JP2010048573A - 粒子径測定装置及び粒子径測定方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 粒子径測定装置であって、電圧を停止又は変調した拡散開始時間に検出された回折光強度と、拡散開始時間から時間が経過した第一時間に検出された回折光強度とに基づいて、第一拡散係数を算出して、計算最小粒子径を算出する計算最小粒子径算出部22と、拡散開始時間に検出された回折光強度と、第一時間から時間が経過した第二時間に検出された回折光強度とに基づいて、第二拡散係数を算出して、計算最大粒子径を算出する計算最大粒子径算出部23と、計算最小粒子径と計算最大粒子径とに基づいて、回折光強度の時間変化から粒子径の分布を算出するための計算粒子径範囲を決定する計算粒子径範囲決定部24とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
図6(a)は、電圧Vと時間tとの関係を示すグラフであり、図6(b)は、回折光強度Iと時間tとの関係を示すグラフである。
It=I0exp(―2Dq2t)・・・・・(1)
ここで、q=2π/Λ、tは拡散開始時間t0から経過した時間、I0は拡散開始時間t0に検出された回折光強度、Itは時間tに検出された回折光強度、Λは密度回折格子の格子間隔である。
D= KBT/ 3πμd ・・・・・(2)
ここで、KBはボルツマン定数である。
しかしながら、粒子径dが均一でない粒子群を含む試料(例えば、異なる粒子径を有するm種類の粒子群が混合された試料や、バラツキのある粒子径を有する粒子群を含む試料等)を評価する場合には、異なる拡散係数Dを示す粒子群が混合されているため、上述したような測定方法を単純に適用することができなかった。
例えば、下記式(3)を用いて、粒子径dの分布を算出する。
Aは、均一に小さい粒子径d(例えば、10nm)の粒子を含む試料を測定したものであり、Bは、均一に大きい粒子径d(例えば、100nm)の粒子を含む試料を測定したものである。A及びBは、グラフ上で一直線となっており、Bの傾きのほうがAの傾きよりなだらかになっている。
また、Cは、小さい粒子径dの粒子群と、大きい粒子径dの粒子群とを含む試料を測定したものである。Cは、グラフ上で一直線となっておらず、下に凸の曲線となっている。
これにより、拡散開始時間t0からあまり経過していない時間tに検出された回折光強度Itは、粒子径dが小さい粒子群の影響が支配的であり、一方、拡散開始時間t0からかなり経過した時間tに検出された回折光強度Itは、粒子径dが大きい粒子群の影響が支配的であることがわかった。
また、拡散開始時間t0から時間がかなり経過した時間(第二時間)t2に検出された回折光強度I2から、上記式(1)及び(2)を用いて拡散係数(第二拡散係数)D2を算出して、粒子径(計算最大粒子径)d2を算出することで、計算最大粒子径d2に基づいて計算粒子径範囲dmin〜dmaxの最大粒子径dmaxを算出することを見出した。つまり、拡散開始時間t0からかなり経過した第二時間t2に検出された回折光強度I2は、試料に含まれる被測定粒子群のうち、粒子径dが大きい粒子群の影響が支配的ではあるが、試料に含まれる被測定粒子群の粒子径dが均一であるものとして、最大粒子径dmaxの目安となる計算最大粒子径d2を得る。
また、「測定光」としては、レーザ光が好ましいが、これに限らず、LEDによる光、分光器で分光された光、干渉フィルタやバンドパスフィルタ等で波長範囲が制限された光を用いてもよい。
また、「媒体」としては、内部で被測定粒子群が泳動できるものであればよく、例えば、水や油等の液体や、ゲルや、固体等が挙げられる。
さらに、「第二時間t2」とは、拡散開始時間t0からかなり経過した時間であり、かつ、密度回折格子が消失する直前の時間であることが好ましく、回折光強度Iが、拡散開始時間t0に検出された回折光強度I0の10%や20%になったときの時間等が挙げられる。
