JP2010044021A - 比吸収率測定装置、比吸収率測定方法及び比吸収率測定プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 電磁波放射物の比吸収率を検証する際の煩わしさや不正確さを解消する。
【解決手段】 生体の比誘電率及び導電率と等価な物質によって構成される液体ファントム18と、携帯電話端末20から放射される電磁波の液体ファントム18内における電界を検出する電界プローブ11と、検出された前記電界に基づき比吸収率を算出するPC16と、を有し、算出した比吸収率が所定の値である場合に、光照射部13が携帯電話端末20上の感光材21の対応箇所に光照射を行う構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 生体の比誘電率及び導電率と等価な物質によって構成される液体ファントム18と、携帯電話端末20から放射される電磁波の液体ファントム18内における電界を検出する電界プローブ11と、検出された前記電界に基づき比吸収率を算出するPC16と、を有し、算出した比吸収率が所定の値である場合に、光照射部13が携帯電話端末20上の感光材21の対応箇所に光照射を行う構成とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、携帯電話端末等の電子機器から発せられる電磁波の生体における吸収量を測定するための比吸収率測定装置、比吸収率測定方法及び比吸収率測定プログラムに関する。
SAR(比吸収率、Specific Absorption Rate)は、生体が電磁波の照射を受けたときの吸収電力を単位質量当たりの値(単位:W/Kg)で表したものであり、携帯電話機などの無線機能を有する電子機器では、生体に吸収される電力量としてとしてその評価が行われている。
SARは、電波照射時における内部の電界をE[V/m]、生体の導電率をσ[S/m]、質量密度をρ[kg/m3]とすると、次式によって表すことができる。
SAR=ρE2/σ[W/kg]
SARは、電波照射時における内部の電界をE[V/m]、生体の導電率をσ[S/m]、質量密度をρ[kg/m3]とすると、次式によって表すことができる。
SAR=ρE2/σ[W/kg]
なお、実際のSARの測定方法としては、例えば、特許文献1や特許文献2に記載されるように疑似生体を用いてSARを測定する技術が開示されている。
特許文献1に記載される比吸収率測定装置は、人体を模したファントム内で電磁測定用のプローブを移動させることによって、測定対象物である携帯電話端末のSARを場所ごとに測定できるようになっている。
具体的には、図5に示すように、中空容器19xに充填した液体ファントム18xの内部を、ロボットアーム等を用いて電界プローブ11xを自動的に移動させる。
電界プローブ11xの先端には微小ダイポールアンテナが取り付けられており、この微小ダイポールアンテナが液体ファントム18x内の複数の測定点において電界測定を行い、測定した電界値にもとづき各測定点におけるSARを求めるようになっている。
また、特許文献2のSAR検査装置は、プローブの先端部にファントムが充填された一体構成となっており、これらを携帯電話端末の表面上で移動させることによって場所ごとのSARをより簡便に測定できるようになっている。
特許文献1に記載される比吸収率測定装置は、人体を模したファントム内で電磁測定用のプローブを移動させることによって、測定対象物である携帯電話端末のSARを場所ごとに測定できるようになっている。
具体的には、図5に示すように、中空容器19xに充填した液体ファントム18xの内部を、ロボットアーム等を用いて電界プローブ11xを自動的に移動させる。
電界プローブ11xの先端には微小ダイポールアンテナが取り付けられており、この微小ダイポールアンテナが液体ファントム18x内の複数の測定点において電界測定を行い、測定した電界値にもとづき各測定点におけるSARを求めるようになっている。
また、特許文献2のSAR検査装置は、プローブの先端部にファントムが充填された一体構成となっており、これらを携帯電話端末の表面上で移動させることによって場所ごとのSARをより簡便に測定できるようになっている。
ところで、上述の方法によって測定したSARを視覚的に確認する方法としてSAR分布図と携帯電話端末図を重ね合わせた対照図が一般に用いられている。
図6は、携帯電話端末の領域ごとのSAR分布を視認するために従来から用いられている図面であり、(a)がSAR分布図、(b)が携帯電話端末図を示す。
図6(a)は、プローブを移動しつつ検出した規格化SAR値の等ポテンシャル線であり、最内の円が規格化SAR値1.0のポテンシャル線を表し、外側の円ほどSAR値が小さくなることを示している。
