JP2010045846A - データ通信装置及びデータ通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストリーミング配信時のストリーミングデータ中にデータ欠落があった場合に、欠落データを補ってストリーミング配信を行う。
【解決手段】キャッシュ確認部10が、メディアサーバ2に対する配信要求をクライアント3から受信し、配信対象のストリーミングデータがキャッシュデータ格納部101に格納されていない場合は、キャッシュ確認部10が配信要求をメディアサーバ2に送信し、ストリーミングデータ蓄積部11がメディアサーバ2よりストリーミング配信されたストリーミングデータを受信するとともにデータ欠落の有無を判断し、データ欠落があれば欠落データ要求部14が欠落データの配信要求をメディアサーバ2に送信し、欠落データ蓄積部15がメディアサーバ2より欠落データを受信し、メディアサーバ2より受信されたストリーミングデータ及び欠落データをストリーミングデータ配信部12がクライアント3にストリーミング配信する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ストリーミングデータを再生するクライアントとストリーミングデータを配信するメディアサーバ間が1つ以上の種類のネットワークで接続されており、クライアントとメディアサーバのネットワークの間にキャッシュサーバが存在するストリーミングデータ配信システムに関し、キャッシュサーバでストリーミングデータをキャッシングすることにより、メディアサーバの負荷を分散させ、クライアントからメディアサーバ間のネットワークの混雑を軽減するためのキャッシュサーバ装置およびキャッシュ方法に関するものである。
なおストリーミングデータを配信するネットワークとしては、インターネット、デジタルテレビ放送、衛星通信など、有線、無線のあらゆる通信手段を含むものとする。
ネットワークを介したストリーミング配信システムにおいて、メディアサーバから配信されるストリーミングデータは、通信規約にのっとり、細かく分割され配信される。クライアントは分割されたデータを受け取りつつ、該データの再生を行う。
クライアントとメディアサーバの間に位置するキャッシュサーバ装置では、クライアントとメディアサーバ間で送受信されるストリーミングデータをキャッシング(蓄積)し、他のクライアントから同一のストリーミングデータ要求に応じて、メディアサーバの代わりにキャッシュサーバ装置からストリーミング配信を行う。
以上のようにして、クライアントの要求がメディアサーバに集中することを避け、ネットワークのトラフィック負荷を減少させることができる。
このような振舞いを行うネットワーク経由のビデオオンデマンドシステム用プロキシは特開2001−69485に記載されている。
また、ストリーミングデータは静的なデータではないため、一般的に一定時間内に所定のデータを送受信する必要がある。例えば、映像や音声のようにある一定の再生時間を持つメディアデータは、メディアサーバからリアルタイム性を保ちながらストリーミング配信され、クライアントはメディアサーバからストリーミング配信されたストリーミングデータを順次受け取りながら再生する。
このストリーミングデータの特性を考慮してキャッシングを行う装置および方式が、特開2000−293424に記載されている。これはクライアントの要求に応じてストリーミングデータをキャッシングする場合、途中でクライアントの要求が中断してもキャッシュサーバ装置がクライアントの代わりに、ストリーミングデータの有する時間分のデータをメディアサーバから取得し、キャッシュに蓄積するものである。
特開2001−69485号公報 特開2000−293424号公報 特開平11−331812号公報 特開2001−156699号公報 特開平09−182055号公報
一般的にストリーミング配信ではクライアントの要求に応じたリアルタイム再生が重要視されるため、リアルタイム性を保ちやすい通信規約を用いて配信されることが多い。
しかしながら、そういった通信規約は、送信先に送達されたことを確認する手順を省略するなどして送受信処理を簡略化している反面、ストリーミング配信されるストリーミングデータが送信先に到達することを保証しない。
したがって、ネットワークの混雑状態によっては欠落データが発生する可能性がある。
従来の方法では、ストリーミングデータをキャッシングする場合、前記のように欠落データが発生すると、キャッシュサーバは該欠落データを除くストリーミングデータをキャッシュへ蓄積し、キャッシュデータとする。この場合、蓄積されたキャッシュデータはメディアサーバから配信されるストリーミングデータに比べて該欠落データが不足している。この状態においては他のクライアントから同一のストリーミング配信要求が発生した場合に、キャッシュサーバ装置からストリーミング配信を行うことができない、もしくはデータが欠落した状態のストリーミングデータをキャッシュサーバから配信してしまうという問題がある。
また、ストリーミング配信を行なうためにメディアサーバに格納するメディアファイルは、複数の関連したストリーミングデータを内包している場合が多い。例えば、同じ内容で複数の品質のストリーミングデータが1つのメディアファイル内に含まれているものなどがある。この種のメディアファイルは、複数の品質の中からストリーミング配信するネットワークの帯域幅や利用者の用途に応じて1つ以上のストリーミングデータが選択され、利用される。なお、選択はメディアサーバやクライアントが諸条件から自動的に最善の品質を選定したり、状況に関わり無く利用者が意図的に指定する場合も考えられる。またこの他にも、複数の角度から撮影した映像(マルチアングル)や、動画と関連する静止画などを畳み込んだメディアファイルが考えられる。この場合も、メディアサーバはクライアントから要求のあったストリーミングデータのみを配信することになる。
この場合、1つのクライアントからのストリーミングデータ要求では、1つのメディアファイルに含まれる複数のストリーミングデータのうち、1つのストリーミングデータしかメディアサーバからストリーミング配信されず、従来のキャッシュサーバ装置ではメディアサーバが配信した1つのストリーミングデータしかキャッシュに蓄積されない。つまり関連したストリーミングデータはキャッシュに蓄積されないということになる。
この状態で、他のクライアントから同一のメディアファイルを要求されても、キャッシュに蓄積されているストリーミングデータがクライアントの要求に適合しない可能性がある。例えば要求のあったクライアントのネットワークの帯域幅が狭い場合、キャッシュに蓄積されているストリーミングデータの品質(転送レート)よりも低いため、そのクライアントに対して不適合である場合などが考えられる。
よって、キャッシュサーバ装置からストリーミング配信を行うことができなかったり、キャッシュサーバ装置からストリーミング配信を実施しても、クライアント上での再生がうまくできないといった問題点がある。
また、一般家庭へADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、CATVインターネット、FTTH(Fiber To The Home)などの普及が進み、一時接続点であるISP(Internet Service Provider)までは高速に接続できるようになった。これにより、それぞれの利用者が契約しているISPに存在するメディアファイルの再生は比較的高速にできるようになっている。
しかしながら、遠方にあるメディアファイルを再生すると、インターネットを構成する複数のネットワークを経由するため、確率的にも混雑しているネットワークを経由せざるを得ない。
したがって、帯域を確保することが難しくなり、動画や音声など時系列に構成されリアルタイム性が重要視されるメディアファイルをメディアサーバから直接受信、再生することは困難である。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、ストリーミング配信時におけるデータの欠落があっても、メディアサーバ上に存在するメディアファイルと同内容のファイルをキャッシュファイルとして蓄積することにより、メディアサーバと同等のサービスを可能とするキャッシュサーバシステムを実現することを目的とする。
また、本発明は、複数の関連ストリーミングデータを含むストリーミングデータに関しても、1つのクライアントからの要求をトリガとしてメディアファイルをキャッシュファイルとしてキャッシュに蓄積することにより、メディアサーバと同品質のサービスを可能とするキャッシュサーバシステムを実現することを他の目的とする。
また、この発明はブロードキャストやマルチキャストにも適用可能である。すなわち、クライアントの要求に関係なく(テレビ放送局、インターネット放送局などの)メディアサーバから配信されるストリーミングデータに関しても、キャッシングしてクライアントからの要求に応じてストリーミング配信可能なキャッシュサーバシステムを実現することを他の目的とする。
本発明に係るデータ通信装置は、
いずれかの情報データのストリーミング配信を要求する端末装置と、少なくとも一つ以上の情報データを保有し、前記端末装置よりストリーミング配信が要求された情報データのストリーミング配信を行う配信装置との間で通信を行うデータ通信装置であって、
いずれかの情報データを格納しうるデータ格納部と、
前記端末装置より、特定の情報データのストリーミング配信を要求する配信要求を受信する配信要求受信部と、
前記配信要求においてストリーミング配信が要求された要求情報データが前記データ格納部に格納されているか否かを確認し、前記データ格納部に前記要求情報データが格納されていない場合に、前記配信要求を前記配信装置に送信するデータ確認部と、
前記配信要求に対して前記配信装置より前記要求情報データとしてストリーミング配信された配信要求情報データを受信するとともに、前記配信要求情報データ中のデータ欠落の有無を判断するデータ受信部と、
前記データ受信部により受信された前記配信要求情報データを前記端末装置にストリーミング配信するデータ配信部と、
前記データ受信部により前記配信要求情報データ中のデータ欠落が検出された場合に、前記配信要求情報データ中の欠落データを通知する欠落データ通知を前記端末装置に送信する欠落データ通知部とを有することを特徴とする。
本発明に係るデータ通信装置は、
いずれかの情報データのストリーミング配信を要求する端末装置と、少なくとも一つ以上の情報データを保有し、前記端末装置よりストリーミング配信が要求された情報データのストリーミング配信を行う配信装置との間で通信を行うデータ通信装置であって、
