JP2010042069A - 歩行補助装置の制御装置および制御方法 - Google Patents

歩行補助装置の制御装置および制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010042069A
JP2010042069A JP2008206401A JP2008206401A JP2010042069A JP 2010042069 A JP2010042069 A JP 2010042069A JP 2008206401 A JP2008206401 A JP 2008206401A JP 2008206401 A JP2008206401 A JP 2008206401A JP 2010042069 A JP2010042069 A JP 2010042069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
assist
assist force
floor reaction
force
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008206401A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5147595B2 (ja
Inventor
Shuichi Wakita
秀一 脇田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2008206401A priority Critical patent/JP5147595B2/ja
Publication of JP2010042069A publication Critical patent/JP2010042069A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5147595B2 publication Critical patent/JP5147595B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Prostheses (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Rehabilitation Tools (AREA)

Abstract

【課題】歩行姿勢、作業姿勢や重量物運搬等によって装置使用者の重心位置が前後左右に偏って場合に、装置使用者の左右の脚の荷重負担のバランスを回復する制御を直接的に行い、左右の脚の荷重負担のバランスが崩れたことを速やかに回復すること。
【解決手段】装置使用者の左右の足に作用する床反力を左右個別に計測し、床反力の計測値を用いて装置使用者の左右の脚の荷重負担のバランスを補償するアシスト力を演算し、演算されたアシスト力に応じて左右の電動モータ36L、36Rに出力する制御指令値を演算する。
【選択図】図4

