JP2010050876A - カメラ - Google Patents

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Kazue Kofunai
一惠 小船井
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Abstract

【課題】ユーザによる撮影画像の確認を容易にする。
【解決手段】カメラは、被写体像を撮像し、画像信号を出力する撮像手段6と、画像の取得を指示する指示部材3と、指示部材3により画像の取得が指示されると、撮像手段6から出力された画像信号を用いて、撮像直後に表示器14に一時的に表示する一時表示画像を生成する画像生成手段7と、画像信号のうち、一時表示画像の所定領域に対応する画像信号を用いて拡大画像を生成し、表示器14に表示する表示制御手段7とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、撮影直後に拡大画像を表示できるカメラに関する。
従来から、画像の全領域のうち所定のエリアを拡大した画像を液晶モニタに表示するカメラが知られている(たとえば特許文献1)。
特開2005−323015号公報
しかしながら、焦点調節状態等を確認するためには、取得した画像を再生モードにて拡大再生する必要があり、失敗写真の場合にすぐに撮り直しができないという問題がある。
請求項1に記載の発明によるカメラは、被写体像を撮像し、画像信号を出力する撮像手段と、画像の取得を指示する指示部材と、指示部材により画像の取得が指示されると、撮像手段から出力された画像信号を用いて、撮像直後に表示器に一時的に表示する一時表示画像を生成する画像生成手段と、画像信号のうち、一時表示画像の所定領域に対応する画像信号を用いて拡大画像を生成し、表示器に表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、表示制御手段は、一時表示画像の全ての領域を表示器に表示した後、拡大画像を表示器に表示することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のカメラにおいて、表示制御手段は、一時表示画像の全ての領域を拡大画像に置換して表示器に表示することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のカメラにおいて、表示制御手段は、表示器に表示された一時表示画像の全ての領域に拡大画像を重畳して表示することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカメラにおいて、被写体像の焦点状態を検出する焦点検出領域に対応する画像信号を用いて焦点状態を調節する焦点調節手段と、焦点検出領域を選択する選択手段とをさらに備え、所定領域は、選択手段により選択された焦点検出領域に対応することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカメラにおいて、画像信号を用いて、被写体中の人物の顔を検出する顔検出手段をさらに備え、所定領域は、顔検出手段により検出された人物の顔に対応する領域であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のカメラにおいて、指示部材により画像の取得が指示される前に、撮像手段から出力された画像信号を用いて、被写体像の撮像状態を確認するための確認用画像を生成する確認画像生成手段をさらに備え、表示制御手段は、画像の取得が指示される直前に生成された確認用画像に基づいて所定領域を決定することを特徴とする。
本発明によれば、画像の取得が指示された後、取得した画像の所定領域に対応する拡大画像を表示器に表示するので、撮影後にすぐに撮影画像の確認が可能になる。
