JP2010045481A - マルチチャンネルパワーアンプ及びマルチチャンネルオーディオ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボリュームを下げ過ぎることなく発熱による装置の破壊を防ぐことができるマルチチャンネルパワーアンプ及びマルチチャンネルオーディオ装置を提供する。
【解決手段】増幅部3a〜3fは複数のチャンネルの音声信号をそれぞれ増幅する。整流部4a〜4fは前記増幅部3a〜3fにより増幅された前記複数のチャンネルの音声信号の交流電圧をそれぞれ直流電圧に変換する。制御部7は前記整流部4a〜4fにより得た前記複数のチャンネルの直流電圧から前記増幅部3a〜3fが出力する電力の総和を計算し、その電力の総和が閾値を超えている場合に前記増幅部3a〜3fに供給する各チャンネルの音声信号のレベルを減衰させるための制御信号を出力する。信号レベル減衰部2a〜2fは前記制御信号に基づいて、前記増幅部3a〜3fに供給する各チャンネルの音声信号のレベルを減衰させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、マルチチャンネルのオーディオ信号を増幅するマルチチャンネルパワーアンプ、マルチチャンネルパワーアンプと複数のスピーカとを組み合わせたマルチチャンネルオーディオ装置に関する。
スピーカを駆動するパワーアンプにおいてはパワーアンプの出力電力が増大すると発熱により装置が破壊したり、スイッチング電源の出力容量がオーバーして、電源の保護回路により電源出力が切断され、それにより音声が途切れたりする。そこで、パワーアンプの出力電力を制限することが一般的である。
特開2007−300457号公報(特許文献1)には、増幅部の温度を検出し、過度な発熱があった場合には強制的にボリュームを下げることが記載されている。
また、特開2005−65141号公報(特許文献2)にはマルチチャンネルパワーアンプにおいて、低音域出力用のサブウーファの増幅部のみ温度検出し、過度な発熱があった場合には強制的にボリュームを下げることが記載されている。
さらに、特開平7−226633号公報(特許文献3)には増幅部の出力電圧と空冷用ファンのモータ電圧を検出し、増幅部の出力電圧が大きいにもかかわらず、空冷用ファンが動作をしていない時に強制的にボリュームを下げることが記載されている。
特開2007−300457号公報 特開2005−65141号公報 特開平7−226633号公報
しかしながら、温度を検出してからボリュームを下げる方法では温度が上がってから出力電力を下げるので、ボリュームを下げてから実際に温度が下がるまでに時間がかかってしまう。そのため、この方法ではボリュームを下げ過ぎてしまうことにより、音量感を損なってしまうという問題があった。また、上述した特許文献1〜3のいずれの方法も、マルチチャンネルパワーアンプ及びマルチチャンネルオーディオ装置に対して好適な出力制限の方法ではなく、マルチチャンネルパワーアンプ及びマルチチャンネルオーディオ装置において装置の破壊や電源の容量オーバーを的確に防ぐことができる出力制限方法が必要とされた。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、ボリュームを下げ過ぎることなく発熱による装置の破壊を防ぐことができるマルチチャンネルパワーアンプ及びマルチチャンネルオーディオ装置を提供することを目的とする。
本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、複数のチャンネルの音声信号をそれぞれ増幅する増幅部(3a〜3f)と、前記増幅部(3a〜3f)により増幅された前記複数のチャンネルの音声信号を複数のスピーカに出力するスピーカターミナル部(5)と、前記増幅部(3a〜3f)により増幅された前記複数のチャンネルの音声信号の交流電圧をそれぞれ直流電圧に変換する整流部(4a〜4f)と、前記整流部(4a〜4f)により得た前記複数のチャンネルの直流電圧から前記増幅部(3a〜3f)が前記スピーカターミナル部(5)を経由してスピーカへ供給する電力の総和を計算し、その電力の総和があらかじめ定められた閾値を超えている場合に前記増幅部(3a〜3f)に供給する各チャンネルの音声信号のレベルを減衰させるための制御信号を出力する制御部(7)と、前記制御部(7)から入力された制御信号に基づいて、前記増幅部(3a〜3f)に供給する各チャンネルの音声信号のレベルを減衰させる信号レベル減衰部(2a〜2f)とを備えることを特徴とするマルチチャンネルパワーアンプを提供する。
