JP2010044041A - 計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルミストや塵などの付着から位置較正部材を保護して測定精度を得ることができる計測装置を提供する。
【解決手段】被検物の形状を測定する計測装置であって、被検物の形状情報を採取する形状センサ20と、検出部の計測時における基準位置を示す基準球30と、位置較正部材をその周囲の雰囲気から隔てるための格納庫31、エアーポンプ40と、クリーンエアーを浄化するために備えられ、帯電した不活性ガスを前記保護手段に供給する気体の流れに対して略直交の方向から逆らう方向までの間の方向から吹きつけ、前記気体に含まれる不純物を帯電させる帯電機構(不活性ガス供給部、イオン化ガス発生部)と、帯電機構により帯電させた不純物の帯電極性とは、逆の極性に帯電させた網目部材とを有し、帯電させた不純物を引き寄せ、保護手段に保護手段の外界の雰囲気よりも不純物の少ない気体を供給する集塵手段44を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は被検物の3次元形状を測定する計測装置に関する。
被検物の3次元形状を測定する計測装置として、例えば基盤上に水平一方向に移動するXステージとこれと直交する水平他方向に移動するYステージからなる移動テーブルを設け、また基盤上に垂直方向に移動するZステージにセンサヘッドを設けて、このセンサヘッドに移動テーブル上に載置された被検物に向けて測定光を発する光源と被検物から反射した測定光の反射光画像を取得するテレビカメラを内蔵した装置が提案されている(特許文献1)。
上記装置では、被検物に対して光源から測定光を照射し、被検物から反射する測定光の反射光画像を、測定光が照射される方向とは異なる方向からテレビカメラで観察し、反射光画像中の測定光の形状と、光源の位置と、テレビカメラの位置とから、被検物の3次元形状を非接触で測定する。
上記計測装置には、計測に邪魔にならない基盤上の箇所に計測位置の基準となるデータム(位置較正部材)が配置されており、このデータムの中心位置を計測してキャリブレーションを行っている。
特開平11−125508号公報
この種の計測装置は、通常、被検物(機械加工物)を機械加工する旋盤などから離れた場所、例えば測定室内に設置されている。機械加工後に一旦被検物を加工現場から測定室に持ち込み、測定を行い、測定結果から再度機械加工が必要な場合には被検物を加工現場に戻している。
このように被検物を加工現場と測定室との間で行き来することは時間の大きなロスにつながり、生産性の向上などの観点から被検物の加工現場(旋盤のすぐそば)で測定を行うことが提案されている。
しかし、加工現場にはオイルミストや塵なども浮遊しており、計測装置の周囲に遮蔽物を設置したとしてもオイルミストや塵などが計測装置の心臓部であるデータムに付着することがある。
オイルミストや塵などがデータムに付着すると、キャリブレーション時にデータムの中心位置が付着した塵やオイルミストの厚さの量だけ誤って計測されてしまい、正しいキャリブレーションが行えず、この結果十分な計測精度が得られない課題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、オイルミストや塵などの付着から位置較正部材を保護して測定精度を得ることができ、加工機械のそばでも測定が行える計測装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の請求項1に記載の計測装置は、被検物の形状を測定する計測装置であって、前記被検物の形状情報を採取する検出部と、前記検出部の計測時における基準位置を示す位置較正部材と、前記位置較正部材をその周囲の雰囲気から隔てるための保護手段と、帯電した不活性ガスを前記保護手段に供給する気体の流れに対して略直交または逆らう方向から吹きつけ、前記気体に含まれる不純物を帯電させる帯電機構と、前記帯電機構により帯電させた不純物の帯電極性とは、逆の極性に帯電させた集塵機構とを有し、該集塵機構により前記帯電させた不純物を引き寄せ、前記保護手段に前記保護手段の外界の雰囲気よりも不純物の少ない気体を供給する集塵手段を備え、前記保護手段は、前記集塵手段から得られる気体を流して、前記位置較正部材を前記雰囲気から隔てる気体流形成手段であることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の計測装置は、被検物の形状を測定する計測装置であって、前記被検物の形状情報を採取する検出部と、前記検出部の計測時における基準位置を示す位置較正部材と、前記位置較正部材をその周囲の雰囲気から隔てるための保護手段と、帯電した不活性ガスを前