JP2010046174A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】変動パターン書換手段(遊技制御装置30、演出制御装置40)によって、変動パターンに基づく演出表示中に取得した抽選結果が当りの場合に、この抽選結果に基づく変動パターンの保留以前に保留した変動パターンを相互に関連性のある連続変動パターンに書き換えるが、判定手段(遊技制御装置30)によって、変動開始時に、当該当りの抽選結果が第2特別遊技状態と判定された場合、当該当りの変動パターンを相互に関連性のある連続変動パターンとは関連性のない変動パターンに書き換える。
【選択図】図9
Description
図柄を所定の変動パターンで演出表示する図柄変動表示装置と、
始動口に入賞することで抽選が実行され、該抽選の結果に基づいて遊技者に有利な特別遊技状態を複数段階に設定可能な特別遊技状態抽選手段と、
前記特別遊技状態抽選手段の当該抽選の結果に基づいて、前記図柄変動表示装置で表示するための変動パターンを設定する変動パターン設定手段と、
前記変動パターンに基づく演出表示中に、前記特別遊技状態抽選手段によって、新たに得た抽選結果に基づく変動パターンを保留する保留手段と、
前記保留手段で保留した変動パターンでの演出表示の実行を順次指示する実行指示手段と、
前記変動パターンに基づく演出表示中に取得した抽選結果が当りの場合に、この抽選結果に基づく変動パターンの保留以前に保留した変動パターンを相互に関連性のある連続変動パターンに書き換える変動パターン書換手段と、
を備える遊技機において、
前記特別遊技状態のうち第1特別遊技状態に遊技状態を制御する第1特別遊技状態制御手段と、
前記特別遊技状態のうちで前記第1特別遊技状態よりも短期間で終了する第2特別遊技状態に遊技状態を制御する第2特別遊技状態制御手段と、
を備え、
前記特別遊技状態抽選手段は、
前記変動パターン設定手段で設定された変動パターンによる変動開始前に当りか否かの判定を行い、変動開始時に前記特別遊技状態の種類を判定する判定手段と、
を備え、
前記変動パターン書換手段は、
前記変動パターンに基づく演出表示中に取得した抽選結果が当りの場合に、この抽選結果に基づく変動パターンの保留以前に保留した変動パターンを相互に関連性のある連続変動パターンに書き換えるが、前記判定手段によって、変動開始時に、当該当りの抽選結果が前記第2特別遊技状態と判定された場合、当該当りの変動パターンを前記相互に関連性のある連続変動パターンとは関連性のない変動パターンに書き換えることを特徴とする。
従って、連続予告の対象となる変動表示ゲームでの抽選結果が第1特別遊技状態よりも短期間で終了する第2特別遊技状態の場合には、当該連続予告における連続変動パターンを当該連続変動パターンとは関連性のない変動パターンに書き換えるので、当該連続予告の対象となる変動表示ゲームの前の変動表示ゲームで連続予告演出が終了することとなり、遊技者は落胆するが、次の変動表示ゲーム、すなわち、連続予告の対象となっていた変動表示ゲームにおいて第2特別遊技状態を発生させるので、遊技者はあたかも救済演出がなされたと感じ、結果的に遊技者を落胆させるような連続予告演出を好適に軽減することができる。
また、第1特別遊技状態とは、例えば、遊技盤に設けられている変動入賞装置を開状態に変換することで遊技者が多量の遊技球を獲得可能にある状態のことを意味する。より具体的には、例えば、確変大当りや通常大当りなどを意味するものである。
また、第2特別遊技状態とは、第1特別遊技状態に比べて変動入賞装置を開状態に変換する時間が短く、僅かな遊技球もしくは全く遊技球を獲得できない状態のことを意味する。より具体的には、例えば、突確大当り、突時大当り、突通大当りなどを意味するものである。