図面を用いて、本発明の実施の形態によるカメラについて説明する。図1(a)に示すように、カメラ本体1には撮影レンズ2が取り付けられている。カメラ本体1の上面にはレリーズボタン3、電源スイッチ4、撮影モードの設定操作を行なうモードダイヤル5が設けられている。撮影モードには、たとえば後述するマニュアルAFモード、被写体の中から人物の顔を認識して焦点を調節するポートレートモード等の各種モードが含まれる。図1(b)に示すように、カメラ本体1の背面には液晶モニタ14、および後述する焦点検出領域を設定する際にユーザにより操作される操作部材16が設けられている。
図2は実施の形態のカメラの回路構成を示すブロック図である。デジタルカメラは、撮像素子6、制御回路7、SDRAM8、フラッシュメモリ9、焦点調節装置10、メモリカードインタフェース11、および液晶モニタ14を備える。撮像素子6は、画素に対応する複数の光電変換素子を備えたCCDやCMOSイメージセンサによって構成される。撮像素子6は、撮像面上に結像されている被写体像を撮像し、被写体像の明るさに応じた光電変換信号(画像信号)を出力する。撮像素子6の撮像面には、それぞれR(赤)、G(緑)およびB(青)のカラーフィルタが画素位置に対応するように設けられている。撮像素子6がカラーフィルタを通して被写体像を撮像するため、各撮像素子から出力される画像信号は、それぞれRGB表色系の色情報を有する。
撮像素子6から出力された画像信号は制御回路7に入力される。制御回路7は、画像信号に対して種々の画像処理を施して画像データを生成する。そして、制御回路7は生成された画像データに対してJPEGなどの所定の方式により圧縮処理を行い、EXIFなどの形式で記録媒体12へ記録する。
制御回路7は、たとえばRISCなどで構成され、図2に示す各回路を制御する。また、制御回路7は顔検出部71を機能的に備えている。顔検出部71は、ポートレートモードが選択されている場合、撮像素子6から出力された画像信号に基づいて撮影画像内における人物の顔を検出する。すなわち、顔検出部71は、画像信号に基づいて、撮影画像内の肌色の領域を抽出し、さらに、肌色領域内において、一対の目および鼻などの人物の顔を特徴付ける情報を抽出する。肌色領域内に顔特徴情報が抽出されると、その領域を顔領域として検出する。
焦点調節装置10は、撮像素子6から出力される撮像信号に基づいて周知の焦点評価値演算を行い、演算結果を制御回路7へ出力する。制御回路7は、演算結果に基づいて、焦点評価値が最大となる位置へ撮影レンズ2を移動する。なお、ポートレートモードにおいて顔検出部71により顔検出が行われた場合は、制御回路7は撮影画像上で検出された顔に対応する画像信号に基づいて焦点調節を行う。また、マニュアルAFモードにおいて、ユーザにより操作部材16が操作され、焦点検出領域が設定されている場合は、制御回路7は、撮影画像の全領域のうち設定された焦点検出領域に対応する画像信号に基づいて焦点調節を行う。
SDRAM8は、画像処理、画像圧縮処理および表示用画像データ作成処理の途中や処理後のデータを一時的に格納するために使用される。表示用画像データは、制御回路7が撮像素子6からの出力に基づいて生成した画像データ、もしくは記録媒体12に記録されている画像データに基づいて、制御回路7により生成される。生成された表示用画像データは、制御回路7によりSDRAM8に格納される。フラッシュメモリ9は、たとえば制御回路7が演算を行うための各種の処理プログラムが記憶された不揮発性メモリである。
LCD駆動回路13は制御回路7の命令に基づいて液晶モニタ14を駆動し、液晶モニタ14は画像を表示する。液晶モニタ14に表示される画像において、前述した顔検出部71により被写体の顔が検出されている場合は、その顔の周囲に顔検出が行われたことを示す矩形枠が表示される。また、液晶モニタ14は、デジタルカメラの各種設定メニュー画面の表示を行う。
次に、カメラの撮影動作について説明する。ユーザが電源スイッチ4を操作することにより電源がオンとなり、かつモードダイヤル5により撮影モードに切換えられると、制御回路7は撮影モードを設定する。制御回路7は、撮像素子6およびLCD駆動回路13を制御することにより、たとえば1/30秒の周期で液晶モニタ14に表示される画像を更新する。すなわち、液晶モニタ14には、被写体の動画像がスルー画として表示される。ユーザは、このスルー画を被写体像の撮影状態を確認するための確認用画像として利用できる。
