「モード3」のいずれかが有効である場合(モード1、2、3)、ステップS110にて制御部6は各撮影モードを次の撮影モードに切り替える。すなわち、制御部6は「モード1」は「モード2」へ、「モード2」は「モード3」へ、「モード3」は「モード4」へ切り替える。また、ステップS109で「モード4」が有効である場合(モード4)、ステップS111にて、制御部6は「モード・オフ」にする。以上によって、顔を検出していない状態と検出している状態とで“逆光補正”と“スポット測光”の撮影モードの順をそれぞれ最適化することができる。
次に、顔検出時のモード割り当ての他の例について、図13を用いて説明する。図13では顔検出部5がディスプレイ10の右側で人物204の顔203を検出している。このとき、制御部6は顔を検出しているときに使用頻度が低いと考えられる“逆光補正”よりも“スポット測光”を優先する。さらに、検出している顔でスポット測光を行う可能性が高いと考えられるので、「モード1」に“スポット測光・右”を割り当てる。
顔を検出している部分以外では“スポット測光”を使用することは少ないと考えられるので、制御部6は「モード2」に“逆光補正”を割り当てる。「モード3」、「モード4」は使用せず、「モード1」、「モード2」のみを使用する。ディスプレイ10の右側で顔を検出しているとき、制御部6は上記のように各撮影モードを割り当てるため、最初に逆光補正・スポット測光ボタン72が押下されると“スポット測光・右”が有効になり、その後、逆光補正・スポット測光ボタン72が押下されると“逆光補正”に撮影モードが切り替わり、次に「モード・オフ」となる。このように、顔検出部5が顔を検出しているときに、使用するモードの数を減らすことで、より簡単な操作にすることができる。
次に図14を用いて、顔検出時に「モード1」、「モード2」のみを使用する際の撮像装置の動作の一例について説明する。なお、ステップS101〜ステップS108までは、図12のステップS201〜ステップS208と同様であるため、ステップS209以降のみ説明する。
ステップS208にて、逆光補正・スポット測光ボタン72が押下された場合(Yes)、制御部6はステップS209にて現在の切り替え順を判断する。顔を検出していない通常時の切り替え順の場合(通常時)、ステップS210にて制御部6は現在、どの撮影モードが有効であるかを判断する。「モード1」〜「モード3」のいずれかが有効である場合(モード1〜3)、ステップS211にて、制御部6は各撮影モードを次の撮影モードに切り替える。すなわち、制御部6は「モード1」は「モード2」へ、「モード2」は「モード3」へ、「モード3」は「モード4」へ切り替える。また、ステップS210で現在「モード4」である場合(モード4)、ステップS212にて制御部6は「モード・オフ」にする。
ステップS209にて顔検出時の切り替え順の場合(顔検出時)、ステップS213にて制御部6は、現在どの撮影モードが有効であるかを判断する。「モード1」が有効である場合(モード1)、ステップS214にて、制御部6は撮影モードを次の撮影モードに切り替える。すなわち、制御部6は「モード1」を「モード2」へ切り替える。ステップS213にて「モード2」が有効である場合(モード2)、ステップS215にて制御部6は「モード・オフ」にする。
以上のように顔検出時に使用する撮影モードの数を減らすことで、目的とする撮影モードが選択し易くなる。また、使用する撮影モードの数を減らし、さらにその撮影モードを切り替える順番を変更しても良い。
<第4実施形態>
第4実施形態は第3実施形態を発展させたものであり、全体構成は第1実施形態と同様である。また、顔を検出していない通常時の動作は第2実施形態と同様であるので顔検出時の動作についてのみ説明する。
本実施形態では、第3実施形態の撮影モードに加えて、顔検出部5が検出した顔の部分を明るさの基準にする“スポット測光・顔”なるモードを用いる。本実施形態では、顔検出時に5つの撮影モードを使用する。
次に図15の表示例について説明する。顔を検出した場合、制御部6は顔検出部5によって検出された顔の情報に基づいてOSD発生部8に顔203を囲うような大きさの矩形の顔検出領域枠43のOSD信号を発生させる。OSD重畳部9は映像信号処理部4から入力された映像信号に顔検出領域枠43のOSD信号を重畳する。従って、ディスプレイ10には人物204の顔203を顔検出領域枠43で囲んだ画像が表示される。
図15では顔検出部5がディスプレイ10の右側で人物204の顔203を検出している。顔203を検出しているときは、その検出している顔203の部分を対象に“スポット測光”を行う可能性が高い。