また、連続変動パターンとは、変動表示ゲームの結果態様が特定の態様になりやすい状況になったことを事前に遊技者に知らしめる予告演出の1つであり、始動記憶内に記憶された記憶に対する乱数値が予め設定した当り値と一致するか否かの判定を、変動表示ゲームの開始タイミングよりも事前に実行し、この判定結果(始動記憶内に当り値となる乱数値があるか否か)に基づいて複数の変動表示ゲームにわたって予告を繰り返し行うことで、未だ実行していない始動記憶に基づいて行われる変動表示ゲームでの結果態様を予告するものである。
前記変動パターン書換手段は、
前記変動パターンに基づく演出表示中に取得した抽選結果がはずれの場合であっても、所定条件を満たす場合には、この抽選結果に基づく変動パターンの保留以前に保留した変動パターンを相互に関連性のある連続変動パターンに書き換えるが、変動開始時に、所定の割合で、当該はずれの変動パターンを前記相互に関連性のある連続変動パターンとは関連性のない変動パターンに書き換えることを特徴とする。
従って、連続予告演出を行った挙句、当該連続予告の対象となる変動表示ゲームの結果がはずれとなる場合には、所定の割合で、当該連続予告の対象となる変動表示ゲームの前の変動表示ゲームで連続予告演出を終了させることができるので、結果的に遊技者を落胆させるような連続予告演出をより好適に軽減することができる。
前記変動パターン書換手段は、
前記判定手段によって、変動開始時に、前記当りの抽選結果が前記第1特別遊技状態であると判定された場合であっても、所定の割合で、当該当りの変動パターンを前記相互に関連性のある連続変動パターンとは関連性のない変動パターンに書き換えることを特徴とする。
従って、連続予告の対象となる変動表示ゲームの前の変動表示ゲームで連続予告演出を終了し、遊技者を一度落胆させておきながら、次の変動表示ゲーム、すなわち、連続予告の対象となっていた変動表示ゲームにおいて第1特別遊技状態を発生させるので、遊技者を驚かせ、興趣に富んだ遊技を実行することができる。
遊技領域に設けられた第1入賞部と、
遊技球の入賞しやすい状態と、遊技球の入賞しにくい若しくは入賞しない状態と、に変化可能な第2入賞部と、
前記第1入賞部に遊技球が入賞したことに基づいて、識別情報を可変表示させる変動表示ゲームを開始し、表示結果を導出表示する第1可変表示部と、
前記第2入賞部に遊技球が入賞したことに基づいて、識別情報を可変表示させる変動表示ゲームを開始し、表示結果を導出表示する第2可変表示部と、
前記第1入賞部への遊技球の入賞を、該入賞ごとに始動記憶として所定の上限値まで記憶するとともに該入賞に対応した変動表示ゲームにおける変動パターンを特定可能な第1保留記憶データを記憶する第1保留記憶手段と、
前記第2入賞部への遊技球の入賞を、該入賞ごとに始動記憶として所定の上限値まで記憶するとともに該入賞に対応した変動表示ゲームにおける変動パターンを特定可能な第2保留記憶データを記憶する第2保留記憶手段と、
前記第2可変表示部で変動表示ゲームが実行されていないことを条件に前記第1可変表示部で変動表示ゲームを実行し、前記第1可変表示部で変動表示ゲームが実行されていないことを条件に前記第2可変表示部で変動表示ゲームを実行する変動表示ゲーム実行制御手段と、
前記第1入賞部と前記第2入賞部とのいずれかに遊技球が入賞することで抽選が実行され、該抽選の結果に基づいて、前記第1可変表示部と前記第2可変表示部とのいずれかに特定表示結果が導出表示されたときに、遊技者にとって有利な第1特別遊技状態或いは前記第1特別遊技状態よりも短期間で終了する第2特別遊技状態に移行させる特別遊技状態抽選手段と、
を備える遊技機であって、
前記特別遊技状態抽選手段は、
前記第1入賞部或いは前記第2入賞部への入賞時に当りか否かの判定を行い、前記変動表示ゲームの変動開始時に前記特別遊技状態の種類を判定する判定手段を備え、
前記変動表示ゲーム実行制御手段は、