Description

本発明は、歩行補助装置の制御装置および制御方法に関し、特に、動力発生装置が発生する力を左右の脚部にアシスト力として個別に与える歩行補助装置の制御装置および制御方法に関する。
動力発生装置が発生する力を左右の脚部にアシスト力として個別に与える歩行補助装置は、種々提案されている(例えば、特許文献1、2)。
歩行補助装置の制御装置として、歩行補助装置によって装置利用者に作用させる上向きの持ち上げ力の目標値として、装置利用者の左脚の踏力と右脚の踏力との比率に応じて左脚の目標負担分と右脚の目標負担分とを分配決定し、この目標負担分に応じたアシスト力を左右の脚部に付与する歩行補助制御を行うものがある(例えば、特許文献3、4)。
特開平7−112035号公報 特開2004−344305号公報 特開2007−54616号公報 特開2007−330299号公報
従来の歩行補助制御では、歩行姿勢、作業姿勢や重量物運搬等によって装置使用者の重心位置が前後左右に偏り、左脚と右脚とで荷重負担のバランスが崩れた場合、装置使用者の重心位置を適正位置に戻す補償制御が直接的に行われない。このため、従来の歩行補助制御では、左右の脚の荷重負担のバランスが崩れたことを速やかに回復する動作を期待できない。
本発明が解決しようとする課題は、歩行姿勢、作業姿勢や重量物運搬等によって装置使用者の重心位置が前後左右に偏って場合に、左右の脚の荷重負担のバランスが崩れたことを速やかに回復することである。
本発明による歩行補助装置の制御装置は、動力発生装置が発生する力を左右の脚部にアシスト力として個別に与える歩行補助装置の制御装置であって、装置使用者の左右の足に作用する床反力を左右個別に計測する床反力計測手段と、前記床反力計測手段によって計測された床反力を用いて装置使用者の左右の脚の荷重負担のバランスを補償するアシスト力を演算するアシスト力演算手段と、前記アシスト力演算手段により演算されたアシスト力に応じて前記動力発生装置に出力する左右個別の制御指令値を演算する制御指令演算手段とを有する。
この発明による歩行補助装置の制御装置によれば、装置使用者の左右の足に作用する床反力の計測値を用いてバランスを補償するアシスト力を演算し、当該アシスト力に応じて動力発生装置に出力する制御指令値を演算することが行われるので、歩行姿勢、作業姿勢や重量物運搬等によって装置使用者の重心位置が前後左右に偏って場合に、装置使用者の左右の脚の荷重負担のバランスを回復する制御が直接的に行われ、左右の脚の荷重負担のバランスが崩れたことを速やかに回復することができる。
本発明による歩行補助装置の制御装置は、好ましくは、前記床反力計測手段によって計測された床反力を用いて装置使用者の左右の足の推定位置と重心位置との位置関係を演算する足位置推定・重心位置演算部と、前記足位置推定・重心位置演算部によって演算された重心位置に基づいて装置使用者の左右の脚の荷重負担のバランスを補償するアシスト力を演算するバランス補償アシスト力演算部とを含む。
この発明による歩行補助装置の制御装置によれば、装置使用者の左右の足に作用する床反力の計測値を用いて装置使用者の左右の足の推定位置と重心位置との位置関係を演算することが行われ、足の推定位置に対する重心位置に基づいて装置使用者の左右の脚の荷重負担のバランスを補償するアシスト力が演算されるので、歩行姿勢、作業姿勢や重量物運搬等によって装置使用者の重心位置が前後左右に偏った場合に、左右の脚の荷重負担のバランスが崩れたことを速やかに回復することができる。
本発明による歩行補助装置の制御装置は、好ましくは、前記アシスト力演算手段は、前記床反力計測手段によって計測された床反力の単位時間当たりの変化が所定値以上の場合に、バランス補償の前記アシスト力を演算し、当該アシスト力に基づく制御指令を前記制御指令演算手段が前記動力発生装置に出力する。
この発明による歩行補助装置の制御装置によれば、床反力の単位時間当たりの変化が所定値以上、つまり、装置使用者の重心位置が急激に変化した場合にバランス補償制御が行われ、必要以上にバランス補償制御が行われることがない。
本発明による歩行補助装置の制御装置は、好ましくは、更に、装置使用者の生体状態値を計測する生体計測手段を有し、前記アシスト力演算手段は、前記床反力計測手段によって計測された床反力の単位時間当たりの変化が所定値以上で、且つ前記生体計測手段によって計測される生体状態値が所定値以上の場合に、バランス補償の前記アシスト力を演算し、当該アシスト力に基づく制御指令を前記制御指令演算手段が前記動力発生装置に出力する。
この発明による歩行補助装置の制御装置によれば、装置使用者の姿勢がアンバランスになったことに起因して生体状態値が所定値以上になり、しかも、装置使用者の重心位置が急激に変化した場合にバランス補償制御が行われ、必要以上にバランス補償制御が行われることがない。
本発明による歩行補助装置の制御装置は、好ましくは、前記アシスト力演算手段は、前記足位置推定・重心位置演算部によって演算された重心位置が、前記足位置推定・重心位置演算部によって演算された左右の足の推定位置の離間距離を直径とする規定円領域外に逸脱した場合に、バランス補償の前記アシスト力を演算し、当該アシスト力に基づく制御指令を前記制御指令演算手段が前記動力発生装置に出力する。
この発明による歩行補助装置の制御装置によれば、装置使用者の重心位置が平常時の領域より逸脱した場合にバランス補償制御が行われ、必要以上にバランス補償制御が行われることがない。
バランス補償のための前記アシスト力は、時間的に徐々にあるいは段階的に増加してよい。また、バランス補償のための前記アシスト力は、重心位置の前記規定円領域より逸脱量に応じて徐々にあるいは段階的に増加してもよい。
この発明による歩行補助装置の制御方法は、動力発生装置が発生する力を左右の脚部にアシスト力として個別に与える歩行補助装置の制御方法であって、装置使用者の左右の足に作用する床反力を左右個別に計測し、床反力の計測値を用いて装置使用者の左右の脚の荷重負担のバランスを補償するアシスト力を演算し、演算されたアシスト力に応じて前記動力発生装置に出力する制御指令値を演算する。
この発明による歩行補助装置の制御方法によれば、床反力の計測値を用いて装置使用者の左右の脚の荷重負担のバランスを補償するアシスト力を演算し、演算されたアシスト力に応じて前記動力発生装置に出力するので、左右の脚の荷重負担のバランスが崩れたことを速やかに回復することができる。
この発明による歩行補助装置の制御装置によれば、装置使用者の左右の足に作用する床反力の計測値を用いてバランスを補償するアシスト力を演算し、当該アシスト力に応じて動力発生装置に出力する制御指令値を演算することが行われるので、歩行姿勢、作業姿勢や重量物運搬等によって装置使用者の重心位置が前後左右に偏って場合に、装置使用者の左右の脚の荷重負担のバランスを回復する制御が直接的に行われ、左右の脚の荷重負担のバランスが崩れたことを速やかに回復することができる。
以下に、本発明による歩行補助装置の制御装置の実施形態を、図1〜図6を参照して説明する。
