JP2010046376A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数やコストの増加を招くことなく、着座した乗員の骨盤等のグラツキを防止して着座安定性を向上させることができる車両用シートを得る。
【解決手段】シート表皮18の綿布部24は、後方側の環状幅寸法L1が幅広に設定されると共に、前方側の環状幅寸法L2が幅狭に設定されているため、着座乗員の骨盤に対応する部位においてはシート表皮18の表皮張力が小さくなって撓み易くなっており、対して、着座乗員の大腿部に対応する部位においてはシート表皮18の表皮張力が大きくなって撓み難くなっている。したがって、シートクッション後方側では着座乗員の骨盤を大きく沈み込ませることができ、しかも、シートクッション前方側では着座乗員の大腿部はあまり沈み込ませないようにすることができる。これにより、着座した乗員の骨盤のグラツキを防止して着座安定性を向上させることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動車等の車両に適用される車両用シートに関する。
自動車等の車両に適用される車両用シートには、例えば特許文献1に示されるように、シートクッション(座面)の硬さを好適に調整するために、シートクッションカバーの裏面側に「延長部」を設けると共にシートクッションパッドに「通し孔」を設け、この延長部を通し孔に挿通させて下方へ引き込むように構成したものがある。
この種の車両用シートでは、延長部の下方への引き込み量を調整することにより、シートクッションカバーの緊張度(張力)を変更してシートクッションパッド全体の硬さを調整することができる。
しかしながら、このような従来の車両用シートでは、延長部を下方へ引き込むための張力調整機構が不可欠であり、その調整機構自体が複雑で、部品点数の増加やコストの増加を招く原因であった。
また何より、延長部を下方へ引き込むことでシートクッションカバーを全体的に緊張させる構成であるため、シートクッションカバーの張力は各部において一定であり、このため、着座した乗員の骨盤等のグラツキ防止に対しては何ら寄与することが無かった。
実開平5−84246号公報
本発明は上記事実を考慮し、部品点数やコストの増加を招くことなく、着座した乗員の骨盤等のグラツキを防止して着座安定性を向上させることができる車両用シートを得ることが目的である。
請求項1に係る発明の車両用シートは、シートパッドの表面を被覆するシート表皮と、
前記シート表皮の裏面側に環状でかつ一体に形成され、表皮支持用の吊りワイヤーが挿通収納されると共に、前記吊りワイヤーに沿って前記環状幅寸法が次第に変移して設けられた綿布部と、を備えたことを特徴としている。
請求項1記載の車両用シートでは、シート表皮の裏面側に環状に形成された綿布部に、表皮支持用の吊りワイヤーが挿通収納され、当該吊りワイヤーがホグリング等を介してシートフレーム等に接続係止される。
ここで、吊りワイヤーが挿通収容されるシート表皮の綿布部は、吊りワイヤーに沿って環状幅寸法が次第に変移して設けられているため、例えば、当該綿布部が幅広に形成された部位においては、シート表皮の実質的な所謂「マチ」が大きくなって表皮張力が小さくなり、対して、当該綿布部が幅狭に形成された部位においては、シート表皮の実質的な所謂「マチ」が小さくなって表皮張力が大きくなる。
したがって、着座する乗員の例えば骨盤や大腿部等に対応して綿布部の環状幅寸法を設定すれば、シート表皮の表皮張力を所望に設定して着座安定性を向上させることができる。
すなわち、例えば、シートクッション前後方向において、着座乗員の骨盤に対応する部位の綿布部の環状幅寸法を幅広に設定することでシート表皮の表皮張力を小さくして乗員の骨盤を大きく沈み込ませ、一方、着座乗員の大腿部に対応する部位の綿布部の環状幅寸法を幅狭に設定することでシート表皮の表皮張力を大きくして乗員の大腿部はあまり沈み込ませないようにすることができ、これにより、着座した乗員の骨盤等のグラツキを防止して着座安定性を向上させることができる。
また、単に、綿布部の環状幅寸法を任意に設定するだけの簡単な構成であるため、部品点数やコストの増加を招くことがない。
請求項2に係る発明の車両用シートは、請求項1記載の車両用シートにおいて、前記綿布部の前記環状幅寸法は、シートクッション前後方向において後方側ほど幅広に設定されている、ことを特徴としている。
請求項2記載の車両用シートでは、シートクッション前後方向において、着座乗員の骨盤に対応する部位(シートクッション後方側)の綿布部の環状幅寸法が幅広に設定されることでシート表皮の表皮張力が小さくなって、乗員の骨盤を大きく沈み込ませることができ、しかも、着座乗員の大腿部に対応する部位(シートクッション前方側)の綿布部の環状幅寸法が幅狭に設定されることでシート表皮の表皮張力が大きくなって、乗員の大腿部はあまり沈み込ませないようにすることができる。
これにより、着座した乗員の骨盤(尻)のグラツキを防止して(尻の収まり感が向上して)、着座安定性を向上させることができる。
請求項3に係る発明の車両用シートは、請求項1または請求項2に記載の車両用シートにおいて、前記綿布部の前記環状幅寸法は、シートクッション幅方向において中央側ほど幅広に設定されている、ことを特徴としている。