記保護手段に供給する気体の流れに対して略直交または逆らう方向から吹きつけ、前記気体に含まれる不純物を帯電させる帯電機構と、前記帯電機構により帯電させた不純物の帯電極性とは、逆の極性に帯電させた集塵機構とを有し、該集塵機構により前記帯電させた不純物を引き寄せ、前記保護手段に前記保護手段の外界の雰囲気よりも不純物の少ない気体を供給する集塵手段を備え、前記保護手段は前記位置較正部材を覆ってその周囲の雰囲気から隔てる開閉可能なカバー部材と、前記集塵手段から得られた前記カバー部材の内部に前記計測装置が設置された雰囲気よりも不純物の少ない気体を供給する気体供給部を備えてなることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の計測装置は、請求項1または2に記載の計測装置において、前記帯電機構は、帯電した不活性ガスを前記気体流形成手段に供給される気体に含まれる不純物に吹き付けて前記不純物を帯電させることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の計測装置は、請求項3に記載の計測装置において、前記集塵機構は前記帯電させた不純物を含む気体の流路を囲む網目構造を有し、該網目に引き寄せられた前記帯電した不活性ガス及び不純物を吸引排気することを特徴とする。
本発明によれば、オイルミストや塵などの付着から位置較正部材を保護して測定精度を得ることができ、加工機械のそばでも測定が行える
以下本発明の計測装置の一実施形態について図1乃至図5を参照して説明する。
本発明の計測装置は被検物の3次元形状を計測する装置で、塵やオイルミストが浮遊する雰囲気の中、例えば旋盤のそばに設置される。
図1は本発明の計測装置の一実施形態を示す概略図である。
本実施形態の計測装置には、被検物Mの形状情報を採取する検出部としての形状センサ20と、この形状センサ20の計測時における基準位置を示す位置較正部材としての基準球30と、この基準球30をその周囲の雰囲気から隔てるための保護手段(カバー部材)としての格納庫31を装備した計測装置本体10が設けられている。また、この計測装置には、格納庫31と形状センサ20とにそれぞれクリーンエアー(計測装置が設置される雰囲気よりも塵やオイルミストなどの不純物が少ないエアー)を供給する気体供給部(気体流形成手段)としてのエアーポンプ40と、エアーポンプ40から格納庫31や形状センサ20に供給される気体を浄化する集塵手段44が設けられている。
格納庫31には集塵手段44、エアーホース41を介してエアーポンプ40からのクリーンエアーが供給され、また形状センサ20には集塵手段44、エアーホース42を介してエアーポンプ40からクリーンエアーが供給される。集塵手段44の放出口には流量調整弁43が設けられていて、この流量調整弁43によってエアーホース41を介して格納庫31に供給されるクリーンエアー量とエアーホース42を介して形状センサ20に供給されるクリーンエアー量をそれぞれ独立して調整を行うことができる。
図5は、集塵手段44の概略構成を示す断面図である。この図5に示すように、クリーンエアーはエアーポンプ40から集塵手段44を介して供給される。そして、集塵手段44は、エアーポンプ40で捕捉されたエアーに混在している不純物やエアーポンプ40内で発生する不純物を取り除いている。
集塵手段44は、エアーポンプ40から供給される気体が導かれる導入口449と、導入口449に導入された気体を通過させる導入路441と、その導入路441に連結され、帯電された不活性ガスを導入路441に供給するイオン化ガス発生部448と、導入路441の放出口450側に設置された網目部材442と、網目部材442で引き寄せられた不純物を捕捉する不純物回収部443と、排気口444とを備えている。
この集塵手段44は、エアーポンプ40から供給される空気中に含まれる不純物を帯電させる帯電機構と、前記帯電させた不純物の帯電極性とは、逆の極性に帯電させた集塵機構とを有し、該集塵機構により前記帯電させた不純物を引き寄せる。
帯電機構は、不活性ガス供給部447とイオン化ガス発生部448からなり、イオン化ガス発生部448で帯電された不活性ガスをエアーポンプ40から供給される気体の流れに対して、略直交する方向から逆らう方向の間の方向に導入路41に流すことで不純物への帯電がなされる。図5に図示しているように、本実施の形態では、図中右から左へ流れるエアーポンプ40から供給される気体の流れに対して、図中右下から左上へ流れるようにイオン化ガス発生部448からの帯電された不活性ガスを導入路441に供給している。このように不純物を取り除く気体の流れに対して、略直交する方向から逆らう方向に掛けて、帯電された不活性ガスを流すことで、帯電された不活性ガスとエアーポンプ40から供給される気体との間で攪拌作用が起こりやすくなり、エアーポンプ40から供給される気体へ帯電された不活性ガスからの電荷の転移を起こりやすくしている。それゆえ、不純物の帯電効率が良くなる。
