JP2010047261A - ポンプ付き容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】エアー噛みを起こすことがなく内容物の安定的な注出が行えるポンプ付き容器を提案する。
【解決手段】内容物の充填空間を区画形成する胴体1と、この胴体1の口部1aを通して充填空間Mの上部に吊り下げ保持されるポンプ4と、このポンプ4を作動させて充填空間M内の内容物を吸引、加圧、圧縮して外界へ噴出させるノズルヘッド5と、充填空間Mの底壁を形成するとともに内容物の充填容量が減るにしたがい充填空間の上部へ向けてスライドする中皿11とを備えたポンプ付き容器において、前記ポンプ4の吸引口Sに、内容物の吸引時にのみ開放する弁体4dを設けてシリンダー4a内における残存エアーの内容物への移行を阻止する。
【選択図】図1
【解決手段】内容物の充填空間を区画形成する胴体1と、この胴体1の口部1aを通して充填空間Mの上部に吊り下げ保持されるポンプ4と、このポンプ4を作動させて充填空間M内の内容物を吸引、加圧、圧縮して外界へ噴出させるノズルヘッド5と、充填空間Mの底壁を形成するとともに内容物の充填容量が減るにしたがい充填空間の上部へ向けてスライドする中皿11とを備えたポンプ付き容器において、前記ポンプ4の吸引口Sに、内容物の吸引時にのみ開放する弁体4dを設けてシリンダー4a内における残存エアーの内容物への移行を阻止する。
【選択図】図1
Description
本発明は、内容物の充填容量が減るにしたがい中皿が上昇するポンプ付き容器に関するものであり、とくに、内容物として粘度の高いものを高温状態で充填した場合に起こりがちであったエアー噛みを確実に回避しようとするものである。
化粧料や整髪料、シャンプーあるいはリンス等を入れる容器としては、ハンディータイプや据え置きタイプに関わらずポンプを装着したものが多数上市されており、これにより容器内の内容物を衛生的、かつ効率的に注出することができるようになっている。
また、ポンプ付き容器としては、ポンプの吸引口を容器の口部の直下に位置せしめ、内容物が取り出されるにしたがい中皿を該吸引口へ上昇させて内容物の充填空間を狭めるようにした容器が適用されている(例えば、特許文献1参照)ところ、この種の容器にあっては、とくに、粘度が比較的高い内容物を高温状態で充填するような充填形態が採られた場合に、内容物の温度低下に伴って容器内が減圧された時にポンプ内に存在するエアーが内容物へと移行して吸い込み口の周りにエアー溜りを形成し、ポンプを作動させるべく押圧ヘッドを押し込んでもエアー噛み(エアーを吸い込むだけで内容物が吸引されない状態)を起こすために内容物の排出が困難となる不具合があった。
特開2004−255326号公報
本発明の課題は、とくに、内容物として粘度の高いものを高温状態で充填するような場合において従来生じていた不具合を確実に回避できる新規なポンプ付き容器を提案するところにある。
本発明は、内容物の充填空間を区画形成する胴体と、この胴体の口部を通して充填空間の上部に吊り下げ保持されるポンプと、このポンプを作動させて充填空間内の内容物を吸引、加圧、圧縮して外界へ噴出させるノズルヘッドと、充填空間の底壁を形成するとともに内容物の充填容量が減るにしたがい充填空間の上部へ向けてスライドする中皿とを備えたポンプ付き容器であって、
前記ポンプの吸引口に、内容物の吸引時にのみ開放する弁体を設けたことを特徴とするポンプ付き容器であり、弁体としては、ボール弁、三点支持弁あるいは一点支持弁を用いることができる。
前記ポンプの吸引口に、内容物の吸引時にのみ開放する弁体を設けたことを特徴とするポンプ付き容器であり、弁体としては、ボール弁、三点支持弁あるいは一点支持弁を用いることができる。
容器内が減圧状態になっても弁体によりポンプの吸い込み口は閉塞されているため、ポンプ内のエアーが内容物に向けて移行することはなく、したがってエアー噛みは起こらない。
以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
図1は本発明にしたがうポンプ付き容器の実施の形態を模式的に示したものである。
図1は本発明にしたがうポンプ付き容器の実施の形態を模式的に示したものである。
図における1は内容物の充填空間Mを区画形成する胴体(容器の本体をなすものであり筒状体にて構成される)である。この胴体1は上部において開口する小径筒体からなる口部1aを有しており、底部には充填空間Mにつながる開口1bが形成されている。
また、2は胴体1の底部において着脱自在なカバー体である。このカバー体2は胴体1の周壁にアンダーカットの如き係合手段によって連係する周壁2aと、この周壁2aの下部に一体連結する底壁2bと、この底壁2bの上面に設けられ、後述する中皿の裏側面に当接して該中皿の位置決めを行う受け部材(筒状体等)2cからなる。