図6(b)は、その測定対象である携帯電話端末の外形を表した平面図であり、PC(パーソナルコンピュータ)上のアプリケーションを用いて画面に表示させたものである。
そして、図6(a)と図6(b)とをPC等の画面上で重ね合わせると図6(c)の対照図が生成されるため、同図を参照することによって携帯電話端末の領域ごとのSARを容易に認識することができるようになっている。
図6は、携帯電話端末の領域ごとのSAR分布を視認するために従来から用いられている図面であり、(a)がSAR分布図、(b)が携帯電話端末図を示す。
図6(a)は、プローブを移動しつつ検出した規格化SAR値の等ポテンシャル線であり、最内の円が規格化SAR値1.0のポテンシャル線を表し、外側の円ほどSAR値が小さくなることを示している。
図6(b)は、その測定対象である携帯電話端末の外形を表した平面図であり、PC(パーソナルコンピュータ)上のアプリケーションを用いて画面に表示させたものである。
そして、図6(a)と図6(b)とをPC等の画面上で重ね合わせると図6(c)の対照図が生成されるため、同図を参照することによって携帯電話端末の領域ごとのSARを容易に認識することができるようになっている。
しかしながら、図6(c)に示す対照図は、まずはSAR分布図と携帯電話端末図とを個別に作成する必要があるためそもそも煩わしい作業であった。
また、対照図は、SAR分布図と携帯電話端末図とを重ね合わせて描画するため、位置ズレが生じやすい図面であった。
このため、携帯電話端末の領域によって異なるSARを正確に把握できない場合もあり、機器構造(例えば、アンテナ位置、給電点、デバイス搭載位置等)を細密に検証するうえで正確さを欠く場合もあった。
加えて、図6(b)に示す携帯電話端末図は、携帯電話端末の正確な寸法や形状(曲がりなど)を多少誇張して描く場合や概略的に描かれるケースが一般的であり、さらに対照図が粗雑になる傾向となっていた。
また、対照図は、SAR分布図と携帯電話端末図とを重ね合わせて描画するため、位置ズレが生じやすい図面であった。
このため、携帯電話端末の領域によって異なるSARを正確に把握できない場合もあり、機器構造(例えば、アンテナ位置、給電点、デバイス搭載位置等)を細密に検証するうえで正確さを欠く場合もあった。
加えて、図6(b)に示す携帯電話端末図は、携帯電話端末の正確な寸法や形状(曲がりなど)を多少誇張して描く場合や概略的に描かれるケースが一般的であり、さらに対照図が粗雑になる傾向となっていた。
本発明の目的は、上述した問題である携帯電話端末等に関する比吸収率の検証時における煩わしさや不正確さを解消する比吸収率測定装置、比吸収率測定方法及び比吸収率測定プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の比吸収率測定装置は、所定の比誘電率及び導電率を有する疑似生体部材と、測定対象物から放射される電磁波の前記疑似生体部材内における電界を検出する電界検出部と、検出された前記電界に基づき前記疑似生体部材における比吸収率を算出する比吸収率算出部と、を有し、算出した比吸収率が所定の値である場合に前記測定対象物上にマーキングを施すマーキング手段を備えた構成としてある。
また、上記目的を達成するため、本発明の比吸収率測定方法は、測定対象物から放射される電磁波の疑似生体部材内における電界を検出する第一ステップと、検出された前記電界に基づき比吸収率を算出する第二ステップと、算出した比吸収率が所定の値である場合に前記測定対象物上にマーキングを施す第三ステップと、を有する方法としている。
さらに、上記目的を達成するため、本発明の比吸収率測定プログラムは、所定の比誘電率及び導電率を有する疑似生体部材を用いて生体が受ける電磁波の影響をコンピュータを用いて測定する比吸収率測定プログラムであって、前記コンピュータを、測定対象物から放射される電磁波の前記疑似生体部材内における電界を検出する電界検出手段、検出された前記電界に基づき比吸収率を算出する比吸収率算出手段、算出した比吸収率が所定の値である場合に前記測定対象物上にマーキングを施すマーキング手段、として機能させるプログラムとしてある。
本発明の比吸収率測定装置、比吸収率測定方法又は比吸収率測定プログラムによれば、携帯電話端末等、測定対象物の領域ごとの比吸収率を的確に、かつ、分かり易く示すことができるようになる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図1〜図4を参照して説明する。
[第一実施形態]
図1は、本発明の第一実施形態に係る比吸収率測定装置(以下、SAR測定装置という。)1の構成を示す機器構成図である。