請求項3記載の車両用シートでは、シートクッション幅方向において、着座乗員の骨盤に対応する部位(シートクッション中央側)の綿布部の環状幅寸法が幅広に設定されることでシート表皮の表皮張力が小さくなって、乗員の骨盤(尻部)を大きく沈み込ませることができ、しかも、着座乗員の側方部に対応する部位(シートクッション側端部)の綿布部の環状幅寸法が幅狭に設定されることでシート表皮の表皮張力が大きくなって、乗員の側方部はあまり沈み込ませないようにすることができる。
これにより、着座した乗員の骨盤(尻)のグラツキを防止して(尻の収まり感が向上して)、着座安定性を向上させることができる。
請求項4に係る発明の車両用シートは、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の車両用シートにおいて、前記綿布部の前記環状幅寸法は、シートバック上下方向において下方側ほど幅広に設定されている、ことを特徴としている。
請求項4記載の車両用シートでは、シートバック上下方向において、着座乗員の骨盤に対応する部位(シートバック下方側)の綿布部の環状幅寸法が幅広に設定されることでシート表皮の表皮張力が小さくなって、乗員の骨盤を大きく沈み込ませることができ、しかも、着座乗員の背中上部(肩部)に対応する部位(シートバック上方側)の綿布部の環状幅寸法が幅狭に設定されることでシート表皮の表皮張力が大きくなって、乗員の背中上部(肩部)はあまり沈み込ませないようにすることができる。
これにより、着座した乗員の骨盤(尻)のグラツキを防止して(尻の収まり感が向上して)、着座安定性を向上させることができる。
請求項5に係る発明の車両用シートは、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の車両用シートにおいて、前記綿布部の前記環状幅寸法は、シートバック幅方向において中央側ほど幅広に設定されている、ことを特徴としている。
請求項5記載の車両用シートでは、シートバック幅方向において、着座乗員の背骨に対応する部位(シートバック中央側)の綿布部の環状幅寸法が幅広に設定されることでシート表皮の表皮張力が小さくなって、乗員の背骨部分を大きく沈み込ませることができ、しかも、着座乗員の側方部に対応する部位(シートバック側端部)の綿布部の環状幅寸法が幅狭に設定されることでシート表皮の表皮張力が大きくなって、乗員の側方部はあまり沈み込ませないようにすることができる。
これにより、着座した乗員の骨盤(尻)のグラツキを防止して(左右のホールド性が向上して)、着座安定性を向上させることができる。
請求項6に係る発明の車両用シートは、シート表皮によって被覆されるシートパッドと、前記シートパッドの表面側に形成され、前記シート表皮支持用の吊りワイヤーが埋設されると共に、前記吊りワイヤーの埋設深さが次第に変移して設けられた吊り溝と、を備えたことを特徴としている。
請求項6記載の車両用シートでは、シートパッドの表面側に形成された吊り溝に埋設された吊りワイヤーに、シート表皮の裏面側がホグリング等を介して接続係止される。
ここで、吊りワイヤーが埋設された吊り溝は、吊りワイヤーの埋設深さが次第に変移して設けられているため、例えば、当該吊りワイヤーの埋設深さが浅く形成された部位においては、シート表皮の実質的な所謂「マチ」が大きくなって表皮張力が小さくなり、対して、当該吊りワイヤーの埋設深さが深く形成された部位においては、シート表皮の実質的な所謂「マチ」が小さくなって表皮張力が大きくなる。
したがって、着座する乗員の例えば骨盤や大腿部等に対応して吊りワイヤーの埋設深さを設定すれば、シート表皮の表皮張力を所望に設定して着座安定性を向上させることができる。
すなわち、例えば、シートクッション前後方向において、着座乗員の骨盤に対応する部位の吊りワイヤーの埋設深さを浅く形成することでシート表皮の表皮張力を小さくして乗員の骨盤を大きく沈み込ませ、一方、着座乗員の大腿部に対応する部位の吊りワイヤーの埋設深さを深く形成することでシート表皮の表皮張力を大きくして乗員の大腿部はあまり沈み込ませないようにすることができ、これにより、着座した乗員の骨盤等のグラツキを防止して着座安定性を向上させることができる。
また、単に、吊り溝における吊りワイヤーの埋設深さを任意に設定するだけの簡単な構成であるため、部品点数やコストの増加を招くことがない。
請求項7に係る発明の車両用シートは、請求項6記載の車両用シートにおいて、前記吊り溝の前記吊りワイヤー埋設深さは、シートクッション前後方向において後方側ほど浅く設定されている、ことを特徴としている。
請求項7記載の車両用シートでは、シートクッション前後方向において、着座乗員の骨盤に対応する部位(シートクッション後方側)の吊り溝における吊りワイヤー埋設深さが浅く設定されることでシート表皮の表皮張力が小さくなって、乗員の骨盤を大きく沈み込ませることができ、しかも、着座乗員の大腿部に対応する部位(シートクッション前方側)の吊り溝における吊りワイヤー埋設深さが深く設定されることでシート表皮の表皮張力が大きくなって、乗員の大腿部はあまり沈み込ませないようにすることができる。
これにより、着座した乗員の骨盤(尻)のグラツキを防止して(尻の収まり感が向上して)、着座安定性を向上させることができる。
請求項8に係る発明の車両用シートは、請求項6または請求項7に記載の車両用シートにおいて、前記吊り溝の前記吊りワイヤー埋設深さは、シートクッション幅方向において中央側ほど浅く設定されている、ことを特徴としている。