また、3は胴体1の口部1aに着脱自在にねじ止めされた筒状のベースである。このベース3は、天面部に、上向きに開放された凹部3aを備えており、該凹部3aの底壁には中央部に貫通孔hを有する台座3bが形成されている。
4は胴体1の口部1aを通して充填空間Mの上部に吊り下げ保持されたポンプである。このポンプ4は、最下端に吸引口Sを有し、最上端がベース3に固定保持されたシリンダー4aと、このシリンダー4a内にスライド可能に配置されるピストン4bと、このピストン4bと連係する中空ステム4cと、シリンダー4aの内側に配置され、吸引口Sを密閉状態に保持する弁体(ボール弁)4dから構成されている。弁体4dは内容物の吸引時のみ開放される。
また、5は中空ステム4cにつながるノズルヘッドである。このノズルヘッド5は、押圧部位を形成する頭部5aと、この頭部5aにつながる環状周壁5bからなる。ノズルヘッド5の頭部5aには内容物の排出経路rと、この排出経路rにつながり横向きに開放された噴出口hを有するノズルnが設けられている。
また、6は環状周壁5bの内側に一体的に設けられた内筒、7はこの内筒6の内側でその壁面に沿いスライド可能に保持されるジョイント部材である。このジョイント部材7はフランジ状の本体部分7aに、頭部5aに設けられた排出経路rにスライド可能につながる小筒7bと、ポンプ4のピストン4bと連係する中空ステム4cに嵌合する筒体7cを有しており(小筒7bと筒体7cは通路でつながっている)、ポンプ4によって吸引、加圧、圧縮された内容物は、中空ステム4cに設けられた開孔4c1からその内側に入り込み、筒体7c、小筒7b、排出経路rを通ってノズルnの噴出口hから排出される。
8はジョイント部材7の筒体7cの外側において嵌合、保持され、中空ステム4cとジョイント部材7とを結合する連結部材である。
9はベース3の凹部3aに設けられた台座3bと、ピストン押さえ8の外側に配置された基部8aとの相互間に配置されたスプリングの如き弾性部材である。この弾性部材9はノズルヘッド5を弾性支持するものであって、これによってノズルヘッド5を初期姿勢に保持するとともに、その下方への押し込みを可能としている。
10はノズルヘッド5の頭部5a内にスライド可能に配置されたシャットオフピンである。このシャットオフピン10はその先端がノズルnの噴出口hを塞ぐようにスプリング10aを介して弾性支持されている。シャットオフピン10の後端部は枢支ピン10bを支点にして回動可能なL型形状をなすレバー10cの一端が連結しており、ノズルヘッド5を押し込むことで、レバー10cのもう一端がジョイント部材7によって押され、これによりレバー10cが枢支ピン10bを支点に回動しシャットオフピン10を後方へスライドさせてノズルnの噴出口hを開放、内容物の排出を可能とする。
11は充填空間Mの底壁を形成するとともに胴体1の内壁面に沿って摺動可能な中皿である。この中皿11は内容物の充填容量が減るにしたがって充填空間Mの上方へ向けてスライドする(充填空間M内の内容物が吸引される際の吸引力が駆動力となってスライドする)ものであり、この中皿11のスライドによって容器内の内容物のほとんどを使い切ることができる。さらに、12はシリンダー4aの内側に配置されたバルブ、13はバルブ12の抜け止め用リング、14はシリンダー4aの下端部における内周壁に設けられた縦リブであり、この縦リブ14は例えば周壁の周りに沿い等間隔で4箇所設けることができるもので、その上端は抜け止め用リング13の下端に当接している。
上記の構成になるポンプ付き容器においてノズルヘッド5の押し込みを解除すると、L型形状をなすレバー10cの一端に加えられた力も解除されることとなり、弾性部材9の復元力でもってノズルヘッド5は初期姿勢へと復帰し、この復帰動作に連動してシャットオフピン10はスプリング10aの反発力により前方へスライドしてノズルnの噴出口hを閉塞する。
ここに、ノズルヘッド5は、押し込み動作のときのみノズルnの噴出口hが開放されるものであって、それ以外はシャットオフピン10の先端がノズルnの噴出口hに当接しているため、液垂れが生じることがない。
ノズルヘッド5を最も押し込んだ状態から押し込みにかかる力を解除すると、ノズルヘッド5は弾性部材9の反発力により初期姿勢へと復帰し、その際、シリンダー4a内は減圧されるため、吸引口Sを通して内容物が吸引され、該内容物の吸引は押圧ヘッド6が初期姿勢に復帰するまで続く。