図1に示すように、本実施形態のSAR測定装置1は、主に、電界プローブ11、プローブ制御装置12、光照射部13、光照射部制御装置14、プローブ移動装置15、PC(パーソナルコンピュータ)16及び液体ファントム18から構成される。
また、測定対象物としての携帯電話端末20が液体ファントム18の中空容器19に近接して配置される。
[第一実施形態]
図1は、本発明の第一実施形態に係る比吸収率測定装置(以下、SAR測定装置という。)1の構成を示す機器構成図である。
図1に示すように、本実施形態のSAR測定装置1は、主に、電界プローブ11、プローブ制御装置12、光照射部13、光照射部制御装置14、プローブ移動装置15、PC(パーソナルコンピュータ)16及び液体ファントム18から構成される。
また、測定対象物としての携帯電話端末20が液体ファントム18の中空容器19に近接して配置される。
電界プローブ(電界検出部)11は、一般的には、その先端部に微小ダイポールアンテナが取り付けられており、この微小ダイポールアンテナが携帯電話端末20から発せされる電磁波の電界を検出する。
また、電界プローブ11には、液体ファントム18を収容する中空容器19の表面を検出する表面位置検出センサ(図示せず)が搭載される。
このため、中空容器19の形状の如何に関わらず、電界プローブ11や後述する光照射部12は、その表面に対して常に垂直になるよう制御される。
プローブ制御装置12は、電界プローブ11とPC16に接続されており、電界プローブ11が検出した電界値データをPC16へ送信する。
また、電界プローブ11には、液体ファントム18を収容する中空容器19の表面を検出する表面位置検出センサ(図示せず)が搭載される。
このため、中空容器19の形状の如何に関わらず、電界プローブ11や後述する光照射部12は、その表面に対して常に垂直になるよう制御される。
プローブ制御装置12は、電界プローブ11とPC16に接続されており、電界プローブ11が検出した電界値データをPC16へ送信する。
光照射部12は、光ファイバー等で構成され、電界プローブ11の極近傍に配置されるよう固定治具17によって固定される。
光照射部制御装置14は、光照射部12とPC14に接続されており、可視光線や紫外線などの光を生成するのみならず、PC16の制御のもと光照射部13からの光発射を制御する。
光照射部制御装置14は、光照射部12とPC14に接続されており、可視光線や紫外線などの光を生成するのみならず、PC16の制御のもと光照射部13からの光発射を制御する。
プローブ移動装置15は、固定治具17で固定された電界プローブ11及び光照射部13をPC16の制御のもと移動させるものであり、一般的にはロボットアームが用いられる。
具体的には、電界プローブ11と光照射部13とを、液体ファントム(或いは単にファントムという。)18内の所定領域を三次元的に移動させることで、本発明の移動手段を実現している。
具体的には、電界プローブ11と光照射部13とを、液体ファントム(或いは単にファントムという。)18内の所定領域を三次元的に移動させることで、本発明の移動手段を実現している。
PC16は、電界プローブ11、プローブ制御装置12を介して受信した電界値に基づいてSARを算出する本発明のSAR算出部を備えている。
そして、PC16は、自己が算出したSARが所定の値である場合に、光照射部制御装置14に制御信号を送出し、光照射部13からの光照射を実行するよう命令を行う。
また、PC16は、プローブ移動装置15に制御信号を送出し、これによって電界プローブ11の移動領域及び位置などを制御する。
そして、PC16は、自己が算出したSARが所定の値である場合に、光照射部制御装置14に制御信号を送出し、光照射部13からの光照射を実行するよう命令を行う。
また、PC16は、プローブ移動装置15に制御信号を送出し、これによって電界プローブ11の移動領域及び位置などを制御する。
液体ファントム18は、所定の比誘電率及び導電率を有する疑似生体部材である。
なお、従来からSARの測定には、頭部、腹部等の生体を模した疑似生体が用いられており、通常この疑似生体のことをファントムと呼ぶ。
このため、ファントムは、その被誘電率や導電率が生体のそれとほぼ同値となる物質で形成する。
特に、本実施形態においては、液体ファントム18が用いられ、中空容器19に充填した状態で疑似生体を構成するようにしている。
つまり、中空容器19の形状を変えるだけで、人体の様々な部位を容易に再現できるようになっている。
また、液体ファントム18は、後述するように光透過性を必要とする。
このため、液体ファントム18は、蒸留水とショ糖を加えたものや食塩水などが一般的に用いられる。
なお、従来からSARの測定には、頭部、腹部等の生体を模した疑似生体が用いられており、通常この疑似生体のことをファントムと呼ぶ。
