JP2010049085A - 3群ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】物体側より順に、負の第1レンズ群G1、正の第2レンズ群G2、第3レンズ群G3を有し、広角端から望遠端への変倍に際して第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が狭まり、且つ、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が変化し、第1レンズ群G2は、物体側から順に、像側に凹面を向けた負レンズと物体側に凸面を向けた正レンズを有する一つの負レンズ成分からなり、第2レンズ群G2は、少なくとも1つの負レンズ及び複数の正レンズを有し、それらレンズのうちの少なくとも3つのレンズが隣のレンズに接合し、第2レンズ群G2中に含まれるレンズ成分の総数が2以下であり、第3レンズ群G3は2枚以下のレンズで構成された一つのレンズ成分からなる。
【選択図】図1
Description
この3群ズームレンズは、第1レンズ群が物体側から順に両凹の負レンズと正レンズの接合レンズ成分で構成され、第2レンズ群を2つの接合レンズ成分で構成し、第3レンズ群を1枚の正メニスカスレンズで構成している。
この3群ズームレンズは、第1レンズ群、第2レンズ群における色収差の低減に有利なものである。
また、特許文献2に記載の3群ズームレンズは、コマ収差が補正しきれていない。
物体側より順に、
負の屈折力をもつ第1レンズ群、
正の屈折力をもつ第2レンズ群、
正の屈折力をもつ第3レンズ群 を有し、
広角端から望遠端への変倍に際して第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が狭まり、且つ、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が変化し、
さらに、第2レンズ群と一体で移動する明るさ絞りを有する。
そして、負の屈折力の第1レンズ群と正の屈折力の第2レンズ群との間隔を変化させることで変倍を行う。
そして、正の屈折力をもつ第3レンズ群を配置することで射出瞳位置を像面から離し、受光面に入射する光束を垂直に近づけることで、色シェーディングの低減に有利となる。
明るさ絞りは第2レンズ群の物体側、像側、第2レンズ群中のいずれに配置してもよい。特に、第2レンズ群の物体側に明るさ絞りを配置すると、第1レンズ群の小径化や射出瞳の調整に有利となる。
レンズ成分を光軸上にて空気と接する面が物体側面と像側面の2つのみのレンズ体とするとき、第1レンズ群は物体側から順に像側に凹面を向けた負レンズと物体側に凸面を向けた正レンズを有する負屈折力をもつ1つの負レンズ成分にて構成する。
そして、第3レンズ群を1つの正レンズ成分で構成する。
そして、全体として4つ以下のレンズ成分で構成することで、沈胴時の薄型化にも有利となる。
1.49<nd3low<2.4 ・・・(1)
−1.0<(r3a+r3b)/(r3a−3b)<1.0 ・・・(2)
ただし、
nd3lowは、第3レンズ群中の正レンズ成分中の最も屈折率が小さいレンズのd線に対する屈折率、
r3aは、第3レンズ群中の正レンズ成分の物体側面の近軸曲率半径、
r3bは、第3レンズ群中の正レンズ成分の像側面の近軸曲率半径、
である。
条件式(1)を満足することで、第3レンズ群を構成するレンズに著しく大きい曲率をつけることなく正のパワーを得ることができる。そのため、特に軸外のコマ収差や像面湾曲の発生を抑えやすくなる。
条件式(1)の下限を下回らないようにすることで、レンズ面の曲率を小さくでき、コマ収差や像面湾曲の低減に有利となる。
条件式(1)の上限を上回らないようにすることで、材料や製造のコストを抑えやすくなる。
条件式(2)を満足することで、物体側面と像側面で正のパワーを分担することができる。このためどちらかの面に大きい曲率をつけなくても必要な正のパワーを得ることができ。それにより、軸外の収差、特にコマ収差や像面湾曲の低減に有利となる。
条件式(2)の下限を下回らず、上限を上回らないようにすることで、物体側面と像側面の双方の曲率を小さくでき、軸外の収差、特にコマ収差や像面湾曲を低減しやすくなる。
第3レンズ群が以下の条件式(3)を満足することが好ましい。
−0.40<Dg3/r3b<0.0 ・・・(3)
ただし、
Dg3は、第3レンズ群の光軸上での厚みである。
条件式(3)を満足することで、第3レンズ群の薄型化と正屈折力の確保の両立に有利となる。また、軸外の収差、特にコマ収差の低減にも有利となる。
条件式(3)の下限を下回らないようにすることで、レンズ成分の薄型化に有利となる。また、第3レンズ群をフォーカシングレンズ群としたときの移動スペースの確保にも有利となる。
条件式(3)の上限を上回らないようにすることで、像側の面を正屈折力にでき、物体側面の正屈折力を緩和でき、軸外の収差を低減しやすくなる。
負の屈折力を複数のレンズ面に分担することで、軸上マージナル光線が光軸から遠くなる望遠側における球面収差の低減に有利となる。また、第1レンズ群の薄型化にも有利となる。また、接合面の近軸曲率半径を大きくでき、製造誤差による収差への影響も低減しやすくなる。
−1.0<(r1na+r1nb)/(r1na−r1nb)<1.0 ・・・(7)
ただし、
r1naは、第1レンズ群中の負レンズ成分の負レンズの物体側面の近軸曲率半径、
r1nbは、第1レンズ群中の負レンズ成分の負レンズの像側面の近軸曲率半径、
である。
条件式(7)の下限を下回らないようにすることで、負レンズの物体側面における軸外収差の発生を抑えやすくなる。
条件式(7)の上限を上回らないようにすることで、物体側面の負屈折力を確保し、望遠側での球面収差を低減しやすくすることが好ましい。また、負レンズに接する正レンズが極端なメニスカス形状となることを避け、製造が容易になる。