図1〜図3は、本発明による歩行補助用制御装置が適用される歩行補助装置の一つの実施形態を示している。
歩行補助装置10は、装置使用者が跨ぐようにして着座するサドル部12と、左右の大腿リンク部材14L、14Rと、左右の大腿リンク部材14L、14Rと、左右の下腿リンク部材16L、16Rと、装置使用者によって履靴される靴部18L、18Rとを有する。
サドル部12の下底部中央には前後方向に延在するヒンジ軸20が取り付けられている。ヒンジ軸20には各々ブラケット22L、22Rによって前後方向に延在する左右の円弧ガイドバー24L、24Rがヒンジ軸20を中心として左右方向に回動可能(開脚可能)に取り付けられている。
左右の円弧ガイドバー24L、24Rにはガイドローラ28L、28Rによってスライダ26L、26Rが当該ガイドバーに沿って移動可能に設けられている。スライダ26L、26Rには左右のベースプレート30L、30Rが取り付けられている。これにより、左右のベースプレート30L、30Rは、円弧ガイドバー24L、24Rに案内されて前後方向にスイング移動可能である。
ベースプレート30L、30Rはスライダ26L、26Rとの固定部より後方へ突出延在している。ベースプレート30L、30Rには左右の大腿リンク部材14L、14Rの上端部が固定連結されている。
上述したヒンジ軸20、左右の円弧ガイドバー24L、24R、左右のスライダ26L、26R、左右のベースプレート30L、30Rは、装置使用者の左右の股関節に対応する位置にあり、これらの組み合わせによって、ヒトの股関節と等価の動きが可能な左右の第1関節機構部L1、R1が構成される。
左右の大腿リンク部材14L、14Rは、ベースプレート30L、30Rの後部側から斜め下方前方に延在している。左右の大腿リンク部材14L、14Rの先端部(下端部)には略水平な枢軸32L、32Rによって左右の下腿リンク部材16L、16Rの上端部が略上下方向に回動可能に連結されている。左右の下腿リンク部材16L、16Rの下端部には略水平な枢軸34L、34Rに靴部18L、18Rが略上下方向に回動可能に連結されている。
枢軸32L、32Rは、装置使用者の左右の膝関節に対応する位置にあって、ヒトの膝関節と等価の動きが可能な左右の第2関節機構部L2、R2をなす。枢軸34L、34Rは、装置使用者の左右の足首関節に対応する位置にあって、ヒトの足首関節と等価の動きが可能な左右の第3関節機構部L3、R3をなす。
左右のベースプレート30L、30Rには、動力発生装置として、左右の電動モータ36L、36Rが取り付けられている。左右の電動モータ36L、36Rは、アシスト力発生源であり、出力軸38L、38Rに出力プーリ40L、40Rを取り付けられている。
枢軸32L、32Rには従動プーリ42L、42Rが取り付けられている。出力プーリ40L、40Rと従動プーリ42L、42Rには各々無端ベルト44L、44Rが掛け渡されている。この伝動機構により、左右の電動モータ36L、36Rの回転出力が左右の第2関節機構部L2、R2をなす左右の枢軸32L、32Rに各々個別に伝達される。つまり、左右の電動モータ36L、36Rが発生する力が左右の脚部(膝関節部分)にアシスト力(関節モーメントML、MR)として個別に与えられる。
歩行補助装置10は、左右の電動モータ36L、36Rに電力を供給するバッテリ電源(図示省略)と、左右の電動モータ36L、36Rの動作を制御する制御装置100(図4参照)を搭載している。歩行補助装置10には、各種物理量を検出するセンサとして、左右の電動モータ36L、36Rの回転角を検出するロータリエンコーダ50L、50Rと、左脚、右脚の床反力計測を行うMPセンサ52L、52R及び踵センサ54L、54Rと、股間開き角度計測を行う股間開き角度センサ56と、左脚、右脚の支持力計測を行う支持力センサ60L、60Rと、ベースプレート30L、30Rのスイング移動位置を計測するベースプレート位置センサ62L、62Rが取り付けられている。
左右のMPセンサ52L、52Rは、多軸(少なくとも鉛直方向、水平方向の2軸)の力センサであり、左右の靴部18L、18Rを着用した装置使用者のMP関節(中趾節関節)部分にほぼ対応した位置の靴内に配置されて床反力を計測する。
左右の踵センサ54L、54Rは、多軸(少なくとも鉛直方向、水平方向の2軸)の力センサであり、左右の靴部18L、18Rを着用した装置使用者の踵部分にほぼ対応した位置の靴内に配置されて床反力を計測する。
股間開き角度センサ56は、ヒンジ軸20部分にあって左右のブラケット22L、22Rの開き角を装置使用者の股間開き角度として検出する。
左脚、右脚の支持力センサ60L、60Rは、多軸(少なくとも鉛直方向、水平方向の2軸)の力センサであり、下腿リンク部材16L、16Rの下端部に取り付けられ、下腿リンク部材16L、16Rに作用する支持力を計測する。支持力センサ56L、56Rによって計測される支持力は、床反力と相関する物理量である
ベースプレート位置センサ62L、62Rは、スライダ26L、26Rに取り付けられてガイドローラ28L、28Rの回転量よりベースプレート30L、30Rのスイング移動位置を計測する。
図4に示されているように、制御装置100は、上述した各センサの信号と、装置使用者(歩行補助装置装着者)に装着された筋電計、心拍センサ、呼吸量センサ、発汗量センサ等の生体センサ58(図4参照)より筋電位、心拍数、呼吸量、発汗量等を示す信号を、腰部・胸部ジャイロセンサ64より腰部、胸部の鉛直方向に対する角速度を示す信号を、腰部・胸部加速度センサ66より腰部、胸部の鉛直方向、水平方向の加速度を示す信号を各々入力し、更に、作業者・作業内容特定情報を入力し、後述する制御則に従って、左右の電動モータ36L、36Rの動作を個別に制御する。
制御装置100は、マイクロコンピュータを含む電子制御式のものであり、コンピュータプログラムを実行して、床反力演算部102、アシスト力演算部104、制御指令演算部106を具現化する。
床反力演算部102は、MPセンサ52L、52R、踵センサ54L、54Rの各々よりセンサ信号を入力し、あるいは支持力センサ60L、60Rのセンサ信号を入力し、装置使用者の左右の足に作用する床反力FL、FRを左右個別に演算する。この実施形態では、MPセンサ52L、52R、踵センサ54L、54R、支持力センサ60L、60R等の力センサと床反力演算部102によって床反力計測手段が構成される。
アシスト力演算部104は、足位置推定・重心位置部110と、バランス補償アシスト力演算部112と、通常歩行アシスト力演算部114とを含む。
足位置推定・重心位置部110は、MPセンサ52L、52R、踵センサ54L、54Rの計測値に基づいて床反力演算部102により演算された左右の床反力FL、FR、あるいは支持力センサ60L、60Rによって計測された下腿リンク部材16L、16Rに作用する支持力を用いて装置使用者の重心位置Cを演算する。