前記第1保留記憶手段が前記第1保留記憶データを記憶しているとともに前記第2保留記憶手段が前記第2保留記憶データを記憶している場合、前記第2入賞部への入賞にもとづく変動表示ゲームの開始条件が成立したとして、前記第2入賞部への入賞にもとづく変動表示ゲームを、前記第1入賞部への入賞にもとづく変動表示ゲームに優先して実行する優先実行手段と、
前記第1入賞部或いは前記第2入賞部に遊技球が入賞したことに基づいて発生する抽選の結果が当りの場合に、所定の割合で、該抽選の結果に基づく変動パターンの記憶以前に前記第1保留記憶手段及び前記第2保留記憶手段に記憶されている変動パターンを相互に関連性のある連続変動パターンに書き換える変動パターン書換手段と、
を備え、
前記変動パターン書換手段は、
前記第1入賞部に遊技球が入賞し、該入賞に基づく抽選結果が当りの場合に、所定の割合で、この抽選結果に基づく変動パターンの記憶以前に前記第1保留記憶手段及び前記第2保留記憶手段に記憶されている変動パターンを相互に関連性のある連続変動パターンに書き換え、前記第1保留記憶手段及び前記第2保留記憶手段に記憶されている変動パターンを連続変動パターンに書き換えた後に、遊技球が前記第2入賞部に入賞した場合に、その入賞に対応する変動パターンを前記第1保留記憶手段及び前記第2保留記憶手段に記憶された連続変動パターンと関連した変動パターンに書き換えて記憶するが、前記判定手段によって、前記変動表示ゲームの変動開始時に、該変動パターンの書き換えを行う契機となった前記第1入賞部への遊技球の入賞に基づく当該当りの抽選結果が前記第2特別遊技状態と判定された場合、当該当りの変動パターンを前記相互に関連性のある連続変動パターンとは関連性のない変動パターンに書き換えることを特徴とする。
従って、連続予告の対象となる第1入賞部への入賞に基づく変動表示ゲームでの抽選結果が第1特別遊技状態よりも短期間で終了する第2特別遊技状態の場合には、当該連続予告における連続変動パターンを当該連続変動パターンとは関連性のない変動パターンに書き換えるので、当該連続予告の対象となる変動表示ゲームの前の変動表示ゲームで連続予告演出が終了することとなり、遊技者は落胆するが、次の変動表示ゲーム、すなわち、連続予告の対象となっていた変動表示ゲームにおいて第2特別遊技状態を発生させるので、遊技者はあたかも救済演出がなされたと感じ、結果的に遊技者を落胆させるような連続予告演出を好適に軽減することができる。
また、連続変動パターンによる連続予告を実行している際に第2入賞部へ遊技球が入賞した場合であっても、当該第2入賞部への入賞に基づく変動パターンを当該連続変動パターンと関連した変動パターンに書き換えて記憶することができるので、連続変動パターンによる連続予告が成り立たなくなってしまうという不具合を発生させることなく、興趣に富んだ遊技を実行することができる。
従って、連続予告の対象となる変動表示ゲームでの抽選結果が第1特別遊技状態よりも短期間で終了する第2特別遊技状態の場合には、当該連続予告における連続変動パターンを当該連続変動パターンとは関連性のない変動パターンに書き換えるので、当該連続予告の対象となる変動表示ゲームの前の変動表示ゲームで連続予告演出が終了することとなり、遊技者は落胆するが、次の変動表示ゲーム、すなわち、連続予告の対象となっていた変動表示ゲームにおいて第2特別遊技状態を発生させるので、遊技者はあたかも救済演出がなされたと感じ、結果的に遊技者を落胆させるような連続予告演出を好適に軽減することができる。
放される。これにより、普段は入賞しない普通変動入賞装置7に遊技球が入賞するようになり、第2特図変動表示ゲームの始動が可能となる。
40g、音声データが記憶された音ROM40h、音の出力を制御する音LSI40iを備えている。