2.0<D12/D23< 8.0 ・・・(5)
ただし、
D12は、広角端における第1レンズ群と第2レンズ群との間の光軸上での距離、
D23は、広角端における第2レンズ群と第3レンズ群との間の光軸上での距離、
である。
条件式(5)を満足することで、第2レンズ群の変倍のための移動スペースを十分に確保でき、第2レンズ群が過剰な正パワーを持たなくても、軸上および軸外の収差を抑えやすくなる。また第3レンズ群でのフォーカシングに必要なスペースを確保でき、近距離への合焦を行いやすくなる。
条件式(5)の下限を下回らないようにすることで、第2レンズ群の変倍のための移動スペースを確保でき、第2レンズ群の正屈折力を低減でき、軸上および軸外の収差を抑えやすくなる。
条件式(5)の上限を上回らないようにすることで、ズームレンズの全長の肥大化を抑え、且つ、第3レンズ群によるフォーカシングに必要なスペースの確保に有利となる。
第1レンズ群中の接合面を非球面にすることによって、主に倍率色収差を良好に補正することが可能となる。
第1レンズ群中の接合面を球面にすることによって、安価に製造することが可能である。
−0.70<Dg1/f1<−0.075 ・・・(6)
ただし、
Dg1は、第1レンズ群の光軸上での厚み、
f1は、第1レンズ群の焦点距離、
である。
条件式(6)を満足することで、良好な光学性能と沈胴時の薄型化の両立に有利となる。
条件式(6)の下限を下回らないようにすることで、第1レンズ群の光軸上での厚みを適度に抑えられ、沈胴時の薄型化に有利となる。もしくは、第1レンズ群の負パワーを抑えることで、第1レンズ群の広角端における軸外収差の低減に有利となる。
条件式(6)の上限を上回らないようにすることで、第1レンズ群の負のパワーを確保し、広画角化に有利となる。また、第1レンズ群のコンペンセーターとしての機能確保のための移動量を低減できる。もしくは、第1レンズ群の光軸上での厚みを確保することで接合面形状の自由度が確保でき第1レンズ群の収差低減に有利となる。
このレンズ成分の対称的な屈折力配置により球面収差や軸外の諸収差の補正に有利となる。そして、それら正レンズ、負レンズ、正レンズがこの順で接合されることで、レンズ同士の相互の偏心を低減でき、第2レンズ群の屈折力を確保しやすく、高変倍比化にも有利となる。
第2レンズ群が2つの接合レンズ成分の構成とすることで、それぞれのレンズ成分での色収差が抑えられる。そして、空気に接するレンズ面が4面あることで、第2レンズ群の主点の調整や諸収差の低減に有利となる。
第2レンズ群のレンズの総数が4となるので小型化、低コスト化に有利となる。
沈胴時の薄型化とコスト削減につながる。また、第3レンズ群をフォーカシングレンズ群とするとき、フォーカシング機構への負担を軽減できる。
第3レンズ群自体の色収差の低減に有利となり、全体として少ないレンズ成分としながらも光学性能を良好にできる。
本発明では、特に第3レンズ群におけるコマ収差等の低減に有利となる。そのため、第3レンズ群の非球面数を少なくして製造上のコストを抑えることができる。
3群ズームレンズと、
その3群ズームレンズの像側に配置され、3群ズームレンズにより形成される光学像を電気信号に変換する撮像素子を備え、
その3群ズームレンズが上述の何れかの3群ズームレンズとするものである。
これにより、小型で光学性能も優れた3群ズームレンズを備えた撮像装置を提供できる。
−0.80<ΔDg3/Ih< 8.00 ・・・(4)
ただし、
ΔDg3は、第3レンズ群の広角端での位置に対する望遠端での位置の差であり、物体側へ移動する場合を正符号とし、
Ihは、最大像高、
である。
条件式(4)を満足ように第3レンズ群を移動させることで、変倍時の収差変動の低減やレンズ群を駆動させるメカ機構の負担軽減に有利となる。
条件式(4)の下限を下回らないようにすることで、第3レンズ群の像面側への過剰な移動を抑え、広角端と望遠端でのコマ収差等の軸外収差の変動の低減に有利となる。また、第2レンズ群の移動スペースの確保にも有利となる。
条件式(4)の上限を上回らないようにすることで、第3レンズ群の物体側への過剰な移動を抑え、全長の小型化に有利となる。
ディストーションを電気的に補正することにより、3群ズームレンズ自体の収差補正負担を軽減でき、第1レンズ群の負の屈折力の確保が容易となり小型高変倍比化に有利となる。
ディストーションの補正量を各色信号ごとに変更して倍率の色収差も画像処理により補正してもよい。
また、上述の各条件式は、3群ズームレンズがフォーカシング機能を持つ場合は、もっとも遠距離に合焦した状態での構成とする。
条件式(1)について
下限値を1.493、1.495、1.60、更には1.80とすることが好ましい。
上限値を2.2、更には1.8とすることが好ましい。
条件式(2)について
下限値を−0.7、更には−0.5とすることが好ましい。
上限値を0.7、更には0.5とすることが好ましい。
条件式(3)について
下限値を−0.30、更には−0.20とすることが好ましい。
上限値を−0.03、更には−0.06とすることが好ましい。
条件式(4)について
下限値を−0.4、更には−0.2とすることが好ましい。
上限値を5.0、更には3.5とすることが好ましい。
条件式(5)について
下限値を2.5、更には3.0とすることが好ましい。
上限値を6.5、更には5.0とすることが好ましい。
条件式(6)について
下限値を−0.40、更には−0.25とすることが好ましい。
上限値を−0.08、更には−0.09とすることが好ましい。
条件式(7)について
下限値を−0.5、更には−0.1とすることが好ましい。
上限値を0.5、更には0.2とすることが好ましい。