そこで、制御部6は「モード1」に “スポット測光・顔”を割り当てる。“スポット測光・顔”なるモードは人物204の顔203の中心位置400を中心とした領域45Fを明るさの基準とする撮影モードである。
次に、制御部6は、顔検出部5からの顔検出情報を基に、顔203の中心位置400が前述した3つの明るさの基準とする領域45C,45R,45Lの内、どの領域に最も近いかを判断する。制御部6は、その最も近い領域に対応した“スポット測光”が他の“スポット測光”よりも後に有効になるように制御する。図17では、顔203の中心位置400は画面の右側の領域45Rと最も近いので、“スポット測光・右”を“スポット測光・中央”、“スポット測光・左”よりも後に有効となるように制御する。
つまり、制御部6は「モード2」に“スポット測光・中央”を割り当て、次の「モード3」には“スポット測光・左”を割り当てる。そして、「モード4」に“スポット測光・右”を割り当てる。最後の「モード5」には顔を検出していないときに最も使用頻度が低いと考えられる“逆光補正”を割り当てる。なお、“スポット測光”は画面中央で行うことが多いため、“スポット測光・中央”を“スポット測光・左”よりも先に割り当てている。
ディスプレイ10の右側で顔を検出しているとき、制御部6は上記のように各撮影モードを割り当てるため、最初に逆光補正・スポット測光ボタン72が押下されると“スポット測光・顔”が有効になり、その後、逆光補正・スポット測光ボタン72が押下されるたびに、“スポット測光・中央”、“スポット測光・左”、“スポット測光・右”、“逆光補正”の順に撮影モードが切り替わり最後に「モード・オフ」となる。これが本実施形態における顔を検出している顔検出時のモード切り替え順である。
次に図16を用いて、本実施形態における撮影モードの切り替え順の並べ替えを実現する動作を説明する。なお、ステップS301〜ステップS312までは、図14のステップS201〜ステップS212と同様であるため、ステップS313以降のみ説明する。
ステップS309にて顔検出時の切り替え順の場合(顔検出時)、ステップS313にて制御部6は現在、どの撮影モードが有効であるかを判断する。「モード1」〜「モード4」のいずれかが有効である場合(モード1〜4)、ステップS314にて制御部6は各撮影モードを次の撮影モードに切り替える。すなわち、制御部6は「モード1」は「モード2」へ、「モード2」は「モード3」へ切り替え、「モード3」以降も同様にして次の撮影モードに切り替える。ステップS313にて「モード5」が有効である場合(モード5)、ステップS315にて制御部6は「モード・オフ」にする。
以上のように顔検出時に使用頻度の高い“スポット測光・顔”を「モード1」に設定することで、ユーザは、少ない操作回数で意図している撮影モードに設定することができる。
また、図17に示すように、検出した顔に最も近い領域に対応した“スポット測光”を使用しないように制御しても良い。
制御部6は、顔検出部5からの顔検出情報を基に、顔203の中心位置400が前述した3つの明るさの基準とする領域45C,45R,45Lの内、どの領域に最も近いかを判断する。制御部6は、その最も近い領域に対応した“スポット測光”を使用しないように制御する。
図17では、顔203の中心位置400は画面の右側の領域45Rと最も近いので、“スポット測光・右”は使用しない。つまり、制御部6は「モード1」に“スポット測光・顔”を割り当て、次の「モード2」には“スポット測光・中央”を割り当てる。そして、「モード3」に“スポット測光・左”を割り当てる。最後の「モード4」には顔を検出していないときに最も使用頻度が低いと考えられる“逆光補正”を割り当てる。この例では「モード5」は使用しない。この際の動作は図12のフローチャートと同様である。
<第5実施形態>
第5実施形態は第4実施形態を発展させたものであり、重複している部分の説明は省略する。第4実施形態は顔検出部5において顔を検出した場合の撮影モードを複数の顔を検出した場合にまで拡張し、基準位置をそれぞれの顔の位置としたものである。全体構成は第1実施形態と同様である。
まず、第5実施形態における撮影モードについて説明する。第5実施形態では顔検出部5が検出した顔それぞれの部分を明るさの基準にする“スポット測光”を用いる。顔検出部5が顔(1)〜顔(N)のN個の顔を検出したとすると“スポット測光・顔(1)”〜“スポット測光・顔(N)”というN個の撮影モードを用いる。また、“逆光補正”モードも用いる。顔検出部5が顔をN個検出した場合、“スポット測光・顔(1)”〜“スポット測光・顔(N)”に“逆光補正”を加えた(N+1)個の撮影モードを使うことになる。これらの撮影モードが有効になると、制御部6は絞り駆動部22、及び、撮像素子3へそれぞれのモードに対応した制御信号を出力する。また、制御部6は逆光補正・スポット測光ボタン72が押下されるたびに(N+1)個の撮影モードを切り替える。