請求項8記載の車両用シートでは、シートクッション幅方向において、着座乗員の骨盤に対応する部位(シートクッション中央側)の吊り溝における吊りワイヤー埋設深さが浅く設定されることでシート表皮の表皮張力が小さくなって、乗員の骨盤(尻部)を大きく沈み込ませることができ、しかも、着座乗員の側方部に対応する部位(シートクッション側端部)の吊り溝における吊りワイヤー埋設深さが深く設定されることでシート表皮の表皮張力が大きくなって、乗員の側方部はあまり沈み込ませないようにすることができる。
これにより、着座した乗員の骨盤(尻)のグラツキを防止して(尻の収まり感が向上して)、着座安定性を向上させることができる。
請求項9に係る発明の車両用シートは、請求項6乃至請求項8の何れか1項に記載の車両用シートにおいて、前記吊り溝の前記吊りワイヤー埋設深さは、シートバック上下方向において下方側ほど浅く設定されている、ことを特徴としている。
請求項9記載の車両用シートでは、シートバック上下方向において、着座乗員の骨盤に対応する部位(シートバック下方側)の吊り溝における吊りワイヤー埋設深さが浅く設定されることでシート表皮の表皮張力が小さくなって、乗員の骨盤を大きく沈み込ませることができ、しかも、着座乗員の背中上部(肩部)に対応する部位(シートバック上方側)の吊り溝における吊りワイヤー埋設深さが深く設定されることでシート表皮の表皮張力が大きくなって、乗員の背中上部(肩部)はあまり沈み込ませないようにすることができる。
これにより、着座した乗員の骨盤(尻)のグラツキを防止して(尻の収まり感が向上して)、着座安定性を向上させることができる。
請求項10に係る発明の車両用シートは、請求項6乃至請求項9の何れか1項に記載の車両用シートにおいて、前記吊り溝の前記吊りワイヤー埋設深さは、シートバック幅方向において中央側ほど浅く設定されている、ことを特徴としている。
請求項10記載の車両用シートでは、シートバック幅方向において、着座乗員の背骨に対応する部位(シートバック中央側)の吊り溝における吊りワイヤー埋設深さが浅く設定されることでシート表皮の表皮張力が小さくなって、乗員の背骨部分を大きく沈み込ませることができ、しかも、着座乗員の側方部に対応する部位(シートバック側端部)の吊り溝における吊りワイヤー埋設深さが深く設定されることでシート表皮の表皮張力が大きくなって、乗員の側方部はあまり沈み込ませないようにすることができる。
これにより、着座した乗員の骨盤(尻)のグラツキを防止して(左右のホールド性が向上して)、着座安定性を向上させることができる。
本発明は上記構成としたので、部品点数やコストの増加を招くことなく、着座した乗員の骨盤等のグラツキを防止して着座安定性を向上させることができるという優れた効果を有している。
以下、図1乃至図21を用いて、本発明の各実施形態について説明する。なお、各図において、矢印FR方向が車両用シート前方向であり、矢印UP方向が車両用シート上方向であり、矢印W方向が車両用シート幅方向である。
(第1実施形態)
図1には、本発明の第1実施形態に係る車両用シート10の全体構成が一部破断した概略的な斜視図にて示されている。
車両用シート10は、全体としてシートクッション12及びシートバック14を有して構成されている。シートクッション12は、シートクッションパッド16の表面をシート表皮18で被覆した構成となっており、また同様に、シートバック14は、シートバックパッド20の表面をシート表皮22で被覆した構成となっている。
ここで、図2には、シートクッションパッド16を被覆するシート表皮18の外観が斜視図にて示されており、図3にはこのシート表皮18の裏面側の構成が裏面図にて示されている。
シート表皮18は、シートクッションパッド16の着座表面を覆うように連続して立体的に形成されている。シート表皮18の裏面側には、綿布部24が設けられている。綿布部24は、環状(断面ループ状)に形成されており、シート表皮18の幅方向端部近傍にシートクッション12前後方向に沿って縫製されてシート表皮18に一体に設けられている。しかもこの綿布部24は、環状幅寸法(断面ループ状の径寸法)が次第に変移して設けられており、本第1実施形態においては、綿布部24は、シートクッション12前後方向において後方側ほど幅広に設定されている。
すなわち、図4に詳細に示す如く、綿布部24の環状幅寸法Lは、シートクッション12前後方向において、後方側(すなわち、着座乗員の骨盤に対応する部位)の環状幅寸法L1が幅広に設定されると共に、前方側(すなわち、着座乗員の大腿部に対応する部位)の環状幅寸法L2が幅狭に設定されている(L1>L2)。
以上の構成の綿布部24には、表皮支持用の吊りワイヤー26が挿通収納されており、さらに、この吊りワイヤー26がホグリング(図示省略)等を介してシートクッションパッド16あるいはシートフレーム(図示量略)等に接続係止された構成となっている。これにより、シート表皮18がシートクッションパッド16に装着されて着座表面を被覆すると共にシート表皮18に所定の表皮張力を生じさせるようになっている。
なお、前述の如き綿布部24の環状幅寸法L(L1からL2)は、シートクッション12前後方向において直線的に変移する構成とするに限らず、シートクッション12前後方向において暫時(次第に)湾曲して変移するように形成する構成としても良い。