実施例1から7は全ズーム状態にて有効撮像領域は矩形で一定である。
全長は、レンズの入射面から射出面までの光軸上の距離にバックフォーカスを加えたものである。バックフォーカスは、空気換算長で示している。
後述するように、平行平板は、IRカットコートをしたローパスフィルター、CCDカバーガラスである。
第1レンズ群は像側に移動後物体側に移動する。
第2レンズ群は物体側にのみ移動する。
第3レンズ群は、実施例により異なる。実施例1から5は、物体側にのみ移動する。実施例6、7は、像側にのみ移動する。
カスレンズとの接合レンズからなる。第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズからなる。第3レンズ群G3は、両凸正レンズと像側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズからなる。
+A4 y4 +A6 y6 +A8 y8 +A10y10+A12y12
ただし、rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A4 、A6 、A8 、A10、A12はそれぞれ4次、6次、8次、10次、12次の非球面係数である。また、非球面係数において、「e−n」(nは整数)は、「10−n」を示している。
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1* -13.266 0.70 1.90366 31.32
2* 10.640 1.43 1.94595 17.98
3* 120.518 可変
4(絞り) ∞ -0.40
5* 5.323 2.15 1.80610 40.73
6 11.829 1.09 1.84666 23.78
7 4.228 2.00 1.58313 59.38
8* 8.800 0.74
9(フレア絞り) ∞ 可変
10* 31.396 1.40 1.61800 63.33
11 -16.128 1.00 1.94595 17.98
12 -17.230 可変
13 ∞ 0.50 1.51633 64.14
14 ∞ 0.50
15 ∞ 0.50 1.51633 64.14
16 ∞ 0.42
像面 ∞
非球面データ
第1面
K=0.000
A4=2.25854e-04,A6=1.86696e-05,A8=-7.96203e-07,A10=1.00881e-08
第2面
K=0.896
A4=5.34315e-04,A6=-6.01400e-05,A8=3.06150e-06,A10=-5.43479e-08
第3面
K=0.000
A4=1.40815e-04,A6=1.94199e-05,A8=-8.79011e-07,A10=1.17235e-08
第5面
K=-1.905
A4=1.50790e-03,A6=3.42444e-06,A8=4.39108e-07,A10=-1.94935e-08
第8面
K=1.307
A4=2.56621e-03,A6=8.98679e-05,A8=1.50168e-05,A10=-9.32075e-07
第10面
K=0.000
A4=2.34287e-04,A6=4.67565e-06,A8=-1.46515e-07,A10=-2.23974e-09
変倍比 2.880
群焦点距離
f1=-13.80 f2=14.34 f3=18.63
各種データ
ズーム比
広角 中間 望遠
像高 3.84 3.84 3.84
焦点距離 7.51 13.50 21.62
Fno. 3.80 4.82 6.00
画角2ω 62.42 33.69 20.65
BF 9.27 14.09 21.84
全長 39.66 37.01 39.66
d3 17.30 7.83 2.77
d9 2.97 4.98 4.93
d12 7.69 12.51 20.26
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1* -14.278 0.70 1.90366 31.32
2 11.423 2.19 1.94595 17.98
3* 101.992 可変
4(明るさ絞り)∞ -0.40
5* 4.853 2.00 1.80610 40.73
6 6.262 0.70 1.84666 23.78
7 3.448 2.00 1.58313 59.38
8* 7.042 0.74
9(フレア絞り)∞ 可変
10* 14.000 1.40 1.49700 81.54
11 -20.483 可変
12 ∞ 0.50 1.51633 64.14
13 ∞ 0.50
14 ∞ 0.50 1.51633 64.14
15 ∞ 0.42
像面(受光面) ∞
非球面データ
第1面
k=0.000,A4=7.74415e-05,A6=1.92625e-05,A8=-6.74734e-07,A10=7.65589e-09
第3面
k=0.000,A4=2.19531e-06,A6=2.08307e-05,A8=-8.42305e-07,A10=1.11273e-08
第5面
k=-1.653,A4=1.64937e-03,A6=1.77730e-05,A8=-5.69688e-07,A10=4.77908e-08
第8面
k=0.709,A4=2.24931e-03,A6=1.47533e-04,A8=-2.26007e-06,A10=8.19389e-07
第10面
k=0.000,A4=9.99841e-05,A6=1.25435e-05,A8=-1.26758e-06,A10=4.12786e-08
変倍比 2.865
群焦点距離
f1=-14.36 f2=15.70 f3=16.96
各種データ
WE ST TE
像高 3.84 3.84 3.84