いずれかの情報データを格納しうるデータ格納部と、
前記端末装置より、特定の情報データのストリーミング配信を要求する配信要求を受信する配信要求受信部と、
前記配信要求においてストリーミング配信が要求された要求情報データが前記データ格納部に格納されているか否かを確認し、前記データ格納部に前記要求情報データが格納されていない場合に、前記配信要求を前記配信装置に送信するデータ確認部と、
前記配信要求に対して前記配信装置より前記要求情報データとしてストリーミング配信された配信要求情報データを受信するとともに、前記配信要求情報データ中のデータ欠落の有無を判断するデータ受信部と、
前記データ受信部により受信された前記配信要求情報データを前記端末装置にストリーミング配信するデータ配信部と、
前記データ受信部により前記配信要求情報データ中のデータ欠落が検出された場合に、前記配信要求情報データ中の欠落データの送信を要求する欠落データ送信要求を前記配信装置に送信する欠落データ送信要求部と、
前記配信装置より前記欠落データを受信する欠落データ受信部とを有し、
前記データ格納部は、前記データ受信部により受信された前記配信要求情報データを格納し、前記欠落データ受信部により受信された前記欠落データを前記配信要求情報データと関連づけて格納することを特徴とする。
前記データ受信部は、データ欠落の有無を判断しながら前記配信要求情報データを受信し、
前記データ受信部により前記配信要求情報データ中のデータ欠落が検出された場合に、前記欠落データ送信要求部は、前記配信要求情報データ中のデータ欠落が検出された時点で、前記欠落データ送信要求を前記配信装置に送信することを特徴とする。
前記データ受信部は、データ欠落の有無を判断しながら前記配信要求情報データを受信し、前記配信要求情報データのうち受信した部分から順次前記データ格納部に格納し、前記配信要求情報データ中のデータ欠落を検出した場合に、前記配信要求情報データ中のデータ欠落を検出した時点で前記データ格納部への格納処理を停止し、前記欠落データが前記データ格納部に格納された後に前記データ格納部への格納処理を再開することを特徴とする。
前記データ受信部により前記配信要求情報データ中のデータ欠落が検出された場合に、前記欠落データ送信要求部は、前記データ格納部が前記配信要求情報データを格納した後に、前記欠落データ送信要求を前記配信装置に送信することを特徴とする。
前記データ配信部は、前記要求情報データが前記データ格納部に格納されている場合に、前記データ格納部に格納されている前記要求情報データを前記端末装置にストリーミング配信することを特徴とする。
本発明に係るデータ通信装置は、
いずれかの情報データのストリーミング配信を要求する端末装置と、少なくとも一つ以上の情報データを保有し、前記端末装置よりストリーミング配信が要求された情報データのストリーミング配信を行う配信装置との間で通信を行うデータ通信装置であって、
いずれかの情報データを格納しうるデータ格納部と、
前記端末装置より、特定の情報データのストリーミング配信を要求する配信要求を受信する配信要求受信部と、
前記配信要求においてストリーミング配信が要求された要求情報データが前記データ格納部に格納されているか否かを確認するデータ確認部と、
前記データ格納部に前記要求情報データが格納されている場合に、前記データ格納部に格納されている格納要求情報データ中のデータ欠落の有無を判断する欠落データ判断部と、
前記欠落データ判断部により前記格納要求情報データ中のデータ欠落が検出された場合に、前記格納要求情報データ中の欠落データの送信を要求する欠落データ送信要求を前記配信装置に送信する欠落データ送信要求部と、
前記配信装置より送信された前記欠落データを受信する欠落データ受信部と、
前記格納要求情報データを前記端末装置にストリーミング配信するとともに、前記欠落データ受信部により受信された前記欠落データを前記端末装置にストリーミング配信するデータ配信部とを有することを特徴とする。
前記データ格納部は、前記欠落データ受信部により受信された前記欠落データを前記格納要求情報データと関連づけて格納し、
前記データ配信部は、前記データ格納部に格納されている前記格納情報データ及び前記欠落データを前記端末装置にストリーミング配信することを特徴とする。
本発明に係るデータ通信装置は、
いずれかの情報データのストリーミング配信を要求する端末装置と、それぞれが少なくとも一つ以上の情報データを含む情報データファイルを少なくとも一つ以上保有し、前記端末装置よりストリーミング配信が要求された情報データのストリーミング配信を行う配信装置との間で通信を行うデータ通信装置であって、
いずれかの情報データファイルを格納しうるデータ格納部と、
前記端末装置より、特定の情報データのストリーミング配信を要求する配信要求を受信する配信要求受信部と、
前記配信要求においてストリーミング配信が要求された要求情報データを含む情報データファイルが前記データ格納部に格納されているか否かを確認し、前記要求情報データを含む情報データファイルが前記データ格納部に格納されていない場合に、前記配信要求を前記配信装置に送信するデータ確認部と、
前記要求情報データを含む情報データファイルが前記データ格納部に格納されていない場合に、前記配信装置において前記要求情報データが含まれる要求情報データファイルに前記要求情報データ以外の他のデータが含まれているか否かを判断し、前記要求情報データファイルに他のデータが含まれている場合に、前記他のデータを前記要求情報データに関連する関連データとしてストリーミング配信するよう要求する関連データ配信要求を前記配信装置に送信する関連データ配信要求部と、
前記配信要求に対して前記配信装置よりストリーミング配信された要求情報データを受信し、前記関連データ配信要求に対して前記配信装置よりストリーミング配信された関連データを受信するデータ受信部と、
前記データ受信部により受信された前記要求情報データを前記端末装置にストリーミング配信するデータ配信部とを有し、
前記データ格納部は、前記データ受信部により受信された前記要求情報データを格納し、前記データ受信部により受信された前記関連データを前記要求情報データと関連づけて格納することを特徴とする。
前記データ受信部は、前記要求情報データファイルに前記要求情報データ以外の他の情報データが含まれている場合に、前記関連データとしてストリーミング配信された他の情報データを受信することを特徴とする。
前記データ受信部は、前記要求情報データファイルに前記要求情報データ以外に所定の付随データが含まれている場合に、前記関連データとしてストリーミング配信された付随データを受信することを特徴とする。
前記配信装置は、保有する情報データファイルのそれぞれについて、それぞれの情報データファイルに含まれるデータを示す属性情報を保有しており、
前記データ通信装置は、更に、
前記要求情報データファイルの属性情報の送信を要求する属性情報送信要求を前記配信装置に送信する属性情報送信要求部と、
前記配信装置より前記要求情報データファイルの属性情報を受信する属性情報受信部とを有し、
前記関連データ配信要求部は、前記属性情報受信部により受信された前記要求情報データファイルの属性情報に基づき、前記要求情報データファイルに前記要求情報データ以外の他のデータが含まれているか否かを判断することを特徴とする。
前記配信装置は、情報データファイルごとにデータ形式を指定し、それぞれの情報データファイルをそれぞれに指定のデータ形式で保有し、
前記データ通信装置は、更に、
前記データ受信部により受信された前記要求情報データ及び前記関連データに対してデータ変換を行い、データ変換後の要求情報データ及び関連データを含み前記要求情報データファイルと同じデータ形式の情報データファイルを対応情報データファイルとして生成するデータ変換部を有し、
前記データ格納部は、前記データ変換部により生成された前記対応情報データファイルを格納することを特徴とする。
前記配信装置は、保有する情報データファイルのそれぞれについて、それぞれの情報データファイルのデータ形式を示す属性情報を保有し、
前記データ通信装置は、更に、
前記要求情報データファイルの属性情報の送信を要求する属性情報送信要求を前記配信装置に送信する属性情報送信要求部と、
前記配信装置より前記要求情報データファイルの属性情報を受信する属性情報受信部とを有し、
前記データ変換部は、前記属性情報受信部により受信された前記要求情報データファイルの属性情報に基づき、前記データ受信部により受信された前記要求情報データ及び前記関連データに対してデータ変換を行うことを特徴とする。
前記データ配信部は、前記データ格納部に格納された前記対応情報データファイルに含まれるデータ変換後の要求情報データを前記端末装置にストリーミング配信することを特徴とする。
前記データ配信部は、前記データ格納部に前記要求情報データを含む情報データファイルが格納されている場合に、前記データ格納部より前記要求情報データを前記端末装置にストリーミング配信することを特徴とする。
本発明に係るデータ通信装置は、
前記データ格納部が前記配信要求情報データの格納を完了する前に前記配信要求受信部が前記要求情報データについての配信要求を前記端末装置以外の新たな端末装置より受信し、その後、データの一部が格納されずに前記配信要求情報データの前記データ格納部への格納が終了した場合に、
前記データ配信部は、前記データ格納部へ格納されなかった未格納部分を除き配信要求情報データを前記新たな端末装置にストリーミング配信し、
前記データ確認部は、前記未格納部分のストリーミング配信を要求する未格納部分配信要求を前記配信装置に送信し、
前記データ受信部は、前記未格納部分配信要求に対して前記配信装置よりストリーミング配信された前記未格納部分を受信し、
前記データ配信部は、前記データ受信部により受信された前記未格納部分を前記新たな端末装置にストリーミング配信することを特徴とする。
本発明に係るデータ通信方法は、
いずれかの情報データのストリーミング配信を要求する端末装置と、少なくとも一つ以上の情報データを保有し、前記端末装置よりストリーミング配信が要求された情報データのストリーミング配信を行う配信装置との間で通信を行うデータ通信方法であって、
いずれかの情報データを記録しうるデータ記録ステップと、
前記端末装置より、特定の情報データのストリーミング配信を要求する配信要求を受信する配信要求受信ステップと、
前記配信要求においてストリーミング配信が要求された要求情報データが前記データ記録ステップにより記録されているか否かを確認し、前記データ記録ステップにより前記要求情報データが記録されていない場合に、前記配信要求を前記配信装置に送信するデータ確認ステップと、