足位置推定・重心位置演算部110は、ロータリエンコーダ50L、50Rに検出される左右の電動モータ36L、36Rの回転角より左右の第2関節機構部L2、R2の曲げ角度を演算し、当該曲げ角度とベースプレート位置センサ62L、62Rにより計測されるベースプレート30L、30Rのスイング移動位置より前後歩幅Sy(図6参照)を算出し、股間開き角度センサ56により検出される装置使用者の股間開き角度より左右足間隔Sx(図6参照)を算出する。そして、左右の床反力計測値FL、FRと、前後歩幅Syと、左右足間隔Sxとから、右足位置の推定位置(Rx,Ry)と重心位置Cとの座標位置関係を下式に従って演算する。
Rx={FL/(FL+FR)}Sx
Ry=−{FR/(FL+FR)}Sy
左足位置の推定位置(Lx,Ly)と重心位置Cとの座標位置関係は下式により算出できる。
Lx=−(Sx−Rx)
Ly=Sy−Ry
ここで、x・yは、重心位置Cを座標原点とする直交2軸座標で、xは左右方向の座標値、yは前後方向の座標値である。
バランス補償アシスト力演算部112は、足位置推定・位置演算部110によって求められた足位置の推定位置(Rx,Ry)と重心位置Cとの座標位置関係に基づいて、左右の脚の荷重負担のバランスを補償する左右のアシスト力を演算する。
通常歩行アシスト力演算部114は、ロータリエンコーダ50L、50Rに検出される左右の電動モータ36L、36Rの回転角に基づいて通常歩行に適した左右のアシスト力を演算する。
図7は、装置使用者が、図示の姿勢で、荷物Wを持つ前と持った後の左右の床反力と重心位置の変化を解図的に示している。図7において、符号FL、FRは荷物Wを持つ前の左右の床反力計測値を、符号FLw、FRwは荷物Wを持った後の前左右の床反力計測値を、符号Cは荷物Wを持つ前の重心位置を、符号Cwは荷物Wを持った後の重心位置を各々示している。
荷物Wを持つことにより、重心位置がC→Cwに変化することは、荷物Wを持つことにより左右の床反力計測値がFL→FLw、FR→FRwに変化することにより捉えることができるから、左右の床反力計測値FLw、FRwによって荷物Wを持った後の重心位置Cwを算出することができる。
通常歩行アシスト力演算部114は、例えば、計測値腰部・胸部ジャイロセンサ64より計測された装置使用者の腰部、胸部の鉛直方向に対する角速度、腰部・胸部加速度センサ66より計測された装置使用者の腰部、胸部の鉛直方向、水平方向の加速度を用いて逆運動力学モデルにより、左右の床反力計測値FL、FRから装置使用者の膝関節に働く関節モーメントML、MRを推定し、この関節モーメントML、MRが予めパラメータ設定されている目標モーメントになるように歩行の左右脚の鉛直成分の規定比率を決定し、当該規定比率に基づいて通常歩行に適した左右のアシスト力を演算する。
逆運動力学モデルによる関節モーメントML、MRの推定演算は、二足歩行移動体の関節モーメントの演算と同様に、装置使用者の下肢部の並進運動に関する方程式と回転運動に関する運動方程式とを用いて、床反力作用点に近い関節から順番に該当関節に作用するモーメントを求めるものである。この逆運動力学モデルについての詳細な説明が必要ならば、特開2003−89083号公報を参照されたい。
アシスト力演算部104は、左右の床反力計測値FL、FRの単位時間当たりの変化が所定値以上、つまり、装置使用者の重心位置が急激に変化した場合に限って、バランス補償アシスト力演算部112によって左右の脚の荷重負担のバランス補償のためのアシスト力を演算し、それ以外の時には、通常歩行アシスト力演算部114によって左右のアシスト力を演算する。バランス補償のためのアシスト力(制御目標値)は、図7に示されている例の場合、FLw−FL=ΔFLに相関する値であってよい。
制御指令演算部106は、アシスト力演算部104により演算された左右のアシスト力に応じて左右の電動モータ36L、36Rの駆動回路48L、48Rに出力する左右の制御指令値を互いに個別に演算する。
これにより、左右の床反力計測値FL、FRの単位時間当たりの変化が所定値以上になると、足の推定位置に対する重心位置Wに基づいて左右の脚の荷重負担のバランスを補償するアシスト力(免荷力)が演算され、当該アシスト力に応じて左右の電動モータ36L、36Rに出力する制御指令値が演算されるので、作業姿勢や重量物運搬等によって装置使用者の重心位置が前後左右に偏ったアンバランスな状態になった場合に、左右の脚の荷重負担のバランスが崩れたことを速やかに回復することができる。
この制御により、作業中に重量物をもった作業者の身体的負荷を軽減でき、作業効率、生産効率の向上を図ることができる。
バランスが取れた通常歩行時には、通常歩行アシスト力演算部114によって通常歩行に適した左右のアシスト力が演算設定されるので、通常歩行時の適正な歩行補助が行われる。
上述したように、左右の床反力計測値FL、FRの単位時間当たりの変化が所定値以上、つまり、装置使用者の重心位置が急激に変化し、装置使用者の重心位置を適正位置に戻すべき状態になった時に限って、装置使用者の重心位置を擬似的に適正位置に戻す制御が行われ、必要以上に装置使用者の左右の脚の荷重負担のバランスを補償する制御が行われることがない。これにより、左右の脚の荷重負担のバランスを補償する制御と、通常歩行を乱さない制御とが両立する。
なお、アシスト力演算部104は、左右の床反力計測値FL、FRの単位時間当たりの変化が所定値以上で、且つ生体センサ58により計測される電筋、心拍等の生体状態値が所定値以上の場合に限って、バランス補償アシスト力演算部112によってバランス補償のアシスト力を演算し、それ以外の時には、通常歩行アシスト力演算部114によって左右のアシスト力を演算してもよい。
この場合には、左右の床反力計測値FL、FRの単位時間当たりの変化が所定値以上になったことに加えて、装置使用者の姿勢がアンバランスになったことに起因して装置使用者の生体状態値が所定値以上になった時に限って、装置使用者の左右の脚の荷重負担のバランスを補償する制御が行われ、必要以上にバランスを補償する制御が行われることがない。これにより、左右の脚の荷重負担のバランスを補償する制御と、通常歩行を乱さない制御とが、より厳格に両立する。
なお、装置使用者の左右の脚の荷重負担のバランスを補償する制御を行う床反力計測値FL、FRの単位時間当たり変化の閾値、生体状態値の計測値の閾値は、作業者・作業内容特定情報を入力して、作業者に応じて、また、作業内容等に応じて適正値に設定されればよい。
つぎに、本実施形態による歩行補助装置の制御装置の制御ルーチンを、図5に示されているフローチャートを参照して説明する。
まず、作業者特定処理として、作業者の体格・体力情報、作業工程、作業内容、作業履歴等を含むID情報を入力する(ステップS101)。つぎに、作業・工程特定処理として、作業場所、台車等の使用具等の作業・工程情報を入力する(ステップS102)。
つぎに、ロータリエンコーダ50L、50R、MPセンサ52L、52R、踵センサ54L、54R、股間開き角度センサ56、生体センサ58の各々よりセンサ信号を入力する(ステップS103)。
つぎに、生体センサ58の計測値が閾値以上であるか否かを判別する(ステップS104)。この閾値は、ID情報、作業・工程情報に基づいて適正値に可変設定されてよい。