焦点距離 7.51 13.50 21.51
FNO. 3.84 4.87 6.00
画角2ω 62.40 34.20 20.88
BF 9.77 14.47 21.92
全長 39.66 37.53 38.96
d3 17.59 7.75 2.43
d9 2.97 5.98 5.27
d11 8.18 12.89 20.32
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1* -14.202 0.70 1.90366 31.32
2* 11.602 2.06 1.94595 17.98
3* 100.000 可変
4(明るさ絞り)∞ -0.40
5* 4.895 2.00 1.80610 40.73
6 6.312 0.70 1.84666 23.78
7 3.493 2.00 1.58313 59.38
8* 7.286 0.74
9(フレア絞り)∞ 可変
10* 16.641 1.44 1.49700 81.54
11 -17.351 可変
12 ∞ 0.50 1.51633 64.14
13 ∞ 0.50
14 ∞ 0.50 1.51633 64.14
15 ∞ 0.42
像面(受光面) ∞
非球面データ
第1面
k=0.000,A4=9.96784e-05,A6=1.88177e-05,A8=-6.94583e-07,A10=8.21071e-09
第2面
k=1.014,A4=3.62106e-04,A6=-3.16045e-05,A8=8.37338e-07,A10=-5.03458e-09
第3面
k=0.000,A4=3.52517e-05,A6=1.98363e-05,A8=-8.69684e-07,A10=1.24506e-08
第5面
k=-1.669,A4=1.63669e-03,A6=1.85525e-05,A8=-5.86746e-07,A10=4.17552e-08
第8面
k=0.817,A4=2.29412e-03,A6=1.47421e-04,A8=1.37442e-06,A10=2.88869e-07
第10面
k=0.000,A4=1.55155e-04,A6=1.10296e-05,A8=-1.02387e-06,A10=3.11979e-08
変倍比 2.880
群焦点距離
f1=-14.25 f2=15.56 f3=17.34
各種データ
WE ST TE
像高 3.84 3.84 3.84
焦点距離 7.51 13.42 21.62
FNO. 3.82 4.83 6.00
画角2ω 62.40 34.15 20.72
BF 9.84 14.53 22.17
全長 39.66 37.19 39.13
d3 17.61 7.90 2.54
d9 2.97 5.53 5.19
d11 8.27 12.95 20.59
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1* -14.017 0.70 1.90366 31.32
2 11.214 2.45 1.94595 17.98
3* 120.518 可変
4(明るさ絞り)∞ -0.40
5* 4.995 2.09 1.80610 40.73
6 9.180 0.91 1.84666 23.78
7 3.878 2.00 1.58313 59.38
8* 7.393 0.74
9(フレア絞り)∞ 可変
10* 14.000 1.40 1.49700 81.54
11 -24.036 1.00 1.94595 17.98
12 -23.330 可変
13 ∞ 0.50 1.51633 64.14
14 ∞ 0.50
15 ∞ 0.50 1.51633 64.14
16 ∞ 0.42
像面(受光面) ∞
非球面データ
第1面
k=0.000,A4=6.93898e-05,A6=2.02050e-05,A8=-7.16655e-07,A10=8.24537e-09
第3面
k=0.000,A4=-5.40678e-06,A6=2.18912e-05,A8=-9.29715e-07,A10=1.29057e-08
第5面
k=-1.753,A4=1.61802e-03,A6=1.30324e-05,A8=-5.37442e-07,A10=4.61596e-08
第8面
k=1.235,A4=2.46506e-03,A6=1.74410e-04,A8=-6.80292e-06,A10=1.62237e-06
第10面
k=0.000,A4=1.52134e-04,A6=1.19379e-05,A8=-1.21368e-06,A10=4.06969e-08
変倍比 2.880
群焦点距離
f1=-14.44 f2=14.49 f3=17.77
各種データ
像高 3.84 3.84 3.84
焦点距離 7.51 13.44 21.62
FNO. 3.82 4.88 6.00
画角2ω 62.39 34.47 20.79
BF 8.69 12.93 20.60
全長 39.66 37.63 38.83
d3 17.12 7.62 2.09
d9 2.97 6.19 5.25
d12 7.11 11.35 19.02
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1* -14.496 0.70 1.90366 31.32
2* 11.651 1.60 1.94595 17.98
3* 120.518 可変
4(明るさ絞り)∞ -0.40
5* 5.011 2.00 1.80610 40.73
6 9.861 0.90 1.84666 23.78
7 3.994 2.00 1.58313 59.38
8* 7.362 0.64
9(フレア絞り)∞ 可変
10* 14.000 1.40 1.49700 81.54
