JP2010042866A - 紙容器用包材の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】最外熱可塑性材料層、紙基材層、バリア層、最内熱可塑性材料層の各構成層を少なくとも含み、これらの各層が上記の順序で積層されてからなる紙容器用包材の製造方法であって、
この最内熱可塑性材料層が、狭い分子量分布を有する線形低密度ポリエチレンを少なくとも含有し、0.900〜0.915の平均密度、88〜103℃のピーク融点、5〜20のメルトフローインデックス、1.4〜1.6のスウェリング率及び20〜50μmの層厚の特性パラメータを有する紙容器用包材の製造方法。
【選択図】図1
Description
より詳細には、連続した紙製包材を長手方向に縦線シールを施してチューブ状に成形し、チューブ状包材内に果汁、茶、液体乳製品などの被充填物を充填し、チューブ状包材の横断方向に所定間隔毎に横線シールを施しかつ横線シール部に沿って包材を切断して得られたブリック形状の紙製包装容器及び、紙製包材を所定の形状に裁断し、容器縦方向にシールしたブランクスを得、ブランクスの底をシールした後に上部開口から液体製品の被充填物を充填し、上部をシールして得られたゲーブルトップ状(屋根型)の紙製包装容器の液体食品の充填包装に適した紙容器用包材の製造方法に関する。
また、アルミニウムフォイルにかわる実際的な代替物を開発する種々の試みがなされてきた。それは、すぐれた酸素、ガスおよび芳香バリア特性を備えつつ、しかも使用後に容易に廃棄可能なものである。
紙容器用包材に無機酸化物の蒸着層を用いることが従来から提案されている(実公平5−28190号、特表平8−500068号、特開平6−93120号公報)。このようなガス(酸素)遮断性を有する包材により、保香性若しくは品質保持性を有する紙容器を提供することができる。
特に、折目線が付けられた連続した紙基材層を含む包材を、この包材の一方の端部の最内層と他方の端部の最外層とを重ねて縦線シールして長手方向にチューブ状に成形し、チューブ状に成形された包材内に被充填液体食品を充填し、この液体食品の液面下でチューブ状包材の最内層を互いに接合させて横断方向に所定間隔毎に横線シールを施し、横線シール部に沿って包材を切断して一次形状に成形し、折目線に沿って折り畳んで例えば、ブリック状の最終形状に成形して包装容器を得る充填包装法であっては、液体食品の液面下で接合されるので、液体食品が必ず残留し、その表面が汚染され、良好なシールを得ることが難しい。
最外熱可塑性材料層、紙基材層、バリア層、最内熱可塑性材料層の各構成層を少なくとも含み、これらの各層が上記の順序で積層されてからなる紙容器用包材の製造方法であって、
この最内熱可塑性材料層が、狭い分子量分布を有する線形低密度ポリエチレンを少なくとも含有し、0.900〜0.915、好ましくは0.905〜0.910の平均密度、88〜103℃、好ましくは93〜103℃のピーク融点、5〜20のメルトフローインデックス、1.4〜1.6のスウェリング率(Swelling Ratio、SR)及び20〜50μm、好ましくは20〜30μmの層厚の特性パラメータを有し、
バリア層の一面に、接着剤層を溶融押出して、最内熱可塑性材料層を積層してバリア層/接着剤層/最内熱可塑性材料層からなる積層フィルムを作成し、
紙基材層上に押出コーティングして最外熱可塑性材料層を積層し、
紙基材層面と積層フィルムのバリア層側とを、接着性熱可塑性材料層の溶融押出によって、積層して該包材を得る、
ことを特徴とするものである。
この発明の好ましい態様において、最外熱可塑性材料層が、狭い分子量分布を有する線形低密度ポリエチレンを少なくとも含有し、0.900〜0.925の平均密度、88〜103℃、好ましくは93〜103℃のピーク融点、5〜20のメルトフローインデックス、1.4〜1.6のスウェリング率(SR)及び10〜25μm、好ましくは10〜20μmの層厚の特性パラメータを有するものである。
この発明の別の好ましい態様において、バリア層と最内熱可塑性材料層との間の接着剤層が、狭い分子量分布を有する線形低密度ポリエチレンを少なくとも含有し、0.900〜0.915、好ましくは0.905〜0.910の平均密度、88〜103℃、好ましくは93〜103℃のピーク融点、5〜20のメルトフローインデックス、1.4〜1.6のスウェリング率(SR)及び2〜15μmの層厚の特性パラメータを有するものである。
この発明の更に別の好ましい態様において、紙基材層とバリア層との間の接着性熱可塑性材料層が、狭い分子量分布を有する線形低密度ポリエチレンを少なくとも含有し、0.890〜0.925の平均密度、88〜103℃、93〜103℃のピーク融点、10〜20のメルトフローインデックス、1.4〜1.6のスウェリング率(SR)及び10〜25μm、代表的には10〜20μmの層厚の特性パラメータを有するものである。