ノズルヘッド5が初期姿勢に復帰した状態で再びノズルヘッド5を押し込むと、シリンダー4a内に存在する内容物は加圧、圧縮され、これと連動してシャットオフピン10が後方へとスライドし、圧縮された内容物は中空ステム4cの開孔4c1、筒体7c、小筒7b、排出経路rを通ってノズルnの噴出口hから排出される。
図2は弁体4dを有しない従来型のポンプ付き容器の要部の構成を示したものである(基本構成は図1に示したものと同じであり、各部材の符号は省略)。従来型のポンプ付き容器においては、内容物を高温状態で充填した直後は容器内もポンプ内もともに圧力はほぼ同じ状態にあるが、内容物の温度が低下して容器内が減圧されると図示のごとく、シリンダー4a内に残存するエアーが内容物側へと移行しシリンダー4aの吸引口Sの周りにエアー溜りeが形成され、これが原因となって内容物を排出するのが困難となっていたが、本発明にしたがうポンプ付き容器は、シリンダー4a内にエアーが残存していても弁体4dによりエアーの移行が阻止されるため内容物の注出を困難とするエアー溜りは形成されず内容物の安定的な注出が可能となる。
弁体4dとしてはボール状のものを適用した場合について例示したが、図3(a)(b)に示すような三点支持弁や一点支持弁等の逆止弁やその他の逆止弁機構を適用することも可能であり、この点については限定されない。
また、ポンプとしては液垂れ防止の観点からシャットオフピンを備えたものを図示したが、ポンプは容器のサイズや内容物の種類に応じて種々変更することができる。
エアー噛みにより内容物の注出が困難となることがないポンプ付き容器が提供できる。
1 胴体
1a 口部
1b 開口
2 カバー体
2a 周壁
2b 底壁
3 ベース
3a 凹部
3b 台座
4 ポンプ
4a シリンダー
4b ピストン
4c 中空ステム
4d 弁体
5 ノズルヘッド
5a 頭部
5b 環状周壁
6 内筒
7 ジョイント部材
7a 本体部分
7b 小筒
7c 筒体
8 連結部材
9 弾性部材
10 シャットオフピン
10a スプリング
10b 枢支ピン
10c レバー
11 中皿
12 バルブ
13 バルブの抜け止め用リング
14 縦リブ
1a 口部
1b 開口
2 カバー体
2a 周壁
2b 底壁
3 ベース
3a 凹部
3b 台座
4 ポンプ
4a シリンダー
4b ピストン
4c 中空ステム
4d 弁体
5 ノズルヘッド
5a 頭部
5b 環状周壁
6 内筒
7 ジョイント部材
7a 本体部分
7b 小筒
7c 筒体
8 連結部材
9 弾性部材
10 シャットオフピン
10a スプリング
10b 枢支ピン
10c レバー
11 中皿
12 バルブ
13 バルブの抜け止め用リング
14 縦リブ
Claims (2)
- 内容物の充填空間を区画形成する胴体と、この胴体の口部を通して充填空間の上部に吊り下げ保持されるポンプと、このポンプを作動させて充填空間内の内容物を吸引、加圧、圧縮して外界へ噴出させるノズルヘッドと、充填空間の底壁を形成するとともに内容物の充填容量が減るにしたがい充填空間の上部へ向けてスライドする中皿とを備えたポンプ付き容器であって、
前記ポンプの吸引口に、内容物の吸引時にのみ開放する弁体を設けたことを特徴とするポンプ付き容器。 - 前記弁体が、ボール弁、三点支持弁又は一点支持弁からなる、請求項1記載のポンプ付き容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008211429A JP2010047261A (ja) | 2008-08-20 | 2008-08-20 | ポンプ付き容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008211429A JP2010047261A (ja) | 2008-08-20 | 2008-08-20 | ポンプ付き容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010047261A true JP2010047261A (ja) | 2010-03-04 |
Family
ID=42064715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008211429A Pending JP2010047261A (ja) | 2008-08-20 | 2008-08-20 | ポンプ付き容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010047261A (ja) |
-
2008
- 2008-08-20 JP JP2008211429A patent/JP2010047261A/ja active Pending
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