前記配信要求に対して前記配信装置より前記要求情報データとしてストリーミング配信された配信要求情報データを受信するとともに、前記配信要求情報データ中のデータ欠落の有無を判断するデータ受信ステップと、
前記データ受信ステップにより受信された前記配信要求情報データを前記端末装置にストリーミング配信するデータ配信ステップと、
前記データ受信ステップにより前記配信要求情報データ中のデータ欠落が検出された場合に、前記配信要求情報データ中の欠落データを通知する欠落データ通知を前記端末装置に送信する欠落データ通知ステップとを有することを特徴とする。
本発明に係るデータ通信方法は、
いずれかの情報データのストリーミング配信を要求する端末装置と、少なくとも一つ以上の情報データを保有し、前記端末装置よりストリーミング配信が要求された情報データのストリーミング配信を行う配信装置との間で通信を行うデータ通信方法であって、
いずれかの情報データを記録しうるデータ記録ステップと、
前記端末装置より、特定の情報データのストリーミング配信を要求する配信要求を受信する配信要求受信ステップと、
前記配信要求においてストリーミング配信が要求された要求情報データが前記データ記録ステップにより記録されているか否かを確認し、前記データ記録ステップにより前記要求情報データが記録されていない場合に、前記配信要求を前記配信装置に送信するデータ確認ステップと、
前記配信要求に対して前記配信装置より前記要求情報データとしてストリーミング配信された配信要求情報データを受信するとともに、前記配信要求情報データ中のデータ欠落の有無を判断するデータ受信ステップと、
前記データ受信ステップにより受信された前記配信要求情報データを前記端末装置にストリーミング配信するデータ配信ステップと、
前記データ受信ステップにより前記配信要求情報データ中のデータ欠落が検出された場合に、前記配信要求情報データ中の欠落データの送信を要求する欠落データ送信要求を前記配信装置に送信する欠落データ送信要求ステップと、
前記配信装置より前記欠落データを受信する欠落データ受信ステップとを有し、
前記データ記録ステップは、前記データ受信ステップにより受信された前記配信要求情報データを記録し、前記欠落データ受信ステップにより受信された前記欠落データを前記配信要求情報データと関連づけて記録することを特徴とする。
本発明に係るデータ通信方法は、
いずれかの情報データのストリーミング配信を要求する端末装置と、少なくとも一つ以上の情報データを保有し、前記端末装置よりストリーミング配信が要求された情報データのストリーミング配信を行う配信装置との間で通信を行うデータ通信方法であって、
いずれかの情報データを記録しうるデータ記録ステップと、
前記端末装置より、特定の情報データのストリーミング配信を要求する配信要求を受信する配信要求受信ステップと、
前記配信要求においてストリーミング配信が要求された要求情報データが前記データ記録ステップにより記録されているか否かを確認するデータ確認ステップと、
前記データ記録ステップにより前記要求情報データが記録されている場合に、前記データ記録ステップにより記録されている記録要求情報データ中のデータ欠落の有無を判断する欠落データ判断ステップと、
前記欠落データ判断ステップにより前記記録要求情報データ中のデータ欠落が検出された場合に、前記記録要求情報データ中の欠落データの送信を要求する欠落データ送信要求を前記配信装置に送信する欠落データ送信要求ステップと、
前記配信装置より送信された前記欠落データを受信する欠落データ受信ステップと、
前記記録要求情報データを前記端末装置にストリーミング配信するとともに、前記欠落データ受信ステップにより受信された前記欠落データを前記端末装置にストリーミング配信するデータ配信ステップとを有することを特徴とする。
本発明に係るデータ通信方法は、
いずれかの情報データのストリーミング配信を要求する端末装置と、それぞれが少なくとも一つ以上の情報データを含む情報データファイルを少なくとも一つ以上保有し、前記端末装置よりストリーミング配信が要求された情報データのストリーミング配信を行う配信装置との間で通信を行うデータ通信方法であって、
いずれかの情報データファイルを記録しうるデータ記録ステップと、
前記端末装置より、特定の情報データのストリーミング配信を要求する配信要求を受信する配信要求受信ステップと、
前記配信要求においてストリーミング配信が要求された要求情報データを含む情報データファイルが前記データ記録ステップにより記録されているか否かを確認し、前記要求情報データを含む情報データファイルが前記データ記録ステップにより記録されていない場合に、前記配信要求を前記配信装置に送信するデータ確認ステップと、
前記要求情報データを含む情報データファイルが前記データ記録ステップにより記録されていない場合に、前記配信装置において前記要求情報データが含まれる要求情報データファイルに前記要求情報データ以外の他のデータが含まれているか否かを判断し、前記要求情報データファイルに他のデータが含まれている場合に、前記他のデータを前記要求情報データに関連する関連データとしてストリーミング配信するよう要求する関連データ配信要求を前記配信装置に送信する関連データ配信要求ステップと、
前記配信要求に対して前記配信装置よりストリーミング配信された要求情報データを受信し、前記関連データ配信要求に対して前記配信装置よりストリーミング配信された関連データを受信するデータ受信ステップと、
前記データ受信ステップにより受信された前記要求情報データを前記端末装置にストリーミング配信するデータ配信ステップとを有し、
前記データ記録ステップは、前記データ受信ステップにより受信された前記要求情報データを記録し、前記データ受信ステップにより受信された前記関連データを前記要求情報データと関連づけて記録することを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、配信装置からストリーミング配信された配信要求情報データにおいて欠落データが発生した場合でも、データ通信装置にて認識し、さらに端末装置に認識させることができる。このため、例えば、情報データが動画等の場合には、端末装置は欠落データが発生しても、再生処理をスキップする、再度配信装置に欠落データを要求するといった対処を容易に行い、再生の効率化を図ることができるという効果がある。
また、本発明によれば、配信装置からストリーミング配信された配信要求情報データにおいて欠落データが発生した場合でも、データ通信装置が即座に認識し、再度配信装置に欠落データを要求し、欠落データを取得、蓄積するため、事実上、データ通信装置から配信装置間では欠落データが発生しないことになる。よって、欠落データが発生する可能性があるのは端末装置からデータ通信装置間のみであるため、ストリーミング配信システム全体でみて、欠落データの発生率を軽減させる効果がある。データ通信装置から端末装置までのネットワーク性能、例えば帯域幅や転送速度が大きい場合には欠落データの発生率をほぼなくすことができるという効果もある。
また、本発明によれば、配信装置からストリーミング配信された配信要求情報データにおいて欠落データが発生した場合でも、例えば、配信装置の負荷が低い時やネットワークのトラフィック負荷が低い時などに欠落データの送信を要求することにより、データ通信装置は、欠落データを効率的に取得することができ、配信要求情報データの欠落データを補うことができる。よって、配信装置やネットワークのトラフィックに対して負荷をかけずに配信要求情報データにおける欠落データを補い、情報データに対するヒット率を向上させるとともに配信装置の負荷、および配信装置とデータ通信装置と間のネットワークトラフィックの負荷を軽減させるという効果がある。
また、本発明によれば、端末装置の要求した情報データがデータ通信装置に格納されており、格納要求情報データにおいて欠落データ分が不足している場合であっても、データ通信装置は格納要求情報データを使用して端末装置に対してストリーミング配信を行いつつ、端末装置に配信する前に予め欠落データを配信装置から取得することができるため、端末装置は欠落データを一切認識せずに正常に情報データの受信を行うことができるという効果がある。
また、本発明によれば、データ通信装置は、情報データをデータ変換して配信装置で保有している情報データファイルと同じデータ形式の対応情報データファイルとし、対応情報データファイルを格納することで、データ通信装置は配信装置と同等のサービスを行うことができるという効果がある。
また、データ通信装置では、配信装置と同等のストリーミング配信機能を利用することができるので、データ通信装置の開発コストを大幅に軽減することが可能である。
また、本発明によれば、データ通信装置は、複数の情報データを含む情報データファイルについて、端末装置からの配信要求に同期してすべての情報データを配信装置にストリーミング配信させ、データ通信装置はすべての情報データを格納することができる。よって、同一の情報データファイルに含まれる他の情報データについての要求が他の端末装置より発生した場合でも、既に他の情報データが格納されているので、情報データに対するヒット率がより向上するという効果がある。
また、本発明によれば、データ通信装置は、複数の情報データを含む情報データファイルについて、端末装置からの配信要求に同期してすべての情報データを配信装置にストリーミング配信させ、配信装置で保有している情報データファイルと同等のデータ形式の対応情報データファイルに変換し、対応情報データファイルを格納することで、ただ1つの端末装置から要求で該情報データに関して、即座に配信装置と同等のサービスを行うことができるという効果がある。
また、データ通信装置では、配信装置と同等のストリーミング配信機能を利用できることができるので、データ通信装置の開発コストを大幅に軽減することが可能である。
また、本発明によれば、データ通信装置が配信装置から配信されている情報データを格納中であっても、格納中の情報データを使用して、他の端末装置からの要求に対してストリーミング配信を行うことができるため、情報データに対するヒット率がより向上するという効果がある。
本発明におけるネットワーク構成図。 実施の形態1における処理の流れを示す図。 実施の形態2における処理の流れを示す図。 実施の形態3における処理の流れを示す図。 実施の形態4における処理の流れを示す図。 実施の形態5における処理の流れを示す図。 実施の形態6における処理の流れを示す図。 実施の形態7における処理の流れを示す図。 実施の形態8における処理の流れを示す図。
実施の形態1.