スルー画表示中にユーザがレリーズボタン3を半押しして半押しスイッチ3aがオンすると、撮影準備が指示される。さらに、ユーザがレリーズボタン3を全押しして全押しスイッチ3bがオンすると、制御回路7は各部に撮影を指示して、本画像データを取得する。制御回路7は、取得した本画像データを用いて表示用画像データを作成し、表示用画像データに対応する画像をフリーズ画として液晶モニタ14に全画像表示させる。このフリーズ画は、液晶モニタ14に所定時間の間、一時的に表示される一時表示画像である。撮影モードがポートレートモードもしくはマニュアルAFモードの場合は、制御回路7は、液晶モニタ14に全画像表示されたフリーズ画を、焦点調節が行われた領域を含む所定の切り出し領域に対応する拡大画像に置き換えて表示する。この切り出し領域の範囲は、レリーズボタン3が全押し操作される直前のスルー画の座標値に基づいて制御回路7により決定される。以下、ポートレートモードが設定されている場合と、マニュアルAFモードが設定されている場合とに分けて詳細に説明する。
−ポートレートモード−
ポートレートモードが設定されている場合、撮影準備指示に応じて、顔検出部71は、撮像素子6から入力した画像信号を用いて、上述したようにして顔検出処理を実行して人物の顔を検出する。人物の顔が検出されると、顔検出部71は検出した人物の顔の中心位置を特定し、制御回路7はその位置を中心とする矩形枠を液晶モニタ14に表示する。その結果、図3(a)に示すように、液晶モニタ14には、検出された人物の顔が枠WNで囲われて表示される。複数の顔が検出されると、図3(b)に示すように、検出された各顔に枠WN1、WN2が重ねて表示される。そして、顔検出部71により顔検出が行なわれた場合は、制御回路7は、上述したように撮影画像上で検出された顔に対応する画像信号に基づいて焦点調節を行う。
ユーザがレリーズボタン3を全押しして全押しスイッチ3bがオンすると、制御回路7は各部に撮影を指示する。このとき、制御回路7は、レリーズボタン3が全押し操作される直前に取得したスルー画を用いて、焦点調節を行った領域、すなわち顔を検出した領域の本画像データにおける座標値をAFエリア位置情報としてSDRAM8に格納する。そして、撮影により取得された画像信号は、制御回路7により、上述した画像処理が施され、本画像データ(RAWデータ)としてSDRAM8に格納される。制御回路7は、本画像データを用いてフリーズ画表示用データを作成して、LCD駆動回路13を介してフリーズ画表示用データに対応するフリーズ画を液晶モニタ14に表示させる。このとき、上述したように、液晶モニタ14には、検出された人物の顔が枠WNで囲われて表示される。
制御回路7は、上述したフリーズ画表示の処理に先立って、SDRAM8に格納されたAFエリア位置情報を用いて、フリーズ画表示の後に表示する拡大画像が、液晶モニタ14に適したサイズで表示されるように座標値を換算する。そして、換算した座標値に基づいて、制御回路7は、拡大画像としてフリーズ画から切り出される切り出し領域を決定する。
切り出し領域が決定されると、上記のフリーズ画表示処理と並行して、制御回路7は、SDRAM8に格納された本画像データと、切り出し領域とを用いて、液晶モニタ14に拡大画像を表示するための拡大画像表示用データを生成する。そして、制御回路7は、LCD駆動回路13を介して拡大画表示用データに対応する拡大画像を液晶モニタ14に表示させる。すなわち、制御回路7により、全領域が表示されていたフリーズ画が拡大画像に置換される。このとき、液晶モニタ14には、図3(c)に示すように、顔検出された領域に対応する拡大画像が枠WLで囲われて表示される。図3(c)の領域Rは、拡大画像を表示する際に、顔を検出した領域の縦横比が液晶モニタ14の縦横比と異なる場合に生じる余白である。この領域Rは、制御回路7により、たとえば黒画面表示等の処理が行われる。
制御回路7は、上述した拡大画像を所定時間表示した後、液晶モニタ14に再びスルー画を表示させる。拡大画像を表示する所定時間は、ユーザが被写体の表情、焦点調節状態、像ブレの状態等を確認するために必要となる程度の時間長として予め設定されているものとする。