このため、ファントムは、その被誘電率や導電率が生体のそれとほぼ同値となる物質で形成する。
特に、本実施形態においては、液体ファントム18が用いられ、中空容器19に充填した状態で疑似生体を構成するようにしている。
つまり、中空容器19の形状を変えるだけで、人体の様々な部位を容易に再現できるようになっている。
また、液体ファントム18は、後述するように光透過性を必要とする。
このため、液体ファントム18は、蒸留水とショ糖を加えたものや食塩水などが一般的に用いられる。
中空容器19は、液体ファントム18を収容する容器であり、透明プラスティック等、光透過性を有する非導電性の材料を使用する。
中空容器19として非導電性材料を採用するのは、金属等の導電物は電磁波との間で相互に強い電磁的作用を起こし、正確なSAR測定を大きく阻害するためである。
また、液体ファントム18及び中空容器19は光透過性を必要とする。
これは、所定の場合に光照射部13から発せられる光が、液体ファントム18及び中空容器19を通過して携帯電話端末20上に到達させる必要があるからである。
中空容器19として非導電性材料を採用するのは、金属等の導電物は電磁波との間で相互に強い電磁的作用を起こし、正確なSAR測定を大きく阻害するためである。
また、液体ファントム18及び中空容器19は光透過性を必要とする。
これは、所定の場合に光照射部13から発せられる光が、液体ファントム18及び中空容器19を通過して携帯電話端末20上に到達させる必要があるからである。
他方、本実施形態のSAR測定対象である携帯電話端末20の表面には、その全体を覆うように感光材21が配設されており、光照射部13からの光に反応してマーキングが施されるようにしている(本発明のマーキング手段)。
感光材21は、伸縮性を有するシート状のものが望ましい。
これは、機器表面が曲面形状の場合であっても感光材21の密着が可能となり、携帯電話端末20の形状に関わらずその表面上にマーキングを施すことができるからである。
感光材21は、伸縮性を有するシート状のものが望ましい。
これは、機器表面が曲面形状の場合であっても感光材21の密着が可能となり、携帯電話端末20の形状に関わらずその表面上にマーキングを施すことができるからである。
また、感光材21は、光(可視光)に反応して色が変化するものが好ましく、例えば、スピロピラン系のフォトクロミック材料を用いるとよい。
ただし、フォトクロミック材料は、紫外線に反応してその照射箇所で色が変化するため、光照射部13からは紫外線を含む光を照射するようにする。
また、フォトクロミック材料は、その種類によって反応する光の波長帯が異なる性質がある。
このため、光照射部13からはフォトクロミック材料が反応する波長を有する光を照射するようにし、逆に、照射光の種類が決まっている場合にはその光の波長に反応するフォトクロミック材料を選択するようにする。
なお、上述のように、マーキング手段の実行のために感光材21を用いる場合には、測定室内の光量Lrを感光材21が感光する限度の光量Lsより小さくした状態で測定を行い(Lr<Ls)、光照射部13からは感光材21が感光するよう十分な光量を必要とする。
ただし、フォトクロミック材料は、紫外線に反応してその照射箇所で色が変化するため、光照射部13からは紫外線を含む光を照射するようにする。
また、フォトクロミック材料は、その種類によって反応する光の波長帯が異なる性質がある。
このため、光照射部13からはフォトクロミック材料が反応する波長を有する光を照射するようにし、逆に、照射光の種類が決まっている場合にはその光の波長に反応するフォトクロミック材料を選択するようにする。
なお、上述のように、マーキング手段の実行のために感光材21を用いる場合には、測定室内の光量Lrを感光材21が感光する限度の光量Lsより小さくした状態で測定を行い(Lr<Ls)、光照射部13からは感光材21が感光するよう十分な光量を必要とする。
携帯電話端末20は、実際の携帯電話端末20の使用状況を想定した状況でのSARの測定を行うことが望ましい。
例えば、携帯電話端末20を胸ポケットに収納した状態でのSARを検証するのであれば胸部を模した疑似生体22を用い、携帯電話端末20が通話中である状態のSARを取得したいのであれば頭部を模した疑似生体22を用い、それぞれ対応する適切な場所に携帯電話端末20を配置することが望ましい。
例えば、携帯電話端末20を胸ポケットに収納した状態でのSARを検証するのであれば胸部を模した疑似生体22を用い、携帯電話端末20が通話中である状態のSARを取得したいのであれば頭部を模した疑似生体22を用い、それぞれ対応する適切な場所に携帯電話端末20を配置することが望ましい。