生体センサ58の計測値が閾値以上でなければ、通常歩行アシスト力演算部114によってアシスト力を演算する(ステップS105)。
生体センサ58の計測値が閾値以上であれば、床反力演算手段102によって床反力(計測値)FL、FRを演算する(ステップS106)。
つぎに、足位置推定・重心位置演算部110によって足の推定位置と重心位置との座標位置関係を演算する(ステップS107)。
つぎに、床反力計測値FL、FRの少なくともいずれか一方の単位時間当たりの変化量が所定値(閾値)Fc以上であるか否かを判別する(ステップS109)。所定値Fcも、ID情報、作業・工程情報に基づいて適正値に可変設定されてよい。
床反力計測値FL、FRの何れもの単位時間当たりの変化量が所定値Fc以上でない場合には、通常歩行アシスト力演算部114によってアシスト力を演算する(ステップS105)。
床反力計測値FL、FRの少なくともいずれか一方の単位時間当たりの変化量が所定値Fc以上であれば、つぎに、左足の床反力計測値FLが右足の床反力計測値FRより大きいか否かを判別する(ステップS109)。FL>FRであれば、左右の脚の荷重負担のバランスを補償するための左足のアシスト力を増加させる演算を行う(ステップS110)。
これに対し、FL>FRでなければ、右足の床反力計測値FRが左足の床反力計測値FLより大きいか否かを判別する(ステップS111)。FR>FLであれば、左右の脚の荷重負担のバランスを補償するための右足のアシスト力を増加させる演算を行う(ステップS112)。
FR>FLでなければ、すなわちFR=FLであれば、現状のアシスト力を維持する(ステップS113)。なお、FR=FLのおいて、FR、FLが前回値より増加した場合には、アシスト力を一定比率で増加してもよい。
ステップS105、110、112、113の何れかで、アシスト力が設定されると、それに応じてモータ指令値を演算し、左右の電動モータ36L、36Rの駆動回路48L、48Rへモータ指令を出力する(ステップS114)。
上述の制御により、作業中や重量物の運搬等で、歩行補助装置10を装備している作業者の前後左右のバランスが崩れた場合、重心位置が偏った側の足のアシスト力が増加され、左右の脚の荷重負担のバランスが崩れたことを速やかに回復する。
このアシスト力の増加は、バランスが崩れたことを速やかに回復することと、急激なアシスト力増加によって使用者に違和感を与えないこととを両立する度合いをもつて行われることが好ましい。
このことを満たすために、バランス補償のためのアシスト力は、たとえば、図9の特性線Aで示されているように、ある時定数をもって直線的に徐々に増加、図9の特性線Bで示されているように、2次曲線を描いて増加、図9の特性線Cで示されているように、段階的に増加すればよい。この場合、アシスト力がゼロから制御目標値に到達するまでに要する時間Tは、床反力計測値FL、FRの単位時間当たりの変化量に応じて可変設定されてよい。
他の実施形態として、アシスト力演算部104は、足位置推定・重心位置演算部110によって演算された重心位置が、図6に符号Cwで示されているように、足位置推定・重心位置演算部110によって演算された左右の足の推定位置の離間距離Dを直径とする規定円領域E外に逸脱した場合に限って、バランス補償のアシスト力を演算し、当該アシスト力に基づく制御指令を制御指令演算部109が左右の電動モータ36L、36Rの駆動回路48L、48Rへ出力してもよい。
図8は、この実施形態の制御ルーチンのフローチャートである。前述した図5のフローチャートとの相違点は、ステップS108において、重心位置が左右の足の推定位置の離間距離を直径とする規定円領域内にあるか否かを判別することである。重心位置が規定円領域E内にあれば、通常歩行アシスト力演算部114によってアシスト力を演算する(ステップS105)。これに対し、重心位置が規定円領域内になければ、ステップS109〜S113を実行し、左右の脚の荷重負担のバランスを補償するためのアシスト力を演算する。
したがって、この実施形態でも、作業中や重量物の運搬等で、歩行補助装置10を装備している作業者の前後左右のバランスが崩れた場合、重心位置が偏った側の足のアシスト力が増加され、左右の脚の荷重負担のバランスが崩れたことを速やかに回復することができる。
この実施形態でも、アシスト力の増加は、バランスが崩れたことを速やかに回復することと、急激なアシスト力増加によって使用者に違和感を与えないこととを両立する度合いをもつて行われることが好ましい。
このことを満たすために、たとえば、重心位置が規定円領域Eを越えた時点、あるいは重心位置が規定円領域Eの外郭に近づき始めた時点で、バランス補償のためのアシスト力の付与を開始し、図9の特性線A〜Cにより示されているような特性をもって徐々にあるいは段階的に増加すればよい。
また、図10に示されているように、バランス補償のためのアシスト力を、重心位置の規定円領域Eより逸脱量に応じて、特性線Fで示されているように、直線的に徐々に増加、図10の特性線Gで示されているように、2次曲線を描いて増加、図10の特性線Hで示されているように、段階的に増加してもよい。
本発明による制御装置が適用される歩行補助装置の一つの実施形態の概要を示す斜視図である。 本発明による制御装置が適用される歩行補助装置の一つの実施形態を示す側面図である。 本発明による制御装置が適用される歩行補助装置の一つの実施形態の要部を示す正面図である。 本発明による歩行補助装置の制御装置の一つの実施形態を示すブロック図である。 本発明による歩行補助装置の制御装置が行う制御ルーチンの一つの実施形態を示すフローチャートである。 本発明による歩行補助装置の制御装置における足位置推定と重心位置との関係を示すグラフである。 装置使用者が荷物を持つ前と持った後の左右の床反力の変化と重心位置の変化を解図的に示す説明図であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。している。 本発明による歩行補助装置の制御装置が行う制御ルーチンの他の実施形態を示すフローチャートである。 本発明による歩行補助装置の制御装置におけるバランス補償のためのアシスト力制御特性の一例を示すグラフである。 本発明による歩行補助装置の制御装置におけるバランス補償のためのアシスト力制御特性の他の例を示すグラフである。
符号の説明
10 歩行補助装置
12 サドル部
14L、14R 大腿リンク部材
16L、16R 下腿リンク部材
18L、18R 靴部
L1、R1 第1関節機構部
L2、R2 第2関節機構部
L3、R3 第3関節機構部
36L、36R 電動モータ
50L、50R ロータリエンコーダ
52L、52R MPセンサ
54L、54R 踵センサ
56 股間開き角度センサ
58 生体センサ
100 制御装置
102 床反力演算部
104 アシスト力演算部
106 制御指令演算部
110 足位置推定・重心位置演算部
112 バランス補償アシスト力演算部
114 通常歩行アシスト力演算部