撮影画像上で検出された顔に対応する画像信号に基づいて行った焦点調節の結果が、合焦ではないと判定した場合は、制御回路7は、上述した拡大画像の表示を行わない。すなわち、制御回路7は、液晶モニタ14に撮影画像の全領域をフリーズ画として表示させ、所定時間経過後にスルー画を表示させる。なお、この場合、フリーズ画表示の際には、制御回路7は、非合焦であることを示す「AFNG」等のメッセージをフリーズ画に重畳して表示する。
図3(b)に示すように、複数の顔が検出されている場合には、制御回路7は、図3(d)に示すように、検出した顔がたとえば4人以下の場合、検出した人数分の拡大画像を液晶モニタ14に同一画面表示してもよい。検出した顔が4人を超える場合は、撮影者に最も近い被写体の顔を拡大画像として表示してもよいし、撮影画像の中心に近い位置で撮影された被写体を4人分まで拡大画像として表示してもよい。
−マニュアルAFモード−
マニュアルAFモードが設定されている場合、撮影準備指示に応じて、制御回路7は、撮像素子6から入力した画像信号のうち、ユーザによる操作部材16の操作によって設定された焦点検出領域に対応する画像信号に基づいて焦点調節を行う。ユーザがレリーズボタン3を全押しして撮影を指示した場合、ポートレートモードの場合と同様に、制御回路7は各部に撮影を指示するとともに、撮影指示の直前に取得したスルー画を用いて、焦点検出領域の本画像データにおける座標値をAFエリア位置情報としてSDRAM8に格納する。
制御回路7は、ポートレートモードの場合と同様にして、本画像データを生成して、図4(a)に示すように、液晶モニタ14にフリーズ画を表示させるとともに、本画像データとAFエリア位置情報とを用いて拡大画像表示用データを生成する。フリーズ画が表示されている間、焦点検出領域に対応する位置に枠WAFが表示される。拡大画像表示用データが生成されると、制御回路7は、拡大画像表示用データに対応する拡大画像を液晶モニタ14に表示させる。このとき、液晶モニタ14には、図4(b)に示すように、焦点検出領域に対応する拡大画像が枠WLAFで囲われて表示される。制御回路7は、拡大画像が所定時間表示された後、再びスルー画を液晶モニタ14に表示する点、および、焦点調節の結果が合焦ではない場合、拡大画像を表示せずフリーズ画に「AFNG」等のメッセージを重畳表示する点は、ポートレートモードの場合と同様である。
図5に示すフローチャートを用いて、実施の形態によるカメラのフリーズ画表示動作を説明する。図5の各処理手順は制御回路7でプログラムを実行して行なわれる。図5の各処理を行なうプログラムはメモリ(不図示)に格納されており、撮影モードとしてポートレートモードもしくはマニュアルAFモードが設定されると起動される。
ステップS101においては、液晶モニタ14にスルー画を表示させてステップS102へ進む。ステップS102においては、レリーズボタン3が半押し操作されたか否かを判定する。半押しスイッチ3aからオン信号を入力した場合は、ステップS102が肯定判定されてステップS103へ進む。半押しスイッチ3aからオン信号を入力しない場合は、ステップS102が否定判定されて当該判定処理を繰り返す。
ステップS103においては、焦点調節を行ってステップS104へ進む。このとき、ポートレートモードが設定されている場合は、顔を検出した領域に対応する画像信号を用いて焦点調節をし、マニュアルAFモードが設定されている場合は、操作部材16により設定された焦点検出領域に対応する画像信号を用いて焦点調節をする。
ステップS104においては、レリーズボタン3が全押し操作されたか否かを判定する。全押しスイッチ3bからオン信号を入力した場合は、ステップS104が肯定判定されてステップS105へ進む。全押しスイッチ3bからオン信号を入力しない場合は、ステップS104が否定判定されて後述するステップS117へ進む。