そして、「回折光強度I」とは、検出器で検出される数値そのものではなくてもよく、密度回折格子を形成する前に既に検出されている初期余剰光の光強度が存在する場合もあるので、検出器で検出される数値と初期余剰光の数値との差分であることが好ましい。
まず、計算最小粒子径算出部は、拡散開始時間t0に検出された回折光強度I0と、拡散開始時間t0から時間が経過した第一時間t1に検出された回折光強度I1とに基づいて、上記式(1)及び式(2)を用いて第一拡散係数D1を算出して、計算最小粒子径d1を算出する。このとき、例えば、第一時間t1は、回折光強度Iが回折光強度I0の90%になったときの時間とし、すなわち拡散開始時間t0からあまり経過していない時間となるようにする。
次に、計算最大粒子径算出部は、拡散開始時間t0に検出された回折光強度I0と、第一時間t1から時間が経過した第二時間t2に検出された回折光強度I2とに基づいて、上記式(1)及び式(2)を用いて第二拡散係数D2を算出して、計算最大粒子径d2を算出する。このとき、例えば、第二時間t2は、回折光強度Iが回折光強度I0の10%になったときの時間とし、拡散開始時間t0からかなり経過した時間であり、密度回折格子が消失する直前の時間となるようにする。
最後に、粒子径算出部は、拡散開始時間t0からの時間tと回折光強度Iとに基づいて、計算粒子径範囲dmin〜dmaxを用いて被測定粒子群の拡散係数Dを算出して、粒子径dの分布を算出する。
また、上記の発明において、前記第一時間は、前記回折光強度が拡散開始時間に検出された回折光強度の第一設定割合になったときの時間であるとともに、前記第二時間は、前記回折光強度が拡散開始時間に検出された回折光強度の第二設定割合なったときの時間であるようにしてもよい。
また、上記の発明において、前記計算粒子径範囲決定部は、前記計算最小粒子径に第一補正数を乗算した粒子径から、前記計算最大粒子径に第二補正数を乗算した粒子径までの粒子径範囲を計算粒子径範囲と決定するようにしてもよい。
そして、上記の発明において、前記第一設定割合は、50%以上100%以下であるとともに、前記第二設定割合は、0%以上50%以下であり、前記第一補正数は、0.1以上1.0以下であるとともに、前記第二補正数は、1.0以上10.0以下であるようにしてもよい。
本発明の粒子径測定方法によれば、計算粒子径範囲dmin〜dmaxを簡単に決定することができる。
図1は、本発明の一実施形態である粒子径測定装置の全体構成を示す概略構成ブロック図であり、図2は、試料キュベット(セル)の一例を示す斜視図である。
なお、本実施形態は、異なる粒子径dを有する被測定粒子群を媒体中に分散させた試料を測定することにより、被測定粒子群の粒子径dの分布を算出するものである。また、媒体の粘度μは既知であるものを使用している。そして、交流電圧を印加して誘電泳動により分極した被測定粒子群を媒体中で泳動させるものとする。
試料キュベット1の一つの側壁11の表面(内面)には、電極対2が形成されている。図3は、電極対2が形成された側壁11の一例を示す平面図であり、図4は、試料キュベットの断面の一部を示す断面図である。
電極対2は、左側電極21と右側電極22とからなる。
左側電極21は、幅L(例えば、1μm)の直線状の電極片21aが間隔を空けて平行に並べられるとともに、これらの電極片21aの外側の片側端どうしを電気的に接続する直線状の接続部21bが設けられ、いわゆる櫛型電極を形成している。
右側電極22についても左側電極21と同様であり、幅L(例えば、1μm)の直線状の電極片22が間隔を空けて平行に並べられるとともに、これらの電極片22aの外側の片側端どうしを電気的に接続する直線状の接続部22bが設けられ、いわゆる櫛型電極を形成している。
そして、電極片21aと電極片22aとの各間隔が、それぞれ一定距離S(例えば、1μm)を空けて配置される。
また、接続部21bの上端部と接続部22bの上端部とには、交流電源3が接続される。