以下に、本第1実施形態の作用並びに効果について説明する。
上記構成の車両用シート10においては、吊りワイヤー26が挿通収容されるシート表皮18の綿布部24は、シートクッション12の前後方向(吊りワイヤー26の長手方向)に沿って環状幅寸法(断面ループ状の径寸法)Lが次第に変移して設けられているため、例えば、当該綿布部24が幅広に形成された部位においては、シート表皮18の実質的な所謂「マチ」が大きくなって表皮張力が小さくなり、対して、当該綿布部24が幅狭に形成された部位においては、シート表皮18の実質的な所謂「マチ」が小さくなって表皮張力が大きくなる。
本第1実施形態に係る車両用シート10では、シートクッション12前後方向において、後方側(すなわち、着座乗員の骨盤に対応する部位)の環状幅寸法L1が幅広に設定されると共に、前方側(すなわち、着座乗員の大腿部に対応する部位)の環状幅寸法L2が幅狭に設定されている(L1>L2)ため、図5に示す如く、着座乗員の骨盤に対応する部位Aの周辺(シートクッション12後方側)においてはシート表皮18の表皮張力が小さくなって所謂撓み易くなっており、対して、着座乗員の大腿部に対応する部位Bの周辺(シートクッション12前方側)においてはシート表皮18の表皮張力が大きくなって撓み難くなっている。
したがって、図6に示す如く、シートクッション12後方側では、着座乗員Mの骨盤Kを大きく沈み込ませることができ(沈み込み量D1)、しかも、シートクッション12前方側では着座乗員Mの大腿部Fはあまり沈み込ませない(沈み込み量D2)ようにすることができる(D1>D2)。
これにより、着座した乗員の骨盤(尻)のグラツキを防止して(尻の収まり感が向上して)、着座安定性を向上させることができる。しかも、綿布部24の環状幅寸法(断面ループ状の径寸法)Lを任意に設定することでシート表皮18の表皮張力を各部位毎に任意に設定できるため、従来の座面硬度の設定に必要であったシートクッションパッド16等の関連材料(副材料)の量を削減もしくは廃止することが可能になり、車両用シート10自体の重量やコストを低減することができる。
また、単に、綿布部24の環状幅寸法(断面ループ状の径寸法)Lを任意に設定するだけの簡単な構成であるため、部品点数やコストの増加を招くことがない。
このように、本第1実施形態に係る車両用シート10では、部品点数やコストの増加を招くことなく、着座した乗員の骨盤等のグラツキを防止して着座安定性を向上させることができる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。
なお、前記第1実施形態と基本的に同一の部品には、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
(第2実施形態)
図7には、本発明の第2実施形態に係る車両用シート10に適用されたシート表皮32の裏面側の構成が裏面図にて示されている。
シート表皮32は、綿布部24に加えて、綿布部34が設けられている。綿布部34は、環状(断面ループ状)に形成されており、シート表皮32の後方側端部近傍にシートクッション12幅方向に沿って縫製されてシート表皮32に一体に設けられている。しかもこの綿布部34は、環状幅寸法(断面ループ状の径寸法)が次第に変移して設けられており、本第2実施形態においては、綿布部34は、シートクッション12幅方向において中央側ほど幅広に設定されている。
すなわち、図8に詳細に示す如く、綿布部34の環状幅寸法Lは、シートクッション12幅方向において、中央側(すなわち、着座乗員の骨盤に対応する部位)の環状幅寸法L3が幅広に設定されると共に、側方側(すなわち、着座乗員の側方に対応する部位)の環状幅寸法L4が幅狭に設定されている(L3>L4)。
以上の構成の綿布部34には、表皮支持用の吊りワイヤー36が挿通収納されており、さらに、この吊りワイヤー36がホグリング等を介してシートクッションパッド16あるいはシートフレーム等に接続係止された構成となっている。これにより、シート表皮32がシートクッションパッド16に装着されて着座表面を被覆すると共にシート表皮32に所定の表皮張力を生じさせるようになっている。
なお、前述の如き綿布部34の環状幅寸法L(L3からL4)は、シートクッション12幅方向において暫時(次第に)湾曲して変移しなくてもよく、シートクッション12前後方向において直線的に変移するように形成する構成としても良い。
以下に、本第2実施形態の作用並びに効果について説明する。
上記構成の車両用シート10のシート表皮32においては、吊りワイヤー36が挿通収容されるシート表皮32の綿布部34は、シートクッション12の幅方向(吊りワイヤー36の長手方向)に沿って環状幅寸法(断面ループ状の径寸法)Lが次第に変移して設けられており、シートクッション12幅方向において、中央側(すなわち、着座乗員の骨盤に対応する部位)の環状幅寸法L3が幅広に設定されると共に、側方側(すなわち、着座乗員の側方に対応する部位)の環状幅寸法L4が幅狭に設定されている(L3>L4)。このため、図9に示す如く、着座乗員の骨盤に対応する部位Cの周辺(シートクッション12中央側)においてはシート表皮32の実質的な所謂「マチ」が大きくなって表皮張力が小さくなって所謂撓み易くなっており、対して、着座乗員の側方に対応する部位Dの周辺(シートクッション12側端側)においてはシート表皮32の実質的な所謂「マチ」が小さくなって表皮張力が大きくなって撓み難くなっている。