以上が携帯電話端末20上に所望のSAR値を示すための構成である。
すなわち、まず、電界プローブ11を液体ファントム18内の測定点に配置させ、PC16が各測定点に対応するSARを算出する。
ここで、PC16が所望のSAR値を算出した場合、光照射部13から携帯電話端末20上の感光材に対して光を照射させる。
そして、このようなプロセスを複数の測定点において実施することによって図3に示すようなSAR所望値のマーキング領域Mが記されることとなる。
すなわち、まず、電界プローブ11を液体ファントム18内の測定点に配置させ、PC16が各測定点に対応するSARを算出する。
ここで、PC16が所望のSAR値を算出した場合、光照射部13から携帯電話端末20上の感光材に対して光を照射させる。
そして、このようなプロセスを複数の測定点において実施することによって図3に示すようなSAR所望値のマーキング領域Mが記されることとなる。
次に、以上のような構成からなる第一実施形態のSAR測定装置1の動作手順について図2を参照しながら説明する。
図2は、本発明の第一実施形態に係るSAR測定装置1の動作手順を示したフローチャートである。
図2は、本発明の第一実施形態に係るSAR測定装置1の動作手順を示したフローチャートである。
なお、予めPC16には、液体ファントム18に関する導電率などの電気定数測定領域の範囲、マーキングを残したい所望のSAR値(以下、SAR所望値という。)をメモリ等の記憶媒体に記憶させておくようにする。
また、電界プローブ11の測定領域は3方向(三次元)とし、具体的には、プローブ測定点の座標を(X,Y,Z)とした場合にX,Y,Zの移動範囲をX1≦X≦Xn、Y1≦Y≦Yn、Z1≦Z≦Znとする。
また、電界プローブ11の測定領域は3方向(三次元)とし、具体的には、プローブ測定点の座標を(X,Y,Z)とした場合にX,Y,Zの移動範囲をX1≦X≦Xn、Y1≦Y≦Yn、Z1≦Z≦Znとする。
図2に示すように、まず、所定操作に応じてSAR測定が開始される(ステップS1)。
ステップS1におけるSAR測定の開始に伴い、PC16からはプローブ移動装置15に対して所定の制御信号が送信され、電界プローブ11は光照射部13とともに最初の測定点(例えば、(X1,Y1,Z1))へ移動することとなる(ステップS2)。
そして、電界プローブ11は、この位置における電界を検出し、その電界値データがプローブ制御装置12を介してPC16へ送信される。
次に、電界プローブ11から電界値データを受け取ったPC16は、予めメモリ等に記憶していた液体ファントム18の電気定数を用いてSARを算出し、このSAR算出値をPC16内のメモリ等に取り込む(ステップS3)。
ステップS1におけるSAR測定の開始に伴い、PC16からはプローブ移動装置15に対して所定の制御信号が送信され、電界プローブ11は光照射部13とともに最初の測定点(例えば、(X1,Y1,Z1))へ移動することとなる(ステップS2)。
そして、電界プローブ11は、この位置における電界を検出し、その電界値データがプローブ制御装置12を介してPC16へ送信される。
次に、電界プローブ11から電界値データを受け取ったPC16は、予めメモリ等に記憶していた液体ファントム18の電気定数を用いてSARを算出し、このSAR算出値をPC16内のメモリ等に取り込む(ステップS3)。
そのうえで、PC16は、ステップS3で得たSAR算出値と、予め記憶していたSAR所望値とを比較し、所定条件を含め同一か否かを判定する(ステップS4)。
ここで、所定条件とは、例えば、完全な同一判定を行うのではなく、SAR算出値とSAR所望値との差が一定の範囲内であれば算出されたSARはSAR所望値と見なすように条件を設定してもよい。
この結果、PC16が、SAR算出値がSAR所望値でない判定した場合(S4:NO)、電界プローブ11は、プローブ移動装置15によって次の測定点(例えば、(X2,Y2,Z2))に移動され、継続的にステップS2乃至ステップS4の処理が繰り返される。
ここで、所定条件とは、例えば、完全な同一判定を行うのではなく、SAR算出値とSAR所望値との差が一定の範囲内であれば算出されたSARはSAR所望値と見なすように条件を設定してもよい。
この結果、PC16が、SAR算出値がSAR所望値でない判定した場合(S4:NO)、電界プローブ11は、プローブ移動装置15によって次の測定点(例えば、(X2,Y2,Z2))に移動され、継続的にステップS2乃至ステップS4の処理が繰り返される。
一方、ステップS4において、PC16が、SAR算出値がSAR所望値であると判定した場合(S4:YES)、PC16から光照射部制御装置14に対して所定の制御信号が送信され、光照射部制御装置14の制御により光照射部13から直ちに光が照射されることとなる(ステップS5)。