また、電極対2に交流電源3からの交流電圧が印加されなければ、試料キュベット1内に電界分布が形成されないので、電気力線が集中する領域もなく、被測定粒子群は媒体中で均一に存在する(図4(b)参照)。すなわち、粒子密度が均一になり、屈折率が同じになっている。
交流電源3には、被測定粒子群に誘電泳動を引き起こすことができる電圧、周波数の交流電源が用いられる。例えば、1〜100V、10kHz〜10MHz程度の交流電圧が印加できる交流電源等を使用する。
検出光学系5は、フォトダイオード(検出器)5bと、フォトダイオード5bの直前には不要なノイズ光を避けるために設けられたピンホール5aと、レーザ光が外部に漏れることを防止するためのビームストッパ5cとからなる。
そして、ビームストッパ5cは、試料キュベット1を通過したレーザ光が外部に漏れることを防止するために、光軸L上に配置される。一方、フォトダイオード5bとピンホール5aとは、レーザ光源4から出射されたレーザ光のうち、被測定粒子群による密度回折格子で回折した次数mの回折光を検出することができる光軸Lに対して角度θとなる位置に配置される。
ここで、密度回折格子の格子間隔Λ、レーザ光の波長λ、回折角θ、次数mとすると、下記式(4)が成立する。
mλ=Λ・sinθ・・・・・(4)
よって、例えば、λ=0.6328μm、Λ=3μmとしたとき、m=1次の回折光はθ≒12°に現れるので、θ≒12°となる位置にフォトダイオード5bとピンホール5aとは配置されることになる。
このように配置されたフォトダイオード5bによって回折光強度Itの時間変化が検出されることになる。回折光強度Itの出力は、増幅器6で増幅された後、制御部7にデジタル化されて取り込まれるようになっている。
また、CPUが処理する機能をブロック化して説明すると、回折光強度Itを取り込む回折光強度取得制御部26と、交流電源3の制御を行う印加電圧制御部21と、計算最小粒子径d1を算出する計算最小粒子径算出部22と、計算最大粒子径d2を算出する計算最大粒子径算出部23と、計算粒子径範囲dmin〜dmaxを決定する計算粒子径範囲決定部24と、粒子径dの分布を算出する粒子径算出部25とからなる。
印加電圧制御部21は、電極対2に交流電圧を印加(ON)したり印加停止(OFF)したりするように交流電源3の制御を行う(図6(a)参照)。
これにより、印加電圧制御部21が、交流電源3から電極対2に交流電圧を印加すると、上述したように試料キュベット1内に電界分布が形成されるので、充分な時間、交流電圧を印加することにより、安定した密度回折格子を形成することができるようになっている。そして、安定した密度回折格子を形成した後、交流電圧を印加停止すれば、試料キュベット1内に電界分布が形成されなくなるので、交流電圧を印加停止した時間が拡散開始時間t0として、密度回折格子を崩してぼやけさせていくことができるようになっている。
具体的には、第一時間t1は、回折光強度Iが回折光強度I0の90%(第一設定割合)になったときの時間となるように設定されており、上記式(1)及び式(2)に回折光強度I0と第一時間t1と回折光強度I1(=0.9×I0)とを代入することにより、計算最小粒子径d1を算出する。つまり、拡散開始時間t0からあまり経過していない第一時間t1に検出された回折光強度I1は、試料に含まれる被測定粒子群のうち、粒子径dが小さい粒子群の影響が支配的ではあるが、試料に含まれる被測定粒子群の粒子径dが均一であるとして、最小粒子径dminの目安となる計算最小粒子径d1を算出する。なお、第一設定割合は、本実施形態では90%としたが、50%以上100%以下であることが好ましく、適宜選択されるものである。