したがって、図10に示す如く、シートクッション12中央側では、着座乗員Mの尻部Pを大きく沈み込ませることができ(沈み込み量D3)、しかも、シートクッション12側端部では着座乗員Mの尻部Pはあまり沈み込ませない(沈み込み量D4)ようにすることができる(D3>D4)。
これにより、着座した乗員の骨盤(尻部)のグラツキを防止して(尻部の収まり感が向上して)、着座安定性を向上させることができる。しかも、綿布部34の環状幅寸法(断面ループ状の径寸法)Lを任意に設定することでシート表皮32の表皮張力を各部位毎に任意に設定できるため、従来の座面硬度の設定に必要であったシートクッションパッド16の関連材料(副材料)の量を削減もしくは廃止することが可能になり、車両用シート10自体の重量やコストを低減することができる。
また、単に、綿布部34の環状幅寸法(断面ループ状の径寸法)Lを任意に設定するだけの簡単な構成であるため、部品点数やコストの増加を招くことがない。
このように、本第2実施形態に係る車両用シート10のシート表皮32においても、部品点数やコストの増加を招くことなく、着座した乗員の骨盤等のグラツキを防止して着座安定性を向上させることができる。
(第3実施形態)
図11には、本発明の第3実施形態に係る車両用シート10に適用されるシート表皮42の外観が斜視図にて示されている。
シート表皮42は、シートバックパッド20の表面を覆うように連続して立体的に形成されている。このシート表皮42には、幅方向端部近傍の部位Eにて示す部位の裏面側に、前述した第1実施形態に係るシート表皮18と同様の綿布部24が、シートバック14上下方向に沿って縫製されてシート表皮42に一体に設けられている。
ここで、このシート表皮42に設けられた綿布部24の環状幅寸法Lは、シートバック14上下方向において、下方側(すなわち、着座乗員の骨盤に対応する部位)の環状幅寸法L1が幅広に設定されると共に、上方側(すなわち、着座乗員の背中上部(肩部)に対応する部位)の環状幅寸法L2が幅狭に設定されている(L1>L2)。
他の構成は前記第1実施形態に係るシート表皮18と同様である。
以下に、本第3実施形態の作用並びに効果について説明する。
上記構成の車両用シート10のシート表皮42においては、シートバック14上下方向において、着座乗員の骨盤に対応する部位(シートバック14下方側)の綿布部24の環状幅寸法L1が幅広に設定されることでシート表皮42の表皮張力が小さくなって所謂撓み易くなっており、対して、着座乗員の背中上部(肩部)に対応する部位(シートバック14上方側)の綿布部24の環状幅寸法L2が幅狭に設定されることでシート表皮42の表皮張力が大きくなって撓み難くなっている。
したがって、図12に示す如く、シートバック14下方側では、着座乗員Mの尻部Pを大きく沈み込ませることができ(沈み込み量D5)、しかも、シートバック14上端部では着座乗員Mの背中上部(肩部Q)はあまり沈み込ませない(沈み込み量D6)ようにすることができる(D5>D6)。
これにより、着座した乗員の骨盤(尻部)のグラツキを防止して(尻の収まり感が向上して)、着座安定性を向上させることができる。
(第4実施形態)
図13に示す如く、本発明の第4実施形態に係る車両用シート10に適用されるシート表皮46においては、上方端部近傍の部位Fにて示す部位の裏面側に、前述した第1実施形態に係るシート表皮18と同様の綿布部24が、シートバック14幅方向に沿って縫製されてシート表皮46に一体に設けられている。
ここで、このシート表皮46に設けられた綿布部24の環状幅寸法Lは、シートバック14幅方向において、中央側(すなわち、着座乗員の背骨付近に対応する部位)の環状幅寸法L1が幅広に設定されると共に、側端部側(すなわち、着座乗員の側方部に対応する部位)の環状幅寸法L2が幅狭に設定されている(L1>L2)。
他の構成は前記第1実施形態に係るシート表皮18と同様である。
以下に、本第4実施形態の作用並びに効果について説明する。
上記構成の車両用シート10のシート表皮46においては、シートバック14幅方向において、着座乗員の背骨に対応する部位(シートバック14中央側)の綿布部24の環状幅寸法L1が幅広に設定されることでシート表皮46の表皮張力が小さくなって所謂撓み易くなっており、対して、着座乗員の側方部に対応する部位(シートバック14側端部側)の綿布部24の環状幅寸法L2が幅狭に設定されることでシート表皮46の表皮張力が大きくなって撓み難くなっている。
したがって、図14に示す如く、シートバック14中央側では、着座乗員Mの背骨付近を大きく沈み込ませることができ(沈み込み量D7)、しかも、シートバック14側端部では着座乗員Mの側方部はあまり沈み込ませない(沈み込み量D8)ようにすることができる(D7>D8)。
これにより、着座した乗員の骨盤(尻部)のグラツキを防止して(左右のホールド性が向上して)、着座安定性を向上させることができる。
(第5実施形態)
図15には、本発明の第5実施形態に係る車両用シート10に適用されたシートクッションパッド16の全体構成が概略的な斜視図にて示されており、図16にはこのシートクッションパッド16の上面側の構成が平面図にて示されている。また、図17には図16の17−17線に沿った断面図が示されており、図18には図16の18−18線に沿った断面図が示されている。