なお、このとき、携帯電話端末20の表面上に配設された感光材21はその光を受光して反応し(ステップS51)、結果、光照射位置に応じたマーキングが携帯電話端末20上に記されることとなる(ステップS52)。
なお、このとき、携帯電話端末20の表面上に配設された感光材21はその光を受光して反応し(ステップS51)、結果、光照射位置に応じたマーキングが携帯電話端末20上に記されることとなる(ステップS52)。
光照射が終了した後、PC16は、その測定点が予め設定していた測定領域内であるか否かを判定する(ステップS6)。
この結果、測定点が測定領域内であれば(S6:YES)、電界プローブ11は次の測定点へ移動するように制御し、ステップS2から始まる一連の処理を繰り返す。
一方、測定点が測定領域内でなければ(S6:NO)、電界プローブ11はすべての測定点を測定したこととなり、ここで一連の処理が終了する(ステップS7)。
なお、図3は、本実施形態に係るSAR測定装置1の光照射部によって携帯電話端末上の感光材にマーキングが記された様子を示した説明図である。
同図は、上述の一連のステップ処理を順次実行した結果、携帯電話端末20の表面上の感光材21の一定領域MについてSAR所望値に対応するマーキングが記されたことを示している。
この結果、測定点が測定領域内であれば(S6:YES)、電界プローブ11は次の測定点へ移動するように制御し、ステップS2から始まる一連の処理を繰り返す。
一方、測定点が測定領域内でなければ(S6:NO)、電界プローブ11はすべての測定点を測定したこととなり、ここで一連の処理が終了する(ステップS7)。
なお、図3は、本実施形態に係るSAR測定装置1の光照射部によって携帯電話端末上の感光材にマーキングが記された様子を示した説明図である。
同図は、上述の一連のステップ処理を順次実行した結果、携帯電話端末20の表面上の感光材21の一定領域MについてSAR所望値に対応するマーキングが記されたことを示している。
以上説明したように、本実施形態のSAR測定装置1は電界プローブ11を備え、この電界プローブ11が液体ファントム18内の所定領域内を移動しながら携帯電話端末20から発せられる電磁波の電界を検出し、その電界値に基づいてPC16がSARを算出するように作用している。
また、SAR測定装置1は、光照射部13を電界プローブ11の極近傍に配置され電界プローブ11とともに移動するようにしており、電界プローブ11が検出した電界に基づくSAR算出値がSAR所望値と同一であると判定された場合に、携帯電話端末20上の感光材21の対応する箇所に対して光を照射するようにしている。
また、SAR測定装置1は、光照射部13を電界プローブ11の極近傍に配置され電界プローブ11とともに移動するようにしており、電界プローブ11が検出した電界に基づくSAR算出値がSAR所望値と同一であると判定された場合に、携帯電話端末20上の感光材21の対応する箇所に対して光を照射するようにしている。
このため、携帯電話端末20上のどの領域においてSAR所望値が得られたかを容易に認識することができるようになっている。
すなわち、従来のように、SAR検証のために、SAR分布と携帯電話端末図とを作成し、両図を組み合わせて照合図を作成するといった煩雑な作業をなくしつつ、SAR所望値が携帯電話端末20上のどの位置に現れるかといった具体的なデータを高精度で提示することが可能となった。
したがって、携帯電話端末20に関するSARを迅速に、正確に、かつ、容易に示すことが可能となり、電磁波を発する電子機器等の改良に大いに貢献するものとなっている。
すなわち、従来のように、SAR検証のために、SAR分布と携帯電話端末図とを作成し、両図を組み合わせて照合図を作成するといった煩雑な作業をなくしつつ、SAR所望値が携帯電話端末20上のどの位置に現れるかといった具体的なデータを高精度で提示することが可能となった。
したがって、携帯電話端末20に関するSARを迅速に、正確に、かつ、容易に示すことが可能となり、電磁波を発する電子機器等の改良に大いに貢献するものとなっている。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態に係るSAR測定装置1aについて図4を参照しながら説明する。
図4は、曲面の疑似生体22aを有するSAR測定装置1aによって携帯電話端末20aのSAR測定を行う場合を説明するための説明図である。
同図に示すように、本実施形態は前述した第一実施形態と比べ、疑似生体22aの携帯電話端末20aに対する接面が曲面状である点で異なる。
すなわち、液体ファントム18aを収容する中空容器19aが曲面状になっている。