本発明の紙容器用包装材料の製造方法は上記の構成になっているため、この紙容器用包材は、包材製造の際に必要な押出積層特性並びにそれによるコンバーティング特性において良好な性能を有し、包材の製造が容易であり、迅速にヒートシールすることができ、より強靱なシール強度を可能にし、かつ、充填内容物の温度に影響を受けず良好なシールが得られ、すなわち、夾雑物シール性が向上し、封緘性に優れている。また、保香性若しくは品質保持性を有する。
また、包装充填時に、シール可能温度範囲が広がるので、充填内容物の温度に影響を受け難く高い温度でも低い温度でも良好なシールが得られ、例えば、充填機等でのシ−ル温度を通常のそれらを使用すに時よりも、低い温度に設定することができることから、バリア層に無機酸化物の薄膜層、アルミニウムの薄膜層等を用いても熱ダメ−ジを低減でき、ひいてはバリア−劣化等を抑えることができる。
この発明よる好ましい態様の紙容器用包材は、最外熱可塑性材料層、紙基材層、接着性熱可塑性材料層、例えばアルミニウムからなるバリア層、最内熱可塑性材料層の各構成層を少なくとも含み、これらの各層が上記の順序で積層されてからなる。
この発明において用いることができる紙基材としては、通常、クラフトパルプから作られ、優れた強度と低吸水性が求められる。その種類として、晒紙(FBL)、未晒紙(UBL)、晒と未晒との抄き合わせ紙(DUPLEX)、クレーコート紙及び多層抄き合わせ紙(MB)などがあり、本願発明においていずれでもよい。
この発明の積層包材を積層するために用いられる接着性樹脂層は、狭い分子量分布を有する線形低密度ポリエチレンを少なくとの含有し特定の特性パラメータを有するLLDPE、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)及びアイオノマーから選ばれたものからなる。このLLDPEは、この発明の好ましい態様のおいて、バリア層と最内熱可塑性材料層との間の接着剤層として、狭い分子量分布を有する線形低密度ポリエチレンを少なくとも含有し、0.900〜0.915の平均密度、88〜103℃のピーク融点、5〜20のメルトフローインデックス、1.4〜1.6のスウェリング率(SR)及び2〜15μmの層厚の特性パラメータを有するものである。このLLDPEの使用により、高温で押し出しても最内熱可塑性材料層を種々のバリア層と良好に接合させることができる。
また、このLLDPEは、更に別の好ましい態様において、紙基材層とバリア層との間の接着性熱可塑性材料層として、狭い分子量分布を有する線形低密度ポリエチレンを少なくとも含有し、0.890〜0.925の平均密度、88〜103℃のピーク融点、10〜20のメルトフローインデックス、1.4〜1.6のスウェリング率(SR)及び10〜25μmの層厚の特性パラメータを有するものである。このLLDPEの使用により、包材製造の際の押出積層特性及びそれによるコンバーティング特性が優れているので、包材積層の製造が非常に良好に行うことができる。
更に、押出しラミネート加工法により金属と接着性を有するエチレン−酢酸ビニルコポリマー(EVA)や、エチレン−メタクリル酸ビニル共重合体の分子間を金属イオンで架橋したアイオノマー(IO)の合成樹脂を用いて、これらの製膜層を接着層として積層することもできる。その層の厚さは、10〜50μ程度の接着剤層を利用するのが好適であり、好ましくは、接着剤層は、層厚10μ〜18μのEVA又はIOである。
この発明による紙容器用包材は、最外樹脂層がまだ積層されていないセミマテリアルの外側表面に設けられた印刷によるインキ層若しくは、シール性を有する外側樹脂層の外側表面に形成されたインキ層を少なくとも含むことができる。インキは、フレキソ印刷用水性若しくは油性のインキ、グラビア印刷用の油性インキ、オフセット印刷用の硬化性インキなどがあり、この発明の好ましい紙容器用包材の態様において、インキ層が、このインキ層と接着するアンカー剤層に含まれる成分と一部共通の成分(例えば、イミン系など)を含む。
この発明の好ましい態様において、最外熱可塑性材料層が、狭い分子量分布を有する線形低密度ポリエチレンを少なくとも含有し、0.900〜0.925の平均密度、88〜103℃、好ましくは93〜103℃のピーク融点、5〜20のメルトフローインデックス、1.4〜1.6のスウェリング率(SR)及び10〜25μm、好ましくは10〜20μmの層厚の特性パラメータを有するものである。
上記において、アルミニウムの薄膜層の厚さとしては、十分な遮光性を得るために、通常、10nm〜200nm位であることが好ましく、特に、本発明においては、20〜150nm位が望ましい。上記において、アルミニウムの薄膜層の厚さが厚くなるにつれ、全光線透過率は低下するが、印刷層等の遮光性を考慮しない場合、アルミニウムの薄膜層の厚さが、80nmにおいて、全光線透過率0%となる。