図1は本発明のキャッシュサーバが適用されるネットワーク環境を示した構成図である。
図1において、1はキャッシュサーバ、2はメディアサーバ、3はクライアント、4はネットワークである。
メディアサーバ2、クライアント3、キャッシュサーバ1はネットワーク4に接続されている。このネットワーク4は、インターネット、デジタルテレビ放送、衛星通信など、有線、無線のあらゆる通信部を含むものとする。1つのネットワークにクライアント、メディアサーバ、キャッシュサーバはそれぞれ複数接続されていても良く、それぞれの装置に対して複数のネットワークが接続されていても良い。
メディアサーバ2はメディアファイル格納部103により1つ以上のメディアファイルを保有している。メディアサーバ2はネットワーク4を介してクライアント3の要求を受け、メディアファイルを使用して該クライアント3に対しストリーミング配信を行う。この時、ストリーミング配信の対象となるデータをストリーミングデータと呼ぶ。
また、実際に、メディアサーバ2よりストリーミング配信されているものを配信ストリーミングデータと呼ぶ。
また、メディアサーバ2のメディアファイル格納部103に格納されているメディアファイルには、前述したように、複数の関連するストリーミングデータが含まれている場合がある。具体的には、同じ内容で複数の品質のストリーミングデータが1つのメディアファイル内に含まれている場合や複数の角度から撮影した映像(マルチアングル)や動画と関連する静止画などを畳み込んだメディアファイル等である。
また、ストリーミングデータの対象は、主に動画、音声などの一定の時間を持つデータであるが、静止画、テキストなどの静的なデータも対象としても良い。
ここで、メディアサーバ2は配信装置に相当し、ストリーミングデータは情報データに相当し、メディアファイルは情報データファイルに相当する。
クライアント3は、ネットワーク4を介してメディアサーバ2にストリーミング配信を要求する配信要求を送信するとともに、メディアサーバ2からストリーミング配信された配信ストリーミングデータを受信し、再生、表示などを行う。
ここで、クライアント3は、端末装置に相当する。
また、配信要求によりストリーミング配信が要求されたストリーミングデータは、要求情報データに相当する。
キャッシュサーバ1は、クライアント3から配信要求のあったメディアファイルやストリーミングデータをキャッシュに格納し、クライアント3からの配信要求に対して、キャッシュに格納されているメディアファイルやストリーミングデータを使用してストリーミング配信を行う。
メディアファイルをキャッシュに格納したものをキャッシュファイル、ストリーミングデータをキャッシュに格納したものをキャッシュデータとする。
ここで、キャッシュサーバ1は、データ通信装置に相当する。
次に、図2を用いてキャッシュサーバ1の内部構成について説明する。
キャッシュサーバ1は、キャッシュ確認部10、ストリーミングデータ蓄積部11、ストリーミングデータ配信部12、欠落データ管理部13及びキャッシュデータ格納部101より構成される。
キャッシュ確認部10は、クライアント3の配信要求を受信し、クライアント3から配信要求されたストリーミングデータ(要求情報データ)がキャッシュデータとしてキャッシュデータ格納部101に格納されているかを確認する。
また、クライアント3から配信要求されたストリーミングデータの場所情報を管理する。場所情報とはサーバ名、メディアファイル名などを意味する。
キャッシュ確認部10の振舞いとしては、クライアント3から配信要求されたストリーミングデータがキャッシュデータとしてキャッシュデータ格納部101に格納されていた場合、クライアント3に対してキャッシュデータ格納部101から配信要求があったストリーミングデータをストリーミング配信するよう、ストリーミングデータ配信部12を呼び出す。配信要求があったストリーミングデータがキャッシュデータとしてキャッシュデータ格納部101に格納されていない場合は、クライアントの配信要求をメディアサーバ2に送信し、メディアサーバ2からストリーミング配信を行わせ、メディアサーバ2からストリーミング配信された配信ストリーミングデータをキャッシュデータとして取得する。
ここで、キャッシュ確認部10は、配信要求受信部及びデータ確認部に相当する。
ストリーミングデータ蓄積部11は、メディアサーバ2からストリーミング配信された配信ストリーミングデータ(配信要求情報データ)を受信し、受信した配信ストリーミングデータをキャッシュデータ格納部101に格納する。
また、キャッシュデータ格納部101に格納した後、ストリーミングデータ配信部12に処理を渡す。ストリーミングデータ配信部12に処理を渡すタイミングには、ストリーミングデータの切れ目や動画で言えばフレーム毎といったタイミングがある。
さらに、ストリーミングデータ蓄積部11は、配信ストリーミングデータ中のデータ欠落の有無を判断し、データ欠落があった場合には、欠落データ管理部13に欠落データの情報を通知する。
ここで、ストリーミングデータ蓄積部11は、データ受信部に相当する。
ストリーミングデータ配信部12は、クライアント3からの配信要求に応じ、キャッシュデータ格納部101に格納されているキャッシュデータを使用して、クライアントに対してストリーミング配信を行う。また、メディアサーバ2からストリーミング配信された配信ストリーミングデータをストリーミングデータ蓄積部より直接受け取ってストリーミング配信しても良い。
ここで、ストリーミングデータ配信部12は、データ配信部に相当する。
欠落データ管理部13は、メディアサーバ2からストリーミング配信された配信ストリーミングデータの内、キャッシュサーバ1に到達しなかったデータ、つまり欠落データの情報を管理する。
欠落データの情報の内容としては、メディアサーバ名およびメディアサーバの保有するメディアファイル名、配信ストリーミングデータ内の欠落データが発生した位置などがある。また管理している欠落データの情報をクライアントに直接認識させる。具体的には、クライアント3に欠落データの内容を通知する欠落データ通知を送信してクライアントに直接認識させる。
もしくはストリーミングデータ配信部12に通知して、欠落データを除いてストリーミング配信を行わせる。
なお、欠落データ管理部13は、欠落データ通知部に相当する。
キャッシュデータ格納部101は、メディアサーバ2よりストリーミング配信された配信ストリーミングデータをストリーミングデータ蓄積部11より受け取り、キャッシュデータとして格納する。
キャッシュデータ格納部101は、データ格納部に相当する。
また、キャッシュサーバ1は、図示していないが、例えばマイクロプロセッサ等のCPU、半導体メモリ等や磁気ディスク等の記録手段、及び通信手段を有する計算機により実現することができる。記録手段には、キャッシュサーバ1に含まれる各構成要素の機能を実現するプログラムが記録されており、CPUがこれらのプログラムを読み込むことによりキャッシュサーバ1の動作を制御し、各構成要素の機能を実現することができる。
次に動作について説明する。
まずクライアント3はメディアサーバ2に対してメディアファイルのストリーミングデータの配信要求を送信する。
クライアント3からメディアサーバ2に対してストリーミングデータの配信要求が送信されると該配信要求は必ずキャッシュサーバ1を経由する。
キャッシュ確認部10は、クライアントから送信された配信要求を受信し、要求されたストリーミングデータがキャッシュデータとしてキャッシュデータ格納部101に格納されているかを確認する。
クライアントの要求したストリーミングデータがキャッシュデータ格納部101に格納されている場合(ヒット時)は、キャッシュ確認部10は配信要求をストリーミングデータ配信部12に渡し、ストリーミングデータ配信部12がキャッシュデータ格納部101に格納されているキャッシュデータを使用して、メディアサーバ2の代わりにクライアント3に対してストリーミング配信を行う。
クライアントの要求したストリーミングデータがキャッシュデータ格納部101に格納されていなかった場合は、キャッシュ確認部10は、クライアントからの配信要求をメディアサーバ2に送信する。
メディアサーバ2では、クライアントからの配信要求を受け、該当するストリーミングデータをストリーミング配信する。
メディアサーバ2からストリーミング配信される配信ストリーミングデータは、必ずキャッシュサーバを経由する。キャッシュサーバでは、ストリーミングデータ蓄積部11がメディアサーバ2からストリーミング配信された配信ストリーミングデータを受信し、キャッシュデータ格納部101に格納する。
あわせてストリーミングデータ配信部12により、キャッシュデータ格納部に格納された配信ストリーミングデータを使用してクライアント3にストリーミング配信を行う。このとき、ストリーミングデータ蓄積部11はメディアサーバからストリーミング配信されたストリーミングデータをそのままストリーミングデータ配信部12に送信し、ストリーミングデータ配信部12からクライアント3にストリーミング配信しても良い。
また、ストリーミングデータ蓄積部11は、メディアサーバ2からストリーミング配信された配信ストリーミングデータ中に欠落データが発生していないかを確認する。
欠落データを検出した場合は、欠落データ管理部13に欠落データの情報を送信する。欠落データ管理部13では、欠落データの情報を受け取り、直接クライアントに認識させるための通信を行う。具体的には、欠落データの内容を通知する欠落データ通知をクライアント3に送信する。
また、ストリーミングデータ配信部12に欠落データの情報を渡し、クライアント3へのストリーミング配信時に欠落データを除いてストリーミング配信しても良い。
以上のように、メディアサーバからストリーミング配信されたストリーミングデータに欠落データが発生した場合でも、欠落データの発生をキャッシュサーバがクライアントに認識させるため、クライアントは発生した欠落データをスキップさせる、もしくは再度メディアサーバに要求するといった処理を行うことができる。
キャッシュサーバにおいては、クライアントの要求が増えることで、欠落データをメディアサーバから取得できる可能性が増し、キャッシュサーバからメディアサーバに特別な要求を行わなくても、不足している欠落データをキャッシュに蓄積していくことが可能である。
実施の形態2.
