JP2010047909A - 外壁用ルーバー - Google Patents

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Abstract

【課題】外壁用ルーバーを壁面の直近に設けても、壁面の補修を容易かつ迅速に行えるようにする。
【解決手段】下端部よりも高い位置に設けられた第一ヒンジ3により折れ曲り可能に構成された外壁用ルーバーAの下端部を外壁Bに第一ヒンジと平行な第二ヒンジ4により回動自在に支持させ、外壁用ルーバーを外壁に沿って起立させた第一状態と、外壁用ルーバーを第二ヒンジ周りに外側へ回動させ且つ第一ヒンジ周りに内側へ折り曲げることにより、外壁用ルーバーによって外壁に対する作業用の足場Cとその外端から立上った安全柵Dとを形成する第二状態とに切換え可能に構成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、コンクリート壁やガラスカーテンウォール等によって構成された外壁の外装材や採光調整等に供せられる外壁用ルーバーに関する。
近年、建物の外装材として外壁用ルーバーを採用する事例が多くなっている。外壁の外側にルーバーを設ける場合、壁面の補修(例えば、漏水やひび割れの補修、仕上げ材の更新、ガラスのクリーニング、ガラスの割れ替えなど)を行うためには、壁面とルーバーの間に少なくとも600mm内外の作業用スペースが必要である。しかし、デザイン上の理由や敷地境界と外壁との離隔距離が確保できないことなどから、ルーバーを壁面に近接して設ける場合があり、そのため壁面の補修に苦慮する事例が散見される。
例えば、ガラスカーテンウォールの直近に外壁用ルーバーを設けると、ルーバーの厚み寸法や羽板の間隔によっては、ガラス面のクリーニングが非常に困難となる。ガラス面のクリーニングを行うにあたっては、ルーバーの隙間からガラス清掃用のスクイーズを突っ込んで清掃作業を行うことになるが、ルーバーの真後ろに当たる部分は清掃がしにくく、無理に行っても、スクイーズ跡が残り、建物内部から見苦しくなる。
また、外壁がコンクリートの場合、清掃以外にも仕上げ材の劣化による更新、ひび割れの発生などによる漏水故障時の外壁の調査や補修工事が必要になることがあるが、外壁用ルーバーが壁面の直近にあると、これらの作業の邪魔になり、ルーバー全体を一時的に撤去するといった大掛かりな工事となる。
尚、特許文献1〜4に見られるように、戸建住宅の窓、集合住宅の廊下に面した窓等に設けられる防犯用の面格子においては、火災時の緊急脱出や、網戸の取替え等に備えて、面格子を内側から開閉可能とする技術が知られている。この公知技術をコンクリート壁やガラスカーテンウォール等によって構成された外壁の外装材や採光調整等に供せられる外壁用ルーバーに応用し、外壁用ルーバーをある範囲の大きさでユニット化して、各ユニット毎に内側から外開き可能に構成することも考えられる。
しかしながら、これによる場合は、通常、外壁用ルーバーが高所にあるので、壁面の補修を行うために、一部の外壁用ルーバーを外開きにして、壁面を露出させた後、外壁用ルーバーの外開きにより形成された作業スペースに仮設の作業足場や作業員の墜落防止用の安全柵を設置することになり、それらの仮設工事に多大の労力と費用が必要となる。
特許第3663350号公報 特許第3750079号公報 特開2004−176416号公報 特開平10−205239号公報
本発明は、上記の問題点を踏まえて成されたものであって、その目的とするところは、外壁用ルーバーを壁面の直近に設けても、壁面の補修を容易かつ迅速に行えるようにすることにある。