不活性ガス供給部447は、一定圧力で不活性ガスをイオン化ガス発生部448に供給している。
イオン化ガス発生部448は図示していない放電電極が備えられている。また、イオン化ガス発生部448は高周波電源446から高周波電力の供給を受けている。イオン化ガス発生部448は、高周波電力によりその内部で放電が行われ、供給された不活性ガスを電離させる。そして、電離された不活性ガスを導入路441に供給する。このようにして、帯電した不活性ガスを前記気体に含まれる不純物に吹き付けて不純物を帯電させる。
また、集塵機構は網目部材442と不純物回収部443からなり、網目部材442で引き寄せられた前記帯電した不活性ガス及び不純物を吸引排気し、不純物回収部443で気体から不純物を分離する。
網目部材442は、直流電源445により帯電された不純物の逆の極性に帯電されている。網目部材442は導入路41を囲むように形成されている。これにより、帯電された不純物を漏れ少なく捕捉することができる。また排気口444は不図示の吸引ポンプに接続されているので、網目部材442で引き寄せられた不純物や不活性ガスは不純物回収部443に回収される。この不純物回収部443にはフィルタや遠心分離部を備えており、気体と不純物を分離し、気体から不純物を取り除く。
一方、網目部材442で引き寄せられなかった気体は、そのまま放出口50に向かい、放出口450に接続された流量調整弁43に不純物の少ないクリーンエアーが供給される。
このように集塵手段44では、不純物への帯電効率が向上し、かつ帯電した不純物の回収効率も良くなるので、集塵手段44から供給されるクリーンエアーの浄化度が向上する。
エアーポンプ40は、その駆動時に発生する振動が計測装置本体10や、この計測装置本体10に装備された形状センサ20や基準球30に伝わるのを可及的に少なくするために計測装置本体10を設置した床11から十分離れた距離をもって設置される。
計測装置本体10は、床11に設置された除振台12上にベース13を配置し、このベース13上に、上述した基準球30及び格納庫31と、Xステージ14、Yステージ15及びZステージ16を配置して構成されている。
除振台12は、エアーポンプ40で発生して床11を通じてベース13に伝わる振動の殆どを吸収する装置である。したがって、計測装置本体10、形状センサ20、基準球30はエアーポンプ40が発生する振動の影響を殆ど受けることがない。
Xステージ14は、被検物Mを載置する機構で、載置した被検物Mをベース13上で水平一方向(図1の矢印X方向参照)に平行移動させる。
Yステージ15は、ベース13上でXステージ14と直交する水平他方向(図1の矢印Y方向参照)に移動する水平部分15aと、この水平部分15a上に垂直に起立して設けられた垂直部分15bとを有している。この垂直部分15bにはZステージ16が移動可能に支持されている。
Zステージ16は、Yステージ15の垂直部分15bに沿いベース13に対して垂直方向(図1の矢印Z方向参照)に移動可能な基部16aと、この基部16aからベース13に対して平行に延びるアーム部16bとを有している。アーム部16bの先端部には被検物Mと対向するようにして形状センサ20が取り付けられる。
形状センサ20は、Yステージ15とZステージ16によってベース13に対して水平方向(矢印Y方向)及び垂直方向(矢印Z方向)に移動可能である。形状センサ20は、被検物Mの形状を光切断法によって計測する装置で、図2に示すように、測定光を被検物Mに投影する投射ユニット21と、被検物Mに投射された測定光の位置がわかるように被検物Mを撮像する撮像ユニット22とを有する。投射ユニット21と撮像ユニット22の外周には、それらの周囲にそれぞれエアーホース42を介してエアーポンプ40から供給されたクリーンエアーが噴出している。投射ユニット21と撮像ユニット22は、それぞれ供給されたクリーンエアー流により形成されたエアーカーテンによって計測装置が設置された雰囲気と隔離され、この雰囲気中に含まれる塵やオイルミストなどの不純物が各ユニット21,22の光学部品に付着しないようにしてある。
エアーホース42は、弾性に富むゴムで構成され、自在に曲げられ、また、エアーポンプ40が発生する振動を吸収する。従って、エアーホース42を介してエアーポンプ40の振動が形状センサ20に伝わることはない。