Claims (8)

  1. 動力発生装置が発生する力を左右の脚部にアシスト力として個別に与える歩行補助装置の制御装置であって、
    装置使用者の左右の足に作用する床反力を左右個別に計測する床反力計測手段と、
    前記床反力計測手段によって計測された床反力を用いて装置使用者の左右の脚の荷重負担のバランスを補償するアシスト力を演算するアシスト力演算手段と、
    前記アシスト力演算手段により演算されたアシスト力に応じて前記動力発生装置に出力する左右個別の制御指令値を演算する制御指令演算手段と、
    を有する歩行補助装置の制御装置。
  2. 前記アシスト力演算手段は、前記床反力計測手段によって計測された床反力を用いて装置使用者の左右の足の推定位置と装置使用者の重心位置との位置関係を演算する足位置推定・重心位置演算部と、前記足位置推定・重心位置演算部によって演算された重心位置に基づいて装置使用者の左右の脚の荷重負担のバランスを補償するアシスト力を演算するバランス補償アシスト力演算部とを含む請求項1に記載の歩行補助装置の制御装置。
  3. 前記アシスト力演算手段は、前記床反力計測手段によって計測された床反力の単位時間当たりの変化量が所定値以上の場合に、バランス補償の前記アシスト力を演算する請求項1または2に記載の歩行補助装置の制御装置。
  4. 装置使用者の生体状態値を計測する生体計測手段を有し、
    前記アシスト力演算手段は、前記床反力計測手段によって計測された床反力の単位時間当たりの変化が所定値以上で、且つ前記生体計測手段によって計測される生体状態値が所定値以上の場合に限って、バランス補償の前記アシスト力を演算し、当該アシスト力に基づく制御指令を前記制御指令演算手段が前記動力発生装置に出力する請求項1から3の何れか一項に記載の歩行補助装置の制御装置。
  5. 前記アシスト力演算手段は、前記足位置推定・重心位置演算部によって演算された重心位置が、前記足位置推定・重心位置演算部によって演算された左右の足の推定位置の離間距離を直径とする円形領域外に逸脱した場合に、バランス補償の前記アシスト力を演算し、当該アシスト力に基づく制御指令を前記制御指令演算手段が前記動力発生装置に出力する請求項1から3の何れか一項に記載の歩行補助装置の制御装置。
  6. バランス補償のための前記アシスト力を徐々にあるいは段階的に増加する請求項1から5の何れか一項に記載の歩行補助装置の制御装置。
  7. バランス補償のための前記アシスト力を重心位置の前記規定円領域より逸脱量に応じて徐々にあるいは段階的に増加する請求項5に記載の歩行補助装置の制御装置。
  8. 動力発生装置が発生する力を左右の脚部にアシスト力として個別に与える歩行補助装置の制御方法であって、
    装置使用者の左右の足に作用する床反力を左右個別に計測し、床反力の計測値を用いて装置使用者の左右の脚の荷重負担のバランスを補償するアシスト力を演算し、演算されたアシスト力に応じて前記動力発生装置に出力する制御指令値を演算する歩行補助装置の制御方法。
JP2008206401A 2008-08-08 2008-08-08 歩行補助装置の制御装置および制御方法 Active JP5147595B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008206401A JP5147595B2 (ja) 2008-08-08 2008-08-08 歩行補助装置の制御装置および制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008206401A JP5147595B2 (ja) 2008-08-08 2008-08-08 歩行補助装置の制御装置および制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010042069A true JP2010042069A (ja) 2010-02-25
JP5147595B2 JP5147595B2 (ja) 2013-02-20