また、前記制御部(7)は、一定時間ごとに前記電力の総和が前記閾値として第1の閾値を超えているか否かを判断し、前記第1の閾値を第1の回数連続で超えた場合に、前記制御信号を前記信号レベル減衰部(2a〜2f)に供給することが好ましい。
さらに、前記制御部(7)は、一定時間ごとに前記電力の総和が前記閾値として前記第1の閾値より大きい第2の閾値を超えているか否かを判断し、前記第2の閾値を前記第1の回数よりも少ない第2の回数連続で超えた場合に、前記制御信号を前記信号レベル減衰部(2a〜2f)に供給することが好ましい。
本発明のマルチチャンネルパワーアンプ及びマルチチャンネルオーディオ装置によれば、ボリュームを下げ過ぎることなく発熱による装置の破壊を防ぐことができる。
以下、本発明のマルチチャンネルパワーアンプ、及び、マルチチャンネルオーディオ装置について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明のマルチチャンネルパワーアンプの一実施形態を示すブロック図である。また、図2は本発明のマルチチャンネルオーディオ装置で用いるスピーカシステムの一例を示すブロック図である。図3は一実施形態のマルチチャンネルパワーアンプ10内の整流部4a〜4fの回路構成を示す図である。図4は一実施形態の動作を示すフローチャートである。なお、本発明のマルチチャンネルオーディオ装置の一実施形態はマルチチャンネルパワーアンプ10とスピーカシステム20を組み合わせたものである。
まず、図2を用いて本実施形態におけるスピーカシステム20の構成を示す。本実施形態では、音声信号の聴取者9の前方左側に配置するスピーカ8a(以下FLスピーカ8a)、前方右側に配置するスピーカ8b(以下FRスピーカ8b)、前方中央に配置するスピーカ8c(以下Cスピーカ8c)、後方左側に配置するスピーカ8d(以下SLスピーカ8d)、後方右側に配置するスピーカ8e(以下SRスピーカ8e)、及び、主に低音域を再生するためのサブウーファ8f(以下SW8f)の6つのスピーカからなる5.1チャンネルサラウンドシステムを例とする。なお、低音域は指向性が小さいため、SW8fは基本的にどこに配置しても良い。また、本発明は上述した5.1チャンネルサラウンドシステムに限定されるものではなく、少なくとも2つのスピーカがあればよい。例えば、Cスピーカ8cを除いた構成でもよい。
また、図2において、FLスピーカ8aのプラス入力端子8aH、FRスピーカ8bのプラス入力端子8bH、Cスピーカ8cのプラス入力端子8cH、SLスピーカ8dのプラス入力端子8dH、SRスピーカ8eのプラス入力端子8eH、SW8fのプラス入力端子8fHと後述するマルチチャンネルパワーアンプ10のスピーカターミナル部5のプラス出力端子5a〜5fとがそれぞれケーブルによって接続されている。
さらに、図2におけるFLスピーカ8aのマイナス入力端子8aC、FRスピーカ8bのマイナス入力端子8bC、Cスピーカ8cのマイナス入力端子8cC、SLスピーカ8dのマイナス入力端子8dC、SRスピーカ8eのマイナス入力端子8eC、SW8fのマイナス入力端子8fCと、スピーカターミナル部5のマイナス出力端子5ag〜5eg及び5fBとがそれぞれケーブルによって接続されている。これによって、各スピーカ8a〜8fがスピーカターミナル部5から入力された各チャンネルの音声信号を発音することになる。
次に、図1を用いて、本実施形態のマルチチャンネルパワーアンプ10の構成について説明する。図1において、入力端子1a〜1fはそれぞれ、FLスピーカ8aで再生するチャンネルの音声信号を入力するFL入力端子、FRスピーカ8bで再生するチャンネルの音声信号を入力するFR入力端子、Cスピーカ8cで再生するチャンネルの音声信号を入力するC入力端子、SLスピーカ8dで再生するチャンネルの音声信号を入力するSL入力端子、SRスピーカ8eで再生するチャンネルの音声信号を入力するSR入力端子、SW8fで再生するチャンネルの音声信号を入力するSW入力端子である。
各入力端子1a〜1fに入力された音声信号は、それぞれに対応するように設けられた信号レベル減衰部2a〜2fを経て、増幅部3a〜3fに入力される。また、本実施形態において、SW8fではBTL(Bridge Transless)接続を用いているため、SW8fに対応する信号レベル減衰部2fを経た音声信号は、位相反転部6にも入力される。位相反転部6は入力された音声信号の位相を反転させ、増幅部3fBへ入力する。BTL接続とはこのようにスピーカのマイナス端子へ元の音声信号と逆相の信号を入力し、プラス端子には元の音声信号を入力することで理論的に2倍の出力電圧を得られるようにしたものである。信号レベル減衰部2a〜2fの動作については後述する。