遊技制御装置30の遊技用ワンチップマイコン31では、普図始動ゲート4に備えられたゲートSW4aからの遊技球の検出信号の入力に基づき、普図の当り判定用乱数値を抽出してROM31bに記憶されている判定値と比較し、普図変動表示ゲームの当り外れを判定する処理を行う。そして、普図表示器5に、識別図柄を所定時間変動表示した後、停止表示する普図変動表示ゲームを表示する処理を行う。この普図変動表示ゲームの結果が当りの場合は、普図表示器5に特別の結果態様を表示するとともに、普電SOL7bを動作させ、普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aを所定時間(例えば、0.5秒間)上述のように開放する制御を行う。なお、普図変動表示ゲームの結果がはずれの場合は、普図表示器5にはずれの結果態様を表示する制御を行う。
なお、この第1特図変動表示ゲーム或いは第2特図変動表示ゲームの当り・はずれを判定する処理タイミングは、第1始動入賞口13或いは普通変動入賞装置7への遊技球の入賞時に限らず、第1始動入賞口13或いは普通変動入賞装置7への遊技球の入賞時から第1特図変動表示ゲーム或いは第2特図変動表示ゲームの変動開始時の間であればいつでも良い。
図5に示すように、始動口入賞処理においては、まず、遊技制御装置30は、始動口(第1始動入賞口13または普通変動入賞装置7)へ遊技球が入賞したか否かの判定(ステップS1)を行う。
図6に示すように、変動開始処理においては、まず、遊技制御装置30は、現在、変動表示開始タイミング(変動開始時)であるか否かの判定(ステップS11)を行う。
なお、判定手段は、変動パターン設定手段(遊技制御装置30)で設定された変動パターンによる変動開始前(例えば、第1入賞部(第1始動入賞口13)或いは第2入賞部(普通変動入賞装置7)への入賞時)に当りか否かの判定を行う特別遊技状態判定手段と、変動開始時に特別遊技状態の種類を判定する特別遊技状態種類判定手段と、を含んで構成されている。
図7に示すように、連続予告処理においては、まず、演出制御装置40は、遊技制御装置(主基板)30から連続予告コマンドを受信したか否かの判定(ステップS21)を行う。
次に、連続予告中に新たに第2始動記憶があった場合における連続予告中変動開始処理について説明する。図8に示すように、連続予告中変動開始処理においては、まず、変動表示ゲームの変動開始が、連続予告コマンドを演出制御装置40が受信した時点ですでに記憶されていた始動記憶以外の第2始動記憶による変動開始か否かの判定(ステップS31)を行う。
また、消化順序が4番目の変動表示ゲームの結果態様が、確変大当りや通常大当り(15ラウンド大当り)の場合には、図6に示す変動開始処理で変動パターンが連続変動パターン以外に設定されることはなく、さらに、消化順序が4番目の変動表示ゲームの結果態様が、はずれの場合にも、図6に示す変動開始処理で変動パターンが連続変動パターン以外に設定されることはないものとする。
なお、図10に示すタイミングチャートは、消化順序が4番目の変動表示ゲームの結果態様が突時大当り(第2特別遊技状態)となる場合を示す図である。
図9(1)、(2)は連続予告演出の開始時(第1演出段階)の特図変動表示ゲームにおける表示装置43の表示態様である。図10(1)に示すように、この特図変動表示ゲームの開始に際しては、図7に示す連続予告処理において、遊技制御装置30から連続予告コマンドを受信したと判定(ステップS21;Yes)され、現在の始動記憶数に応じたストーリーの設定処理(ステップS22)が行われる。そして、図8に示す連続予告中変動開始処理では、新たな第2始動記憶はないので(ステップS31;No)、現在の始動記憶数に応じたストーリー表示(図9(1)参照)(ステップS33)が行われる。
図9(3)、(4)は連続予告演出の開始時(第2演出段階)の特図変動表示ゲームにおける表示装置43の表示態様である。図10(2)に示すように、この特図変動表示ゲームの開始に際しては、図7に示す連続予告処理において、遊技制御装置30から連続予告コマンドを受信したと判定(ステップS21;Yes)され、現在の始動記憶数に応じたストーリーの設定処理(ステップS22)が行われる。そして、図8に示す連続予告中変動開始処理では、新たな第2始動記憶はないので(ステップS31;No)、現在の始動記憶数に応じたストーリー表示(図9(3)参照)(ステップS33)が行われる。