形状センサ20の位置は、Xステージ14、Yステージ15、Zステージ16それぞれの位置の合成された位置である。なお、撮像ユニット22から出力される画像データから測定光の被検物M上の照射位置を求め、そして各ステージの位置情報と画像データからの測定光の放射位置とに基づいて、図示しない計測回路によって、本計測装置での被検物Mの外郭形状位置を出力する。その形状位置データを基に形状データに変換され、この形状データはCADなどの装置に出力される。
基準球30は、Xステージ14、Yステージ15、Zステージ16及び形状センサ20のそれぞれの位置を補正するために、形状センサ20によってその中心位置が計測される部材で、ベース13上のXステージ14、Yステージ15、Zステージ16及び形状センサ20などに邪魔にならない箇所に固定されている。計測装置がキャリブレーション動作を行うときに、基準球30の中心位置が計測される。
格納庫31は、基準球30を計測装置が設置されている雰囲気(塵やオイルミストなどが浮遊する空間)から隔離する装置で、図3及び図4に示すように、カバー32と、このカバー32に開閉可能に取り付けられたドアー33と、このドアー33を開閉する不図示の開閉装置とから構成されている。カバー32には吸気口34が設けられ、この吸気口34にはエアーホース41が接続されている。カバー32の内部の空間には、エアーホース41を介してクリーンエアーがエアーポンプ40から供給される。クリーンエアーはエアーポンプ40から前述の集塵手段44を介して供給される。
吸気口34にはエアーフィルタ35が設けられ、エアーホース41から供給されるクリーンエアーに含まれる塵やオイルミストなどの不純物を更に取り除いて、カバー32内の空間に送り出している。
ドアー33は、開閉装置によって開閉自在にカバー32に接続している装置で、閉じているときには、その内部の空間に基準球30を格納して、基準球30を雰囲気から隔離する。ドアー33には排気口36が設けられ、この排気口36にはエアーフィルタ37が設けられる。このエアーフィルタ37は、雰囲気中のエアーが排気口36からドアー33内部に逆流するのを防止するものである。排気口36から一旦外部に出たエアーは計測装置が設置されている雰囲気と混ざり、塵やオイルミストなどの不純物が含まれている。又、停電や電源OFFなどによりエアーポンプ40が停止した場合には、格納庫31が閉じた状態であっても外部の雰囲気が格納庫31内に逆流する場合がある。エアーフィルタ37は、万が一格納庫31内部にエアーが逆流しても、このエアーに含まれる塵やオイルミストなどの不純物を除去する。
吸気口34からカバー32の内部に送り出されたクリーンエアーは基準球30の周囲を通り、排気口36に設けられたエアーフィルタ37を通って排気口から雰囲気中に流れ出す。クリーンエアーは、基準球30の周囲に、塵やオイルミストのない空気の層を形成する。
図4に示すように、ドアー33を閉じて、基準球30が格納庫31に格納されているときには、基準球30はクリーンエアーに曝されているので、雰囲気に含まれる塵やオイルミストが付着することがない。
また、図3に示すように、ドアー33が開いているときは、基準球30は形状センサ20によってその形状が計測可能な位置に露出する。このとき、吸気口34からカバーに送り出されたクリーンエアーは、基準球30の周囲を通って、雰囲気中に開放される。クリーンエアーは、基準球30の周囲に、塵やオイルミストのない空気の層を形成する。
このように、基準球30は格納庫31から開放されているときにも、クリーンエアーに曝されており、周囲の雰囲気に含まれる塵やオイルミストから基準球30が保護されている。
ところで、本計測装置10は、図示しない電源が投入さると、被検物Mの形状を計測する前に、測定された位置の較正を行うために、キャリブレーション動作を行う。キャリブレーション動作では、図示しない開閉機構によってドアー33が開かれ、形状センサ20が基準球30の少なくとも所要の外郭形状の位置を本計測装置で計測し、その位置から基準球30の中心位置を求める。このとき、基準球30はクリーンエアーの層に囲まれているので、基準球30は雰囲気に露出しているのもかかわらず、その表面には塵やオイルミストが付着しない。
この中心位置に基づいて、形状測定される被検物Mの外郭形状の位置を補正する。
従ってキャリブレーションによって被検物Mの外郭形状の位置を高精度に補正できる。
キャリブレーション動作が終了すると、ドアー33が閉じて、基準球30を保護する。また、基準球30が隔離されても、基準球30は格納庫31の中を流れるクリーンエアーに曝されているので、キャリブレーション動作が終わっても、基準球30には塵やオイルミストが付着しない。
上述したように本実施形態の計測装置によれば、計測装置が動作中には、基準球30には塵やオイルミストが付着しないので、高精度なキャリブレーションを毎回行うことができる。