次に図18の表示例について説明する。図18は顔を3つ検出した場合を例としている。顔を複数検出した場合、制御部6は顔検出部5によって検出された顔の情報に基づいてOSD発生部8に顔(1)64、顔(2)65、顔(3)66それぞれを囲うような大きさの矩形の顔検出領域枠(1)61、顔検出領域枠(2)62、顔検出領域枠(3)63のOSD信号を発生させる。OSD重畳部9は映像信号処理部4から入力された映像信号に上記3つの顔検出領域枠のOSD信号を重畳する。従って、ディスプレイ10には人物(1)67の顔(1)64、人物(2)68の顔(2)65、人物(3)69の顔(3)66、それぞれを顔検出領域枠(1)61、顔検出領域枠(2)62、顔検出領域枠(3)63で囲んだ画像が表示される。
次に顔を検出しているときの動作例について説明する。図18では顔検出部5が3人の人物の顔を検出している。このとき、制御部6はそれぞれの顔に画面右側から順に番号を付ける。第3実施形態では顔(1)64、顔(2)65、顔(3)66となる。また、第3実施形態では、番号の付け方を画面右側からとしたが、画面左側や画面中央から番号を付けても良い。
また、以下の説明において、“スポット測光・顔(1)”なるモードは、人物(1)67の顔(1)64の中心位置401を中心とした領域45F1を明るさの基準とする撮影モードである。“スポット測光・顔(2)”なるモードは、人物(2)68の顔(2)65の中心位置402を中心とした領域45F2を明るさの基準とする撮影モードである。“スポット測光・顔(3)”なるモードは、人物(3)69の顔(3)66の中心位置403を中心とした領域45F3を明るさの基準とする撮影モードである。
顔を検出しているときに制御部6はあらかじめ、顔を検出しているときに使用する可能性が高い順に上記の4つの撮影モードを並べ替えておく。「モード1」→「モード2」→「モード3」→「モード4」→「モード・オフ」というように撮影モードが切り替わるとすると、制御部6は顔検出をしているときに使用頻度が低いと考えられる逆光補正よりもスポット測光を優先する。また、検出している顔の部分でスポット測光を行う可能性が高いと考えられるので「モード1」に“スポット測光・顔1”を、「モード2」に“スポット測光・顔2”を割り当て、次の「モード3」には“スポット測光・顔3”を割り当てる。最後の「モード4」には顔を検出していないときに1番使用頻度が低いと考えられる“逆光補正”を割り当てる。
顔検出部5が顔を3つ検出しているとき、制御部6は上記のように各撮影モードを割り当てるため、最初に逆光補正・スポット測光ボタン72が押下されると“スポット測光・顔(1)”が有効になり、その後、逆光補正・スポット測光ボタン72が押下されるたびに、“スポット測光・顔(2)”、“スポット測光・顔(3)”、“逆光補正”の順に撮影モードが切り替わり、最後に「モード・オフ」となる。
図18では顔検出部5が顔を3つ検出した場合の例であるが、顔検出部5が顔をN個検出したときは同様にして「モード1」〜「モードN」に“スポット測光・顔(1)”〜“スポット測光・顔(N)”が割り当てられ、「モード(N+1)」には“逆光補正”が割り当てられる。また、顔が検出されなかったときの動作は第3実施形態と同様で通常時の撮影モード切り替え順となり、「モード1」、「モード2」、「モード3」、「モード4」それぞれに”逆光補正“、“スポット測光・中央”、“スポット測光・左”、”スポット測光・右“を割り当てる。
前述の並べ替えを実現させる際の動作を図19のフローチャートを用いて説明する。なお、顔検出部5が顔をN個検出しているとして、前述した「モード1」〜「モード(N+1)」を用いる。なお、ステップS401〜ステップS404までは、図14のステップS201〜ステップS204と同様である。ステップS406〜ステップS413までは、図14のステップS205〜ステップS212と同様である。そのため、ステップS405とステップS414以降のみ説明する。
ステップS403にて、顔を検出している場合(Yes)、ステップS405にて制御部6は検出している顔それぞれに右から順番に番号をつける。そして、次のステップS205にて制御部6は検出している顔の数や顔の位置の情報に従って顔検出時の撮影モード切り替え順に並べ替える。