上記の目的を達成するために本発明が講じた技術的手段は、次のとおりである。即ち、請求項1に記載の発明による外壁用ルーバーは、下端部よりも高い位置に設けられた第一ヒンジにより折れ曲り可能に構成された外壁用ルーバーの下端部を外壁に第一ヒンジと平行な第二ヒンジにより回動自在に支持させ、外壁用ルーバーを外壁に沿って起立させた第一状態と、外壁用ルーバーを第二ヒンジ周りに外側へ回動させ且つ第一ヒンジ周りに内側へ折り曲げることにより、外壁用ルーバーによって外壁に対する足場とその外端から立上った安全柵とを形成する第二状態とに切換え可能に構成したことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の外壁用ルーバーであって、外壁用ルーバーの上端部を外壁に伸縮可能な連結体で連結することにより、外壁用ルーバーの上端部が一定以上外側へ広がらないようにしたことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の外壁用ルーバーであって、伸縮可能な連結体をドラムに巻き取られたワイヤーで構成したことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の外壁用ルーバーであって、外壁用ルーバーを第一状態から第二状態に切り換わる方向に付勢し、ドラムの回転によって、外壁用ルーバーを第一状態と第二状態とに切り換えるように構成したことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の外壁用ルーバーであって、ワイヤーをドラムに巻き取られる方向に付勢し、第一ヒンジに外壁用ルーバーの第一ヒンジ周りでの折れ曲り角度を制限するストッパーを設け、外壁に外壁用ルーバーの下端部を第二ヒンジ周りに回動させる正逆転可能な回転駆動機構を設け、回転駆動機構の作動によって、外壁用ルーバーを第一状態と第二状態とに切り換えるように構成したことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、外壁用ルーバーを壁面の直近に設けても、壁面の補修(例えば、漏水やひび割れの補修、仕上げ材の更新、ガラスのクリーニング、ガラスの割れ替えなどである。)に際しては、外壁用ルーバーを第二ヒンジ周りに外側へ回動させ且つ第一ヒンジ周りに内側へ折り曲げた第二状態とすることにより、壁面の補修のための作業スペースを形成できる。
しかも、この第二状態においては、外壁用ルーバー自体が第一ヒンジで腰折れした形状に変形して、外壁に対する足場とその外端から立上った安全柵とを形成するので、外壁用ルーバーとは別の仮設材によって作業用の足場や安全柵を組み立てる面倒な仮設工事が不要である。従って、外壁用ルーバーを壁面の直近に設けても、壁面の補修を容易かつ迅速に行えることになる。
請求項2に記載の発明によれば、外壁用ルーバーの上端部が伸縮可能な連結体で外壁に連結されているので、外壁用ルーバーを第二状態に切り換えた際、外壁用ルーバーの上端部が一定以上外側へ広がる虞がなく、安全性が向上する。伸縮可能な連結体としては、リンク機構を用いてもよいが、請求項3に記載の発明のように、ドラムに巻き取られたワイヤーで構成することが、構造の簡素化を図る上で望ましい。
請求項4に記載の発明によれば、外壁用ルーバーが第一状態から第二状態に切り換わる方向に付勢されているので、ドラムを一方向に回転して、ワイヤーを繰り出すことにより、外壁用ルーバーを第一状態から第二状態に付勢力で切り換えることができ、ドラムを逆方向に回転してワイヤーを巻き取ることにより、外壁用ルーバーを付勢力に抗して第二状態から第一状態に切り換えることができる。外壁用ルーバーを第一状態から第二状態に切り換わる方向に付勢する付勢手段としては、例えば、外壁用ルーバーの自重を利用し、更
に、第一ヒンジや第二ヒンジにバネを介装することが望ましい。ドラムとしては、例えば、ハンドル又はハンドルの差込み連結部をドラムに設けておき、ゴンドラに乗った作業員がハンドルでドラムを回転操作するようにしてもよいが、減速機付き電動モータを用いれば、スイッチの操作だけで、ドラムの発停及び正逆転を行えるので、人力による重作業は不要であり、建物内又はゴンドラ上からの遠隔操作を行うようにすることも可能である。