図9(5)、(6)は連続予告演出の開始時(第3演出段階)の特図変動表示ゲームにおける表示装置43の表示態様である。図10(3)に示すように、この特図変動表示ゲームの開始に際しては、図7に示す連続予告処理において、遊技制御装置30から連続予告コマンドを受信したと判定(ステップS21;Yes)され、現在の始動記憶数に応じたストーリーの設定処理(ステップS22)が行われる。そして、図8に示す連続予告中変動開始処理では、新たな第2始動記憶はないので(ステップS31;No)、現在の始動記憶数に応じたストーリー表示(図9(5)参照)(ステップS33)が行われる。
図9(7)〜(12)は連続予告演出の終了時(第4演出段階)の特図変動表示ゲームにおける表示装置43の表示態様である。この特図変動表示ゲームの開始に際しては、当該特図変動表示ゲームの結果態様が確変大当りや通常大当り(15ラウンド大当り;第1特別遊技状態)となる場合、図7に示す連続予告処理において、遊技制御装置30から連続予告コマンドを受信したと判定(ステップS21;Yes)され、現在の始動記憶数に応じたストーリーの設定処理(ステップS22)が行われる。そして、図8に示す連続予告中変動開始処理では、新たな第2始動記憶はないので(ステップS31;No)、現在の始動記憶数に応じたストーリー表示(図9(7)参照)(ステップS33)が行われる。
なお、この例においては、第1始動記憶において消化順序が1番目から2番目までの各始動記憶に基づく変動表示ゲームの変動開始時に、図6に示す変動開始処理で変動パターンが連続変動パターン以外に設定されることはないものとする。すなわち、消化順序が1番目から2番目までの各始動記憶に基づく変動表示ゲームの変動開始時には、遊技制御装置30から演出制御装置40に必ず連続予告コマンドが送信されるものとする。また、図11は、第1始動記憶における消化順序が3番目の変動表示ゲームの結果態様が突確大当り(第2特別遊技状態)となる場合を示す図である。
図11(1)に示すように、この特図変動表示ゲームの開始に際しては、図7に示す連続予告処理において、遊技制御装置30から連続予告コマンドを受信したと判定(ステップS21;Yes)され、現在の始動記憶数に応じたストーリーの設定処理(ステップS22)が行われる。そして、図8に示す連続予告中変動開始処理では、新たな第2始動記憶はないので(ステップS31;No)、現在の始動記憶数に応じたストーリー表示(ステップS33)が行われる。
図11(2)に示すように、この特図変動表示ゲームの開始に際しては、図8に示す連続予告中変動開始処理において、連続予告変動中に新たな第2始動記憶があったと判定(ステップS31;Yes)されるので、現在実行されている連続予告ストーリーのブランク表示(ステップS32)が行われる。
図11(3)に示すように、この特図変動表示ゲームの開始に際しては、図7に示す連続予告処理において、遊技制御装置30から連続予告コマンドを受信したと判定(ステップS21;Yes)され、現在の始動記憶数に応じたストーリーの設定処理(ステップS22)が行われる。そして、図8に示す連続予告中変動開始処理では、新たな第2始動記憶はないので(ステップS31;No)、現在の始動記憶数に応じたストーリー表示(ステップS33)が行われる。