増幅部3a〜3f及び3fBは入力された音声信号を増幅し、スピーカターミナル部5のそれぞれ対応するスピーカのプラス出力端子5a〜5f及びSW8fのマイナス出力端子5fBへ音声信号を入力する。なお、マイナス出力端子5ag、5bg、5cg、5dg、5egは接地されている。
また、増幅部3a〜3fから出力された音声信号は、それぞれ整流部4a〜4fにも入力される。整流部4a〜4fには例えば一般的に知られている半波整流回路を用いる。本実施形態では整流部4a〜4eは同一の回路構成であり、整流部4fのみ回路構成を変えてある。整流部4a〜4fはそれぞれの音声信号を直流信号に変換し、例えばマイクロプロセッサからなる制御部7へ入力する。制御部7は入力された直流信号から直流に変換する前の音声信号の電圧値を計算し、その電圧値から各増幅部3a〜3fの電力値を計算する。さらに制御部7は計算により求めた電力値を全て合計する。そして、制御部7は各増幅部3a〜3fの出力電力の合計値を基に信号レベル減衰部2a〜2fに入力信号を減衰させる制御信号を供給するか否かを判断する。入力信号を減衰させる場合、制御部7は信号レベル減衰部2a〜2fへ入力信号を減衰させるための制御信号を入力する。信号レベル減衰部2a〜2fはその入力された制御信号に基づいて入力端子1a〜1fから入力された音声信号を減衰させる。また、スイッチング電源部10は信号レベル減衰部2a〜2f、増幅部3a〜3f、増幅部3fB、制御部7それぞれに電力を供給する。
次に、各整流部4a〜4fの動作、及び、出力電力を求める方法について図3を用いて説明する。なお、FLスピーカ8a、FRスピーカ8b、Cスピーカ8c、SLスピーカ8d、SRスピーカ8eのインピーダンスを3Ω、SW8fのインピーダンスを6Ωとする。また、各スピーカ8a〜8fに対応している整流部4a〜4fへ入力される音声信号をそれぞれVoa〜Vof、整流部4a〜4fから出力され、制御部へ入力される直流信号をVia〜Vifとする。なお、Voa〜Vofは正弦波であるとする。
図3(A)は整流部4a〜4eの回路構成図である。整流部4a〜4eはそれぞれ、ダイオード402、抵抗403,405,406、コンデンサ404で構成されている。抵抗403,405,406の抵抗値は一例として、それぞれ、1kΩ、100kΩ、27kΩである。コンデンサ404の静電容量値は一例として、10μFである。整流部4a〜4eは共通の構成であるので整流部4aについて説明する。図3(A)において、増幅部3aから出力された交流電圧Voaは整流部4aの入力端子401に入力される。入力された交流電圧Voaはダイオード402によって半波整流され、半波整流された電圧はコンデンサ404によって平滑化される。平滑化された直流電圧Viaは整流部4aの出力端子407から出力され制御部7に入力される。交流電圧Voaの実効値と直流電圧Viaの値は正の相関関係にあるため、Voaの値を変化させた時のViaの値を複数回測定することでその関係が求まる。この関係は計算により求めることも可能であるが、本実施形態では実際に測定した値を元に得た関係式を採用する。実際に測定した結果、以下の(1)式のような関係を求めた。
Voa=3.6193Via+0.4947 ……(1)
この関係式は整流部4a〜4eの回路定数、及び、スピーカインピーダンスによって変化する。整流部の回路定数はスピーカインピーダンスから決定される。制御部7は整流部4aから入力された直流信号Viaのレベルを検出することで(1)式から増幅部3aの出力電圧の実効値を計算する。また、SW8f以外のスピーカインピーダンスは3Ωなので制御部7は以下の(2)式でFLスピーカ8aに対応する増幅部3aの出力電力Woaを求める。
Woa=(Voa×Voa)/3 ……(2)
SW8f以外のインピーダンスは全て3Ωであることから、整流部4a〜4eは同様の構成となっている。そのため、制御部7はFRスピーカ8b、Cスピーカ8c、SLスピーカ8d、SRスピーカ8eそれぞれに対応する増幅部3b〜3eの出力電力であるWob、Woc、Wod、Woeについても同様にして計算する。