このシートクッションパッド16の表面側には、シート表皮支持用の吊りワイヤー50が埋設された吊り溝52が設けられている。この吊り溝52は、吊りワイヤー50の埋設深さが次第に変移して設けられており、本第5実施形態においては、吊り溝52の吊りワイヤー埋設深さは、シートクッション12前後方向において後方側ほど浅く設定されている。
すなわち、図18に詳細に示す如く、吊り溝52の吊りワイヤー埋設深さHは、シートクッション12前後方向において、後方側(すなわち、着座乗員の骨盤に対応する部位)の埋設深さH1が浅く設定されると共に、前方側(すなわち、着座乗員の大腿部に対応する部位)の埋設深さH2が深く設定されている(H1>H2)。
以上の構成のシートクッションパッド16には、吊りワイヤー50にホグリング等を介してシート表皮18が接続係止された構成となっている。これにより、シート表皮18がシートクッションパッド16に装着されて着座表面を被覆すると共にシート表皮18に所定の表皮張力を生じさせるようになっている。
なお、前述の如き吊り溝52の吊りワイヤー埋設深さH(H1からH2)は、シートクッションパッド16前後方向において直線的に変移しなくてもよく、シートクッションパッド16前後方向において暫時(次第に)湾曲して変移するように形成する構成としても良い。
以下に、本第5実施形態の作用並びに効果について説明する。

上記構成の車両用シート10に適用されたシートクッションパッド16においては、表面側に形成された吊り溝52に埋設された吊りワイヤー50に、シート表皮18の裏面側がホグリング等を介して接続係止され、シートクッションパッド16の着座表面が被覆される。
ここで、このシートクッションパッド16においては、吊り溝52の吊りワイヤー埋設深さHがシートクッションパッド16前後方向において後方側ほど浅く設定されているため、このシートクッションパッド16にシート表皮18を装着被覆した状態では、例えば、当該埋設深さHが浅く形成された部位ではシート表皮18の実質的な所謂「マチ」が大きくなって表皮張力が小さくなり、対して、当該埋設深さHが深く形成された部位ではシート表皮18の実質的な所謂「マチ」が小さくなって表皮張力が大きくなる。
本第5実施形態に係るシートクッションパッド16では、シートクッションパッド16前後方向において、後方側(すなわち、着座乗員の骨盤に対応する部位)の吊りワイヤー埋設深さH1が浅く設定されると共に、前方側(すなわち、着座乗員の大腿部に対応する部位)の埋設深さH2が深く設定されている(H1>H2)ため、図19に示す如く、シート表皮18を装着被覆した状態では、着座乗員の骨盤に対応する部位Gの周辺(シートクッション12後方側)においてはシート表皮18の表皮張力が小さくなって所謂撓み易くなっており、対して、着座乗員の大腿部に対応する部位Hの周辺(シートクッション12前方側)においてはシート表皮18の表皮張力が大きくなって撓み難くなる。
したがって、シートクッション12後方側では、着座乗員の骨盤を大きく沈み込ませることができ、しかも、シートクッション12前方側では着座乗員の大腿部はあまり沈み込ませないようにすることができる。
これにより、着座した乗員の骨盤(尻部)のグラツキを防止して(尻の収まり感が向上して)、着座安定性を向上させることができる。しかも、吊り溝52の吊りワイヤー埋設深さHを任意に設定することでシート表皮18の表皮張力を各部位毎に任意に設定できるため、従来の座面硬度の設定に必要であったシートクッションパッド16の関連材料(副材料)の量を削減もしくは廃止することが可能になり、車両用シート10自体の重量やコストを低減することができる。
また、単に、吊り溝52の吊りワイヤー埋設深さHを任意に設定するだけの簡単な構成であるため、部品点数やコストの増加を招くことがない。
このように、本第5実施形態に係る車両用シート10(シートクッションパッド16)では、部品点数やコストの増加を招くことなく、着座した乗員の骨盤等のグラツキを防止して着座安定性を向上させることができる。
(第6実施形態)
図20に示す如く、本発明の第6実施形態に係る車両用シート10に適用されるシートクッションパッド56においては、後方側端部近傍に、前述した第5実施形態に係る吊り溝52と同様に、吊りワイヤー50が埋設された吊り溝58が設けられている。この吊り溝58は、吊りワイヤー50の埋設深さが次第に変移して設けられており、本第6実施形態においては、吊り溝58の吊りワイヤー埋設深さHは、シートクッションパッド56幅方向において、中央側(すなわち、着座乗員の骨盤付近に対応する部位)の埋設深さH1が浅く設定されると共に、側端部側(すなわち、着座乗員の側方部に対応する部位)の埋設深さH2が深く設定されている(H1>H2)。
他の構成は前記第5実施形態に係るシートクッションパッド16と同様である。
以下に、本第5実施形態の作用並びに効果について説明する。
上記構成のシートクッションパッド56においては、シートクッション12(シートクッションパッド56)幅方向において、着座乗員の骨盤に対応する部位(シートクッション12中央側)の吊り溝58における吊りワイヤー埋設深さH1が浅く設定されることでシート表皮18の表皮張力が小さくなって、乗員の骨盤(尻部)を大きく沈み込ませることができ、しかも、着座乗員の側方部に対応する部位(シートクッション12側端部)の吊り溝58における吊りワイヤー埋設深さH2が深く設定されることでシート表皮18の表皮張力が大きくなって、乗員の側方部はあまり沈み込ませないようにすることができる。