また、電源が切られると、エアーポンプ40はクリーンエアーの送風を停止する。しかし、格納庫31の吸気口34と排気口36にはそれぞれエアーフィルタ35、37が設けられているので、雰囲気が排気口36から格納庫31内に逆流しても、そのエアーフィルタ37によって塵やオイルミストが除去されてから格納庫31内に流れ込むので、基準球30には塵やオイルミストが付着しない。
このように電源を切った後でも、基準球30に塵やオイルミストが付着することがないので、電源が投入されて再びキャリブレーション動作が行われても、高精度に基準球30の中心位置を計測することができる。
また、形状センサ20もクリーンエアーによって形成されたエアーカーテンにより投射ユニット21、撮像ユニット22がそれぞれ雰囲気と隔てられ、雰囲気中に含まれる塵やオイルミストが付着せず、基準球30の中心位置を高精度に計測し、また被検物Mの形状を高精度に計測することが出来る。
本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、基準球30を格納庫31に格納せず、基準球30の周囲にクリーンエアーによりエアーカーテンを形成して、基準球30を雰囲気から隔てるようにしてもよい。
さらに、格納庫31として基準球30と形状センサ20とを格納するように構成してもよい。
さらにまた、形状センサ20として、非接触で被検物Mの形状情報を採取する他に、被検物Mに接触してその形状情報を採取する測定子(プローブ)などでもよい。
本発明の計測装置の一実施形態を示す概略図である。 図1の計測装置に装備される形状センサの概略図である。 図1の計測装置に装備された基準球の使用時の状態を示す説明図である。 図1の計測装置に装備された基準球の不使用時の状態を示す説明図である。 本発明の計測装置に装備される集塵手段の一実施形態を示す概略図断面である。
符号の説明
10 計測装置本体
11 床
12 除振台
13 ベース
14 Xステージ
15 Yステージ
16 Zステージ
20 形状センサ
21 投射ユニット
22 撮像ユニット
30 基準球
31 格納庫
32 カバー
33 ドアー
34 吸気口
35、37 エアーフィルタ
36 排気口
40 エアーポンプ
44 集塵手段

Claims (4)

  1. 被検物の形状を測定する計測装置であって、
    前記被検物の形状情報を採取する検出部と、
    前記検出部の計測時における基準位置を示す位置較正部材と、
    前記位置較正部材をその周囲の雰囲気から隔てるための保護手段と、
    帯電した不活性ガスを前記保護手段に供給する気体の流れに対して略直交の方向から逆らう方向までの間の方向から吹きつけ、前記気体に含まれる不純物を帯電させる帯電機構と、前記帯電機構により帯電させた不純物の帯電極性とは、逆の極性に帯電させた集塵機構とを有し、該集塵機構により前記帯電させた不純物を引き寄せ、前記保護手段に前記保護手段の外界の雰囲気よりも不純物の少ない気体を供給する集塵手段を備え、
    前記保護手段は、前記集塵手段から得られる気体を流して、前記位置較正部材を前記雰囲気から隔てる気体流形成手段であることを特徴とする計測装置。
  2. 被検物の形状を測定する計測装置であって、
    前記被検物の形状情報を採取する検出部と、
    前記検出部の計測時における基準位置を示す位置較正部材と、
    前記位置較正部材をその周囲の雰囲気から隔てるための保護手段と、
    帯電した不活性ガスを前記保護手段に供給する気体の流れに対して略直交の方向から逆らう方向までの間の方向から吹きつけ、前記気体に含まれる不純物を帯電させる帯電機構と、前記帯電機構により帯電させた不純物の帯電極性とは、逆の極性に帯電させた集塵機構とを有し、該集塵機構により前記帯電させた不純物を引き寄せ、前記保護手段に前記保護手段の外界の雰囲気よりも不純物の少ない気体を供給する集塵手段を備え、
    前記保護手段は前記位置較正部材を覆ってその周囲の雰囲気から隔てる開閉可能なカバー部材と、前記集塵手段から得られた前記カバー部材の内部に前記計測装置が設置された雰囲気よりも不純物の少ない気体を供給する気体供給部を備えてなることを特徴とする計測装置。
  3. 請求項1または2に記載の計測装置において、
    前記帯電機構は、帯電した不活性ガスを前記気体流形成手段に供給される気体に含まれる不純物に吹き付けて前記不純物を帯電させることを特徴とする計測装置。
  4. 請求項3に記載の計測装置において、
    前記集塵機構は前記帯電させた不純物を含む気体の流路を囲む網目構造を有し、該網目に引き寄せられた前記帯電した不活性ガス及び不純物を吸引排気することを特徴とする計測装置。
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