まず、図3を用いて実施の形態2に係るキャッシュサーバ1の内部構成について説明する。
図2において、キャッシュサーバ1、メディアサーバ2、クライアント3、キャッシュ確認部10、ストリーミングデータ蓄積部11、ストリーミングデータ配信部12、キャッシュデータ格納部101は、実施の形態1における図2と同様である。
図において、14は、欠落データ要求部であり、ストリーミングデータ蓄積部11により配信ストリーミングデータ中に欠落データが検出された場合に、ストリーミングデータ蓄積部11より渡された欠落データの情報に基づいてメディアサーバ2に欠落データ配信要求(欠落データ送信要求)を送信して欠落データの配信の要求を行う。欠落データ配信要求は、配信ストリーミングデータ中における欠落データの位置を直接指定して行うが、ストリーミングデータの先頭からの時間や動画であればフレームを指定して行っても良い。
欠落データ要求部は、欠落データ送信要求部に相当する。
15は、欠落データ蓄積部であり、メディアサーバ2から配信された欠落データを受信し、キャッシュデータ格納部101に格納する。
キャッシュデータ格納部101への格納時には、受信した欠落データと欠落データを除いたストリーミングデータとを合成して格納する。また欠落データはもとのストリーミングデータと合成せず、単体で格納しても良い。ただし、欠落データを単体でキャッシュデータ格納部101に格納する場合は、キャッシュ確認部10に通知して、もとのストリーミングデータと欠落データをまとめてキャッシュデータ格納部101に格納しているストリーミングデータとして扱うよう処理を行うものとする。
なお、欠落データ蓄積部15は、欠落データ受信部に相当する。
104は、バッファであり、ストリーミングデータ配信部12にて使用され、クライアント3に対するストリーミング配信時にストリーミングデータを一時的に蓄積する記憶装置である。
なお、本実施の形態において、ストリーミングデータ蓄積部11は、メディアサーバ2からストリーミング配信された配信ストリーミングデータについて欠落データの有無を判断しながら受信し、また、配信ストリーミングデータのうち受信した部分から順次キャッシュデータ格納部101に格納する。
次に、動作について説明する。
メディアサーバ2からストリーミング配信された配信ストリーミングデータ中に欠落データが発生しない場合の各部の動作は実施の形態1と同じである。
ストリーミングデータ蓄積部11がメディアサーバ2からストリーミング配信された配信ストリーミングデータ中に欠落データが発生していることを検出した場合は、キャッシュデータ格納部101への格納を一時停止し、即座に欠落データの情報を欠落データ要求部14に渡し、欠落データ要求部14からメディアサーバ2に対して欠落データの配信要求を行い、欠落データを配信させる。この時、ストリーミングデータ配信部12はキャッシュデータのバッファ104を持ちつつストリーミング配信を行い、キャッシュデータ格納部101への格納が一時停止した場合でも、バッファ104からストリーミングデータを取得しつつ、ストリーミング配信を継続するようにする。
欠落データ蓄積部15は、メディアサーバ2から配信された欠落データを受信し、キャッシュデータ格納部101に格納し、ストリーミングデータ蓄積部11の一時停止を解除し、再度メディアサーバ2からストリーミング配信される配信ストリーミングデータをキャッシュデータ格納部101に格納するようにストリーミングデータ蓄積部11に指示する。あわせて、もしストリーミングデータ配信部12も一時停止中であればこれを解除する。
以上のように、メディアサーバからストリーミング配信された配信ストリーミングデータに欠落データが発生した場合でも、即座に欠落データをメディアサーバから取得することで、不足していた欠落データを補いつつ、ストリーミングデータをキャッシュに格納することができる。
クライアントへのストリーミング配信についても、バッファを使用し、欠落データが発生した場合でも一時停止することなく、クライアントに対してストリーミング配信することが可能である。
また、他のクライアントからキャッシュに格納されているストリーミングデータを要求された場合でも、欠落データを補ったキャッシュデータを使用して、キャッシュサーバからストリーミング配信を行うことができる。
実施の形態3.
図4は、実施の形態3に係るキャッシュサーバ1の内部構成を示す。
図において、キャッシュサーバ1、メディアサーバ2、クライアント3、キャッシュ確認部10、ストリーミングデータ蓄積部11、ストリーミングデータ配信部12、欠落データ管理部13、キャッシュデータ格納部101は、実施の形態1における図2と同様である。
また、欠落データ要求部14、欠落データ蓄積部15は、実施の形態2における図3と同様である。
なお、本実施の形態では、欠落データ管理部13は、メディアサーバ2から欠落データを配信させるために、欠落データ要求部14を呼び出すが、欠落データ要求部14を呼び出す時期をスケジューリングしたり、また、メディアサーバの負荷、ネットワークのトラフィック負荷などを検出し、最善の状態の時に欠落データ要求部を呼び出すようにしても良い。
次に、動作について説明する。
メディアサーバ2からストリーミング配信された配信ストリーミングデータ中に欠落データが発生しない場合の各部の動作は実施の形態1と同じである。
ストリーミングデータ蓄積部11がメディアサーバ2からストリーミング配信された配信ストリーミングデータ中に欠落データが発生していることを検出した場合は、欠落データ管理部13に欠落データの情報を送信する。
この時、欠落データが発生しているが、キャッシュデータ格納部101への格納は継続し、クライアント3へのストリーミング配信もストリーミングデータ配信部12により継続されても良い。
欠落データ管理部13は、メディアサーバ2からのストリーミング配信が完了した段階で、受け取った欠落データの情報を欠落データ要求部14に渡し、欠落データ要求部14はメディアサーバに欠落データ配信要求を送信して欠落データを配信させる。
ただし、欠落データ要求部14を呼び出すタイミングは、欠落データが発生した時刻より一定時間が経過した時や夜間などの指定した時刻、メディアサーバの負荷が少ない時、メディアサーバ〜キャッシュサーバ間のネットワークトラフィック負荷が少ない時などであっても構わない。
欠落データ蓄積部15は、メディアサーバ2から配信された欠落データを受信し、キャッシュデータ格納部101中の欠落データが不足しているキャッシュデータと合成することで、欠落データを補ったキャッシュデータを生成する。
以上のように、メディアサーバからストリーミング配信された配信ストリーミングデータに欠落データが発生した場合でも、ある規定したタイミングで欠落データをメディアサーバから取得することで、不足していた欠落データを補いつつ、ストリーミングデータをキャッシュに格納することができる。
よって他のクライアントからキャッシュに格納されているストリーミングデータの配信を要求された場合でも、欠落データを補ったキャッシュデータを使用して、キャッシュサーバからストリーミング配信を行うことができる。
実施の形態4.
図5は、実施の形態4に係るキャッシュサーバ1の内部構成を示す。
図において、キャッシュサーバ1、メディアサーバ2、クライアント3、キャッシュ確認部10、ストリーミングデータ配信部12、欠落データ管理部13、キャッシュデータ格納部101は、実施の形態1における図2と同様である。
また、欠落データ要求部14、欠落データ蓄積部15は、実施の形態2における図3と同様である。
なお、本実施の形態においては、欠落データ管理部13は、キャッシュデータ格納部101に格納されているキャッシュデータについて欠落データの有無を判断する。このため、欠落データ管理部13は、欠落データ判断部として機能する。
また、実施の形態4においては、クライアント3の要求したストリーミングデータがキャッシュデータ格納部101に格納されており、該キャッシュデータは欠落データ分が不足している場合を前提とする。
また、キャッシュデータ格納部101に格納されているクライアント3から配信要求のあったキャッシュデータを格納要求情報データという。
次に、動作について説明する。
まずクライアント3はストリーミングデータをメディアサーバ2に要求するために配信要求を送信する。
キャッシュサーバでは該配信要求を受信し、キャッシュ確認部10により、クライアントの要求しているストリーミングデータがキャッシュデータ格納部101に格納されているかを確認する。
前提としてキャッシュデータ格納部101内にはクライアントの要求しているストリーミングデータが格納されているため、キャッシュ確認部10は、ストリーミングデータ配信部12に配信要求を渡し、キャッシュデータを使用してクライアントに対するストリーミング配信を行わせる。
並行してキャッシュ確認部10は欠落データ管理部13に処理を渡す。前提としてキャッシュデータには欠落データ分が不足しているため、欠落データ管理部13は、クライアントから要求されているストリーミングデータにおける欠落データについて確認し、予め欠落データを補うべく、欠落データの情報を欠落データ要求部14に送信する。
欠落データ要求部14は、渡された欠落データの情報に基づいてメディアサーバに欠落データ配信要求を送信し、欠落データを配信させる。
欠落データ蓄積部15は、メディアサーバから配信された欠落データを受信し、キャッシュデータ格納部101中の欠落データの発生したキャッシュデータと合成することで、欠落データを補ったキャッシュデータを生成する。
先にクライアントに対してストリーミング配信を行っているストリーミングデータ配信部12は、前記のように予め欠落データが補われるので欠落データを意識せず、キャッシュデータを使用してクライアントに対しストリーミング配信を行うことができる。
以上のように、キャッシュ内に欠落データ分が不足していた場合でも、クライアントへのストリーミング配信時に、欠落データが予めメディアサーバから取得されるため、欠落データを補ったキャッシュデータを生成することができる。結果として、ストリーミングデータ配信部は欠落データを補ったキャッシュデータを使用してクライアントに対しストリーミング配信を行うことができる。
実施の形態5.