これにより、着座した乗員の骨盤(尻)のグラツキを防止して(尻の収まり感が向上して)、着座安定性を向上させることができる。
(第7実施形態)
図21に示す如く、本発明の第7実施形態に係る車両用シート10に適用されるシートバックパッド60においては、幅方向両端部近傍に上下方向に沿って設けられた吊り溝62に、前述した第5実施形態に係る吊り溝52と同様に、吊りワイヤー50が埋設されている。この吊り溝62は、吊りワイヤー50の埋設深さが次第に変移して設けられており、本第7実施形態においては、吊り溝62の吊りワイヤー埋設深さHは、シートバックパッド60上下方向において、下方側(すなわち、着座乗員の骨盤付近に対応する部位)の埋設深さH1が浅く設定されると共に、上端部側(すなわち、着座乗員の肩部に対応する部位)の埋設深さH2が深く設定されている(H1>H2)。
他の構成は前記第5実施形態に係るシートクッションパッド16と同様である。
以下に、本第7実施形態の作用並びに効果について説明する。
上記構成のシートバックパッド60においては、シートバック14(シートバックパッド60)上下方向において、着座乗員の骨盤に対応する部位(シートバック14下方側)の吊り溝62における吊りワイヤー埋設深さH1が浅く設定されることでシート表皮18の表皮張力が小さくなって、乗員の骨盤(尻部)を大きく沈み込ませることができ、しかも、着座乗員の肩部に対応する部位(シートバック14上端部)の吊り溝62における吊りワイヤー埋設深さH2が深く設定されることでシート表皮18の表皮張力が大きくなって、乗員の肩部はあまり沈み込ませないようにすることができる。
これにより、着座した乗員の骨盤(尻)のグラツキを防止して(尻の収まり感が向上して)、着座安定性を向上させることができる。
(第8実施形態)
図21に示す如く、本発明の第8実施形態に係る車両用シート10に適用されるシートバックパッド66においては、上端部近傍に幅方向に沿って設けられた吊り溝68に、前述した第5実施形態に係る吊り溝52と同様に、吊りワイヤー50が埋設されている。この吊り溝68は、吊りワイヤー50の埋設深さが次第に変移して設けられており、本第8実施形態においては、吊り溝68の吊りワイヤー埋設深さHは、シートバックパッド66幅方向において、中央側(すなわち、着座乗員の背骨付近に対応する部位)の埋設深さH1が浅く設定されると共に、側端部側(すなわち、着座乗員Mの側方部に対応する部位)の埋設深さH2が深く設定されている(H1>H2)。
他の構成は前記第5実施形態に係るシートクッションパッド16と同様である。
以下に、本第8実施形態の作用並びに効果について説明する。
上記構成のシートバックパッド66においては、シートバック14(シートバックパッド66)幅方向において、着座乗員の骨盤に対応する部位(シートバック14中央側)の吊り溝68における吊りワイヤー埋設深さH1が浅く設定されることでシート表皮18の表皮張力が小さくなって、乗員の骨盤(尻部)を大きく沈み込ませることができ、しかも、着座乗員の側方部に対応する部位(シートバック14側端部)の吊り溝68における吊りワイヤー埋設深さH2が深く設定されることでシート表皮18の表皮張力が大きくなって、乗員の側方部はあまり沈み込ませないようにすることができる。
これにより、着座した乗員の骨盤(尻部)のグラツキを防止して(左右のホールド性が向上して)、着座安定性を向上させることができる。
なお、前述した各実施形態においては、綿布部24や綿布部34、吊り溝52や吊り溝58等を、それぞれ個別にシートクッション12やシートバック14等に適用した例を説明したが、これらを単独で用いるに限らず、複数を互いに同時に適用して構成することもできる。この場合には、着座した乗員に対応して着座安定性をより一層向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る車両用シートの全体構成を示す一部破断した概略的な斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用シートのシートクッションパッドを被覆するシート表皮の外観を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用シートのシートクッションパッドを被覆するシート表皮の裏面側の構成を示す裏面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用シートのシートクッションパッドを被覆するシート表皮の綿布部の構成を示す部分拡大図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用シートのシートクッションパッドを被覆するシート表皮の、表皮張力の異なる部位を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用シートのシートクッションの沈み込み具合を示す概略的な側面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用シートのシートクッションパッドを被覆するシート表