ステップS105においては、焦点調節を行った領域の本画像データにおける座標値をAFエリア位置情報としてSDRAM8に格納してステップS106へ進む。ステップS106においては、各部に撮影処理の開始を指示してステップS107へ進む。ステップS107においては、撮像素子6から出力された画像信号を取得してステップS108へ進む。ステップS108においては、取得した画像信号に対して画像処理を施して本画像データを生成し、SDRAM8に格納してステップS109へ進む。
ステップS109では、AFエリア位置情報を用いて、拡大画像が液晶モニタ14に適したサイズで表示されるように座標値を換算し、拡大画像としてフリーズ画から切り出される切り出し領域を決定してステップS110へ進む。ステップS110においては、フリーズ画を液晶モニタ14に全画像表示させるとともに、本画像データと切り出し領域とを用いて拡大画像表示用データを生成してステップS111へ進む。このとき、不図示のタイマを起動させて時間計測を開始する。
ステップS111においては、焦点調節の結果が合焦か否かを判定する。合焦の場合は、ステップS111が肯定判定されてステップS112へ進む。非合焦の場合は、ステップS111が否定判定されて後述するステップS115へ進む。ステップS112では、ステップS110で生成した拡大画像表示用データに対応する拡大画像を液晶モニタ14に表示させてステップS113へ進む。このとき、ステップS110で計測を開始したタイマをリセットして、再度時間計測を開始する。
ステップS113においては、ステップS112でタイマによる時間計測を開始してから所定時間が経過したか否かを判定する。所定時間が経過した場合は、ステップS113が肯定判定されてステップS114へ進む。所定時間が経過していない場合は、ステップS113が否定判定されて当該判定処理を繰り返す。ステップS114においては、フリーズ画もしくは拡大画像の表示を終了し、液晶モニタ14にスルー画を表示させて一連の処理を終了する。
焦点調節の結果が非合焦の場合にはステップS115へ進み、非合焦であることを示す「AFNG」等のメッセージをフリーズ画に重畳表示させてステップS116へ進む。ステップS116においては、ステップS110でタイマによる時間計測を開始してから所定時間が経過したか否かを判定する。所定時間が経過した場合は、ステップS116が肯定判定されてステップS114へ進む。所定時間が経過していない場合は、ステップS116が否定判定されて当該判定処理を繰り返す。
一方、ステップS104が否定判定されるとステップS117へ進み、レリーズボタン3が半押し操作されているか否かを判定する。半押しスイッチ3aからオン信号を入力している場合はステップS117が肯定判定されてステップS104へ戻る。半押しスイッチ3bからオン信号を入力しない場合は、ステップS117が否定判定されてステップS102へ戻る。
以上で説明した実施の形態のカメラによれば、以下の作用効果が得られる。
(1)制御回路7は、焦点調節を行った領域に対応する所定領域を切り出し領域として本画像データから拡大画像表示用データを生成し、拡大画像表示用データに対応する拡大画像を液晶モニタ14に表示するようにした。その結果、ユーザは、撮影直後に取得した画像における所望の被写体の焦点調節状態、手ブレ、被写体の表情等を拡大画像により確認できる。したがって、ユーザは、撮影画像の確認のために再生モードを設定して拡大再生するという煩雑な操作を省いて、撮り直しの要否を判断できるので、利便性が向上する。
(2)制御回路7は、取得した画像の全ての領域をフリーズ画として表示した後、拡大画像をフリーズ画から置換して表示するようにした。したがって、ユーザは、撮影画像の全体像を把握した後、拡大画像により所望の被写体の撮影状態を確認して、撮り直しの要否を判断できる。
(3)マニュアルAFモードが設定されている場合、制御回路7は、ユーザにより設定された焦点検出領域に対応する領域に基づいて、本画像データから拡大画像表示用データを生成して拡大画像を液晶モニタ14に表示するようにした。したがって、拡大画像により、ユーザは、所望する被写体が満足できる撮影ができているか否かを撮影後直ちに確認できるので、従来のカメラのように再生モードに設定する必要がなくなるので、利便性が向上する。