図6は、実施の形態5に係るキャッシュサーバ1の内部構成を示す。
図において、キャッシュサーバ1、メディアサーバ2、クライアント3、キャッシュ確認部10、ストリーミングデータ蓄積部11、ストリーミングデータ配信部12、欠落データ管理部13、キャッシュデータ格納部101、メディアファイル格納部103は、実施の形態1における図2と同様である。
また、図6に示す構成に欠落データ要求部14及び欠落データ蓄積部15を加え、実施の形態1〜4に記載の動作を行うようにしてもよい。
図において、16は属性データ取得部であり、メディアサーバ2に属性データ送信要求(属性情報送信要求)を送信して、クライアント3から要求されたストリーミングデータの属性データ(属性情報)をメディアサーバ2から受信する。受信した属性データは属性データ記憶部17に送信される。
ここで、属性データとは、ストリーミングデータ自体の属性や関連ストリーミングデータやその他の付随データとの関係情報を指す。
ストリーミングデータの属性には、例えば転送レートがある。
また、関連ストリーミングデータとは、クライアントから要求されたストリーミングデータと密接に関連のあるストリーミングデータを指す。例えば、クライアントから要求されたストリーミングデータと同じメディアファイル(要求情報データファイル)に属する、品質の異なるデータや視点の異なる映像データ、映像に付随する静止画、テキストなどがある。
付随データとは、クライアントから要求されたストリーミングデータに関する制御情報や関連ストリーミングデータに関する制御情報等である。
また、関連ストリーミングデータやその他の付随データとの関係情報とは、例えば、クライアントより配信要求のあったストリーミングデータに関連ストリーミングデータが存在するか否か及び当該ストリーミングデータ、関連ストリーミングデータに関する付随データが存在するか否かを示す情報をいう。
なお、以下では、関連ストリーミングデータ及び付随データをまとめて関連ストリーミングデータ等と称する。
また、属性データは、特定のストリーミングデータについて、そのストリーミングデータが含まれたメディアファイルのデータ形式も示す。
なお、属性データ取得部16は、属性情報送信要求部及び属性情報受信部に相当する。
図において、17は属性データ記憶部であり、属性データ取得部16が受け取った属性データをキャッシュサーバ内の記憶装置に記憶すると同時に関連ストリーミングデータ要求部18に送信する。
また、属性データ記憶部17は、属性データをファイル変換部20に送信する。
図において、18は、関連ストリーミングデータ要求部であり、属性データ取得部16が受け取った属性データを基にメディアサーバ2に対して関連ストリーミングデータ等をストリーミング配信するよう要求する。
なお、関連ストリーミングデータ等は関連データに相当する。
また、関連ストリーミングデータ要求部は、関連データ配信要求部に相当する。
図において、19は、ストリーミングデータ選択部であり、クライアント3からの配信要求を受け取り、キャッシュファイル格納部102に格納されている関連ストリーミングデータを含むキャッシュファイルまたはキャッシュデータ格納部101に格納されているキャッシュデータから、クライアント3の要求に適したストリーミングデータを選択する。
また、選択したストリーミングデータをストリーミングデータ配信部12もしくはファイルストリーミング配信部21に送信する。
図において、20は、ファイル変換部であり、属性データ記憶部17から得た属性データに示されたデータ形式に基づいて、キャッシュデータ格納部101に格納されているキャッシュデータ(関連ストリーミングデータ及び付随データを含む)をメディアサーバ2のメディアファイル格納部103に格納されているメディアファイルと同等のデータ形式のファイルにデータ変換する。
ファイルに変換されたキャッシュデータはキャッシュファイルとしてキャッシュファイル格納部102に格納される。
なお、ファイル変換部20は、データ変換部に相当する。
また、ファイル変換部20によりメディアサーバ2におけるメディアファイルと同等のデータ形式に変換されたファイルは対応情報データファイルに相当する。
図において、21は、ファイルストリーミング配信部であり、クライアント3の配信要求に応じ、キャッシュファイル格納部102に格納されているキャッシュファイルを使用して、クライアント3に対してストリーミング配信を行う。ストリーミングデータ選択部19により選択されたストリーミングデータをストリーミング配信する場合もある。
102は、キャッシュファイル格納部であり、ファイル変換部20により変換されたキャッシュファイルを格納する。キャッシュファイルは、前述したとおり、メディアサーバ2からストリーミング配信されたストリーミングデータや関連ストリーミングデータをメディアサーバ2の保有するメディアファイルと同等のデータ形式のファイルに変換したものを蓄積したものである。
なお、キャッシュデータ格納部101及びキャッシュファイル格納部102の両者をあわせてデータ格納部という。
次に、動作について説明する。
まずクライアント3はストリーミングデータをメディアサーバ2に要求するために配信要求を送信する。
キャッシュサーバ1では該配信要求を受信し、キャッシュ確認部10が、クライアントの要求しているストリーミングデータを含むメディアファイルがキャッシュファイル格納部102内にキャッシュファイルとして格納されているかを確認する。
キャッシュファイル格納部102内に格納されていた場合には、ストリーミングデータ選択部19がクライアント3の要求しているストリーミングデータをキャッシュファイル中より選択し、ファイルストリーミング配信部21に送信する。
ファイルストリーミング配信部21は、キャッシュファイルを使用して、ストリーミングデータ選択部19より指定されたストリーミングデータをクライアントに対してストリーミング配信する。
キャッシュファイル格納部102内に格納されていない場合には、キャッシュ確認部10は配信要求をメディアサーバ2に送信する。また、キャッシュ確認部10は配信要求をストリーミングデータ選択部19および属性データ取得部16にも送信する。
メディアサーバ2は配信要求を受信するとクライアントに対して要求されたストリーミングデータのストリーミング配信を行う。
キャッシュサーバ1では、メディアサーバ2がストリーミング配信している配信ストリーミングデータを受信し、該配信ストリーミングデータはストリーミングデータ蓄積部11によりキャッシュデータとしてキャッシュデータ格納部101に格納される。
このとき、ストリーミングデータ蓄積部11はメディアサーバからストリーミング配信された配信ストリーミングデータをそのままストリーミングデータ配信部12に送信し、ストリーミングデータ配信部12からクライアント3にストリーミング配信させる。
ストリーミングデータ蓄積部11は、メディアサーバ2からのストリーミング配信が完了し、キャッシュデータ格納部101への格納が完了した場合には、格納完了通知をファイル変換部20に通知する。
属性データ取得部16は、キャッシュ確認部10から送信された配信要求に基づいて属性データ送信要求をメディアサーバ2に送信し、クライアントから要求されたストリーミングデータの属性データをメディアサーバ2から取得する。
取得した属性データは、属性データ記憶部17に送信される。
属性データ記憶部17は、受け取った属性データを記憶装置に記憶しておく。
さらに属性データ記憶部17は、記憶している属性データを関連ストリーミングデータ要求部18に送信する。またファイル変換部20からの要求に応じて、記憶している属性データを出力する。
関連ストリーミングデータ要求部18は、属性データ記憶部17から属性データを受け取り、属性データに基づいてクライアントから要求されているストリーミングデータの関連ストリーミングデータ等の有無、また種類を確認する。
関連ストリーミングデータ等が存在する場合は、メディアサーバ2に対して関連ストリーミングデータ等の配信要求を行う。関連ストリーミングデータ等が複数存在する場合はすべての関連ストリーミングデータ等に対して配信要求を行う。
メディアサーバ2からストリーミング配信された関連ストリーミングデータ等は、ストリーミングデータ蓄積部11により受信され、キャッシュデータとしてキャッシュデータ格納部101に格納される。ストリーミングデータ蓄積部11は、メディアサーバ2からの関連ストリーミングデータ等のストリーミング配信が完了し、キャッシュデータ格納部101への格納が完了した場合には、格納完了通知をファイル変換部20に送信する。
ファイル変換部20は、ストリーミングデータ蓄積部11からストリーミングデータおよび関連ストリーミングデータ等のキャッシュデータ格納部101への格納完了通知を受け、属性データ記憶部17に問い合わせて該当する属性データを取得する。
ファイル変換部20は、取得した属性データに基づいてキャッシュデータ格納部101に格納されているストリーミングデータおよび関連ストリーミングデータ等を取得し、これらストリーミングデータおよび関連ストリーミングデータ等のデータ変換を行い、メディアサーバ2に格納されているメディアファイルと同等のキャッシュファイルを作成する。さらに作成したキャッシュファイルをキャッシュファイル格納部102に格納し、キャッシュ対象とする。キャッシュファイル格納後は、キャッシュデータを削除する。
キャッシュファイルがキャッシュファイル格納部102に格納された段階で、他のクライアントから同一ファイル内のストリーミングデータに対して配信要求があった場合には、キャッシュ確認部10が配信要求をストリーミングデータ選択部19に渡し、ストリーミングデータ選択部19はクライアントの要求しているストリーミングデータをキャッシュファイル中より選択し、ファイルストリーミング配信部21に送信する。
ファイルストリーミング配信部21は、キャッシュファイルを使用して、ストリーミングデータ選択部19より指定されたストリーミングデータをクライアントに対してストリーミング配信する。
以上のように、メディアファイルが複数の関連ストリーミングデータ等を含んでいる場合においても、キャッシュサーバは複数の該関連ストリーミングデータ等を取得し、メディアファイルと同等のキャッシュファイルを作成し、キャッシュに格納することができる。さらにクライアントから関連ストリーミングデータへの配信要求があった場合でも、キャッシュサーバはメディアファイルと同等のキャッシュファイルを格納しているので、メディアサーバと同等のストリーミング配信を行うことができる。
実施の形態6.
図7は、実施の形態6に係るキャッシュサーバ1の内部構成を示す。
図において、キャッシュサーバ1、メディアサーバ2、クライアント3、キャッシュ確認部10、ストリーミングデータ蓄積部11、ストリーミングデータ配信部12、欠落データ管理部13、属性データ取得部16、属性データ記憶部17、関連ストリーミングデータ要求部18、ストリーミングデータ選択部19、キャッシュデータ格納部101、メディアファイル格納部103は、実施の形態1〜5の場合と同様である。
また、図7に示す構成に欠落データ要求部14及び欠落データ蓄積部15を加え、実施の形態1〜4に記載の動作を行うようにしてもよい。
また、メディアサーバからストリーミング配信されるメディアファイルは、ストリーミングデータの他、複数の関連ストリーミングデータを含んでいるファイルも存在するものとする。
次に動作について説明する。
まずクライアント3はストリーミングデータをメディアサーバ2に要求するために配信要求を送信する。
キャッシュサーバ1では該配信要求を受信し、キャッシュ確認部10により、クライアントの要求しているストリーミングデータがキャッシュデータ格納部101内にキャッシュデータとして格納されているかを確認する。キャッシュデータ格納部101内に格納されていた場合には、ストリーミングデータ選択部19がクライアントの要求しているストリーミングデータをキャッシュデータ中より選択し、ストリーミングデータ配信部12に送信する。
ストリーミングデータ配信部12は、キャッシュデータを使用して、ストリーミングデータ選択部より指定されたストリーミングデータをクライアントに対してストリーミング配信する。
キャッシュデータ格納部101内に格納されていない場合には、配信要求をメディアサーバ2に送信すると同時にストリーミングデータ選択部19および属性データ取得部16にも配信要求を送信する。
属性データ取得部16は、キャッシュ確認部10から送信された配信要求に基づいて、クライアントから要求されたストリーミングデータの属性データをメディアサーバ2から取得する。
取得された属性データは、属性データ記憶部17に送信される。
属性データ記憶部17は、受け取った属性データを記憶装置に記憶しておく。さらに属性データ記憶部17は、記憶している属性データを関連ストリーミングデータ要求部18に送信する。
関連ストリーミングデータ要求部18は、属性データ記憶部17から属性データを受け取り、属性データに基づいてクライアント3から要求されているストリーミングデータの関連ストリーミングデータの有無、また種類を確認する。関連ストリーミングデータが存在する場合は、メディアサーバ2に対して関連ストリーミングデータの配信要求を行う。関連ストリーミングデータが複数存在する場合はすべての関連ストリーミングデータに対して配信要求を行う。
メディアサーバ2はクライアント3から要求されたストリーミングデータのストリーミング配信を行うと同時にキャッシュサーバ1から要求された関連ストリーミングデータのストリーミング配信を行う。
キャッシュサーバ1では、配信ストリーミングデータおよび関連ストリーミングデータを受信し、ストリーミングデータ蓄積部11によりキャッシュデータ格納部101に格納する。
さらにストリーミングデータ選択部19は、クライアントの配信要求を受け取り、キャッシュデータ格納部101に格納されたストリーミングデータおよび関連ストリーミングデータから、クライアントが要求しているストリーミングデータを選択し、ストリーミングデータ配信部12に送信する。
ストリーミングデータ配信部12は、受け取ったストリーミングデータをクライアントに対してストリーミング配信する。このとき、ストリーミングデータ蓄積部11はメディアサーバ2からストリーミング配信された配信ストリーミングデータをそのままストリーミングデータ選択部19に送信し、クライアントの要求しているストリーミングデータを選択し、ストリーミングデータ配信部12からクライアントにストリーミング配信しても良い。
以上のように、メディアファイルがストリーミングデータの他、複数の関連ストリーミングデータを含んでいる場合においても、クライアントの配信要求と同時に、キャッシュサーバはストリーミングデータと複数の関連ストリーミングデータを取得し、キャッシュに蓄積することができる。さらにクライアントから関連ストリーミングデータへの配信要求があった場合でも、キャッシュサーバはメディアファイルと同等のキャッシュファイルを蓄積しているので、メディアサーバと同等のストリーミング配信を行うことができる。
実施の形態7.