11 -25.543 1.00 1.94595 17.98
12 -24.847 可変
13 ∞ 0.50 1.51633 64.14
14 ∞ 0.50
15 ∞ 0.50 1.51633 64.14
16 ∞ 0.42
像面(受光面) ∞
非球面データ
第1面
k=0.000,A4=8.38894e-05,A6=2.14564e-05,A8=-7.37668e-07,A10=8.01740e-09
第2面
k=1.549,A4=3.21241e-04,A6=-2.09401e-05,A8=4.65732e-07,A10=-1.99254e-09
第3面
k=0.000,A4=3.14284e-05,A6=2.28984e-05,A8=-8.85930e-07,A10=1.09228e-08
第5面
k=-1.745,A4=1.62305e-03,A6=1.37282e-05,A8=-4.14769e-07,A10=3.67154e-08
第8面
k=1.277,A4=2.48100e-03,A6=1.74672e-04,A8=-3.77235e-06,A10=1.25351e-06
第10面
k=0.000,A4=1.59776e-04,A6=1.39303e-05,A8=-1.32488e-06,A10=4.37187e-08
変倍比 2.880
群の焦点距離
f1=-14.92 f2=14.70 f3=18.20
各種データ
WE ST TE
像高 3.84 3.84 3.84
焦点距離 7.51 13.50 21.62
FNO. 3.83 4.87 6.00
画角2ω 62.41 34.12 20.74
BF 8.70 12.92 20.17
全長 39.66 36.64 37.64
d3 18.05 8.08 2.53
d9 3.07 5.81 5.10
d12 7.12 11.34 18.60
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1* -10.953 0.50 1.49700 81.54
2 15.249 1.15 1.84666 23.78
3* 26.475 可変
4(明るさ絞り)∞ -0.04
5* 8.978 1.60 1.72916 54.68
6 -20.000 1.20 1.49700 81.54
7* 74.759 0.10
8 7.513 1.75 1.83481 42.71
9 -9.872 1.74 1.76182 26.52
10 4.335 可変
11 25.000 1.90 1.80610 40.92
12* -12.236 可変
13 ∞ 0.40 1.54771 62.84
14 ∞ 0.50
15 ∞ 0.50 1.51633 64.14
16 ∞ 0.42
像面(受光面) ∞
非球面データ
第1面
k=0.000,A4=5.54348e-04,A6=-8.86833e-06,A8=2.21670e-07,A10=-2.53096e-09
第3面
k=0.000,A4=1.83539e-04
第5面
k=0.000,A4=-1.39402e-04,A6=6.29470e-05,A8=-1.20011e-05,A10=9.09887e-07
第7面
k=0.000,A4=5.75303e-04,A6=6.03497e-05,A8=-1.13984e-05,A10=9.36213e-07
第12面
k=0.000,A4=5.72875e-04,A6=-2.78681e-05,A8=8.49030e-07,A10=-1.01158e-08
変倍比 2.882
群の焦点距離
f1=-18.18 f2=10.10 f3=10.43
各種データ
WE ST TE
像高 3.84 3.84 3.84
焦点距離 6.80 13.73 19.60
FNO. 3.02 4.68 6.00
画角2ω 65.02 30.92 22.08
BF 4.05 3.26 2.91
全長 27.80 27.39 29.69
d3 10.74 3.88 1.59
d10 3.12 10.34 15.30
d12 2.54 1.76 1.39
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1* -13.115 0.50 1.49700 81.54
2* 13.089 1.15 1.84666 23.78
3* 19.241 可変
4(明るさ絞り)∞ -0.04
5* 8.477 1.60 1.72916 54.68
6 -12.993 1.20 1.49700 81.54
7* 22.664 0.10
8 6.856 1.75 1.83481 42.71
9 -11.411 1.79 1.80518 25.42
10 4.409 可変
11 25.000 1.90 1.80610 40.92
12* -11.147 可変
13 ∞ 0.40 1.54771 62.84
14 ∞ 0.50
15 ∞ 0.50 1.51633 64.14
16 ∞ 0.42
像面(受光面) ∞
非球面データ
第1面
k=0.000,A4=1.92159e-04,A6=4.30887e-06,A8=-1.22142e-07,A10=1.24604e-10
第2面
k=-0.594,A4=5.50339e-05,A6=-2.06673e-05,A8=5.14911e-07
第3面
k=0.000,A4=-1.07581e-05
第5面
k=0.000,A4=-5.46476e-06,A6=4.75856e-05,A8=-8.22022e-06,A10=5.24732e-07
第7面
k=0.000,A4=9.79257e-04,A6=3.00855e-05,A8=-2.56486e-06,A10=1.36875e-07
第12面