(4)ポートレートモードが設定されている場合、制御回路7は、検出された被写体中の人物の顔を含む領域に基づいて、拡大画像表示用データを生成して拡大画像を液晶モニタ14に表示するようにした。したがって、検出した被写体の顔を中心として拡大画像が表示されるので、焦点調節状態、被写体の目つぶり等を全画像表示のフリーズ画を用いる場合よりも確認しやすくなり、ユーザによる撮り直しの要否の判断に寄与できる。
(5)制御回路7は、拡大画像の周囲を枠WLで囲って液晶モニタ14に表示するようにした。したがって、フリーズ画から拡大画像へ表示が置換された場合に、ユーザは、液晶モニタ14に表示された画像がフリーズ画の所定領域を拡大した画像であることを把握できるので、液晶モニタ14の表示がスルー画に切り換わったと勘違いすることを防げる。
(6)制御回路7は、焦点調節の結果が非合焦の場合は、拡大画像の表示をしないようにし、フリーズ画に「AFNG」等のメッセージを重畳表示するようにした。したがって、拡大画像が表示されない時点で、ユーザは撮影画像が非合焦であると判断できるので、ユーザによる撮り直しの要否判断に寄与できる。
以上で説明した実施の形態のカメラを以下のように変形できる。
(1)撮影画像を常に2枚連写により取得してもよい。この場合、制御回路7は、1コマ目に取得した本画像データを用いて、液晶モニタ14にフリーズ画を表示させた後、2枚連写により取得した2つの拡大画像に置換して表示する。このとき、2枚の画像の双方を記録するか、いずれか一方の画像を記録するかをユーザにより選択可能にできる。この選択操作は、操作部材16により行われる。
さらに加えて、被写体の顔を認識して焦点調節を行った場合は、制御回路7は認識した人物の瞳が開いている場合に撮影画像を記録するようにユーザに促しても良い。この場合、制御回路7は、検出した顔領域内において、瞳を検出し、検出された瞳が一対あるか否かを判定する。一対の瞳が有ると判定されると、検出された顔の一対の瞳が開いていると認識することができる。すなわち、制御回路7は、顔検出部71で検出した顔領域内において、白色黒色のパターン認識などを用いて一人の人物に対して二つの瞳を検出(判定)する。
(2)撮影モードが連写モードのときに撮影した場合であっても、フリーズ画を表示した後、拡大画像を表示してもよい。この場合、制御回路7は、1コマ目に撮影した本画像データを用いてフリーズ画を液晶モニタ14に表示させた後、連写により取得したそれぞれの本画像データを用いて生成した拡大画像をフリーズ画に重畳させて、順次、液晶モニタ14に表示する。このときの液晶モニタ14の表示例として、図6(a)に、たとえば5コマの撮影画像が連写により取得された場合を示す。そして、(1)の場合と同様に、記録する画像をユーザにより選択可能とすることもできる。この場合についても、上記したように、被写体の顔を認識して焦点調節を行った場合は、制御回路7は認識した人物の瞳が開いている場合に撮影画像を記録するようにユーザに促しても良い。さらに、制御回路7は、人物の瞳が閉じている、もしくは半目と判定した場合は、対応する拡大画像に、たとえばグレー等の色を被せて表示してもよい。図6(a)においては、3コマ目と4コマ目の撮影画像において、半目もしくは目つぶりが判定された場合を示している。この結果、ユーザは、目つぶりもしくは半目の被写体が認識しやすくなる。
(3)拡大画像をフリーズ画に置換して表示するものに代えて、図6(b)に示すように、拡大画像をフリーズ画に重畳して表示してもよい。この場合、制御回路7は、図3(c)に示す領域Rを黒画面表示等の処理をしないようにする。
(4)フリーズ画を拡大画像と置換する際に、制御回路7は、拡大画像をスライドインさせたり、ズームインさせたりしてもよい。この結果、ユーザは、液晶モニタ14に表示された画像がフリーズ画の所定領域を拡大した画像であることを把握できるので、液晶モニタ14の表示がスルー画に切り換わったと勘違いすることを防げる。
(5)拡大画像に枠WLを表示するものに代えて、図6(c)に示すように、拡大画像が表示されていることを示すアイコンAを重畳表示してもよい。この結果、ユーザは、表示中の画像がスルー画や再生画像ではないことを認識できる。