具体的には、第二時間t2は、回折光強度Iが回折光強度I0の10%(第二設定割合)になったときの時間となるように設定されており、上記式(1)及び式(2)に回折光強度I0と第二時間t2と回折光強度I2(=0.1×I0)とを代入することにより、計算最大粒子径d2を算出する。つまり、拡散開始時間t0からかなり経過した第二時間t2に検出された回折光強度I2は、試料に含まれる被測定粒子群のうち、粒子径dが大きい粒子群の影響が支配的ではあるが、試料に含まれる被測定粒子群の粒子径dが均一であるとして、最大粒子径dmaxの目安となる計算最大粒子径d2を算出する。なお、第二設定割合は、本実施形態では10%としたが、0%以上50%以下であることが好ましく、適宜選択されるものである。
具体的には、計算最小粒子径d1に1/2(第一補正数)を乗算することにより、最小粒子径dminを算出する。つまり、試料に含まれる被測定粒子群のうちの粒子径dが小さい粒子群が確実に計算粒子径範囲dmin〜dmaxに含まれるように補正する。なお、第一補正数は、本実施形態では1/2としたが、0.1以上1.0以下であることが好ましく、適宜選択されるものである。
また、計算最大粒子径d2に2(第二補正数)を乗算することにより、最大粒子径dmaxを算出する。つまり、試料に含まれる被測定粒子群のうちの粒子径dが大きい粒子群が確実に計算粒子径範囲dmin〜dmaxに含まれるように補正する。なお、第二補正数は、本実施形態では2としたが、1.0以上10.0以下であることが好ましく、適宜選択されるものである。
これにより、計算粒子径範囲dmin〜dmaxを決定する。
粒子径算出部25は、拡散開始時間t0からの時間tと回折光強度Iとに基づいて、計算粒子径範囲dmin〜dmaxを用いて被測定粒子群の拡散係数Dを算出して、粒子径dの分布を算出する制御を行う。
まず、ステップS101の処理において、異なる粒子径dを有する被測定粒子群を媒体中に分散させた試料を試料キュベット1に収容する。
次に、ステップS102の処理において、印加電圧制御部21は、電極対2に交流電圧を印加するように交流電源3の制御を行う。つまり、密度回折格子が形成される。
次に、ステップS104の処理において、回折光強度取得制御部26は、フォトダイオード5bからの回折光強度Iを所定の時間間隔で取得する。
次に、ステップS105の処理において、印加電圧制御部21は、電極対2に交流電圧を印加停止するように交流電源3の制御を行う。つまり、密度回折格子が崩れてぼやけていく。このとき、拡散開始時間t0となり、フォトダイオード5bで検出された回折光強度Iが回折光強度I0となる。
次に、ステップS107の処理において、計算最小粒子径算出部22は、拡散開始時間t0に検出された回折光強度I0と、第一時間t1に検出された回折光強度I1とに基づいて、上記式(1)及び式(2)を用いて第一拡散係数D1を算出して、計算最小粒子径d1を算出する(計算最小粒子径算出工程)。
次に、ステップS108の処理において、計算最大粒子径算出部23は、拡散開始時間t0に検出された回折光強度I0と、第二時間t2に検出された回折光強度I2とに基づいて、上記式(1)及び式(2)を用いて第二拡散係数D2を算出して、計算最大粒子径d2を算出する(計算最大粒子径算出工程)。
次に、ステップS110の処理において、粒子径算出部25は、拡散開始時間t0からの時間tと回折光強度Iとに基づいて、計算粒子径範囲dmin〜dmaxを用いて被測定粒子群の拡散係数Dを算出して、粒子径dの分布を算出する(計算粒子径範囲決定工程)。
そして、ステップS110の処理を終了したときには、本フローチャートを終了させる。
2 電極対
3 交流電源
4 レーザ光源
5b フォトダイオード(検出器)
21 印加電圧制御部
22 計算最小粒子径算出部
23 計算最大粒子径算出部
24 計算粒子径範囲決定部
25 粒子径算出部
Claims (5)
- 異なる粒子径を有する被測定粒子群を媒体中に分散させた試料を収容するセルと、
交流電圧又は直流電圧を印加する電源と、
前記電源からの電圧印加によりセル内に空間周期的に変化する電界を形成する電極と、
前記電界により媒体中で被測定粒子群に電気的な泳動を生じさせた状態で、前記試料に測定光を照射する光源と、
前記試料に測定光を照射することにより発生する回折光による回折光強度を検出する検出器と、