本発明において、アルミニウムの薄膜層の厚さについては、最終的な包装形態、印刷層の有無、その存在する位置等に応じて、また要求物性等に応じて調整することができる。
上述したバリア層は、好ましくは、5〜15μmの薄層であり、5cc/m2 24hr atm (23℃ 85%RH)未満の酸素透過率を有する。
このような最内熱可塑性材料層としては、例えば、メタロセン触媒を用いて重合した狭い分子量分布を有する線形低密度ポリエチレン(mLLDPE)を少なくとも含有するブレンドポリマーがある。このmLLDPEとしては、例えば、二塩化ジルコノセンとメチルアルモキサンの組み合わせによる触媒等のメタロセン錯体とアルモキサンとの組み合わせによる触媒、すなわち、メタロセン触媒を使用して重合してなるエチレン−α・オレフィン共重合体を使用することができる。メタロセン触媒は、現行の触媒が、活性点が不均一でマルチサイト触媒と呼ばれているのに対し、活性点が均一であることからシングルサイト触媒とも呼ばれているものである。
ここで、「他のポリマー」とは、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン系共重合体などのポリオレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂などの熱可塑性樹脂であり、従来から用いられていた低密度ポリエチレン(LDPE)の他に、内容物に対する耐性(耐油性、耐酸性、耐浸透性など)に優れた線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエチレンやポリエチレンを含む共押出しフィルムなどである。
ブレンドされる低密度ポリエチレンの密度としては0.91〜0.93g/cm3である。分子量としては1×102 〜1×108 、メルトフローレイト(MFR)としては0.1〜20g/10minである。なお、基本的には無添加のものを使用するが、用途に応じて酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤、アンチブロッキング剤、難燃化剤、無機および有機充填剤、塗料、顔料等の各種添加剤を適宜、添加しても構わない。
シングルサイト触媒の代表的なものとして、メタロセン触媒、所謂、カミンスキー触媒がある。このメタロセン触媒はメタロセン系遷移金属化合物と、有機アルミニウム化合物からなる触媒であり、メタロセン系遷移金属化合物としては例えば、ジルコニウム系化合物、チタニウム系化合物、シリカ系化合物が挙げられるが、本発明はこれらに限定されない。また、有機アルミニウム化合物としてはアルキルアルミニウム、鎖状あるいは環状アルミノキサンが挙げられるが、本発明はこれらに限定されない。重合方法としては溶液重合法、気相重合法、スラリー重合法等があるが、何れも特に限定されない。
尚、エチレン−αオレフィン共重合体には各種の酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤、アンチブロッキング剤、難燃化剤、無機および無機充填剤、染料、顔料等を適宜、添加してもよい。低密度ポリエチレンはチグラー触媒である従来のマルチサイト触媒を用いて得られものであればよく、触媒の種類や重合方法には特に限定されない。
このような最内熱可塑性材料層としては、上述のように、メタロセン触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合体がある。この発明に好ましい態様におては、メタロセン触媒を用いて重合したエチレン−αオレフィン共重合体と、マルチサイト触媒を用いて重合した低密度ポリエチレンとから成るものを用いることができる。また、紙容器の最内層以外の層については特に制限されるものではない。
この態様では、メタロセン触媒で重合して得られたエチレン−αオレフィン共重合体と、マルチサイト触媒で重合して得られた低密度ポリエチレンとから成ることを特徴としている。したがって、メタロセン触媒で重合したエチレン−αオレフィン共重合体の特徴である狭分子量分布(Mw/Mn≦3)、狭組成分布を示し、分子構造的に整ったポリマーであり、その物性としては引張強度、耐衝撃強度、引裂強度、低温シール性に優れる特徴を保持し、かつ、マルチサイト触媒で重合した低密度ポリエチレンの特徴の一つである高溶融張力の特性から、分子の絡み合いが大きくなる。したがって、フィルム成形性や夾雑物シール性を高めることができる。
また、フィルム成形性が良いので滑剤等の添加剤の濃度を低くすることができるのでシール性に対する障害が低減化され、封緘性の特徴を最大限まで引き出すことができ、さらに添加剤による内容物の味覚や成分への影響が小さく、封緘性に優れるので、内容物保護性を損なわれない優れた紙容器を得られる。