図11(4)に示すように、この特図変動表示ゲームの結果態様が突確大当り(第2特別遊技状態)となる場合、図6に示す変動開始処理において、当該特図変動表示ゲームの結果態様が突確大当り(第2特別遊技状態)となる(ステップS13;Yes)ので、連続変動パターン以外の変動パターンが設定され(ステップS14)、当該変動パターンデータが演出制御装置40に送信される(ステップS18)。そして、図7に示す連続予告処理において、遊技制御装置30から連続予告コマンドを受信していないと判定(ステップS21;No)されるので、本処理を終了し、演出制御装置40は、遊技制御装置30から受信した連続変動パターンとは関連性のない変動パターンによる演出表示が行われる。具体的には、例えば、図11(5)に示すように、背景画像が単色の状態で通常の変動表示が行われることとなる。
また、連続変動パターンによる連続予告を実行している際に第2入賞部へ遊技球が入賞した場合であっても、当該第2入賞部への入賞に基づく変動パターンを当該連続変動パターンと関連した変動パターンに書き換えて記憶することができるので、連続変動パターンによる連続予告が成り立たなくなってしまうという不具合を発生させることなく、興趣に富んだ遊技を実行することができる。
次に、上述した第1実施形態のパチンコ遊技機の変形例について説明する。なお、基本的には、上述の実施形態のパチンコ遊技機と同様の構成を有しており、以下、同様の構成を有する部分については同じ符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
なお、この例においては、上述した図11における連続予告演出における連続予告演出第2演出段階までは同様の演出内容であるため、連続予告演出第3演出段階について説明する。
図12(4)に示すように、この特図変動表示ゲームの結果態様が突確大当り(第2特別遊技状態)となる場合、本来、図6に示す変動開始処理において、当該特図変動表示ゲームの結果態様が突確大当り(第2特別遊技状態)となる(ステップS13;Yes)ので、連続変動パターン以外の変動パターンが設定され(ステップS14)、当該変動パターンデータが演出制御装置40に送信される(ステップS18)。そして、図7に示す連続予告処理において、遊技制御装置30から連続予告コマンドを受信していないと判定(ステップS21;No)されるので、本処理を終了し、演出制御装置40は、遊技制御装置30から受信した連続変動パターンとは関連性のない変動パターンによる演出表示が行われる。具体的には、例えば、図11(5)に示すように、背景画像が単色の状態で通常の変動表示が行われることとなる。
しかしながら、この場合、連続予告演出第3演出段階における変動開始処理(特図変動表示ゲームの変動開始時に行われる)の前に第1始動記憶に新たに2つの始動記憶が発生し、新たに発生した第1始動記憶のうち2つ目の第1始動記憶に基づく特図変動表示ゲームの結果態様は確変大当りとなっており、継続して連続予告演出が実行されることとなる(図12(5)(6)参照)。
次に、上述した遊技機の第2実施形態について、図13、14を参照して説明する。なお、基本的には、上述の実施形態のパチンコ遊技機と同様の構成を有しており、以下、同様の構成を有する部分については同じ符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。第2実施形態のパチンコ遊技機100は、連続予告中に新たに第2始動記憶があった場合において、当該第2始動記憶に基づく特図変動表示ゲームの結果態様が突確大当り、突時大当り、又は、突通大当りのとき、現在実行中の連続予告演出を通常の変動表示による演出に設定するようにしたものである。
図13に示す始動口2(普通変動入賞装置7)入賞処理において、まず、遊技制御装置30は、普通変動入賞装置7へ遊技球の入賞があるか否かの判定(ステップS201)を行う。
そして、図14(4)に示すように、表示装置43に表示された図柄が「3」、「4」、「1」の状態で停止し、図14(5)に示すように、突時大当りの表示を行うこととなる。