図8は、実施の形態7に係るキャッシュサーバ1の内部構成を示す。
図において、キャッシュサーバ1、メディアサーバ2、クライアント3、キャッシュ確認部10、ストリーミングデータ蓄積部11、ストリーミングデータ配信部12、欠落データ管理部13、属性データ取得部16、属性データ記憶部17、関連ストリーミングデータ要求部18、ストリーミングデータ選択部19、ファイル変換部20、ファイルストリーミング配信部21、キャッシュデータ格納部101、キャッシュファイル格納部102、メディアファイル格納部103は、実施の形態1〜6の場合と同様である。
また、図8に示す構成に欠落データ要求部14及び欠落データ蓄積部15を加え、実施の形態1〜4に記載の動作を行うようにしてもよい。
また、メディアサーバからストリーミング配信されるメディアファイルは、ストリーミングデータの他、複数の関連ストリーミングデータを含んでいるファイルも存在するものとする。
次に、動作について説明する。
まずクライアント3はストリーミングデータをメディアサーバ2に要求するために配信要求を送信する。
キャッシュサーバ1では該配信要求を受信し、キャッシュ確認部10により、クライアント3の要求しているストリーミングデータを含むメディアファイルがキャッシュファイル格納部102内にキャッシュファイルとして格納されているかを確認する。
キャッシュファイル格納部102内に格納されていた場合には、ストリーミングデータ選択部19がクライアント3の要求しているストリーミングデータをキャッシュファイル中より選択し、ファイルストリーミング配信部21に送信する。ファイルストリーミング配信部21は、キャッシュファイルを使用して、ストリーミングデータ選択部19より指定されたストリーミングデータをクライアントに対してストリーミング配信する。
キャッシュファイル格納部102内に格納されていない場合には、配信要求をメディアサーバ2に送信すると同時にストリーミングデータ選択部19および属性データ取得部16にも配信要求を送信する。
属性データ取得部16は、キャッシュ確認部10から送信された配信要求に基づいて、クライアントから要求されたストリーミングデータの属性データをメディアサーバから取得する。
取得された属性データは、属性データ記憶部17に送信される。
属性データ記憶部17は、受け取った属性データを記憶装置に記憶しておく。さらに属性データ記憶部17は、記憶している属性データを関連ストリーミングデータ要求部18に送信する。
関連ストリーミングデータ要求部18は、属性データ記憶部17から属性データを受け取り、属性データに基づいてクライアントから要求されているストリーミングデータの関連ストリーミングデータ等の有無、また種類を確認する。関連ストリーミングデータ等が存在する場合は、メディアサーバに対して関連ストリーミングデータ等の配信要求を行う。関連ストリーミングデータ等が複数存在する場合はすべての関連ストリーミングデータ等に対して配信要求を行う。
メディアサーバ2はクライアント3から要求されたストリーミングデータのストリーミング配信を行うと同時にキャッシュサーバから要求された関連ストリーミングデータ等のストリーミング配信を行う。
キャッシュサーバ1では、配信ストリーミングデータおよび関連ストリーミングデータ等を受信し、ストリーミングデータ蓄積部11によりキャッシュデータ格納部101に格納する。ストリーミングデータ蓄積部11は、メディアサーバからの配信ストリーミングデータおよび関連ストリーミングデータ等のストリーミング配信が完了し、キャッシュデータ格納部101への格納が完了した場合には、格納完了通知をファイル変換部20に通知する。
ファイル変換部20は、ストリーミングデータ蓄積部11から配信ストリーミングデータおよび関連ストリーミングデータ等のキャッシュデータ格納部101への格納完了通知を受け、属性データ記憶部17に問い合わせて該当する属性データを取得する。取得した属性データに基づいてキャッシュデータ格納部101に格納されているストリーミングデータおよび関連ストリーミングデータ等を取得し、メディアサーバ2に蓄積されているメディアファイルと同等のキャッシュファイルを作成する。さらに作成したキャッシュファイルをキャッシュファイル格納部102に格納し、キャッシュ対象とする。置き換えた後は、キャッシュデータをキャッシュデータ格納部101から削除する。
キャッシュファイルがキャッシュファイル格納部102に格納された段階で、ストリーミングデータ選択部19がクライアントの要求しているストリーミングデータをキャッシュファイル中より選択し、ファイルストリーミング配信部21に送信する。ファイルストリーミング配信部21は、キャッシュファイルを使用して、ストリーミングデータ選択部19より指定されたストリーミングデータをクライアントに対してストリーミング配信する。
以上のように、メディアファイルがストリーミングデータの他、複数の関連ストリーミングデータ等を含んでいる場合においても、キャッシュサーバはストリーミングデータと複数の関連ストリーミングデータ等を取得し、メディアファイルと同等のキャッシュファイルを作成し、キャッシュに格納することができる。さらにクライアントから関連ストリーミングデータ等への配信要求があった場合でも、キャッシュサーバはメディアファイルと同等のキャッシュファイルを蓄積しているので、メディアサーバと同等のストリーミング配信を行うことができる。
実施の形態8.