通常の包装材料をラミネ−トする方法、例えば、ウエットラミネ−ション法、ドライラミネ−ション法、無溶剤型ドライラミネ−ション法、押し出しラミネ−ション法、Tダイ共押し出し成形法、共押し出しラミネ−ション法、インフレ−ション法、その他等で行うことができる。本発明においては、上記の積層を行う際に、必要ならば、例えば、コロナ処理、オゾン処理等の前処理をフィルムに施すことができ、また、例えば、イソシアネ−ト系(ウレタン系)、ポリエチレンイミン系、ポリブタジェン系、有機チタン系等のアンカ−コ−ティング剤、あるいはポリウレタン系、ポリアクリル系、ポリエステル系、エポキシ系、ポリ酢酸ビニル系、セルロ−ス系、その他等のラミネ−ト用接着剤等の公知のアンカ−コ−ト剤、接着剤等を使用することができる。
それは、この発明による好ましい態様においては、押し出しラミネートする樹脂が、平均密度、ピーク融点、メルトフローインデックス、スウェリング率及び層厚において最適に調整された特性パラメータを有するからであり、そのために、包材製造における押出積層特性並びにそれによる良好なコンバーティング特性示すからである。
また、ドライラミネ−ト法を利用する場合は、その際の接着剤層を構成する接着剤としては、具体的には、ドライラミネ−ト等において使用される2液硬化型ウレタン系接着剤、ポリエステルウレタン系接着剤、ポリエ−テルウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、ポリ酢酸ビニル系接着剤、エボキシ系接着剤、ゴム系接着剤、その他等を使用することができる。
これらの包材は、例えば、折目線が付けられた包材であり、この包材を長手方向の縦線シールによりチューブ状に成形し、チューブ状に成形された包材内に被充填物を充填し、チューブ状包材の横断方向に横線シールを施し、先ず、クッション形若しくは枕状の一次形状に成形し、包材が帯状の場合は一定間隔に個々に切断し、折目線に沿って折畳んでブリック状(平行6面体)最終形状に成形される。
この発明を以下の実施例により具体的に説明する。
同時に、高圧法による低密度ポリエチレン(密度=0.920g/cm3 、MI=5.1)を厚さ20μmで紙基材(坪量=320g/m2 )上に押出温度330℃にて押出コーティングして最外熱可塑性材料層を積層する。次いで、低密度ポリエチレン/紙基材の紙側とアルミニウム箔積層体のアルミニウム箔側とを、メタロセン触媒で重合した狭い分子量分布の線形低密度ポリエチレン(mLLDPE)と高圧法による低密度ポリエチレンとをブレンドして0.920の平均密度、99℃のピーク融点、17のメルトフローインデックス、1.5のスウェリング率及び12μmの層厚で接着性熱可塑性材料層を溶融押出しして、積層して図1に示す積層構成の連続した長尺の積層包材を得る。
この包材を用いて、図2に示す充填機にてブリック形状の液体食品充填包装体を得る。得られた包装体及び充填機中の縦線シールのシール可能温度範囲及び、横線シールの可能温度範囲並びにシール強度を評価する。
[比較例1]
[比較例2]
[比較例3]
例えば、実施例2と比較例2とを比較すると、実施例2では、縦線シールのシール可能温度範囲が80%以上低温側に広がり良好なシール性能を示し、また横線シールの可能温度範囲が20%以上も広がって包装充填時のシールがより容易・簡易になったことを実証している。更に、横線シールのシール強度に関しては、実施例2と比較例2とを比較すると、30〜40%改善していた。
また、最内熱可塑性材料層の夾雑物シール性(シールすべき箇所の最内熱可塑性材料層間に、酸化物や残留食品などの夾雑物が存在しても良好にシールできるかの性能)を評価する。その結果、夾雑物シール性に優れている。
10 シールジョー
11 対向ジョー
21 最外熱可塑性材料層
22 紙基材層
23 接着性熱可塑性材料層
24 バリア層
25 接着性樹脂層
26 最内熱可塑性材料層
Claims (1)
- 最外熱可塑性材料層、紙基材層、バリア層、最内熱可塑性材料層の各構成層を少なくとも含み、これらの各層が上記の順序で積層されてからなる紙容器用包材の製造方法であって、
該最内熱可塑性材料層が、狭い分子量分布を有する線形低密度ポリエチレンを少なくとも含有し、0.900〜0.915の平均密度、88〜103℃のピーク融点、5〜20のメルトフローインデックス、1.4〜1.6のスウェリング率(SR)及び20〜50μmの層厚の特性パラメータを有し、
該バリア層の一面に、接着剤層を溶融押出して、該最内熱可塑性材料層を積層して該バリア層/該接着剤層/該最内熱可塑性材料層からなる積層フィルムを作成し、
該紙基材層上に押出コーティングして該最外熱可塑性材料層を積層し、
該紙基材層面と該積層フィルムの該バリア層側とを、接着性熱可塑性材料層の溶融押出によって、積層して該包材を得る、
ことを特徴とする紙容器用包材の製造方法。
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