ただし、電界プローブ11aが中空容器19aの接面に対して垂直になるように維持する構成としているため、第一実施形態に係るSAR測定装置1と同様の構成で本発明を実現できるようになっている。
すなわち、頭部などの曲面を想定した疑似生体22aに対しても、電界プローブ11aを中空容器19aの表面に対して常に垂直となるように移動させつつ電界を検出し、SAR所望値が得られたときには光照射部13aから光を照射させることによって携帯電話端末20a上の感光材21aにマーキングを行うことができる。
次に、本発明の第二実施形態に係るSAR測定装置1aについて図4を参照しながら説明する。
図4は、曲面の疑似生体22aを有するSAR測定装置1aによって携帯電話端末20aのSAR測定を行う場合を説明するための説明図である。
同図に示すように、本実施形態は前述した第一実施形態と比べ、疑似生体22aの携帯電話端末20aに対する接面が曲面状である点で異なる。
すなわち、液体ファントム18aを収容する中空容器19aが曲面状になっている。
ただし、電界プローブ11aが中空容器19aの接面に対して垂直になるように維持する構成としているため、第一実施形態に係るSAR測定装置1と同様の構成で本発明を実現できるようになっている。
すなわち、頭部などの曲面を想定した疑似生体22aに対しても、電界プローブ11aを中空容器19aの表面に対して常に垂直となるように移動させつつ電界を検出し、SAR所望値が得られたときには光照射部13aから光を照射させることによって携帯電話端末20a上の感光材21aにマーキングを行うことができる。
以上説明したように、本実施形態のSAR測定装置1aによれば、第一実施形態と同様の効果が得られるとともに、疑似生体22aが曲面状であっても対応することが可能である。
すなわち、疑似生体22の形状の如何に関わらず、SARの評価を的確に行うことができるようになっている。
このため、例えば、人体の頭部や他の曲面状からなる生体部位に対する比吸収率の影響を検証することが可能となり、本発明の適用範囲を拡大することができるようになる。
すなわち、疑似生体22の形状の如何に関わらず、SARの評価を的確に行うことができるようになっている。
このため、例えば、人体の頭部や他の曲面状からなる生体部位に対する比吸収率の影響を検証することが可能となり、本発明の適用範囲を拡大することができるようになる。
以上、本発明のSAR測定装置1について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明にかかるSAR測定装置1は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態において、感光材21は携帯電話端末20の全面を覆うように配設しているが、携帯電話端末20の一部に配設するようにしても良い。
特に、比吸収率の低い領域(例えば、枠体部分)が明らかにわかっている場合、その領域に感光材21を配置する必要性はなく、これにより、必要な材料を抑え、コストの低減化を図ることができる。
また、感光材21の代わりに感熱材を用いてもよい。
この場合、光照射部13からは遠赤外線やレーザー光等、加熱作用を有する光を照射することで本発明と同様の作用、効果を得ることができる。
さらに、液体ファントム18の代わりにゲル状のファントムや固体ファントムを用いても良く、本発明の実施のバリエーションをさらに拡張することができる。
例えば、本実施形態において、感光材21は携帯電話端末20の全面を覆うように配設しているが、携帯電話端末20の一部に配設するようにしても良い。
特に、比吸収率の低い領域(例えば、枠体部分)が明らかにわかっている場合、その領域に感光材21を配置する必要性はなく、これにより、必要な材料を抑え、コストの低減化を図ることができる。
また、感光材21の代わりに感熱材を用いてもよい。
この場合、光照射部13からは遠赤外線やレーザー光等、加熱作用を有する光を照射することで本発明と同様の作用、効果を得ることができる。
さらに、液体ファントム18の代わりにゲル状のファントムや固体ファントムを用いても良く、本発明の実施のバリエーションをさらに拡張することができる。
本発明は、比吸収率の正確な位置測定や測定対象物の改良点を検証するSAR測定装置として好適に利用することができる。
1 比吸収率(SAR)測定装置
11 電界プローブ
12 プローブ制御装置
13 光照射部
14 光照射部制御装置
15 プローブ移動装置
16 PC(パーソナルコンピュータ)
17 固定治具
18 液体ファントム
19 中空容器
20 携帯電話端末
21 感光材
22 疑似生体
M SAR所望値を示すマーキング領域
11 電界プローブ
12 プローブ制御装置
13 光照射部
14 光照射部制御装置