次に、上述した遊技機の第3実施形態について、図15、16を参照して説明する。なお、基本的には、上述の実施形態のパチンコ遊技機と同様の構成を有しており、以下、同様の構成を有する部分については同じ符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。この例においては、連続予告演出の実行中において、所定のキャラクタが表示された場合、当該所定のキャラクタの色、及び、当該所定のキャラクタが連続予告演出のうち、どの段階で表示されたかによって、最終的な変動表示ゲームにおける結果態様が設定されるようになっている。
7 普通変動入賞装置(第2入賞部(始動口))
8 第1特図表示器(第1可変表示部(図柄変動表示装置))
9 第2特図表示器(第2可変表示部(図柄変動表示装置))
13 第1始動入賞口(第1入賞部(始動口))
30 遊技制御装置(特別遊技状態抽選手段、変動パターン設定手段、第1保留記憶手段(保留手段)、第2保留記憶手段(保留手段)、実行指示手段、変動パターン書換手段、第1特別遊技状態制御手段、第2特別遊技状態制御手段、判定手段、変動表示ゲーム実行制御手段、優先実行手段、変動パターン書換手段)
40 演出制御装置(変動パターン設定手段、変動パターン書換手段、第1特別遊技状態制御手段、第2特別遊技状態制御手段、)
Claims (4)
- 図柄を所定の変動パターンで演出表示する図柄変動表示装置と、
始動口に入賞することで抽選が実行され、該抽選の結果に基づいて遊技者に有利な特別遊技状態を複数段階に設定可能な特別遊技状態抽選手段と、
前記特別遊技状態抽選手段の当該抽選の結果に基づいて、前記図柄変動表示装置で表示するための変動パターンを設定する変動パターン設定手段と、
前記変動パターンに基づく演出表示中に、前記特別遊技状態抽選手段によって、新たに得た抽選結果に基づく変動パターンを保留する保留手段と、
前記保留手段で保留した変動パターンでの演出表示の実行を順次指示する実行指示手段と、
前記変動パターンに基づく演出表示中に取得した抽選結果が当りの場合に、この抽選結果に基づく変動パターンの保留以前に保留した変動パターンを相互に関連性のある連続変動パターンに書き換える変動パターン書換手段と、
を備える遊技機において、
前記特別遊技状態のうち第1特別遊技状態に遊技状態を制御する第1特別遊技状態制御手段と、
前記特別遊技状態のうちで前記第1特別遊技状態よりも短期間で終了する第2特別遊技状態に遊技状態を制御する第2特別遊技状態制御手段と、
を備え、
前記特別遊技状態抽選手段は、
前記変動パターン設定手段で設定された変動パターンによる変動開始前に当りか否かの判定を行い、変動開始時に前記特別遊技状態の種類を判定する判定手段と、
を備え、
前記変動パターン書換手段は、
前記変動パターンに基づく演出表示中に取得した抽選結果が当りの場合に、この抽選結果に基づく変動パターンの保留以前に保留した変動パターンを相互に関連性のある連続変動パターンに書き換えるが、前記判定手段によって、変動開始時に、当該当りの抽選結果が前記第2特別遊技状態と判定された場合、当該当りの変動パターンを前記相互に関連性のある連続変動パターンとは関連性のない変動パターンに書き換えることを特徴とする遊技機。 - 前記変動パターン書換手段は、
前記変動パターンに基づく演出表示中に取得した抽選結果がはずれの場合であっても、所定条件を満たす場合には、この抽選結果に基づく変動パターンの保留以前に保留した変動パターンを相互に関連性のある連続変動パターンに書き換えるが、変動開始時に、所定の割合で、当該はずれの変動パターンを前記相互に関連性のある連続変動パターンとは関連性のない変動パターンに書き換えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記変動パターン書換手段は、
前記判定手段によって、変動開始時に、前記当りの抽選結果が前記第1特別遊技状態であると判定された場合であっても、所定の割合で、当該当りの変動パターンを前記相互に関連性のある連続変動パターンとは関連性のない変動パターンに書き換えることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。 - 遊技領域に設けられた第1入賞部と、