(6)焦点調節の結果が非合焦の場合に、フリーズ画を表示させ続けるものに代えて、撮影画像の中央付近を、たとえば3倍等の固定倍率で拡大表示させてもよい。この場合、制御回路7は、拡大画像を生成する場合と同様に、撮影画像の中央付近を固定倍率で拡大させた画像を生成する。なお、拡大表示の際にも、制御回路7は、「AFNG」等のメッセージの重畳表示を継続する。
(7)拡大画像の表示は、マニュアルAFモード、ポートレートモードが設定された際に行うものに限定されない。ユーザが、意思を持って撮影したい画像がある場合に選択される撮影モードにおいて拡大画像の表示をすることができる。
(8)フリーズ画表示後の拡大画像の表示の有無をユーザにより選択可能としてもよい。この場合、ユーザは、液晶モニタ14に表示されるメニュー画面の中からON/OFFを設定できるようにすればよい。
また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
本発明の実施の形態のカメラの外観図 実施の形態のカメラの要部構成を説明するブロック図 液晶モニタに表示される画像の一例を示す図 液晶モニタに表示される画像の一例を示す図 実施の形態のカメラのフリーズ画表示処理を説明するフローチャート 変形例において液晶モニタに表示される画像の一例を示す図
符号の説明
3・・・レリーズボタン 6・・・撮像素子 7・・・制御回路 14・・・液晶モニタ
16・・・操作部材 71・・・顔検出部

Claims (7)

  1. 被写体像を撮像し、画像信号を出力する撮像手段と、
    画像の取得を指示する指示部材と、
    前記指示部材により画像の取得が指示されると、前記撮像手段から出力された前記画像信号を用いて、撮像直後に表示器に一時的に表示する一時表示画像を生成する画像生成手段と、
    前記画像信号のうち、前記一時表示画像の所定領域に対応する画像信号を用いて拡大画像を生成し、前記表示器に表示する表示制御手段とを備えることを特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記表示制御手段は、前記一時表示画像の全ての領域を前記表示器に表示した後、前記拡大画像を前記表示器に表示することを特徴とするカメラ。
  3. 請求項2に記載のカメラにおいて、
    前記表示制御手段は、前記一時表示画像の全ての領域を前記拡大画像に置換して前記表示器に表示することを特徴とするカメラ。
  4. 請求項2に記載のカメラにおいて、
    前記表示制御手段は、前記表示器に表示された前記一時表示画像の全ての領域に前記拡大画像を重畳して表示することを特徴とするカメラ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    被写体像の焦点状態を検出する焦点検出領域に対応する画像信号を用いて焦点状態を調節する焦点調節手段と、
    前記焦点検出領域を選択する選択手段とをさらに備え、
    前記所定領域は、前記選択手段により選択された焦点検出領域に対応することを特徴とするカメラ。
  6. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記画像信号を用いて、前記被写体中の人物の顔を検出する顔検出手段をさらに備え、
    前記所定領域は、前記顔検出手段により検出された人物の顔に対応する領域であることを特徴とするカメラ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記指示部材により画像の取得が指示される前に、前記撮像手段から出力された前記画像信号を用いて、前記被写体像の撮像状態を確認するための確認用画像を生成する確認画像生成手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、画像の取得が指示される直前に生成された前記確認用画像に基づいて前記所定領域を決定することを特徴とするカメラ。
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