図3(B)は整流部4fの回路構成図である。整流部4fは、ダイオード412、抵抗413,415,416、コンデンサ414で構成されている。抵抗403,405,406の抵抗値は一例として、それぞれ、4.7kΩ、100kΩ、18kΩである。コンデンサ404の静電容量値は一例として、10μFである。図3(B)において、増幅部3fから出力された交流電圧Vofは整流部4fの入力端子411に入力される。入力された交流電圧Vof、ダイオード412によって半波整流され、半波整流された電圧はコンデンサ414によって平滑化される。平滑化された直流電圧Vifは整流部4fの出力端子417から出力され制御部7に入力される。交流電圧Vofの実効値と直流電圧Vifの値は正の相関関係にあるため、Vofの値を変化させた時のVifの値を複数回測定することでその関係が求まる。この関係は計算により求めることも可能であるが、本実施形態では実際に測定した値を元に得た関係式を採用する。実際に測定した結果、以下の(3)式のような関係を求めた。
Vof=(5.9354Vif+0.5015)×2 ……(3)
SW8fは他のスピーカ8a〜8eと比べて出力が大きく、また、インピーダンスが6Ωであるため、SW8fに対応する整流部4fは他のスピーカ8a〜8eに対応する整流部4a〜4eと回路定数を変えてある。また、2倍しているのはSW8fではBTL接続をしているためである。
制御部7は整流部4fから入力された直流信号Vifのレベルを検出することで(3)式から増幅部3fの出力電圧を計算する。また、SW8fのインピーダンスは6Ωなので制御部7は以下の(4)式でSW8fに対応した増幅部3fの出力電力Wofを求める。
Wof=(Vof×Vof)/6 ……(4)
制御部7は以上のようにして求めた増幅部3a〜3fから出力される電力Woa〜Wofの合計値Wsumを求める。Wsumの値によって、制御部7は信号レベル減衰部2a〜2fへ入力信号を減衰させるための制御信号を入力するか否かを判断する。
また、本実施形態ではSW8f以外のスピーカ8a〜8eのインピーダンスを3Ω、SW8fのインピーダンスを6Ωとしたが、あらかじめ指定した最低インピーダンス以上のインピーダンスのスピーカであれば、同様の計算方法、及び、同様のWsum閾値でも、発熱による装置の破壊を防ぐことができる。ユーザは最低インピーダンス以上のインピーダンスの任意のスピーカと本実施形態のマルチチャンネルパワーアンプ10を組み合わせて使用することができる。
図4のフローチャートを用いて、本実施形態の信号レベルの減衰を行う際の動作を説明する。なお、本実施形態ではWsumの第1の閾値を200W、第2の閾値を350Wとする。図4において、装置の電源がオンになったら、ステップS1にて制御部7は内部カウンタ値の自然数“n”を0にリセットする。次にステップS2にて制御部7は整流部4a〜4fから入力された直流信号レベルを検出する。制御部7はステップS3にて、入力された直流信号レベルを基に増幅部3a〜3fの出力電力Woa〜Wofの合計値Wsumを計算する。制御部7は次のステップS4でWsumが200W未満、200W以上350W未満、350W以上の内、どのレベルにあるか判断する。200W未満であった場合(Wsum<200W)、制御部7は信号レベルを減衰させる必要はないと判断し、ステップS1に戻る。
ステップS4にて200W以上350W未満であった場合(200W≦Wsum<350W)、ステップS5で制御部7は内部カウンタ値“n”に1を加え、次のステップS6で、制御部7は2秒間待機する。制御部7はステップS7で内部カウンタ値“n”が30であるか判断し、30でなかった場合(No)、ステップS2へ戻る。“n”が30であった場合(Yes)、ステップS8で、制御部7は信号レベル減衰部2a〜2fへ入力信号を減衰させるための制御信号を入力し、信号レベル減衰部2a〜2fはこの制御信号に基づいて、入力信号を1dB減衰させる。
一方、ステップS4においてWsumが350W以上であった場合(350W≦Wsum)、ステップS9で制御部7は内部カウンタ値“n”に1を加え、次のステップS10で、制御部7は2秒間待機する。制御部7はステップS11で内部カウンタ値“n”が10であるか判断し、10でなかった場合(No)、ステップS2へ戻る。“n”が10であった場合(Yes)、ステップS12で、制御部7は信号レベル減衰部2a〜2fへ入力信号を減衰させるための制御信号を入力し、信号レベル減衰部2a〜2fはこの制御信号に基づいて、入力信号を1dB減衰させる。
以上のようにして、出力電力の合計Wsumが200W以上350W未満であった場合、信号レベル減衰部2a〜2fは入力信号を60秒に1dB減衰させ、300W以上であった場合、信号レベル減衰部2a〜2fは入力信号を20秒に1dB減衰させる。