遊技球の入賞しやすい状態と、遊技球の入賞しにくい若しくは入賞しない状態と、に変化可能な第2入賞部と、
前記第1入賞部に遊技球が入賞したことに基づいて、識別情報を可変表示させる変動表示ゲームを開始し、表示結果を導出表示する第1可変表示部と、
前記第2入賞部に遊技球が入賞したことに基づいて、識別情報を可変表示させる変動表示ゲームを開始し、表示結果を導出表示する第2可変表示部と、
前記第1入賞部への遊技球の入賞を、該入賞ごとに始動記憶として所定の上限値まで記憶するとともに該入賞に対応した変動表示ゲームにおける変動パターンを特定可能な第1保留記憶データを記憶する第1保留記憶手段と、
前記第2入賞部への遊技球の入賞を、該入賞ごとに始動記憶として所定の上限値まで記憶するとともに該入賞に対応した変動表示ゲームにおける変動パターンを特定可能な第2保留記憶データを記憶する第2保留記憶手段と、
前記第2可変表示部で変動表示ゲームが実行されていないことを条件に前記第1可変表示部で変動表示ゲームを実行し、前記第1可変表示部で変動表示ゲームが実行されていないことを条件に前記第2可変表示部で変動表示ゲームを実行する変動表示ゲーム実行制御手段と、
前記第1入賞部と前記第2入賞部とのいずれかに遊技球が入賞することで抽選が実行され、該抽選の結果に基づいて、前記第1可変表示部と前記第2可変表示部とのいずれかに特定表示結果が導出表示されたときに、遊技者にとって有利な第1特別遊技状態或いは前記第1特別遊技状態よりも短期間で終了する第2特別遊技状態に移行させる特別遊技状態抽選手段と、
を備える遊技機であって、
前記特別遊技状態抽選手段は、
前記第1入賞部或いは前記第2入賞部への入賞時に当りか否かの判定を行い、前記変動表示ゲームの変動開始時に前記特別遊技状態の種類を判定する判定手段を備え、
前記変動表示ゲーム実行制御手段は、
前記第1保留記憶手段が前記第1保留記憶データを記憶しているとともに前記第2保留記憶手段が前記第2保留記憶データを記憶している場合、前記第2入賞部への入賞にもとづく変動表示ゲームの開始条件が成立したとして、前記第2入賞部への入賞にもとづく変動表示ゲームを、前記第1入賞部への入賞にもとづく変動表示ゲームに優先して実行する優先実行手段と、
前記第1入賞部或いは前記第2入賞部に遊技球が入賞したことに基づいて発生する抽選の結果が当りの場合に、所定の割合で、該抽選の結果に基づく変動パターンの記憶以前に前記第1保留記憶手段及び前記第2保留記憶手段に記憶されている変動パターンを相互に関連性のある連続変動パターンに書き換える変動パターン書換手段と、
を備え、
前記変動パターン書換手段は、
前記第1入賞部に遊技球が入賞し、該入賞に基づく抽選結果が当りの場合に、所定の割合で、この抽選結果に基づく変動パターンの記憶以前に前記第1保留記憶手段及び前記第2保留記憶手段に記憶されている変動パターンを相互に関連性のある連続変動パターンに書き換え、前記第1保留記憶手段及び前記第2保留記憶手段に記憶されている変動パターンを連続変動パターンに書き換えた後に、遊技球が前記第2入賞部に入賞した場合に、その入賞に対応する変動パターンを前記第1保留記憶手段及び前記第2保留記憶手段に記憶された連続変動パターンと関連した変動パターンに書き換えて記憶するが、前記判定手段によって、前記変動表示ゲームの変動開始時に、該変動パターンの書き換えを行う契機となった前記第1入賞部への遊技球の入賞に基づく当該当りの抽選結果が前記第2特別遊技状態と判定された場合、当該当りの変動パターンを前記相互に関連性のある連続変動パターンとは関連性のない変動パターンに書き換えることを特徴とする遊技機。
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