k=0.000,A4=7.34585e-04,A6=-2.93842e-05,A8=8.41145e-07,A10=-9.79956e-09
変倍比 2.882
群の焦点距離
f1=-17.95 f2=9.86 f3=9.79
各種データ
WE ST TE
像高 3.84 3.84 3.84
焦点距離 6.80 13.73 19.60
FNO. 3.02 4.68 6.00
画角2ω 64.01 30.35 21.67
BF 3.85 3.22 3.01
全長 27.43 27.15 29.69
d3 10.54 3.85 1.59
d10 3.08 10.13 15.15
d12 2.35 1.72 1.49
本実施例のズームレンズは矩形の光電変換面上に広角端では樽型の歪曲収差が発生する。一方中間焦点距離状態付近や望遠端では歪曲収差の発生が抑えられる。
歪曲収差を電気的に補正するために、有効撮像領域は、広角端では樽型形状とし、中間焦点距離状態や望遠端では矩形の形状となるようにしている。
そして、あらかじめ設定した有効撮像領域を画像処理により画像変換し、歪みを低減させた矩形の画像情報に変換する。
広角端での最大像高IHwは、中間焦点距離状態の最大像高IHsや望遠端での最大像高IHtよりも小さくなるようにしている。
本実施例8から14では、広角端にて光電変換面の短辺方向の長さが有効撮像領域の短辺方向の長さと同じになるようにし、画像処理後の歪曲収差が−3%程残るように有効撮像領域を定めている。もちろん、それよりも小さい樽型の領域を有効撮像領域として矩形に変換した画像を記録・再生するようにしてもよい。
実施例9のズームレンズは実施例2のズームレンズに同じである。
実施例10のズームレンズは実施例3のズームレンズに同じである。
実施例11のズームレンズは実施例4のズームレンズに同じである。
実施例12のズームレンズは実施例5のズームレンズに同じである。
実施例13のズームレンズは実施例6のズームレンズに同じである。
実施例14のズームレンズは実施例7のズームレンズに同じである。
ズームデータ
像高 3.58 3.84 3.84
焦点距離 7.51 13.50 21.62
FNO. 3.80 4.82 6.00
画角2ω 57.71 33.69 20.65
像高 3.59 3.84 3.84
焦点距離 7.51 13.50 21.51
FNO. 3.84 4.87 6.00
画角2ω 57.78 34.20 20.88
像高 3.58 3.84 3.84
焦点距離 7.51 13.42 21.62
FNO. 3.82 4.83 6.00
画角2ω 57.74 34.15 20.72
像高 3.59 3.84 3.84
焦点距離 7.51 13.44 21.62
FNO. 3.82 4.88 6.00
画角2ω 57.79 34.47 20.79
像高 3.59 3.84 3.84
焦点距離 7.51 13.50 21.62
FNO. 3.83 4.87 6.00
画角2ω 57.81 34.12 20.74
像高 3.64 3.84 3.84
焦点距離 6.80 13.73 19.60
FNO. 3.02 4.68 6.00
画角2ω 61.61 30.92 22.08
像高 3.68 3.84 3.84
焦点距離 6.80 13.73 19.60
FNO. 3.02 4.68 6.00
画角2ω 61.28 30.35 21.67
また、以上の実施例1〜7の無限遠物点合焦時の横収差図をそれぞれ図9、11、13、15、17、19、21に示す。これらの収差図において、(a)は広角端、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端における横収差(DYY)を示す。各焦点距離状態において、左から順に、最大像高×0.6、最大像高×0.8、最大像高×1.0の位置における横収差を示している。また、横収差図の縦軸はY方向の開口比、横軸はY方向の横収差量である。
条件 実施例1,8 実施例2,9 実施例3,10 実施例4,11
(1)nd3low 1.618 1.497 1.497 1.497
(2)(r3a+r3b)/(r3a-r3b)
0.291 -0.188 -0.021 -0.250
(5)D12/D23 4.556 4.634 4.639 4.505
(7)(r1na+r1nb)/(r1na-r1nb)
0.110 0.111 0.101 0.111
(3)Dg3/r3b -0.139 -0.068 -0.083 -0.103
(4)ΔDg3/Ih 3.272 3.166 3.209 3.102
(6)Dg1/f1 -0.154 -0.201 -0.193 -0.218
条件 実施例5,12 実施例6,13 実施例7,14
(1)nd3low 1.497 1.8061 1.8061
(2)(r3a+r3b)/(r3a-r3b)
-0.279 0.343 0.383
(5)D12/D23 4.759 3.433 3.405
(7)(r1na+r1nb)/(r1na-r1nb)
0.109 -0.164 0.001
(3)Dg3/r3b 0.097 -0.155 -0.170
(4)ΔDg3/Ih 2.988 -0.299 -0.221
(6)Dg1/f1 -0.154 -0.091 0.092
ところで、本発明のズームレンズを用いたときに、像の歪曲は電気的にデジタル補正する。以下に、像の歪曲をデジタル補正するための基本的概念について説明する。
の点P1は、円の中心に向けて補正すべき半径r1'(ω)円周上の点P2に移動させる。
また、半径Rの円の外側に位置する任意の半径r2(ω)の円周上の点Q1は、円の中心から離れる方向に向けて補正すべき半径r2'(ω)円周上の点Q2に移動させる。
r'(ω)=α・f・tanω (0≦α≦1)
ただし、