前記電源から電極に印加する電圧を停止又は変調することにより、前記媒体中で被測定粒子群に拡散を生じさせることで、前記回折光に変化を生じさせる印加電圧制御部と、
前記検出器で検出された回折光強度の時間変化に基づいて、被測定粒子群の拡散係数を算出して、粒子径の分布を算出する粒子径算出部とを備える粒子径測定装置であって、
前記電圧を停止又は変調した拡散開始時間に検出された回折光強度と、当該拡散開始時間から時間が経過した第一時間に検出された回折光強度とに基づいて、第一拡散係数を算出して、計算最小粒子径を算出する計算最小粒子径算出部と、
前記拡散開始時間に検出された回折光強度と、前記第一時間から時間が経過した第二時間に検出された回折光強度とに基づいて、第二拡散係数を算出して、計算最大粒子径を算出する計算最大粒子径算出部と、
前記計算最小粒子径と計算最大粒子径とに基づいて、前記回折光強度の時間変化から粒子径の分布を算出するための計算粒子径範囲を決定する計算粒子径範囲決定部とを備えることを特徴とする粒子径測定装置。 - 前記第一時間は、前記回折光強度が拡散開始時間に検出された回折光強度の第一設定割合になったときの時間であるとともに、
前記第二時間は、前記回折光強度が拡散開始時間に検出された回折光強度の第二設定割合なったときの時間であることを特徴とする請求項1に記載の粒子径測定装置。 - 前記計算粒子径範囲決定部は、前記計算最小粒子径に第一補正数を乗算した粒子径から、前記計算最大粒子径に第二補正数を乗算した粒子径までの粒子径範囲を計算粒子径範囲と決定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の粒子径測定装置。
- 前記第一設定割合は、50%以上100%以下であるとともに、前記第二設定割合は、0%以上50%以下であり、
前記第一補正数は、0.1以上1.0以下であるとともに、前記第二補正数は、1.0以上10.0以下であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の粒子径測定装置。 - 異なる粒子径を有する被測定粒子群を媒体中に分散させた試料を収容するセルと、
交流電圧又は直流電圧を印加する電源と、
前記電源からの電圧印加によりセル内に空間周期的に変化する電界を形成する電極と、
前記電界により媒体中で被測定粒子群に電気的な泳動を生じさせた状態で、前記試料に測定光を照射する光源と、
前記試料に測定光を照射することにより発生する回折光による回折光強度を検出する検出器と、
前記電源から電極に印加する電圧を停止又は変調することにより、前記媒体中で被測定粒子群に拡散を生じさせることで、前記回折光に変化を生じさせる印加電圧制御部と、
前記検出器で検出された回折光強度の時間変化に基づいて、被測定粒子群の拡散係数を算出して、粒子径の分布を算出する粒子径算出部とを備える粒子径測定装置を用いた粒子径測定方法であって、
前記電圧を停止又は変調した拡散開始時間に検出された回折光強度と、当該拡散開始時間から時間が経過した第一時間に検出された回折光強度とに基づいて、第一拡散係数を算出して、計算最小粒子径を算出する計算最小粒子径算出工程と、
前記拡散開始時間に検出された回折光強度と、前記第一時間から時間が経過した第二時間に検出された回折光強度とに基づいて、第二拡散係数を算出して、計算最大粒子径を算出する計算最大粒子径算出工程と、
前記計算最小粒子径と計算最大粒子径とに基づいて、前記回折光強度の時間変化から粒子径の分布を算出するための計算粒子径範囲を決定する計算粒子径範囲決定工程とを含むことを特徴とする粒子径測定方法。
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- 2008-08-19 JP JP2008210664A patent/JP5104643B2/ja active Active
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