また、ステップS410にて顔検出時の切り替え順の場合(顔検出時)、ステップS502にて制御部6は現在、どの撮影モードが有効であるかを判断する。「モード1」〜「モードN」のいずれかが有効である場合(モード1〜N)、ステップS415にて、制御部6は各撮影モードを次の撮影モードに切り替える。すなわち、制御部6は「モード1」は「モード2」へ、「モード2」は「モード3」へ切り替え、「モード3」以降も同様にして次の撮影モードに切り替える。「モードN」は「モード(N+1)」へ切り替わることになる。また、ステップS414にて「モード(N+1)」が有効である場合(モード(N+1))、ステップS416にて制御部6は「モード・オフ」にする。
以上によって、顔を検出していない状態と検出している状態とで“逆光補正”と“スポット測光”の撮影モードの順をそれぞれ最適化することができる。
各実施形態ではメニュー表示していないとき、または、撮影モードが有効でないときはすぐに撮影モードメニュー順番、及び、撮影モード切り替え順が変わってしまうようになっているが一度変更された順番を一定時間保持するような構成にしてもよい。
本発明は以上説明した各実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更が可能である。例えば、“スポット測光”と“逆光補正”を撮影モードの例としたが、これに限るものではない。
1 レンズ
2 絞り部
3 撮像素子
4 映像信号処理部
5 顔検出部
6 制御部
7 操作部
8 オンスクリーンディスプレイ発生部
9 オンスクリーンディスプレイ重畳部
10 ディスプレイ
21 絞り
22 絞り駆動部
23 撮影状態設定部
71 メニュー表示ボタン
72 逆光補正・スポット測光ボタン
73 カーソルボタン
74 撮影ボタン
75 決定ボタン

Claims (7)

  1. 被写体からの光を電気信号に変換する撮像素子と、
    前記電気信号に基づいて映像信号を生成する映像信号処理部と、
    前記映像信号に基づいて前記被写体に含まれている人物の顔と前記人物の性別とを検出する顔検出部と、
    複数の撮影モードから所定の撮影モードを選択するためのメニュー画像のオンスクリーン信号を発生するオンスクリーンディスプレイ発生部と、
    前記オンスクリーン信号を表示するディスプレイと、
    前記顔検出部が人物の顔と前記人物の性別とを検出したとき、性別に応じて前記ディスプレイに表示させるメニュー画像の表示状態を異ならせるよう、前記メニュー画像の表示状態を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御部は、人物の性別に応じて、前記メニュー画像に含まれる前記撮影モードの並び順を異ならせることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御部は、人物の性別に応じて、前記メニュー画像に含まれる前記撮影モードの数を異ならせることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 被写体からの光を電気信号に変換する撮像素子と、
    前記電気信号に基づいて映像信号を生成する映像信号処理部と、
    前記映像信号に基づいて前記被写体に含まれている人物の顔と前記人物の年齢とを検出する顔検出部と、
    複数の撮影モードから所定の撮影モードを選択するためのメニュー画像のオンスクリーン信号を発生するオンスクリーンディスプレイ発生部と、
    前記オンスクリーン信号を表示するディスプレイと、
    前記顔検出部が人物の顔と前記人物の年齢とを検出したとき、年齢に応じて前記ディスプレイに表示させるメニュー画像の表示状態を異ならせるよう、前記メニュー画像の表示状態を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  5. 前記制御部は、前記顔検出部が検出した前記被写体に含まれている人物の齢に基づいて、前記人物がこどもであるか否かを判断し、前記人物がこどもであるか否かで前記ディスプレイに表示させるメニュー画像の表示状態を異ならせることを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記制御部は、前記人物がこどもであるか否かで、前記メニュー画像に含まれる前記撮影モードの並び順を異ならせることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記制御部は、前記人物がこどもであるか否かで、前記メニュー画像に含まれる前記撮影モードの数を異ならせることを特徴とする請求項5または6に記載の撮像装置。
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