ωは被写体半画角、fは結像光学系(本発明では、ズームレンズ)の焦点距離である。
α=R/Y=R/(f・tanω)
となる。
移動させることで補正することができれば、データ量や演算量の点で有利と考えられる。
)を決める方法を用いるのがよい。なお、座標(Xi',Yj')に(Xi,Yj)の2点以
上が移動してきた場合には、各画素が有する値の平均値をとる。また、移動してくる点がない場合には、周囲のいくつかの画素の座標(Xi',Yj')の値を用いて補間すればよい。
ただし、Lsは有効撮像面の短辺の長さである。
0.3Ls≦R≦0.6Ls
さらには、半径Rは、略有効撮像面の短辺方向の内接円の半径に一致させるのが最も有利である。なお、半径R=0の近傍、すなわち、軸上近傍において倍率を固定した補正の場合は、実質画像数の面で若干の不利があるが、広角化しても小型化にするための効果は確保できる。
r’(ω)=α・f・tanω
を満足する補正結果が得られる場合と同じ補正量で補正してもよい。
r’(ω)=α・f・tanω
を満足する補正結果が得られる場合の補正量を算出し、この補正量に対して焦点距離毎に前記係数を一律に掛けて最終的な補正量にしてもよい。
f=y/tanω
が成立する。
ただし、yは像点の光軸からの高さ(像高)、fは結像系(本発明ではズームレンズ)の焦点距離、ωは撮像面上の中心からyの位置に結ぶ像点に対応する物点方向の光軸に対する角度(被写体半画角)である。
f>y/tanω
となる。つまり、結像系の焦点距離fと、像高yとを一定とすると、ωの値は大きくなる。
図23〜図25は、以上のようなズームレンズを撮影光学系141に組み込んだ本発明によるデジタルカメラの構成の概念図を示す。図23はデジタルカメラ140の外観を示す前方斜視図、図24は同後方正面図、図25はデジタルカメラ140の構成を示す模式的な断面図である。ただし、図23と図25においては、撮影光学系141の非沈胴時を示している。デジタルカメラ140は、この例の場合、撮影用光路142を有する撮影光学系141、ファインダー用光路144を有するファインダー光学系143、シャッターボタン145、フラッシュ146、液晶表示モニター147、焦点距離変更ボタン161、設定変更スイッチ162等を含み、撮影光学系141の沈胴時には、カバー160をスライドすることにより、撮影光学系141とファインダー光学系143とフラッシュ146はそのカバー160で覆われる。そして、カバー160を開いてカメラ140を撮影状態に設定すると、撮影光学系141は図25の非沈胴状態になり、カメラ140の上部に配置されたシャッターボタン145を押圧すると、それに連動して撮影光学系141、例えば実施例1のズームレンズを通して撮影が行われる。撮影光学系141によって形成された物体像が、波長域制限コートを施したローパスフィルタFとカバーガラスCを介してCCD149の撮像面上に形成される。このCCD149で受光された物体像は、処理手段151を介し、電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター147に表示
される。また、この処理手段151には記録手段152が接続され、撮影された電子画像を記録することもできる。なお、この記録手段152は処理手段151と別体に設けてもよいし、フレキシブルディスクやメモリーカード、MO等により電子的に記録書込を行うように構成してもよい。また、CCD149に代わって銀塩フィルムを配置した銀塩カメラとして構成してもよい。
図26は、上記デジタルカメラ140の主要部の内部回路の構成ブロック図である。なお、以下の説明では、上記の処理手段は、例えばCDS/ADC部124、一時記憶メモリ117、画像処理部118等からなり、記憶手段は、例えば記憶媒体部119等からなる。
ーデータ、以下RAWデータという。)を一時記憶メモリ117に出力する回路である。
G2…第2レンズ群
G3…第3レンズ群
S…明るさ絞り
FS…フレア絞り
F…ローパスフィルタ
C…カバーガラス
I…像面
112…操作部
113…制御部
114…バス
115…バス
116…撮像駆動回路
117…一時記憶メモリ
118…画像処理部
119…記憶媒体部
120…表示部
121…設定情報記憶メモリ部
122…バス
124…CDS/ADC部
140…デジタルカメラ
141…撮影光学系
142…撮影用光路
143…ファインダー光学系
144…ファインダー用光路
145…シャッターボタン
146…フラッシュ
147…液晶表示モニター
149…CCD
150…カバー部材
151…処理手段
152…記録手段
153…ファインダー用対物光学系
155…正立プリズム
157…視野枠
159…接眼光学系
160…カバー
161…焦点距離変更ボタン
162…設定変更スイッチ
Claims (18)
- 物体側より順に、
負の屈折力をもつ第1レンズ群、
正の屈折力をもつ第2レンズ群、
正の屈折力をもつ第3レンズ群を有し、
広角端から望遠端への変倍に際して前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が狭まり、且つ、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が変化し、
さらに、第2レンズ群と一体で移動する明るさ絞りを有し、
レンズ成分を光軸上にて空気と接する面が物体側面と像側面の2つのみのレンズ体とするとき、
前記第1レンズ群は、物体側から順に、像側に凹面を向けた負レンズと物体側に凸面を向けた正レンズを有する負屈折力をもつ1つの負レンズ成分からなり、
前記第2レンズ群は、少なくとも1つの負レンズ及び複数の正レンズを有し、
それらレンズのうちの少なくとも3つのレンズが隣のレンズに接合し、
前記第2レンズ群中に含まれるレンズ成分の総数が2以下であり、