15 プローブ移動装置
16 PC(パーソナルコンピュータ)
17 固定治具
18 液体ファントム
19 中空容器
20 携帯電話端末
21 感光材
22 疑似生体
M SAR所望値を示すマーキング領域
Claims (14)
- 所定の比誘電率及び導電率を有する疑似生体部材と、
測定対象物から放射される電磁波の前記疑似生体部材内における電界を検出する電界検出部と、
検出された前記電界に基づき前記疑似生体部材における比吸収率を算出する比吸収率算出部と、を有し、
算出した比吸収率が所定の値である場合に前記測定対象物上にマーキングを施すマーキング手段を備えることを特徴とする比吸収率測定装置。 - 前記マーキング手段が、
前記測定対象物の表面上に配設された感光材と、
前記比吸収率算出部が算出した比吸収率が所定の値である場合に、前記感光材に光照射を行う光照射部と、を備える請求項1に記載の比吸収率測定装置。 - 前記光照射部は、
前記電界検出部に隣接するとともに、光の照射方向が前記測定対象物の表面に垂直に対向するように配置する請求項2に記載の比吸収率測定装置。 - 前記光照射部及び電界検出部は、相伴って前記疑似生体部材内を移動する移動手段を備える請求項2又は3に記載の比吸収率測定装置。
- 前記疑似生体部材は、少なくとも人体を含む生体の比誘電率及び導電率と等価な物質からなる請求項1乃至4のいずれか一項記載の比吸収率測定装置。
- 前記疑似生体部材を収容する中空容器を備え、
前記疑似生体部材及び中空容器は、光透過性を有する請求項1乃至5のいずれか一項記載の比吸収率測定装置。 - 前記中空容器は、非導電性の物質によって形成される請求項6記載の比吸収率測定装置。
- 前記中空容器は、少なくとも測定対象物との接面が曲面構造である請求項6又は7記載の比吸収率測定装置。
- 前記中空容器は、
人体の一部又は全部の形状を構成する請求項6乃至8のいずれか一項記載の比吸収率測定装置。 - 前記感光材は、フォトクロミック材料からなる請求項2乃至9のいずれか一項記載の比吸収率測定装置。
- 測定対象物から放射される電磁波の疑似生体部材内における電界を検出する第一ステップと、
検出された前記電界に基づき比吸収率を算出する第二ステップと、
算出した比吸収率が所定の値である場合に前記測定対象物上にマーキングを施す第三ステップと、
を有する比吸収率測定方法。 - 前記第三ステップは、
前記第二ステップにおいて算出した比吸収率が所定の値である場合に、前記測定対象物の表面上に配設された感光材に光照射を行う請求項11記載の比吸収率測定方法。 - 所定の比誘電率及び導電率を有する疑似生体部材を用いて生体が受ける電磁波の影響をコンピュータを用いて測定する比吸収率測定プログラムであって、
前記コンピュータを、
測定対象物から放射される電磁波の前記疑似生体部材内における電界を検出する電界検出手段、
検出された前記電界に基づき比吸収率を算出する比吸収率算出手段、
算出した比吸収率が所定の値である場合に前記測定対象物上にマーキングを施すマーキング手段、として機能させるための比吸収率測定プログラム。 - 前記マーキング手段は、
前記比吸収率算出手段が算出した比吸収率が所定の値である場合に、前記測定対象物の表面上に配設された感光材に光照射を行う請求項13記載の比吸収率測定プログラム。
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JP2008209893A JP2010044021A (ja) | 2008-08-18 | 2008-08-18 | 比吸収率測定装置、比吸収率測定方法及び比吸収率測定プログラム |
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---|---|---|---|---|
JP6471342B1 (ja) * | 2018-02-14 | 2019-02-20 | 株式会社エーイーティー | 半固体の人体ファントム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001050999A (ja) * | 1999-08-04 | 2001-02-23 | Ricoh Co Ltd | 放射源可視化装置及び放射源シールド装置 |
JP2006047297A (ja) * | 2004-07-05 | 2006-02-16 | Ntt Docomo Inc | 比吸収率測定装置 |
-
2008
- 2008-08-18 JP JP2008209893A patent/JP2010044021A/ja active Pending
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