請求項5に記載の発明によれば、回転駆動機構を正転方向に作動することにより、外壁用ルーバーの下端部を第二ヒンジ周りに外側へ回動させて、外壁用ルーバーを第一状態から第二状態に切り換えることができ、回転駆動機構を逆転方向に作動することにより、外壁用ルーバーの下端部を第二ヒンジ周りに内側へ回動させて、外壁用ルーバーを第二状態から第一状態に切り換えることができる。
この場合、ワイヤーがドラムに巻き取られる方向に付勢されているので、外壁用ルーバーの下端部が第二ヒンジ周りに外側へ回動するにつれて、ドラムからワイヤーが引き出され、外壁用ルーバーを第二状態に切り換えた時点で、ワイヤーの繰出し量が限界となって、外壁用ルーバーの上端部が一定以上外側へ広がるのを阻止することになる。また、第一ヒンジには、外壁用ルーバーの第一ヒンジ周りでの折れ曲り角度を制限するストッパーが設けられているので、第二状態にある外壁用ルーバーの上端部がドラムによるワイヤーの巻取り付勢力や風圧によって第一ヒンジを支点に内側へ倒れることがない。そして、外壁用ルーバーを第二状態から第一状態に切り換える際、外壁用ルーバーの下端部が第二ヒンジ周りに内側へ回動するにつれて、ワイヤーがドラムに巻き取られ、外壁用ルーバーを第一状態に復帰させることで、ワイヤーをドラムに収納することができる。
回転駆動機構としては、例えば、ハンドル又はハンドルの差込み連結部を回転駆動機構に設けておき、ゴンドラに乗った作業員がハンドルで回転駆動機構を操作するようにしてもよいが、減速機付き電動モータを用いれば、スイッチの操作だけで、回転駆動機構の発停及び正逆転を行えるので、人力による重作業は不要であり、建物内又はゴンドラ上からの遠隔操作を行うようにすることも可能である。
以下、本発明の実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。図において、Aは、コンクリート壁やガラスカーテンウォール等によって構成された外壁Bの外側に、外壁Bと近接して設けられた外壁用ルーバーである。図示の外壁用ルーバーAは、ある範囲の大きさで(例えば、階高に相当する上下寸法と柱の間隔に相当する横幅となるように)ユニット化されている。外壁用ルーバーAの各ユニットは同じ構成であるため、以下、外壁用ルーバーAの構成を一つのユニットに基いて説明する。
図示の外壁用ルーバーAは、いわゆる縦型ルーバーであり、100〜200mm間隔に配置された複数本の角パイプ製の縦材(羽板)1と、それらを裏面側において連結する複数本の角パイプ製の横繋ぎ材2とで構成されている。外壁用ルーバーAは、下端部よりも高い位置(少なくとも600mm内外高い位置)に設けられた第一ヒンジ(壁面に沿った水平な回転軸芯を有するヒンジ)3により折れ曲り可能に構成されており、外壁用ルーバーの下端部は、外壁Bに第一ヒンジ3と平行な第二ヒンジ4により回動自在に支持されている。
そして、外壁用ルーバーAを、図1、図3に示すように、外壁Bに沿って起立させた第一状態と、外壁用ルーバーAを第二ヒンジ4周りに外側へ略直角に回動させ且つ第一ヒンジ3周りに内側へ略直角に折り曲げることにより、図2、図5に示すように、外壁用ルーバーAによって外壁Bに対する作業用の足場Cとその外端から立上った安全柵Dとを形成する第二状態とに切換え可能に構成してある。第一ヒンジ3には、外壁用ルーバーAの第
一ヒンジ3周りでの折れ曲り角度を90度に制限するストッパー5が設けられている。
6は、外壁用ルーバーAの左右両端に対応する位置毎に外壁Bに設けられた平面視略コ字状のブラケットであり、ブラケット6の相対向する縦板部6a,6bに夫々第二ヒンジ4が設けられている。ブラケット6の上下両端には、図8、図9に示すように、外壁用ルーバーAが第二状態にあるとき、外壁用ルーバーAの下端部(図示の例では、縦材1の下端部)に当接して、それ以上の外側への回動を阻止する定規当り板6cと、外壁用ルーバーAが第一状態にあるとき、外壁用ルーバーAの上端部(図示の例では、縦材1の上端部)に当接して、それ以上の内側への回動を阻止する定規当り板6dが設けられている。