図9は、実施の形態8に係るキャッシュサーバ1の内部構成を示す。
図において、キャッシュサーバ1、メディアサーバ2、クライアント3、キャッシュ確認部10、ストリーミングデータ蓄積部11、ストリーミングデータ配信部12、欠落データ管理部13、キャッシュデータ格納部101、メディアファイル格納部103は、実施の形態1〜7の場合と同様である。
図9の構成に加えて、欠落データ要求部14、欠落データ蓄積部15、属性データ取得部16、属性データ記憶部17、関連ストリーミングデータ要求部18、ファイル変換部20、ストリーミングデータ選択部19、ファイルストリーミング配信部21を加え、実施の形態1〜7で記載している動作を行うようにしてもよい。
クライアントからの配信要求の受信からキャッシュデータ格納部101内にクライアントの要求したストリーミングデータが格納されているかの確認、メディアサーバへの配信要求の送信、キャッシュデータ格納部101へのストリーミングデータの格納、クライアントへのストリーミング配信といった一連の処理に関しては、実施の形態1に示した通りである。
実施の形態8では、キャッシュサーバ1においてストリーミングデータ蓄積部11がメディアサーバ2からストリーミング配信された配信ストリーミングデータを格納し、ストリーミングデータ配信部12によりクライアントに対してストリーミング配信を行っている場合について記述している。
この場合、他のクライアントから現在キャッシュデータ格納部101に格納中のストリーミングデータに関して配信要求が行われた場合、キャッシュ確認部10は現在キャッシュデータ格納部101に格納中であってもキャッシュデータ格納部101に格納済と判断し、ストリーミングデータ配信部12に対して、他のクライアントの配信要求を送信する。ストリーミングデータ配信部12では、他のクライアントの配信要求に従い、キャッシュデータ格納部101から該当するストリーミングデータを取得し、他のクライアントに対してもストリーミング配信を行う。
ただし、現在キャッシュデータ格納部101に格納中のストリーミングデータが、先のクライアントの再生停止処理などによりキャッシュデータ格納部101への格納が中断する可能性がある。
この時、先のクライアントの再生停止を行った位置までのストリーミングデータがキャッシュデータ格納部101には格納されている。
ストリーミングデータ配信部12は、後から同一ストリーミングデータを再生している他のクライアントに対して先のクライアントが再生停止を行った位置まではキャッシュデータを使用してストリーミング配信し、先のクライアントが再生停止を行った位置以降は、キャッシュ確認部10に対して、キャッシュデータが存在しない旨を通知する。
キャッシュ確認部10では、キャッシュデータが存在しない旨の通知を受け取った場合、メディアサーバ2に対してキャッシュデータが存在しない位置からの配信要求を行う。
ストリーミングデータ配信部12が、キャッシュ確認部10に対して、キャッシュデータが存在しない旨の通知を行うことは、先のクライアントが再生停止を行った位置までストリーミング配信を行った時点ではなく、先のクライアントが再生停止を行った時点など、予め通知を行っても良い。
メディアサーバ2はキャッシュサーバ1から配信要求を受信するとキャッシュサーバ1に対して要求された位置からのストリーミングデータをストリーミング配信する。
キャッシュサーバ1では、メディアサーバ2からストリーミング配信された配信ストリーミングデータを受信し、ストリーミングデータ蓄積部11により先にキャッシュデータ格納部101に格納していたキャッシュデータに追加するように格納する。
同時にストリーミングデータ配信部12は、格納されたストリーミングデータを使用してクライアントにストリーミング配信を行う。このとき、ストリーミングデータ蓄積部11はメディアサーバ2から配信された配信ストリーミングデータをそのままストリーミングデータ配信部12に送信し、ストリーミングデータ配信部12からクライアントにストリーミング配信しても良い。
以上のように、キャッシュサーバがあるクライアントの要求に対して、メディアサーバからのストリーミングデータを受信、蓄積し、かつストリーミング配信中であった場合であっても、他のクライアントからキャッシュに格納中のストリーミングデータに対する配信要求を受けた時に、キャッシュに格納しているデータを使用して他のクライアントに対してストリーミング配信を行うことができるため、キャッシュのヒット率を向上することができる。
以上の実施の形態1〜8では、本発明に係るデータ通信装置について説明したが、同様の処理手順にて、本発明に係るデータ通信方法も実現することができる。
ここで、実施の形態1〜8に記載のキャッシュサーバ装置及びキャッシュ方法の特徴を以下にて再言する。
実施の形態1に記載のキャッシュサーバ装置およびキャッシュ方法は、ストリーミングデータを再生するクライアントとストリーミングデータをストリーミング配信するメディアサーバの間にキャッシュサーバが存在し、クライアントから要求されたストリーミングデータがキャッシュに存在するか否か判定し、キャッシュに存在する場合にはキャッシュサーバから該ストリーミングデータをクライアントに対してストリーミング配信し、キャッシュに存在しない場合には、少なくともクライアントからの要求をメディアサーバに送信し、メディアサーバからストリーミング配信されるストリーミングデータをキャッシングするキャッシュサーバシステムにおいて、
メディアサーバからストリーミング配信されるストリーミングデータが欠落した場合、該欠落データの箇所を記憶する手段と、欠落データをクライアントに認識させる手段を備えることを特徴とする。
実施の形態2に記載のキャッシュサーバ装置およびキャッシュ方法は、ストリーミングデータを再生するクライアントとストリーミングデータをストリーミング配信するメディアサーバの間にキャッシュサーバが存在し、クライアントから要求されたストリーミングデータがキャッシュに存在するか否か判定し、キャッシュに存在する場合にはキャッシュサーバから該ストリーミングデータをクライアントに対してストリーミング配信し、キャッシュに存在しない場合には、少なくともクライアントからの要求をメディアサーバに送信し、メディアサーバからストリーミング配信されるストリーミングデータをキャッシングするキャッシュサーバシステムにおいて、
メディアサーバからストリーミング配信されるストリーミングデータが欠落した場合、該欠落データをクライアントへ配信する前、即座にメディアサーバに要求する手段と、欠落データをキャッシュに蓄積する手段を備えることを特徴とする。
実施の形態3に記載のキャッシュサーバ装置およびキャッシュ方法は、ストリーミングデータを再生するクライアントとストリーミングデータをストリーミング配信するメディアサーバの間にキャッシュサーバが存在し、クライアントから要求されたストリーミングデータがキャッシュに存在するか否か判定し、キャッシュに存在する場合にはキャッシュサーバから該ストリーミングデータをクライアントに対してストリーミング配信し、キャッシュに存在しない場合には、少なくともクライアントからの要求をメディアサーバに送信し、メディアサーバからストリーミング配信されるストリーミングデータをキャッシングするキャッシュサーバシステムにおいて、メディアサーバからストリーミング配信されるストリーミングデータが欠落した場合、該欠落データをクライアントへのストリーミング配信とは独立して、メディアサーバに要求する手段と、欠落データをキャッシュに蓄積する手段を備えることを特徴とする。
実施の形態4に記載のキャッシュサーバ装置およびキャッシュ方法は、欠落データを除くストリーミングデータをキャッシュに蓄積している状態で、クライアントからの要求に対してキャッシュサーバからストリーミング配信を行う場合、キャッシュサーバは事前に欠落データを認識する手段と、欠落データをメディアサーバに要求する手段と、欠落データをキャッシュに蓄積する手段を備えることを特徴とする。
実施の形態5に記載のキャッシュサーバ装置およびキャッシュ方法は、ストリーミングデータの属性データをメディアサーバから取得する手段と、該属性データを記憶する手段と、属性データを使って、関連ストリーミングデータをメディアサーバに要求する手段と、記憶した属性データとキャッシュに蓄積しているストリーミングデータからメディアファイルと同等のファイルを生成し、キャッシュファイルとしてキャッシュに蓄積する手段と、キャッシュに蓄積したキャッシュファイルを使用して、クライアントからの要求データをストリーミング配信する手段を備えることを特徴とする。
実施の形態6に記載のキャッシュサーバ装置およびキャッシュ方法は、ストリーミングデータの属性データをメディアサーバから取得する手段と、該属性データを記憶する手段と、クライアントからの要求を受けると同時に、属性データを使って、クライアントからの要求データを含む複数の関連ストリーミングデータをメディアサーバに要求する手段と、関連ストリーミングデータの中からクライアントにストリーミング配信すべきストリーミングデータを選択する手段と、選択したストリーミングデータをクライアントに対してストリーミング配信する手段を備えることを特徴とする。
実施の形態7に記載のキャッシュサーバ装置およびキャッシュ方法は、記憶している属性データとキャッシュに蓄積しているストリーミングデータからメディアファイルと同等のファイルを生成し、キャッシュファイルとしてキャッシュに蓄積する手段と、キャッシュに蓄積したキャッシュファイルを使用して、クライアントからの要求データをストリーミング配信する手段を備えることを特徴とする。
実施の形態8に記載のキャッシュサーバ装置およびキャッシュ方法は、他のクライアントからキャッシング中の同一データに対して要求があった場合、該当するキャッシュデータを使用して他のクライアントへもストリーミング配信する手段を備えることを特徴とする。
1 キャッシュサーバ、2 メディアサーバ、3 クライアント、4 ネットワーク、10 キャッシュ確認部、11 ストリーミングデータ蓄積部、12 ストリーミングデータ配信部、13 欠落データ管理部、14 欠落データ要求部、15 欠落データ蓄積部、16 属性データ取得部、17 属性データ記憶部、18 関連ストリーミングデータ要求部、19 ストリーミングデータ選択部、20 ファイル変換部、21 ファイルストリーミング配信部、101 キャッシュデータ格納部、102 キャッシュファイル格納部、103 メディアファイル格納部、104 バッファ。

Claims (3)

  1. いずれかの情報データのストリーミング配信を要求する端末装置と、少なくとも一つ以上の情報データを保有し、前記端末装置よりストリーミング配信が要求された情報データのストリーミング配信を行う配信装置との間で通信を行うデータ通信装置であって、
    いずれかの情報データを格納しうるデータ格納部と、
    前記端末装置より、特定の情報データのストリーミング配信を要求する配信要求を受信する配信要求受信部と、
    前記配信要求においてストリーミング配信が要求された要求情報データが前記データ格納部に格納されているか否かを確認するデータ確認部と、
    前記データ格納部に前記要求情報データが格納されている場合に、前記データ格納部に格納されている格納要求情報データ中のデータ欠落の有無を判断する欠落データ判断部と、
    前記欠落データ判断部により前記格納要求情報データ中のデータ欠落が検出された場合に、前記格納要求情報データ中の欠落データの送信を要求する欠落データ送信要求を前記配信装置に送信する欠落データ送信要求部と、
    前記配信装置より送信された前記欠落データを受信する欠落データ受信部と、
    前記格納要求情報データを前記端末装置にストリーミング配信するとともに、前記欠落データ受信部により受信された前記欠落データを前記端末装置にストリーミング配信するデータ配信部とを有することを特徴とするデータ通信装置。
  2. 前記データ格納部は、前記欠落データ受信部により受信された前記欠落データを前記格納要求情報データと関連づけて格納し、
    前記データ配信部は、前記データ格納部に格納されている前記格納情報データ及び前記欠落データを前記端末装置にストリーミング配信することを特徴とする請求項1に記載のデータ通信装置。
  3. いずれかの情報データのストリーミング配信を要求する端末装置と、少なくとも一つ以上の情報データを保有し、前記端末装置よりストリーミング配信が要求された情報データのストリーミング配信を行う配信装置との間で通信を行うデータ通信方法であって、
    いずれかの情報データを記録しうるデータ記録ステップと、
    前記端末装置より、特定の情報データのストリーミング配信を要求する配信要求を受信する配信要求受信ステップと、
    前記配信要求においてストリーミング配信が要求された要求情報データが前記データ記録ステップにより記録されているか否かを確認するデータ確認ステップと、
    前記データ記録ステップにより前記要求情報データが記録されている場合に、前記データ記録ステップにより記録されている記録要求情報データ中のデータ欠落の有無を判断する欠落データ判断ステップと、
    前記欠落データ判断ステップにより前記記録要求情報データ中のデータ欠落が検出された場合に、前記記録要求情報データ中の欠落データの送信を要求する欠落データ送信要求を前記配信装置に送信する欠落データ送信要求ステップと、
    前記配信装置より送信された前記欠落データを受信する欠落データ受信ステップと、
    前記記録要求情報データを前記端末装置にストリーミング配信するとともに、前記欠落データ受信ステップにより受信された前記欠落データを前記端末装置にストリーミング配信するデータ配信ステップとを有することを特徴とするデータ通信方法。
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