以上のようにマルチチャンネルパワーアンプ10の出力電力の総和に閾値を設定し、出力制限を行うことでボリュームを下げ過ぎることなく発熱による装置の破壊を防ぐことができる。また、閾値を二段階にし、装置破壊の危険度がより高い場合には増幅部3a〜3fに入力する音声信号の減衰を早め、装置破壊の危険度がやや低い場合は、増幅部3a〜3fに入力する音声信号の減衰を遅くすることで、さらに音量感を損ねることが少なくなる。
本発明は以上説明した各実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更が可能である。
本発明のマルチチャンネルパワーアンプの実施形態を示すブロック図である。 本発明のスピーカシステムの一例を示すブロック図である。 本発明の整流部の実施形態を示す回路図である。 本発明の動作例を説明するフローチャートである。
符号の説明
2a〜2f 信号レベル減衰部
3a〜3f、3fB 増幅部
4a〜4f 整流部
5 スピーカターミナル部
7 制御部

Claims (6)

  1. 複数のチャンネルの音声信号をそれぞれ増幅する増幅部と、
    前記増幅部により増幅された前記複数のチャンネルの音声信号を複数のスピーカに出力するスピーカターミナル部と、
    前記増幅部により増幅された前記複数のチャンネルの音声信号の交流電圧をそれぞれ直流電圧に変換する整流部と、
    前記整流部により得た前記複数のチャンネルの直流電圧から前記増幅部が前記スピーカターミナル部を経由してスピーカへ供給する電力の総和を計算し、その電力の総和があらかじめ定められた閾値を超えている場合に前記増幅部に供給する各チャンネルの音声信号のレベルを減衰させるための制御信号を出力する制御部と、
    前記制御部から入力された制御信号に基づいて、前記増幅部に供給する各チャンネルの音声信号のレベルを減衰させる信号レベル減衰部と
    を備えることを特徴とするマルチチャンネルパワーアンプ。
  2. 前記制御部は、一定時間ごとに前記電力の総和が前記閾値として第1の閾値を超えているか否かを判断し、前記第1の閾値を第1の回数連続で超えた場合に、前記制御信号を前記信号レベル減衰部に供給することを特徴とする請求項1記載のマルチチャンネルパワーアンプ。
  3. 前記制御部は、一定時間ごとに前記電力の総和が前記閾値として前記第1の閾値より大きい第2の閾値を超えているか否かを判断し、前記第2の閾値を前記第1の回数よりも少ない第2の回数連続で超えた場合に、前記制御信号を前記信号レベル減衰部に供給することを特徴とする請求項2記載のマルチチャンネルパワーアンプ。
  4. 複数のチャンネルの音声信号を増幅する前記マルチチャンネルパワーアンプと、
    前記マルチチャンネルパワーアンプから供給される音声信号を再生する複数のスピーカとを備え、
    前記マルチチャンネルパワーアンプは、
    前記複数のチャンネルの音声信号をそれぞれ増幅する前記増幅部と、
    前記増幅部により増幅された前記複数のチャンネルの音声信号をスピーカに出力するスピーカターミナル部と、
    前記増幅部により増幅された前記複数のチャンネルの音声信号の交流電圧をそれぞれ直流電圧に変換する整流部と、
    前記整流部により得た前記複数のチャンネルの直流電圧と前記複数のスピーカのインピーダンスを用いて前記複数の増幅部が前記スピーカへ供給する電力の総和を計算し、その電力の総和があらかじめ定められた閾値を超えている場合に前記増幅部に供給する各チャンネルの音声信号のレベルを減衰させるための制御信号を出力する制御部と、
    前記制御部から入力された制御信号に基づいて、前記増幅部に供給する各チャンネルの音声信号のレベルを減衰させる信号レベル減衰部と
    を備えることを特徴とするマルチチャンネルオーディオ装置。
  5. 前記制御部は、一定時間ごとに前記電力の総和が前記閾値として第1の閾値を超えているか否かを判断し、前記第1の閾値を第1の回数連続で超えた場合に、前記制御信号を前記信号レベル減衰部に供給することを特徴とする請求項1記載のマルチチャンネルオーディオ装置。
  6. 前記制御部は、一定時間ごとに前記電力の総和が前記閾値として前記第1の閾値より大きい第2の閾値を超えているか否かを判断し、前記第2の閾値を前記第1の回数よりも少ない第2の回数連続で超えた場合に、前記制御信号を前記信号レベル減衰部に供給することを特徴とする請求項2記載のマルチチャンネルオーディオ装置。
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