また、各々のブラケット6には、一方の縦板部6aの内側面に、外壁用ルーバーAの下端部を第二ヒンジ4周りに回動させる正逆転可能な回転駆動機構7と、外壁用ルーバーAの上端部を外壁Bに連結することにより、第二状態にある外壁用ルーバーAの上端部が一定以上外側へ広がらないようにする伸縮可能な連結体としてのワイヤー8を巻取り付勢するドラム9とが設けられており、他方の縦板部6bの内側面には、ワイヤー8を巻取り付勢するドラム9だけが設けられている。10はワイヤー8の先端をドラム9の直下位置において外壁用ルーバーAの上端部に連結するピンであり、縦材1の側面から突出した状態に設けられている。
回転駆動機構7は、第二ヒンジ4を回転駆動する正逆転可能な減速機付き電動モータによって構成されており、建物内に設けられた図外のスイッチを操作することにより、外壁用ルーバーAの下端部を第二ヒンジ4周りに回動させるように構成されている。
上記の構成によれば、回転駆動機構7を正転方向に作動することにより、外壁用ルーバーAの下端部を第二ヒンジ4周りに外側へ回動させて、外壁用ルーバーAを第一状態から第二状態に切り換えることができる。回転駆動機構7を逆転方向に作動することにより、外壁用ルーバーAの下端部を第二ヒンジ4周りに内側へ回動させて、外壁用ルーバーAを第二状態から第一状態に切り換えることができる。
従って、外壁用ルーバーAを壁面の直近に設けてあるにもかかわらず、壁面の補修(例えば、漏水やひび割れの補修、仕上げ材の更新、ガラスのクリーニング、ガラスの割れ替えなどである。)に際しては、外壁用ルーバーAを第二ヒンジ4周りに外側へ略直角に回動させ且つ第一ヒンジ3周りに内側へ略直角に折り曲げた第二状態とすることにより、壁面の補修のための作業スペースSを形成できる。
しかも、この第二状態においては、外壁用ルーバーA自体が第一ヒンジ3で腰折れした形状に変形して、外壁Bに対する作業用の足場Cとその外端から立上った安全柵Dとを形成するので、外壁用ルーバーAとは別の仮設材によって作業足場や安全柵を組み立てる面倒な仮設工事が不要である。従って、外壁用ルーバーAを壁面の直近に設けても、壁面の補修を容易かつ迅速に行えることになる。
この場合、図4に示すように、外壁用ルーバーAの下端部が第二ヒンジ4周りに外側へ回動するにつれて、ドラム9からワイヤー8が引き出され、外壁用ルーバーAを第二状態に切り換えた時点で、ワイヤー8の繰出し量が限界となって、外壁用ルーバーAの上端部が一定以上外側へ広がるのを阻止することになる。第一ヒンジ3には、外壁用ルーバーAの第一ヒンジ3周りでの折れ曲り角度を制限するストッパー5が設けられているので、第二状態にある外壁用ルーバーAの上端部がドラム9によるワイヤー8の巻取り付勢力や風圧によって第一ヒンジ3を支点に内側へ倒れることがない。従って、第二状態においては、安全柵Dが確実に起立姿勢に保持され、足場Cに乗り込んだ作業員の安全を確保できる。
また、外壁用ルーバーAを第二状態から第一状態に切り換える際、外壁用ルーバーAの下端部が第二ヒンジ4周りに内側へ回動するにつれて、ワイヤー8がドラム9に巻き取られ、外壁用ルーバーAを第一状態に復帰させることで、ワイヤー8をドラム9に収納することができる。
尚、外壁Bに人の出入り可能な窓や出入り口などが形成されていない場合、足場Cに対する作業員の乗り降りは、ゴンドラを用いて行われ、第二状態に切り換えた外壁用ルーバーAの側方に吊り降ろしたゴンドラ(図示せず)から足場Cへと作業員が乗り移ることになる。また、縦材(羽板)1の間隔が200mm以上で、足を踏み外す恐れがある場合は、第二状態にある外壁用ルーバーAの足場Cの上に、別の床材を設置して、作業床とすることもできる。
図10、図11は、本発明の他の実施形態を示す。この実施形態は、外壁Bに内開き式(又は引き違い式)のドア11を設け、作業員がドア11を開けて建物内から作業用の足場Cに乗り込めるように構成した点に特徴がある。12は柱、13は嵌め殺し窓である。