Family

ID=42013960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008206401A Active JP5147595B2 (ja) 2008-08-08 2008-08-08 歩行補助装置の制御装置および制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5147595B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013145769A1 (ja) 2012-03-30 2013-10-03 国立大学法人九州大学 歩行運動補助具
JP2015529574A (ja) * 2012-09-17 2015-10-08 プレジデント アンド フェローズ オブ ハーバード カレッジ 人間動作を補助するための軟性外骨格スーツ
US10278883B2 (en) 2014-02-05 2019-05-07 President And Fellows Of Harvard College Systems, methods, and devices for assisting walking for developmentally-delayed toddlers
JP2019081244A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 アシスト装置、アシスト方法及びプログラム
JP2019081247A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 アシスト装置、アシスト方法及びプログラム
US10434030B2 (en) 2014-09-19 2019-10-08 President And Fellows Of Harvard College Soft exosuit for assistance with human motion
US10843332B2 (en) 2013-05-31 2020-11-24 President And Fellow Of Harvard College Soft exosuit for assistance with human motion
US10864100B2 (en) 2014-04-10 2020-12-15 President And Fellows Of Harvard College Orthopedic device including protruding members
US11014804B2 (en) 2017-03-14 2021-05-25 President And Fellows Of Harvard College Systems and methods for fabricating 3D soft microstructures
US11324655B2 (en) 2013-12-09 2022-05-10 Trustees Of Boston University Assistive flexible suits, flexible suit systems, and methods for making and control thereof to assist human mobility
CN115300864A (zh) * 2022-07-14 2022-11-08 深圳先进技术研究院 一种用于横向行走康复的髋关节外骨骼
US11498203B2 (en) 2016-07-22 2022-11-15 President And Fellows Of Harvard College Controls optimization for wearable systems
US11590046B2 (en) 2016-03-13 2023-02-28 President And Fellows Of Harvard College Flexible members for anchoring to the body