皮の裏面側の構成を示す裏面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用シートのシートクッションパッドを被覆するシート表皮の綿布部の構成を示す部分拡大図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用シートのシートクッションパッドを被覆するシート表皮の、表皮張力の異なる部位を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用シートのシートクッションの沈み込み具合を示す概略的な背面図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用シートのシートバックパッドを被覆するシート表皮の外観を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用シートのシートバックの沈み込み具合を示す概略的な側面図である。 本発明の第4実施形態に係る車両用シートのシートバックパッドを被覆するシート表皮の外観を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る車両用シートのシートバックの沈み込み具合を示す概略的な平面図である。 本発明の第5実施形態に係る車両用シートのシートクッションパッドの全体構成を示す概略的な斜視図である。 本発明の第5実施形態に係る車両用シートのシートクッションパッドの上面側の構成を示す平面図である。 本発明の第5実施形態に係る車両用シートのシートクッションパッドの吊り溝の構成を示し、図16の17−17線に沿った断面図である。 本発明の第5実施形態に係る車両用シートのシートクッションパッドの吊り溝の構成を示し、図16の18−18線に沿った断面図である。 本発明の第5実施形態に係る車両用シートのシートクッションパッドを被覆するシート表皮の、表皮張力の異なる部位を示す平面図である。 本発明の第6実施形態に係る車両用シートのシートクッションパッドの全体構成を示す概略的な斜視図である。 本発明の第7実施形態及び第8実施形態に係る車両用シートのシートバックパッドの全体構成を示す概略的な斜視図である。
符号の説明
10 車両用シート
12 シートクッション
14 シートバック
16 シートクッションパッド
18 シート表皮
20 シートバックパッド
22 シート表皮
24 綿布部
26 吊りワイヤー
32 シート表皮
34 綿布部
36 吊りワイヤー
42 シート表皮
46 シート表皮
52 吊り溝
56 シートクッションパッド
58 吊り溝
60 シートバックパッド
62 吊り溝
66 シートバックパッド
68 吊り溝

Claims (10)

  1. シートパッドの表面を被覆するシート表皮と、
    前記シート表皮の裏面側に環状でかつ一体に形成され、表皮支持用の吊りワイヤーが挿通収納されると共に、前記吊りワイヤーに沿って前記環状幅寸法が次第に変移して設けられた綿布部と、
    を備えたことを特徴とする車両用シート。
  2. 前記綿布部の前記環状幅寸法は、シートクッション前後方向において後方側ほど幅広に設定されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  3. 前記綿布部の前記環状幅寸法は、シートクッション幅方向において中央側ほど幅広に設定されている、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用シート。
  4. 前記綿布部の前記環状幅寸法は、シートバック上下方向において下方側ほど幅広に設定されている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の車両用シート。
  5. 前記綿布部の前記環状幅寸法は、シートバック幅方向において中央側ほど幅広に設定されている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の車両用シート。
  6. シート表皮によって被覆されるシートパッドと、
    前記シートパッドの表面側に形成され、前記シート表皮支持用の吊りワイヤーが埋設されると共に、前記吊りワイヤーの埋設深さが次第に変移して設けられた吊り溝と、
    を備えたことを特徴とする車両用シート。
  7. 前記吊り溝の前記吊りワイヤー埋設深さは、シートクッション前後方向において後方側ほど浅く設定されている、ことを特徴とする請求項6記載の車両用シート。
  8. 前記吊り溝の前記吊りワイヤー埋設深さは、シートクッション幅方向において中央側ほど浅く設定されている、ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の車両用シート。
  9. 前記吊り溝の前記吊りワイヤー埋設深さは、シートバック上下方向において下方側ほど浅く設定されている、ことを特徴とする請求項6乃至請求項8の何れか1項に記載の車両用シート。
  10. 前記吊り溝の前記吊りワイヤー埋設深さは、シートバック幅方向において中央側ほど浅く設定されている、ことを特徴とする請求項6乃至請求項9の何れか1項に記載の車両用シート。
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