この構成によれば、回転駆動機構7のスイッチをブラケット6又はその近辺など、建物内から手の届く範囲であれば、建物外に設けておいても、ドア11を開けて外壁用ルーバーAの第一・第二状態の切換えを行うことができ、第二状態に切り換えた外壁用ルーバーAの足場Cから隣の外壁用ルーバーAの回転駆動機構7のスイッチを操作することも可能である。その他の構成、作用は、先の実施形態と同じであるため、説明を省略する。
図12の(A)〜(C)は、本発明の他の実施形態を示す。この実施形態は、外壁用ルーバーAの第一ヒンジ3より上方の部分に別の床材14を折り畳まれた状態に装着しておき、外壁用ルーバーAを、図12の(A)に示すように、外壁Bに沿って起立させた第一状態と、図12の(B)に示すように、外壁用ルーバーAを第二ヒンジ4周りに外側へ略45度回動させ且つ第一ヒンジ3周りに内側へ略45度折り曲げ、この状態で、予め第一ヒンジ3より上方の外壁用ルーバーA部分に折り畳んでおいた床材14を、図12の(C)に示すように、水平姿勢に振り出して、外壁Bに対する作業用の足場Cとその外端から立上った安全柵Dとを形成する第二状態とに切換え可能に構成した点に特徴がある。
15は床材14の支軸であり、第一ヒンジ3と平行である。16は、床材14の支軸15周りでの回転角度を制限して、床材14を水平姿勢に維持する床材ストッパーである。この床材ストッパー16は、外壁用ルーバーAの第一ヒンジ3周りでの折れ曲り角度を45度に制限するストッパー5の上部に設けられている。その他の構成、作用は、先の実施形態と同じであるため、説明を省略する。
尚、図1〜図12で示した実施形態においては、何れも、回転駆動機構7を減速機付き電動モータで構成しているが、人力によって操作する回転駆動機構7とし、回転駆動機構7に予めハンドルを取り付けておくか、或いは、回転駆動機構7にハンドルの差込み連結部を設けておき、ゴンドラに乗った作業員がハンドルで回転駆動機構7を操作するようにしてもよい。また、伸縮可能な連結体としてドラム9に巻取り付勢されたワイヤー8を用いているが、折り畳み式や伸縮式のリンクを用いてもよい。
図13は、本発明の他の実施形態を示す。この実施形態は、外壁用ルーバーAの上端部を外壁Bに連結することにより、第二状態にある外壁用ルーバーAの上端部が一定以上外側へ広がらないようにする伸縮可能な連結体をドラム9に巻き取られたワイヤー8で構成する一方、外壁用ルーバーAを第一状態から第二状態に切り換わる方向に付勢し、ドラム9の回転によって、外壁用ルーバーAを第一状態と第二状態とに切り換えるように構成し
た点に特徴がある。外壁用ルーバーAを第一状態から第二状態に切り換わる方向に付勢する付勢手段として、この実施形態では、第二ヒンジ4を外壁用ルーバーAの重心よりも外壁B側に偏った位置に配置することにより、外壁用ルーバーAの自重が外壁用ルーバーAを第一状態から第二状態に切り換わる方向に付勢する付勢力として利用されるように構成し、更に、第一ヒンジ3や第二ヒンジ4にバネ(図示せず)を介装してある。
この実施形態によれば、外壁用ルーバーAが第一状態から第二状態に切り換わる方向に付勢されているので、ドラム9を一方向に回転して、ワイヤー8を繰り出すことにより、外壁用ルーバーAを第一状態から第二状態に付勢力で切り換えることができ、ドラム9を逆方向に回転してワイヤー8を巻き取ることにより、外壁用ルーバーAを付勢力に抗して第二状態から第一状態に切り換えることができる。また、第一ヒンジ3には、外壁用ルーバーAの第一ヒンジ3周りでの折れ曲り角度を制限するストッパーを設けることが好ましい。このストッパーを設けることで、第二状態にある外壁用ルーバーAの上端部がドラム9によるワイヤー8の巻取り付勢力や風圧によって第一ヒンジ3を支点に内側へ倒れることがない。従って、第二状態においては、安全柵Dが確実に起立姿勢に保持され、足場Cに乗り込んだ作業員の安全を確保できる。