前記第3レンズ群は1つの正レンズ成分からなり、
前記第3レンズ群中の正レンズ成分が以下の条件式(1)を満足するレンズを有し、且つ、条件式(2)を満足することを特徴とする3群ズームレンズ。
1.49<nd3low<2.4 ・・・(1)
−1.0<(r3a+r3b)/(r3a-r3b)<1.0 ・・・(2)
ただし、
nd3lowは、前記第3レンズ群中の正レンズ成分中の最も屈折率が小さいレンズのd線に対する屈折率、
r3aは、前記第3レンズ群中の正レンズ成分の物体側面の近軸曲率半径、
r3bは、前記第3レンズ群中の正レンズ成分の像側面の近軸曲率半径、
である。 - 前記第3レンズ群が以下の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1に記載の3群ズームレンズ。
−0.40<Dg3/r3b<0.0 ・・・(3)
ただし、Dg3は、前記第3レンズ群の光軸上での厚みである。 - 前記第1レンズ群の前記負レンズ成分が両凹形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の3群ズームレンズ。
- 前記第1レンズ群中の負レンズ成分における前記負レンズが以下の条件式(7)を満足する形状であることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の3群ズームレンズ。
−1.0<(r1na+r1nb)/(r1na−r1nb)<1.0 ・・・(7)
ただし、
r1naは、前記第1レンズ群中の前記負レンズ成分の前記負レンズの物体側面の近軸曲率半径、
r1nbは、前記第1レンズ群中の前記負レンズ成分の前記負レンズの像側面の近軸曲率半径、
である。 - 広角端にて前記第3レンズ群を物体に移動させて遠距離から近距離へのフォーカシングを行い、
広角端時の最も遠距離に合焦した状態にて前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群が以下の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の3群ズームレンズ。
2.0<D12/D23< 8.0 ・・・(5)
ただし、
D12は、広角端における前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間の光軸上での距離、
D23は、広角端における前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の光軸上での距離、
である。 - 前記第1レンズ群中の前記負レンズ成分は、非球面の接合面を有することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の3群ズームレンズ。
- 前記第1レンズ群中の前記負レンズ成分は、球面の接合面を有することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の3群ズームレンズ。
- 前記第1レンズ群が以下の条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の3群ズームレンズ。
−0.70<Dg1/f1<−0.075 ・・・(6)
ただし、
Dg1は、前記第1レンズ群の光軸上での厚み、
f1は、前記第1レンズ群の焦点距離、
である。 - 前記第2レンズ群が1つの接合レンズ成分からなることを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の3群ズームレンズ。
- 前記第2レンズ群の前記1つのレンズ成分が、物体側から順に、正レンズ、負レンズ、正レンズを有するレンズ成分であることを特徴とする請求項9に記載の3群ズームレンズ。
- 前記第2レンズ群が2つの接合レンズ成分からなることを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の3群ズームレンズ。
- 前記第2レンズ群が2つの接合ダブレットレンズ成分からなることを特徴とする請求項11に記載の3群ズームレンズ。
- 前記第3レンズ群の前記正レンズ成分が単レンズであることを特徴とする請求項1から12の何れか一項に記載の3群ズームレンズ。
- 前記第3レンズ群の前記正レンズ成分が接合レンズ成分であることを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の3群ズームレンズ。
- 前記第3レンズ群中の非球面の総数が多くとも1であることを特徴とする請求項1から14の何れか一項に記載の3群ズームレンズ。
- 3群ズームレンズと、
前記3群ズームレンズの像側に配置され、前記3群ズームレンズにより形成される光学像を電気信号に変換する撮像素子を備える撮像装置であって、
前記3群ズームレンズが請求項1から15の何れか一項に記載の3群ズームレンズであることを特徴とする撮像装置。 - 前記第3レンズ群が以下の条件式(4)を満足して移動することを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。
−0.80<ΔDg3/Ih< 8.00 ・・・(4)
ただし、
ΔDg3は、前記第3レンズ群の広角端での位置に対する望遠端での位置の差であり、物体側へ移動する場合を正符号とし、
Ihは、最大像高、
である。 - 前記3群ズームレンズによるディストーションを含んだ前記電気信号を画像処理により前記ディストーションを補正した画像信号に変換する画像変換部を有することを特徴とする請求項16または17に記載の撮像装置。
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