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003079684A (ja) * 2001-06-27 2003-03-18 Honda Motor Co Ltd トルク付与システム
JP2006167313A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Honda Motor Co Ltd 脚体運動補助装具の補助モーメント制御方法
JP2007068580A (ja) * 2005-09-02 2007-03-22 Honda Motor Co Ltd 運動補助装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003079684A (ja) * 2001-06-27 2003-03-18 Honda Motor Co Ltd トルク付与システム
JP2006167313A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Honda Motor Co Ltd 脚体運動補助装具の補助モーメント制御方法
JP2007068580A (ja) * 2005-09-02 2007-03-22 Honda Motor Co Ltd 運動補助装置

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013208397A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Kyushu Univ 歩行運動補助具
US9763847B2 (en) 2012-03-30 2017-09-19 Kyushu University, National University Corporation Walking movement aid
WO2013145769A1 (ja) 2012-03-30 2013-10-03 国立大学法人九州大学 歩行運動補助具
JP2015529574A (ja) * 2012-09-17 2015-10-08 プレジデント アンド フェローズ オブ ハーバード カレッジ 人間動作を補助するための軟性外骨格スーツ
US11464700B2 (en) 2012-09-17 2022-10-11 President And Fellows Of Harvard College Soft exosuit for assistance with human motion
US10427293B2 (en) 2012-09-17 2019-10-01 Prisident And Fellows Of Harvard College Soft exosuit for assistance with human motion
US10843332B2 (en) 2013-05-31 2020-11-24 President And Fellow Of Harvard College Soft exosuit for assistance with human motion
US11324655B2 (en) 2013-12-09 2022-05-10 Trustees Of Boston University Assistive flexible suits, flexible suit systems, and methods for making and control thereof to assist human mobility
US10278883B2 (en) 2014-02-05 2019-05-07 President And Fellows Of Harvard College Systems, methods, and devices for assisting walking for developmentally-delayed toddlers
US10864100B2 (en) 2014-04-10 2020-12-15 President And Fellows Of Harvard College Orthopedic device including protruding members
US10434030B2 (en) 2014-09-19 2019-10-08 President And Fellows Of Harvard College Soft exosuit for assistance with human motion
US11590046B2 (en) 2016-03-13 2023-02-28 President And Fellows Of Harvard College Flexible members for anchoring to the body
US11498203B2 (en) 2016-07-22 2022-11-15 President And Fellows Of Harvard College Controls optimization for wearable systems
US11014804B2 (en) 2017-03-14 2021-05-25 President And Fellows Of Harvard College Systems and methods for fabricating 3D soft microstructures
JP2019081247A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 アシスト装置、アシスト方法及びプログラム
JP7142254B2 (ja) 2017-10-31 2022-09-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 アシスト装置、アシスト装置の作動方法及びプログラム
JP7142252B2 (ja) 2017-10-31 2022-09-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 アシスト装置、アシスト装置の作動方法及びプログラム
JP2019081244A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 アシスト装置、アシスト方法及びプログラム
CN115300864A (zh) * 2022-07-14 2022-11-08 深圳先进技术研究院 一种用于横向行走康复的髋关节外骨骼

Also Published As

Publication number Publication date
JP5147595B2 (ja) 2013-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5147595B2 (ja) 歩行補助装置の制御装置および制御方法
EP2033612B1 (en) Control device for walking assistance device
EP1897523B1 (en) Walking assisting device
JP4417300B2 (ja) 歩行補助装置
EP2050428B1 (en) Control device for walking assistance device
EP1726281B1 (en) Walking assist apparatus
EP1905406B1 (en) Walking assistance device
JP5697947B2 (ja) 下肢動作支援装置
EP1627712B1 (en) Method of assuming acting point of floor reaction force to biped walking mobile body and method of assuming joint moment of biped walking mobile body
JP5188279B2 (ja) 歩行補助装置
JP4666645B2 (ja) 歩行補助装置の制御装置
EP1627711B1 (en) Method of assuming acting point of floor reaction force to biped walking mobile body and method of assuming joint moment of biped walking mobile body
JP5137704B2 (ja) 歩行補助装置の制御装置
JP2014195506A (ja) 歩行補助装置
JP5075783B2 (ja) 歩行補助装置の制御装置
JP2014068873A (ja) つま先角度検出装置、脚部関節モーメント検出装置及び歩行補助装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101126

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5147595

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250