ドラム9としては、例えば、ハンドル又はハンドルの差込み連結部をドラム9に設けておき、ゴンドラに乗った作業員がハンドルでドラム9を回転操作するようにしてもよいが、減速機付き電動モータを用いれば、スイッチの操作だけで、ドラム9の発停及び正逆転を行えるので、人力による重作業は不要であり、建物内又はゴンドラ上からの遠隔操作を行うようにすることも可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるべきものではない。例えば、外壁用ルーバーAが横型ルーバーである場合は、横材(羽板)の縦繋ぎ材に第一ヒンジ3と第二ヒンジ4を設けることで実施することができる。
本発明の実施形態を示し、第一状態にある外壁用ルーバーの一部切欠き斜視図である。 第二状態にある外壁用ルーバーの一部切欠き斜視図である。 第一状態にある外壁用ルーバーの概略縦断側面図である。 第一,第二状態の切換え途中にある外壁用ルーバーの概略縦断側面図である。 第二状態にある外壁用ルーバーの概略縦断側面図である。 要部の平面図である。 要部の縦断側面図である。 要部の平面図である。 要部の縦断側面図である。 本発明の他の実施形態を示す概略縦断側面図である。 概略横断平面図である。 本発明の他の実施形態を示す概略縦断側面図である。 本発明の他の実施形態を示す概略縦断側面図である。
符号の説明
A 外壁用ルーバー
B 外壁
C 足場
D 安全柵
1 縦材
2 横繋ぎ材
3 第一ヒンジ
4 第二ヒンジ
5 ストッパー
6 ブラケット
6a,6b 縦板部
6c,6d 定規当り板
7 回転駆動機構
8 ワイヤー
9 ドラム
10 ピン
11 ドア
12 柱
13 嵌め殺し窓
14 床材
15 支軸
16 床材ストッパー

Claims (5)

  1. 下端部よりも高い位置に設けられた第一ヒンジにより折れ曲り可能に構成された外壁用ルーバーの下端部を外壁に第一ヒンジと平行な第二ヒンジにより回動自在に支持させ、外壁用ルーバーを外壁に沿って起立させた第一状態と、外壁用ルーバーを第二ヒンジ周りに外側へ回動させ且つ第一ヒンジ周りに内側へ折り曲げることにより、外壁用ルーバーによって外壁に対する足場とその外端から立上った安全柵とを形成する第二状態とに切換え可能に構成したことを特徴とする外壁用ルーバー。
  2. 外壁用ルーバーの上端部を外壁に伸縮可能な連結体で連結することにより、外壁用ルーバーの上端部が一定以上外側へ広がらないようにしたことを特徴とする請求項1に記載の外壁用ルーバー。
  3. 伸縮可能な連結体をドラムに巻き取られたワイヤーで構成したことを特徴とする請求項2に記載の外壁用ルーバー。
  4. 外壁用ルーバーを第一状態から第二状態に切り換わる方向に付勢し、ドラムの回転によって、外壁用ルーバーを第一状態と第二状態とに切り換えるように構成したことを特徴とする請求項3に記載の外壁用ルーバー。
  5. ワイヤーをドラムに巻き取られる方向に付勢し、第一ヒンジに外壁用ルーバーの第一ヒンジ周りでの折れ曲り角度を制限するストッパーを設け、外壁に外壁用ルーバーの下端部を第二ヒンジ周りに回動させる正逆転可能な回転駆動機構を設け、回転駆動機構の作動によって、外壁用ルーバーを第一状態と第二状態とに切り換えるように構成したことを特徴とする請求項3に記載の外壁用ルーバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102151914B1 (ko) * 2020-02-25 2020-09-03 장명진 와이어 보강구조를 갖는 건축용 안전발판
KR102151915B1 (ko) * 2020-02-25 2020-09-03 장명진 건축용 안전발판을 위한 와이어 보강구조 설치방법

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